JPH07169304A - 自動車用ヘッドライト、及びこのヘッドライトの反射器を製造する方法 - Google Patents

自動車用ヘッドライト、及びこのヘッドライトの反射器を製造する方法

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JPH07169304A
JPH07169304A JP6229878A JP22987894A JPH07169304A JP H07169304 A JPH07169304 A JP H07169304A JP 6229878 A JP6229878 A JP 6229878A JP 22987894 A JP22987894 A JP 22987894A JP H07169304 A JPH07169304 A JP H07169304A
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    • F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/30—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
    • F21S41/32—Optical layout thereof
    • F21S41/33—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature
    • F21S41/334—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors
    • F21S41/336—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors with discontinuity at the junction between adjacent areas

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドライトの反射器により照射光を照射方
向(Δ)に集束させ、カバーガラスとして光偏向レンズ効
果のない平滑なものを使用できるようにして、外観デザ
インを任意に構成できるようにする。 【構成】 反射鏡の基準反射面２３を、多角形の領域４
１の直交面４０で形成される投影面２４で置き換え、直
交面４０は、所望の光量分布の照射光量を得るように形
成され、直交領域４１は、カバーガラス３０に線条縞を
設けた場合と同等な光量分布が得られるように、基準反
射面２３と投影面２４との間の水平面に対して異なる偏
位量(δ)を設けて、カバーガラスに設けた場合の線条縞
と同様な断面形状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドライトに関し、
特に、自動車用のヘッドライトに関する。
【０００２】本発明は、特に、カップ型覆いのないフィ
ラメントランプなどの光源と、光源の像を、水平な軸線
を有する照射方向に、所要の光量分布で形成する反射面
を有する反射鏡と、カバーガラスとを備えるヘッドライ
トに関する。
【０００３】実施例では、反射鏡の反射面を、光源から
のすべての像が、所定の遮断面の下方へ来るように構成
してあるが、本発明は、それに限定されるものではな
い。
【０００４】
【従来の技術】フランス国特許公開第２,５３６,５０２
号公報及び同第２,５３６,５０３号公報には、特殊な形
状の反射面によって、下向きの光ビーム及び霧灯ビーム
を形成するようにしたヘッドライトが記載されている。
【０００５】この形式のヘッドライトは、カップ型覆い
や遮蔽スクリーンを使用する必要がないのみならず、カ
バーガラスが高屈折特性を備える必要がなく、しかも、
照射光ビームを、特に垂直方向に良好な光量分布をもっ
て、射出することができるものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのヘッ
ドライトは、従来のヘッドライトと同様に、照射光ビー
ムを、特に水平方向に、より均一な光量分布で照射する
ためには、（線条縞あるいは段差つき線条縞などの）光
偏向領域を設けたカバーガラスを使用することが、依然
として必要である。
【０００７】このような場合、自動車の外観上の要求な
どによって、カバーガラスをかなりの角度で傾斜させた
場合、カバーガラスの傾斜角度が大きくなるにしたがつ
て、光偏向領域を設けることが困難になり、かつ、その
効率が低下する。
【０００８】本発明の１つの目的は、反射鏡のみによっ
て、標準的な光ビームを、均一に照射できるようにした
ヘッドライトを提供することであり、それによって、平
滑なカバーガラス、もしくは光偏向機能のない、すなわ
ち、純粋に装飾的で、光学的な作用をもたない線条縞を
設けたカバーガラスを使用することができるヘッドライ
ト、及びそれに使用される反射鏡の製造方法を提供する
ことである。
【０００９】この目的を達成するための本発明の本質
は、ヘッドライトの反射鏡に直接に線条縞を形成し、そ
の線条縞を、従来のヘッドライトの光偏向ガラスと同様
なやり方で、領域内に配列して、所望の結果が得られる
ようにしたものである。
【００１０】イギリス国特許公開第４３５,９４５号公
報には、ガラスから、光偏向用線条縞をなくすることが
できるヘッドライトが記載されている。このヘッドライ
トは、水平方向の放物線状薄片を積層して、積層された
各薄片が独立した反射鏡を形成し、正確な放物面形式の
光偏向面を構成している。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、次ぎのとおりに構成されている。
【００１２】光源(10)と、光源からの光束を、水平な光
軸に沿った照射方向(Δ)に形成する基準反射面(33)を備
える反射鏡(20)と、本質的に光偏向用線条縞を有しない
カバーガラス(30)とで構成され、反射鏡は、基準反射面
(23)の少なくとも一部を、輪郭が長方形などの多角形の
領域(41)を形成して、基準反射面上に照射方向(Δ)に沿
った直交面(40)を形成した投影面(24)で置き換えてあ
り、直交面は、所望の光量分布の照射光量を得るように
形成され、直交された領域(41)は、カバーガラスに線条
縞の領域を設けた場合と同等な光量分布が得られるよう
に、基準反射面と投影面との間の水平面に対して異なる
偏位角(δ)を設けて、カバーガラスの線条縞と同様な断
面形状を備えることを特徴とする自動車用ヘッドライ
ト。
【００１３】反射鏡の基準反射面が、光源からの光束
を、所定の遮光範囲より下方に照射するように、解析に
より決定された面(23)であることが望ましい。
【００１４】投影面が、互いに隣接する２個ずつの投影
面を、境界の縁端(25)に沿って隙間なしに連接されてい
ることが望ましい。
【００１５】あるいは、投影面が、互いに隣接する２個
ずつの投影面を、境界の縁端に沿って段差(26)を介して
連接するようにしてもよい。
【００１６】反射鏡の少なくとも主要部における投影面
(42)(43)が、それぞれの共通の縁端に沿って、互いに水
平方向に連接されていることが望ましい。
【００１７】本発明の反射派の製造方法は、次ぎのとお
りに構成されている。
【００１８】光源からの光束を所望の光量分布で形成す
る反射鏡(20)を備え、投射器に、本質的に光偏向用の線
条縞を持たないカバーガラスを備える、自動車用ヘッド
ライトの反射鏡を製造する方法であって、光源からの光
束が、水平な光軸である照射方向(Δ)における基準光量
分布を形成するように、反射鏡の基準反射面を決定する
ステップと、基準反射面の複数個の領域の少なくとも一
部を、外形を、基準反射面上に光軸方向(Δ)に沿って、
長方形などの多角形の領域(41)の直交面(40)を形成した
投影面(24)で置き換え、直交面を、所要の光量分布の光
束が得られるように形成し、直交領域を、カバーガラス
に線条縞領域を形成したのと同じ結果が得られるよう
に、基準反射面と投影面との間の水平面に対して、異な
る偏位角(δ)を選定して、カバーガラスに形成される線
条縞と同じ断面形状に形成するステップと、基準反射面
と投影面とを決定するデータの関数としての機械加工に
より、反射鏡を成型する型を作成するステップと、及び
その型を用いて反射鏡を成型するステップ、とで構成し
たことを特徴とする自動車用ヘッドライトの反射鏡の製
造方法。
【００１９】反射鏡(20)の基準反射面(23)が、光源から
の光束を、所定の遮光範囲より下方に照射するように、
解析により決定された面(23)であることが望ましい。
【００２０】投影面が、互いに隣接する２個ずつの投影
面を、境界の縁端(25)に沿って隙間なしに連接されてい
ることが望ましい。
【００２１】あるいは、投影面が、互いに隣接する２個
ずつの投影面を、段差(26)を介して連接されていてもよ
い。
【００２２】反射鏡の少なくとも主要部(42)(43)におい
て、隣接する投影面が、それらの共通の縁端に沿って、
互いに水平方向に連接されていることが望ましい。
【００２３】
【作用】反射鏡の基準反射面(23)に配置された各領域
を、それらの領域で反射した光源からの光束が、カバー
ガラス(30)に光偏向用線条縞を設けた場合と同じように
集束されるように形成することにより、線条縞を有しな
い平滑なカバーガラスを備え、所望の照射光分布をなし
うるヘッドライトが得られる。
【００２４】
【実施例】図１は、本発明を適用した自動車用ヘッドラ
イトの概略断面図で、フィラメントランプである光源(1
0)と、本発明による特殊な反射面を備える反射鏡(20)
と、切頭型の２個の半円筒体(21)(22)と、カバーガラス
(30)とで構成されている。
【００２５】光源(10)から放射される光束の遮蔽は、カ
ップ型覆いや遮光スクリーンによらず、反射鏡(20)のみ
によって行われる。
【００２６】この装置は、自動車から前方へ照射される
光ビームを、水平な軸線方向の照射方向(Δ)に向けて投
射するものである。
【００２７】当然ながら、フィラメント型ランプに代え
て、アーク放電型ランプを使用してもよい。
【００２８】本発明の特徴は、カバーガラス(30)が、実
質的に平滑であるか、もしくは線条縞を設けるとして
も、光学的な機能を有せず、単に装飾的なものであっ
て、光ビームを水平方向に均一に分配する機能は、もっ
ぱら反射鏡(20)のみによって行われることである。
【００２９】これを行うために、照射方向(Δ)と直交す
る直交面(40)に線条縞の領域が形成され、従来の光偏向
カバーガラスにおける照射方向(Δ)と直交する線条縞領
域を使用したのと全く同じような視覚的効果が得られる
ようになっている。
【００３０】図３は、自動車の左側のヘッドライトに適
用した、本発明の第１実施例の光偏向領域の配列状態を
示す正面図である。
【００３１】符号(41)で示す光の偏向領域は、互いに連
続的に、もしくは非連続的に配列されている。
【００３２】図２に示すように、各偏向領域(41)は、照
射方向(Δ)に沿って、反射鏡(20)の基準反射面(23)上に
投射される。
【００３３】これは、外形が多角形である各偏向領域(4
1)を、反射鏡(20)の曲面に対応する反射部(24)とする効
果を有し、線条縞を形成する投影面は、各反射領域(24)
の位置に形成される。
【００３４】この投影面(24)は、基準反射面(23)(すな
わち、解析によって決定された面)に、水平面に対して
異なる偏位量(δ)をもつて、カバーガラスに形成される
線条縞と同じ態様で配置される。
【００３５】線条縞の断面形状は、図４に示すように、
基準反射面(23)の法線方向に、０.１mmないし０.５mmの
偏位量(δ)で、僅かに湾曲して突出している。
【００３６】線条縞にプリズム作用を与える場合には、
偏位量を大きくする。
【００３７】図４には、完全な線条縞、すなわち、隣接
する反射領域(24)が、共通の境界線に沿って隙間なしに
連接されている場合を示す。
【００３８】変形例として、完全な線条縞に代えて、図
５に示すような、互いに段差(26)を介して、実質的に垂
直方向に連接された段差つき線条縞を設けることも可能
である。段差(26)は、段差つき線条縞の実質的な垂直方
向の配列を妨げないように形成される。
【００３９】段差(26)によって生じる不都合は、段差(2
6)が、単に光束を横方向に偏向させるだけにすぎない。
【００４０】図６は、本発明の第２実施例(右側のヘッ
ドライトを示す)の正面図で、「変形された」線条縞、
すなわち、断面が長さ方向に連続的に変化した各種の線
条縞を、反射鏡の主要部分を占める各偏向領域(41)に、
互いに縁端を接して水平方向に連接したものである。
【００４１】第１実施例において、水平方向の移行領域
を設けたことに基づく不連続性は、照射光パターンにま
ぶしい水平線を生じ、かつ、反射鏡を保護するためのワ
ニスを塗布した場合には、ワニスが不連続部分の周辺に
予測できない密度で、不均一に付着して、まぶしさが増
加する問題がある。
【００４２】この不都合は、変形された線条縞を適用す
ることによって、緩和することができる。
【００４３】
【発明の効果】
(ａ) ヘッドライトの照射光束を照射方向に集束する手
段を、反射鏡に所要の断面形状で形成した線条縞とし
て、カバーガラスに、光偏向用の線条縞を設けないた
め、ヘッドライトの外観を任意のデザインで構成するこ
とができる。
【００４４】(ｂ) カバーガラスは、線条縞のない平滑
なものや、光を偏向さる光学的機能を備えない、単に装
飾的な模様を付したものを、任意に選択して使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のヘッドライトの概略断面図である。
【図２】直交される偏向領域を想定した面を、反射鏡の
反射面の線条領域に配分する要領を示す説明図である。
【図３】図２の偏向領域の正面図である。
【図４】図１及び図２の反射鏡の第１実施例における、
反射面の水平方向の断面図である。
【図５】本発明の変形実施例における、図４と同じ断面
図である。
【図６】本発明の第２実施例における偏向領域の正面図
である。
【符号の説明】
(10) 光源 (20) 反射鏡 (21)(22) 半円筒体 (23) 基準反射面 (24) 反射部 (25) 隣接領域の境界 (26) 段差 (30) カバーガラス (40) 直交面 (41) 偏向領域 (Δ) 照射方向 (δ) 偏位量

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】光源(10)と、 光源(10)からの光束を、水平な光軸に沿った照射方向
    (Δ)に形成する基準反射面(23)を備える反射鏡(20)と、 実質的に光偏向用線条縞を有しないカバーガラス(30)と
    を備え、 反射鏡(20)の基準反射面(23)の少なくとも一部を、輪郭
    が長方形などの多角形の領域(41)を形成して、基準反射
    面(23)上に照射方向(Δ)に沿う直交面(40)を形成した投
    影面(24)と置き換えてあり、直交面(40)は、所望の光量
    分布の照射光量を得るように形成され、列設された領域
    (41)は、カバーガラスに線条縞の領域を設けた場合と同
    等の光量分布が得られるように、基準反射面(23)と投影
    面との間の水平面に対して異なる偏位角(δ)を設けて、
    カバーガラスの線条縞と同様の断面形状としてあること
    を特徴とする自動車用ヘッドライト。
  2. 【請求項２】反射鏡(20)の基準反射面(23)が、光源(10)
    からの光束を、所定の遮光範囲より下方に照射するよう
    に、解析により決定された反射面であることを特徴とす
    る請求項１に記載の自動車用ヘッドライト。
  3. 【請求項３】投影面が、互いに隣接する２個ずつの投影
    面(24)を、境界の縁端(25)に沿って隙間なしに連接した
    ものであることを特徴とする請求項１または２に記載の
    自動車用ヘッドライト。
  4. 【請求項４】投影面が、互いに隣接する２個ずつの投影
    面を、境界の縁端に沿って段差(26)を介して連接されて
    いることを特徴とする請求項１または２に記載の自動車
    用ヘッドライト。
  5. 【請求項５】反射鏡の少なくとも主要部における投影面
    (42)(43)が、それぞれの共通の縁端に沿って、互いに水
    平方向に連接されていることを特徴とする請求項１また
    は２に記載の自動車用ヘッドライト。
  6. 【請求項６】光源からの光束を所望の光量分布で形成す
    る反射鏡(20)を備え、投射器に、本質的に光偏向用の線
    条縞を持たないカバーガラスを備える、自動車用ヘッド
    ライトの反射鏡を製造する方法であって、 光源からの光束が、水平な光軸である照射方向(Δ)にお
    ける基準光量分布を形成するように、反射鏡の基準反射
    面を決定するステップと、 基準反射面の複数個の領域の少なくとも一部を、外形
    を、基準反射面上に光軸方向(Δ)に沿って、長方形など
    の多角形の領域(41)の直交面(40)を形成した投影面(24)
    で置き換え、直交面を、所要の光量分布の光束が得られ
    るように形成し、直交領域を、カバーガラスに線条縞領
    域を形成したのと同じ結果が得られるように、基準反射
    面と投影面との間の水平面に対して、異なる偏位角(δ)
    を選定して、カバーガラスに形成される線条縞と同じ断
    面形状に形成するステップと、 基準反射面と投影面とを決定するデータの関数としての
    機械加工により、反射鏡を成型する型を作成するステッ
    プと、及びその型を用いて反射鏡を成型するステップ、 とで構成したことを特徴とする自動車用ヘッドライトの
    反射鏡の製造方法。
  7. 【請求項７】反射鏡の基準反射面が、光源からの光束
    を、所定の遮光範囲より下方に照射するように、解析に
    より決定された面(23)であることを特徴とする請求項６
    に記載の自動車用ヘッドライトの反射派の製造方法。
  8. 【請求項８】投影面が、互いに隣接する２個ずつの投影
    面を、境界の縁端(25)に沿って隙間なしに連接されてい
    ることを特徴とする請求項６または７に記載の自動車用
    ヘッドライトの反射鏡の製造方法。
  9. 【請求項９】投影面が、互いに隣接する２個ずつの投影
    面を、段差(26)を介して連接されていることを特徴とす
    る請求項６または７に記載の自動車用ヘッドライトの反
    射鏡の製造方法。
  10. 【請求項１０】反射鏡の少なくとも主要部(42)(43)にお
    いて、隣接する投影面が、それらの共通の縁端に沿っ
    て、互いに水平方向に連接されていることを特徴とする
    請求項６または７に記載の自動車用ヘッドライトの反射
    鏡の製造方法。
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