JPH07169160A - 磁気記録再生装置のテープガイド装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のテープガイド装置

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JPH07169160A
JPH07169160A JP6300802A JP30080294A JPH07169160A JP H07169160 A JPH07169160 A JP H07169160A JP 6300802 A JP6300802 A JP 6300802A JP 30080294 A JP30080294 A JP 30080294A JP H07169160 A JPH07169160 A JP H07169160A
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Toshio Imai
登志男 今井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性がよくて製造コストが低いしかも高い
信頼性が得られる磁気記録再生装置のテープガイド装置
を提供する。 【構成】 ガイドベース4の反ガイドポール側にガイド
ポール5の軸8よりも小径の孔14aを有すると共にガ
イド部材6の反ガイドベース摺接面側に摺接しうる抜け
止め14bを有しかつ樹脂等の弾性体からなるブッシュ
14を備えることにより、ブッシュ14の孔14aがガ
イドポールの軸8との摩擦力によりガイドポール5をガ
イドベース4に係止するし、またブッシュ14の抜け止
め14bによってガイドベース4がガイド部材6から脱
落するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VTR等の磁気記録
再生装置のテープガイド装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の磁気記録再生装置を示す平
面図であり、図において1はカセット、2はカセット1
内に収納された磁気テープ、3は回転磁気ヘッド(図示
せず)を搭載したドラム、4は磁気テープ2をドラム3
に巻装すべくカセット1内の非引出し位置と所定の磁気
テープ2の走行路を形成する引出し位置との間を移動す
るガイドベース、5はガイドベース4に係止されて磁気
テープ2の走行を案内するガイドポール、6はガイドベ
ース3の移動を案内するダイキャスト等による金属製の
ガイド部材である。
【0003】図7は図6のテープガイド装置を示す縦断
側面図であり、図において7はガイドポール5の上部ま
たは下部の少なくともどちらか一方に設けられて磁気テ
ープ2の走行高さを規制するフランジ、8はガイドポー
ル5を軸方向および回動方向に容易に移動しうるように
ガイドベース4の孔4aに係合するガイドポールの軸、
9は軸8に固設されて軸8を回転させることによりガイ
ドポール5の高さを調整しうるようにガイドベース4の
ネジ穴4bに係合するネジ部、10はガイドポール5を
高さ調整した後ガイドベース4に固定するためにガイド
ベース4の側方から軸8を押圧して締付ける止めネジ、
11はガイドベース4が移動時にガイド部材6から脱落
することを防止する抜け止め部材で、例えば実開昭64
−37935号公報に示されるようにガイド部材6のガ
イドベース4が摺接する面6aと反対側の面6bに摺接
しうるようにガイドベース4の下部にビス12により固
定されている。
【0004】次に動作について説明する。カセット1内
に収納された磁気テープ2は、ガイド部材6によって案
内されてカセット1内の非引出し位置から所定の走行路
を形成する引出し位置へと移動するガイドベース4に係
止されたガイドポール5によってカセット1から引出さ
れ、ドラム3に対して所定の角度で斜めに巻装される。
磁気テープ2とドラム3との間で適正に信号の伝送が行
なわれるように、引出し位置においてガイドポール5の
高さをネジ部9により調整することによってフランジ7
の高さを変化させ、磁気テープ2が所定の高さで走行す
るように規制する。上記高さ調整を行なった後、止めネ
ジ10を締付けることによりガイドポール5をガイドベ
ース4に固定する。
【0005】また、ガイドポール5の固定方法として
は、特開平1−125755号公報に示される構造も考
えられていた。すなわち、図8に示すようにガイドポー
ル5の軸8にネジ部9を圧入固着し、かつこのネジ部9
の外周に樹脂13を焼付けたものである。このように構
成された装置では、樹脂13によりネジ部9の摩擦抵抗
が大きくなるので、図7に示すような止めネジ10を用
いなくてもガイドポール5のゆるみを防止することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置のテープガイド装置は以上のように構成されているの
で、ガイドポールの固定方法として止めネジ10を使用
する図7に示す場合にはガイドベース4の側方からタッ
プ加工が必要となるために加工工程が複雑となり製造コ
ストが増大するという問題点があり、またネジ部9に焼
付けた樹脂13の摩擦力を使用する図8に示す場合には
樹脂13の厚みの管理が困難であるためにガイドポール
5のガイドベース4へのねじ込みが困難となったり、ね
じ込みトルクのバラツキが大きくなったりして作業性、
信頼性が悪くなるという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、生産性がよくて製造コストが低
くしかも高い信頼性が得られる磁気記録再生装置のテー
プガイド装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置のテープガイド装置は、ガイドベースの反ガイ
ドポール側にガイドポールの軸よりも小径の孔を有する
と共にガイド部材の反ガイドベース摺接面側に摺接しう
る抜け止めを有しかつ樹脂等の弾性体からなるブッシュ
を備えたものである。また、この発明に係るテープガイ
ド装置は、ガイド部材のガイドベースが摺接する面と反
対側の面に摺接する抜け止めをガイドベースに一体成形
したものである。
【0009】
【作用】この発明においては、ブッシュに設けた孔が止
めネジ等を用いることなく軸との摩擦力によりガイドポ
ールをガイドベースに係止するし、またブッシュに設け
た抜け止めによって他の個別の抜け止め部材を用いるこ
となくガイドベースがガイド部材から脱落するのを防止
する。また、この発明においては、ガイドべースに一体
成形された抜け止めによって個別の抜け止め部材を設け
ることなくガイドベースがガイド部材から脱落するのを
防止する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1および図2
について説明する。図1は縦断側面図、図2はガイドポ
ールのねじ込み途中を示す部分図であり、上記従来のも
のと同一または相当部分には同一符号を付して説明を省
略する。
【0011】図において、14はガイドベース4の反ガ
イドポール側4cに圧入等の手段により固設されたブッ
シュで、例えばポリアセタール樹脂等の弾性体からなっ
ている。14aはブッシュ14にガイドポール5の軸8
をブッシュ14のガイドベース4の穴4dからの抜去力
よりも軸8の挿入力が小さいような絞りばめ状態で保持
すべく設けられた軸8の外径よりも小径の孔、14bは
ガイド部材6のガイドベース4が摺接する面6aと反対
側の面6bに摺接しうるようにブッシュ14に設けたフ
ランジ状の抜け止めである。
【0012】ガイドポール5のガイドベース4への挿入
時、図2に示すように軸8の先端がガイドベース4にあ
らかじめ固設されたブッシュ14の穴14aに到達する
前にネジ部9がガイドベース4のねじ穴4bに係合する
ように構成することにより、ガイドポール5はガイドベ
ース4に容易にねじ込むことができ、従来のようにネジ
部9に樹脂13を焼付けた図8に示す場合のようにガイ
ドポール5のねじ込みが困難になるという問題が生じな
い。
【0013】さらにガイドポール5をガイドベース4の
ネジ穴4bにねじ込んでいくと、軸8は穴14aに絞り
ばめ状態で係合し、軸8と穴14aとの間の摩擦力より
も大きなトルクでガイドポール5を回すことによりガイ
ドポール5の高さ調整を行ない、調整後は上記摩擦力に
よりガイドポール5をガイドベース4に係止する。この
ため、従来のような止めネジ10は不要であり、ガイド
ベース4の側方からのタップ加工も必要ないため製造コ
ストを低くできる。また穴14aは射出成形等により寸
法精度よくかつバラツキを少なく加工できるため、上記
摩擦力のバラツキは少なく、信頼性の高いものが得られ
る。そして、側方から止めネジ10を締め付けることに
よってガイドポール5が傾いてしまうという問題も生じ
ない。ブッシュ14にはフランジ状の抜け止め14bを
一体的に形成しているため、図7に示す従来のように個
別の抜け止め部材11を設ける必要がなく、製造コスト
を低くすることができる。
【0014】なお、上記実施例ではブッシュ14にフラ
ンジ状の抜け止め14bを設けたものを示したが、抜け
止め14bの形状は円板状、角形、異形等であってもよ
く、射出成形により容易に製造することができる。ま
た、抜け止め14bはブッシュ14の全周に設ける必要
はなく、少なくとも一部分に設ければよい。
【0015】次に、この発明の他の実施例を図3および
図4について説明する。図3はガイドベースを示す平面
図、図4は図3の線IV−IVの断面図であり、上記従
来のものと同一または相当部分には同一符号を付して説
明を省略する。図において、15はガイドベース4のガ
イドポール係止部4Aの反ガイドポール側4cに設けた
抜け止めで、ガイド部材6のガイドベース4が摺接する
面6aと反対側の面6bに摺接するように設けられてい
る。この抜け止め15とガイドベース4とガイドポール
係止部4Aとは射出成形法によりPPS樹脂で一体成形
されている。
【0016】ガイド部材6のガイドベース4が摺接する
面6aと反対側の面6bに摺接するようにガイドベース
4に一体成形した抜け止め15は、ガイドベース4がガ
イド部材6に案内されて非引出し位置と引出し位置との
間を移動する際にガイドベース4がガイド部材6から脱
落することを防止する。このため、図7に示す従来のよ
うに個別の抜け止め部材11を設ける必要がなく、部品
点数が減少し、製造コストが低減される。また、ガイド
ベース4と抜け止め15とは樹脂により一体成形されて
いるため、従来のようにアルミニウム、亜鉛等の金属か
らなるダイキャスト部材を切削加工したガイドベース4
に個別の抜け止め部材11を係止したものに比べて、大
幅に重量が軽減されかつ製造コストも低減される。
【0017】なお、上記実施例では抜け止め15とガイ
ドベース4とをPPS樹脂により一体成形したものを示
したが、樹脂の種類はこれに限定されるものではなく、
他の樹脂であってもよい。
【0018】また、上記実施例ではガイドベース4のガ
イドポール係止部4Aに抜け止め15を設けたものを示
したが、抜け止め15を設ける位置はこれに限定するも
のではなく、例えば図5に示す形態であってもよく、ガ
イド部材6のガイドベース4が摺接する面6aと反対側
の面6bに摺接するようにガイドベース4と一体に成形
すればよい。
【0019】さらに、抜け止め15は少なくとも一か所
に設ければよく、複数個設けてもよい。いずれも射出成
形等の手段により容易に一体成形することができる。ま
た、ガイドベースと4と抜け止め15とは一体成形され
ていればよく、製造法は上記実施例で示した樹脂による
射出成形法に限定するものではなく、ダイキャスト法、
焼結法等により金属で一体成形してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば生産性
がよくて製造コストが低くしかも信頼性の高いものが得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図2】 図1のガイドポールのねじ込み途中を示す部
分図である。
【図3】 この発明の他の実施例を示す平面図である。
【図4】 図3の線IV−IVの断面図である。
【図5】 この発明のさらに異なる実施例を示す部分断
面図である。
【図6】 従来の磁気記録再生装置を示す平面図であ
る。
【図7】 図6のテープガイド装置を示す縦断側面図で
ある。
【図8】 異なる従来装置を示す部分図である。
【符号の説明】
1 カセット 2 磁気テープ 3 ドラム 4 ガイドベース 5 ガイドポール 6 ガイド部材 8 ガイドポールの軸 14 ブッシュ 14a ブッシュの孔 14b ブッシュ
の抜け止め 15 ガイドベースの抜け止め

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットから磁気テープを引き出して回
    転磁気ヘッドを搭載したドラムに所定の角度で斜めに巻
    装すべく、カセット内の非引出し位置と磁気テープの走
    行路を形成する引出し位置との間を移動するガイドベー
    スと、このガイドベースに高さ調整自在に係止されて磁
    気テープの走行を案内するガイドポールと、上記ガイド
    ベースの移動を案内するガイド部材とを有する磁気記録
    再生装置のテープガイド装置において、 上記ガイドベースの反ガイドポール側にガイドポールの
    軸よりも小径の孔を有すると共に上記ガイド部材のガイ
    ドベースが摺接する面と反対側の面に摺接しうる抜け止
    めを有しかつ樹脂等の弾性体からなるブッシュを備えた
    ことを特徴とする磁気記録再生装置のテープガイド装
    置。
  2. 【請求項2】 ガイド部材のガイドベースが摺接する面
    と反対側の面に摺接する抜け止めを、ガイドベースに一
    体成形したことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再
    生装置のテープガイド装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100485812B1 (ko) * 2002-11-18 2005-04-28 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 테이프 주행시스템

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63313341A (ja) * 1987-06-15 1988-12-21 Ricoh Co Ltd 磁気記録再生装置のテ−プガイド位置決め機構
JPH0175341U (ja) * 1987-11-06 1989-05-22
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