JPH0716902Y2 - リニアスライド装置 - Google Patents

リニアスライド装置

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JPH0716902Y2
JPH0716902Y2 JP1989026298U JP2629889U JPH0716902Y2 JP H0716902 Y2 JPH0716902 Y2 JP H0716902Y2 JP 1989026298 U JP1989026298 U JP 1989026298U JP 2629889 U JP2629889 U JP 2629889U JP H0716902 Y2 JPH0716902 Y2 JP H0716902Y2
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JP
Japan
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guide
base
bolt
linear slide
slide device
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989026298U
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JPH02117424U (ja
Inventor
静 山崎
憲市 岩本
正昭 鈴木
Original Assignee
エヌティエヌ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はリニアスライド装置に関し、特にそのガイド
の固定手段に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から物品搬送装置、位置決め装置等において、第12
図及び第13図に示すごときリニアスライド装置が知られ
ている。この装置は、ガイド1と、そのガイド1にスラ
イド自在に搭載されたテーブル2を有し、テーブル2は
ガイド1と対向した両側内面及び下面に設けたエアノズ
ル3から噴出する圧縮エアにより静圧軸受を構成し、こ
れにより所定の軸受すき間をもって浮上する。またガイ
ド1の溝4内に設けたコイル5と、テーブル2の下面に
設けた永久磁石6によりリニアモータ7を構成し、これ
により推進力を得る。
上記のガイド1は、その両端部においてそれぞれ2本の
ボルト8、8によって基台9に固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のニリアモータ7は、通電により発熱するため、そ
の熱によりガイド1が第14図に示すように中高に変形
し、テーブル2の真直度を悪化せしめる。
また、リニアモータ7の発熱がなくても、基台9とガイ
ド1の材料の線膨張係数が異なると、環境温度の変化に
よっても同様の変形を生じる。例えば、ガイド1が長さ
420mmのアルミニウム合金、基台9が鉄である場合、ガ
イド1の温度が1.8℃上昇すると3μm変形する。
したがって、ガイド1の変形をサブミクロンのオーダに
抑えようとすると、ガイド1の温度を1℃以下にコント
ロールしなければならないが、このようなことはリニア
モータ7を内蔵するリニアガイド装置においては実際上
不可能である。
そこで、この考案は、ガイド1の固定構造に工夫を加え
ることにより、その温度変形を小さくすることを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案はガイドの一端
部における固定手段として、基台に固定した押さえ部材
の一端をガイド端面の中立軸位置から上端にわたる範囲
の適宜位置に押し当て、両端面から上記ガイドに内向き
の押圧力を加えた構成を採用したものである。
また、ガイドの端部におけるその他の固定手段として、
基台に固定した部材にボルトを挿通すると共に、ガイド
端面における中立軸位置から下端にわたる範囲の適宜位
置に上記ボルトをねじ込み、そのボルトによりガイドに
外向きの引張力を加える構成を採用することができる。
なお、「中立軸位置」というのは、ガイドを曲げ変形さ
せたときに応力の発生しないガイド軸の位置である。
〔作用〕
第8図から第10図に示すように、ガイド1の両端に軸方
向の相い対向する押圧力Pを加えた場合、第8図のよう
に押圧力Pを中立軸位置より下部に加えた場合の熱変形
量δは、中立軸位置に加えた場合(第9図)及び中立軸
位置より上部に加えた場合(第10図)に比べて大きくな
る。中立軸位置より上部に加えた場合(第10図)に熱変
形量δが小さくなるのは、ガイド1の底面が基台9によ
りある程度拘束されることによる。
このため、本考案においては、押さえ部材の当接位置を
ガイドの中立軸位置を含み、その位置から上端にわたる
範囲の適宜位置に設定するものである。
一方、押圧力Pに変えて引張力P′を加える場合は、第
11図に示すように、P′を中立軸位置より下部に加える
ことにより上述の場合と同様の効果がえられる。
上記の押圧力P又は引張力P′を加える固定手段は、ガ
イド部材の少なくとも一方の端面において採用すればよ
く、他方の端部においては従来どおりボルトによって基
台に直接固定する手段をとることができる。
〔実施例〕
第1図から第3図に示す実施例のリニアスライド装置
は、ガイド1の固定手段を除き他は前述の従来のものと
同一であるので、同一部分には同一符号を付するにとど
め説明を省略する。
ガイド1は、その両端面を押圧する一対の押さえ部材1
0、10により固定される。各押さえ部材10は、L形基部1
1の上端内側面に押さえ部12を突設し、L形基部11をボ
ルト13によって基台9に固定すると共に、押さえ部12の
内面をガイドの端面の中立軸位置より上部に押し当て
る。これらの押さえ部材10は、ガイド1の両端面におい
て相互に相い対向する位置に設けられる。
第5図に示す実施例は、ガイド1の両端部において押さ
え部材10をボルト13により基台9を固定すると共に、先
端に球面突起16を設けたボルト14を押さえ部材10にねじ
込み、その球面突起16をガイド1の端面の中立軸位置よ
り上部に押し当てたものである。
第6図に示す実施例は、ガイド1の両端面の上半部に傾
斜面17を形成し、その傾斜面17に沿う傾斜押し当て面18
を押さえ部材10の上端部に形成したものであり、傾斜面
17と傾斜押し当て面18との間にテフロン材や潤滑剤を表
面処理した中間材19を介在し、後部からボルト14で押し
付けたものである。
上記のどの実施例の場合も、押さえ部材10を直接的に又
は中間材19を介して間接的にガイド1の端面の中立軸位
置より上部に押し当て、内向きの押圧力を付与するもの
である点で共通する。このため、いずれの場合もガイド
1の熱変形は前述の第9図又は第10図のように、従来の
場合(第8図)よりも小さくなる。
一方、第7図に示す実施例は、ガイド1の両端面の中立
軸位置より下部の位置にねじ穴20を設け、基台9にボル
ト21により固定部材22を固定している。固定部材22には
水平方向のボルト23が挿通され、そのボルト23の先端を
ねじ穴20にねじ込んでいる。ボルト23を締付ける前は、
ガイド1の両端面と固定部材22との間には若干のすき間
が存在する。ボルト23を締付け、その頭部が固定部材22
に当ったのち、更にボルト23を締めると、ガイド1に外
向きの引張力が作用する。
この場合の熱変形δは、第11図に示すようになるので、
前述の場合と同様に従来より小さくなる。
〔考案の効果〕
この考案は以上のごときものであるから、リニアモータ
の発熱や周囲温度の変化によって生じるガイドの変形が
大幅に低減され、テーブルの運動精度が保証される。ま
た、熱変形を抑えるために、ガイドの材料をセラミック
等の高価な材料に変更する必要がないという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は実施例の平面図、第2図は同上の側面図、第3
図は同上の縦断正面図、第4図から第7図は各実施例の
ガイドの一部省略断面図、第8図から第11図は作用の説
明図、第12図は従来例の平面図、第13図は第12図の縦断
側面図、第14図は従来例の作用の説明図でる。 1……ガイド、2……テーブル、3……エアノズル、4
……溝、7……リニアモータ、8……ボルト、9……基
台、10……押さえ部材、11……L形基部、12……押さえ
部、20……ねじ穴、22……固定部材、23……ボルト。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上にガイドの両端部を固定し、そのガ
    イド上にテーブルをスライド自在に搭載してなるリニア
    スライド装置において、上記ガイドの端部における固定
    手段として、基台に固定した押さえ部材の一端を、ガイ
    ド端面の中立軸位置から上端にわたる範囲の適宜位置に
    押し当て、両端面から上記ガイドに内向きの押圧力を加
    えたことを特徴とするリニアスライド装置。
  2. 【請求項2】基台上にガイドの両端部を固定し、そのガ
    イド上にテーブルをスライド自在に搭載してなるリニア
    スライド装置において、上記ガイドの端部における固定
    手段として、基台に固定した部材にボルトを挿通すると
    共に、ガイド端面における中立軸位置から下端にわたる
    範囲の適宜位置に上記ボルトをねじ込み、そのボルトに
    より上記ガイドに外向きの引張力を加えたことを特徴と
    するリニアスライド装置。
JP1989026298U 1989-03-07 1989-03-07 リニアスライド装置 Expired - Lifetime JPH0716902Y2 (ja)

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JP1989026298U JPH0716902Y2 (ja) 1989-03-07 1989-03-07 リニアスライド装置

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JPH02117424U JPH02117424U (ja) 1990-09-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016211621A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 Toto株式会社 エアステージ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5859777A (ja) * 1981-10-05 1983-04-08 古田 勝久 三軸方向移動制御装置

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JP2016211621A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 Toto株式会社 エアステージ装置

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