JPH0716845A - 金型ハンドリング装置 - Google Patents
金型ハンドリング装置Info
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- JPH0716845A JPH0716845A JP19077893A JP19077893A JPH0716845A JP H0716845 A JPH0716845 A JP H0716845A JP 19077893 A JP19077893 A JP 19077893A JP 19077893 A JP19077893 A JP 19077893A JP H0716845 A JPH0716845 A JP H0716845A
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- B29C35/02—Heating or curing, e.g. crosslinking or vulcanizing during moulding, e.g. in a mould
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- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C43/10—Isostatic pressing, i.e. using non-rigid pressure-exerting members against rigid parts or dies
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品のサイズ変更時などに段取り替えの手
間がかからないなど、加硫の能率を向上させることので
きる金型ハンドリング装置を提供する。 【構成】 筒形の加硫容器Cの内側に上方から筒形の金
型Aを挿入しまたは抜き出すとともに、金型Aの挿入時
に当該加硫容器C・金型A間に上方からフランジ(付属
金具)Bを着脱する金型ハンドリング装置1である。上
下方向に移動可能に配置した昇降ブロック10のうち
に、金型Aをつかむ金型保持手段20と、上記のフラン
ジBを解放自在に保持する付属金具保持手段Cとを設け
ている。
間がかからないなど、加硫の能率を向上させることので
きる金型ハンドリング装置を提供する。 【構成】 筒形の加硫容器Cの内側に上方から筒形の金
型Aを挿入しまたは抜き出すとともに、金型Aの挿入時
に当該加硫容器C・金型A間に上方からフランジ(付属
金具)Bを着脱する金型ハンドリング装置1である。上
下方向に移動可能に配置した昇降ブロック10のうち
に、金型Aをつかむ金型保持手段20と、上記のフラン
ジBを解放自在に保持する付属金具保持手段Cとを設け
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムベルト材などの未
加硫成形品を加硫するにあたり、同成形品を外周面に付
けた筒形の金型を加硫容器内に挿入するなど、金型をハ
ンドリングするための装置に関するものである。
加硫成形品を加硫するにあたり、同成形品を外周面に付
けた筒形の金型を加硫容器内に挿入するなど、金型をハ
ンドリングするための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Vベルトなどの伝動用ゴムベルトは、幅
の広い筒状の材料(スラブとも呼ばれるゴムベルト材)
を輪切りにして製造されるが、その輪切りにされる前の
ゴムベルト材は、円筒形の金型の外周面にゴムやコード
(ベルトの心体)が巻き付けられて未加硫の成形品とさ
れ、それが加硫を施されて製造される。
の広い筒状の材料(スラブとも呼ばれるゴムベルト材)
を輪切りにして製造されるが、その輪切りにされる前の
ゴムベルト材は、円筒形の金型の外周面にゴムやコード
(ベルトの心体)が巻き付けられて未加硫の成形品とさ
れ、それが加硫を施されて製造される。
【0003】加硫は、成形品を含む金型を各種の加硫容
器内に入れて行われる。従来の最も一般的な加硫缶方式
(図示せず)では、筒形の金型とその外周面の成形品と
を覆うようにゴムスリーブやフランジ部材(端部の金
具)を装着し、その状態の金型を加硫缶と呼ばれる容器
内に入れ、加硫缶内および金型の内側に高温蒸気などを
導入して加硫を進行させる。しかし、加硫缶方式ではゴ
ムスリーブの装着が煩わしく、成形品に蒸気が接触する
可能性もあることなどから、近年では、図4の形式の加
硫容器が使用されることが多くなった。
器内に入れて行われる。従来の最も一般的な加硫缶方式
(図示せず)では、筒形の金型とその外周面の成形品と
を覆うようにゴムスリーブやフランジ部材(端部の金
具)を装着し、その状態の金型を加硫缶と呼ばれる容器
内に入れ、加硫缶内および金型の内側に高温蒸気などを
導入して加硫を進行させる。しかし、加硫缶方式ではゴ
ムスリーブの装着が煩わしく、成形品に蒸気が接触する
可能性もあることなどから、近年では、図4の形式の加
硫容器が使用されることが多くなった。
【0004】図4に示す加硫容器C(全体がガスケット
と称されることもある)は、円筒形のケーシングCaの
内側にあらかじめゴムスリーブCbが取り付けられてお
り、ケーシングCa・スリーブCb間に圧力をかけると
そのスリーブCbが内側に膨らんで金型A上の成形品X
に接するようになっている。図のように、金型Aおよび
成形品Xを内側に挿入した状態で、金型Aの内部に高温
蒸気を送るとともにスリーブCb内に高温高圧蒸気を入
れると、スリーブCbが成形品Xに接触して熱と圧力と
を伝え、加硫を進行させる。なお、スリーブCbの上下
の端部にあって金型Aなどに接触しない部分が極端に膨
らむのを防止しスリーブCbを保護する目的で、金型A
と加硫容器Cとの間にはフランジとも呼ばれる付属金具
Bが装着される。
と称されることもある)は、円筒形のケーシングCaの
内側にあらかじめゴムスリーブCbが取り付けられてお
り、ケーシングCa・スリーブCb間に圧力をかけると
そのスリーブCbが内側に膨らんで金型A上の成形品X
に接するようになっている。図のように、金型Aおよび
成形品Xを内側に挿入した状態で、金型Aの内部に高温
蒸気を送るとともにスリーブCb内に高温高圧蒸気を入
れると、スリーブCbが成形品Xに接触して熱と圧力と
を伝え、加硫を進行させる。なお、スリーブCbの上下
の端部にあって金型Aなどに接触しない部分が極端に膨
らむのを防止しスリーブCbを保護する目的で、金型A
と加硫容器Cとの間にはフランジとも呼ばれる付属金具
Bが装着される。
【0005】このような加硫容器Cは、特開平3−14
3608号にてすでに公表されているが、特開平4−2
12818号公報にしたがい、分割された複数の加硫工
程に金型Aとともに順次移動させて加硫等を能率的に行
ううえでも好適である。すなわち、それぞれに加熱(加
圧)流体の供給手段を有する複数の加硫工程(図示せ
ず。上記後者の公報参照)に加硫容器Cごと金型A等を
順に移動し、単純な流れ作業によって生産能率を高め、
しかも加硫の温度や時間を制御しやすくする。
3608号にてすでに公表されているが、特開平4−2
12818号公報にしたがい、分割された複数の加硫工
程に金型Aとともに順次移動させて加硫等を能率的に行
ううえでも好適である。すなわち、それぞれに加熱(加
圧)流体の供給手段を有する複数の加硫工程(図示せ
ず。上記後者の公報参照)に加硫容器Cごと金型A等を
順に移動し、単純な流れ作業によって生産能率を高め、
しかも加硫の温度や時間を制御しやすくする。
【0006】図4のような加硫容器Cに対して金型Aを
挿入し抜き出し、かつ付属金具Bを着脱する作業は、従
来、図5のような金型ハンドリング装置によって行われ
ていた。金型Aの端部のボス部Aaは、金型Aのサイズ
(成形品のサイズに応じて変わる)には関係なく同じ大
きさに形成されているのが普通なので、この部分を金型
保持手段60でつかみ、同手段60を含む昇降ブロック
50をエアシリンダ51などで上下へ移動する。そして
金型Aを吊り上げている間に、加硫容器C等を横に移動
するのである。また付属金具Bについては、エアシリン
ダ52による昇降部分70にボルト・ナット類を用いて
一体に取り付けている。加硫容器C内に金型Aを入れた
とき、シリンダ52を伸ばして上方から加硫容器C・金
型A間にその付属金具Bを装着し、その状態で加硫を始
める。
挿入し抜き出し、かつ付属金具Bを着脱する作業は、従
来、図5のような金型ハンドリング装置によって行われ
ていた。金型Aの端部のボス部Aaは、金型Aのサイズ
(成形品のサイズに応じて変わる)には関係なく同じ大
きさに形成されているのが普通なので、この部分を金型
保持手段60でつかみ、同手段60を含む昇降ブロック
50をエアシリンダ51などで上下へ移動する。そして
金型Aを吊り上げている間に、加硫容器C等を横に移動
するのである。また付属金具Bについては、エアシリン
ダ52による昇降部分70にボルト・ナット類を用いて
一体に取り付けている。加硫容器C内に金型Aを入れた
とき、シリンダ52を伸ばして上方から加硫容器C・金
型A間にその付属金具Bを装着し、その状態で加硫を始
める。
【0007】金型をつかむ保持手段60としては、従
来、図6または図7の形式のものが広く使用されてい
る。図6のは、爪61aつきの複数のレバー61をエア
シリンダ62により図示仮想線のように内外に開閉させ
て金型Aのボス部Aaをつかむ。図7のものは、一組の
リンク66を伸ばした状態で金型Aのボス部Aaの穴に
差し入れ(図7(a)参照)、差し入れたのち引き上げる
ときにそのリンク66を曲げることによって金型Aを吊
り上げる(図7(b)参照)。
来、図6または図7の形式のものが広く使用されてい
る。図6のは、爪61aつきの複数のレバー61をエア
シリンダ62により図示仮想線のように内外に開閉させ
て金型Aのボス部Aaをつかむ。図7のものは、一組の
リンク66を伸ばした状態で金型Aのボス部Aaの穴に
差し入れ(図7(a)参照)、差し入れたのち引き上げる
ときにそのリンク66を曲げることによって金型Aを吊
り上げる(図7(b)参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す金型ハンド
リング装置は、ボルト・ナット類によって付属金具を取
り付けていることから、つぎの点で好ましくない。
リング装置は、ボルト・ナット類によって付属金具を取
り付けていることから、つぎの点で好ましくない。
【0009】イ) 成形品のサイズが変わって金型や加硫
容器も変更になったとき、ボルト・ナット類を外して付
属金具を交換せねばならないので、いわゆる段取り替え
が煩わしい。段取り替えには相当の時間がかかるが、そ
の間は加硫等の運転が停止されるので、多品種生産の場
合など生産性を低下させることにもなる。
容器も変更になったとき、ボルト・ナット類を外して付
属金具を交換せねばならないので、いわゆる段取り替え
が煩わしい。段取り替えには相当の時間がかかるが、そ
の間は加硫等の運転が停止されるので、多品種生産の場
合など生産性を低下させることにもなる。
【0010】ロ) 金型ハンドリング装置のうちに付属金
具が取り付けられているので、加硫は、必ずこのハンド
リング装置のある位置で行わねばならない。そうする
と、たとえば加硫のために加硫容器を移動するにはこの
ハンドリング装置も全体として移動しなければならず、
前掲の特開平4−212818号公報に記載の発明を実
施するにはかなり大掛かりな周辺設備が必要になり、現
実的でない。
具が取り付けられているので、加硫は、必ずこのハンド
リング装置のある位置で行わねばならない。そうする
と、たとえば加硫のために加硫容器を移動するにはこの
ハンドリング装置も全体として移動しなければならず、
前掲の特開平4−212818号公報に記載の発明を実
施するにはかなり大掛かりな周辺設備が必要になり、現
実的でない。
【0011】また、図6や図7に紹介した従来の金型保
持手段では、つぎの点に不都合がある。すなわち、ハ ) 図6の保持手段は、爪つきのレバーが内外(半径方
向の内側・外側)に開閉するので、爪の動作スペースを
周辺に広くとっておく必要がある。金型の径が小さくな
ると、そのボス部と付属金具がとの間がとくに近くなっ
て(図4参照。図4の金型等は、かなり大径サイズのも
のである)スペースがなくなるのでレバーの開閉が困難
になることもある。
持手段では、つぎの点に不都合がある。すなわち、ハ ) 図6の保持手段は、爪つきのレバーが内外(半径方
向の内側・外側)に開閉するので、爪の動作スペースを
周辺に広くとっておく必要がある。金型の径が小さくな
ると、そのボス部と付属金具がとの間がとくに近くなっ
て(図4参照。図4の金型等は、かなり大径サイズのも
のである)スペースがなくなるのでレバーの開閉が困難
になることもある。
【0012】ニ) 図7の保持手段を使用すると、ボス部
の穴の内面に傷がつく恐れがある。ボス部の内面は、成
形の際などに金型を支持し回転させるための基準面とな
るので、ここに傷がつくと成形上の加工精度などが低下
する。
の穴の内面に傷がつく恐れがある。ボス部の内面は、成
形の際などに金型を支持し回転させるための基準面とな
るので、ここに傷がつくと成形上の加工精度などが低下
する。
【0013】本発明の目的は、以上のような課題を解決
する好ましい金型ハンドリング装置を提供することであ
る。
する好ましい金型ハンドリング装置を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の金型ハンドリン
グ装置は、筒形の加硫容器の内側に上方から筒形の金型
を挿入しまたは抜き出すとともに、当該加硫容器・金型
間に上方から付属金具を着脱する金型ハンドリング装置
であるが、上下方向に移動可能に配置した昇降ブロック
のうちに、金型をつかむ金型保持手段と、上記の付属金
具を解放自在に保持する付属金具保持手段とを設けたこ
とを特徴とする。
グ装置は、筒形の加硫容器の内側に上方から筒形の金型
を挿入しまたは抜き出すとともに、当該加硫容器・金型
間に上方から付属金具を着脱する金型ハンドリング装置
であるが、上下方向に移動可能に配置した昇降ブロック
のうちに、金型をつかむ金型保持手段と、上記の付属金
具を解放自在に保持する付属金具保持手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0015】この装置においてはさらに、請求項2に記
載したように、金型保持手段を、下方に延びた軸体の下
部から横向きの一方向に爪が突出したL字状の複数の吊
り具と、各吊り具の軸体を回す回転部とで構成し、それ
ぞれの爪を、金型端部のボス部の周囲に形成されたツバ
と係合し得る位置に配置するとよい。
載したように、金型保持手段を、下方に延びた軸体の下
部から横向きの一方向に爪が突出したL字状の複数の吊
り具と、各吊り具の軸体を回す回転部とで構成し、それ
ぞれの爪を、金型端部のボス部の周囲に形成されたツバ
と係合し得る位置に配置するとよい。
【0016】また請求項3のように、金型保持手段の上
記回転部を、上記の各軸体を連動させるべく噛み合わせ
て配置した複数の歯車と、それらの歯車の一つに接続し
た回転駆動源とで構成するとなおよい。
記回転部を、上記の各軸体を連動させるべく噛み合わせ
て配置した複数の歯車と、それらの歯車の一つに接続し
た回転駆動源とで構成するとなおよい。
【0017】請求項4のように、付属金具保持手段とし
て、付属金具を吸着できる電磁マグネットを設けるほ
か、下方に延びた軸体の下部から横向きの一方向に爪が
突出したL字状の複数の吊り具と、各吊り具の軸体を回
す回転部とを設け、それぞれの爪を、電磁マグネットで
吸着された付属金具の下部と係合し得る位置に配置する
のも好ましい。
て、付属金具を吸着できる電磁マグネットを設けるほ
か、下方に延びた軸体の下部から横向きの一方向に爪が
突出したL字状の複数の吊り具と、各吊り具の軸体を回
す回転部とを設け、それぞれの爪を、電磁マグネットで
吸着された付属金具の下部と係合し得る位置に配置する
のも好ましい。
【0018】
【作用】本発明の金型ハンドリング装置は、付属金具の
保持手段として解放自在な形式のものを設けた点に最大
の特徴がある。金型と同様に付属金具についても解放可
能に保持するなら、図5に示した従来の装置とは異な
り、まずサイズ等の変更にともなう段取り替えに手間の
かかることがなくなる。本装置の付属金具保持手段は、
所定の位置にきた付属金具を保持するとともにいつでも
解放することができるので、サイズ変更の際などにも、
その付属金具を交換するのに従来のように手作業等でボ
ルト・ナット類を取り外したりする必要はないからであ
る。
保持手段として解放自在な形式のものを設けた点に最大
の特徴がある。金型と同様に付属金具についても解放可
能に保持するなら、図5に示した従来の装置とは異な
り、まずサイズ等の変更にともなう段取り替えに手間の
かかることがなくなる。本装置の付属金具保持手段は、
所定の位置にきた付属金具を保持するとともにいつでも
解放することができるので、サイズ変更の際などにも、
その付属金具を交換するのに従来のように手作業等でボ
ルト・ナット類を取り外したりする必要はないからであ
る。
【0019】また本装置によると、金型とともに付属金
具を装着した状態の加硫容器を本装置から離れた位置へ
移動することにも問題がなくなるので、前掲の公報(特
開平4−212818号)に記載の加硫方法を行うのに
都合がよい。それは、本装置がたとえばつぎの要領で金
型等のハンドリングを行い得るからである。一例とし
て、未加硫成形品を付けた金型等を加硫容器内へ挿入す
べくハンドリングする場合を説明すると、 本装置の位置にきた付属金具を、昇降ブロックを下
降させたうえ付属金具保持手段を起動して保持させ、再
び昇降ブロックを上昇させる。
具を装着した状態の加硫容器を本装置から離れた位置へ
移動することにも問題がなくなるので、前掲の公報(特
開平4−212818号)に記載の加硫方法を行うのに
都合がよい。それは、本装置がたとえばつぎの要領で金
型等のハンドリングを行い得るからである。一例とし
て、未加硫成形品を付けた金型等を加硫容器内へ挿入す
べくハンドリングする場合を説明すると、 本装置の位置にきた付属金具を、昇降ブロックを下
降させたうえ付属金具保持手段を起動して保持させ、再
び昇降ブロックを上昇させる。
【0020】 つづいて本装置の位置にきた金型を、
昇降ブロックを下降させたうえ金型保持手段を起動して
保持させ、再び昇降ブロックを上昇させる。
昇降ブロックを下降させたうえ金型保持手段を起動して
保持させ、再び昇降ブロックを上昇させる。
【0021】 付属金具と金型とを保持し上昇させて
いる昇降ブロックの真下に加硫容器を位置させる。
いる昇降ブロックの真下に加硫容器を位置させる。
【0022】 昇降ブロックを再び下げて、加硫容器
内に金型を挿入するとともに金型・加硫容器間に付属金
具を装着し、そののち上記の各保持手段に金型および付
属金具を解放させて昇降ブロックを上げる。
内に金型を挿入するとともに金型・加硫容器間に付属金
具を装着し、そののち上記の各保持手段に金型および付
属金具を解放させて昇降ブロックを上げる。
【0023】 以上によって金型(未加硫成形品つ
き)および付属金具の組み込まれた加硫容器を、本装置
から独立に移動し、適当な加熱流体の供給手段等が配置
された加硫工程へ送り出す。
き)および付属金具の組み込まれた加硫容器を、本装置
から独立に移動し、適当な加熱流体の供給手段等が配置
された加硫工程へ送り出す。
【0024】請求項2のハンドリング装置では、金型保
持手段が、L字状をした複数の吊り具を有し、その下部
にある爪をそれぞれ金型のボス部のツバに掛けることに
よって金型を保持する。金型のボス部(金型の各サイズ
に共通の寸法を有する)に対して爪の先を横(すなわち
周方向)などに向けておくと、昇降時にもそれが引っ掛
かることはないが、軸体とともに回転させて爪をボス部
の中心へ向ける(つまり爪の先をツバの下へ入れる)
と、上昇時にツバを掛けて金型を保持できるからであ
る。このような保持手段は、図6の手段のような開閉運
動も不要で金型の保持・解放に要する動作範囲が狭いの
で、小径サイズの金型など、ボス部の周辺にスペースの
少ない金型に対しても有効に機能する。
持手段が、L字状をした複数の吊り具を有し、その下部
にある爪をそれぞれ金型のボス部のツバに掛けることに
よって金型を保持する。金型のボス部(金型の各サイズ
に共通の寸法を有する)に対して爪の先を横(すなわち
周方向)などに向けておくと、昇降時にもそれが引っ掛
かることはないが、軸体とともに回転させて爪をボス部
の中心へ向ける(つまり爪の先をツバの下へ入れる)
と、上昇時にツバを掛けて金型を保持できるからであ
る。このような保持手段は、図6の手段のような開閉運
動も不要で金型の保持・解放に要する動作範囲が狭いの
で、小径サイズの金型など、ボス部の周辺にスペースの
少ない金型に対しても有効に機能する。
【0025】請求項3の装置ではさらに、金型保持手段
の回転部の構成が簡単で所要コストが低い。回転駆動源
を一つ設けるだけで足りるからだが、駆動源は一つで
も、金型保持手段の各軸体を複数の歯車によって互いに
噛み合わせているため、一つの駆動源によってすべての
軸体を回転することができる。すなわち、回転駆動源の
回転力は、それが接続された一つの歯車から他の複数の
歯車に伝わってそれぞれの軸体を連動させ、それによっ
て上記の爪のすべてが同時に金型に掛かったり外れたり
するのである。
の回転部の構成が簡単で所要コストが低い。回転駆動源
を一つ設けるだけで足りるからだが、駆動源は一つで
も、金型保持手段の各軸体を複数の歯車によって互いに
噛み合わせているため、一つの駆動源によってすべての
軸体を回転することができる。すなわち、回転駆動源の
回転力は、それが接続された一つの歯車から他の複数の
歯車に伝わってそれぞれの軸体を連動させ、それによっ
て上記の爪のすべてが同時に金型に掛かったり外れたり
するのである。
【0026】請求項4の装置は、付属金具保持手段の構
成が単純で、しかも動作に必要なスペースが小さいとい
う特徴をもつ。一般に付属金具は、外径寸法こそ各サイ
ズに共通であるが内径寸法はそれぞれ異なり、また円筒
部分を含む環状の円盤であるため必ずしもその保持は容
易でないが、電磁マグネットを使用して円盤部分を吸着
するようにすれば、構成は単純ながらその保持は確実
で、解除も自在である。またこの装置は、請求項2の装
置が有する金型保持手段と似た構成の吊り具をも備えて
おり、下部の爪が付属金具の下に入ってその付属金具に
掛かる。この吊り具は、電磁マグネットによる付属金具
の保持を確実にするものだが、上述の金型保持手段の吊
り具と同様、付属金具の周辺にスペースが少ない場合に
も有効に機能する。
成が単純で、しかも動作に必要なスペースが小さいとい
う特徴をもつ。一般に付属金具は、外径寸法こそ各サイ
ズに共通であるが内径寸法はそれぞれ異なり、また円筒
部分を含む環状の円盤であるため必ずしもその保持は容
易でないが、電磁マグネットを使用して円盤部分を吸着
するようにすれば、構成は単純ながらその保持は確実
で、解除も自在である。またこの装置は、請求項2の装
置が有する金型保持手段と似た構成の吊り具をも備えて
おり、下部の爪が付属金具の下に入ってその付属金具に
掛かる。この吊り具は、電磁マグネットによる付属金具
の保持を確実にするものだが、上述の金型保持手段の吊
り具と同様、付属金具の周辺にスペースが少ない場合に
も有効に機能する。
【0027】
【実施例】図1〜図3に、本発明の一実施例である金型
ハンドリング装置1とその関連部分を示す。図4には、
この装置1が取り扱う金型Aとその付属金具であるフラ
ンジB、および加硫容器Cなどの縦断面図を示してい
る。図4に示す金型Aなどはゴムベルト材(輪切りにす
る前のスラブ)の成形用のもので、その成形品Xは、図
4に示すように金型Aの外周面に巻き付けて成形され
る。金型Aの端部には穴のあいたボス部Aaがあり、こ
の穴が成形の際の心合わせに利用されるほか、その周囲
に形成されたツバAbが、後述のようにハンドリングの
際の保持に利用される。加硫容器Cは、筒形のケーシン
グCaの内側にゴムスリーブCbが付けられており、ケ
ーシングCa・スリーブCbの間に高温蒸気を導入して
スリーブCbを膨らませることにより、成形品Xに外側
から熱と圧力とを伝える。加硫の際には、金型Aから外
れるスリーブCbの端部に接触するフランジBが、図の
ように金型Aと加硫容器Cとの間に装着される。なお、
フランジBは金型Aの上下の端部に装着されるが、下部
のものは加硫容器Cの底部から外れないよう固定されて
いる。
ハンドリング装置1とその関連部分を示す。図4には、
この装置1が取り扱う金型Aとその付属金具であるフラ
ンジB、および加硫容器Cなどの縦断面図を示してい
る。図4に示す金型Aなどはゴムベルト材(輪切りにす
る前のスラブ)の成形用のもので、その成形品Xは、図
4に示すように金型Aの外周面に巻き付けて成形され
る。金型Aの端部には穴のあいたボス部Aaがあり、こ
の穴が成形の際の心合わせに利用されるほか、その周囲
に形成されたツバAbが、後述のようにハンドリングの
際の保持に利用される。加硫容器Cは、筒形のケーシン
グCaの内側にゴムスリーブCbが付けられており、ケ
ーシングCa・スリーブCbの間に高温蒸気を導入して
スリーブCbを膨らませることにより、成形品Xに外側
から熱と圧力とを伝える。加硫の際には、金型Aから外
れるスリーブCbの端部に接触するフランジBが、図の
ように金型Aと加硫容器Cとの間に装着される。なお、
フランジBは金型Aの上下の端部に装着されるが、下部
のものは加硫容器Cの底部から外れないよう固定されて
いる。
【0028】ハンドリング装置1は全体的には図1のよ
うに構成しており、後述の昇降ブロック10や金型保持
手段20・付属金具保持手段30を含む主要部をフレー
ム2のうちに組み込んでいる。この例では装置1を、加
硫ずみ加硫容器Cの搬送テーブル7(加硫の終了した加
硫容器Cを搬送するもの)と金型Aの冷却用搬送テーブ
ル8(加硫容器Cから取り出された金型Aを冷却機に向
けて搬送するもの)とにまたがるように設置し、モータ
3やプーリ4および巻掛ベルト(図示せず)の作用で上
記の主要部を水平にも移動できるよう構成している。つ
まり、テーブル7・8間で主要部を移動し、その間での
金型Aの載せ換えも可能なようになっている。
うに構成しており、後述の昇降ブロック10や金型保持
手段20・付属金具保持手段30を含む主要部をフレー
ム2のうちに組み込んでいる。この例では装置1を、加
硫ずみ加硫容器Cの搬送テーブル7(加硫の終了した加
硫容器Cを搬送するもの)と金型Aの冷却用搬送テーブ
ル8(加硫容器Cから取り出された金型Aを冷却機に向
けて搬送するもの)とにまたがるように設置し、モータ
3やプーリ4および巻掛ベルト(図示せず)の作用で上
記の主要部を水平にも移動できるよう構成している。つ
まり、テーブル7・8間で主要部を移動し、その間での
金型Aの載せ換えも可能なようになっている。
【0029】この装置1の主要部、すなわち金型Aなど
を保持して加硫容器Cから抜き出す(逆に挿入すること
も可能)ための部分は、金型Aをつかむ金型保持手段2
0とフランジBを持つ付属金具保持手段30、およびそ
れらと一体的に電動シリンダ11にて昇降するように設
けた昇降ブロック10からなり、その部分の詳細は図2
のとおりである。まず昇降ブロック10は、電動シリン
ダ11の伸縮シャフト11aの下端に設け、シリンダ1
1の動作にて上下に移動するよう配置する。
を保持して加硫容器Cから抜き出す(逆に挿入すること
も可能)ための部分は、金型Aをつかむ金型保持手段2
0とフランジBを持つ付属金具保持手段30、およびそ
れらと一体的に電動シリンダ11にて昇降するように設
けた昇降ブロック10からなり、その部分の詳細は図2
のとおりである。まず昇降ブロック10は、電動シリン
ダ11の伸縮シャフト11aの下端に設け、シリンダ1
1の動作にて上下に移動するよう配置する。
【0030】金型保持手段20としては、昇降ブロック
10に対し、金型AのツバAbに掛かり得る爪21aを
下端部に有するL字状の吊り具21を四本、それぞれ軸
受を介して回転可能に取り付ける。各吊り具21の軸体
には、小径の歯車22aを付けるとともにそれらの間に
大径の歯車22bを噛み合わせたうえ、四本の吊り具2
1のうち一本にのみ揺動回転型の空気圧モータ(ロータ
リアクチュエータ)22cを回転駆動源として接続し、
回転部とする。なお、使用する空気圧モータ22cが一
台であるため、それを制御する電磁切換弁も当然ながら
一台である。こうして構成した金型保持手段20では、
空気圧モータ22cを起動して吊り具21の軸体を一定
角度だけ回すことにより、図3(仮想線参照)のように
四つの爪21aを金型AのツバAbに掛けたりそれを解
除したりすることができる。
10に対し、金型AのツバAbに掛かり得る爪21aを
下端部に有するL字状の吊り具21を四本、それぞれ軸
受を介して回転可能に取り付ける。各吊り具21の軸体
には、小径の歯車22aを付けるとともにそれらの間に
大径の歯車22bを噛み合わせたうえ、四本の吊り具2
1のうち一本にのみ揺動回転型の空気圧モータ(ロータ
リアクチュエータ)22cを回転駆動源として接続し、
回転部とする。なお、使用する空気圧モータ22cが一
台であるため、それを制御する電磁切換弁も当然ながら
一台である。こうして構成した金型保持手段20では、
空気圧モータ22cを起動して吊り具21の軸体を一定
角度だけ回すことにより、図3(仮想線参照)のように
四つの爪21aを金型AのツバAbに掛けたりそれを解
除したりすることができる。
【0031】付属金具保持手段30としてはまず、図2
のように昇降ブロック10から下向きに二箇所、電磁マ
グネット31を取り付ける。フランジB(磁性体)がサ
イズによらず外径が一定であることから、電磁マグネッ
ト31の位置はフランジBの外周部付近の真上(フラン
ジBの周方向には180°離れた位置)とし、この例で
は、電磁マグネット31をフランジBの角度等のずれに
も対応させるべく、スプリング31aを介して上下に変
位し得るように取り付けている。電磁マグネット31の
吸着力は各サイズのフランジBを保持するに充分なもの
とするが、さらに停電時などのトラブルを避けるため、
この付属金具保持手段30には機械式の吊り具32も併
せて設けている。吊り具32は、金型保持手段20のも
のと同じく回転可能な軸体の下部に爪32aを付けたL
字状のものだが、この例では四本の吊り具32の各軸体
に前記と同様の揺動回転型空気圧モータ32bを接続し
ている(ただし四台の空気圧モータ32bは一台のみの
電磁切換弁で操作する)。空気圧モータ32bによって
軸体を回し、図2のようにフランジBの外周部の下へ爪
32aの先を入れたときは電磁マグネット31の作用と
合わせてフランジBを保持するが、図3の仮想線のよう
にその先を横へ向けると、電磁マグネット31への通電
を断ったときフランジBを解放できる状態になる。
のように昇降ブロック10から下向きに二箇所、電磁マ
グネット31を取り付ける。フランジB(磁性体)がサ
イズによらず外径が一定であることから、電磁マグネッ
ト31の位置はフランジBの外周部付近の真上(フラン
ジBの周方向には180°離れた位置)とし、この例で
は、電磁マグネット31をフランジBの角度等のずれに
も対応させるべく、スプリング31aを介して上下に変
位し得るように取り付けている。電磁マグネット31の
吸着力は各サイズのフランジBを保持するに充分なもの
とするが、さらに停電時などのトラブルを避けるため、
この付属金具保持手段30には機械式の吊り具32も併
せて設けている。吊り具32は、金型保持手段20のも
のと同じく回転可能な軸体の下部に爪32aを付けたL
字状のものだが、この例では四本の吊り具32の各軸体
に前記と同様の揺動回転型空気圧モータ32bを接続し
ている(ただし四台の空気圧モータ32bは一台のみの
電磁切換弁で操作する)。空気圧モータ32bによって
軸体を回し、図2のようにフランジBの外周部の下へ爪
32aの先を入れたときは電磁マグネット31の作用と
合わせてフランジBを保持するが、図3の仮想線のよう
にその先を横へ向けると、電磁マグネット31への通電
を断ったときフランジBを解放できる状態になる。
【0032】以上に説明した金型ハンドリング装置1
は、図1のように加硫ずみ搬送テーブル7にて送られて
きた加硫容器Cから金型Aを(フランジBと一緒に)つ
ぎのようにして抜き出し、それを冷却用搬送テーブル8
に載せ移す(金型Aだけを置いたのちフランジBを元の
加硫容器Cに載せる)。すなわち、 金型A(成形品Xつき)とフランジBとが図4のと
おり組み込まれた加硫容器Cが搬送テーブル7上を図1
のように装置1の下まで送られると、その真上において
装置1は電動シリンダ11を伸ばし、昇降ブロック10
を下降させる。
は、図1のように加硫ずみ搬送テーブル7にて送られて
きた加硫容器Cから金型Aを(フランジBと一緒に)つ
ぎのようにして抜き出し、それを冷却用搬送テーブル8
に載せ移す(金型Aだけを置いたのちフランジBを元の
加硫容器Cに載せる)。すなわち、 金型A(成形品Xつき)とフランジBとが図4のと
おり組み込まれた加硫容器Cが搬送テーブル7上を図1
のように装置1の下まで送られると、その真上において
装置1は電動シリンダ11を伸ばし、昇降ブロック10
を下降させる。
【0033】 図2のとおり、金型保持手段20の空
気圧モータ22cを駆動して吊り具21を金型Aのツバ
Abに掛ける一方、付属金具保持手段30の電磁マグネ
ット31に通電してフランジBを吸着させ、また空気圧
モータ32bを駆動して吊り具32をフランジBに掛け
る。
気圧モータ22cを駆動して吊り具21を金型Aのツバ
Abに掛ける一方、付属金具保持手段30の電磁マグネ
ット31に通電してフランジBを吸着させ、また空気圧
モータ32bを駆動して吊り具32をフランジBに掛け
る。
【0034】 電動シリンダ11を縮めて昇降ブロッ
ク10を上げ、上記で保持した金型AとフランジBと
を上昇させる。
ク10を上げ、上記で保持した金型AとフランジBと
を上昇させる。
【0035】 昇降ブロック10などを含む前記の主
要部を、図1のフレーム2に沿いモータ3等によって水
平に搬送テーブル8の上まで移動する。
要部を、図1のフレーム2に沿いモータ3等によって水
平に搬送テーブル8の上まで移動する。
【0036】 昇降ブロック10を下ろしたうえ、金
型保持手段20の吊り具21を回して金型Aの保持を解
除することにより、金型Aをテーブル8上に下ろす。
型保持手段20の吊り具21を回して金型Aの保持を解
除することにより、金型Aをテーブル8上に下ろす。
【0037】 昇降ブロック10を上げ、主要部を搬
送テーブル7上の加硫容器Cの真上まで再び水平移動す
る。
送テーブル7上の加硫容器Cの真上まで再び水平移動す
る。
【0038】 昇降ブロック10を下ろしたうえ、付
属金具保持手段30の吊り具32を回してフランジBの
下部から外し、さらに電磁マグネット31の通電を止め
ることにより、フランジBの保持を解除する。
属金具保持手段30の吊り具32を回してフランジBの
下部から外し、さらに電磁マグネット31の通電を止め
ることにより、フランジBの保持を解除する。
【0039】 昇降ブロック10を上昇させる。で
フランジBを戻された加硫容器Cはこの時点で搬出可能
になるので、テーブル7により移動する。なお金型A
は、上記の時点で移動可能になっている。
フランジBを戻された加硫容器Cはこの時点で搬出可能
になるので、テーブル7により移動する。なお金型A
は、上記の時点で移動可能になっている。
【0040】
【発明の効果】本発明の金型ハンドリング装置にはつぎ
のような効果がある。すなわち、 1) 金型と同様に付属金具についても解放可能に保持す
るので、成形品のサイズ変更等にともなう段取り替えに
手間のかかることがなく、生産性を低下させない。
のような効果がある。すなわち、 1) 金型と同様に付属金具についても解放可能に保持す
るので、成形品のサイズ変更等にともなう段取り替えに
手間のかかることがなく、生産性を低下させない。
【0041】2) 金型および付属金具を装着した状態の
加硫容器を本装置から離れた位置へ移動することにも問
題がないので、分割された複数の加硫工程に金型等とと
もに加硫容器を順次移動させて流れ作業的に能率的に加
硫を行うという、特開平4−212818号に記載の加
硫方法を行うのに都合がよい。
加硫容器を本装置から離れた位置へ移動することにも問
題がないので、分割された複数の加硫工程に金型等とと
もに加硫容器を順次移動させて流れ作業的に能率的に加
硫を行うという、特開平4−212818号に記載の加
硫方法を行うのに都合がよい。
【0042】また請求項2のハンドリング装置は、 3) 金型保持手段が、L字状の吊り具による動作範囲の
狭い動きによって金型を保持するので、小径サイズの金
型など、ボス部の周辺にスペースの少ない金型を保持す
ることも可能である。
狭い動きによって金型を保持するので、小径サイズの金
型など、ボス部の周辺にスペースの少ない金型を保持す
ることも可能である。
【0043】4) 金型を保持するときそのボス部の穴を
傷つけることがないので、成形時の金型の回転精度が良
好に維持され、成形品の品質上このましい。
傷つけることがないので、成形時の金型の回転精度が良
好に維持され、成形品の品質上このましい。
【0044】請求項3の装置ではさらに、 5) 金型保持手段の回転部の構成が簡単なので、設備コ
ストが低いほかメンテナンスも容易である。
ストが低いほかメンテナンスも容易である。
【0045】請求項4の装置は、 6) 付属金具保持手段が、単純な構成によって付属金具
を確実に保持する。
を確実に保持する。
【0046】7) 付属金具の保持に必要な動作スペース
が小さいため、装置全体をコンパクトにすることができ
る。
が小さいため、装置全体をコンパクトにすることができ
る。
【図1】本発明の一実施例である金型ハンドリング装置
1の全体を示す正面図である。
1の全体を示す正面図である。
【図2】図1におけるII部、すなわち装置1の主要部を
示す詳細断面図である。
示す詳細断面図である。
【図3】図2におけるIII−III矢視図である。
【図4】図1の装置1が取り扱う金型Aとその付属金具
であるフランジB、および加硫容器Cなどの縦断面図で
ある。
であるフランジB、および加硫容器Cなどの縦断面図で
ある。
【図5】従来の金型ハンドリング装置を示す全体図であ
る。
る。
【図6】従来の金型ハンドリング装置における金型保持
手段を示す正面図である。
手段を示す正面図である。
【図7】図7(a)・(b)は、従来の金型ハンドリング装
置における別の金型保持手段を機能的に示す正面図であ
る。
置における別の金型保持手段を機能的に示す正面図であ
る。
1 金型ハンドリング装置 10 昇降ブロック 20 金型保持手段 21 吊り具 30 付属金具保持手段 31 電磁マグネット 32 吊り具 A 金型 Aa ボス部 B フランジ(付属金具) C 加硫容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24
Claims (4)
- 【請求項1】 筒形の加硫容器の内側に上方から筒形の
金型を挿入しまたは抜き出すとともに、当該加硫容器・
金型間に上方から付属金具を着脱する金型ハンドリング
装置であって、 上下方向に移動可能に配置された昇降ブロックのうち
に、金型をつかむ金型保持手段と、上記の付属金具を解
放自在に保持する付属金具保持手段とを有することを特
徴とする金型ハンドリング装置。 - 【請求項2】 金型保持手段が、下方に延びた軸体の下
部から横向きの一方向に爪が突出したL字状の複数の吊
り具と、各吊り具の軸体を回す回転部とを備え、それぞ
れの爪が、金型端部のボス部の周囲に形成されたツバと
係合し得る位置に配置されている請求項1に記載の金型
ハンドリング装置。 - 【請求項3】 金型保持手段の上記回転部が、上記の各
軸体を連動させるべく噛み合わせて配置された複数の歯
車と、それらの歯車の一つに接続された回転駆動源とを
備えている請求項2に記載の金型ハンドリング装置。 - 【請求項4】 付属金具保持手段が、上記の付属金具を
吸着できる電磁マグネットを有するほか、下方に延びた
軸体の下部から横向きの一方向に爪が突出したL字状の
複数の吊り具と、各吊り具の軸体を回す回転部とを備
え、それぞれの爪が、電磁マグネットで吸着された付属
金具の下部と係合し得る位置に配置されている請求項1
〜3のいずれかに記載の金型ハンドリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19077893A JP3326244B2 (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 金型ハンドリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19077893A JP3326244B2 (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 金型ハンドリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716845A true JPH0716845A (ja) | 1995-01-20 |
JP3326244B2 JP3326244B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=16263579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19077893A Expired - Fee Related JP3326244B2 (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | 金型ハンドリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3326244B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007203654A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ゴムクローラ製造装置 |
JP2010023447A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Mitsuboshi Belting Ltd | ベルトスリーブの加硫装置 |
CN101973096A (zh) * | 2010-09-20 | 2011-02-16 | 宁国市海天力工业发展有限公司 | 汽车制动气室橡胶隔膜二次硫化成型装置 |
JP2016007727A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | 住友ゴム工業株式会社 | ハンドリング装置および前記ハンドリング装置に用いるアタッチメント |
CN114670378A (zh) * | 2022-04-07 | 2022-06-28 | 内蒙古工业大学 | 可调节固体火箭发动机硫化脱模装置 |
-
1993
- 1993-07-01 JP JP19077893A patent/JP3326244B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007203654A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ゴムクローラ製造装置 |
JP2010023447A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-02-04 | Mitsuboshi Belting Ltd | ベルトスリーブの加硫装置 |
CN101973096A (zh) * | 2010-09-20 | 2011-02-16 | 宁国市海天力工业发展有限公司 | 汽车制动气室橡胶隔膜二次硫化成型装置 |
JP2016007727A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | 住友ゴム工業株式会社 | ハンドリング装置および前記ハンドリング装置に用いるアタッチメント |
CN114670378A (zh) * | 2022-04-07 | 2022-06-28 | 内蒙古工业大学 | 可调节固体火箭发动机硫化脱模装置 |
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---|---|
JP3326244B2 (ja) | 2002-09-17 |
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