JP3468803B2 - グリッパ着脱装置 - Google Patents

グリッパ着脱装置

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JP3468803B2 JP23790093A JP23790093A JP3468803B2 JP 3468803 B2 JP3468803 B2 JP 3468803B2 JP 23790093 A JP23790093 A JP 23790093A JP 23790093 A JP23790093 A JP 23790093A JP 3468803 B2 JP3468803 B2 JP 3468803B2
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健二郎 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容器処理の一環として整
列した容器をグリッパで把持し、箱内に収納又は取り出
すグリッパ着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のグリッパ着脱装置を図5及び図6
によって説明する。図5において、1は着脱対象のびん
又は缶等の容器、2は容器1を把持する中空状のグリッ
パ、3は図示しない空気供給源と連通する連通孔3aを
有するブラケットで、該ブラケット3には前記連通孔3
aと連通する貫通孔4aを有する軸4が挿着されてい
る。5は一端を前記軸4に、他端を貫通孔6aを有する
軸6に挿着されたエアカップリングで、該エアカップリ
ング5を介して軸4,6の貫通孔4a,6aが連通して
いる。7は軸6とグリッパ2を連結するためのゴムホー
スである。
【0003】上記構成において、図示しない空気供給源
から供給された空気が連通孔3a、貫通孔4a、エアカ
ップリング5、貫通孔6a及びゴムホース7を介してグ
リッパ2の中空部2aに導入されると、中空部2aが空
気の圧力で膨張して容器1の頭部を把持して、図示しな
い手段により次工程に搬送する。ここで、中空部2aの
空気を抜き去ることによりグリッパ2は容器1を解放
し、元の位置に戻る。ここで、取扱う容器1の種類や高
さが異なる場合には、軸6やグリッパ2を変更する必要
があるが、その交換方法としては、図6の如くエアカッ
プリング5から下を取り外して交換する方法がとられ
る。なお、エアカップリング5は構造及び耐久性の面か
ら金属製のものが使われ、軸6には樹脂が用いられる。
また軸6を分離した際に空気をストップする機構が内蔵
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のグリッパ着
脱装置には解決すべき次の(1)〜(4)の課題があっ
た。
【0005】(1)従来のエアカップリングの雄と雌の
嵌合は比較的に固く、着脱する場合に両者の軸心が傾く
と更にこじり力が発生して、容易には着脱できない。ま
た、グリッパの着脱交換に時間がかかり過ぎる。
【0006】(2)従来のエアカップリングは構造及び
耐久性の面から金属製のものが使われるので装置の重量
が重くなる。
【0007】(3)エアカップリングを軸と結合すると
きに、金属製のカップリングと樹脂製の軸を結合するの
で両者の軸心がずれ易い。
【0008】(4)自動着脱を行う場合、一般のエアカ
ップリングでは自動着脱装置の機構が複雑となる。
【0009】本発明は上記課題を解決するため、雌雄の
カプラをわずか回転するだけで着脱できるグリッパ着脱
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として次の(1),(2)に記載のグリッパ着脱装
置を提供しようとするものである。
【0011】(1).支持ブラケットに流体流通可能な
管軸体によって懸垂支持され、流体動作によって容器等
の物品を把持解放するグリッパを下部に有するととも
に、用途に応じてグリッパ側を中途に設けたエアカップ
リングによって着脱するグリッパ着脱装置において、2
個以上の突起を外周に有する小径部と、該突起からずれ
た位置に軸に沿って2個以上のキー溝を有する大径部と
で成る雄カプラと、同雄カプラの突起と係合する側面視
がL字形または逆L字形の溝とを有し、雄カプラの小径
部に摺動自在に外嵌裝される雌カプラと、前記雄カプラ
の大径部に摺動自在に外嵌裝され、内周部に前記雄カプ
ラのキー溝及び前記雌カプラのL字形又は逆L字形の溝
に嵌合するすべりキーを有するキャップとを備えた、エ
アカップリングを具備してなることを特徴とするグリッ
パ着脱装置。
【0012】(2).上記(1)記載のグリッパ着脱装
置において、雌カプラ及びキャップの外周に各半径方向
に突設されたピンと、同ピンに上端に設けられた溝によ
って係合する作動筒と、同作動筒の複数をその筒軸廻り
に回転可能に天板に支承するフレームと、同フレームに
対し上記作動筒を揺動可能に作動筒外周に突設されたア
ームと、同アーム同士をピンを介して連結する連結棒
と、同連結棒を駆動可能に上記フレームに設けられたエ
アシリンダとを具備してなることを特徴とするグリッパ
着脱装置。
【0013】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0014】(1).上記(1)の構成にあっては2個
以上の突起を外周に有する小径部と該突起からずれた位
置に軸に沿って2個以上のキー溝を有する大径部とでな
る雄カプラと同雄カプラの突起と係合する、側面視がL
字型または逆L字形の溝を有し、雄カプラの小径部に摺
動自在に外嵌裝される雌カプラと、前記雄カプラの大径
部に摺動自在に外嵌裝され、内周部に前記雄カプラのキ
ー溝及び前記雌カプラのL字形又は逆L字形の溝に嵌合
するすべりキーを有するキャップを有したエアカップリ
ングを備えるので、手動でエアカップリングを、容易に
短時間で、かつ、雌雄の軸心を一致して結合することが
できる。
【0015】即ち、手動でエアカップリングを結合する
場合は、まずキャップを持ち上げ、雄カプラの突起と雌
カプラのL字型溝の縦溝を合わせて両者を軸方向に差込
み、円周方向に回転して突起がL字型溝の横溝に入った
状態で止める。次いで前記キャップを下げ、すべりキー
を雌カプラのL字形溝の縦溝に挿入して前記雄カプラの
突起が逆回転して外れないようにロックする。
【0016】因みに通常、雄カプラはカプラ脱離時の空
気ストップ用ボーム弁を内蔵するが、ボール弁は雌カプ
ラのプッシャピンに押されて開き、空気流通状態とな
る。雄カプラと雌カプラの間はOリングで機密にシール
される。
【0017】(2).上記(2)の構成にあっては上記
(1)の構成に加え、雌カプラ及びキャップの外周に各
半径方向に突設されたピンと、同ピンに上端の溝で係合
する作動筒と、同作動筒の複数を筒軸廻りに回転可能に
天板に支承するフレームと、同フレームに対し上記作動
筒を揺動できるよう作動筒外周に突設されたアームと、
同アーム同士をピン連結する連結棒と、同連結棒を駆動
可能に上記フレームに設けられたエアシリンダとを具備
するので、交換のために装着すべきグリッパを作動筒に
上方より挿入して雌カプラに突設されたピンを作動筒の
上端の溝に係合させ、懸吊状態とし、その上にたとえば
グリッパヘッド移動装置等で移動させた雄カプラを上下
に対向載置して下降させると、雄カプラを内包する状態
で懸吊されているキャップは、その外周に突設されたピ
ンが作動筒の上端の溝に係合して停止し、雄カプラのみ
がその外周の突起を雌カプラのL字型溝の縦溝に係合し
て下降し、溝の下端に当って止まる。
【0018】この状態で、エアシリンダを作動させ、連
結棒を介してアームを操作させると作動筒はフレーム上
で回転し、ピンを介して雌カプラ及びキャップを所要量
回転させて静止する雄カプラの上記突起が雌カプラのL
字型溝の横溝に入り、その溝端で停止する。
【0019】次いで、グリッパヘッド移動装置を上昇さ
せると、雄カプラと雌カプラはカップリングされた状態
で引き上げられ、キャップのすべりキーは自重で下がり
雌カプラのL字形溝の縦溝に入って雄カプラの突起をロ
ック(横溝内での移動を防止)し、交換用のグリッパ
(雌カプラ側)は作動筒の中を通って外に取出される。
【0020】結合を外す場合は、上述の逆操作を行えば
よい。
【0021】
【実施例】本発明の第1、第2実施例を図1〜図4によ
り説明する。図1、図2は第1、第2実施例共用の図、
図3、図4は第2実施例の図である。なお、第1実施例
は手動着脱を、第2実施例は自動着脱を行なえるよう構
成されている。
【0022】(第1実施例)請求項1の発明に係る第1
実施例を図1、図2により説明する。
【0023】図1は本実施例のグリッパ着脱装置のカッ
プリング状態、即ち、グリッパ(雌カプラ側)が上方の
雄カプラ側に係合した状態の側面図で、中心線の片側は
断面で示してある。図2は図1の要部の分解斜視図であ
る。
【0024】理解を容易にするため、図2の斜視図で本
実施例のカップリング(装着)を先ず概述すると、上方
の雄カプラ10が下方の雌カプラ20に挿入される。そ
の際、雄カプラ10の鉤突起12cが雌カプラ20のL
字型溝の縦溝21bに係合して滑り降る。そして雄カプ
ラ10を雌カプラ20に対し、反時計方向にわずか回転
すると鉤突起12cがL字型溝の横溝21cに入る。こ
の状態でキャップ16のすべりキー16bが雄カプラ1
0のキー溝12bから雌カプラ20のL字型溝の縦溝2
1bにキャップ16と共に滑り落ち、鉤突起12cが横
溝21c内に拘束され、カップリングが完了する。
【0025】従って、その他の部分は本実施例には特段
の関係はない。なお、ピン17,23は後述の第2実施
例でのみ用いられる。
【0026】図1、図2において、2は中空部2aを有
し、図示しない容器を把持するグリッパ、3は図示省略
のグリッパヘッド移動装置に懸架されているブラケッ
ト、4は貫通孔4aを有する軸でその上部を前記ブラケ
ット3に図示のように円錐面で挿着支持されており、ま
た図示省略の空気供給源と連通している。6は貫通孔6
aを有し下端が前記グリッパ2に螺着されている軸であ
る。
【0027】10は雄カプラ、20は雌カプラで、両者
でエアカップリング(従来例の5に相当)を構成してい
る。11はジョイント、12はボールボックス、13は
弁の作用をなすボール、14はスプリング、15はOリ
ングで、これらで前記の雄カプラ10を構成している。
16は筒状のキャップである。ボールボックス12の外
周は上部が大径部、下部が小径部となっており、大径部
の上端には円錐面12aを、側面には2個の深さが前記
小径部に達するキー溝12bを有し、小径部には該キー
溝12bから約40°、円周方向にずれた位置に2個の
鉤突起12cを有し、また下部の溝にOリング15を保
持している。キャップ16は内周の上部に上記円錐面1
2aと当接する円錐面16aを、また上端から下方に向
いて高さのほぼ半分の位置まで、ほぼ軸対称に2個のす
べりキー16bを有していて、軸方向に摺動自在に前記
ボールボックス12の大径部に外嵌裝され、すべりキー
16bはキー溝12bに嵌まり、最下降位置では上部の
円錐面16aがボールボックス12の上部の円錐面12
aに当接するようになっている。(17は後述する第2
実施例で自動着脱を行う場合にキャップ16に追加され
るピンである)。
【0028】21は雌カプラ20を構成するソケット
で、複数の連通孔21aを有する隔壁によって上下に仕
切られ、上部は前記ボールボックス12の小径部に外嵌
裝され、下部には軸6が螺着され、外径はボールボック
ス12の大径と等しく、前記隔壁の中心部には上側に突
出するプッシャピン22が螺着されている。また上部の
側壁には縦溝21bと横溝21cで形成されるL字形、
又は逆L字形の溝が点対称に2個設けられており、縦溝
21bの巾及び横溝21cの高さは前記ボールボックス
12の鉤突起12cの巾及び高さよりそれぞれ僅かに大
きくなっている。(23は後述する第2実施例で自動着
脱を行う場合にソケット21に追加されるピンであ
る)。
【0029】なお、上述の雄カプラ10及び雌カプラ2
0の各部品はスプリング14を除き総て樹脂製とする。
但し、重量を考慮する必要なき場合には金属製とするこ
ともできる。
【0030】次に上記構成の作用について説明する。
【0031】先ず、エアカップリングを結合する場合を
説明する。まずキャップ16を上側に持ち上げてボール
ボックス12の鉤突起12cを目視し、この鉤突起12
cにソケット21の縦溝21bを合わせて雌カプラ20
を持上げ、縦溝21bの下端を鉤突起12cの下面に当
接させ、次いで円周方向に水平に回転して前記鉤突起1
2cを横溝21cに入れる。このとき縦溝21bと雄カ
プラ10のキー溝12bとの位置が合い、それを介して
キャップ16のすべりキー16bと縦溝21bとの円周
方向の位置が合うのでキャップ16を下げ(又は自然に
滑り落ちて)、すべりキー16bを縦溝21bに嵌め
て、鉤突起12cが円周方向に移動しないようにロック
する。なお雌カプラ20が結合されていないときは、ボ
ールボックス12内のボール13は、スプリング14に
押されてボールボックス12の下部の円錐面に気密に当
接して空気の放出を防いでいるが、雌カプラ20が結合
されると、ソケット21に固設されたプッシャピン22
に押されて持上がり、グリッパ2の中空部2aに通ずる
通路が開き、またボールボックス12の小径部とソケッ
ト21の内径部との間はOリング15によって気密に保
たれる。
【0032】ここで、キャップ16のすべりキー16b
がボールボックス12の外周の大径部のキー溝12b
に、一部はつねにかかっているようにする為、ジョイン
ト11にキャップ16の上昇を制限するストッパをつけ
るようにすればキー溝合せの必要がなくより効率的であ
る。
【0033】その他の作用は従来例と同様なので説明を
省略する。
【0034】以上はグリッパ着脱装置を結合する場合に
ついて説明したが雌カプラ20を外す場合は上述の逆操
作によって行なう。
【0035】(第2実施例)請求項2の発明に係る第2
実施例を図1〜図4により説明する。なお、第1実施例
と同様の構成部材については必要ある場合を除き、説明
を省略する。
【0036】本実施例は第1実施例における作用(結合
及び分離)を自動化した場合に相当するグリッパ着脱装
置で、図1、図2に関する限り、2点鎖線で示す、ピン
17がキャップ16に、ピン23が雌カプラ20に、そ
れぞれ外周の半径方向に突設される以外、第1実施例と
同様である。
【0037】図3は本実施例のグリッパの自動着脱装置
30の斜視図、図4は図3の作動筒32群のうちの1個
を拡大して示した斜視図である。なお、図3では一例と
して5個×2列のグリッパを同時に着脱できる自動着脱
装置を示してある。
【0038】これらの図に於いて、自動着脱装置30は
次の部材よりなっている。即ち、31はフレーム、31
aはその天板、32は作動筒、32aはアーム、33は
連結棒、38はアーム32aと連結棒33を回転自在に
連結するピン、34はフレーム31に固設されたエアシ
リンダ、35は同エアシリンダ34と連結棒33をピン
を介して繋ぐリンクである。作動筒32は例えばフラン
ジ部32cと板ナット37で挟持したメタル36を介し
て、水平方向に回転自在にフレーム31の天板31aに
設けられた孔に嵌裝支承されており、その上端、側壁に
は2個の縦溝32bを備えていて、ソケット21に設け
たピン23と係合して同ソケット21(及びその下方部
材)を支承しかつ円周方向の位置を規制するようになっ
ている。
【0039】次に上記構成の作用について説明する。
【0040】先ず、自動でエアカップリングを結合する
場合を説明する。自動着脱装置30はたとえば図示省略
のグリッパヘッド移動装置の移動範囲内で、かつ箱詰ラ
インから外れた場所に、必要個数が置かれている。自動
着脱装置30には図4に2点鎖線で示すようにピン23
を縦溝32bに係合して雌カプラ20から下のグリッパ
2までの部品を装填しておく。装填は雌カプラ20のピ
ン23を自動着脱装置30の作動筒32の縦溝32bに
嵌めて吊り下げる。雄カプラ10から上の部品の一群は
ブラケット3を介して前記の図示省略のグリッパヘッド
移動装置によって、作動筒32群の各軸心に一致するよ
う縦横のピッチを調整されて、自動着脱装置30の真上
に運ばれた後、下降する。まずキャップ16のピン17
が作動筒32の上端面に当接し、キャップ16の下降は
停止し、一方、雄カプラ10のボールボックス12は下
降を続け、鉤突起12cはソケット21の縦溝21bに
嵌まって下降し、縦溝21bの下端に当接する。ここで
グリッパヘッド移動装置の下降を止め、エアシリンダ3
4によって連結棒33を介して作動筒32を水平方向
(両矢印方向)に回転させ、ソケット21の横溝21c
に鉤突起12cを嵌める。この回転によりソケット21
の縦溝21bはキャップ16のすべりキー16bの位置
と合う。次いでグリッパヘッド移動装置を上昇すれば、
雄カプラ10と共に雌カプラ20が作動筒32を離れて
引き上げられ、キャップ16はすべりキー16bが縦溝
21bに嵌まって止まり、結合が終了する。以後、グリ
ッパヘッド移動装置の上昇によってグリッパ2は作動筒
32の内を通って外に出る。結合を外すには上述の逆操
作によって行なう。
【0041】なお、因みにキャップ16をバネ等で、常
に下方へ負荷される構成にしておけば、すべりキー16
bが雄カプラ10のキー溝12bに係合した状態でソケ
ット21の上端にストップされ、鉤突起12cが横溝2
1cに滑り込んだときすべりキー16bが縦溝21bと
上下に一致することによって、ひとりでにすべりキー1
6bは縦溝21bに入ってキャップ16が下降すること
が確実、自動的に行なわれるが、すべりキー16bをも
含めたキャップ16と、雄カプラ10、雌カプラ20等
との嵌合を遊合状態にしておいても、キャップ16の自
重によって同一目的を達成できる。
【0042】以上の通り、第1、第2実施例によれば、
グリッパの着脱を、雄カプラ10の鉤突起12cを雌カ
プラ20のL字型溝の縦溝21b、横溝21cに係合、
キャップ16のすべりキー16bで拘束することのみに
よって、或はその逆操作によって行なうことができるの
で、従来のように嵌合が固くなり、着脱困難を生じた
り、着脱交換に時間がかかり過ぎたりすることがなくな
るという利点がある。
【0043】また、操作簡便で過大荷重の負荷される懸
念がないので、グリッパ側をすべて樹脂製とすることが
でき、軽量な装置が得られるという利点がある。
【0044】また、雄カプラ10、雌カプラ20を係合
した外周には両方にわたってキャップ16が外装される
ので雌雄両カプラの軸心がずれることがないという利点
がある。
【0045】また、第2実施例にあっては着脱を自動着
脱装置30によって行なうことができるので、着脱が一
層、簡便能率化するという利点がある。
【0046】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の(1)〜(3)の効果を有する。
【0047】(1)雄カプラに雌カプラを挿入して回す
という簡潔な結合方式であり、構成部品の各部に無理な
力がかからず、着脱には大きな力を要せず容易に行うこ
とができる。そのため、着脱時間も短縮される。
【0048】(2)構成部品に大きな局部応力が生じな
いので部品の樹脂化が可能となり、装置の軽量化ができ
る。
【0049】(3)従来行われていない自動着脱が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例に係るグリッパ着脱
装置の側面図(片側断面)、
【図2】第1、第2実施例の分解斜視図、
【図3】本発明の第2実施例に係るグリッパ着脱装置に
おける自動着脱装置の斜視図、
【図4】図3の作動筒1個近傍の拡大斜視図、
【図5】従来例の側面図、
【図6】図5でエアカップリングを分離し、かつ、容器
1を除去した側面図である。
【符号の説明】
2 グリッパ 3 ブラケット 4,6 軸 10 雄カプラ 12b キー溝 12c 鉤突起 15 Oリング 16 キャップ 16b すべりキー 17 ピン 20 雌カプラ 21 ソケット 21b 縦溝 21c 横溝 23 ピン 30 グリッパ自動着脱装置 31 フレーム 31a 天板 32 作動筒 32a アーム 32b 縦溝 33 連結棒 34 エアシリンダ 35 リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉富 和夫 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三 菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (56)参考文献 実開 昭60−2606(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 21/18 - 21/20 B65B 35/16 - 35/18 B65B 35/36 - 35/38 B25J 15/00 B25J 15/04 F16L 37/24 - 37/252

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持ブラケットに流体流通可能な管軸体
    によって懸垂支持され、流体動作によって容器等の物品
    を把持解放するグリッパを下部に有するとともに、用途
    に応じてグリッパ側を中途に設けたエアカップリングに
    よって着脱するグリッパ着脱装置において、2個以上の
    突起を外周に有する小径部と、該突起からずれた位置に
    軸に沿って2個以上のキー溝を有する大径部とで成る雄
    カプラと、同雄カプラの突起と係合する側面視がL字形
    または逆L字形の溝とを有し、雄カプラの小径部に摺動
    自在に外嵌裝される雌カプラと、前記雄カプラの大径部
    に摺動自在に外嵌裝され、内周部に前記雄カプラのキー
    溝及び前記雌カプラのL字形又は逆L字形の溝に嵌合す
    るすべりキーを有するキャップとを備えた、エアカップ
    リングを具備してなることを特徴とするグリッパ着脱装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のグリッパ着脱装置におい
    て、雌カプラ及びキャップの外周に各半径方向に突設さ
    れたピンと、同ピンに上端に設けられた溝によって係合
    する作動筒と、同作動筒の複数をその筒軸廻りに回転可
    能に天板に支承するフレームと、同フレームに対し上記
    作動筒を揺動可能に作動筒外周に突設されたアームと、
    同アーム同士をピンを介して連結する連結棒と、同連結
    棒を駆動可能に上記フレームに設けられたエアシリンダ
    とを具備してなることを特徴とするグリッパ着脱装置。
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