JPH07168333A - 三成分系第二鉄錯塩含有漂白一定着組成物 - Google Patents

三成分系第二鉄錯塩含有漂白一定着組成物

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JPH07168333A
JPH07168333A JP6231201A JP23120194A JPH07168333A JP H07168333 A JPH07168333 A JP H07168333A JP 6231201 A JP6231201 A JP 6231201A JP 23120194 A JP23120194 A JP 23120194A JP H07168333 A JPH07168333 A JP H07168333A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、像様露光されたカラーハロゲン化
銀要素を漂白−定着するための組成物及びその組成物で
要素を処理する方法に関し、脱銀性能が改良された迅速
処理方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明組成物は、定着剤並びに四座配位子及
び三座配位子により生成される三成分系第二鉄錯塩を含
んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像様露光されたカラー
ハロゲン化銀要素の処理方法、特に脱銀性能が改良され
た迅速処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーハロゲン化銀要素の処理の際、銀
は、漂白剤、ほとんどの場合、アミノポリカルボン酸の
鉄錯塩、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)
のアンモニウム錯塩により酸化されて銀塩となる。漂白
工程に続いて、銀塩及び未使用ハロゲン化銀を溶解性に
する定着剤により銀塩及びハロゲン化銀を除去する。漂
白と定着は別々に行っても又は漂白−定着工程として一
緒に行ってもよい。
【0003】漂白反応速度は、鉄錯塩の酸化力に著しく
依存するが、その酸化力はまたアミノポリカルボン酸の
構造に依存する。エチレンジアミン四酢酸(EDTA)
及びニトリロ三酢酸(NTA)のような化合物は、酸化
力の弱い鉄錯体を生成する。追加の漂白−促進性化合物
を用いなければ、迅速漂白を達成することはできない。
一方、アミノポリカルボン酸類のあるものは、酸化力が
強力すぎて、1)漂白液中に望ましくない色素を形成
し、そして2)漂白−定着に用いた場合、定着剤の酸化
により漂白−定着溶液の溶液安定性が低下し;そしてこ
のような酸化は溶液中にイオウの沈澱を発生させる原因
となることがある。さらに、鉄錯塩を生成するキレート
剤のあるものは公共処理事業又は受容水中で容易には微
生物分解されない。
【0004】一種より多くの配位子を含有しそして望ま
しくない色素を形成することなく迅速漂白の助けとなる
漂白溶液が開発されてきたが、このような溶液は、二種
類の別々の鉄錯塩を含有する。例えば、KODAK F
LEXICOLOR Bleach II では、一方の塩
は第二鉄アンモニウムエチレンジアミン四酢酸(EDT
A)であり、他方は第二鉄アンモニウム−1,3−プロ
ピレンジアミン四酢酸(PDTA)である。このような
混合物は安定で優れた漂白力を有するが、これらの鉄錯
塩のいずれも容易に微生物により分解されない。同様
に、ヨーロッパ特許第430,000号/ドイツ特許第
3,939,755等(Tappe 等) において、配位子の
混合物を含む漂白−定着配合物が開示されている。しか
しながら、前記の配位子は両者共、二種類の別々の鉄錯
塩を形成する四座配位子キレート形成剤であり、これら
の二種類の別々の鉄錯塩は漂白−定着配合物中のチオサ
ルフェートと組合わさると安定性が低下する。またpH緩
衝剤として用いられる二座配位子、及び四座配位子の混
合物もヨーロッパ特許第534,086号(Kuse)に開
示されている。米国特許第4,910,125号(Haru
uchi等) は、各種のアミノポリカルボン酸と三座配位子
との混合物について開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、両者が安
定でしかも微生物分解性であり、同時に漂白効率が良好
な漂白−定着組成物を提供することが望ましい。また、
このような組成物を用いる処理方法を提供することも望
ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、定着剤並びに
四座配位子及び三座配位子により生成される三成分系第
二鉄錯塩を含んでなる、像様露光及び現像されたハロゲ
ン化銀写真要素を漂白−定着するための組成物を提供す
る。一態様において、三座配位子は、以下の式(I)に
より表され、四座配位子は、以下の式(II)により表さ
れる:
【0007】
【化1】
【0008】前記式中、RはH又はアルキル基であり、
m,n,p及びqは、1,2又は3であり、そしてX
は、連結基である。本発明は、さらに、前記漂白−定着
組成物でハロゲン化銀要素を処理することを含んでな
る、像様露光及び現像されたハロゲン化銀写真要素を脱
銀するための方法を提供する。
【0009】本発明は、三座配位子及び四座配位子の両
者が第二鉄イオンと錯塩を生成して三成分系錯体を生成
している漂白−定着溶液を提供する。この漂白−定着溶
液は、微生物で分解しうる配位子を含有し、良好な脱銀
性能を示し、そして優れた溶液安定性を有する。
【0010】
【実施態様】本発明の漂白−定着組成物は、四座配位子
及び三座配位子により生成される三成分系第二鉄錯塩で
ある鉄キレート錯体を含有する。三成分系錯体は、二種
類の明らかに異なる配位子構造から生成される鉄塩錯体
である。第二鉄イオンに結合する基を3つ含有する化合
物は三座配位子キレート形成剤である。第二鉄金属イオ
ンに結合する部位を4つ有する化合物は四座配位子であ
る。
【0011】金属イオン塩及び二種類の異なるキレート
形成化合物からの三成分系錯塩の生成は、Journal of t
he Chemical Society, 2904 (1954)に記載されているよ
うに、Irving及びRossoti の直接pH滴定法により測定す
ることができる。あるいは、錯塩が、親配位子又は非錯
塩形成金属イオン塩と十分に異なる吸収スペクトルを有
するならば、スペクトル法も用いることができる。
【0012】Journal of the Faraday Society,55巻、
1310 (1959) に記載されている、Bond及び Jonesのタイ
プの電位差測定を用いて三成分系錯塩の生成を調べるこ
ともできる。同濃度の第二鉄イオン塩及び第一鉄イオン
塩を含有する溶液であって、異なる量の前記二種類のキ
レート形成化合物を添加した溶液の電圧を測定する。こ
の方法を用いて、三座配位子のみを大量に含有する参照
溶液を調製し、そしてBond及び Jonesの方法によりpHの
関数として電圧を測定する。次に、三座配位子及び四座
配位子の両者を含有する第二溶液を調製し、そして第二
溶液の電圧を同一方法により測定する。三座配位子及び
四座配位子を組合せて含有する溶液であって、三座配位
子のみの溶液より実質的に負の電圧シフト(典型的にこ
の値は約25mVより大きい)を示す溶液は、第二鉄イオ
ン塩三成分系錯体を生成している。
【0013】得られる第二鉄イオンとの三成分系錯塩
は、漂白溶液の酸化力を調整して、溶液中の定着剤の安
定性を低下させることなく、現像銀を迅速酸化する。二
つの三座配位子、例えば、メチルイミノ二酢酸との第二
鉄イオン錯塩は、前記錯塩の電位があまりに酸化性であ
るので不安定な漂白−定着溶液を生成する。さらに、こ
のような錯塩は、それに続く処理溶液、例えば、洗浄液
及び安定液に、写真材料中の鉄を残すこともある。1つ
の四座配位子との第二鉄イオン錯塩は、第二鉄イオンの
配位要件を完全には満さず、錯塩は容易に加水分解す
る。加水分解生成物は迅速に銀を漂白せず、さらに写真
材料中でそしてそれに続く処理溶液、例えば、洗浄液及
び安定液中で鉄の分解及び析出がおこる傾向がある。二
つの四座配位子から生成される第二鉄イオン錯塩は、処
理時間を長くしても銀が完全に除去されない程弱い酸化
力を有する。一つの三座配位キレート形成化合物及び一
つの四座配位化合物の組合せのみが、適切な銀酸化速度
及び長期間の溶液安定性を得るための電位を調整するこ
とができる第二鉄イオンとの三成分系錯塩を生成する。
【0014】漂白力を有する第二鉄イオン塩を生成し、
そして本発明の錯塩生成要件を満す他の配位子を用いて
もよいが、好ましい配位子はイオン化されたアミノポリ
カルボン酸類である。このような配位子としてはジピコ
リン酸又はPO3 2 基を有する配位子が挙げられる。
用いてもよい三座配位子アミノポリカルボン酸類は、第
二鉄イオンに対する結合部位を3個のみ有するものであ
り、第二鉄イオンに結合するかもしれない追加の置換基
を有しない。さらに、それらの三座配位子アミノポリカ
ルボン酸は水溶性で、漂白力を有する第二鉄錯塩を生成
し、そしてハロゲン化銀漂白方式と適合性を有するもの
でなければならない。用いてもよい四座配位子アミノポ
リカルボン酸類は、それらが、結合部位を4個のみ含有
するものでなければならない点以外は前記と同じ基準に
合致しなければならない。好ましくは、アミノポリカル
ボン酸は微生物分解性である。さらに好ましくは、二種
類の異なるアミノカルボン酸、すなわち、その一方は以
下の式(I)により表される三座配位子及びその第二は
以下の式(II)により表される四座配位子から生成され
る三成分系錯塩を含有する溶液である:
【0015】
【化2】
【0016】前記式中、RはH、又は置換もしくは非置
換のアルキル基、アリール基、アリールアルキル基又は
複素環式基を表す。好ましくは、Rはアルキル基であ
り、さらに好ましくは炭素原子数1〜3個を含有する。
文字m,n,p及びqは独立して1,2又は3である。
さらに好ましくは、m,n,p及びqは1である。R上
の置換基は、第二鉄イオンに結合しない基ならば任意の
ものでよく、例えば、
【0017】
【化3】
【0018】−OR3 ,−SR4 (R1 〜R4 はアルキ
ル基もしくは水素原子を表す)である。連結基Xは、第
二鉄イオンに結合せずしかも化合物が水不溶性になる原
因とならない基ならば任意のものであってよい。好まし
くは、Xは置換もしくは非置換のアルキレン基、アリー
レン基、アリールアルキレン基又は複素環式基であり、
さらに好ましくはXは炭素原子数1〜3個のアルキレン
鎖であって、他の非キレート形成基、例えば、メチル基
又はアリール基で置換されていてもよい。
【0019】式(I)により表すことができる三座配位
子の代表例を以下に列挙するが、本発明化合物はこれら
の例に限定されない。最も好ましい化合物はメチルイミ
ド二酢酸である。
【0020】
【化4】
【0021】式(II)により表されることができる四座
配位子の代表例を以下に列挙するが、本発明化合物はこ
れらの例に限定されない。最も好ましい化合物はニトリ
ロ三酢酸である。
【0022】
【化5】
【0023】本発明の三座配位子及び四座配位子の多く
は、市販されているか又は当業者に知られた方法により
製造することができる。金属イオン塩と式(I)及び式
(II)の化合物の濃度比は、三成分系錯塩の生成を最適
にするような特定範囲の値でなければならない。第二鉄
イオンに対する四座配位子キレートの比は、約0.9〜
1.5の範囲、好ましくは約1.0〜1.2の範囲、最
も好ましくは約1.01〜1.05の範囲とすべきであ
る。第二鉄イオンに対する三座配位子キレートの比は、
約0.5〜10の範囲、好ましくは約1〜5の範囲、最
も好ましくは約1〜3の範囲とすべきである。漂白溶液
の金属塩の濃度は、迅速脱銀のために約0.01M〜
1.0Mとすべきである。さらに好ましくは、第二鉄イ
オン塩の濃度は0.05Mないし0.4Mである。
【0024】本発明の漂白−定着溶液のpH値は、第二鉄
イオン塩と二種類の別々のキレート生成化合物との三成
分系錯塩の生成を助け、そして定着剤の安定性を促進す
る。そのようなものとして、pH値は好ましくは約3.0
〜8.0の範囲であり、最も好ましくは約4.0〜6.
5の範囲である。pH値を前記範囲に調整し、良好なpHコ
ントロールを維持するために、pKa が4ないし6である
有機弱酸、例えば、酢酸、グリコール酸又はマロン酸
を、アルカリ剤、例えば、水性アンモニアと組合せて添
加することができる。この緩衝酸は、銀の酸化反応の性
能を一定に保持するのを助ける。本発明の漂白−定着溶
液は、既知定着剤、例えば、チオシアネート、チオサル
フェート及びチオエーテル類を含有し、チオサルフェー
ト塩、例えば、チオサルフェートアンモニウムが好まし
い。環境上の理由から、カリウム又はナトリウムが好ま
しい対イオンであろう。定着剤の濃度は好ましくは0.
1Mないし3.0Mであり、さらに好ましくは0.2M
ないし1.5Mである。
【0025】漂白−定着溶液はまた保恒剤、例えば、亜
硫酸塩、例えば、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸塩又は
メタ重亜硫酸塩をも含有する。これらの化合物は、0〜
0.5M、さらに好ましくは0.02M〜0.4M存在
する。さらに、漂白−定着液は漂白促進剤及び定着促進
剤を含有してもよい。本発明の漂白−定着溶液は、漂白
−定着液に対して直接補充することができる。ハロゲン
化銀写真要素1m2 当りの補充溶液の添加容量は、感光
材料中に存在する銀量の関数であると考えられる。低容
量の補充溶液を用いるのが好ましいので低銀材料が好ま
しい。補充速度は1ないし1000mL/m2 であり、さ
らに好ましくは50ないし250mL/m2 であってよ
い。また、漂白−定着流出液は、米国特許第5,06
3,142号及びヨーロッパ特許出願第410,354
号又は米国特許第5,055,382号(Long等) に記
載されているように再生することができる。処理時間は
約10〜240秒であってよく、30〜60秒が好まし
くそして30〜45秒が最も好ましい。
【0026】処理すべき写真要素は、感光性材料として
任意の慣用のハロゲン化銀、例えば、塩化銀、臭化銀、
臭ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化銀及びそれらの混合物
を含有することができる。しかしながら、好ましくは写
真要素は、少くとも50モル%の塩化銀、さらに好まし
くは90モル%の塩化銀を含有する高塩化物要素であ
る。
【0027】本発明の写真要素は、単一色要素または多
色要素であることができる。多色要素は、典型的に3種
の主要領域の可視スペクトルの各々に感光する色素画像
形成単位を含む。各単位は、単一乳剤層または与えられ
た領域のスペクトルに感光する複数乳剤層からなること
ができる。要素の各層(画像形成単位層を含む)は、写
真技術分野で知られるような種々の順序で配列すること
ができる。別の様式では、3種の主要領域のスペクトル
のそれぞれに感光する乳剤がWhitmoreの1982年12
月7日発行の米国特許第4,362,806号明細書に
記載されるような微小容器の使用により単一に区分けさ
れた層として配置されうる。要素は、追加の層、例え
ば、フィルター層、中間層、オーバーコート層、下塗り
層等を含有することができる。要素はまたNo. 3439
0,Research Disclosure,199
2年11月に記載されているような、磁性バッキングを
含んでもよい。
【0028】本発明の乳剤や要素で使用するのに適する
材料の以下の検討は、Research Disclo
sure,1989年12月、Item 308119
(Kenneth Mason Publications, Ltd.発行、Dudley Ann
ex, 12a North Street, Emsworth, Hampshire PO10 7D
Q、英国) を引用して行うだろう (この開示は、引用す
ることにより本明細書中に包含する) 。この刊行物は以
“ResearchDisclosure”と略記す
る。
【0029】本発明要素に用いられるハロゲン化銀乳剤
は、ネガティブ作動性又はポジティブ作動性のいずれか
であってよい。適切な乳剤及びそれらの調製の例は、
esearch Disclosure、第I節、第II
節及びそこで引用されている刊行物に記載されている。
他の適切な乳剤は、(111)平板状塩化銀乳剤、例え
ば、米国特許第5,176,991号(Jones 等);第
5,176,992号(Maskasky等);第5,178,
997号(Maskasky);第5,178,998号(Mask
asky等);第5,183,732号(Maskasky);及び
第5,185,239号(Maskasky)に記載されている
もの、並びに(110)平板状塩化銀乳剤、例えば、ヨ
ーロッパ特許第534,395号(1993年3月31
日公告、Brust 等)に記載されているものである。本発
明要素の乳剤層及び他の層のための適切なビヒクルは、
Research Disclosure IX及びそこ
で引用されている刊行物に記載されている。
【0030】ハロゲン化銀乳剤は、各種の方法で化学増
感及び分光増感することができ、その例はResear
ch Disclosureの第III 節及び第IV節に記
載されている。本発明要素は、Research Di
sclosure、第VII 節、パラグラフD,E,Fお
よびGならびにそこで引用される文献に記載されるよう
なカプラーをはじめとする各種カプラーを含むことがで
きる(しかし、これらに限定されない)。これらのカプ
ラーは、Research Disclosure、第
VII 節、パラグラフCならびにそこで引用される文献に
記載されるように組み入れることができる。
【0031】この発明の写真要素又はその各層は、蛍光
増白剤(Research Disclosure、第
V節)、カブリ防止剤および安定剤(Research
Disclosure、第VI節)、汚染防止剤および
画像色素安定剤(Research Disclosu
re、第VII 節、パラグラフIおよびJ)、光吸収剤お
よび散乱材料(Research Disclosur
、第VIII節)、硬膜剤(Research Disc
losure、第X節)、可塑剤および滑剤(Rese
arch Disclosure、第XII 節)、帯電防
止剤(Research Disclosure、第XI
II節)、マット剤(ResearchDisclosu
re、第XVI 節)ならびに現像改質剤(Researc
h Disclosure、第XXI 節)を含むことがで
きる。
【0032】これらの写真要素はResearch D
isclosure、第XVII節およびそこで引用される
文献に記載されるような(これらに限定されない)各種
支持体上に塗布することができる。これらの写真要素
は、典型的には可視領域のスペクトルの化学輻射線に露
光でき、Research Disclosure、第
XVIII 節に記載されているような潜像を形成し、次いで
処理して可視色素画像(その例はResearchDi
sclosure第XIX 節に記載されている)を形成す
ることができる。可視色素画像を形成する工程には、要
素を発色現像主薬と接触させ、現像可能なハロゲン化銀
を還元し、発色現像主薬を酸化する工程が含まれる。酸
化された発色現像主薬は、カプラーと次々に反応して色
素を生じる。
【0033】発色現像液は、典型的に、第一芳香族アミ
ノ発色現像剤を含有する。これらの発色現像主薬は周知
であり、各種のカラー写真処理に広く用いられる。それ
らとしては、アミノフェノール類及びp−フェニレンジ
アミン類が挙げられる。アミノフェノール現像主薬の例
としては、o−アミノフェノール、p−アミノフェノー
ル、5−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2−アミノ
−3−ヒドロキシトルエン、2−ヒドロキシ−3−アミ
ノ−1,4−ジメチルベンゼン等が挙げられる。
【0034】特に有用な第一芳香族アミノ発色現像主薬
は、p−フェニレンジアミン類及び特にN,N−ジアル
キル−p−フェニレンジアミン類であって、アルキル基
又は芳香族核が置換又は非置換であってよいものであ
る。有用なp−フェニレンジアミン発色現像主薬の例と
しては、N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン一
塩酸塩、4−N,N−ジエチル−2−メチルフェニレン
ジアミン一塩酸塩、4−(N−(エチル−N−2−メタ
ンスルホニルアミノエチル)−2−メチルフェニレンジ
アミンセスキ硫酸塩一水和物、4−(N−エチル−N−
2−ヒドロキシエチル)−2−メチルフェニレンジアミ
ン硫酸塩、4−N,N−ジエチル−2,2′−メタンス
ルホニルアミノエチルフェニレンジアミン塩酸塩等が挙
げられる。
【0035】第一芳香族アミノ発色現像主薬の他に、発
色現像溶液は、典型的に各種の他の薬剤、例えば、pHを
調整するためのアルカリ類、臭化物、ヨウ化物、ベンジ
ルアルコール、酸化防止剤、カブリ防止剤、可溶化剤、
増白剤等を含有する。写真用発色現像組成物は、7以上
のpHの、最も典型的には約9〜約13の範囲のpHのアル
カリ作動性水溶液の形で用いられる。必要なpHを得るた
めに、前記組成物は、1種又はそれ以上の周知のそして
広く用いられているpH緩衝剤、例えば、アルカリ金属カ
ルボネート類又はホスフェート類を含有する。炭酸カリ
ウムは、発色現像組成物用のpH緩衝剤として特に有用で
ある。
【0036】ネガティブ作動性ハロゲン化銀は、この処
理工程によりネガ画像をもたらす。ポジ(または反転)
画像をうるには、この着色現像工程の前に非カラー現像
主薬でまず現像処理して露光されたハロゲン銀を現像
(色素は生じない)し、次いでその要素を均一にカブら
せて未露光ハロゲン化銀を現像可能とすることができ
る。あるいはまた、直接陽画乳剤は、ポジ画像を得るの
に使用することができる。
【0037】現像は、引き続き、通常の漂白定着工程が
施されて銀およびハロゲン化銀が除去され、洗浄そして
乾燥される。典型的に、停止浴と称される別のpH低減溶
液を用いて、漂白に先立って現像を停止させる。安定浴
は、乾燥前の漂白定着された写真要素の最終洗浄及び硬
化のために通常用いられる。処理のための慣用技法は
esearch Disclosure、第XIX 節に具
体的に説明されている。
【0038】カラー写真要素、特にカラーネガティブフ
ィルム及びカラー印画紙のための好ましい処理工程とし
ては以下を挙げることができる: (P−1)発色現像/停止/漂白−定着/洗浄/安定化
/乾燥、 (P−2)発色現像/停止/漂白−定着/安定化/乾
燥、 (P−3)発色現像/漂白−定着/洗浄/安定化/乾
燥、 (P−4)発色現像/漂白−定着/洗浄、 (P−5)発色現像/漂白−定着/安定化/乾燥、 (P−6)発色現像/停止/洗浄/漂白−定着/洗浄/
乾燥。
【0039】各工程(P−1)〜(P−6)において、
変更も意図されている。例えば、発色現像に先立って、
例えば、前硬化浴のような浴を用いることができ、又は
洗浄工程を安定化工程に続けて行ってもよい。さらに、
発色現像の前に、黒白現像、化学的カブリ浴、再露光及
び洗浄の追加の工程を必要とする反転処理が意図されて
いる。
【0040】以下の例は、本発明を具体的に説明するた
めのものであって、本発明を限定するものではない。例1 第二鉄イオン三成分系錯塩の生成を示す電位測定試験は
以下のように実施した。電圧測定試験を4回行い、各々
2mM第二鉄イオン塩及び2mM第一鉄イオン塩を含有し
た。第1回の試験は、三座配位子として50mMメチルイ
ミノ二酢酸を含有した(試験1)。第2回の試験は、同
一の鉄イオン塩濃度と、四座配位子として5mMのニトリ
ロ三酢酸を含有した(試験2)。第3回試験及び第4回
試験は、それぞれ同一の鉄イオン濃度及び50mMメチル
イミノ二酢酸と、1mM(試験3)又は2mM(試験4)ニ
トリロ三酢酸のいずれかを含有した。
【0041】これらの試験により得られた電圧を、溶液
pHの関数として図1及び図2にプロットした。両方のキ
レート化合物が存在する2種類の溶液(試験3及び4)
は、メチルイミノ二酢酸のみが存在する溶液と比べ、負
の電圧がより高い。pH4とpH6の間では、試験4の電圧
は、またニトリロ三酢酸のみが存在する溶液の電圧(試
験2)と比べ、負の電圧がより高い。第二鉄イオンの三
成分系錯塩が生成したことは、そのような錯塩の生成に
基づいて算出された電圧である図1の実線により立証さ
れる。第二鉄イオン三成分系錯塩が全く生成せず、むし
ろ四座配位子及び三座配位子の別々の錯塩のみが生成し
たと推定して算出することにより得られた図2の点線に
より示されるように、三成分系錯塩を考慮することなし
には試験2及び試験3の電圧を説明することはできな
い。例2 本例においては、数種類の異なる漂白−定着溶液の安定
性を測定した。この測定は、第二鉄錯塩が他の溶液成分
を酸化するにつれ、第一鉄イオン塩が溶液中に生成する
のをモニターすることにより行った。A. A. Schiltの
"Analytical Applications of 1, 10-Phenanthroline a
nd Related Compounds", 56頁に記載されているよう
に、弱酸性下で、強着色の第一鉄イオン錯塩を生成する
1,10−phenanthroline試薬を用い
て、第二鉄イオンの存在下でそして他のキレート形成剤
の存在下で第一鉄イオンを測定した。
【0042】漂白−定着配合物は以下のとおりである: ───────────────────────── 成 分 濃 度 ───────────────────────── チオ硫酸アンモニウム 0.58M 亜硫酸アンモニウム 0.063M 水酸化アンモニウム 1.33M 硝酸第二鉄・9H2 O 0.20M 三座配位子 第1表参照 四座配位子 第1表参照 酢酸 0.17M pH 5.5 ───────────────────────── 少量の溶液をサンプルバイアル中に密封し、室温暗所に
貯蔵した。3日おき又は4日おきにバイアルを開き、第
一鉄イオン試験を実施した。28日目の結果を、数種類
の比較溶液について及び2種類の別々のキレート形成化
合物を含有する本発明溶液について示す。配位子の表示
番号は、それぞれリストI及びリストIIに示した番号で
ある。
【0043】
【表1】
【0044】各タイプのキレート化合物を適量含有する
溶液は、三座配位子のみ又は四座配位子のみを含有する
溶液より安定であることが、第1表の結果から明らかで
ある。例えば、溶液6では、密封試験は、試験中すべて
の第二鉄イオンが第一鉄イオンに還元されたので無色に
なった。例3 長さ305mm、幅35mmの細片状のハロゲン化銀カラー
ディスプレー材料(KODAK DURTRANS R
A Display Material)を適切に露光
し、次に漂白−定着液以外は標準のカラー印画紙処理溶
液を用いて処理した。
【0045】 ─────────────────────────── 処理工程 処理時間(秒) 処理温度(°F) ─────────────────────────── 発色現像 110 95 漂白−定着 * 95 水洗 220 95 ─────────────────────────── *以下の漂白−定着時間を用いた:15,30,45,
60,75秒 以下の漂白−定着配合物を用いた: ───────────────────────────────── 漂白−定着液A(M) 漂白−定着液B(M) (本発明) (比 較) ───────────────────────────────── チオ硫酸アンモニウム 0.51 0.51 メタ重亜硫酸ナトリウム 0.046 0.046 酢酸 0.14 0.14 II−1 0.18 0.36 I−2 0.43 0 水酸化アンモニウム 1.87 1.87 硝酸第二鉄 0.179 0.179 塩化銀 0.028 0.028 pH 6.2 6.2 ───────────────────────────────── 酢酸又は水酸化アンモニウムのいずれかを用いてpHを調
整した。
【0046】ハロゲン化銀カラーディスプレー材料を、
各種時間漂白−定着して銀の除去スピードを測定した。
Dmax及びDminステップ間のIR濃度の差異を算
出することにより残留銀を測定した。各漂白−定着液に
おける、時間の関数としてのIR濃度の差異についての
データを第II表に示す。漂白−定着液Aは、漂白−定着
液Bより迅速に銀をカラーディスプレー材料から除去し
たことが明らかである。
【0047】
【表2】
【0048】例4 長さ305mm、幅35mmの細片状のハロゲン化銀カラー
反転印画紙(KODAK EKTACHROME Ra
diance Paper)を適切に露光し、次に漂白
−定着液以外は標準のカラー反転印画紙処理溶液を用い
て処理した。 ─────────────────────────── 処理工程 処理時間(秒) 処理温度(°F) ─────────────────────────── 黒白現像 75 100 洗浄 90 100 発色現像 135 100 洗浄 45 100 漂白−定着 * 100 水洗 220 95 ─────────────────────────── *以下の漂白−定着時間を用いた:0,15,30,4
5,60,75秒。
【0049】以下の漂白−定着配合物を用いた: ───────────────────────────────── 漂白−定着液A(M) 漂白−定着液B(M) (本発明) (比 較) ───────────────────────────────── チオ硫酸アンモニウム 0.58 0.58 メタ重亜硫酸ナトリウム 0.046 0.046 II−1 0.16 0.33 I−2 0.40 0 硝酸第二鉄 0.156 0.156 1,2,4−トリアゾール 0.003 0.003 −3−チオール pH 7.0 7.0 ───────────────────────────────── 酢酸又は水酸化アンモニウムのいずれかを用いてpHを調
整した。
【0050】材料を各種時間漂白−定着して銀の除去ス
ピードを測定した。ステップ1(最大濃度)でX線蛍光
分光分析法により残留銀を測定した。各漂白−定着液に
おける時間の関数としての残留銀についてのデータを第
III 表に示す。漂白−定着液Aは、漂白−定着液Bより
迅速に銀を材料から除去することは明らかである。
【0051】
【表3】
【0052】例5 ヨーロッパ特許第534,395号(1993年3月3
1日公告、Brust 等)に記載されているような、〈10
0〉平板状塩化銀乳剤を含有するハロゲン化銀カラーネ
ガティブフィルム(長さ305mm、幅35mmの細片状)
を適切に露光し、次に漂白−定着液以外は標準のカラー
ネガティブフィルム処理溶液を用いて処理した。
【0053】 ─────────────────────────── 処理工程 処理時間(秒) 処理温度(°F) ─────────────────────────── 発色現像 195 100 漂白−定着 * 100 水洗 220 95 ─────────────────────────── *以下の漂白−定着時間を用いた:0,15,30,6
0,90,120,240秒。
【0054】以下の漂白−定着配合物を用いた: ───────────────────────────────── 漂白−定着液A(M) 漂白−定着液B(M) (本発明) (比 較) ───────────────────────────────── チオ硫酸アンモニウム 1.02 1.02 メタ重亜硫酸ナトリウム 0.092 0.092 II−1 0.36 0.72 I−2 0.90 0 硝酸第二鉄 0.358 0.358 pH 6.2 6.1 ───────────────────────────────── 酢酸又は水酸化アンモニウムのいずれかを用いてpHを調
整した。
【0055】フィルムを各種時間漂白−定着して銀の除
去スピードを測定した。Dmax及びDminステップ
間のIR濃度の差異を算出することにより残留銀を測定
した。各漂白−定着液における、時間の関数としてのI
R濃度の差異についてのデータを第IV表に示す。漂白−
定着液Aは、漂白−定着液Bより迅速に銀をフィルムか
ら除去することが明らかである。
【0056】
【表4】
【0057】例6 長さ305mm、幅35mmの細片状のハロゲン化銀カラー
印画紙(KODAKEKTACOLOR EDGE P
aper)を適切に露光し、次に漂白−定着液以外は標
準のカラー印画紙処理溶液を用いて処理した。 ─────────────────────────── 処理工程 処理時間(秒) 処理温度(°F) ─────────────────────────── 発色現像 45 95 漂白−定着 45 95 水洗 90 95 ─────────────────────────── 以下の漂白−定着液を用いた: ───────────────────────────────── 漂白−定着液A(M) 漂白−定着液B(M) (本発明) (比 較) ───────────────────────────────── チオ硫酸アンモニウム 0.51 0.51 メタ重亜硫酸ナトリウム 0.046 0.046 II−1 0.18 0 I−2 0.45 0.45 硝酸第二鉄 0.179 0.179 pH 6.2 6.2 ───────────────────────────────── 酢酸又は水酸化アンモニウムのいずれかを用いてpHを調
整した。
【0058】X線蛍光法により残留鉄を測定した。得ら
れたデータを第V表に示す。漂白−定着液A(本発明)
は、漂白−定着液Bのように大量の残留鉄を印画紙中に
残さないことが明らかである。
【0059】
【表5】
【0060】例7 Pawlak等の国際特許第92/18902号に開示されて
いるような実験用二当量マゼンタカプラーを含有するハ
ロゲン化銀カラー印画紙(長さ305mm、幅35mmの細
片状)を適切に露光し、次に漂白−定着液以外は標準の
カラー印画紙処理溶液を用いて処理した。
【0061】 ─────────────────────────── 処理工程 処理時間(秒) 処理温度(°F) ─────────────────────────── 発色現像 45 95 漂白−定着 * 95 水洗 90 95 ─────────────────────────── *以下の漂白−定着時間を用いた:0,10,20,3
0,40秒。
【0062】以下の漂白−定着配合物を用いた: ───────────────────────────────── 漂白−定着液A(M) 漂白−定着液B(M) (本発明) (比 較) ───────────────────────────────── チオ硫酸アンモニウム 0.51 0.51 メタ重亜硫酸ナトリウム 0.046 0.046 II−1 0.18 0.36 I−2 0.45 0 硝酸第二鉄 0.179 0.179 塩化銀 0.028 0.028 pH 6.2 6.2 ───────────────────────────────── 酢酸又は水酸化アンモニウムを用いてpHを調整した。
【0063】印画紙を各種時間漂白−定着して銀の除去
スピードを測定した。Dmax及びDminステップ間
のIR濃度の差異を算出することにより残留銀を測定し
た。各漂白−定着液における、時間の関数としてのIR
濃度の差異についてのデータを第VI表に示す。漂白−定
着液Aは、漂白−定着液Bより迅速に銀を印画紙から除
去することが明らかである。
【0064】
【表6】
【0065】例8 長さ305mm、幅35mmの細片状のハロゲン化銀カラー
印画紙(KODAKEKTACOLOR EDGE P
APER)を適切に露光し、次に漂白−定着液以外は標
準のカラー印画紙処理溶液を用いて処理した。 ─────────────────────────── 処理工程 処理時間(秒) 処理温度(°F) ─────────────────────────── 発色現像 45 95 漂白−定着 * 95 水洗 90 95 ─────────────────────────── *以下の漂白−定着時間を用いた:0,10,20,3
0,45秒。
【0066】以下の漂白−定着配合物を用いた: ─────────────────────────── 漂白−定着液A(M) ─────────────────────────── チオ硫酸アンモニウム 0.42 メタ重亜硫酸ナトリウム 0.066 酢酸 0.175 配位子1 第VII 表参照 配位子2 第VII 表参照 硝酸第二鉄 0.107 塩化銀 0.028 pH 6.2 ─────────────────────────── 酢酸又は水酸化アンモニウムのいずれかを用いてpHを調
整した。
【0067】
【表7】
【0068】要素を各種時間漂白−定着して銀の除去ス
ピードを測定した。Dmax及びDminステップ間の
IR濃度の差異を算出することにより残留銀を測定し
た。各漂白−定着液における、時間の関数としてのIR
濃度の差異についてのデータを第VIII表に示す。本発明
の漂白−定着配合物(1,2及び3)は、比較の漂白−
定着配合物(4,5及び6のような)より迅速に銀をカ
ラー印画紙から除去することが明らかである。
【0069】
【表8】
【0070】例9 ヨーロッパ特許第534,395号(1993年3月3
1日公告、Brust 等)に記載されているような〈10
0〉平板状塩化銀乳剤を含有するハロゲン化銀カラー印
画紙単一層(長さ305mm、幅35mmの細片状の)を適
切に露光し、次に漂白−定着液以外は標準のカラーネガ
ティブフィルム処理溶液を用いて処理した。
【0071】 ─────────────────────────── 処理工程 処理時間(秒) 処理温度(°F) ─────────────────────────── 発色現像 45 95 漂白−定着 * 95 水洗 90 95 ─────────────────────────── *以下の漂白−定着時間を用いた:0,10,20,3
0,40秒。
【0072】以下の漂白−定着配合物を用いた: ───────────────────────────────── 漂白−定着液A(M) 漂白−定着液B(M) (本発明) (比 較) ───────────────────────────────── チオ硫酸アンモニウム 0.178 0.178 メタ重亜硫酸ナトリウム 0.018 0.018 II−1 0.067 0.133 I−2 0.168 0 硝酸第二鉄 0.067 0.067 pH 6.2 6.2 ───────────────────────────────── 酢酸又は水酸化アンモニウムのいずれかを用いてpHを調
整した。
【0073】材料を、各種時間漂白−定着して銀の除去
スピードを測定した。残留銀は、X線蛍光分光分析法に
よりステップ1(最大濃度)で測定した。各漂白−定着
液における、時間の関数としての残留銀についてのデー
タは第IX表に示す。漂白−定着液Aは、漂白−定着液B
より迅速に銀を材料から除去することが明らかである。
【0074】
【表9】
【0075】本発明を、その好ましい実施態様を特に参
照することにより詳細に述べてきたが、本発明の精神及
び範囲内で変更及び修正が可能であることが理解される
であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】例1において述べたように、同濃度の第一鉄イ
オン及び第二鉄イオンをある種のアミノポリカルボン酸
配位子と共に含有する溶液の電圧を示すものである。
【図2】例1において述べたように、同濃度の第一鉄イ
オン及び第二鉄イオンをある種のアミノポリカルボン酸
配位子と共に含有する溶液の電圧を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリック リチャード ブラウン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,ディッキンソン ロード 178 (72)発明者 セリア アン デアンドレア アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,ファイブ マイル ライン ロード 1240 (72)発明者 メアリー モーリス ポッドホーキ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14606, ロチェスター,バージニア マナー ロー ド 51 (72)発明者 ウィリアム ジョージ ヘンリー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14423, カレドニア,ジャージー ストリート 253

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着剤並びに四座配位子及び三座配位子
    により生成される三成分系第二鉄錯塩を含んでなる、像
    様露光及び現像されたハロゲン化銀写真要素を漂白一定
    着するための組成物。
  2. 【請求項2】 定着剤並びに四座配位子及び三座配位子
    により生成される三成分系第二鉄錯塩を含んでなる漂白
    −定着組成物で、ハロゲン化銀要素を処理することを含
    んでなる、像様露光及び現像されたハロゲン化銀写真要
    素の脱銀方法。
JP23120194A 1993-09-28 1994-09-27 三成分系第二鉄錯塩含有漂白一定着組成物 Expired - Fee Related JP3464540B2 (ja)

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