JPH07168177A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH07168177A
JPH07168177A JP5342971A JP34297193A JPH07168177A JP H07168177 A JPH07168177 A JP H07168177A JP 5342971 A JP5342971 A JP 5342971A JP 34297193 A JP34297193 A JP 34297193A JP H07168177 A JPH07168177 A JP H07168177A
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誠 植原
Toshiaki Itazawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶パネル表面へのゴミ付着を伴わないバック
ライトユニット交換を可能とする。 【構成】液晶パネル1の直下に拡散板59を配置し、該
拡散板59と液晶パネル1とによって略密閉空間A2を
形成する。すなわち、該空間A2はバックライト装置B
によって形成されたものではないため、交換のためにバ
ックライト装置Bを取り外しても空間A2の密閉状態は
維持され、液晶パネル1下面(正確には偏光板8の下
面)にゴミが付着することはない。その結果、ゴミ除去
のためのふき取り作業を不要とし、ゴミ付着回避のため
に前記交換作業をクリーンルーム内で行う必要もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、液晶表示
装置に係り、詳しくは強誘電性液晶を用いた液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示装置は種々提案され
ている。図6は、その一例を示す。
【0003】この液晶表示装置は、カバー10内に液晶
パネル1とバックライト装置Bとが収納されて構成され
ている。このうちの液晶パネル1は、液晶を挟持する2
枚のガラス基板1a,1bを有しており、該2枚のガラ
ス基板1a,1bの各内面にはそれぞれ透明電極が形成
されている。なお、この液晶パネル1の上下両面には偏
光板7,8が貼り付けられている。また、液晶パネル1
の端部には、駆動用ICがその表面に実装されたフレキ
シブルなプリント配線フィルム3(以下、“TAB3”
とする)が接続されており、このTAB3には、液晶パ
ネル1を駆動するための駆動用ICの周辺回路基板2が
接続されている。一方、バックライト装置Bは、蛍光ラ
ンプ4、反射板5及び拡散板6を有しており、蛍光ラン
プ4からの光は、反射板5にて反射された後に拡散板6
にて拡散された上で液晶パネル1を均一な輝度で照射す
るように構成されている。また、上述した液晶パネル1
は、ゴムなどの緩衝部材9を介して板金や樹脂などで作
られたカバー10に固定されている。
【0004】ところで、上述したような液晶表示装置で
は、液晶パネル1とカバー10との間に配設されている
部材は緩衝部材9のみであるため、カバー10に加わっ
た振動や衝撃がほとんど減衰されずに液晶パネル1にま
で伝達され、その結果、機械的なストレスを受けた液晶
パネル1の表示品質が劣化したりするという問題があっ
た。ここで、液晶パネル1内に注入される液晶としては
ネマチック液晶や強誘電性液晶があるが、強誘電性液晶
はネマチック液晶に比べ機械的なストレスに弱く、した
がって、該強誘電性液晶を用いた液晶表示装置において
は、その問題は顕著であった。
【0005】かかる問題を解決するために、図7に示す
ような液晶表示装置が提案されている。
【0006】この液晶表示装置においては、液晶パネル
1を支持する緩衝部材(後述する“接着剤13”及び
“樹脂15”)を2重に設け、かつ液晶パネル1の下方
に略密閉空間A1を形成してエアダンパ効果(詳細は後
述)を利用することにより、振動や衝撃の減衰性能を向
上させている。
【0007】すなわち、図7に示す液晶表示装置は固定
板12を備えており、該固定板12には開口部12aが
形成されて中抜きされ、額縁状に形成されている。そし
て、上述したと同様の構造をもつ液晶パネル1は、該開
口部12aの全周縁に塗布された弾力性のある接着剤1
3によって固定板12に貼り付けられており、開口部1
2aは液晶パネル1によって閉塞されている。なお、上
述した周辺回路基板2は固定板12上に固定されてい
る。また、この固定板12を囲む位置には、一定の隙間
を置いて枠状部材14が配設されており、固定板12
は、弾力性を有した樹脂15を介して枠状部材14に宙
づり状態で支持されている。さらに、枠状部材14の上
部には、中抜きされた枠状の固定板25が固定されてお
り、該固定板25の開口部は、ガラス等の透明な板状部
材からなる保護板11によって閉塞されている。なお、
この保護板11の下面には偏光板18が貼り付けられて
いる。一方、枠状部材14の下部にはバックライト装置
Bが取り付けられており、これらのバックライト装置
B、液晶パネル1及び固定板12等によって略密閉空間
A1が形成されている。なお、拡散板6の表面には、ガ
ラス等の透明な板に貼り付けられた偏光板19が配置さ
れている。
【0008】かかる液晶表示装置においては、枠状部材
14に振動や衝撃が加えられた場合でも、該振動等は樹
脂15や接着剤13によって減衰されて液晶パネル1に
はほとんど伝わらない。また、仮に液晶パネル1が多少
振動したとしても、略密閉空間A1内の空気によるエア
ダンパ効果によって該振動は早期に減衰される。すなわ
ち、液晶パネル1が振動すると、該振動に伴って空間A
1は収縮・膨張を繰り返すが、空間A1は略密閉状態に
あるためその収縮・膨張は液晶パネル1の振動に対する
抵抗となり、該振動は空間A1からの緩衝効果を受けて
早い時期に減衰される。このように、液晶パネル1は機
械的ストレスから保護されるため、該ストレスに伴う表
示品質劣化のおそれもない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラー液晶
パネルなどの透過率が低い液晶パネルでは、所望の輝度
を得るために高輝度の蛍光ランプ4を備えたバックライ
ト装置Bが必要とされる。そして、蛍光ランプ4を高輝
度化した場合には、蛍光ランプ4への負荷が大きくなっ
て蛍光ランプ4の寿命が短くなることから、バックライ
ト装置B全体や蛍光ランプ4を交換する必要が生じる。
【0010】しかし、バックライト装置Bの交換に際し
ては、図8に示すように液晶表示装置の上部(液晶パネ
ル1、枠状部材14等)からバックライト装置Bを取り
外す必要があるが、液晶パネル1下方に形成されていた
略密閉空間A1の密閉状態が一時的に損なわれて液晶パ
ネル1の下面が露出されてしまうこととなり、該下面に
ゴミ等が付着するおそれがある。そして、該付着したゴ
ミ等は、例え目視確認の不可能な小さなものであっても
表示欠陥を引き起こすこととなり、またゴミ除去のため
の拭き取り作業は、パネル3に力を加えることとなるこ
とから好ましくない。特に、強誘電性液晶を用いた液晶
表示装置においては、液晶の配向が乱れてしまい、表示
ができなくなるおそれがある。一方、ゴミ付着を回避す
るためにバックライト装置Bの交換をクリーンルーム内
で行う方法があるが、作業が煩雑になって実情に沿わな
いという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、液晶パネルの近傍に設
けた透光板によって略密閉された第1の空間を形成し、
かつバックライトの交換時においても該空間の密閉状態
を維持することにより、液晶パネルへのゴミ付着を防止
すると共にバックライトの交換作業を容易にした液晶表
示装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、電極を形成した一対の基板間
に液晶を保持してなる液晶パネルを筐体に取り付け、か
つ、該液晶パネルを照明するバックライトを前記筐体に
着脱自在に取り付けてなる液晶表示装置において、前記
バックライトからの光を透過する透光板を前記液晶パネ
ルと前記バックライトとの間に配置し、かつ、該透光板
と前記液晶パネルとによって略密閉された第1の空間を
形成し、該第1の空間は、前記バックライトの着脱にか
かわらず密閉状態が維持される、ことを特徴とする。
【0013】この場合、前記液晶パネルと前記筐体とに
よって略密閉された第2の空間を形成し、前記第1の空
間と前記第2の空間とが前記液晶パネルを挟んで配置さ
れた、ようにすると好ましい。
【0014】また、前記筐体における前記液晶パネルに
対向する部分が、ガラスにより形成されてなる、ように
すると好ましい。
【0015】さらに、前記第2の空間内における、前記
液晶パネルと前記筐体との間に、弾性部材が配設されて
なる、ようにしても良い。
【0016】またさらに、前記液晶が強誘電性液晶であ
る、ようにしても良い。
【0017】
【作用】以上構成に基づき、液晶パネルの近傍に配置さ
れた前記透光板が前記液晶パネルとの間に略密閉された
第1の空間を形成しているため、前記バックライトを交
換する必要が生じた場合であっても、前記第1の空間の
密閉状態は維持されるため、ゴミ等が前記液晶パネルに
おけるバックライト側の面に付着することがない。
【0018】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。なお、図6及び図7に示すものと同一部分
は同一符号を付して説明を省略する。
【0019】まず、図1乃至図3に沿って、本発明の第
1実施例について説明する。
【0020】本実施例に係る液晶表示装置は、図1に示
すように、液晶パネルユニットP、バックライト装置
B、及びこれらの液晶パネルユニットP及びバックライ
ト装置Bを収納する装置筐体C1,C2を備えている。
【0021】このうち、液晶パネルユニットPは、固定
板50、拡散板(透光板)59、液晶パネル1、及び周
辺回路基板2等によって構成されており、このうちの固
定板50には開口部50aが形成されている。この固定
板50における開口部50aの全周縁下面には突条部5
0bが形成されており、該突条部50bには拡散板59
が貼り付けられて開口部50aが閉塞されている。ま
た、液晶パネル1は、開口部50aの全周縁に塗布され
たゴム系の接着剤51によって、開口部50aを閉塞す
るように貼り付けられている。さらに、これらの固定板
50、拡散板59及び液晶パネル1等によって略密閉状
態の空間(第1の空間)A2が形成されている。なお、
前記突条部50bと所定間隙を隔てた固定板50下面部
分には、幅の狭い突条部50cが形成されている(詳細
は後述)。また、固定板50の端部上面には、周辺回路
基板2がネジ等によって固定されている。
【0022】一方、固定板50を囲むようにして固定板
支持部材52が配置されている。すなわち、該固定板支
持部材52は、開口部52aを有した枠状に形成されて
おり、固定板支持部材52と固定板50との間には一定
の隙間が形成されている。そして、この隙間には弾性部
材54が充填されており、固定板50が、弾性部材54
を介して固定支持部材52に宙づり状態で支持されてい
る。なお、この弾性部材54による接着は、固定支持部
材52の開口部52a内に固定板50を配置した状態
で、固定板50と固定支持部材52との間隙にゴム系の
接着剤を充填し、硬化させることで達成している。
【0023】また、この固定支持部材52は装置上側筐
体C1に固定されており、該装置上側筐体C1に形成さ
れた開口部は保護板(筐体)11によって閉塞されてい
る。該保護板11は透明かつ剛性に富むガラス板にて形
成されており、さらに、これらの装置上側筐体C1、保
護板11、固定支持部材52、弾性部材54及び液晶パ
ネルユニットPによって略密閉状態の空間(第2の空
間)A3が形成されている。そして、弾性部材54によ
って宙づり状態で支持されている液晶パネルユニットP
が外部からの衝撃等を受けて振動した場合には、該振動
が空間A3のエアダンパ効果により早期に減衰されて、
液晶パネル1に伝わる衝撃が緩和されるようになってい
る。
【0024】また一方、装置上側筐体C1の下面には、
該装置上側筐体C1の開口部の全周縁に沿ってスポンジ
(弾性部材)61が枠状に貼り付けられており、略密閉
状態の空間A3をさらに仕切ることにより、液晶パネル
1の表面部分にゴミが侵入するのを防止している。ま
た、このスポンジ61は弾力性を有しており、液晶パネ
ル1が振動した場合には該振動を吸収するように構成さ
れている。
【0025】また、この液晶パネルユニットPの下方に
は、ネジ58によって装置上側筐体C1に取り付けられ
たバックライト装置Bが配設されている。さらに、この
装置上側筐体C1には着脱自在に装置下側筐体C2が取
り付けられており、これらの筐体C1,C2によってバ
ックライト装置B等を収納している。そして、本実施例
においては、装置下側筐体C2及びネジ58を取り外す
ことによってバックライト装置Bの交換ができるように
なっている(図2参照)。なお、このバックライト装置
Bと装置下側筐体C2との間の隙間部にはパネル制御基
板が配設されており(不図示)、該パネル制御基板は、
コンピュータ(不図示)からの信号を液晶駆動用に変換
して液晶表示装置を制御するように構成されている。
【0026】さらに、このバックライト装置Bには、固
定板50の突条部50cに当接するように、スポンジ6
3が枠状に貼り付けられており、略密閉状態の空間A2
をさらに仕切ることにより、バックライト装置Bの発光
表面や拡散板59の下面にゴミが侵入するのを防止して
いる。また、このスポンジ63は弾力性を有しており、
液晶パネル1が振動した場合には該振動を吸収するよう
に構成されている。
【0027】次に、本実施例の効果について説明する。
【0028】本実施例においては、ランプの高輝度化に
伴う寿命低下によってバックライト装置Bを交換する必
要が生じた場合には、装置下側筐体C2及びネジ58を
取り外すことによって、簡単にバックライト装置Bの交
換ができる。また、このバックライト装置Bの交換に際
しても、液晶パネル1の上下に形成されている空間A
2,A3の密閉状態は損なわれないので、液晶パネル1
の表面(正確には偏光板7,8の表面)にゴミが付着せ
ず、表示欠陥の発生のおそれもない。したがって、該ゴ
ミ除去のための拭き取り作業を不要とし、またクリーン
ルーム内でなくとも簡単に交換作業ができる。なお、バ
ックライト交換時には拡散板59が露出して該拡散板5
9の下面にゴミ等が付着しやすくなるが、拡散板59は
液晶パネル1のような機械的ストレスの影響がないこと
から拭き取り作業が可能であり、また、ゴミ等が付着し
たままの状態であっても、該拡散板59自身によって光
が拡散されることから該付着したゴミは見えにくくな
り、したがって表示欠陥の原因とはなりにくい。
【0029】一方、液晶パネル1の上側には略密閉され
た空間A3が形成されているため、液晶パネル1が振動
した場合でも、この空間A3のエアダンパ効果によって
該振動が早期に減衰されて、表示品質の劣化が防止され
る。
【0030】また一方、本実施例においては保護板11
をガラス板によって形成している。このガラス板は、透
明な樹脂板(例えば、アクリル板)と比較して縦弾性係
数が約30倍大きく、外部からの静圧等のストレスに対
してもたわみを小さくできる。したがって、液晶パネル
ユニットPの振動に伴って空間A3が膨張・収縮を繰り
返しても、該膨張・収縮によっても保護板11はほとん
ど撓まず、その結果空間A3のエアダンパ効果を維持で
き、液晶パネルユニットPの振動を短時間で減衰でき
る。
【0031】さらに、従来例のようにバックライト装置
Bによって密閉した空間を形成する必要がないことか
ら、図3に示すように、装置下側筐体C2に通気孔6
5,…を形成してバックライト装置B周りの通気を良好
にでき、その結果バックライト装置Bが発生させる熱の
大半は通気孔65,…を通って外部に放出される。ま
た、通気孔65,…から放出されない熱も、バックライ
ト装置Bと液晶パネル1との間に設けられた拡散板59
によって遮断される。したがって、空間A2内の対流に
よって液晶パネル1に伝えられる熱はかなり低減され、
かつ温度の分布は均一になる。
【0032】なお、上述実施例においては、拡散板59
を固定板50に貼り付けると共に該拡散板59を利用し
て密閉空間A2を形成したが、もちろんこれに限る必要
はなく、図4に示すように、該空間形成のための専用の
透明板(透光板)66を拡散板59の代わりに配置する
と共に、拡散板59はバックライト装置Bの表面に固定
してもよい。また、上述従来例及び実施例においてはバ
ックライト装置に使用する光源を蛍光ランプとしたが、
もちろんこれに限る必要はなく、他の種類の光源でもよ
く、さらにバックライトの方式も直下型に限る必要はな
く、サイドライト型でもよい。
【0033】ついで、図5に沿って、本発明の他の実施
例について説明する。
【0034】本実施例においては、固定板支持部材52
は、断面形状が略L字状の枠状部材68に取り付けられ
ており、該枠状部材68の開口部68aは保護板(筐
体)11によって閉塞されている。そして、これらの保
護板11、枠状部材68、固定支持部材52、弾性部材
54及び液晶パネルユニットPによって略密閉状態の空
間(第2の空間)A3が形成されている。また、枠状部
材68の下面には、枠状部材68の開口部68aの全周
縁に沿ってスポンジ61が枠状に貼り付けられており、
略密閉状態の空間A3をさらに仕切ることにより、液晶
パネル1の表面部分にゴミが侵入するのを防止してい
る。さらに、この枠状部材68は装置上側筐体C3に取
り付けられており、該装置上側筐体C3には装置下側筐
体C4が着脱自在に取り付けられて、液晶パネルユニッ
トP等を収納している。
【0035】本実施例によれば、以下に述べるように、
上述した第1実施例と同様の効果を奏する。
【0036】すなわち、ランプの高輝度化による寿命低
下によってバックライト装置Bを交換する必要が生じた
場合には、装置下側筐体C4及びネジ58を取り外すこ
とによって、簡単にバックライト装置Bの交換ができ
る。また、このバックライト装置Bの交換に際しても、
液晶パネル1の上下に形成されている空間A2,A3の
密閉状態は損なわれないので、液晶パネル1の表面(正
確には偏光板7,8の表面)にゴミが付着せず、表示欠
陥の発生のおそれもない。したがって、該ゴミ除去のた
めの拭き取り作業を不要とし、またクリーンルーム内で
なくとも簡単に交換作業ができる。なお、バックライト
交換時には拡散板59が露出して該拡散板59の下面に
ゴミ等が付着しやすくなるが、拡散板59は液晶パネル
1のような機械的ストレスの影響がないことから拭き取
り作業が可能であり、また、ゴミ等が付着したままの状
態であっても、該拡散板59自身によって光が拡散され
ることから該付着したゴミは見えにくくなり、したがっ
て表示欠陥の原因とはなりにくい。
【0037】一方、液晶パネル1の上側には略密閉され
た空間A3が形成されているため、液晶パネル1が振動
した場合でも、この空間A3のエアダンパ効果によって
該振動が早期に減衰されて、表示品質の劣化が防止され
る。
【0038】また一方、本実施例においては保護板11
をガラス板によって形成している。このガラス板は、透
明な樹脂板(例えば、アクリル板)と比較して縦弾性係
数が約30倍大きく、外部からの静圧等のストレスに対
してもたわみを小さくできる。したがって、液晶パネル
ユニットPの振動に伴って空間A3が膨張・収縮を繰り
返しても、該膨張・収縮によっても保護板11はほとん
ど撓まず、その結果空間A3のエアダンパ効果を維持で
き、液晶パネルユニットPの振動を短時間で減衰でき
る。
【0039】さらに、バックライト装置Bによって密閉
した空間を形成する必要がないことから、上述実施例と
同様に、装置下側筐体C4に通気孔(不図示)を形成し
てバックライト装置B周りの通気を良好にでき、その結
果バックライト装置Bが発生させる熱の大半を外部に放
出できる。また、該通気孔から放出されない熱も、バッ
クライト装置Bと液晶パネル1との間に設けられた拡散
板59によって遮断される。したがって、空間A2内の
対流によって液晶パネル1に伝えられる熱はかなり低減
され、かつ温度の分布は均一になる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ランプの高輝度化による寿命低下によってバックライト
を交換する必要が生じた場合でも、該バックライトの着
脱にかかわらず前記第1の空間の密閉状態は維持される
ため、液晶パネルにゴミが付着せず、表示欠陥の発生の
おそれもない。したがって、該ゴミ除去のための拭き取
り作業を不要とし、またクリーンルーム内でなくとも簡
単に交換作業ができる。なお、バックライト交換時には
透光板が露出して該透光板にゴミ等が付着しやすくなる
が、該透光板は液晶パネルのような機械的ストレスの影
響がないことから拭き取り作業が可能であり、表示欠陥
の原因とはなりにくい。
【0041】また、液晶パネルと筐体とによって略密閉
された第2の空間を形成した場合には、液晶パネルの振
動は前記第2の空間のエアダンパ効果によって早期に減
衰されることから、液晶パネルの表示品質の劣化が防止
される。
【0042】一方、液晶パネルと筐体とによって略密閉
された第2の空間を形成すると共に、前記筐体における
前記液晶パネルに対向する部分をガラスにより形成した
場合には、該ガラスにより形成した部分はたわみにく
く、前記第2の空間のエアダンパ効果を維持でき、液晶
パネルの振動を早期に減衰させることができる。
【0043】さらに、バックライトによって密閉した空
間を形成する必要がないことから、バックライト周りの
通気を良好にでき、その結果バックライトが発生させる
熱の大半を外部に放出できる。また、透光板によって、
バックライトから液晶パネルへの熱の伝達も遮断され
る。したがって、液晶パネルに伝えられる熱はかなり低
減され、かつ温度の分布は均一になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る液晶表示装置の構造を示す断
面図。
【図2】図1に示す液晶表示装置において、バックライ
ト装置を交換する状態を説明するための図。
【図3】図1に示す液晶表示装置において、通気孔を形
成した場合における空気の流れを説明するための図。
【図4】第1実施例に係る液晶表示装置における他の応
用例を示す断面図。
【図5】第2実施例に係る液晶表示装置の構造を示す断
面図。
【図6】第1の従来例に係る液晶表示装置の構造を示す
断面図。
【図7】第2の従来例に係る液晶表示装置の構造を示す
断面図。
【図8】図7に示す液晶表示装置において、バックライ
ト装置を交換する状態を説明するための図。
【符号の説明】
1 液晶パネル 1a,1b 基板(ガラス基板) 11 筐体(保護板) 59 透光板(拡散板) 61 弾性部材(スポンジ) 66 透光板(透明板) 68 筐体(枠状部材) A2 第1の空間(空間) A3 第2の空間(空間) B バックライト(バックライト装置) C1,C2 筐体(装置上側筐体、装置下側筐体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極を形成した一対の基板間に液晶を保
    持してなる液晶パネルを筐体に取り付け、かつ、該液晶
    パネルを照明するバックライトを前記筐体に着脱自在に
    取り付けてなる液晶表示装置において、 前記バックライトからの光を透過する透光板を前記液晶
    パネルと前記バックライトとの間に配置し、かつ、該透
    光板と前記液晶パネルとによって略密閉された第1の空
    間を形成し、 該第1の空間は、前記バックライトの着脱にかかわらず
    密閉状態が維持される、 ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶パネルと前記筐体とによって略
    密閉された第2の空間を形成し、前記第1の空間と前記
    第2の空間とが前記液晶パネルを挟んで配置された、 ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記筐体における前記液晶パネルに対向
    する部分が、ガラスにより形成されてなる、 請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の空間内における、前記液晶パ
    ネルと前記筐体との間に、弾性部材が配設されてなる、 請求項2又は3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶が強誘電性液晶である、 ことを特徴とする請求項1乃至4記載の液晶表示装置。
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