WO2010032520A1 - 表示装置およびテレビ受信装置 - Google Patents

Abstract

画像を表示可能な表示パネル（１１）と、前記表示パネル（１１）を保持する保持部材（５０）と、前記表示パネル（１１）に接続されるとともに前記保持部材（５０）と対向して配される回路基板（１８）とを有し、前記回路基板（１８）と前記保持部材（５０）との間には伝熱部材（６０）が前記回路基板（１８）と前記保持部材（５０）との双方に接触して挟まれており、前記伝熱部材（６０）は、回路基板固定部（６１）と、保持部材固定部（６２）と、前記両固定部（６１），（６２）を連結する可撓連結部（６３）とを有し、前記回路基板固定部（６１）は前記回路基板（１８）に接着されると共に前記保持部材（５０）に対して非接着とされてお り、前記保持部材固定部（６２）は前記保持部材（５０）に接着されると共に前記回路基板（１８）に対しては非接着とされている。これにより、表示品質の低下を防ぐことが可能となる。

Description

表示装置およびテレビ受信装置

　本発明は、画像を表示する表示装置およびテレビ受信装置に関する。

　従来より、画像を表示する表示装置として、例えば特許文献１に記載の液晶表示装置が知られている。この液晶表示装置は、画像が表示される液晶パネルを有し、液晶パネルの周縁部には、フレキシブル基板を介して、液晶パネルの駆動を制御する制御基板が接続されている。フレキシブル基板は、可撓性を有するフィルム基板にドライバが搭載されてなり、一端側が液晶パネルの端子部に接続され、他端側が制御基板の端子部に接続されている。

　フレキシブル基板は、液晶表示装置の駆動に伴って発熱するため、その熱を放散させる方法として、以下の方法が知られている。フレキシブル基板と、液晶パネルを保持するベゼル等の保持部材との間に伝熱シートを挟み、伝熱シートの両面をフレキシブル基板および保持部材に密着させるようにして固定し、伝熱シートを介してフレキシブル基板の熱を保持部材に伝達させ、保持部材から外部に放散させる方法である。
特開２００６－３９３１６公報

（発明が解決しようとする課題）
　ところで、液晶パネルを構成するガラス基板と保持部材を構成する材料とでは、熱膨張係数が大きく異なる。このため、上記のように、液晶パネルに接続されたフレキシブル基板と保持部材とが伝熱シートを介して固定された状態では、フレキシブル基板と液晶パネルとの接続部分にストレスがかかることになる。すると、フレキシブル基板が液晶パネルから剥離して、液晶表示装置の表示品質が低下することが懸念される。そして、近年においては、液晶表示装置の大型化が著しいため、液晶パネルおよび保持部材の熱膨張・熱収縮による変形量も大きくなることが予想され、対策が望まれていた。

　本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、表示品質の低下を防ぐことが可能な表示装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）
　本発明の表示装置は、画像を表示可能な表示パネルと、前記表示パネルを保持する保持部材と、前記表示パネルに接続されるとともに前記保持部材と対向して配される回路基板とを有し、前記回路基板と前記保持部材との間には伝熱部材が前記回路基板と前記保持部材との双方に接触して挟まれており、前記伝熱部材は、回路基板固定部と、保持部材固定部と、前記両固定部を連結する可撓連結部とを有し、前記回路基板固定部は前記回路基板に接着されると共に前記保持部材に対して非接着とされており、前記保持部材固定部は前記保持部材に接着されると共に前記回路基板に対しては非接着とされていることに特徴を有する。

　このような構成によれば、可撓連結部が変形することにより、回路基板固定部と保持部材固定部との相対変位が許容される。したがって、表示パネルと保持部材との熱変形量が異なったとしても、回路基板固定部は回路基板の変位に従い、保持部材固定部は保持部材の変位に従うから、回路基板と表示パネルとの接続部分に作用する力が小さくなる。これにより、接続部分の剥離を防ぐことができ、表示品質の低下を防ぐことができる。
　前記可撓連結部は、前記回路基板固定部および前記保持部材のいずれにも非接着とされているものとしてもよい。

　前記保持部材には、前記回路基板固定部の少なくとも一部分を露出させるための開口部が設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、回路基板固定部と保持部材との接触面積が減る分、回路基板固定部の変位に抵抗する力は減り、回路基板と表示パネルとの接続部分に作用する力がより小さくなるから、より確実に表示品質の低下を防ぐことができる。

　また、前記開口部は、前記回路基板固定部のうち前記保持部材側の面の全域を前記開口部を通して露出させる大きさであるものとしてもよい。このような構成によれば、回路基板固定部と保持部材との接触部分がないから、回路基板固定部の変位に抵抗する力がさらに減り、回路基板と表示パネルとの接続部分に作用する力をより小さくすることができる。

　前記開口部は、前記回路基板固定部および前記可撓連結部のうち前記保持部材側の面の全域を露出させる大きさであるものとしてもよい。このような構成によれば、回路基板固定部および可撓連結部と、保持部材との接触部分がなくなるから、回路基板固定部の変位および可撓連結部の変形に抵抗する力がさらに減り、回路基板と表示パネルとの接続部分に作用する力をより小さくすることができる。

　前記回路基板は前記保持部材に沿って並ぶように複数枚設けられ、前記回路基板と前記保持部材との間には、それぞれ前記伝熱部材が配置されているものとしてもよい。これにより、回路基板と表示パネルとの接続部分の各箇所において、表示パネルと保持部材との変形に伴ってその接続部分に作用する力を小さくすることができる。

　前記回路基板は、前記保持部材側とは反対側の面に電子部品が搭載されており、前記伝熱部材は、前記回路基板の前記電子部品の搭載面とは反対側の面において、前記電子部品の裏側に対応する位置に接触する部品接触部を有するものとしてもよい。

　また、前記回路基板は、前記保持部材側の面に電子部品が搭載されており、前記伝熱部材は、前記電子部品に接触する部品接触部を有するものとしてもよい。このような構成によれば、回路基板の熱を放散する上で有利である。

　前記部品接触部の前記回路基板に対する投影面積は、前記電子部品の前記回路基板に対する投影面積よりも大きいものとしてもよい。
　前記回路基板固定部が、前記部品接触部を有するものとしてもよい。このような構成によれば、部品接触部は、確実に電子部品と接触した状態に保持されるから、高い放熱性を確保することができる。

　前記伝熱部材は、中央部の周りを枠状部が囲う形態をなし、前記中央部および前記枠状部のいずれか一方が前記回路基板固定部であり、他方が前記保持部材固定部であるものとしてもよい。
　前記可撓連結部は、前記中央部と前記枠状部との間に架け渡された複数の架橋部からなるものとしてもよい。

　また、前記表示パネルが液晶を用いた液晶パネルであるものとしてもよい。
　本発明のテレビ受信装置は、前記表示装置を備えることに特徴を有する。

（発明の効果）
　本発明によれば、表示品質の低下を防ぐことが可能な表示装置を提供することができる。

実施形態１にかかるテレビ受信装置の概略を示す分解斜視図 液晶表示装置の概略を示す分解斜視図 液晶パネルのアレイ基板の拡大平面図 フレームに液晶パネルおよび制御基板が載置された状態を表す表面図 液晶表示装置の部分断面図 伝熱シートの平面図 伝熱シートの表面の接着部分と開口部とを表す概念図 伝熱シートの裏面の接着部分とドライバとを表す概念図 実施形態２にかかる液晶表示装置の部分断面図 他の実施形態（１）にかかる液晶表示装置の部分断面図 他の実施形態（２）にかかる液晶表示装置の部分断面図

　ＴＶ…テレビ受信装置
　１０，７０…液晶表示装置（表示装置）
　１１…液晶パネル（表示パネル）
　１８…フレキシブル基板（回路基板）
　２０…ドライバ（電子部品）
　５０…ベゼル（保持部材）
　６０，８０，９０…伝熱シート（伝熱部材）
　６１，８１，９１…中央部（回路基板固定部）
　６２，８２，９２…枠状部（保持部材固定部）
　６３，９３…架橋部（可撓連結部）
　６５，８３…開口部
　６６…部品接触部

　＜実施形態１＞
　以下、本発明の実施形態１を図１～図８によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置１０（表示装置）を備えるテレビ受信装置ＴＶについて例示する。テレビ受信装置ＴＶは、図１に示すように、液晶表示装置１０と、液晶表示装置１０を表裏から挟むようにして収容するキャビネットＣＡ，ＣＢと、電源Ｐと、テレビ放送などを受信するためのチューナーＴＮと、スタンドＳとを備えている。液晶表示装置１０は、表示面を略垂直方向に向けた縦置き姿勢でキャビネットＣＡ，ＣＢに収容されている。以下、各構成部材において、図１の左下側（テレビ受信装置ＴＶの正面側、表示側）を表方、右上側を裏方として説明する。

　液晶表示装置１０は、全体として横長な矩形状をなし、図２に示すように、画像を表示可能な液晶パネル１１（本発明の表示パネルに該当する）と、液晶パネル１１に向けて光を照射する外部光源であるバックライト装置３０とを有し、これらがベゼル５０等の保持部材により一体的に保持されている。

　液晶パネル１１は、横長の矩形状をなす一対の透明な（透光性を有する）ガラス製の基板１２，１３と、両基板１２，１３の間に介在し、電圧印加に伴って光学特性が変化する液晶層（図示せず）とを有している。

　両基板１２，１３は、表側がＣＦ基板１２とされ、裏側がアレイ基板１３とされている。アレイ基板１３の内面側（ＣＦ基板１２との対向面側）には、スイッチング素子であるＴＦＴ１４（Thin Film Transistor）及び画素電極１５が多数個並んで設けられている（図３参照）。ＴＦＴ１４のドレイン電極は画素電極１５に接続されている。ＴＦＴ１４及び画素電極１５の周りには、格子状をなすゲート配線１６及びソース配線１７が配設されており、ゲート配線１６は、ＴＦＴ１４のゲート電極に、ソース配線１７は、ＴＦＴ１４のソース電極にそれぞれ接続されている。

　アレイ基板１３のうち、ＴＦＴ１４及び画素電極１５が配置された表示領域（アクティブエリア）の外周には、各配線１６，１７の端子部（図示せず）が設けられている。液晶パネル１１のアレイ基板１３には、フレキシブル基板１８（本発明の回路基板に該当する）が接続されている。アレイ基板１３は、ＣＦ基板１２よりも一回り大きく、アレイ基板１３のうちフレキシブル基板１８に接続される端子部は、ＣＦ基板１２と重ならないで露出している。

　フレキシブル基板１８は、可撓性を有する薄膜状のフィルム１９に導電路（図示せず）がプリントされるとともにＬＳＩチップなどのドライバ２０（本発明の電子部品に該当する）が搭載されてなる（図５参照）。フレキシブル基板１８としては、ＴＣＰ（Tape Carrier Package）やＣＯＦ（Chip On Film）、ＳＯＦ（System On Film）などが用いられる。フレキシブル基板１８は全体として長方形状をなし、ドライバ２０は、フィルム１９の裏面の略中央位置に取り付けられている。

　フレキシブル基板１８は、図４に示すように、その短手方向の両端部のうち一端側が、液晶パネル１１のアレイ基板１３に電気的に接続され、他端側が液晶パネル１１を制御する制御基板２１に電気的に接続されている。フレキシブル基板１８は、アレイ基板１３の端子部および制御基板２１の端子部（図示せず）に対して図示しないＡＣＦ（Anisotropic Conductive Film：異方性導電接着剤）を介して圧着接続されている。

　制御基板２１は合成樹脂製であって、図４に示すように、液晶パネル１１の外周に沿う細長い矩形の板状をなし、表面にはコンデンサや抵抗などの電気部品（図示せず）が実装されるとともに導電路（図示せず）がプリントされている。

　制御基板２１は複数設けられ、液晶パネル１１（アレイ基板１３）の全周を囲うように配されている。制御基板２１は、その板面が液晶パネル１１の板面と略平行になる姿勢で、液晶パネルの外側に離間した位置に配されている。この制御基板２１は、後述するコントロール基板４１に電気的に接続されている。なお、制御基板２１の厚さ寸法は、液晶パネル１１を構成する基板１２，１３の厚さ寸法よりも若干小さくされている。

　ＣＦ基板１２には、アレイ基板１３側の画素電極１５と対向する対向電極（図示せず）が設けられるとともに、各画素に対応した位置にカラーフィルタ（図示せず）が多数個並んで設けられている。カラーフィルタは、Ｒ，Ｇ，Ｂの三色が交互に並ぶ配置とされる。なお、両基板１２，１３の外面側には、それぞれ表裏一対の偏光板（図示せず）が貼り付けられている。

　バックライト装置３０は、所謂直下型のバックライト装置であって、液晶パネル１１の背面直下に備えられている。バックライト装置３０は、裏面側に凹む浅皿状のシャーシ３１を備えている。シャーシ３１は金属製であり、底面には反射シート３２が配設されている。反射シート３２は、合成樹脂製とされ、その表面は、光反射性に優れた白色とされている。

　シャーシ３１内には、光源（本実施形態では冷陰極管３３）が備えられている。冷陰極管３３は複数本が並列して設けられ、各冷陰極管３３は、反射シート３２の表面に設けられたランプクリップ３４により軸方向の中間部がそれぞれ支持され、また、両端部はそれぞれコネクタ３５に接続されている。なお、すべての冷陰極管３３の端部およびコネクタ３５は、ホルダ３６により一括して覆われている。このコネクタ３５は、後述するインバータ基板４０に電気的に接続されている。

　シャーシ３１の表側には、拡散板３７及び光学シート３８が取り付けられている。拡散板３７は、合成樹脂製の板状部材に光散乱粒子が分散配合されてなり、線状光源たる冷陰極管３３から出射される線状の光を拡散する機能を有している。拡散板３７は、冷陰極管３３の軸方向に長い矩形状をなし、その長手方向の両端部はホルダ３６に載置され、短手方向の両端部はシャーシ３１の縁部に載置されている。

　光学シート３８は、拡散板３７の表側に配されている。光学シート３８は、本実施形態では、拡散板３７側から順に、拡散シート、レンズシート、反射型偏光板が積層されたものとされている。光学シート３８は、拡散板３７を透過した冷陰極管３３からの光を面状の光にする機能を有している。

　この光学シート３８の周縁部の表面側には、枠状をなすフレーム３９が設置されている（図２参照）。そして、拡散板３７および光学シート３８の周縁部は、フレーム３９とホルダ３６またはシャーシ３１に挟持され、バックライト装置３０に保持されている。

　フレーム３９は金属製であって、液晶パネル１１の裏面に沿って、その周縁部から制御基板２１より外側までに至る第１板状部３９Ａと、第１板状部３９Ａの外周縁から裏側へ立ち上がり、シャーシ３１の外面まで至る第２板状部３９Ｂとを有している（図５参照）。第１板状部３９Ａは、その板面が液晶パネル１１及び制御基板２１の板面と略平行をなし、第２板状部３９Ｂは、その板面が液晶パネル１１及び制御基板２１の板面と略垂直をなしている。

　フレーム３９には、液晶パネル１１の外周縁を支持するパネル支持部５３が設けられている（図２および図４参照）。パネル支持部５３は、フレーム３９の第１板状部３９Ａを部分的に表側に切り起こすことで形成され、液晶パネル１１の外周縁に対向して立ち上がる形態をなしている。パネル支持部５３は、フレーム３９の第１板状部３９Ａのうち液晶パネル１１の四つの角部の外側位置に設けられている。パネル支持部５３と液晶パネル１１との間には、所定のクリアランスが設けられ、液晶パネル１１の熱膨張が許容されている。

　シャーシ３１の裏面には、冷陰極管３３の駆動を制御するインバータ基板４０が取り付けられている。インバータ基板４０は、シャーシ３１の長手方向の両端部に一対設けられている（図２参照）。また、シャーシ３１の裏面には、液晶パネル１１の表示を制御するコントロール基板４１が取り付けられている。コントロール基板４１は、一対のインバータ基板４０の間に配されている。

　液晶パネル１１は、枠状をなすベゼル５０（本発明の保持部材に該当する）と、バックライト装置３０のフレーム３９とにより、外周縁部分が挟み込まれた状態で保持されている。フレーム３９およびベゼル５０は、液晶パネル１１の外周縁部と、その外側に配された制御基板２１とを挟み込むようになっている。

　ベゼル５０は金属製であって、液晶パネル１１の板面に沿って液晶パネル１１の周縁部から制御基板２１までを覆う第１板状部５０Ａと、第１板状部５０Ａの外周縁から裏側へ立ち上がり、フレーム３９の第２板状部３９Ｂの外面まで至る第２板状部５０Ｂとを有している（図５参照）。第１板状部５０Ａは、その板面が液晶パネル１１及び制御基板２１の板面と略平行をなし、第２板状部５０Ｂは、その板面が液晶パネル１１及び制御基板２１の板面と略垂直をなしている。

　ベゼル５０と液晶パネル１１との間、およびフレーム３９と液晶パネル１１との間には、それぞれ弾性材料（ゴム材料や発泡樹脂材料など）からなる緩衝部材５１が配され、またベゼル５０と制御基板２１との間、およびフレーム３９と制御基板２１との間には、それぞれ弾性材料（ゴム材料や発泡樹脂材料など）からなる緩衝部材５２が配されている。なお、液晶パネル１１および制御基板２１は、ともに板面方向の変位が許容された状態で緩衝部材５１，５２にそれぞれ保持されている。

　さて、フレキシブル基板１８とベゼル５０との間には、伝熱シート６０（本発明の伝熱部材に該当する）が挟まれている（図５参照）。伝熱シート６０は、ゴム製（本実施形態ではアクリルエラストマ）であって、全体としてフレキシブル基板１８と略同形・同大の矩形状をなしている。伝熱シート６０の厚さ寸法は略一定とされ、その寸法は、ベゼル５０の第１板状部５０Ａとフレキシブル基板１８との間の間隔と等しいか、若干大きい寸法とされている。

　伝熱シート６０は、図６に示すように、フレキシブル基板１８のドライバ２０よりも一回り大きい略長方形状をなす中央部６１と、中央部６１の周りを取り囲む枠状をなす枠状部６２と、中央部６１と枠状部６２とを連結する複数（本実施形態では６つ）の架橋部６３（可撓連結部）とを有している。

　伝熱シート６０の中央部６１は、フレキシブル基板１８の中央部分（フィルム１９のうちドライバ２０の搭載部分）に接触する部品接触部６６を有している。中央部６１の部品接触部６６は、フィルム１９の表面のうちドライバ２０の投影部分の全体に接触している。部品接触部６６は、中央部６１の中央に配され、フィルム１９に対する中央部６１の投影面積は、フィルム１９に対するドライバ２０の投影面積よりも大きくされている。中央部６１は、ドライバ２０と相似であってドライバ２０よりも一回り大きい長方形状をなしている。

　中央部６１は、その裏面（フレキシブル基板１８との対向面）の全体が、両面テープ６４によりフィルム１９の表面に接着されている。なお、図８には、伝熱シート６０の裏面のうち両面テープ６４の貼り付け部分を網掛けで示した。

　また、中央部６１の表面（ベゼル５０と対向する側の面）には、両面テープ６４は貼り付けられておらず、その全体は、ベゼル５０に対して接触してはいるけれども、両面テープ６４による接着はなされていない状態になっている。中央部６１の表面の全体は、後述する開口部６５によりベゼル５０から外部に露出し、ベゼル５０とは非接着とされている。中央部６１は、本発明における回路基板固定部に該当する。

　伝熱シート６０の枠状部６２は、フレキシブル基板１８の外周縁部に沿って配される横長の長方形状をなしている。枠状部６２は、中央部６１の長手方向の両側に配された短辺部６２Ａと、中央部６１の短手方向の両側に配された長辺部６２Ｂとを有している。短辺部６２Ａ同士、長辺部６２Ｂ同士はそれぞれ略平行をなしている。枠状部６２の長辺部６２Ｂは、図５に示すように、フレキシブル基板１８と液晶パネル１１との接続部分の表側と、フレキシブル基板１８と制御基板２１との接続部分の表側とにそれぞれ配されている。枠状部６２の幅寸法は、全体にわたり略一定とされ、枠状部６２の内周縁は、中央部６１の外周縁と略平行をなしている。

　枠状部６２は、ベゼル５０の第１板状部５０Ａとフレキシブル基板１８との間に挟まれている。枠状部６２は、その表面（ベゼル５０の第１板状部５０Ａとの対向面）の全体が、両面テープ６４によりベゼル５０の第１板状部５０Ａに接着されている。なお、図７には、伝熱シート６０の表面のうち両面テープ６４の貼り付け部分を網掛けで示した。

　また、枠状部６２の裏面（フレキシブル基板１８との対向面）には、両面テープ６４が貼り付けられておらず、フレキシブル基板１８に対して接触してはいるけれども、両面テープ６４による接着はされていない状態になっている。枠状部６２は、フレキシブル基板１８とは非接着とされている。枠状部６２は、本発明における保持部材固定部に該当する。

　伝熱シート６０の架橋部６３は、中央部６１と枠状部６２との間に架け渡された形態をなしている。架橋部６３は、枠状部６２の長辺部６２Ｂおよび短辺部６２Ａから中央部６１に向かって略垂直に延びる略長方形状をなしている。全ての架橋部６３の幅寸法は、略一定とされている。

　枠状部６２の各長辺部６２Ｂと中央部６１との間には、架橋部６３が２つずつ設けられている。２つの架橋部６３は、中央部６１の長手方向に所定の間隔をあけて設けられ、中央部６１の長手方向の両端から略同一寸法だけ内側に寄った位置に設けられている。

　枠状部６２の短辺部６２Ａと中央部６１との間には、架橋部６３が１つずつ設けられている。架橋部６３は、短辺部６２Ａの長さ方向の略中央位置と、中央部６１の短手方向の略中央位置とを直線状に連結する形態をなしている。

　全ての架橋部６３の表面（ベゼル５０の第１板状部５０Ａと対向する側の面）および裏面（フレキシブル基板１８との対向面）には、両面テープ６４は貼り付けられておらず。ベゼル５０の第１板状部５０Ａおよびフレキシブル基板１８に対して接触してはいるけれども、両面テープ６４による接着はされていない状態になっている。架橋部６３は、ベゼル５０およびフレキシブル基板１８とは非接着とされている。なお、全ての架橋部６３のうち中央部６１側の端部は、後述する開口部６５によりベゼル５０から外部に露出した状態になっている。

　なお、伝熱シート６０のうち枠状部６２、架橋部６３および中央部６１を除く部分（これらに囲まれてなる部分）は、伝熱シート６０の厚さ方向に開口している。

　ベゼル５０の第１板状部５０Ａには、伝熱シート６０の中央部６１を露出させる開口部６５が設けられている（図５参照）。開口部６５は、中央部６１よりも一回り大きい略長方形状をなして、第１板状部５０Ａを板厚方向に開口している。なお、図７には、伝熱シート６０に対する開口部６５の位置・大きさを示した。開口部６５は、その略中央にドライバ２０が配される位置に形成されている。開口部６５の周縁部には、全周にわたり伝熱シート６０の枠状部６２が接着されている。開口部６５は、図４に示すように、フレキシブル基板１８の全てに対応して設けられている。なお、図４には、二点差線でベゼル５０を示している。

　次に、液晶表示装置１０の組み立てについて説明する。まず、液晶パネル１１とバックライト装置３０とをそれぞれ別途に製造した後、それらを組み付ける。具体的には、まずバックライト装置３０を構成するフレーム３９の各パネル支持部５３の内側に、液晶パネル１１を収めるようにして液晶パネル１１をセットする。

　次いで、表側からベゼル５０を取り付ける。このとき、ベゼル５０の全ての開口部６５の周りに予め伝熱シート６０の枠状部６２を接着しておく。また、伝熱シート６０の中央部６１の裏面、もしくはフレキシブル基板１８の中央部分の表面に予め両面テープ６４を貼り付けておく。

　そして、フレーム３９の表側にベゼル５０を取り付けると、伝熱シート６０の中央部６１がフレキシブル基板１８の中央部分に接着される。その後、ベゼル５０、フレーム３９及びシャーシ３１を図示しないネジによりに螺合し、液晶パネル１１とバックライト装置３０とを一体的に保持させると、液晶表示装置１０の製造が完了する。

　次に、上記のように構成された実施形態１の作用および効果について説明する。
　液晶表示装置１０を使用すると、バックライト装置３０の点灯・消灯等により、各構成部材に熱膨張や熱収縮が生じる。各構成部材の中でも、フレーム３９、ベゼル５０、または液晶パネル１１を構成する基板１２，１３は、他の構成部材（制御基板２１など）に比べて大きいため、熱膨張・熱収縮（熱変形量）が他の構成部材よりも大きくなる。また、ガラス製の基板１２，１３と、金属製のフレーム３９およびベゼル５０とでは、それぞれ熱膨張率が相違している。

　このため、従来のように、液晶パネルに接続されたフレキシブル基板とベゼルとが、伝熱シートを介して固定された状態では、液晶パネルとベゼルとの熱膨張係数が大きく異なることにより、フレキシブル基板と液晶パネルとの接続部分にストレスがかかることが懸念される。

　しかしながら、本実施形態においては、伝熱シート６０は、フレキシブル基板１８との対向面が両面テープ６４によりフレキシブル基板１８に接着されるとともに、ベゼル５０との対向面はベゼル５０に非接着とされた中央部６１（回路基板固定部）と、ベゼル５０との対向面がベゼル５０に接着されるとともに、フレキシブル基板１８との対向面がフレキシブル基板１８に非接着とされた枠状部６２（保持部材固定部）と、中央部６１と枠状部６２とを連結する形態をなすとともに、フレキシブル基板１８およびベゼル５０との対向面がいずれにも非接着とされた架橋部６３（可撓連結部）とを有している。したがって、架橋部６３が変形することにより、中央部６１と枠状部６２との相対変位が許容されるようになっている。すなわち、液晶パネル１１とベゼル５０との熱変形に伴って、中央部６１および枠状部６２は、架橋部６３を弾性伸縮させつつ相対変位する。このように、液晶パネル１１とベゼル５０との熱変形量が異なったとしても、中央部６１はフレキシブル基板１８の変位に従い、枠状部６２はベゼル５０の変位に従うから、フレキシブル基板１８と液晶パネル１１との接続部分にかかるストレスは従来に比べて小さくなり、もって表示品質の低下を防ぐことができる。

　また、ベゼル５０に設けられた開口部６５は、伝熱シート６０の中央部６１よりも大きくされている。したがって、伝熱シート６０の中央部６１とベゼル５０との接触部分がなく、すなわち中央部６１の変位に抵抗する力（摩擦力等）はほとんど生じないから、フレキシブル基板１８と液晶パネル１１との接続部分に作用する力がより小さくなり、より確実に表示品質の低下を防ぐことができる。

　また、開口部６５は、フレキシブル基板１８の全てに対応して設けられている。したがって、フレキシブル基板１８と液晶パネル１１との接続部分の全箇所において、フレキシブル基板１８と液晶パネル１１との接続部分にかかるストレスを軽減することができる。

　また、フレキシブル基板１８は、フィルム１９の上にドライバ２０が搭載されたものであり、中央部６１は、フィルム１９のうちドライバ２０の搭載部分に接触する部品接触部６６を有している。このように、フレキシブル基板１８のうち最も発熱しやすいドライバ２０に伝熱シート６０が接触しているから、フレキシブル基板１８の熱を放散する上で有利である。

　また、伝熱シート６０のうちドライバ２０の搭載部分に接触する中央部６１は、フレキシブル基板１８に接着されている。したがって、中央部６１は、確実にドライバに接触した状態に保持されるから、高い放熱性を確保することができる。

　以上説明したように実施形態１によれば、架橋部６３が変形することにより、中央部６１と枠状部６２との相対変位が許容されるから、液晶パネル１１とベゼル５０との熱変形量が異なったとしても、中央部６１はフレキシブル基板１８の変位に従い、枠状部６２はベゼル５０の変位に従う。よって、フレキシブル基板１８と液晶パネル１１との接続部分に作用する力が小さくなり、もって表示品質の低下を防ぐことができる。

　＜実施形態２＞
　次に、本発明の実施形態２に係るテレビ受信装置ＴＶの液晶表示装置７０を図９によって説明する。
　本実施形態の液晶表示装置７０は、開口部６５を、ベゼル５０の第１板状部５０Ａではなく第２板状部５０Ｂに設けた点で、実施形態１とは相違する。なお、実施形態１と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。

　本実施形態に係る液晶表示装置７０は、実施形態１と同様に、画像を表示可能な液晶パネル１１と、液晶パネル１１に向けて光を照射するバックライト装置３０とを有し、これらがベゼル５０等の保持部材により一体的に保持されてなる。

　フレキシブル基板１８は、液晶パネル１１のアレイ基板１３から裏側へ略垂直方向に屈曲され、制御基板２１は、その板面が液晶パネル１１の板面と略垂直になる姿勢で配されている。フレキシブル基板１８は、フレーム３９の第２板状部３９Ｂとベゼル５０の第２板状部５０Ｂとの間に挟まれ、両第２板状部５０Ｂに対して略平行をなしている。なお、フレキシブル基板１８のドライバ２０は、フレーム３９側に向いている。

　フレキシブル基板１８とベゼル５０の第２板状部５０Ｂとの間には、伝熱シート６０が挟まれている。伝熱シート６０は、実施形態１と同様、ドライバ２０よりも一回り大きい略長方形状をなす中央部６１と、中央部６１の周りを取り囲む枠状をなす枠状部６２と、中央部６１と枠状部６２とを連結する６つの架橋部６３とを有している。

　伝熱シート６０の中央部６１は、実施形態１と同様、フレキシブル基板１８の中央部分（フィルム１９のうちドライバ２０の搭載部分）に接触する部品接触部６６を有し、その内面（フレキシブル基板１８との対向面）のみが両面テープ６４によりフィルム１９の外面に接着され、外面はベゼル５０に対して非接着とされている。

　また、伝熱シート６０の枠状部６２は、実施形態１と同様、外面はベゼル５０の開口部６５の周囲に接着され、内面はフレキシブル基板１８に対して非接着とされている。
　また、架橋部６３は、実施形態１と同様、中央部６１と枠状部６２との間に架け渡された形態をなし、内外両面が、ベゼル５０およびフレキシブル基板１８のいずれに対しても非接着とされている。

　そして、ベゼル５０の第２板状部５０Ｂには、伝熱シート６０の中央部６１を露出させる開口部６５が設けられている。開口部６５は、実施形態１と同様、中央部６１よりも一回り大きい略長方形状をなして、第２板状部５０Ｂを板厚方向に開口し、フレキシブル基板１８の全てに対応して設けられている。すべての開口部６５の周縁部には、伝熱シート６０の枠状部６２が接着されている。

　以上説明したように本実施形態によれば、架橋部６３が変形することにより、中央部６１と枠状部６２との相対変位が許容されるから、実施形態１と同様、液晶パネル１１とベゼル５０との熱変形量が異なったとしても、中央部６１はフレキシブル基板１８の変位に従い、枠状部６２はベゼル５０の変位に従うから、フレキシブル基板１８と液晶パネル１１との接続部分に作用する力が小さくなり、もって表示品質の低下を防ぐという効果を得ることができる。

　＜他の実施形態＞
　本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。

　（１）上記実施形態では、伝熱シート６０の中央部６１がフレキシブル基板１８に接着され、枠状部６２がベゼル５０に接着されているが、これとは逆に、例えば図１０に示すように、伝熱シート８０の中央部８１がベゼル５０に接着され、枠状部８２がフレキシブル基板１８に接着されていてもよい。そして、このような場合には、枠状部８２を露出させる位置に開口部８３を設けるとよい。また、このような場合には、フレキシブル基板１８に対する中央部８１の投影面積を、フレキシブル基板１８に対するドライバ２０の投影面積よりも大きくすることで、中央部８１とフレキシブル基板１８とが相対変位しても、中央部８１が大きい分だけ、中央部８１とドライバ２０とが接触状態に保たれるから、高い放熱性を確保することができる。

　（２）上記実施形態では、伝熱シート６０は、フレキシブル基板１８と略同形・同大とされているが、これに限らず、伝熱シートはフレキシブル基板より小さくても大きくても構わず、例えば、図１１に示すように、伝熱シート９０を、フレキシブル基板１８と略同形・同大の中央部９１と、その周囲を囲う枠状部９２と、中央部９１と枠状部９２とを連結する架橋部９３とを有するものとしてもよい。

　（３）上記実施形態では、伝熱シート６０は、中央部６１と、中央部６１の周りを取り囲む枠状をなす枠状部６２と、中央部６１と枠状部６２とを連結する架橋部６３とを有するものとされているが、これに限らず、例えば、伝熱シートは、中央部と、その両側に配された一対の側縁部と、中央部と側縁部とを連結する架橋部とを有するものとしてもよい。

　（４）上記実施形態では、伝熱シート６０は、全体としてフレキシブル基板１８の外形に沿う略長方形とされているが、伝熱シートはどのような形状をなしていてもよく、例えば、伝熱シートは、全体として略楕円形をなすものとしてもよい。

　（５）上記実施形態では、可撓連結部は、中央部６１と枠状部６２との間に架け渡された形態の架橋部６３とされているが、可撓連結部はどのような形態をなしていてもよく、例えば、可撓連結部は、他の部分（中央部および枠状部）よりも薄い板状をなす変形板としてもよく、また、他の部分よりも弾性変形しやすい材料を用いて形成されたものとしてもよい。

　（６）上記実施形態では、伝熱シート６０は、中央部６１と、中央部６１の周りを取り囲む枠状をなす枠状部６２と、中央部６１と枠状部６２とを連結する架橋部６３とを有するものとされているが、これに限らず、伝熱シートは、一枚の板状をなし、ベゼルのみに接着する部分と、フレキシブル基板のみに接着する部分とを明確に分けるようにしてもよい。

　（７）上記実施形態では、開口部６５は、伝熱シート６０の中央部６１の全体をベゼル５０から露出させるものとされているが、これに限らず、例えば、開口部は、中央部の一部分のみを露出させるものであってもよい。このような構成であっても、中央部とベゼルとの接触面積が減る分だけ、中央部の変位に抵抗する力は減るから、フレキシブル基板と液晶パネルとの接続部分に作用する力を軽減する効果を得ることができる。

　（８）上記実施形態では、開口部６５は、全てのフレキシブル基板１８に対応して設けられているが、これに限らず、開口部は、全てのフレキシブル基板のうちいずれかのみに対応して設けられていてもよく、例えば、フレキシブル基板の並列方向の一つおきに設けるようにしてもよい。

　（９）上記実施形態では、伝熱シート６０のうちフレキシブル基板に接着される中央部６１（回路基板固定部）のみが、フィルム１９のうちドライバ２０の投影部分に接触するものとされているが、これに限らず、例えば、フレキシブル基板に接着される回路基板固定部と、ベゼルに接着される保持部材固定部とが、どもにドライバの一部分に接触するものとしてもよい。

　（１０）上記実施形態では、フレキシブル基板１８は、フィルム１９の裏面にドライバ２０が搭載され、伝熱シート６０の中央部６１は、フィルム１９の表面のうちドライバ２０の投影部分に接触する構成とされているが、これに限らず、例えば、フィルムの表面にドライバが搭載され、中央部が、ドライバに直接接触する構成としてもよい。

　（１１）上記実施形態では、開口部６５は、フレキシブル基板１８毎に設けられているが、これに限らず、例えば、開口部は、複数のフレキシブル基板にまたがって設けられ、複数のフレキシブル基板１８を一度に露出するものであってもよい。

　（１２）上記実施形態では、ベゼル５０とフレキシブル基板１８との間に伝熱シート６０を挟むようにしたが、これに限らず、フレキシブル基板と対向して配される保持部材であればどの部材との間に伝熱シートを挟んでもよく、例えば、液晶表示装置の構造の相違により、フレキシブル基板とフレームとが対向して配されていれば、フレキシブル基板とフレームとの間に、またフレキシブル基板とシャーシとが対向して配されていれば、フレキシブル基板とシャーシとの間に伝熱シートを挟むようにしてもよい。

　（１３）上記実施形態では、開口部６５は、伝熱シート６０の中央部６１の全体と、架橋部６３の一部分とを露出させるものとされているが、これに限らず、例えば、開口部は、中央部の全体と架橋部の全体とを露出させるものとしてもよい。このような構成によれば、中央部および架橋部とベゼルとの接触部分がなくなるから、中央部の変位および架橋部の変形に抵抗する力がさらに減り、フレキシブル基板と液晶パネルとの接続部分に作用する力をより小さくし、確実に表示品質の低下を防ぐことができる。

　（１４）上記実施形態では、開口部６５は略長方形とされているが、開口部６５はどのような形状をなしていてもよく、例えば、楕円形状をなしていてもよい。
　（１５）上記実施形態では、伝熱シート６０を接着するために両面テープ６４を使用しているが、これに限らず、各種接着剤を使用してもよい。

Claims (14)

1. 　画像を表示可能な表示パネルと、前記表示パネルを保持する保持部材と、前記表示パネルに接続されるとともに前記保持部材と対向して配される回路基板とを有し、
   　前記回路基板と前記保持部材との間には伝熱部材が前記回路基板と前記保持部材との双方に接触して挟まれており、前記伝熱部材は、回路基板固定部と、保持部材固定部と、前記両固定部を連結する可撓連結部とを有し、
   　前記回路基板固定部は前記回路基板に接着されると共に前記保持部材に対して非接着とされており、前記保持部材固定部は前記保持部材に接着されると共に前記回路基板に対しては非接着とされていることを特徴とする表示装置。
2. 　前記可撓連結部は、前記回路基板固定部および前記保持部材のいずれにも非接着とされていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の表示装置。
3. 　前記保持部材には、前記回路基板固定部の少なくとも一部分を露出させるための開口部が設けられていることを特徴とする請求の範囲第１項または請求の範囲第２項に記載の表示装置。
4. 　前記開口部は、前記回路基板固定部のうち前記保持部材側の面の全域を前記開口部を通して露出させる大きさであることを特徴とする請求の範囲第３項に記載の表示装置。
5. 　前記開口部は、前記回路基板固定部および前記可撓連結部のうち前記保持部材側の面の全域を露出させる大きさであることを特徴とする請求の範囲第３項に記載の表示装置。
6. 　前記回路基板は前記保持部材に沿って並ぶように複数枚設けられ、前記回路基板と前記保持部材との間には、それぞれ前記伝熱部材が配置されていることを特徴とする請求の範囲第１項ないし請求の範囲第５項のいずれか一項に記載の表示装置。
7. 　前記回路基板は、前記保持部材側とは反対側の面に電子部品が搭載されており、前記伝熱部材は、前記回路基板の前記電子部品の搭載面とは反対側の面において、前記電子部品の裏側に対応する位置に接触する部品接触部を有することを特徴とする請求の範囲第１項ないし請求の範囲第６項のいずれか一項に記載の表示装置。
8. 　前記回路基板は、前記保持部材側の面に電子部品が搭載されており、前記伝熱部材は、前記電子部品に接触する部品接触部を有することを特徴とする請求の範囲第１項ないし請求の範囲第６項のいずれか一項に記載の表示装置。
9. 　前記部品接触部の前記回路基板に対する投影面積は、前記電子部品の前記回路基板に対する投影面積よりも大きいことを特徴とする請求の範囲第７項又は請求の範囲第８項に記載の表示装置。
10. 　前記回路基板固定部が、前記部品接触部を有することを特徴とする請求の範囲第７項ないし請求の範囲第９項のいずれか一項に記載の表示装置。
11. 　前記伝熱部材は、中央部の周りを枠状部が囲う形態をなし、前記中央部および前記枠状部のいずれか一方が前記回路基板固定部であり、他方が前記保持部材固定部であることを特徴とする請求の範囲第１項ないし請求の範囲第１０項のいずれか一項に記載の表示装置。
12. 　前記可撓連結部は、前記中央部と前記枠状部との間に架け渡された複数の架橋部からなることを特徴とする請求の範囲第１１項に記載の表示装置。
13. 　前記表示パネルが液晶を用いた液晶パネルであることを特徴とする請求の範囲第１項ないし請求の範囲第１２項のいずれか１項に記載の表示装置。
14. 　請求の範囲第１項ないし請求の範囲第１３項のいずれか１項に記載の表示装置を備えることを特徴とするテレビ受信装置。

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