JPH07168169A - 耐熱性光学用フィルム及びそれを用いた液晶表示パネル - Google Patents

耐熱性光学用フィルム及びそれを用いた液晶表示パネル

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JPH07168169A
JPH07168169A JP5316318A JP31631893A JPH07168169A JP H07168169 A JPH07168169 A JP H07168169A JP 5316318 A JP5316318 A JP 5316318A JP 31631893 A JP31631893 A JP 31631893A JP H07168169 A JPH07168169 A JP H07168169A
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film
heat
retardation value
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crystal display
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JP5316318A
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Hisashi Ito
寿 伊東
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ガラス転移点が190℃以上である熱可塑性
樹脂フィルムであって、その線膨張率が上昇する温度か
らそのガラス転移点より低い温度範囲内で熱処理してな
るフィルムの製膜方向と幅方向がなす面内の複屈折率が
5×10-5以下であり、その光学的位相差が15nm以
下でその振れ幅が10%以下の耐熱性光学用フィルム、
及びこれを用いた液晶表示パネル。 【効果】 簡便な設備で、かつ容易に光学的等方性の高
い耐熱性光学用フィルムを作製することができ、また、
得られた耐熱性光学用フィルムは、フレキシブル液晶表
示素子用透明電極フィルムとして液晶表示素子パネルに
実装した場合に、表示ムラのない高精細な表示を示すこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性光学用フィルムの
作製方法に関し、更に詳しくは耐熱性を要求されるフレ
キシブル液晶表示素子用透明電極基板として有用な光学
的位相差の小さい耐熱性光学用フィルムの作製に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来液晶表示素子用透明電極基板にはガ
ラス基板が使用されてきたが、ガラス基板を用いた液晶
表示素子においては、ガラス基板厚が厚いため液晶表示
素子体の薄型化が困難であると共に、軽量化しにくいと
いう欠点があり、更にガラスは物性的にフレキシブルな
素材ではないために、可撓性、耐衝撃性の点で問題があ
った。
【0003】このガラス基板液晶表示素子の持つ欠点を
改善する方法として、プラスチックフィルムを用いて液
晶パネルを連続的に作製することにより、液晶パネル加
工費のコストダウン、液晶パネルの量産化、軽量化、耐
衝撃性の向上が検討されている。例えば、特開昭53−
68099号公報及び特開昭54−126559号公報
には、ガラス基板の代わりに導電性酸化金属物質を蒸着
した長尺のポリエステルフィルムを用いて液晶表示素子
パネルを連続して製造することが示されているが、セル
加工工程での耐熱性、実装した場合の光学的特性におい
て優れているとは言いがたい。
【0004】この問題を解決するため、耐熱性、光学等
方性に優れた熱可塑性樹脂フィルムをこれらの用途に応
用すべく研究を進めたところ、溶融押し出し製膜工程に
おいて発生する分子配向よりなるフィルムのレターデー
ションが重大な欠点となることがわかった。例えば、T
N型液晶表示素子では偏光板により直線偏光にされた入
射光が透明電極フィルムの複屈折性から生じるレターデ
ーションにより楕円偏光になるため、コントラストの低
下、表示ムラを生じさせる。更にSTN(Super Twiste
d Nematic) 型液晶表示素子では透明電極フィルムのレ
ターデーションからTN型液晶表示素子以上に高精細な
表示が得られないばかりでなく、液晶分子より発生する
レターデーションもあることから、光学位相差を補償す
るための偏光板、位相差板及び透明電極フィルムによる
液晶セルの組み合わせの最適化が非常に煩雑なものにな
る。
【0005】この光学用材料の位相差を改善する方法と
して、特殊な2価フェノールを構造単位とする特殊ポリ
カーボネートを用いる方法(特開昭−108024号公
報)、固有複屈折が正の材料と負の材料をブレンドする
方法(T. Inoue et al.,Journal of Polymer Science,P
art B, 25, 1629(1987).)、固有複屈折が正のポリカー
ボネートと負のポリスチレンをグラフト共重合させる方
法(日経ニューマテリアル、1988年9月26日号、
60〜62頁の記事参照)、極性基を有したノルボルネ
ン系樹脂を用いる方法(機能材料、1993年1月号、
40〜52頁の記事参照)などが提案されているが、い
ずれも耐熱性、光学特性が共に優れているとは言いがた
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころはフィルム平滑性に優れた複屈折率が小さいフィル
ムであり、フィルムのレタデーション値が小さくかつそ
の均一性が非常に高い耐熱性光学用フィルム及びそれを
用いた液晶表示パネルを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス転移点
が190℃以上の熱可塑性樹脂よりなるフィルムを、そ
のガラス転移点より低い温度で熱処理し、フィルムの平
滑性を損なうことなしにそのフィルムの複屈折率を5×
10-5以下にすること、更にはフィルムの持つレターデ
ーション値を15nm以下でその振れ幅が10%以下で
あることを特徴とする耐熱性光学用フィルム、及びこれ
を用いた液晶表示パネルである。
【0008】本発明は、フィルムとなる熱可塑性樹脂を
そのフィルムを構成する分子鎖がミクロブラウン運動を
開始しフィルムの線膨張率が上昇を開始する温度(以下
Tg- と略す)からガラス転移点(Tg)より低い温
度、好ましくはガラス転移点よりも10℃〜30℃低い
温度で熱処理することで、熱処理時にフィルムを支持す
る冶具等を用いなくともその外観を損わず、フィルムの
レターデーション値を15nm以下に低減化し、かつレ
ターデーション値の振れ幅を10%以下にすることを特
徴とする。
【0009】フィルムとなる熱可塑性樹脂をガラス転移
点以上の高温で処理した場合は、フィルムのレターデー
ション値を容易に低減化することができるものの、フィ
ルムを形成する高分子鎖は流動性に富むために急激な分
子鎖配向緩和を生じる。その結果フィルムの平滑性を保
持し、かつ均一な分子配向を促すことが非常に難しくな
り、フィルム収縮ジワやフィルム表面のうねりが発生し
外観不良を生じる。
【0010】また、熱処理の温度がフィルムのTgより
低い温度〜Tg- の温度範囲より低すぎても、分子鎖の
ミクロブラウン運動が凍結し、局所的な分子振動をする
のみであるため、熱処理による分子鎖配向緩和が起こり
難くなり、レターデーション値の低減化が確認されない
場合が生じる。
【0011】レターデーション値の振れ幅は、レターデ
ーションのバラツキ(ΔR)を示し、10%以下、好ま
しくは5%以下であるが、このレターデーションの振れ
幅が大きすぎると、直線偏光した光がフィルムを透過す
る際に、透過光の偏光状態に偏差が生じ、部分的な光の
漏れが発現する。その結果、TN及びSTN型の液晶表
示素子に重要な光シャター機能が電極基板フィルムによ
り損なわれるため好ましくない。
【0012】本発明における熱処理の方法としては、枚
葉式熱処理方法、ロ−ル間に乾燥機を配置した装置を用
いる連続熱処理方法、巻芯に巻いた状態での熱処理方法
等が考えられる。
【0013】枚葉式熱処理方法としては熱廻りの均一な
乾燥機中に基板を介して枚葉フィルムを放置する方法、
または乾燥機中を基板を介した枚葉フィルムを連続的に
流すことで熱処理する方法が考えられる。連続的に熱処
理する場合は、短時間で熱処理できることが好ましいた
め、熱処理温度はTg〜Tg- の範囲内で比較的高めに
温度設定をすることが好ましい。なお、熱処理に用いら
れる基板はガラス基板、ステンレス基板等が考えられる
が、処理温度において軟化、劣化を起こさず、基板表面
が平滑であり、熱伝導が均一かつ良好な材質であればな
んら制約はない。
【0014】乾燥機を配置したロ−ル間を連続的に熱処
理する方法は、乾燥機内においてフィルムが延伸されな
いようにフィルム張力を制御する必要があり、インフィ
ードロールの回転速度(V1)とアウトフィードロール
の回転速度(V2)をV1≧V2に制御することが好ま
しく、更には乾燥機内でフィルムにシワが発生しないよ
うにロール速度比がV2/V1=0.99〜1.0にする
ことが好ましい。連続的に熱処理する場合は、短時間で
熱処理できることが好ましいため、熱処理温度はTg〜
Tg- の範囲内で比較的高めに温度設定をすることが好
ましい。
【0015】巻芯に巻いた状態での熱処理方法は、フィ
ルム同士が密着した状態で熱処理されることによるフィ
ルム同士の部分的な接着をなくすために、熱処理温度を
Tg〜Tg- の範囲内で比較的低温で処理することが好
ましい。なお、熱処理に用いられる巻芯はステンレス製
の巻芯等が考えられるが、処理温度において軟化、劣化
を起こさず、基板表面が平滑であり、熱伝導が均一かつ
良好な材質であればなんら制約はない。
【0016】本発明におけるガラス転移点が190℃以
上の熱可塑性樹脂としてはポリサルホン、ポリエーテル
サルホン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート及びこ
れらをブレンドした樹脂をあげることができる。なお、
本発明における樹脂は、添加剤として少量の安定剤、滑
剤、染料等が含まれていてもさしつかえない。
【0017】本発明における耐熱性光学用フィルムの厚
さは10μm〜500μm更には50μm〜400μm
であることが加工性、可撓性の面から好ましい。また、
本発明におけるフィルムの表面粗さは0.5μm以下で
あることが好ましく、更には0.1μm以下であること
が好ましい。表面粗さが0.5μmより大きいとSTN
型液晶表示素子では透明電極フィルムのレターデーショ
ンにより生じる表示ムラよりも、電極フィルム表面の凹
凸による液晶セルギャップの変化から生じる表示ムラが
顕著に確認される。
【0018】
【作用】本発明によれば、従来法により作製した耐熱性
フィルムをガラス転移点よりも低い温度で熱処理するこ
とにより、特殊な設備、冶具等を利用せずにフィルムの
平滑性を失わずに光学的等方性の高いフレキシブル液晶
表示素子用透明電極基板として有用な耐熱性光学用フィ
ルムを作製することが可能である。
【0019】
【実施例】
(実施例1)住友化学工業(株)のポリエーテルサルホ
ン樹脂:ビクトレックスPES4100G(Tg=22
6℃)を溶融押し出しでフィルム化した。得られたフィ
ルムのTg- は180℃であり、フィルム面内の複屈折
率が2×10-4、厚みが100μm、レターデーション
値が20nmでありレターデーション値の振れ幅は20
%であった。このフィルムをA4サイズに切り出しステ
ンレス製の基板上、206℃の雰囲気中に30分間熱処
理した。熱処理後のポリエーテルサルホンフィルムは複
屈折率が3×10-5、レターデーション値が3nmでレ
ターデーション値の振れ幅は10%以下であり外観も良
好であった。
【0020】(実施例2)実施例1と同様な方法により
複屈折率が2×10-4、厚みが100μm、レターデー
ション値が20nm、レターデーション値の振れ幅が2
0%のポリエーテルサルホンフィルムを作製した。この
フィルムをA4サイズに切り出しステンレス製の基板
上、206℃の雰囲気中に120分間熱処理した。熱処
理後のポリエーテルサルホンフィルムは複屈折率が1.
5×10-5、レターデーション値が1.5nmでレター
デーション値の振れ幅は8%以下であり外観も良好であ
った。
【0021】(実施例3)実施例1と同様な方法により
複屈折率が2×10-4、厚みが100μm、レターデー
ション値が20nm、レターデーション値の振れ幅が2
0%のポリエーテルサルホンフィルムを作製した。この
フィルムをA4サイズに切り出しステンレス製の基板
上、216℃の雰囲気中に10分間熱処理した。熱処理
後のポリエーテルサルホンフィルムは複屈折率が3×1
-5、レターデーション値が3nmでレターデーション
値の振れ幅は8%以下であり外観も良好であった。
【0022】(実施例4)実施例1と同様な方法により
複屈折率が2×10-4、厚みが100μm、レターデー
ション値が20nm、レターデーション値の振れ幅が2
0%のポリエーテルサルホンフィルムを作製した。この
フィルムをA4サイズに切り出しステンレス製の基板
上、216℃の雰囲気中に30分間熱処理した。熱処理
後のポリエーテルサルホンフィルムは複屈折率が2×1
-5、レターデーション値が2nmでレターデーション
値の振れ幅は5%以下であり外観も良好であった。
【0023】(実施例5)実施例1と同様な方法により
複屈折率が2×10-4、厚みが100μm、レターデー
ション値が20nm、レターデーション値の振れ幅が2
0%のポリエーテルサルホンフィルムを作製した。この
フィルムをA4サイズに切り出しステンレス製の基板
上、196℃の雰囲気中に120分間熱処理した。熱処
理後のポリエーテルサルホンフィルムは複屈折率が5×
10-5、レターデーション値が5nmでレターデーショ
ン値の振れ幅は10%以下であり外観も良好であった。
【0024】(実施例6)実施例1と同様な方法により
複屈折率が1.3×10-4、厚みが300μm、レター
デーション値が40nm、レターデーション値の振れ幅
が15%のポリエーテルサルホンフィルムを作製した。
このフィルムをA4サイズに切り出しステンレス製の基
板上、216℃の雰囲気中に10分間熱処理した。熱処
理後のポリエーテルサルホンフィルムは複屈折率が4.
3×10-5、レターデーション値が13nmでレターデ
ーション値の振れ幅は5%以下で外観も良好であった。
【0025】(実施例7)実施例1と同様な方法により
複屈折率が1.3×10-4、厚みが300μm、レター
デーション値が40nm、レターデーション値の振れ幅
が15%のポリエーテルサルホンフィルムを作製した。
このフィルムをA4サイズに切り出しステンレス製の基
板上、221℃の雰囲気中に120分間熱処理した。熱
処理後のポリエーテルサルホンフィルムは複屈折率が
3.3×10-5、レターデーション値が10nmでレタ
ーデーション値の振れ幅は4%以下で外観も良好であっ
た。
【0026】(実施例8)実施例1と同様な方法により
複屈折率が1.3×10-4、厚みが300μm、レター
デーション値が40nm、レターデーション値の振れ幅
が15%のポリエーテルサルホンを680mm幅にフィ
ルム化し、3インチのステンレス管に50mのポリエー
テルサルホンを巻き取った。このフィルムを206℃の
雰囲気中に10時間熱処理した。熱処理後のポリエーテ
ルサルホンフィルムは複屈折率が5×10-5、レターデ
ーション値が15nmでレターデーション値のフィルム
幅方向の振れ幅は8%、フィルムの長手方向の振れ幅は
10%以下であり、外観も良好であった。
【0027】(実施例9)実施例1と同様な方法により
複屈折率が1.3×10-4、厚みが300μm、レター
デーション値が40nm、レターデーション値の振れ幅
が15%のポリエーテルサルホンを680mm幅にフィ
ルム化し、3インチのステンレス管に50mのポリエー
テルサルホンを巻き取った。このフィルムを206℃の
雰囲気中に24時間熱処理した。熱処理後のポリエーテ
ルサルホンフィルムは複屈折率が4.3×10-5、レタ
ーデーション値が13nmでレターデーション値のフィ
ルム幅方向の振れ幅は8%、フィルムの長手方向の振れ
幅は9%以下であり、外観も良好であった。
【0028】(比較例1)実施例1と同様な方法により
複屈折率が2×10-4、厚みが100μm、レターデー
ション値が20nm、レターデーション値の振れ幅が2
0%のポリエーテルサルホンフィルムを作製した。この
フィルムをA4サイズに切り出しステンレス製の基板
上、236℃の雰囲気中に10分間熱処理した。熱処理
後のポリエーテルサルホンフィルムはレターデーション
値が0nmであったが、フィルム表面に収縮ジワやうね
りが発生し、透明電極基板として用いることができるも
のではなかった。
【0029】(比較例2)実施例1と同様な方法により
複屈折率が1.3×10-4、厚みが300μm、レター
デーション値が40nm、レターデーション値の振れ幅
が15%のポリエーテルサルホンフィルムを作製した。
このフィルムをA4サイズに切り出しステンレス製の基
板上、226℃の雰囲気中に60分間熱処理した。熱処
理後のポリエーテルサルホンフィルムはレターデーショ
ン値が0nmであったが、フィルム表面に収縮ジワやう
ねりが発生し、透明電極基板として用いることができる
ものではなかった。
【0030】(比較例3)実施例1と同様な方法により
複屈折率が1.3×10-4、厚みが300μm、レター
デーション値が40nm、レターデーション値の振れ幅
が15%のポリエーテルサルホンフィルムを作製した。
このフィルムをA4サイズに切り出しステンレス製の基
板上、170℃の雰囲気中に24時間熱処理した。熱処
理後のポリエーテルサルホンフィルムは平滑性を維持し
た外観良好なフィルムであったが、複屈折率が1.3×
10-4、レターデーション値が39nmであり、得られ
たフィルムを透明電極として実装した液晶表示パネルは
コントラストが低く、視認性の良いものではなかった。
【0031】
【発明の効果】本発明により簡便な設備で、かつ容易に
光学的位相差の小さい耐熱性光学用フィルムを作製する
ことができる。また、本発明により得られた耐熱性光学
用フィルムはフレキシブル液晶表示素子用透明電極フィ
ルムとして液晶表示パネルに実装した場合に表示ムラの
ない高精細な表示を示した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移点が190℃以上である熱可
    塑性樹脂フィルムであって、その線膨張率が上昇する温
    度からそのガラス転移点より低い温度範囲内で熱処理し
    てなるフィルムの製膜方向と幅方向がなす面内の複屈折
    率が5×10-5以下であり、その光学的位相差が15n
    m以下でその振れ幅が10%以下の耐熱性光学用フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂がポリサルホン、ポリエー
    テルサルホン、ポリエーテルイミド及びポリアリレート
    の群から選ばれる少なくとも一種である請求項1記載の
    耐熱性光学用フィルム。
  3. 【請求項3】 液晶表示パネルにおける液晶駆動のため
    の透明電極基板に請求項1記載の耐熱性光学用フィルム
    を用いることを特徴とする液晶表示パネル。
JP5316318A 1993-12-16 1993-12-16 耐熱性光学用フィルム及びそれを用いた液晶表示パネル Pending JPH07168169A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11227026A (ja) * 1997-11-07 1999-08-24 Rohm & Haas Co プラスチックシートの製造方法および装置

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