JPH07167624A - 車両特徴量検出装置 - Google Patents

車両特徴量検出装置

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JPH07167624A
JPH07167624A JP31481393A JP31481393A JPH07167624A JP H07167624 A JPH07167624 A JP H07167624A JP 31481393 A JP31481393 A JP 31481393A JP 31481393 A JP31481393 A JP 31481393A JP H07167624 A JPH07167624 A JP H07167624A
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JP
Japan
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vehicle
sensor
detection
tire
sensors
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Application number
JP31481393A
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English (en)
Inventor
Kenji Okuda
健児 奥田
Hirobumi Kishida
博文 岸田
Hiroshi Hoshino
弘 星野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、小型で長寿命の機械的に信頼性の高
くかつ高精度に車両の特徴量を検出する。 【構成】車両分離センサ(10,11) により車両(4) の通過
が検出されると、このときから車両分離センサ(10,11)
及び方向検知センサ(13,14) の各検出結果に基づいて、
車両(4) の走行方向、及び車軸数を求める。この場合、
車両分離センサ(10,11) の高から低位置の各透過センサ
の順にタイヤ検知オンとなり、続いて低から高位置の各
透過センサの順にタイヤ検知オフとなると、タイヤ通過
と判定し、かつ透過センサ(12-2)から方向検知センサ(1
3,14) の順序で検知オンとなった場合に車両前進と判断
し、方向検知センサ(13,14)から透過センサ(12-2)の順
序で検知オンとなった場合に車両後進と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の車種判別に必要
な車軸数や車幅の車両の特徴量を検出する車両特徴量検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高速道路等の料金所では、その入口で進
入する車両の車種を記録した通行券を発行し、出口での
料金受領作業を効率化することが行われている。このよ
うな事から高速道路等の料金所では、車両の車種判別が
行われている。
【0003】この車種判別は、車両を小型車、中型車、
大型車等に分類するするもので、この車種判別を行うた
めに車両の車軸数や車幅の検出が行われている。このう
ち車軸数検出装置の構成を図16に示す。車両通路1の
両側には、1対の車両分離センサ2a、2bが設けられ
ている。この車両分離センサ2a、2bは、投光器及び
受光器から成る透過センサ3を複数高さ方向に配列した
もので、車両4の通過による遮光により車両4の通過を
検出するものとなっている。
【0004】又、車両通路1上には、例えば4つの圧力
センサ5を車両4の走行方向に配列した踏板装置6が埋
設されている。この踏板装置6は、車両4の通過時の圧
力の加わった回数によりに車軸数を検知するものとなっ
ている。
【0005】このような構成であれば、車両4が車両分
離センサ2a、2bの間を通過して各透過センサ3が遮
光状態となると、この遮光状態の間に踏板装置6に対し
て圧力の加わった回数が検出され、この回数が車軸数と
して求められる。
【0006】このとき、踏板装置6の各圧力センサ5の
踏圧の順序により車両4の前進、後進の判別が行われ
る。しかしながら、このような装置では、車両通路1に
踏板装置6を埋設するが、この埋設に際して踏板装置6
は、重量車両を考慮して堅固な作りにしなければなら
ず、コスト高となる。
【0007】又、踏板装置6は、機械的疲労や振動、ゴ
ミ、湿気、高温等により故障し易いものであり、堅固な
作りにしなければならず、コスト高に繋がる。すなわ
ち、踏板装置6は接触式であるため、車両4の荷重によ
り破損が生じる虞れがある。又、踏板装置6は、構造が
大きいために埋設や取換え作業が大変である。
【0008】一方、車幅の検出は、撮像装置により車両
を前面から撮像し、この画像データから車両の無いとき
の画像データを減算して図17に示すような車両の外形
線の画像データを求める。
【0009】次にこの画像データを3領域a1〜a3に
分割し、領域a2をタイヤの存在しない範囲とする。な
お、これら領域a1〜a3の分割位置は、撮像装置が固
定設置であれば、予め設定されている。
【0010】次に各領域a1、a3からそれぞれ外形線
上で最も下方にある点、つまりタイヤの最下点p1、p
2を求め、これら点p1、p2が路面に接している点と
ほぼ等しいことから、これら路面上の点p1、p2間の
距離を車幅として求める。
【0011】しかしながら、このような車幅の検出方法
は、車両の前面から撮像を行うので、撮像する車両が、
その前の車両に接近した状態であると、前の車両が撮像
視野内に入り、車幅の検出が不可能となる。
【0012】又、撮像装置の視野内に両側のタイヤを同
時に納めなければならず、又、視野を広くして両側のタ
イヤを視野内に納めたとしても、その撮像装置の分解能
に車幅の精度が左右される。
【0013】又、車両の無いときの画像データを減算し
て車両の外形線画像データを求めているので、車両の
影、タイヤ後方にゴムシート等が存在する場合には、正
確にタイヤ最下点p1、p2を求められない場合があ
る。さらに、大雨や台風等により画像の外乱が大きい
と、車両の外形線を正確に求められない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように踏板装置
は、重量車両を考慮して堅固な作りにしなければなら
ず、コトス高となる。一方、車幅の検出は、前の車両に
隠れて車幅の検出が不可能となったり、撮像装置の分解
能にも車幅の精度が左右される。又、車両の影、タイヤ
後方にゴムシート等の存在、さらには大雨等による画像
の外乱により、車両の外形線が正確に求められない。そ
こで本発明は、小型で長寿命の機械的に信頼性の高く車
両の特徴量を検出できる高精度な車両特徴量検出装置を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、複数
の検知センサを車両の高さ方向に配置したタイヤ外形セ
ンサと、このタイヤ外形センサに対して車両の走行方向
に沿った位置に配置した方向検知センサと、これらタイ
ヤ外形センサ及び方向検知センサの各検出結果に基づい
て車両の走行方向を判別するとともに車軸数を求める特
徴量演算手段とを備えて上記目的を達成しようとする車
両特徴量検出装置である。
【0016】請求項2によれば、特徴量演算手段は、タ
イヤ外形センサの各検知センサのうち、高位置から低位
置に配置された各検知センサの順にタイヤ検知がオンと
なり、続いて低位置から高位置に配置された各検知セン
サの順にタイヤ検知がオフとなった場合にタイヤ通過と
判定する機能を有している。
【0017】請求項3によれば、特徴量演算手段は、方
向検知センサ及びこのセンサと同一高さ位置にあるタイ
ヤ形状センサの検知センサにおいて、この検知センサ、
方向検知センサの順序で検知オンとなった場合に車両前
進、方向検知センサ、検知センサの順序で検知オンとな
った場合に車両後進と判断する機能を有している。
【0018】請求項4によれば、複数の検知センサを車
両の高さ方向に配置した車両分離センサと、車両の走行
方向に沿い、かつタイヤ通過時に同時に検知オンとなる
間隔に複数の検知センサを配置した軸数計数センサと、
車両分離センサにより車両を検知したときから軸数計数
センサの各検知センサによる検知順序に基づいて車両の
前進、後進を判断して車軸数を求める特徴量演算手段と
を備えて上記目的を達成しようとする車両特徴量検出装
置である。
【0019】請求項5によれば、車両の両側のタイヤを
含む部分をそれぞれ斜め上方から撮像する各撮像装置
と、これら撮像装置により得られる車両を両側から見た
各画像から車両両側の各タイヤを検出するタイヤ検出手
段と、このタイヤ検出手段により検出された各タイヤに
おける各下側接線部位を求め、これら下側接線部位の位
置から車両の車幅を求める特徴量演算手段とを備えて上
記目的を達成しようとする車両特徴量検出装置である。
請求項6によれば、特徴量演算手段は、車両の車軸数を
求める機能を有している。
【0020】
【作用】請求項1によれば、タイヤ外形センサにより車
両の通過が検出されると、このときからタイヤ外形セン
サ及び方向検知センサの各検出結果に基づいて、車両の
走行方向、及び車軸数が特徴量演算手段により求められ
る。
【0021】この場合、請求項2によれば、特徴量演算
手段は、タイヤ外形センサに高位置から低位置に配置さ
れた各検知センサの順にタイヤ検知がオンとなり、この
後に低位置から高位置に配置された各検知センサの順に
タイヤ検知がオフとなると、タイヤ通過と判定する。
【0022】又、請求項3によれば、特徴量演算手段
は、方向検知センサとこのセンサと同一高さ位置にある
検知センサとの順序で検知オンとなった場合に車両前進
と判断し、又、方向検知センサから検知センサの順序で
検知オンとなった場合に車両後進と判断する。
【0023】請求項4によれば、車両分離センサにより
車両を検知すると、このときから軸数計数センサの各検
知センサによる検知順序に基づいて車両の前進、後進を
判断して車軸数を求める。
【0024】請求項5によれば、各撮像装置により車両
両側の各タイヤを含む部分をそれぞれ斜め上方から撮像
し、この画像からタイヤ検出手段により車両両側の各タ
イヤを検出する。次にこれらタイヤにおける各下側接線
部位つまり接地する点を求め、これら下側接線部位の位
置から車両の車幅を求める。この場合、請求項6によれ
ば、特徴量演算手段によって車両の車軸数が求められ
る。
【0025】
【実施例】
(1) 以下、本発明の第1の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は車軸数を検出する車両特徴量検出装
置の構成図である。車両通路1の両側には、一対のタイ
ヤ形状センサ10、11が設置されている。これらタイ
ヤ形状センサ10、11は、複数の透過センサ12-1〜
12-nを下方から上方に向かって配置したもので、これ
ら透過センサ12-1〜12-nは、タイヤ形状センサ10
に各投光器を配列し、他方のタイヤ形状センサ11に各
受光器を配列し、それぞれ投光器と受光器とを対向配置
した構成となっている。
【0026】なお、これら透過センサ12-1〜12-nの
うち下方から3つの各透過センサ12-1、12-2、12
-3は、車両4のタイヤ位置に相当する高さ位置に配置さ
れている。
【0027】従って、タイヤ形状センサ10、11間に
車両4が通過すると、このとき遮光された透過センサ1
2-1〜12-nがオン(ハイレベル)信号を出力するもの
となる。
【0028】又、車両通路1の両側には、タイヤ形状セ
ンサ10、11に対して所定間隔だけ離れて一対の方向
検知センサ13、14が設置されている。これら方向検
知センサ13、14は、透過センサ15を有するもの
で、この透過センサ15は、上記同様に一方の方向検知
センサ13に各投光器を配列し、他方の方向検知センサ
14に各受光器を配列し、これら投光器と受光器とを対
向配置した構成となっている。
【0029】そして、この透過センサ15は、タイヤ形
状センサ10、11の透過センサ12-2と同一高さに配
置されている。特徴量演算部16は、一対のタイヤ形状
センサ10、11及び一対の方向検知センサ13、14
の各検出結果に基づいて車両4の走行方向を判別すると
ともに車軸数を求める機能を有している。
【0030】具体的に特徴量演算部16は、各透過セン
サ12-1〜12-3の順でオン信号が出力され、続いて各
透過センサ12-3〜12-1の順でオフ(ローレベル)信
号となった場合にタイヤの通過として判断し、かつ各透
過センサ12-2、透過センサ15の順でオン信号が出力
された場合を車両4が前進(矢印イ方向)と判断し、各
透過センサ15、透過センサ12-2の順でオフ信号が出
力された場合を車両4が後進と判断する機能を有してい
る。
【0031】但し、透過センサ15がそれぞれオン、オ
フとなる瞬間において透過センサ12-3がオン状態であ
るときを有効とし、それ以外では車両4の前進、後進の
検出は行わない機能となっている。
【0032】従って、タイヤ形状センサ10、11と方
向検知センサ13、14との間隔は、タイヤが透過セン
サ15を通過中に透過センサ12-3がオフとなるように
設定されている。
【0033】なお、図示しないが、車両4の通過時にお
けるタイヤ形状センサ10、11の全透過センサ12-1
〜12-nの出力を所定時間毎に順次受け、これら透過セ
ンサ12-1〜12-nの出力状態から車両4を横側から見
たシルエットデータを得る装置が備えられている。
【0034】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。車両4がタイヤ形状センサ10、11の
間を通過すると、先ず透過センサ12-nが車両4の進入
を検出してオン信号を出力する。
【0035】このとき特徴量演算部16は、透過センサ
12-nからのオン信号を受けて車軸数検知の動作を開始
する。続いて車両4が矢印イ方向に前進し、タイヤ形状
センサ10、11の間、次に方向検知センサ13、14
の間を通過すると、図2に示すように各透過センサ12
-3〜12-1の順でオンとなり、続いて各透過センサ12
-1〜12-3の順でオフとなる。又、このとき透過センサ
12-2、透過センサ15の順でオンとなる。
【0036】従って、特徴量演算部16は、これら透過
センサ12-1〜12-3及び透過センサ15の各出力変化
からタイヤの通過を判断し、車軸数のカウントを「1」
とする。
【0037】以下、同様に後方のタイヤが通過したとき
も、各透過センサ12-3〜12-1の順でオンとなり、続
いて各透過センサ12-1〜12-3の順でオフとなり、か
つ透過センサ12-2、透過センサ15の順でオンとな
る。
【0038】これにより、タイヤの通過が判断され、車
軸数のカウントは「2」となる。一方、各透過センサ1
2-3〜12-1の順でオンとなり、続いて各透過センサ1
2-1〜12-3の順でオフとなるものの、図3に示すよう
に透過センサ15、透過センサ12-2の順でオフとなる
と、特徴量演算部16は、車両4が後進していると判断
し、車軸数のカウントから「−1」の処理を行う。
【0039】図4は車両4がタイヤ形状センサ10、1
1及び方向検知センサ13、14に対して進入し、この
直後に後進する場合の各センサ出力状態を示している。
この場合、車軸数のカウントは、「1」の加算の後に
「−1」の処理が行われる。
【0040】このような車軸数のカウントの結果、車両
4の車軸数が求められる。ところが、各透過センサ12
-1〜12-3及び透過センサ15の出力状態が不定の場
合、特徴量演算部16は、タイヤ以外のものが通過して
と判断し、車軸数のカウントは行わない。
【0041】このように上記第1の実施例においては、
タイヤ形状センサ10、11及び方向検知センサ13、
14の各検出結果に基づき、各透過センサ12-1〜12
-3の順にオンとなり、続いて各検知センサ12-1〜12
-3の順にオフとなり、かつ透過センサ12-2から透過セ
ンサ15の順でオンとなった場合に車両前進と判断し、
透過センサ15から透過センサ12-2の順でオフとなっ
た場合に車両後進と判断し、車軸数をカウントするの
で、タイヤ形状センサ10、11及び方向検知センサ1
3、14を車両通路1の両側にそれぞれ設ければよく、
その設置スペースを小さくでき、かつそのコストを低減
できる。
【0042】又、非接触によりタイヤを検出するので、
機械的な圧力センサと比較してその信頼性を向上でき、
かつこの信頼性を長期間保持できる。 (2) 次に本発明の第2の実施例について説明する。
【0043】図6は車軸数を検出する車両特徴量検出装
置の構成図である。車両通路1の両側には、一対の車両
分離センサ20、21が設置されている。これら車両分
離センサ20、21は、複数の透過センサ22-1〜22
-nを配置したもので、これら透過センサ22-1〜22-n
は、一方の車両分離センサ20に各投光器を配列し、他
方の車両分離センサ21に各受光器を配列し、それぞれ
投光器と受光器とを対向配置した構成となっている。
【0044】従って、これら車両分離センサ20、21
間に車両4が通過すると、このとき遮光された透過セン
サ22-1〜22-nがオン信号を出力するものとなる。
又、車両通路1の両側には、各車両分離センサ20、2
1に対して所定間隔だけ離れて一対の軸数計数センサ2
3、24が設置されている。これら軸数計数センサ2
3、24は、3つの透過センサ25a〜25cを有する
もので、これら透過センサ25a〜25cは、上記同様
に一方の軸数計数センサ23に各投光器を配列し、他方
の軸数計数センサ24に各受光器を配列し、これら投光
器と受光器とを対向配置した構成となっている。
【0045】これら透過センサ25a〜25cの配置位
置は、図7に示すように車両4の走行方向に沿って配置
され、かつその高さhはタイヤ26のホイール部27に
おける穴開き部分が通過しない部分、例えば100mm
に設定されている。
【0046】又、これら透過センサ25a〜25cの間
隔dは、タイヤ26が通過時に少なくとも1度は同時に
全透過センサ25a〜25cが遮光状態となる値、例え
ば100mmに設定されている。
【0047】軸数計数器28は、図8〜図10に示す軸
数計数流れ図に従い、車両分離センサ20、21の出力
がオンとなって車両4の通過を検知しているときに、軸
数計数センサ23、24の各透過センサ25a〜25c
による検知順序に基づいて車両4の前進、後進を判断
し、かつ車軸数を求める機能を有している。
【0048】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図8〜図10に示す軸数計数流れ図に従って説明す
る。車両4が車両分離センサ20、21間に進入し、こ
の車両分離センサ20、21からオン信号が出力される
と、軸数計数器28は、ステップ#1において車両4の
進入ありと判断し、次のステップ#2において車軸数の
カウントを「0]にクリアーする。
【0049】続いて軸数計数器28は、ステップ#3で
軸数計数センサ23、24のセンサ状態Tを読み込む。
ここで、センサ状態Tは、各透過センサ25a〜25c
の順にオン「1」、オフ「0」を示している。
【0050】このセンサ状態Tがステップ#4、#5の
判断によりセンサ状態T=001であれば、軸数計数器
28は、ステップ#6に移って再びセンサ状態Tを読み
込み、ステップ#7においてセンサ状態T=011かを
判断する。
【0051】ここで、車両4が矢印イ方向から進入し、
タイヤ26が図7に示すように各透過センサ25a〜2
5c間を通過すると、センサ状態Tは、000→001
→011と遷移し、全透過センサ25a〜25cがタイ
ヤ26により遮光されると、T=111となる。
【0052】続いて、車両4の前進によりタイヤ26が
各透過センサ25a〜25cから離れると、センサ状態
Tは、110となり、最終的に000となる。従って、
軸数計数器28は、上記ステップ#5からステップ#1
4において、各透過センサ25a〜25cのセンサ状態
Tを順次読み込み、かつセンサ状態Tが上記遷移に従っ
て変化しているかを判断する。
【0053】この遷移判断の結果、上記遷移通りであれ
ば、軸数計数器28は、ステップ#15において車軸数
Nをカウントアップする。次に軸数計数器28は、再び
ステップ#3、4に戻ってセンサ状態Tを読み込み、セ
ンサ状態Tが再び001であれば、第2軸目が通過して
いる可能性があるとして、再びステップ#5〜#14を
実行して軸数Nをカウントアップする。
【0054】そして、再びステップ#4に戻り、センサ
状態Tが000であれば、軸数計数器28は、ステップ
#16において車両分離センサ20、21の出力がオフ
となれば車両4が脱出したと判断し、次のステップ#1
7において車軸数Nを出力する。
【0055】一方、ステップ#5の判断の結果、センサ
状態T=001でなく、100、110、101のいず
れかであれば、軸数計数器28は、ステップ#18から
ステップ#19に移り、センサ状態Tを読み込む。
【0056】ここで、車両4が後進に切り替わると、こ
のときのセンサ状態Tは、前進の逆となり、 111→011→001→000 に遷移する。
【0057】従って、軸数計数器28は、ステップ#1
9からステップ#27において順次センサ状態Tを読み
込んでセンサ状態Tの遷移を判断し、上記後進の遷移通
りであれば車両4の後進と判断して軸数Nをカウントダ
ウンする。
【0058】このような車軸数の判断において、上記ス
テップ#9でのセンサ状態T=111の後の変化は、泥
避け等の影響によりいろいろな場合が想定され、T=1
10以外に、T=101、100となった場合には前進
状態であると判断して次のステップに進んでいる。
【0059】次のステップ#12〜#14において、再
度センサ状態T=111が現われた場合には、車両4が
後進に切り替わった可能性があると判断し、他の場合は
T=000状態までのノイズの判断している。
【0060】このように上記第2の実施例においては、
車両分離センサ20、21により車両4を検知したとき
から軸数計数センサ23、24の各透過センサ25a〜
25cによる検知順序に基づいて車両4の前進、後進を
判断して車軸数を求めるようにしたので、車両4の前
進、後進があっても誤りなく非接触で車軸数を求めるこ
とができる。
【0061】又、泥除けやアース取りの導線等のタイヤ
以外のものも透過センサの前を通過するが、同時に3つ
の透過センサ25a〜25cが遮光されないかぎりタイ
ヤと認識されないので、正確にかつ信頼性高く軸数を計
数できる。 (3) 次に本発明の第3の実施例について図11及び図1
2に示す軸数計数流れ図に従って説明する。なお、車両
特徴量検出装置の全体構成ては図6に示す装置と同一で
あり、但し、軸数計数センサ23、24の透過センサ2
5a〜25cのうちセンサ25a、25cを1つとし、
2つの透過センサとしている。
【0062】車両4が車両分離センサ20、21間に進
入し、この車両分離センサ20、21からオン信号が出
力されると、軸数計数器28は、ステップ#30におい
て車両4の進入ありと判断し、次のステップ#31にお
いて軸数カウンタを「0]にクリアーする。
【0063】続いて軸数計数器28は、ステップ#32
で軸数計数センサ23、24のセンサ状態Tを読み込
む。このセンサ状態Tがステップ#33、#34の判断
によりセンサ状態T=01であれば、軸数計数器28
は、ステップ#35に移って再びセンサ状態Tを読み込
み、ステップ#36においてセンサ状態T=11かを判
断する。
【0064】ここで、車両4が進入してタイヤ26が2
つの透過センサ間を通過すると、センサ状態Tは、 00→01→11→10→00 と遷移する。
【0065】従って、軸数計数器28は、上記ステップ
#34からステップ#40において、2つの透過センサ
のセンサ状態Tを順次読み込み、かつセンサ状態Tが上
記遷移に従って変化しているかを判断する。
【0066】この遷移判断の結果、上記遷移通りであれ
ば、軸数計数器28は、ステップ#41において軸数N
をカウントアップする。そして、再びステップ#32に
戻り、センサ状態T=00であれば、軸数計数器28
は、ステップ#42において車両分離センサ20、21
の出力がオフとなれば車両4が脱出したと判断し、次の
ステップ#43において車軸数Nを出力する。
【0067】一方、ステップ#34の判断の結果、セン
サ状態T=01でなく、10であれば、軸数計数器28
は、ステップ#44からステップ#45に移り、センサ
状態Tを読み込む。
【0068】ここで、車両4が後進に切り替わると、こ
のときのセンサ状態Tは、前進の逆となり、 10→11→01→00 に遷移する。
【0069】従って、軸数計数器28は、ステップ#4
4からステップ#50において順次センサ状態Tを読み
込んでセンサ状態Tの遷移を判断し、上記後進の遷移通
りであれば車両4の後進と判断してステップ#51にお
いて軸数Nをカウントダウンする。
【0070】なお、ステップ#52〜#55は、ノイズ
が入った場合の判断ルートである。このように上記第3
の実施例においては、2つの透過センサを用いても上記
第2の実施例と同様の効果を奏することができる。
【0071】なお、軸数計数器28は、車両分離センサ
20、21に対して車両の走行方向側に配置してある
が、これを車両4の進入側に配置してもよい。又、軸数
計数器28の各透過センサの1つを、車両分離センサ2
0、21における透過センサに代用するようにしてもよ
い。 (4) 次に本発明の第4の実施例について説明する。
【0072】図13は車幅を検出する車両特徴量検出装
置の構成図である。車両通路1の両側には、それぞれポ
ール30、31が立てられ、その上部にそれぞれ撮像装
置32、33が取り付けられている。
【0073】これら撮像装置32、33は、それぞれ視
野を斜め下方に設定し、車両が通過したときに、それぞ
れタイヤを含む領域を撮像してその画像信号を出力する
ものとなっている。
【0074】これら撮像装置32、33の画像出力は、
画像メモリ34、35に接続され、同時に画像が記憶さ
れる。この2つの画像メモリ34、35に画像処理装置
36が接続されている。
【0075】この画像処理装置36は、順次画像メモリ
34、35から車両を側面斜上から見た各画像データを
取り出し、この画像データより車両両側の各タイヤの外
形を検出し、この検出された各タイヤの外形の最下点を
求め、この最下点から実際の路面での各タイヤの位置を
換算し、左右両側のタイヤの路面上位置の差から車両の
幅を求め、さらに車軸数を求める機能を有している。
【0076】具体的には、車両の通過していないときの
路面の画像を各撮像装置32、33を通して撮像し、そ
の画像データを背景メモリ37に記憶し、外形線抽出部
38においては、各画像メモリ34、35に記憶されて
いる各画像データからこの背景メモリ37に記憶されて
いる画像データを減算することで、図14に示すような
原画像から図15に示すような車両外形線を抽出した画
像が、この車両の両側面について得られる。
【0077】次に楕円部分検出部39は、図15に示す
画像に対し、この画像の横方向にプロジェクションデー
タを取り、タイヤを含んでいるこの画像の縦方向の範囲
42を求め、この範囲42に対し、点線部分との交点と
なるエッジ候補点P1、P2、P3、P4を求め、楕円
を構成する点として楕円の式 (x−xo )2 ÷a2 +(y−yo )2 ÷b2 =1 のa、b、xo 、yo を計算する。これらの値により最
下点Qの座標を求める。
【0078】各撮像装置32、33による撮像画面上の
位置と実際の路面の位置との関係は、一意に求めること
ができる。予めこの関係を求めておき撮像装置32に対
し、 Y=f(x,y) 撮像装置33iに対して Y=g(x,y) の変換テーブルを用意しておく。x,yはこの画面上の
座標位置、Yは図13に示す路面横断方向の座標位置で
ある。
【0079】楕円検出部39で求めた最下点Qは、タイ
ヤと路面の接点であるので、これらの変換テーブルY=
f(x,y)、Y=g(x,y)により、各撮像装置3
2、33による撮像画面上の位置から実際の路面位置へ
換算できる。
【0080】車幅換算部40は、撮像装置32から得ら
れた最下点QL (xL ,yL )と撮像装置33から得ら
れた最下点QR (xR ,yR )に対し、 YL =f(QL ) YR =f(QR ) を求め、|YL −YR |の値を車幅の代表値として求め
る。
【0081】車軸カウント部41は、車両が通過してい
る間、順次ある時間間隔で楕円部分検出部39で求めた
タイヤ接地点Qの各撮像装置32、33による撮像画面
上での座標が楕円部分検出部39より供給される。この
点Qの各撮像装置32、33による撮像画面横方向(車
進行方向)の動きを追尾し前回供給された点Qの位置x
old と今回供給された点Qの位置xnew の差 xnew −xold の正負に応じて車両の前進、後退を判断し、これととも
に位置xnew が各撮像装置32、33による撮像画面上
の特定の位置(例えば画面中央)を横切った際、車両が
前進していれば車軸数を「1」加え、後進していれば
「1」減算する。
【0082】ここで、車軸カウント部41に代えて方向
検知センサ13、14と特徴量演算部16とを用いても
よい。以上の説明において、タイヤの検出においては、
エッジ情報により楕円を推定することで、タイヤ以外の
形状のもの、例えば泥避け、補助タンクなどでは推定誤
差が大きくなるため、これらを除外できる利点と、タイ
ヤと路面の点Qがエッジとして撮像できないような場合
でも点Qを求めることができる利点とがある。なお、候
補点は4点としたが、さらに追加してもよい。
【0083】又、本実施例では、撮像装置32、33は
車両の進入に関係なく入力しているが、上記各実施例で
説明したように車軸数を求める特徴量演算手段の機能を
組み合わせることにより、車軸通過時においてのみ各撮
像装置32、33による撮像を実施して車幅を求めるよ
うにしてもよい。この場合、車軸カウント部41は不要
となる。
【0084】さらに、図13において画像メモリ34、
35を2台用いているが、画像メモリは1台でも、撮像
装置32、33の画像をほぼ同時に入力できるものであ
ればよい。
【0085】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、各透過センサは、投光器及び受光器から成
るものに限らず、車両を検知できるものであればよい。
【0086】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、小
型で長寿命の機械的に信頼性の高く車両の特徴量を検出
できる高精度な車両特徴量検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車軸数検出の車両特徴量検出装
置の第1の実施例を示す構成図。
【図2】車両前進の車軸検出タイミング図。
【図3】車両後進の車軸検出タイミング図。
【図4】車両進入直後に後進した場合のタイミング図。
【図5】タイヤ以外が通過した場合のタイミング図。
【図6】本発明に係わる車軸数検出の車両特徴量検出装
置の第2の実施例を示す構成図。
【図7】軸数計数センサの配置を示す図。
【図8】3つの透過センサを使用した場合の軸数計数の
流れ図。
【図9】3つの透過センサを使用した場合の軸数計数の
流れ図。
【図10】3つの透過センサを使用した場合の軸数計数
の流れ図。
【図11】2つの透過センサを使用した場合の軸数計数
の流れ図。
【図12】2つの透過センサを使用した場合の軸数計数
の流れ図。
【図13】本発明に係わる車幅検出の車両特徴量検出装
置の第4の実施例を示す構成図。
【図14】タイヤを斜め上方から撮像した画像データの
模式図。
【図15】タイヤ外形形状の模式図。
【図16】従来の車軸数の検出装置を示す構成図。
【図17】従来の車幅検出を示す図。
【符号の説明】
1…車両通路、10,11…タイヤ形状センサ、12-1
〜12-n…透過センサ、13,14…方向検知センサ、
15…透過センサ、16…特徴量演算部、20,21…
車両分離センサ、22-1〜22-n…透過センサ、23,
24…軸数計数センサ、25a〜25c…透過センサ、
26…タイヤ、28…軸数計数器、32,33…撮像装
置、34…画像メモリ、35…画像処理装置、36…外
形線抽出部、37…背景メモリ、38…楕円部分検出
部、39…偏平率補正部、40…車幅演算部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の検知センサを車両の高さ方向に配
    置したタイヤ形状センサと、 このタイヤ形状センサに対して前記車両の走行方向に沿
    った位置に配置した方向検知センサと、 これらタイヤ形状センサ及び方向検知センサの各検出結
    果に基づいて前記車両の走行方向を判別するとともに車
    軸数を求める特徴量演算手段と、を具備したことを特徴
    とする車両特徴量検出装置。
  2. 【請求項2】 特徴量演算手段は、タイヤ形状センサの
    各検知センサのうち、高位置から低位置に配置された各
    検知センサの順にタイヤ検知がオンとなり、続いて低位
    置から高位置に配置された各検知センサの順にタイヤ検
    知がオフとなった場合にタイヤ通過と判定する機能を有
    することを特徴とする請求項1記載の車両特徴量検出装
    置。
  3. 【請求項3】 特徴量演算手段は、方向検知センサ及び
    このセンサと同一高さ位置にあるタイヤ形状センサの検
    知センサにおいて、この検知センサ、方向検知センサの
    順序で検知オンとなった場合に車両前進、前記方向検知
    センサ、前記検知センサの順序で検知オンとなった場合
    に車両後進と判断する機能を有することを特徴とする請
    求項1記載の車両特徴量検出装置。
  4. 【請求項4】 複数の検知センサを車両の高さ方向に配
    置した車両分離センサと、 前記車両の走行方向に沿い、かつ前記タイヤ通過時に同
    時に検知オンとなる間隔に複数の検知センサを配置した
    軸数計数センサと、 前記車両分離センサにより前記車両を検知したときから
    前記軸数計数センサの各検知センサによる検知順序に基
    づいて前記車両の前進、後進を判断して車軸数を求める
    特徴量演算手段と、を具備したことを特徴とする車両特
    徴量検出装置。
  5. 【請求項5】 車両の両側のタイヤを含む部分をそれぞ
    れ斜め上方から撮像する各撮像装置と、 これら撮像装置により得られる前記車両を両側から見た
    各画像から前記車両両側の各タイヤの外形を検出するタ
    イヤ検出手段と、 このタイヤ検出手段により検出された各タイヤの外形に
    おける各下側接線部位を求め、これら下側接線部位の位
    置から前記車両の車幅を求める特徴量演算手段と、を具
    備したことを特徴とする車両特徴量検出装置。
  6. 【請求項6】 特徴量演算手段は、車両の車軸数を求め
    る機能を有することを特徴とする請求項4又は5記載の
    車両特徴量検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175989A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Mitsubishi Electric Corp 車両検知装置
JP2002056492A (ja) * 2000-08-09 2002-02-22 Koito Ind Ltd 車両感知装置及び車軸数検出装置

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