JPH07165343A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JPH07165343A
JPH07165343A JP29487793A JP29487793A JPH07165343A JP H07165343 A JPH07165343 A JP H07165343A JP 29487793 A JP29487793 A JP 29487793A JP 29487793 A JP29487793 A JP 29487793A JP H07165343 A JPH07165343 A JP H07165343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
cleaning sheet
sheet
film
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29487793A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yamamoto
順一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP29487793A priority Critical patent/JPH07165343A/ja
Publication of JPH07165343A publication Critical patent/JPH07165343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作者の手を煩わせることなく、搬送手段の
クリーニングを自動的に行うことのできる記録装置を提
供すること。 【構成】 装置本体1に装填された給紙カートリッジ2
aから、この給紙カートリッジ2a内に収納された感光
性フィルムPを搬送手段5により画像形成部15に搬送
しつつ画像を記録する記録装置において、搬送させるこ
とにより前記搬送手段15の清掃を行うクリーニングシ
ート20aを、前記給紙カートリッジ2a内に収容した
フィルムPの最下位に、予め配置したことを特徴とする
記録装置である。また、クリーニングシートに、装置本
体に設けられたセンサ43によりクリーニングシートで
あることを判別させる判別部23,24を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置本体に装填される
収納容器から、この収納容器内に収納された記録媒体を
搬送手段により画像形成部に搬送しつつ画像を記録する
記録装置に係り、特に、搬送手段の自動クリーニング機
能を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、記録装置にあっては、フィル
ム、用紙等の記録媒体自体から発生する紙粉、感光材料
粉等の塵や、該記録媒体に周囲から付着した塵埃、汚れ
等が、該記録媒体からこれを搬送する搬送ローラ等の搬
送手段に転移付着され、その転着量が増加すると、記録
画像面にスクラッチや汚れや静電転着等が発生して形成
される画像品質に悪影響を及ぼすとともに、搬送手段の
機能低下、搬送不良をもきたす虞れがあるため、一定の
時期に搬送ローラ等の搬送手段のクリーニングが行われ
ていた。
【0003】この場合に、たとえばサービスメンテナン
ス時に、アルコール等を含ませた布等を用いて搬送手段
の搬送ローラ等を1本ずつ拭いて、付着した塵埃や汚れ
等を除去することも行われるが、記録装置の操作者自身
によって記録装置内の搬送ローラ等をクリーニングする
手段としては、通常の記録媒体と同じように搬送させる
ことにより前記搬送手段の清掃を行うクリーニングシー
トを用いることが知られている(特開昭63−8136
号公報参照)。
【0004】このクリーニングシートは、フィルム等か
らなるベース体の一部に粘着材等のクリーニング材が被
覆されて構成されている。したがって、このクリーニン
グシートを搬送手段により搬送させると、前記クリーニ
ング材が搬送手段の所定箇所に接触され、付着していた
塵埃や汚れ等がクリーニングされる。このように、クリ
ーニングシートを使用することにより、記録装置の機体
の一部をクリーニングのために開放する必要もなく、装
置内における搬送手段の多くの搬送ローラ等を、一度に
直接クリーニングすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ク
リーニングシート上のクリーニング材は粘着性を有する
ものであるため、使用前はその表面に保護シートが貼付
されており、このクリーニングシートを使用する場合に
あっては、搬送ローラ等が汚れるたびに、手で、クリー
ニングシート上のクリーニング材の保護シートをはずし
た後、これを記録媒体が収納される収納容器内に装填
し、次いで、このクリーニングシートを搬送手段により
搬送させるように操作しなければならなかった。
【0006】したがって、搬送ローラ等のクリーニング
頻度が少なくてもよい場合は、このようなクリーニング
方法でも十分対処可能であり、コスト的にも何ら問題は
ないが、たとえばクリーニングシートの使用頻度の高い
装置の場合にあっては、前述のように、手で保護シート
をはずしてクリーニングシートを収納容器内に装填して
搬送させる手動操作がきわめて頻繁となり、記録装置を
操作する者にとって非常に煩わしく作業効率も低下す
る。また、クリーニング時期の管理も必要となるため、
操作者の手間が増えるとともに、クリーニング時期を逸
して、画像品質が劣化した画像が形成されたり、搬送不
良を引き起こしたりする虞れもある。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、本発明の目的は、操作者の手を煩
わせることなく、搬送手段のクリーニングを自動的に行
うことのできる記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、装置本体に装填された収納容器から、この
収納容器内に収納された記録媒体を搬送手段により画像
形成部に搬送しつつ画像を記録する記録装置において、
搬送させることにより前記搬送手段の清掃を行うクリー
ニングシートを、前記収納容器内に収容した記録媒体の
最下位に、予め配置したことを特徴とする記録装置であ
る。
【0009】また、装置本体に装填された収納容器か
ら、この収納容器内に収納された記録媒体を搬送手段に
より画像形成部に搬送しつつ画像を記録する記録装置に
おいて、搬送させることにより前記搬送手段の清掃を行
うクリーニングシートに、装置本体に設けられた検出手
段によりクリーニングシートであることを判別させる判
別部を設け、このクリーニングシートを前記収納容器内
に配置したことを特徴とする記録装置である。
【0010】
【作用】このように構成した本発明にあっては、まず、
積層状態で載置された記録媒体の最下位にクリーニング
シートが予め配置された収納容器が、装置本体内の所定
位置に装填され、収納容器内の記録媒体は、1枚ずつ取
り出されて搬送手段により画像形成部に向けて搬送され
る。そして、搬送される記録媒体は、画像形成部で所定
の画像情報に基づいて画像露光される。このようにし
て、収納容器内の記録媒体が順次画像露光されていき、
すべての記録媒体の給紙が終了すると、これに引き続い
て自動的にクリーニング作業が開始される。
【0011】クリーニング作業に移行すると、収納容器
内の最下位に配置されたクリーニングシートは、搬送手
段に送り込まれ、この搬送手段により搬送されつつ、ク
リーニングシートの表面が搬送手段の搬送ローラ等の種
々の箇所に接触する。こうして、搬送手段の各箇所に付
着していた各種の塵埃や汚れ等は、クリーニングシート
に転移付着される。
【0012】このように、プリンタの操作者の手を煩わ
せることなく、搬送手段のクリーニングを1カートリッ
ジごとに自動的に行うことができる。したがって、搬送
手段に付着する塵埃や汚れ等が、確実かつ簡単にクリー
ニングされ、これにより、画像品質に悪影響を及ぼした
り、搬送手段の機能低下、搬送不良を引き起こしたりす
る虞れもなくなる。
【0013】また、クリーニングシートに、装置本体に
設けられた検出手段によりクリーニングシートであるこ
とを判別させる判別部を設け、このクリーニングシート
を前記収納容器内に配置すると、記録装置側でクリーニ
ングシートか、記録媒体かを判別することができる。こ
れにより、積層された記録媒体の間にクリーニングシー
トが混在しても操作を誤る虞れがなくなり、自動的に行
われるクリーニングに加えて、操作者が意図的にクリー
ニングを行うことも可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例に係るレーザービー
ムプリンタの全体構成を示す概略断面図、図2は、図1
に示される給紙カートリッジに装填して使用されるクリ
ーニングシートの斜視図、図3は、図1に示される給紙
カートリッジの概略断面図、図4は、図3に示されるク
リーニングシートおよび保護部材を示す斜視図である。
【0015】図1に示したように、本実施例のレーザー
プリンタは、内部を暗箱状態に形成された装置本体1内
に、主に制御部14、収納容器としての給紙カートリッ
ジ2a、給送手段3、搬送手段5、画像形成部15、お
よび回収ケース9がそれぞれ図示のように配設されてい
る。
【0016】給紙カートリッジ2aは、制御部14の上
方に交換自在に装填され、未露光の記録媒体としての感
光性フィルムPを積層して収納したもので、上面を後述
する遮光性のカバー32で必要に応じて自動的に開口部
を開放したり遮蔽したりするように構成されている。
【0017】前記給紙カートリッジ2aの上方には、こ
の中に収納された感光性フィルムPを1枚ずつ給送する
ためのバキューム吸着方式の給送手段3が設けられてい
る。この給送手段3は、アーム42と、このアーム42
の先端に取り付けられた真空吸着盤41とを有してお
り、アーム42を揺動させることにより真空吸着盤41
を移動させ、最上部のフィルムPを吸着して搬送手段5
の入口部に送り込むように構成されている。
【0018】前記搬送手段5は、第1搬送部6、第2搬
送部7、および第3搬送部8を有しており、また、それ
ぞれの間には、搬送ガイドプレート11,12が設けら
れている。第1搬送部6は、3つのプーリにベルトを巻
き架けて構成されるベルト駆動部44と、該ベルトに対
して外表面が当接される搬送ローラ46とを有してお
り、給送手段3でピックアップされた1枚のフィルムP
の先端が、これらのベルト駆動部44と搬送ローラ46
との間に送り込まれ、次いで圧接状態においてくわえ込
んだフィルムPを搬送ガイドプレート11上に送るよう
になっている。また、第2搬送部7、および第3搬送部
8は、それぞれ、回転駆動される駆動ローラと従動ロー
ラとからなる一対の搬送ローラを構成している。
【0019】画像形成部15は、光学ユニット10を有
しており、この光学ユニット10により発生するレーザ
ービームLがミラー13で反射され、前記搬送手段5に
より搬送されるフィルムPに向けて照射されることによ
り、画像露光される。すなわち、レーザービームLは、
主走査方向たるフィルムPの幅方向、つまり搬送方向と
直角方向に画像を走査し、副走査方向たるフィルムPの
長手方向、つまり搬送方向の画像の走査は、搬送手段5
によりなされる。
【0020】このようにして露光されたフィルムPは、
回収ケース9内に排出される。そして、回収ケース9内
に収容された露光後のフィルムPは、回収ケース9を遮
光状態として回収ケース9ごとレーザービームプリンタ
外へ取り出され、その後現像処理されることとなる。な
お、回収ケース9の位置に現像装置を内蔵させておき、
露光後のフィルムPを逐次現像してレーザービームプリ
ンタ外へと排出するようにしてもよい。
【0021】制御部14内には、外部電力を供給する電
源や、装置本体内の各部の統括制御を行うコントローラ
等が設けられている。なお、本レーザープリンタに隣接
して図示しないコンピュータが設置されており、記録す
べき画像情報はこのコンピュータから1画像分ずつレー
ザープリンタの制御部14内のコントローラに通信され
るようになっている。
【0022】本実施例では、搬送手段5のクリーニング
作業においては、図2に示したようなクリーニングシー
ト20aが使用される。このクリーニングシート20a
は、ベース体であるシートフィルム21の所定箇所に粘
着性を有するクリーニング材22を被覆して構成されて
いる。前記ベース体は、シートフィルム21に限定され
ず、シートフィルム21と同一寸法、形状、重量等のそ
の他のフィルム、用紙を用いるようにしてもよい。な
お、クリーニング材22は、図2の斜線で示した部位に
限定されるものではなく、適宜変更可能であり、また全
面に被覆してもよい。但し、本実施例では、吸着方式の
給送手段3を採用しているため、真空吸着盤41が当接
する部位を逃げることを考慮してクリーニング材22の
被覆位置が決められている。
【0023】図3に示したように、給紙カートリッジ2
aは、遮光性プラスチックで一体成形されたカートリッ
ジ本体部31を有しており、使い捨てタイプのものであ
る。このカートリッジ本体部31は、矩形の有底箱形状
を呈し、上端面には開口部31cが設けられ、この開口
部31cには外方に拡散した縁部31fがフランジ状に
形成されている。そして、カートリッジ本体部31の中
には、フィルムPが積層状態で載置される。給紙カート
リッジ2aの上面には遮光性のシート状のカバー32が
設けられており、このカバー32はカートリッジ本体部
31の縁部31fに両面接着テープ等より貼り付けられ
ている。そして、装置本体内1に設けられた図示しない
カバー開閉手段により、必要に応じて所定位置まで繰り
返し剥離あるいは貼り付けがなされるようになってい
る。
【0024】本実施例では、特に、このカートリッジ本
体部31の中に収納されるフィルムPの最下位に、前記
クリーニングシート20aがクリーニング材22を被覆
した面を上方に向けて予め配置されている。ここで、プ
リンタ使用中におけるフィルムPの残量は、給送手段3
のアーム42の揺動角度により検知できるように構成さ
れている。なお、フィルムPの残量の検出は、フィルム
Pの使用枚数カウントにても可能である。
【0025】また、このクリーニングシート20aの粘
着性を有するクリーニング材22やフィルムPを保護す
るため、保護部材33aがクリーニングシート20aと
フィルムPとの間に介在するようにして設けられる。保
護部材33aは、図3および図4に示したように、略2
つ折りにされ、その一端がカートリッジ本体部31の壁
部31bに接着剤35等にて固定せられて取り付けられ
ている。したがって、クリーニングシート20aを通常
のフィルムPと同じように搬送手段3に向けて供給する
際に、保護部材33aは、クリーニング材22の部位か
らはがされることになる。
【0026】なお、前記クリーニングシート20aは、
図7に示したように、クリーニング材22を被覆した面
を下方に向けて配置するようにしてもよい。この場合、
保護部材33aは、カートリッジ本体部31の底部31
aに接着剤35等により固定して取り付けられる。この
ようにすれば、クリーニング材22が被覆された面を上
方に向けたときにこのクリーニング材22が接触する側
と反対側のクリーニング効果が高まる。
【0027】次に、本実施例の作用を説明する。上記構
成の本実施例のレーザービームプリンタにおいては、ま
ず、図3に示したように、積層状態で載置され収納され
るフィルムPの最下位に保護部材33aを介してクリー
ニングシート20aが予め配置された給紙カートリッジ
2aが用意され、この給紙カートリッジ2aを装置本体
内の所定位置に装填する。
【0028】給紙カートリッジ2aが装填されると、前
述したカバー開閉手段が作動し、カバー32が所定位置
まで巻き取られて開口部31cが開放される。次いで、
給紙カートリッジ2a内のフィルムPは、1枚ずつ給送
手段3により開口部31cから取り出され、搬送手段5
により画像形成部15に向けて搬送される。そして、搬
送されるフィルムPは、画像形成部15で所定の画像情
報に基づいて画像露光された後、回収ケース9内に排出
される。
【0029】このようにして、給紙カートリッジ2a内
のフィルムPが順次画像露光されていき、給送手段3の
アーム42の揺動角度により、すべてのフィルムPの給
紙が終了したことを検知すると、これに引き続いて自動
的にクリーニング作業が開始される。
【0030】クリーニング作業に移行すると、給紙カー
トリッジ2a内の最下位に配置されたクリーニングシー
ト20aは、給紙手段3の真空吸着盤41に吸着せら
れ、アーム42の揺動により第1搬送部6のベルト駆動
部44と搬送ローラ46との間に送り込まれる(図5参
照)。この際、クリーニングシート20a上のクリーニ
ング材22を保護していた保護部材33aは、図示のよ
うに、徐々に剥がせれていくことになる。次いで圧接状
態においてくわえ込んだクリーニングシート20aを搬
送ガイドプレート11上に送り、第2搬送部7、および
第3搬送部8により搬送されつつ、クリーニングシート
20a上のクリーニング材22が搬送手段5の搬送ロー
ラ等の種々の箇所に接触する。こうして、搬送手段5の
各箇所に付着していた各種の塵埃や汚れ等は、粘着性を
有するクリーニング材22の粘着力により引き剥がさ
れ、除去されて、クリーニング材22に転移付着され
る。
【0031】クリーニングシート20aの後端が第3搬
送手段8付近まで搬送され、搬送手段5の各箇所のクリ
ーニングの目的が達成されると、制御部14内のコント
ローラからの指令により、クリーニングシート20a
は、逆送され、図6に示すように、給紙カートリッジ2
a内に戻される。こうして、クリーニング作業が終了す
る。使用済みのカートリッジは、そのまま廃棄してもよ
いものは、ユーザー側で処分され、あるいは必要に応じ
て回収される。
【0032】一方、回収ケース9内に順次排出された画
像露光済みのフィルムPは、遮光状態として回収ケース
9ごと装置外へ取り出され、その後現像処理されること
となる。なお、上記クリーニング作業中は、制御部14
内のコントローラにより所定のクリーニングモードに設
定され、画像形成部15の光学ユニット10からレーザ
ービームLは発射されず、露光は行われない。
【0033】このように、本実施例にあっては、クリー
ニングシートの使用頻度の高い装置の場合であっても、
プリンタの操作者の手を煩わせることなく、搬送手段5
のクリーニングを1カートリッジごとに自動的に行うこ
とができる。したがって、搬送手段5に付着する塵埃や
汚れ等が、確実かつ簡単にクリーニングされ、これによ
り、画像品質に悪影響を及ぼしたり、搬送手段の機能低
下、搬送不良を引き起こしたりする虞れもなくなる。
【0034】また、保護部材33aを設けたので、クリ
ーニングシート20a上のクリーニング材22がフィル
ムP等に接触して、粘着性が低下したり、フィルムPが
劣化したりするのを防止できる。しかも、前記保護部材
33aは、簡易に構成されており、また通常の給送動作
によってクリーニング材22から容易に剥がすことがで
きる。したがって、保護部材33aを剥がす別機構を設
ける必要もなく、省スペース、低コストにて対応可能で
ある。
【0035】また、プリンタの操作者がクリーニングシ
ートの存在を意識することなく、給紙カートリッジ2a
内にクリーニングシートを予めセットすることが可能と
なり、さらに、本実施例では、給紙カートリッジ2aを
使い捨てタイプとしたため、操作者は、クリーニングシ
ートに全く注意を払うことなく、給紙カートリッジ2a
内のフィルムを使い切った後、廃棄あるいは回収される
ことになる。このため、クリーニング時期の管理も不要
となり、操作者の手間が省け、画像記録の作業効率は大
幅に向上する。
【0036】しかも、クリーニング作業終了後は、クリ
ーニングシート20aを逆送して、給紙カートリッジ2
a内に戻すようにしたので、画像露光されたフィルムP
とクリーニングシート20aとが混在することを回避す
ることができる。さらに、プリンタの機体の一部をクリ
ーニングのために開放することも不要なため、内臓され
た感光フィルム等が誤って露光されてしまうという事態
も防止される。
【0037】図8は、別の実施例に係る保護部材33b
によりクリーニングシート20aを保護した状態を示す
斜視図である。この保護部材33bは、厚紙により構成
されており、クリーニングシート20aのクリーニング
材22を覆う保護部36が、クリーニングシート20a
の給送動作に合わせて図8のC方向に可動となってい
る。
【0038】図9は、さらに別の実施例に係る保護部材
33cを示す斜視図である。この保護部材33cも、厚
紙により構成されており、さらに、図示のように、両側
端に曲げ部37,37が形成されている。このようにす
れば、クリーニングシート20aのクリーニング材22
と、これを覆う保護部36とが所定距離だけ離間し、密
着するのを防止できる。したがって、クリーニング材2
2の粘着性の低下やフィルムPの劣化の防止が確実に図
れ、クリーニングシート20aの給送動作もスムーズに
行うことができる。
【0039】図10は、前記保護部材33b,33cを
使用した給紙カートリッジ2bの概略断面図である。こ
のように、保護部材33b,33cを使用した場合は、
カートリッジ本体部31に接着剤等で固定する必要がな
く、クリーニングシート20aをフィルムPの最下位に
配置した給紙カートリッジを容易に構成することができ
る。したがって、前記給紙カートリッジ2bは、使い捨
てタイプとして利用できることは勿論だが、再使用可能
なタイプとしても、容易に利用できることとなる。
【0040】再使用可能なタイプとして利用する場合、
プリンタの操作者は、図11に示すようなメディアパッ
ク38を購入し、給紙カートリッジ内に袋37から取り
出したそのままの状態で装填する。ここで、メディアパ
ック38は、図示のように、積層されたフィルムPと、
その最下位に配置された、保護部材33bあるいは33
cで保護されたクリーニングシート20aとを袋37内
に収納して構成される。さらに、再使用可能なタイプの
給紙カートリッジを使用する場合は、フィルムPと保護
部材33bあるいは33cで保護されたクリーニングシ
ート20aとを別々に購入して、自ら、クリーニングシ
ート20a、フィルムPの順に給紙カートリッジ内に装
填して使用することも可能である。このようにすれば、
プリンタの操作者はクリーニングシート20aの存在に
気付くことにはなるが、上述した最初の実施例と同様な
効果を得ることができる。
【0041】上記実施例では、クリーニングシート20
aの検出については、前述したように、給送手段3のア
ーム42の揺動角度により、すべてのフィルムPの給紙
が終了したことを検知して、あるいは画像処理したフィ
ルム枚数のカウントにより、プリンタの操作者の給紙動
作指示とは関係なくクリーニングシート20aを給送
し、クリーニング作業を行わせるようになっている。
【0042】しかしながら、上記のようなクリーニング
シートの検出方法だと、最後の1枚か2枚の微妙な枚数
についての判断が難しい場合があり、図12に示すよう
に、クリーニングシートであることを積極的に判別する
ための判別部23を設けてクリーニングシート20bを
構成してもよい。この判別部23の検出手段としては、
図1に示したように、給送手段3のアーム42に設けた
センサ43により判別する。たとえば、センサ43に反
射型のフォトセンサを用い、反射する貼付シール等から
なる判別部23を検出することにより、クリーニングシ
ートであることを判別する。
【0043】また、判別部23を切欠き孔により構成
し、給送手段3のアーム42に設けたセンサが、この切
欠き孔に入り込むことにより、クリーニングシートであ
ることを判別するようにしてもよい。この場合、最後の
フィルムPの給紙後、再度アーム42を降下させ、クリ
ーニングシートに達したかどうかを確認するようになっ
ている。クリーニングシートが薄く、検出しにくいとき
は、前述のフォトセンサとの組み合わせで検出するよう
にしてもよい。
【0044】図13は、さらに別の実施例に係るクリー
ニングシート20cおよびこれを保護する保護部材を示
す斜視図である。このクリーニングシート20cには、
2つの判別部23,24が設けられおり、判別部24
は、保護部36によりクリーニング材22が保護されて
いるときは、保護部36により覆われるようになってい
る。これにより、クリーニングシート20cによるクリ
ーニング作業前か作業後かを判別することもできる。
【0045】クリーニングシートであることを判別する
ための判別部を設けた場合、センサ43によりクリーニ
ングシートであると判断すると、制御部14内のコント
ローラは、通常の画像形成のモードから予め設定された
クリーニングモードに移行する指令を各部に出力し、装
置本体に設けられた表示部にクリーニング中であること
が表示するとともに、クリーニング作業を開始する。ク
リーニング作業が終了すると、この実施例では、給紙カ
ートリッジは、装置本体から外部に所定距離だけ僅かに
突出し、操作者にカートリッジの交換を促すようになっ
ている。また、クリーニングシートであることを判別す
るための判別部を2つ設けた場合には、使用済みクリー
ニングシートが入ったカートリッジをプリンタに誤って
装填したときに検知機能が作用し、その旨を操作者に知
らせる機構を加えることが可能である。さらに、図13
に示したような保護部材33bにより保護されたクリー
ニングシート20cのみをカートリッジ内に入れ、プリ
ンタに装填してスタートボタンを押せば、適宜必要に応
じて、きわめて簡単にクリーニング作業のみ実施するこ
とも可能になる。
【0046】このように、クリーニングシートにクリー
ニングシートであることを判別するための判別部を設け
ると、プリンタ本体側でクリーニングシート20b,2
0cか、記録媒体としてのフィルムPであるかを判別で
きるようになるため、積層されたフィルムPの間にクリ
ーニングシートが混在しても操作を誤る虞れがない。ま
た、上記のように、自動的に行われるクリーニングに加
えて、操作者が意図的にクリーニングを行うことも可能
になる。さらに、カートリッジ内の最終シートを一律的
にクリーニングシートであると判断するものでなくなる
ので、カートリッジ内の最下位にフィルムPを入れて作
像することも可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録装置
は、搬送させることにより前記搬送手段の清掃を行うク
リーニングシートを、前記収納容器内に収容した記録媒
体の最下位に予め配置したので、クリーニングシートの
使用頻度の高い装置の場合であっても、記録装置の操作
者の手を煩わせることなく、搬送手段のクリーニングを
1収納容器ごとに自動的に行うことができる。したがっ
て、搬送手段に付着する塵埃や汚れ等が、確実かつ簡単
にクリーニングされ、これにより、画像品質に悪影響を
及ぼしたり、搬送手段の機能低下、搬送不良を引き起こ
したりする虞れもなくなる。
【0048】このように、記録装置の操作者がクリーニ
ングシートの存在を意識することなく、収納容器内にク
リーニングシートを予めセットすることが可能となり、
操作者は、クリーニングシートに注意を払うことなく収
納容器内の記録媒体を使用することとなる。このため、
クリーニング時期の管理も不要となり、操作者の手間が
省け、画像記録の作業効率は大幅に向上する。さらに、
記録装置の機体の一部をクリーニングのために開放する
ことも不要なため、内臓された記録媒体が感光フィルム
等である場合に、誤って露光されてしまうという事態も
防止される。
【0049】また、クリーニングシートに、装置本体に
設けられた検出手段によりクリーニングシートであるこ
とを判別させる判別部を設け、このクリーニングシート
を前記収納容器内に配置したので、記録装置側でクリー
ニングシートか、記録媒体かを判別することができる。
これにより、積層された記録媒体の間にクリーニングシ
ートが混在しても操作を誤る虞れがなくなる。また、自
動的に行われるクリーニングに加えて、操作者が意図的
にクリーニングを行うことも可能になる。さらに、この
場合は、収納容器内の最終シートを一律的にクリーニン
グシートであると判断させる必要がなくなるので、収納
容器内の最下位に記録媒体を入れて作像することも可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るレーザービームプリ
ンタの全体構成を示す概略断面図である。
【図2】 図1に示される給紙カートリッジに装填して
使用されるクリーニングシートの斜視図である。
【図3】 図1に示される給紙カートリッジの概略断面
図である。
【図4】 図3に示されるクリーニングシートおよび保
護部材を示す斜視図である。
【図5】 クリーニングシートが給紙カートリッジから
搬送手段に向けて給送される状態を示す図である。
【図6】 クリーニングシートが給紙カートリッジへ逆
送されて戻される状態を示す図である。
【図7】 給紙カートリッジの別の実施例を示す概略断
面図である。
【図8】 クリーニングシートおよび別の実施例に係る
保護部材を示す斜視図である。
【図9】 保護部材のさらに別の実施例を示す斜視図で
ある。
【図10】 給紙カートリッジのさらに別の実施例を示
す概略断面図である。
【図11】 メディアパックを示す概略断面図である。
【図12】 クリーニングシートの別の実施例を示す斜
視図である。
【図13】 さらに別の実施例に係るクリーニングシー
トおよび保護部材を示す斜視図である。
【符号の説明】 1…装置本体、 2a,2b…給紙カートリッジ(収納容器)、 3…給送手段、 5…搬送手段、 9…回収ケース、 14…制御部、 15…画像形成部、 20a,20b,20c…クリーニングシート、 21…シートフィルム、 22…クリーニ
ング材、 23,24…判別部 33a,33
b,33c…保護部材 43…センサ(検出手段) P…フィルム
(記録媒体)、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に装填された収納容器から、こ
    の収納容器内に収納された記録媒体を搬送手段により画
    像形成部に搬送しつつ画像を記録する記録装置におい
    て、 搬送させることにより前記搬送手段の清掃を行うクリー
    ニングシートを、前記収納容器内に収容した記録媒体の
    最下位に、予め配置したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 装置本体に装填された収納容器から、こ
    の収納容器内に収納された記録媒体を搬送手段により画
    像形成部に搬送しつつ画像を記録する記録装置におい
    て、 搬送させることにより前記搬送手段の清掃を行うクリー
    ニングシートに、装置本体に設けられた検出手段により
    クリーニングシートであることを判別させる判別部を設
    け、このクリーニングシートを前記収納容器内に配置し
    たことを特徴とする記録装置。
JP29487793A 1993-11-25 1993-11-25 記録装置 Pending JPH07165343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29487793A JPH07165343A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29487793A JPH07165343A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07165343A true JPH07165343A (ja) 1995-06-27

Family

ID=17813413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29487793A Pending JPH07165343A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07165343A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003515A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 医療用記録装置のメンテナンス方法及びクリーニングシート
JP2007246185A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Brother Ind Ltd 用紙パッケージ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003515A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 医療用記録装置のメンテナンス方法及びクリーニングシート
JP2007246185A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Brother Ind Ltd 用紙パッケージ
JP4497111B2 (ja) * 2006-03-14 2010-07-07 ブラザー工業株式会社 用紙パッケージ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6818905B2 (en) Radiation image radiographing cassette and radiation image reading apparatus
US7481315B2 (en) Automatic plate making machine equipped with photosensitive printing plate supplying apparatus and printing plate packaging means
JP3996197B2 (ja) 画像ユニット用のシート給送装置および容器
US6619208B2 (en) Conveying device using suction adherence for printing plates
JPH07165343A (ja) 記録装置
JP3523037B2 (ja) 画像記録装置
JPS638136A (ja) 搬送系のクリ−ニング方法
EP0774361B1 (en) Thermal image recording apparatus
JP3314605B2 (ja) 画像読取装置
JP2699979B2 (ja) シートフイルム包装体およびその装填装置
JPH06289572A (ja) 写真処理方法
JP2908538B2 (ja) マガジンのセット機構
JPH05193775A (ja) 画像形成装置
JP2007238247A (ja) 平版刷版の自動供給装置
JP3903097B2 (ja) プリンタ
JPH0396968A (ja) 画像形成装置
JP3240222B2 (ja) 感光材料搬送方法及び装置
JPH0398941A (ja) ファクシミリ装置
JPH05313267A (ja) カセッテ
JP3942650B2 (ja) 屑受け部充填検出機構
JPH07221931A (ja) 原稿読取装置
JP3169323B2 (ja) トナーカートリッジ
JPH0558497A (ja) クリーニング装置
JPH04317941A (ja) 画像形成装置
JPH05333456A (ja) 蓄積性蛍光体シートの搬送装置