JPH0716519U - 通線誘導具及び呼線ワイヤー - Google Patents

通線誘導具及び呼線ワイヤー

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JPH0716519U
JPH0716519U JP5937393U JP5937393U JPH0716519U JP H0716519 U JPH0716519 U JP H0716519U JP 5937393 U JP5937393 U JP 5937393U JP 5937393 U JP5937393 U JP 5937393U JP H0716519 U JPH0716519 U JP H0716519U
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tip
wire
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pipe
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JP5937393U
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嘉孝 中村
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嘉孝 中村
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管内に電線を挿通する作業において、その
前段階としての呼線ワイヤーを、簡単かつ容易に挿通す
るための通線誘導具及び呼線ワイヤー。 【構成】 軸線を中心としてその基端部より先端部にか
けて、複数本の線条で囲まれた空間部を有するように線
条を伸張し、かつその先端部を束ねた形状の誘導先端具
と、軸線を中心としてその基端部より先端部にかけて、
複数本の線状で囲まれ空間部を有するように線条を伸張
し、各線条の先端を内側に折曲げた形状の引掛け具とか
らなり、誘導先端具の先端部分と引掛け具の先端部分が
掛止するように構成したことを特徴とする通線誘導具。
また誘導先端具をその先端に取付ける呼線ワイヤーにお
いて、線径を先端部から基端部にむかって段階的に太く
したことを特徴とする呼線ワイヤー。 【効果】 配管の曲がり部分及びくねり部分に対しても
容易に呼線ワイヤーを挿通出来るとともに、誘導先端具
と引掛具が簡単・確実に掛止できるので、極めて作業性
が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は,配管内に電線を挿通する作業において、その前段階としての呼線 ワイヤーを挿通するための通線誘導具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、配管内に電線を挿通するには、直接電線を挿入する方法と呼線ワイヤー を用いる方法がある。比較的短い個所や直線部のみの配管においては直接挿入で きるが、長尺配管や曲管部を有する配管については呼線ワイヤーを用いる方法が 一般的である。従来の呼線ワイヤーは、ワイヤーの先端に係止片を設けた簡単な ものであり、その使用方法は、係止片部を先頭にして呼線ワイヤーを配管内に挿 入していき、曲管部分で止まった時点で配管の他端より先端に引っ掛け具を設け た引っ掛けワイヤーを挿通し、呼線ワイヤー先端に取付た係止片に引っ掛けて引 き出していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述する従来の方法によれば、係止片部を先頭にして呼線ワイヤーを配管内に 挿入すると、呼線ワイヤーの線径が一定であるために、長尺配管では呼線ワイヤ ーが配管内の抵抗を受け、挿入に相当な力を要する。また押圧力が十分であって も呼線ワイヤーの線径が細いために、呼線ワイヤー自体が歪曲して初期の目的を 達成することが困難であった。これを解決するために呼線ワイヤーの線径を太く すると、配管の曲がり角の小さい部分では呼線ワイヤーが曲がらずに詰まり、こ のため挿入が困難となっていた。
【0004】 また呼線ワイヤーが配管内の曲管部で詰まった場合には、配管の他端より先端 に引掛け具を設けた引掛けワイヤーを挿通して、呼線ワイヤー先端の係止片を引 掛けて引き出していた。しかしながら従来の引掛け具の形状が釣針状であること と、配管内を目視することができないために、呼線ワイヤーの先端の係止片に引 掛け具を引掛けることは非常に難しく、何度も試みた末にやっと係止出来るとい うように、その作業性が極めて悪いものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本考案は、軸線を中心としてその基端部より先 端部にかけて、複数本の線条で囲まれた空間部を有するように線条を伸張し、か つその先端部を束ねた形状の誘導先端具と、軸線を中心としてその基端部より先 端部にかけて、複数本の線条で囲まれた空間部を有するように線条を伸張し、各 線条の先端を内側に折曲げた形状の引掛具とからなり、誘導先端具の先端部分と 引掛具の先端部分が掛止するよう構成したことを特徴とする通線誘導具である。 また、誘導先端具をその先端に取付ける呼線ワイヤーにおいて、線径を先端部か ら基端部にむかって段階的に太くしたことを特徴とする呼線ワイヤーである。
【0006】
【作用】
前記の課題を解決するために、本考案は、呼線ワイヤーの先端部に、軸線を中 心としてその基端部より先端部にかけて、複数本の線条で囲まれた空間部を有す るように線条を伸張し、かつその先端部を束ねた形状の誘導先端具を取付ける。 これを配管の一端から誘導具を先頭にして挿入する。誘導先端具の先端は突状と なっており、中央部は複数の線条によって配管の内径に対応した太さに形成され ているから、配管内面に摺接しながらスムーズに進み、配管の曲り、くねりに対 しても容易に対応する。呼線ワイヤーの挿入が困難となった時点で、配管の他端 より先端に、軸線を中心としてその基端部より先端部にかけて、複数本の線条で 囲まれた空間部を有するように線条を伸張し、各線条の先端を内側に折曲げた形 状の引掛具を取付けた引掛けワイヤーを挿入する。誘導先端具と引掛具が当接し た時点で、そのまま引掛けワイヤーを押し進めると、引掛具の先端部分が誘導先 端具の先端部分に挿入される。次に引掛けワイヤーを引戻すと、引掛け具と誘導 先端具が掛止されるので、呼線ワイヤーを容易に導通することができる。また従 来の呼線ワイヤーでは配管の曲り、くねり部を通過させて挿入することが困難で あるが、本考案による先端部から基部にむかって段階的に線径を太くした呼線ワ イヤーを用いると、先端部分は柔軟性に富み、基端部分は呼線ワイヤーを押し進 めるに十分な強度を有するから、より容易に挿入できる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案をその実施例を示す図に基づいて説明する。図1は本考案の第 1実施例を示す誘導具である。(a)は誘導先端具1であり、通常鋼線で作製す る。しかし、十分な強度を有するプラスチック等で成型してもよい。基端部3に は呼線ワイヤーを取付けるための接続口4を設ける。次に基端部3は各線条を束 ねた外周部分を別の線条を用いて螺施状に固縛する。基端部3から先端部5にか けて、軸線を中心として4本の線条6で囲まれた空間部7を有するように線条6 を伸張する。この各線条6は、略中央部で配管17の内径に摺接するように円周 方向に拡張し、その先端部5にて先端を閉じるようにした形状とする。誘導先端 具1は配管17の寸法毎に、その内径に応じた大きさのものを作製する。
【0008】 (b)は引掛け具2であり、通常鋼線で作製するが、誘導具1と同様に十分な 強度を有するプラスチック等で成型してもよい。基端部8には引掛けワイヤー1 5を取付けるための接続口9を設ける。次に基端部8は各線条を束ねた外周部分 を別の線条を用いて螺施状に固縛する。基端部8から先端部10にかけて、軸線 を中心として4本の線条11で囲まれた空間部7を有するように線条11を伸張 する。この各線条11は、略中央部で配管17の内径に摺接するように円周方向 に拡張するとともに、先端をU字形状16に内側に折曲げる。引掛け具2は配管 17の寸法毎に、その内径に応じた大きさのものを作製する。
【0009】 図2は考案の呼線ワイヤー12を示す正面図である。呼線ワイヤー12の先 端には誘導先端具1の基端部3に設けた接続口4に接続するための先端継手13 を設ける。呼線ワイヤー12の後端部には電線等を接続するための手元継手14 を設ける。呼線ワイヤー12は一定の間隔毎に線径を変えるようにし、全長の違 いによって各線径の組合わせが異なる。例えば、本実施例においては、全長30 mの呼線ワイヤー12において、線径を先端部18は3mm、中心部19は4m m、手元部20は5mm、とする。
【0010】
【考案の効果】
以上のように、本考案よる通線誘導具及び呼線ワイヤーを用いると、呼線ワ イヤーの先端部に誘導先端具を取付けているため、呼線ワイヤーを配管内に挿入 して押し進めるときに、誘導先端具の先端は突状となっており、中央部は複数の 線条によって配管の内径に対応した太さに形成されているから、配管内面に摺接 しながらスムーズに進み、配管の曲り、くねりに対しても容易に対応出来る。さ らに呼線ワイヤーは先端部から手元部にむかって段階的に線径を太くしているか ら、先端部分は柔軟性に富み、手元部分は呼線ワイヤーを押し進めるに十分な強 度を有するから、より容易に挿入できる。従って殆どの配管は、この誘導具と呼 線ワイヤーだけで配管の一端から他端まで通線することができるが、特に曲がり やくねりが多く、又は曲がり角度が小さくて呼線ワイヤーが進まない場合には、 配管の他端から先端に引掛具を取付けた引掛けワイヤーを挿入する。そうすると 誘導先端具と引掛具が当接し、そのまま引掛けワイヤーを押し進めると、引掛具 の先端部分が誘導先端具の先端部分に挿入される。次に引掛けワイヤーを引戻す と、引掛け具と誘導先端具が掛止されるので、呼線ワイヤーを容易に通線するこ とができる。このように従来の方法に比べて、極めて作業性が向上するとともに 、誰でも容易に操作できるため、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す誘導具を示す斜視図であ
り、(a)は誘導先端具を、(b)は引掛け具を示す。
【図2】本考案の呼線ワイヤーを示す正面図である。
【図3】本考案の使用状態を示す概念図である。
【図4】A部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 誘導先端具 2 引掛け具 3 基端部 4 接続口 5 先端部 6 線条 7 空間部 10 先端部 11 線条 12 呼線ワイヤー 13 先端継手 14 手元継手 15 引掛けワイヤー 16 U字形状 17 配管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線を中心としてその基端部より先端部
    にかけて、複数本の線条で囲まれた空間部を有するよう
    に線条を伸張し、かつその先端部を束ねた形状の誘導先
    端具と、軸線を中心としてその基端部より先端部にかけ
    て、複数本の線条で囲まれた空間部を有するように線条
    を伸張し、各線条の先端を内側に折曲げた形状の引掛具
    とからなり、誘導先端具の先端部分と引掛具の先端部分
    が掛止するように構成したことを特徴とする通線誘導
    具。
  2. 【請求項2】 誘導先端具をその先端に取付ける呼線ワ
    イヤーにおいて、線径を先端部から基端部にむかって段
    階的に太くしたことを特徴とする呼線ワイヤー。
JP5937393U 1993-08-09 1993-08-09 通線誘導具及び呼線ワイヤー Pending JPH0716519U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5937393U JPH0716519U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 通線誘導具及び呼線ワイヤー

Applications Claiming Priority (1)

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JP5937393U JPH0716519U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 通線誘導具及び呼線ワイヤー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0716519U true JPH0716519U (ja) 1995-03-17

Family

ID=13111416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5937393U Pending JPH0716519U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 通線誘導具及び呼線ワイヤー

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JP (1) JPH0716519U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11225411A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Fc Soken Kk 呼び線先導金具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11225411A (ja) * 1998-02-06 1999-08-17 Fc Soken Kk 呼び線先導金具

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