JPH07165172A - 側壁用メンブレンパネル取付装置 - Google Patents

側壁用メンブレンパネル取付装置

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JPH07165172A
JPH07165172A JP31205093A JP31205093A JPH07165172A JP H07165172 A JPH07165172 A JP H07165172A JP 31205093 A JP31205093 A JP 31205093A JP 31205093 A JP31205093 A JP 31205093A JP H07165172 A JPH07165172 A JP H07165172A
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JP
Japan
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arm
clamp
handle
operating
membrane
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31205093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoaki Sonoda
清明 園田
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温液化ガスタンクの側壁メンブレンパネル
の取付装置を提供する。 【構成】 車輪により走行可能な台車10と、台車の一
方端部に立設された一対の柱13と、一対の柱に一端を
上下動可能に係合し水平方向に延設された昇降フレーム
16と、昇降フレームの上下動装置と、昇降フレーム上
にその長さ方向に移動可能に取付けたアーム取付け部材
と、アーム取付部材の先端に垂直面内で回動可能に後端
を係合するアーム35と、アームの先端に取付けられ
た、ハンドル操作によりメンブレンノットを挟持する一
対のクランプ50とからなる。 【効果】 垂直または傾斜側壁にメンブレンパネルを確
実且つ短時間で取付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温液化ガスタンクの
側壁メンブレンパネルの取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LNG船等の低温液化ガスを収容するメ
ンブレン式タンクは、内殻の内側に断熱材を配設し、そ
の上にステンレス鋼板製のメンブレンを取付けて構成さ
れている。メンブレンは、低温液化ガスによる熱収縮を
吸収するために一定間隔で直交したコルゲーションを形
成したメンブレンパネル(例 3m長さ×1m巾×1.
2mm厚さ)を重ね溶接したものである。
【0003】図6は、LNG船のメンブレン式タンクの
天井と側壁のメンブレンパネルを示す斜視図である。図
において1は、天井メンブレン、2は、側壁メンブレ
ン、3は、天井メンブレン1と側壁メンブレン2を接続
するコーナープレートである。4は、コルゲーション、
5は、コルゲーション4の直交箇所に形成されるコルゲ
ーションノットである。
【0004】従来、側壁メンブレンパネルの取付けは、
当該側壁の作業床上に搬入された重さ約30kgのメン
ブレンパネルを二人で側壁の取付け箇所に持ち上げ、断
熱パネルに押付け、既に取付けてあるメンブレンパネル
に肌合わせし仮付け溶接後、本溶接して取付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、30k
gもあるメンブレンパネルを人が持ち上げ、側壁に取付
ける方法は、時間と労力がかかる作業となっていた。本
発明は、メンブレンパネルを側壁断熱材に確実且つ短時
間で取り付けることのできる装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を以
下の装置により達成する。車輪により走行可能な台車
と、該台車の一方端部に立設された一対の柱と、該一対
の柱に一端を上下動可能に係合し水平方向に延設された
昇降フレームと、昇降フレームの上下動装置と、前記昇
降フレーム上にその長さ方向に移動可能に取付けたアー
ム取付部材と、該アーム取付部材の先端に垂直面内で回
動可能に後端を係合するアームと、該アームの先端に取
付けられた、ハンドル操作によりメンブレンノットを挟
持する一対のクランプとからなる。
【0007】
【作用】アームを水平に固定し、メンブレンパネルのコ
ルゲーションノットを一対のクランプで挟持、固定す
る。台車をメンブレンパネルの取付け箇所近くに移動
し、アーム取付部材を移動してメンブレンパネルを取付
位置に接近させる。メンブレンパネルが、上下方向にず
れている場合は昇降フレームを上下動して調整し、左右
方向にずれている場合は、台車を左右に移動して調整す
る。アーム取付部材を移動してメンブレンパネルを取付
位置の断熱材パネルに押し付ける。
【0008】
【実施例】本発明装置の実施例を図面に基づいて以下に
説明する。図1は、本発明装置の正面図、図2は、本発
明装置の平面図である。図において、10は、台車で、
前方端部の左右に2個の車輪11が取付けられ、後方端
部の中央に舵取り可能な車輪12が取付けられている。
台車10の後方側に左右に間隔を開けて一対の柱13が
立設されている。柱13は、外側側面に高さ方向に連続
して凹溝14が形成されており、後面の上部に台車10
を動かすための把手15が設けられている。
【0009】16は、昇降フレームである。昇降フレー
ム16の後端部材17の左右に取付板18が取付けられ
ている。複数のガイドローラ19が、左右の取付板18
に取付けられており、この複数のガイドローラ19は柱
13の凹溝14に転動可能に係合されている。柱13の
上端に架け渡された横梁20の中央下に固定滑車が、昇
降フレームの後端部材17の中央上に動滑車が設けられ
ており、一方、柱13間後面に巻きドラムケース21が
取付けられている。巻きドラムケース21の中の巻きド
ラムは、ハンドル22で回転させられる。ワイヤーが、
前記固定滑車と動滑車に掛け渡され、その一端が横梁2
0に、またその他端が巻きドラムに固定されている。従
って、ハンドル22を回転操作することにより昇降フレ
ーム16が柱13に沿って上下動する。
【0010】昇降フレーム16の上部の長さ方向に2本
のリニアベアリング23が配設されており、リニアベア
リング23上に可動台24が設けられている。可動台2
4下面中央にナット部材25が取付けられており、この
ナット部材25に、両端を昇降フレーム16上に軸支さ
れたスクリュー軸26が螺合している。このスクリュー
軸26は、ハンドル30を回すことにより、減速機2
9、Vベルト車27およびVベルト28を介して回転す
る。減速機29は、後端部材17の前面に取付けられた
取付板31に取付けられている。
【0011】可動台24の左右端部に取付板32が取付
けられており、この取付板32により可動台24の先端
部にシリンダーブロック33が取付けられている。この
シリンダーブロック33の後方、可動台24上に油圧ジ
ャッキ34が設けられている。シリンダーブロック33
は、前部中央に垂直面内で前面、上面、下面に開口する
溝、溝に続く球嵌合部、球嵌合部に続く嵌合穴を有して
いる。アーム35が、その後端に形成された球体をシリ
ンダーブロック33の球嵌合部に嵌合させ、軸部をシリ
ンダーブロック33の溝から突出させて回動可能に係合
している。
【0012】一方、アーム押さえ36が球状凹部をアー
ム35の球体に向けて、油圧ジャッキ34のシリンダー
ロッド先端に取付けられ、シリンダーブロック37の嵌
合穴に嵌合している。即ち、油圧ジャッキ34のシリン
ダーロッドを伸長してアーム押さえ36でアーム35の
球体を押圧すると、アーム35が固定され、また油圧ジ
ャッキ34のシリンダーロッドを縮長してアーム35の
固定を解けば、アーム35は回動可能となる。油圧ジャ
ッキ34への圧力油の送給は、取付板31に取付けられ
た手動ポンプ37の操作によって行われる。
【0013】肌合わせする既に取付けられたメンブレン
パネルの取付け態様(縦長または横長)に取付けるメン
ブレンパネルを合わせるために、クランプ取付板38
が、その下面中央をアーム35の先端に回動可能、且つ
ロック可能に取付けられている。そのロック機構は、ク
ランプ取付板38のアーム側面のボスに90°間隔で開
けられた孔を通してアーム35に形成された90°間隔
で形成した凹部にロックピンを挿入する構造となってい
る。クランプ取付板38の反アーム側面にその中心に対
して左右対称位置に所定間隔開けて2個のクランプ50
が取付けられている。
【0014】クランプ50の構成を図3〜図5により次
に説明する。取付板51の一方側の下面に固定クランプ
材52がボルト締めされている。固定クランプ部材52
は、コルゲーションノットの一方側に嵌合する型部53
を有している。取付板51の中央部から他方側にかけて
その両端部に案内部54が形成されており、該案内部5
4に可動クランプ部材55の側面上部にボルト締めされ
た摺動板56が嵌合している。可動クランプ部材55
は、コルゲーションノットの他方側に嵌合する型部57
を有している。可動クランプ部材55に連結棒58の一
端が連結されている。取付板51の他方側下面に案内軸
受け59が取付けられており、連結棒58の中間部が前
記案内軸受け59を貫通して摺動可能に支持されてい
る。
【0015】取付板51の他方端にアーム60の一端が
取付けられており、その他端にくの字形の第1のリンク
61の一端が枢着されている。第1のリンク61の他端
には開閉ハンドル62が固着されている。そして、第2
のリンク63の一端が、連結棒58の他端に枢着され、
その他端が第1リンク61の中間部に枢着されている。
従って、図3において開閉ハンドル62を左回転する
と、可動クランプ部材55が右方向に移動し(クランプ
が開く)、開閉ハンドル62を右回転すると、可動クラ
ンプ部材55が左方向に移動する(クランプが閉じ
る)。
【0016】次に本発明装置による側壁メンブレンパネ
ルの取付方法を説明する。 ハンドル22を操作して昇降フレームを下げる。手
動ポンプ37を操作し油圧ジャッキ34のシリンダーロ
ッドを伸長して、アーム押さえ36でアーム35の球体
を押圧してアーム35を固定しておく。 作業床に積んであるメンブレンパネルの中から一枚
取り出し、メンブレンパネル70のコルゲーションノッ
トがクランプ50に嵌合するように保持し、クランプの
開閉ハンドル62を操作して挟持する。
【0017】 台車を取付位置近くまで移動し、ハン
ドル30を操作し可動台24を前進させコルゲーション
パネル70を取付面に接近させる。 取付位置に対するメンブレンパネルの上下方向のず
れは、ハンドル22を操作して調整し、左右方向のずれ
は、台車を移動して調整し、メンブレンパネル70を取
付位置に正確に一致させる。 ハンドル30を操作し、メンブレンパネル70を取
付面に押し当て、仮付け溶接を行う。その後、開閉ハン
ドル62を操作してクランプ50を開き、ハンドル30
を操作してクランプ50を後退させる。
【0018】なお、アーム35を可動台の長さ方向に平
行する垂直面内で傾斜して固定することができるから、
傾斜壁面にメンブレンパネルを取付けることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明装置は、クランプで挟持したメン
ブレンパネルをメンブレンパネルを上下動可能、昇降フ
レームの長さ方向に進退可能および傾動可能に構成して
あるから垂直または傾斜側壁にメンブレンパネルを確実
且つ短時間で取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の正面図である。
【図2】本発明装置の平面図である。
【図3】本発明装置に係るクランプの平面図である。
【図4】本発明装置に係るクランプの正面図である。
【図5】図4のA−A矢視図である。
【図6】LNG船のメンブレン式タンクの天井と側壁の
メンブレンパネルを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 台車 13 柱 16 昇降フレーム 21 巻きドラムケース 22 ハンドル 24 可動台 25 ナット部材 26 スクリュー軸 33 シリンダーブロック 34 油圧ジャッキ 35 アーム 36 アーム押さえ 50 クランプ 62 開閉ハンドル 70 メンブレンパネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪により走行可能な台車と、該台車の
    一方端部に立設された一対の柱と、該一対の柱に一端を
    上下動可能に係合し水平方向に延設された昇降フレーム
    と、昇降フレームの上下動装置と、前記昇降フレーム上
    にその長さ方向に移動可能に取付けたアーム取付部材
    と、該アーム取付部材の先端に垂直面内で回動可能に後
    端を係合するアームと、該アームの先端に取付けられ
    た、ハンドル操作によりメンブレンノットを挟持する一
    対のクランプとからなる側壁用メンブレンパネル取付装
    置。
JP31205093A 1993-12-13 1993-12-13 側壁用メンブレンパネル取付装置 Withdrawn JPH07165172A (ja)

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JP31205093A JPH07165172A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 側壁用メンブレンパネル取付装置

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JP31205093A JPH07165172A (ja) 1993-12-13 1993-12-13 側壁用メンブレンパネル取付装置

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JPH07165172A true JPH07165172A (ja) 1995-06-27

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ID=18024624

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011518295A (ja) * 2008-04-21 2011-06-23 サムスン ヘヴィ インダストリーズ カンパニー リミテッド 直交等方性を有する伸縮性金属メンブレン
WO2012077618A1 (ja) * 2010-12-06 2012-06-14 三菱重工業株式会社 風力発電装置のナセル屋根構造
KR101440228B1 (ko) * 2013-04-25 2014-09-17 김재만 액화천연가스 운반선의 단열작업 장치

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306