JPH06147365A - 管体支持装置および管体接続・離脱方法 - Google Patents

管体支持装置および管体接続・離脱方法

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JPH06147365A
JPH06147365A JP29533992A JP29533992A JPH06147365A JP H06147365 A JPH06147365 A JP H06147365A JP 29533992 A JP29533992 A JP 29533992A JP 29533992 A JP29533992 A JP 29533992A JP H06147365 A JPH06147365 A JP H06147365A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機器配置場所が狭隘であったり床面が傾斜して
いても、管体を設置部の床上から定レベルで支持でき、
芯ずれ等を生じたり高度の熟練を必要とすることなく、
容易かつ確実に、しかも能率よく安全に、また雨天時等
でも囲いによる被覆を容易に設置して、管体の接続や離
脱が行えるようにする。 【構成】複数のジャッキ2で支持され高さおよび水平度
の調節が可能とされた平坦な基枠3と、この基枠3の対
向する側部に設けられた平行なガイドレー4ルに車輪5
を介して水平移動可能に搭載された下台車6と、この下
台車6に設けられ垂直軸心周りで回転可能なターンテー
ブル7と、このターンテーブル7上に設けられた平行な
ガイドレール8に車輪9を介して水平移動可能に搭載さ
れた上台車10と、この上台車10に設けられ支持すべ
き管体の外周面をその管体の軸心の両側下方で転接支持
する管体支持ローラ11とを備えた構成とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば変電所における
ガス絶縁開閉装置の設置・点検・解体等に際し、その開
閉装置のユニットを構成するフランジ付き鋼管の現地に
おける接続作業や離脱作業を行う場合等に適用される管
体支持装置、およびその管体支持装置を用いた管体接続
・離脱方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変電所等に設置されるガス絶縁開閉装置
の多くは、遮断機、断路器、主母線、ケーブルヘッド等
の各ユニットで構成されており、これらのユニットはフ
ランジ付き鋼管に収納されて、そのフランジで接続部の
取合いが行われている。
【0003】このような鋼管は直径が1m以上で長さが
10m近い大形・大重量物であり、取扱いが大掛かりと
なる一方で、そのフランジ接続に際してはmm単位の芯
合せが必要で、緻密な接続動作が必要とされる。
【0004】また、鋼管設置部はピット内等の狭隘空間
であったり、設置床面が水捌け等を考慮して傾斜面とさ
れたり、屋外である等、接続・離脱の作業環境は必ずし
もよくない。
【0005】従来では、このような鋼管の現地組立て、
保守点検用の着脱、あるいは撤去等の作業に当り、レッ
カ車等の大形重機を搬入し、チェンブロック等を用いて
直接鋼管を所定地上高さまで吊上げ、芯合せや軸方向移
動等に多くの注意を払って作業を行っているが、下記の
ように種々の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、ガス絶縁開
閉装置等では、接続部に存する絶縁機器等に無理な応力
が加わると機器破損を招くので、鋼管着脱作業には慎重
性が要求される。この場合、重機やチェンブロック等で
鋼管を吊上げ移動させて接離作業を行う従来の技術で
は、作業中に芯ずれ等が生じ易く、吊上げレベルを均一
に保つことが困難であり、その修正は非常に面倒であ
る。したがって、作業難度が極めて高く、玉掛け等に高
度の熟練を要するうえ、危険性も伴う等の問題がある。
【0007】また、重機やチェンブロックを使用する場
合には、その周囲をテント等で被覆することが困難であ
るため、雨天時等においては作業が行えない等の問題も
ある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、機器配置場所が狭隘であったり床面が傾斜して
いても、管体を設置部の床上から定レベルで支持でき、
芯ずれ等を生じたり高度の熟練を必要とすることなく、
容易かつ確実に、しかも能率よく安全に、また雨天時等
でも囲いによる被覆を容易に設置して、管体の接続や離
脱が行える管体接続装置、およびその装置を用いた管体
接続方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る管体支持装置は、角度可変な
着座部材を有する複数のジャッキで支持され高さおよび
水平度の調節が可能とされた平坦な基枠と、この基枠の
対向する側部に設けられた平行なガイドレールに車輪を
介して水平移動可能に搭載された下台車と、この下台車
に設けられ垂直軸心周りで回転可能なターンテーブル
と、このターンテーブル上に設けられた平行なガイドレ
ールに車輪を介して水平移動可能に搭載された上台車
と、この上台車に設けられ支持すべき管体の外周面をそ
の管体の軸心の両側下方で転接支持する管体支持ローラ
とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の管体支持装
置において、下台車および上台車が、これらを支持する
ガイドレール方向に沿い、ねじ送り機構によってそれぞ
れ移動量調整可能とされていることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の管体支持装
置において、下台車および上台車が、これらを支持する
ガイドレール方向に沿い、それぞれ一定範囲移動自在と
されていることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、管体の軸方向一端側を
接続対象物に対して進退させて接合・離脱させる管体の
接合・離脱方法において、請求項2に記載の管体支持装
置1台を前記接続対象物に近い位置に、また請求項3に
記載の管体支持装置1台または2台以上を前記接続対象
物から遠い位置にそれぞれ配置するとともに、前記各管
体支持装置の下台車の移動方向を管体の軸心に沿わせ、
この状態で管体支持ローラ上に管体を支持させて請求項
2に記載の管体支持装置のねじ送り機構を操作して管体
の接続・離脱を行うことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の装置および方法によれば、以下の作用
が得られる。
【0014】例えば一の管体を水平な軸心に沿って他の
管体等に接続する場合には、最初に管体を吊上げ等によ
って最終接続時の軸心の少し上方位置に軸心を略平行と
する配置で接続部付近に位置させておく。この作業は準
備作業であるため、管体の軸心設定には過度の精度を必
要としない。
【0015】次に、本発明の管体支持装置を例えば一
対、管体の下方床面に接続方向に離間させて前後に設置
する。この場合、各管体支持装置は床面の傾斜等に応じ
てジャッキによる支持高さを調節し、水準器等によって
基枠の水平度を正確に出すとともに、管体支持ローラの
位置を管体の軸心が最終接続時の軸心と一致するように
設定しておく。なお、ジャッキは下端に角度可変な着座
部材を有するので、管体支持装置の設置面が傾斜してい
るような場合でも、その傾斜に追随した状態で各ジャッ
キの設置が可能である。
【0016】また、この場合、各管体支持装置の向き
は、それぞれ基枠のガイドレールが管体の軸心と平行と
なる向きに設定するとともに、そのガイドレールに支持
される各下台車が、管体の接続に要する移動距離だけ接
続側と反対の側に後退させた状態としておく。
【0017】さらに、各管体支持装置の上台車のガイド
レールは、管体の軸心と略直交する向きとなるように配
置しておく。
【0018】このような状態のもとで、管体を最初の吊
上げ位置から下降させて各管体支持装置の管体支持ロー
ラ上に載置する。このとき、管体支持装置の上台車は、
それぞれ各基枠にターンテーブルを介して支持されてい
るので、そのターンテーブルの回転によって上台車の水
平面上での向きが管体の軸心に即座に馴染む。
【0019】この場合、各管体支持装置の上下方向の軸
心は設置時に水平出ししてあるので、載置した管体の上
下方向の軸心は載置の際に最終接続軸心と一致する。仮
に、多少のずれがあっても、ジャッキの操作で容易に調
整することができる。これにより、管体が軸方向に沿う
前後複数位置で水平に支持される。
【0020】また、管体支持装置に載置した管体の軸心
が最終接続軸心に対して水平面上で左右にずれている場
合には、上台車を最終接続軸心と交差する方向に移動調
整することにより、最終接続軸心と管体の軸心とを高精
度で確実に一致させることができる。
【0021】さらに、管体の軸心周りの回動位置合せ
は、管体支持ローラ上での管体の転動操作によって行え
る。したがって、管体の軸心は三次元的に管体支持装置
の軸心と容易に、かつ確実に一致させることができる。
【0022】しかして、最終軸心と管体軸心とが一致し
た状態で、各管体支持装置の下台車を接続方向に移動さ
せれば、所定の接続器具に対して管体を高精度の芯合せ
状態で接続することができるので、その後フランジのボ
ルト接続等を行えばよい。
【0023】なお、接続状態にある管体を離脱する場合
には、本発明による管体支持装置を管体の下部に配置し
て、管体支持ローラを管体の下面に接合させ、この状態
で前記と逆の操作を行えばよい。この場合にも軸心のず
れなどを生じることがなく、機器破損の虞れなく、安全
かつ能率よく作業することができる。
【0024】また、本発明の管体支持装置は、管体の下
方で支持を行うので、テント等の囲いの設置に何ら妨げ
とならない。したがって、天候の状態に応じて囲いを設
置しておくことができるので、作業途中での天候悪化等
にも容易に対処することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0026】本実施例の管体支持装置1は基本的に、例
えば図1および図2に示すように、複数のジャッキ2で
支持され高さおよび水平度の調節が可能とされた平坦な
基枠3と、この基枠3の対向する側部に設けられた平行
なガイドレー4ルに車輪5を介して水平移動可能に搭載
された下台車6と、この下台車6に設けられ垂直軸心周
りで回転可能なターンテーブル7と、このターンテーブ
ル7上に設けられた平行なガイドレール8に車輪9を介
して水平移動可能に搭載された上台車10と、この上台
車10に設けられ支持すべき管体の外周面をその管体の
軸心の両側下方で転接支持する管体支持ローラ11とを
備えた構成とされている。
【0027】詳述すると、ジャッキ2は、ねじ付きの支
柱2aと、この支柱2aの下端部に取付けられた角度可
変な着座部材2bと、支柱2aの上端部に設けられた操
作用頭部2cとを有し、支柱2aが基枠3の支持部3a
に螺合されている。このジャッキ2の支柱頭部2cにジ
ャッキハンドル12を装着し、支柱を回転させることに
よって、各ジャッキ2による基枠3の支持高さを調整す
ることができ、これにより基枠2の水平度を調節すると
ができる。
【0028】基枠3は、例えば長方形状に構成されてお
り、この基枠3の長辺側アームが断面コ字状で互いに対
向面側が開口する形状とされ、これによりガイドレール
4が構成されている。ガイドレール4に係合する車輪5
は、下台車6の各側面部にそれぞれ3個ずつ間隔的に設
けられ、下台車6を一方向aに走行させる。なお、下台
車6は例えば蝶ナット等からなるストッパ13によって
停止可能に支持されている。
【0029】なお、図1および図2に示す管体支持装置
1では、下台車6が基枠3に対してガイドレール4に沿
う移動方向aに、送り機構14を介して送り動作可能と
されている。この送り機構14は、例えば基枠3に支持
され下台車6に螺合するボールねじ15と、このボール
ねじ15の端部に形成されたボルト状頭部16とを有す
る構成とされ、図示しないラチェット式操作具等によっ
て頭部16を回動することにより、下台車6の移動調整
を行うことができる。
【0030】ターンテーブル7は、下台車6の中央部に
配置され、図2に矢印cで示すように、垂直軸心周りで
回転自在とされている。このターンテーブル7の上面に
第2のガイドレール8が一体回転可能に取付けられてい
る。図2の状態ではガイドレール8が基枠2のガイドレ
ール4と直交する配置とされ、断面コ字状で互いに対向
面側が開口する形状とされている。このガイドレール8
に係合する車輪9は、上台車10の各側面部にそれぞれ
3個ずつ間隔的に設けられ、上台車10を下台車6と直
交する方向bに走行させる。なお、上台車10も図示し
ないが前記同様のストッパによって停止可能とされてい
る。
【0031】図1および図2に示す管体支持装置1で
は、上台車も送り機構17を介して送り動作可能とされ
ている。この送り機構17は、例えば下台車6に支持さ
れ上台車10に螺合するボールねじ18と、このボール
ねじ18の端部に形成されたボルト状頭部19とを有す
る構成とされ、図示しないラチェット式操作具等によっ
て頭部19を回動することにより、上台車10の移動調
整を行うことができる。
【0032】さらに管体支持ローラ11は、上台車10
の上にブラケット20を介して前後および左右に一対ず
つユニットとして設けられている。1ユニットの管体支
持ローラ11は所定角度傾斜した配置で、それぞれ回転
自在な2個のローラを有する構成とされている。なお、
21は管体保持ベルト装着用のブラケットである。
【0033】図3および図4は管体支持装置の他の構成
例を示している。この管体支持装置1´は、基本的には
図1および図2に示すものと略同様であるが、送り機構
を有しない。つまり、下台車6および上台車10が、こ
れらを支持するガイドレール4,8の方向に沿い、それ
ぞれ一定範囲移動自在とされている。他の構成は前記管
体支持装置1と略同様であるから、図の対応箇所に図1
および図2と同一符号を付して説明を省略する。
【0034】次に前記各管体支持装置1,1´を使用し
た管体接続・離脱方法について図5も参照して説明す
る。
【0035】本実施例の方法は基本的に、管体Aの軸方
向一端側A1を接続対象物Bに対して進退させて接合・
離脱させる管体の接合・離脱方法であり、図1および図
2に示す管体支持装置1を1台、接続対象物Bに近い位
置に、また図3および図4に示す管体支持装置1´を1
台、接続対象物Bから遠い位置にそれぞれ配置する。そ
して、各管体支持装置1,1´の下台車6,6の移動方
向aを管体の軸心に沿わせ、この状態で管体支持ローラ
11,11上に管体Aを支持させて図1および図2に示
す管体支持装置1のねじ送り機構14を操作して管体の
接続・離脱を行うものである。
【0036】詳述すると、本実施例では、図5に示すよ
うに、ガス絶縁開閉装置を構成する一の管体Aを水平な
軸心に沿って接続対象物である他の管体Bに接続する。
【0037】まず最初に、管体Aをクレーンで吊上げ、
最終接続時の軸心の少し上方位置に軸心を略平行とする
配置で接続部付近に位置させておく。この作業は準備作
業であるため、管体Aの軸心設定には過度の精度を必要
としない。
【0038】次に、本実施例の管体支持装置1,1´を
管体の下方床面に接続方向に離間させて前後に設置す
る。この場合、各管体支持装置1,1´は床面Cの傾斜
等(図3、4のα,β)に応じて、ジャッキ2による支
持高さを調節し、水準器等によって基枠3の水平度を正
確に出すとともに、管体支持ローラ11の位置を管体A
の軸心が最終接続時の軸心と一致するように設定してお
く。なお、ジャッキ2は下端に角度可変な着座部材2b
を有するので、管体支持装置1,1´の設置面Cが傾斜
しているような場合でも、その傾斜に追随した状態で各
ジャッキ2の設置が可能である。
【0039】また、この場合、各管体支持装置1,1´
の向きは、それぞれ基枠3のガイドレール4が管体Aの
軸心と平行となる向きに設定するとともに、そのガイド
レールAに支持される各下台車6が、管体Aの接続に要
する移動距離だけ接続側と反対の側(図1,2,5の右
側)に後退させた状態としておく。
【0040】さらに、各管体支持装置1,1´の上台車
10のガイドレール8は、管体Aの軸心と略直交する向
きとなるように配置しておく。
【0041】このような状態のもとで、管体Aを最初の
吊上げ位置から下降させて各管体支持装置1,1´の管
体支持ローラ11上に載置し、ブラケット21にシャッ
クル22等を介して取付けたベルト23等で固定する。
このとき、管体支持装置1,1´の上台車10は、それ
ぞれ各基枠3にターンテーブル7を介して支持されてい
るので、そのターンテーブル7の回転によって上台車1
0の水平面上での向きが管体Aの軸心に即座に馴染む。
【0042】この場合、各管体支持装置1,1´の上下
方向の軸心は設置時に水平出ししてあるので、載置した
管体Aの上下方向の軸心は載置の際に最終接続軸心と一
致する。仮に、多少のずれがあっても、ジャッキ2の操
作で容易に調整することができる。これにより、管体が
軸方向に沿う前後複数位置で水平に支持される。
【0043】また、管体支持装置1,1´に載置した管
体Aの軸心が最終接続軸心に対して水平面上で左右にず
れている場合には、上台車10を最終接続軸心と交差す
る方向に移動調整することにより、最終接続軸心と管体
Aの軸心とを高精度で確実に一致させることができる。
【0044】さらに、管体Aの軸心周りの回動(図4の
矢印d方向)の位置合せは、管体支持ローラ11上での
管体Aの転動操作によって行える。したがって、管体A
の軸心は三次元的に管体支持装置1,1´の軸心と容易
に、かつ確実に一致させることができる。
【0045】しかして、最終軸心と管体軸心とが一致し
た状態で、各管体支持装置1,1´の下台車6を接続方
向aに移動させれば、他の管体Bに対して管体Aを高精
度の芯合せ状態で接続することができるので、その後接
続部のボルト接続等を行えばよい。
【0046】以上の本実施例によれば、機器配置場所が
狭隘であったり床面が傾斜していても、管体Aを設置部
の床上から定レベルで支持でき、芯ずれ等を生じたり高
度の熟練を必要とすることなく、容易かつ確実に、しか
も能率よく安全に管体の接続が行える。
【0047】なお、接続状態にある管体Aを離脱する場
合には、本発明による管体支持装置1,1´を管体Aの
下部に配置して、管体支持ローラ11を管体Aの下面に
接合させ、この状態で前記と逆の操作を行えばよい。こ
の場合にも軸心のずれなどを生じることがなく、機器破
損の虞れなく、安全かつ能率よく作業することができ
る。
【0048】また、本実施例の管体支持装置1,1´
は、管体Aの下方で支持を行うので、テント等の囲いの
設置に何ら妨げとならない。したがって、天候の状態に
応じて囲いを設置しておくことができるので、作業途中
での天候悪化等にも容易に対処することができる。
【0049】なお、以上の実施例では変電所用ガス絶縁
開閉装置を構成する管体の接続等について説明したが、
本発明はこれに限らず、各種鋼管等の接続・離脱等に適
用することができる。
【0050】また、本発明の管体支持装置は、図示しな
いが同装置自体に取付けた移動用車輪、または他の台車
への搭載等によって移動することができる。
【0051】さらに前記実施例では一対の管体支持装置
1,1´を用いた例を説明したが、本発明はこれに限ら
れない。例えば管体Aが短い場合などは、図1,2に示
す一の管体支持装置1のみを使用して管体支持を行うこ
とが可能である。逆に、管体Aが長い場合には、図1,
2に示す一の管体支持装置1を1台、また図3,4に示
す他の管体支持装置1´を2台以上使用して管体支持を
行うことも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、機器配
置場所が狭隘であったり床面が傾斜していても、管体を
設置部の床上から定レベルで支持でき、芯ずれ等を生じ
たり高度の熟練を必要とすることなく、容易かつ確実
に、しかも能率よく安全に、また雨天時等でも囲いによ
る被覆を容易に設置して、管体の接続や離脱が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における管体支持装置を示す
正面図。
【図2】同実施例の管体支持装置を一部断面で示す平面
図。
【図3】同実施例における管体支持装置の他の構成例を
一部断面で作用とともに示す図。
【図4】図3の側面図。
【図5】同実施例による作用説明図。
【符号の説明】
1,1´ 管体支持装置 2 ジャッキ 2b 着座部材 3 基枠 4,8 ガイドレール 5,9 車輪 6 下台車 7 ターンテーブル 10 上台車 11 管体支持ローラ 14 ねじ送り機構 A 管体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角度可変な着座部材を有する複数のジャ
    ッキで支持され高さおよび水平度の調節が可能とされた
    平坦な基枠と、この基枠の対向する側部に設けられた平
    行なガイドレールに車輪を介して水平移動可能に搭載さ
    れた下台車と、この下台車に設けられ垂直軸心周りで回
    転可能なターンテーブルと、このターンテーブル上に設
    けられた平行なガイドレールに車輪を介して水平移動可
    能に搭載された上台車と、この上台車に設けられ支持す
    べき管体の外周面をその管体の軸心の両側下方で転接支
    持する管体支持ローラとを備えたことを特徴とする管体
    支持装置。
  2. 【請求項2】 下台車および上台車が、これらを支持す
    るガイドレール方向に沿い、ねじ送り機構によってそれ
    ぞれ移動量調整可能とされている請求項1に記載の管体
    支持装置。
  3. 【請求項3】 下台車および上台車が、これらを支持す
    るガイドレール方向に沿い、それぞれ一定範囲移動自在
    とされている請求項1に記載の管体支持装置。
  4. 【請求項4】 管体の軸方向一端側を接続対象物に対し
    て進退させて接合・離脱させる管体の接合・離脱方法に
    おいて、請求項2に記載の管体支持装置1台を前記接続
    対象物に近い位置に、また請求項3に記載の管体支持装
    置1台または2台以上を前記接続対象物から遠い位置に
    それぞれ配置するとともに、前記各管体支持装置の下台
    車の移動方向を管体の軸心に沿わせ、この状態で管体支
    持ローラ上に管体を支持させて請求項2に記載の管体支
    持装置のねじ送り機構を操作して管体の接続・離脱を行
    うことを特徴とする管体の接続・離脱方法。
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