JPH07164908A - 車両用駆動装置 - Google Patents

車両用駆動装置

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JPH07164908A
JPH07164908A JP31628193A JP31628193A JPH07164908A JP H07164908 A JPH07164908 A JP H07164908A JP 31628193 A JP31628193 A JP 31628193A JP 31628193 A JP31628193 A JP 31628193A JP H07164908 A JPH07164908 A JP H07164908A
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JP
Japan
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differential
drive
vehicle
motor
suppression
Prior art date
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JP31628193A
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English (en)
Inventor
Isao Toda
功 任田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジン駆動力が差動機構およびこれに連結さ
れた1対のドライブシャフトを介して左右の車輪に伝達
されるように構成された車両用駆動装置において、上記
差動機構の差動を抑制する差動抑制機構として粘性クラ
ッチを用いた場合における差動発生初期の差動抑制の応
答性を向上させる。 【構成】 各ドライブシャフト22L、22Rに、差動
機構(プラネタリギヤ20)が差動したとき該差動を抑
制する方向の駆動トルクを所定時間該ドライブシャフト
22L、22Rに付与するモータを各々配設し、これに
より、差動発生初期における粘性クラッチ32による差
動抑制をアシストする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動力源からの駆動力
が差動機構およびこれに連結された略車幅方向に延びる
1対のドライブシャフトを介して左右1対の車輪に伝達
されるように構成された車両用駆動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジン等の駆動力源で発生し
た駆動力は、クラッチ、トランスミッション等を介して
差動機構に伝達された後、該差動機構からこれに連結さ
れた略車幅方向に延びる1対のドライブシャフトを介し
て左右1対の車輪に伝達されるようになっているが、上
記差動機構により無制限な差動が行われるとタイヤスタ
ック時における片輪の空転あるいは悪路での走行性低下
やコーナリング性能低下等の不都合が生じる。
【0003】このため従来より、上記差動機構の差動を
抑制する差動抑制機構を備えた車両用駆動装置の提案が
なされている。例えば、特開昭62−253532号公
報には、差動抑制機構として粘性クラッチを用いたもの
が開示されており、また、特開昭62−110531号
公報および特開昭64−4530号公報には、差動抑制
機構として摩擦板クラッチを用いたものが開示されてい
る。
【0004】これら差動抑制機構のうち粘性クラッチ
は、差動機構の差動に伴って生じる粘性流体の剪断応力
による粘性抵抗を利用して該差動を抑制するものである
ため、差動量が大きくなるに従って自動的に大きな差動
抑制トルクが得られ、しかもその変化は滑らかであり、
差動抑制機構として好ましい特性を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、粘性クラッチ
は、上記のように粘性抵抗により該差動を抑制するもの
であるため、応答性があまり良くないという問題があ
る。すなわち、粘性クラッチは、図6に示すように、上
記差動量が小さい間は該差動量の増大に対して差動抑制
トルクが緩やかに増大する一方、差動量がある値(10
rpm程度)以上になると差動抑制トルクが急激に増大
する特性を有している。このため、粘性クラッチにおい
ては、差動量が小さい差動発生初期は差動抑制トルクを
十分に発揮させることができないという問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、差動抑制機構として粘性クラッチを用
いた場合における差動発生初期の差動抑制の応答性を向
上させることができる車両用駆動装置、あるいはさら
に、差動抑制機構として粘性クラッチを用いることなし
に、該粘性クラッチを用いた場合の利点を生かしつつ粘
性クラッチを用いた場合の欠点を解消することができる
車両用駆動装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用駆動
装置は、粘性クラッチによる差動抑制をアシストするモ
ータあるいは粘性クラッチに代わって差動抑制作用を果
たすモータをドライブシャフトに配設することにより、
上記目的達成を図るようにしたものである。
【0008】すなわち、本発明は、駆動力源からの駆動
力が差動機構および該差動機構に連結された略車幅方向
に延びる1対のドライブシャフトを介して左右1対の車
輪に伝達されるように構成された車両用駆動装置を前提
とするものであって、請求項1記載の発明は、前記差動
機構に、該差動機構の差動を該差動に伴って生じる粘性
抵抗により抑制する粘性クラッチが配設されており、前
記各ドライブシャフトに、前記差動機構が差動したとき
該差動を抑制する方向の駆動トルクを所定時間該ドライ
ブシャフトに付与するモータが各々配設されている、こ
とを特徴とするものであり、請求項2記載の発明は、前
記1対のドライブシャフトのうち少なくとも一方に、該
ドライブシャフトの回転トルクを増減制御するモータが
配設されている、ことを特徴とするものである。
【0009】上記「駆動力源」は、典型的にはエンジン
であるが、特に限定されるものではなく、モータその他
の駆動力源であってもよい。
【0010】
【発明の作用および効果】上記構成に示すように、請求
項1記載の発明においては、差動機構に、該差動機構の
差動を該差動に伴って生じる粘性抵抗により抑制する粘
性クラッチが配設されており、各ドライブシャフトに、
差動機構が差動したとき該差動を抑制する方向の駆動ト
ルクを所定時間該ドライブシャフトに付与するモータが
各々配設されているので、上記「所定時間」を適宜設定
することにより、差動発生初期は粘性クラッチの粘性抵
抗および各モータにより付与される駆動トルクにより所
要の差動抑制を行うことができ、その後は粘性クラッチ
の粘性抵抗のみにより所要の差動抑制を行うことができ
る。
【0011】したがって、請求項1記載の発明によれ
ば、差動抑制機構として粘性クラッチを用いた場合にお
ける差動発生初期の差動抑制の応答性を向上させること
ができる。特に、高速走行時に横風等を受けて車両の進
路が乱れた場合のように、左右輪の回転速度差(すなわ
ち差動量)が比較的少なく、粘性クラッチによる差動抑
制作用が得られにくい場合においても、上記各モータの
アシストにより十分な差動抑制作用を得ることができる
ので、高速走行時の車両走行安定性を高めることができ
る。
【0012】また、請求項1記載の発明においては、上
記1対のモータを差動発生初期における粘性クラッチの
差動抑制のアシスト手段としてのみ用いるようになって
いるので、あまり大きなモータ出力は必要でなく、この
ため比較的小型のモータで上記作用効果を得ることがで
きる。
【0013】請求項2記載の発明においては、1対のド
ライブシャフトのうち少なくとも一方に、該ドライブシ
ャフトの回転トルクを増減制御するモータが配設されて
いるので、このモータによる回転トルク増減制御を適宜
行うことにより、所要の差動抑制を行うことができる。
【0014】この場合のモータによる回転トルク増減制
御は、請求項1記載の発明のように差動発生初期の粘性
クラッチによる差動抑制作用のアシストのみを行うとい
う性格のものではなく、差動発生から差動消滅まで常時
差動抑制を行うものとなるが、この差動抑制はモータを
用いるものであるため、粘性クラッチによる差動抑制と
同様、摩擦板クラッチ等を用いて差動抑制を行うのに比
して差動増大に対する差動抑制トルクの変化を滑らかに
維持しつつ差動抑制を行うことができる。
【0015】したがって、請求項2記載の発明によれ
ば、差動抑制機構として粘性クラッチを用いることなし
に、該粘性クラッチを用いた場合の利点を生かしつつ粘
性クラッチを用いた場合の欠点を解消することができ
る。
【0016】この場合において、上記モータは、1対の
ドライブシャフトのうち一方に設けられていれば、該モ
ータに差動抑制方向の駆動トルク(正回転駆動トルクあ
るいは逆回転駆動トルク)を付与することにより差動抑
制機能を果たすことが可能であるが、請求項3に記載し
たように、上記モータが各ドライブシャフトに各々配設
された構成とすれば、さらに次のような作用効果を得る
ことができる。すなわち、車両加速時において両モータ
により両ドライブシャフトの回転トルクを増大させるよ
うにすれば加速性能を高めることができ、一方、車両減
速時において両モータにより両ドライブシャフトの回転
トルクを減少させるようにすれば制動性能を高めること
ができる。また、その際、請求項4に記載したように、
上記モータが回生制動機能を有する電気モータからなる
構成とすれば、車両減速時にその回生制動機能を発揮さ
せることにより、制動性能向上効果のみならずエネルギ
回収効果をも得ることができる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
【0018】図1は、本発明に係る車両用駆動装置の第
1実施例を示す全体構成図である。
【0019】図示のように、本実施例に係る車両用駆動
装置は、左右の前輪12FL、12FRを車体前部に配
されたエンジン14により駆動するFF式の車両におけ
る駆動装置であって、エンジン14で発生した駆動力
は、クラッチ16、トランスミッション18を介して差
動機構20に伝達された後、該差動機構20からこれに
連結された略車幅方向に延びる1対の第1ドライブシャ
フト22L、22Rおよび第2ドライブシャフト24
L、24Rを介して前輪12FL、12FRに伝達され
るようになっている。
【0020】上記第1ドライブシャフト22L、22R
は、差動機構20の車幅方向両側において車幅方向に延
びる一直線上に位置するよう車体に支持されており、こ
れら第1ドライブシャフト22L、22Rに連結された
第2ドライブシャフト24L、24Rは、前輪12F
L、12FRのバンプ・リバウンドに伴って上下に揺動
可能とされている。
【0021】上記差動機構20は、サンギヤ26、リン
グギヤ28およびプラネタリキャリア30からなるプラ
ネタリギヤで構成されており、トランスミッション18
からリングギヤ28へ入力された駆動力は、サンギヤ2
6とプラネタリキャリア30とに分配されて左右の第1
ドライブシャフト22L、22Rへ各々分配されて伝達
され、その際、これら第1ドライブシャフト22L、2
2R間にトルク負荷の差異が生じている場合には、該プ
ラネタリギヤ20の差動により、第1ドライブシャフト
22L、22R間に回転速度差を付与するようになって
いる。
【0022】上記プラネタリギヤ20には、該プラネタ
リギヤ20の差動を抑制する差動抑制機構32として粘
性クラッチが配設されている。この粘性クラッチ32
は、リングギヤ28と連れ回るデフ側プレート34と右
側の第1ドライブシャフト22Rと連れ回るシャフト側
プレート36との間に粘性流体が充填されてなり、デフ
側プレート34とシャフト側プレート36との回転差が
大きくなるに従って粘性流体の抵抗が増大して差動抑制
トルクを発生するようになっている。
【0023】また、上記各第1ドライブシャフト22
L、22Rには、粘性クラッチ32の差動抑制作用をア
シストするためのモータ38L、38Rが各々配設され
ている。これらモータ38L、38Rは、コントローラ
40により駆動制御されるようになっている。このコン
トローラ40には、各前輪12FL、12FRの回転速
度を検出する車輪速センサ42L、24Rからの検出信
号が入力されるようになっている。上記コントローラ4
0には、また、エンジン回転速度、スロットル開度、車
速、ハンドル舵角、ブレーキペダル踏込み量、変速ギヤ
位置等の車両走行状態を示す各種信号が入力されるよう
になっている。
【0024】上記粘性クラッチ32は、上記差動量が小
さい間は該差動量の増大に対して差動抑制トルクが緩や
かに増大する一方、差動量がある値(10rpm程度)
以上になると差動抑制トルクが急激に増大する特性を有
しており、このため差動量が小さい差動発生初期は差動
抑制トルクを十分に発揮させることができないことに鑑
み、上記モータ38L、38Rによる粘性クラッチ32
の差動抑制作用アシストは、差動発生初期において行わ
れるようになっている。すなわち、上記コントローラ4
0は、前輪12FLおよび12FRの回転速度検出信号
から第1ドライブシャフト22Lと22Rとの間に回転
速度差(すなわちプラネタリギヤ20の差動)が発生し
たと判定すると、その後所定時間は該差動を抑制する方
向の駆動トルクを第1ドライブシャフト22L、22R
に付与するよう、モータ38L、38Rを駆動制御する
ようになっている。
【0025】その際、上記コントローラ40は、モータ
38L、38Rから第1ドライブシャフト22L、22
Rに付与される駆動トルクの大きさを、図2に斜線で示
すように、差動発生直後の差動抑制トルクを時間経過と
共に直線的に上昇させるような値に設定するようになっ
ている。この値は、車両走行状態によって異なったもの
となるが、通常、第1ドライブシャフト22L、22R
への駆動トルク付与方向は互いに逆方向になる。もっと
も、第1ドライブシャフト22L、22Rへの駆動トル
ク付与方向を互いに同方向にした場合であってもその駆
動トルクの大きさを異なった大きさにすることにより同
様の作用を得ることができる。
【0026】以上詳述したように、本実施例において
は、プラネタリギヤ20に、該プラネタリギヤ20の差
動を該差動に伴って生じる粘性抵抗により抑制する粘性
クラッチ32が配設されており、各第1ドライブシャフ
ト22L、22Rに、プラネタリギヤ20が差動したと
き該差動を抑制する方向の駆動トルクを所定時間第1ド
ライブシャフト22L、22Rに付与するモータ38
L、38Rが各々配設されているので、上記「所定時
間」を適宜設定することにより、差動発生初期は粘性ク
ラッチ32の粘性抵抗および各モータ38L、38Rか
ら付与される駆動トルクにより所要の差動抑制を行うこ
とができ、その後は粘性クラッチ32の粘性抵抗のみに
より所要の差動抑制を行うことができる。
【0027】したがって、本実施例によれば、差動抑制
機構として粘性クラッチ32を用いた場合における差動
発生初期の差動抑制の応答性を向上させることができ
る。
【0028】特に、高速走行時に横風等を受けて車両の
進路が乱れた場合のように、左右前輪12FL、12F
Rの回転速度差(すなわち差動量)が比較的少なく、粘
性クラッチ32による差動抑制作用が得られにくい場合
においても、上記各モータ38L、38Rのアシストに
より十分な差動抑制作用を得ることができるので、高速
走行時の車両走行安定性を高めることができる。
【0029】また、本実施例によれば、上記1対のモー
タ38L、38Rを差動発生初期における粘性クラッチ
32の差動抑制のアシスト手段としてのみ用いるように
なっているので、あまり大きなモータ出力は必要でな
く、このため比較的小型のモータで上記作用効果を得る
ことができる。
【0030】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0031】図3は、本実施例に係る車両用駆動装置を
示す全体構成図である。
【0032】図示のように、本実施例の基本的構成は第
1実施例と同様であるが、粘性クラッチ32が設けられ
ていない点および左側の第1ドライブシャフト22Lに
のみモータ44が設けられている点が異なり、さらに該
モータ44に対して行われるコントローラ40の駆動制
御の内容が異なっている。
【0033】すなわち、本実施例においては、上記コン
トローラ40によりモータ44に差動抑制方向の駆動ト
ルク(正回転駆動トルクあるいは逆回転駆動トルク)を
付与し、これにより第1ドライブシャフト22Lの回転
トルクを増減制御することにより、図4に示すように、
第1実施例において粘性クラッチ32およびモータ38
L、38Rを併用して行っていた所要の差動抑制制御を
行うようになっている。
【0034】この場合のモータ44による第1ドライブ
シャフト22Lの回転トルク増減制御は、第1実施例の
ように差動発生初期の粘性クラッチ32による差動抑制
作用のアシストを行うという性格のものではなく、差動
発生から差動消滅まで常時差動抑制を行うものとなるた
め、第1実施例のモータ38L、38Rに比して大きな
モータ出力が必要となり、このため比較的大型のモータ
なるが、粘性クラッチおよびモータ1個が不要になるた
め、全体としてコンパクトな構成で所要の差動抑制を行
うようにすることができる。
【0035】また、本実施例においては、上記差動抑制
をモータにより行うようになっているので、粘性クラッ
チによる差動抑制と同様、摩擦板クラッチ等を用いて差
動抑制を行うのに比して差動増大に対する差動抑制トル
クの変化を滑らかに維持しつつ差動抑制を行うことがで
きる。
【0036】したがって、本実施例によれば、差動抑制
機構として粘性クラッチを用いることなしに、該粘性ク
ラッチを用いた場合の利点を生かしつつ粘性クラッチを
用いた場合の欠点を解消することができる。
【0037】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0038】図5は、本実施例に係る車両用駆動装置を
示す全体構成図である。
【0039】図示のように、本実施例の基本的構成は第
2実施例と同様であるが、左右の第1ドライブシャフト
22L、22Rにモータ46L、46Rが各々配設され
ている点が異なり、さらに各モータ46L、46Rに対
して行われるコントローラ40の駆動制御の内容が異な
っている。
【0040】すなわち、本実施例においては、モータ4
6L、46Rにより第1ドライブシャフト22L、22
Rの回転トルクを各々増減制御することにより、上記所
要の差動抑制を行うのみならず、必要に応じて、車両加
速時には両モータ46L、46Rの駆動トルクを増大さ
せることにより加速性能を高め、一方、車両減速時には
両モータ46L、46Rの駆動トルクを減少させること
により、制動性能を高めるようになっている。
【0041】このように本実施例によれば、第2実施例
に比してモータが1個余分に必要となるが、所要の差動
抑制に加えて加減速時の走行性能向上を図ることができ
る。
【0042】以上の各実施例におけるモータは、電気モ
ータであっても油圧モータであっても同様の作用効果を
得ることができるが、第3本実施例におけるモータ46
L、46Rを回生制動機能を有する電気モータからなる
構成とすれば、車両減速時にその回生制動機能を発揮さ
せることにより、制動性能向上効果のみならずエネルギ
回収効果をも得ることができる。
【0043】また、上記各実施例においては差動機構と
してプラネタリギヤを用いたが、ベベルギヤ等の他の機
構により差動機構を構成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用駆動装置の第1実施例を示
す全体構成図
【図2】第1実施例の作用を示すグラフ
【図3】本発明に係る車両用駆動装置の第2実施例を示
す全体構成図
【図4】第2実施例の作用を示すグラフ
【図5】本発明に係る車両用駆動装置の第3実施例を示
す全体構成図
【図6】差動機構の差動量と差動抑制トルクとの関係を
示す一般的なグラフ
【符号の説明】
12FL 左前輪 12FR 右前輪 14 エンジン(駆動力源) 20 プラネタリギヤ(差動機構) 22L、22R 第1ドライブシャフト 24L、24R 第2ドライブシャフト 32 粘性クラッチ(差動抑制機構) 38L、38R モータ 40 コントローラ 44 モータ 46L、46R モータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力源からの駆動力が差動機構および
    該差動機構に連結された略車幅方向に延びる1対のドラ
    イブシャフトを介して左右1対の車輪に伝達されるよう
    に構成された車両用駆動装置において、 前記差動機構に、該差動機構の差動を該差動に伴って生
    じる粘性抵抗により抑制する粘性クラッチが配設されて
    おり、 前記各ドライブシャフトに、前記差動機構が差動したと
    き該差動を抑制する方向の駆動トルクを所定時間該ドラ
    イブシャフトに付与するモータが各々配設されている、
    ことを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動力源からの駆動力が差動機構および
    該差動機構に連結された略車幅方向に延びる1対のドラ
    イブシャフトを介して左右1対の車輪に伝達されるよう
    に構成された車両用駆動装置において、 前記1対のドライブシャフトのうち少なくとも一方に、
    該ドライブシャフトの回転トルクを増減制御するモータ
    が配設されている、ことを特徴とする車両用駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記モータが前記各ドライブシャフトに
    各々配設されている、ことを特徴とする請求項2記載の
    車両用駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記モータが回生制動機能を有する電気
    モータからなる、ことを特徴とする請求項3記載の車両
    用駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記左右1対の車輪が前輪であり、前記
    駆動力源が車体前部に配設されている、ことを特徴とす
    る請求項1、2、3または4記載車両用駆動装置。
JP31628193A 1993-12-16 1993-12-16 車両用駆動装置 Pending JPH07164908A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014503758A (ja) * 2010-11-16 2014-02-13 ボルグワーナー トルクトランスファー システムズ エービー 電気アクスル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014503758A (ja) * 2010-11-16 2014-02-13 ボルグワーナー トルクトランスファー システムズ エービー 電気アクスル

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