JPH0716487Y2 - 車両用空気吹出口装置 - Google Patents

車両用空気吹出口装置

Info

Publication number
JPH0716487Y2
JPH0716487Y2 JP1989032452U JP3245289U JPH0716487Y2 JP H0716487 Y2 JPH0716487 Y2 JP H0716487Y2 JP 1989032452 U JP1989032452 U JP 1989032452U JP 3245289 U JP3245289 U JP 3245289U JP H0716487 Y2 JPH0716487 Y2 JP H0716487Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
retainer
side wall
air outlet
barrel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989032452U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02123416U (ja
Inventor
広志 菱沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Industries Corp filed Critical Kojima Industries Corp
Priority to JP1989032452U priority Critical patent/JPH0716487Y2/ja
Publication of JPH02123416U publication Critical patent/JPH02123416U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0716487Y2 publication Critical patent/JPH0716487Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両用空気吹出口装置に係わるものである。
[従来技術] 第6図及び第7図に基づき従来の車両用空気吹出口装置
について説明する。
図において、101は車両の内装部材に配設され車室内に
向かって開口し、空気吹出口を形成するリテーナであ
る。102は、その回動軸102aを介して前記リテーナ101に
穿設された孔101bに回動自在に支持されているバレルで
ある。該バレル102は自身の回動若しくは図示しない風
向変更板を操作することにより風向を変更する。またバ
レル102はその両側壁部102bがバレルの上下壁102cの後
端部より更に後方に延出している。
103は空気吹出口装置の意匠面を形成するベゼルであ
る。
ここにおいて、前記バレル102に側壁部102bの内壁面と
前記リテーナ101の側壁部101aの内壁面とは、吹出空気
Bの流れをスムーズにするため、面一となっている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のように構成された車両用空気吹出
口装置においては、以下のような問題点が生ずる。
すなわち、第7図に示されるようにリテーナ101の側壁1
01aの内壁面に沿って流れる吹出空気Bがバレル102の側
壁102bの内壁側に至る際にリテーナ101とバレル102との
間の隙間106と直交するように吹出していくため、該隙
間106に存在する空気Cを吸い出す現象が起きる。これ
により、異音が発生し、車両乗員に不快感を与えるとい
う問題点があった。
[本考案の目的] 前記問題点に鑑み、本考案は吹出空気がスムーズに流れ
るとともに、吸い出し現象がおこることのない、すなわ
ち騒音の発生することのない車両用空気吹出口装置を提
供することを目的としている。
[問題点を解決する手段] 上記の目的を解決するため、本考案は以下のように構成
されている。
すなわち、車両の内装部材内部に配置され、車室内に向
かって開口する空気吹出口を形成するリテーナと、該リ
テーナ内部に一軸回りに回動可能に設けられ、空気の吹
出方向を制御するバレルとから構成される車両用空気吹
出口装置において、前記バレルの側壁がその上下壁より
車両前方向に延出していると共に、リテーナと協働し
て、側壁先端部を収容する溝部を形成すると共に、吹き
出し空気をバレル内部に導く突部がリテーナ側壁に形成
されている車両用空気吹出口装置とした。
[作用・効果] 本考案は前記の用に構成されているため、吹出空気はリ
テーナの側壁の内壁面からバレルの内壁面にスムーズに
流れ込むとともに、リテーナとバレルとの間に存在する
空気が吸い出されることがなくなる。これにより、車両
乗員に不快感を与える風切音、吸い出し音が共に発生す
ることがなくなり、極めて使用性に優れたものとなる。
[実施例] 以下、本考案に係わる実施例について図面に基づき詳細
に説明する。
第1図乃至第4図は本考案の一実施例に係わるものであ
る。図において、1は自動車のインスツルメントパネル
等の内装部材に配設され、車室内に向かって開口し、空
気吹出口を形成するリテーナである。該リテーナ1には
後述するバレル2を回動自在に支持する孔1eが穿設され
ている。また、リテーナ1の側壁1aと側壁1cとが交差す
る角には突部1dが側壁1aと平行に車室内に向かって形成
されている。
2は、前記リテーナ1に穿設された孔1eにその回動軸2a
を介してリテーナ1に回動自在に設けられ、自身の回動
若しくは図示しない風向変更板を操作することにより風
向を制御するバレルである。バレル2はその側壁2bが、
バレル2の上下壁2cの後端部よりもさらに車両前方向に
延出している。また、該側壁2bは、前記リテーナ1の側
壁1b,1cと突部1dにより形成された溝部4に移動可能に
収容されている。
3は、空気吹出口の意匠面を形成するベゼルである。
次に上述のように構成された本考案に係わる車両用空気
吹出口装置の作用について第4図に基づいて説明する。
リテーナ1の側壁1aの内壁面に沿って流れる吹出空気W1
は突部1dのテーパ面に沿ってバレル2の側壁2bの内壁面
に流れていく。そのため、溝部4に存在する空気が吸い
出される現象は起こることがない。これにより吹出空気
W1の流れがスムーズであるとともに、吸い出し現象によ
る異音の発生を防止できるという効果を奏することがで
きる。
以上本考案について説明をしてきたが、本考案は前記の
図示した構成に限定されるものではない。
例えば第5図のような構成としてもよい。
本実施例においては、リテーナ11の側壁11aの内側壁バ
レル12の側壁12dの内側壁が略面一となっており、吹出
空気W2の流れがよりスムーズとなる。同時に、溝部14に
存在する空気が吸い出される現象が起こらないことは言
うまでもない。その他の構成は先の実施例と同一である
ため、その符号に10を加えることによりその詳しい説明
は省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係わる車両用空気吹出口
装置の外観を示す斜視図、 第2図は、第1図のII−II線に沿った断面図、 第3図は、囲い部5を示す一部切欠き斜視図、 第4図は、本考案の作用を示す一部拡大断面図、 第5図は、本考案の別の作用を示す一部拡大断面図、 第6図は、従来の車両用空気吹出口装置の断面図、 第7図は、第6図中A部の一部拡大断面図である。 1,11,101……リテーナ 1a,1b,1c,11a,11b,11c……リテーナ側壁 1d,11d……突部 2,12,102……バレル 2b,12b……バレル側壁 4,14……溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の内装部材内部に配置され、車室内に
    向かって開口する空気吹出口を形成するリテーナと、 該リテーナ内部に一軸回りに回動可能に設けられ、空気
    の吹出方向を制御するバレルとから構成される車両用空
    気吹出口装置において、 前記バレルの側壁がその上下壁より車両前方向に延出し
    ている共に、 リテーナの側壁と協働して、該バレルの側壁先端部を収
    容する溝部を形成すると共に、吹き出し空気をバレル内
    部に導く突部がリテーナ側壁に形成されていることを特
    徴とする車両用空気吹出口装置。
JP1989032452U 1989-03-22 1989-03-22 車両用空気吹出口装置 Expired - Lifetime JPH0716487Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989032452U JPH0716487Y2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 車両用空気吹出口装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989032452U JPH0716487Y2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 車両用空気吹出口装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02123416U JPH02123416U (ja) 1990-10-11
JPH0716487Y2 true JPH0716487Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=31258948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989032452U Expired - Lifetime JPH0716487Y2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 車両用空気吹出口装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716487Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230599A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用吹出しグリル
JP6644419B2 (ja) * 2016-02-24 2020-02-12 マレリ株式会社 エア吹出部構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5914669Y2 (ja) * 1979-11-21 1984-04-28 日産自動車株式会社 ベンチレ−シヨングリル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02123416U (ja) 1990-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0317051B2 (ja)
JP2002238809A (ja) 吸引・送風装置のモード切換機構
JPH0716487Y2 (ja) 車両用空気吹出口装置
JP2002067679A (ja) 空調用吹出口装置
JP2009154660A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置の配設構造
JP2007076481A (ja) 車両のレジスタ構造
JPH1191448A (ja) グローブボックス構造
JP3248143U (ja) 塗装ブース
JP2006132789A (ja) 風向き調整機構およびそれを備えた空気調和機
KR20070047130A (ko) 차량용 에어벤트의 윙 노브 구조
JP4117764B2 (ja) 自動車用換気装置
JP2886736B2 (ja) 送風用レジスタ
JP2007246034A (ja) 連結ダクト部材
JPS5845Y2 (ja) 空気吹出し装置における開閉機構
JP2020040598A (ja) 車両用空調装置
JP3365605B2 (ja) インストルメントパネル
JPH0712836Y2 (ja) 風向調整装置
JP4385837B2 (ja) 空調用レジスタ
JPH0769035A (ja) 車両用送風ユニット
JP3354833B2 (ja) 空気調和構造及び空気吹出用パーテション
JPS6244264Y2 (ja)
JPH0880731A (ja) 自動車用レジスタ
JPS6344253Y2 (ja)
JPH0125237Y2 (ja)
JPH07104035B2 (ja) 空調用グリル