JPH07164832A - タイヤ - Google Patents

タイヤ

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JPH07164832A
JPH07164832A JP5315436A JP31543693A JPH07164832A JP H07164832 A JPH07164832 A JP H07164832A JP 5315436 A JP5315436 A JP 5315436A JP 31543693 A JP31543693 A JP 31543693A JP H07164832 A JPH07164832 A JP H07164832A
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    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費者のニーズに応えることができるバラエ
ティに富み、且つ耐久性ある模様が施されたタイヤを提
供する。 【構成】 タイヤのサイドウォール部10は、黒色ゴム
からなるサイドウォールマトリックス11aと、前記サ
イドウォールマトリックス11aに明彩色ゴムを混在さ
せてなる模様部11bとを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイドウォール表面
に、明彩色ゴムからなる模様を有するタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サイドウォール表面が明彩色ゴム
からなる模様によって装飾されたタイヤとして、サイド
ウォール表面に明彩色ゴムからなる文字やラインを施し
たタイヤがある。例えば、図6に示すようなホワイトラ
インの模様が入ったタイヤは、サイドウォールゴムをベ
ルト状に押出すとともに明彩色ゴムを同軸に押出して、
黒色ゴム部1と明彩色ゴム部2とが組合されてなるベル
ト表面に、さらに被覆用の黒色ゴム層3を積層してなる
ゴムベルトを、サイドウォール部5として生タイヤを成
形し、さらにこれを加硫した後、グラインダーを用いて
被覆用の黒色ゴム層3をタイヤ周面に沿ってバフ加工し
て明彩色ゴムからなるライン4を露出させることにより
製造される。
【0003】また、明彩色ゴムからなる文字を施す場合
も同様の方法で製造される。すなわち、ベルト状の黒色
ゴム層に明彩色ゴム層を埋設し、この明彩色ゴム層表面
に被覆用の黒色ゴム層を積層してなるゴムベルトをサイ
ドウォールに用いて、所定位置に文字を彫り込んだモー
ルドで生タイヤを成形し、加硫する。成形加硫したタイ
ヤは文字の部分がサイドウォール表面から突出している
ので、この突出部分をグラインダーでバフして被覆用の
黒色ゴム層を除去すると、内部の明彩色ゴム層が文字の
形となって露出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホワイトライ
ンや文字では、デザイン的に単調なため、もっと複雑且
つ多種多様な模様が求められていた。一方、上記製造方
法によれば、模様のデザインは画一化されやすいため、
購買者、特に若者のバラエティに富んだ要求に応えにく
い。
【0005】所望のデザインを施す方法として、実開昭
58−56602号公報に、上記のように明彩色ゴムを
埋設した黒色ゴムベルトをサイドウォール部に用いて成
形加硫したタイヤのサイドウォール表面を、トレッド部
の溝を切り出すための電熱ナイフ等を用いて所望のデザ
インを彫り込むことにより、内部の明彩色ゴム層を露出
させて模様を形成する方法が提案されている。しかしな
がら、サイドウォール表面全体にわたって形成される模
様、例えば木目調や大理石調の模様を施すような場合、
このような方法では面倒である。
【0006】本発明は、このような技術的背景に基づい
てなされたものであり、その目的とするところは、消費
者のニーズに応えることができるバラエティに富み、且
つ耐久性ある模様が施されたタイヤを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のタイヤは、タイ
ヤのサイドウォール部10が、黒色ゴムからなるサイド
ウォールマトリックス11aと前記サイドウォールマト
リックス11aに明彩色ゴムを混在させてなる模様部1
1bとを有することを特徴とする。前記サイドウォール
マトリックス11aを構成する黒色ゴムとしては、ゴム
成分100重量部中、ジエン系ゴムを20〜70重量
部、並びにハロゲン化ブチルゴム及びEPDMの少なく
ともいずれか一方又は両者の合計を30〜80重量部を
含有し、且つ汚染性老化防止剤が配合されていない非汚
染性黒色ゴム材料を用いることが好ましい。
【0008】また、前記模様部11bを構成する明彩色
ゴムは、ゴム成分100重量部中、ジエン系ゴムを20
〜60重量部、ハロゲン化ブチルゴムを20重量部以
上、及びEPDMを20重量部以上含有することが好ま
しい。
【0009】
【実施例】図1は、本発明のタイヤの一実施例を示して
いる。図1において、10はサイドウォール部で、タイ
ヤのサイドウォール部分を形成し、カーカスゴム部9上
に設けられている。このサイドウォール部10は、黒色
ゴムからなるサイドウォールマトリックス11aと、サ
イドウォールマトリックス11aに明彩色ゴムを混在さ
せてなる模様部11bとからなる。
【0010】サイドウォールマトリックス11aを構成
する黒色ゴムは、模様部11bを構成している明彩色ゴ
ムに対して非汚染性で、且つ耐候性、耐オゾン性に優れ
るゴムを用いる必要がある。具体的には、ジエン系ゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EP
DM)、及びハロゲン化ブチルゴムの組合せ;ジエン系
ゴムとハロゲン化ブチルゴムとの組合せ;ジエン系ゴム
とEPDMとの組合せのうちのいずれかのゴム成分に、
充填剤としてカーボンブラックを配合し、且つ汚染性老
化防止剤が配合されていない黒色ゴム材料(以下、これ
を「非汚染性黒色ゴム材料」という)が用いられる。さ
らに詳述すると、ゴム成分100重量部中、ジエン系ゴ
ム20〜70重量部、並びにハロゲン化ブチルゴム及び
EPDMの単独又は両方で30重量部以上、好ましくは
50〜80重量部含有する。ジエン系ゴムとしては、天
然ゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレンゴ
ムなどが用いられる。
【0011】ここで、汚染性老化防止剤とは、アミン系
老化防止剤やカルバメート系老化防止剤等の汚染性のあ
る老化防止剤をいい、隣接した模様部11bに移行して
模様部11bの明彩色ゴムを汚染することから配合され
ない。また、ハロゲン化ブチルゴム及びEPDMの重量
比が30重量部未満では耐候性、耐オゾン性に劣ること
になり、一方、ハロゲン化ブチルゴム及びEPDMの重
量比が80重量部を越えると、相対的にジエン系ゴムが
少なくなることから、耐屈曲性が低下し、タイヤとして
の耐久性に劣る。
【0012】サイドウォールマトリックス11a用のゴ
ム材料について具体例に基づいて説明する。天然ゴム
(NR)、ブタジエンゴム(BR)、EPDM、塩素化
ブチルゴム(Cl−IIR)を各々表1に示す量だけ配
合してゴム成分100重量部とし、これに表2に示す各
添加剤を各量配合して、表1に示すゴム組成物No.1
〜8を得た。これらのうち、ゴム組成物No.3〜6
が、本発明に係るゴム組成物(実施例)である。ゴム組
成物No.1〜8について、300%モジュラス、引張
強さ、耐屈曲性、耐オゾン性(静的、動的)、及び本発
明に係る明彩色ゴムとの接着性を調べた。結果を併せて
表1に示す。尚、表1において、引張強さは、上記ゴム
組成物から加硫ゴム試験片を作成し、これを引張試験し
て破断したときの引張強さで表示する。耐屈曲性は、作
成した加硫ゴム試験片に2mmのき裂を入れ、繰り返し
屈曲(1万回)を行ったときのき裂に対する抵抗性を測
定し、抵抗性大(○)、抵抗性小(×)の2段階で評価
した。耐オゾン性(静的)は、加硫ゴム試験片につい
て、40℃、オゾン濃度50pphm条件下でオゾン劣
化試験を行い、生じたき裂の程度をJIS K6301
に準じて評価した。すなわち、き裂の数をA(少数)〜
C(無数)、き裂の大きさ及び深さを1(肉眼で見えな
いが10倍の拡大鏡で認識できる)〜5(3mm以上の
き裂又は切断をおこしそうなもの)を組み合わせて評価
した。耐オゾン性(動的)は、上記ゴム組成物をサイド
ウォールに用いたタイヤを作成し、このタイヤを静的試
験と同様の条件下で走行させながらオゾン劣化試験を行
い、静的の場合と同様の基準で評価した。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】表1からわかるように、EPDMとハロゲ
ン化ブチルゴムの配合量の合計が30重量未満であるゴ
ム組成物No.7、8は、耐オゾン性に劣っていること
がわかる。また、ジエン系ゴムの配合量が20重量部未
満のゴム組成物No.1、2は、耐屈曲性、接着性に劣
っていた。一方、本発明に係るゴム組成物No.3〜6
は、いずれの特性も満足していた。
【0016】模様部11bを構成する明彩色ゴムは、サ
イドウォールマトリックス11aを構成する黒色ゴムと
の接着性が良好で、耐オゾン性に優れるゴムである。具
体的には、ジエン系ゴム20〜60重量部、ハロゲン化
ブチルゴム20重量部以上及びEPDM20重量部以上
含有するゴム成分100重量部に、白色充填剤40〜8
0重量部を配合したゴム材料が好ましく用いられる。
【0017】ハロゲン化ブチルゴムとしては、塩素化ブ
チルゴム、臭素化ブチルゴム、あるいはこれらの混合物
を用いることができる。ゴム成分100重量部中のハロ
ゲン化ブチルゴムの重量比を20重量部以上とした理由
は、20重量部未満では耐屈曲性に劣るからである。E
PDMとしては、通常モノマー組成がエチレン50〜8
0重量%、プロピレン20〜50重量%であり、ジエン
としてはエチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジエ
ン、1,4ヘキサジエンを用いたゴムを挙げることがで
きる。ゴム成分100重量部中のEPDMの重量比を2
0重量部以上とした理由は、20重量部未満では耐オゾ
ン性に劣るからである。
【0018】上記ジエン系ゴムとしては、天然ゴム、ポ
リイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム又はこれらの混
合物が用いられる。ジエン系ゴムの重量比は、ゴム成分
100重量部中、20〜60重量部が好ましい。20重
量部未満ではサイドウォールマトリックス11aの黒色
ゴムとの接着性に劣り、60重量部を越えると耐オゾン
性に劣るからである。
【0019】白色充填剤としては、クレー類、炭酸カル
シウム、ホワイトカーボン、アルミナ、酸化チタンなど
が用いられる。さらに必要に応じて、着色剤等の添加剤
を適宜配合してもよい。模様部11b用の明彩色ゴムに
ついて、具体例に基づいて説明する。NR、EPDM、
塩素化ブチルゴム(Cl−IIR)を各々表3に示す量
だけ配合してゴム成分100重量部とし、これに表4に
示す各添加剤を各量配合して、表3に示すゴム組成物N
o.9〜18を得た。これらのゴム組成物のうち、N
o.13〜16が本発明に係るゴム組成物(実施例)で
ある。これらのゴム組成物について、耐オゾン性(静
的、動的)、本発明に係る明彩色ゴムとの接着性を調べ
た。結果を併せて表3に示す。
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】表3からわかるように、天然ゴムの配合量
が20重量部未満のゴム組成物No.17、18(比較
例)は、黒色ゴムとの接着性に劣っていた。また、ハロ
ゲン化ブチルゴムの配合量が20重量部未満のゴム組成
物No.9〜11は耐屈曲性が劣り、EPDMの配合量
が20重量部未満のゴム組成物No.9、10、12は
耐オゾン性が劣っていた。一方、ゴム組成物No.13
〜16は、いずれの特性も満足し得るものであった。
【0023】模様部11bは、明彩色ゴムをサイドウォ
ールマトリックス11aを構成する黒色ゴムに混在させ
て形成されることから、模様部11bの形状、大きさ等
は明彩色ゴムの混在方法、マトリックスにおける占有比
率等により異なる。具体的には、次のような方法で形成
できる。図2に示すように、バンバリーミキサー等の混
合機で均一に混練したサイドウォールマトリックス11
a用の黒色ゴム23を、カレンダーロール25、25間
に帯状にシート化するとともに、短冊状の明彩色ゴム2
4をカレンダーロール25、25間にシート化する。カ
レンダーロール25、25間を通過すると、サイドウォ
ールマトリックス11aを形成するベルト状の黒色ゴム
23中に明彩色ゴム24が不均一に混在した状態のゴム
ベルト30が形成される。このようなゴムベルト30に
おいて、黒色ゴム23からなるサイドウォールマトリッ
クス11a中に不均一に混在した明彩色ゴム24が模様
部11bとなる。従って、個々の模様部11bは複雑な
形状を呈し、それぞれ異なる形をしている。また、明彩
色ゴムの押出し量を調整することにより、その混在状態
は異なり、黒色ゴムと明彩色ゴムが複雑に混じり合うこ
とによって、大理石調又は木目調の模様を形成すること
も可能である。
【0024】カレンダーロールを用いる方法だけでな
く、押出し機を用いる方法でも、同様に大理石調又は木
目調の模様を形成することが可能である。押出し成形機
を用いる場合には、ホッパーに黒色ゴムと明彩色ゴムと
を適宜割合で投入すると、スクリュー等を通過する間
に、黒色ゴム中に明彩色ゴムが不均一に混在して、明彩
色ゴムの模様部が形成されたゴムベルトが押出される。
【0025】このようにして得られた多様な模様部11
bが形成されたゴムベルト30を、サイドウォール部に
用いてタイヤを成形加硫すれば、本発明のタイヤが得ら
れる。得られたタイヤは、外観的に、文字やラインのよ
うな単調な模様と異なり、ファッション性が高い。ま
た、模様部11bの配置、押出し量等により無数に近い
バラエティに富んだ模様を形成することができる。しか
も、模様部11bの周辺、すなわちサイドウォールマト
リックス11aには非汚染性黒色ゴム材料を使用してい
るので、模様部11bの明彩色ゴムが変色するのを防止
できる。しかも模様部11bはある程度の厚みがあるの
で、フィルム等を用いて形成した模様と比べて損耗に対
して強く、耐久性がある。また、上記製造方法によれ
ば、明彩色ゴムを露出させるためのバフ工程あるいは彫
り込み工程が不要となり、模様部作成のための製造が容
易化される。
【0026】なお、明彩色ゴムを1種類だけでなく、2
種類以上用いてもよい。異なる色の明彩色ゴムを適当な
割合で押出す、或いはホッパーに投入すると、図3に示
すようなさらに複雑多様な模様を形成することができ
る。図3において、模様部11b1 と模様部11b2
は、異なる色彩の明彩色ゴムからなる。明彩色ゴムを2
種類以上併用することにより、さらにデザインのバラエ
ティが広がり、多様な消費者のニーズに容易に対応する
ことができる。
【0027】また、図1及び図3に示す実施例のタイヤ
は、サイドウォール部10がマトリック11aと模様部
11bとからのみ構成されていたが、本発明はこれに限
定されない。すなわち、サイドウォール部10の表面部
分に模様部11bが表れる構成であればよい。例えば、
図4に示すように、サイドウォールマトリックス11a
のタイヤ内面側に、黒色ゴムからなるサイドウォールベ
ース部12を設けてもよい。この場合、サイドウォール
ベース部12を構成する黒色ゴムとしては、ゴム成分1
00重量部中、ジエン系ゴムを20〜60重量部、及び
ハロゲン化ブチルゴムを40重量部以上含有し、且つア
ミン系老化防止剤等の汚染性老化防止剤が配合されてい
ない非汚染性黒色ゴム材料を用いる。サイドウォールベ
ース部12に非汚染性材料を用いることにより、模様部
11bが汚染されずに済む。
【0028】さらに、サイドウォール部12のタイヤ内
面側にサイドウォールベース内面ゴム部13を設けて、
サイドウォール部10を構成してもよい。この場合、サ
イドウォールベース内面ゴム部13に用いる黒色ゴム材
料はジエン系ゴムを主成分とするゴム組成物であればそ
の配合組成は特に限定されない。例えば、表5に示すゴ
ム組成物No.17、18のように、汚染性老化防止剤
の配合の有無を問わずいずれのゴム組成物も用いること
ができる。サイドウォールベース内面ゴム部13に、ア
ミン系老化防止剤が配合されたゴムを用いる場合には、
サイドウォールベース部12を通って模様部11bを汚
染しないように、サイドウォールベース部12の厚みt
を2mm以上とすることが好ましい。
【0029】
【表5】
【0030】図4及び図5に示す実施例のように、サイ
ドウォールマトリックス11aのタイヤ内面側にサイド
ウォールベース部12やさらにサイドウォールベース内
面ゴム13を設けることにより、サイドウォールマトリ
ックス11aの厚みを薄くして、明彩色ゴムの使用量を
少なくすることができ、模様入りタイヤの高価格化を抑
制できる。
【0031】
【発明の効果】本発明のタイヤは、サイドウォール表面
全体にわたって明彩色ゴムからなる不定形な模様が模様
状、例えば木目調や大理石調に配置されていてバラエテ
イに富んでいる。また、このようにして形成された模様
は、明彩色ゴム自体が模様を構成しているので、印刷等
により形成された模様と比べて損耗に強く耐久性があ
る。さらに、サイドウォールマトリックスを構成する黒
色ゴムに非汚染性黒色ゴム材料を用いれば、模様部を構
成する明彩色ゴム部分が変色しにくく、美しい模様を維
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係るタイヤの実施例の断面斜視図で
ある。
【図2】本発明のタイヤの製造方法の一例を説明するた
めの図である。
【図3】請求項1に係るタイヤの他の実施例の拡大断面
図である。
【図4】請求項4に係るタイヤの実施例の断面斜視図で
ある。拡大断面図である。
【図5】請求項5に係るタイヤの実施例の断面斜視図で
ある。
【図6】従来のタイヤを示す断面斜視図である。
【符号の説明】
10 サイドウォール部 11a サイドウォールマトリックス 11b 模様部 12 サイドウォールベース部 13 サイドウォールベース内面ゴム 23 ベルト状黒色ゴム 24 明彩色ゴム 30 ゴムベルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤのサイドウォール部(10)は、
    黒色ゴムからなるサイドウォールマトリックス(11
    a)と、前記サイドウォールマトリックス(11a)に
    明彩色ゴムを混在させてなる模様部(11b)とを有す
    ることを特徴とするタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記サイドウォールマトリックス(11
    a)を構成する黒色ゴムは、ゴム成分100重量部中、
    ジエン系ゴムを20〜70重量部、並びにハロゲン化ブ
    チルゴム及びEPDMのうち少なくともいずれか一方又
    は両者の合計を30〜80重量部を含有し、且つ汚染性
    老化防止剤が配合されていない非汚染性黒色ゴム材料で
    あることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記模様部(11b)を構成する明彩色
    ゴムは、ゴム成分100重量部中、ジエン系ゴムを20
    〜60重量部、ハロゲン化ブチルゴムを20重量部以
    上、及びEPDMを20重量部以上含有することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記サイドウォール部(10)は、サイ
    ドウォールマトリックス(11a)のタイヤ内面側にサ
    イドウォールベース部(12)を有していて、 前記サイドウォールベース部(12)は、ゴム成分10
    0重量部中、ジエン系ゴムを20〜60重量部、及びハ
    ロゲン化ブチルゴムを40重量部以上含有し、且つ汚染
    性老化防止剤が配合されていない非汚染性黒色ゴム材料
    で構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記サイドウォール部(10)は、前記
    サイドウォールベース部(12)のタイヤ内面側にさら
    にサイドウォールベース内面ゴム部(13)を有してい
    ることを特徴とする1〜4のいずれかに記載のタイヤ。
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