JPH07164219A - 多軸ヘッドの割出し搬送装置 - Google Patents

多軸ヘッドの割出し搬送装置

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JPH07164219A
JPH07164219A JP30808593A JP30808593A JPH07164219A JP H07164219 A JPH07164219 A JP H07164219A JP 30808593 A JP30808593 A JP 30808593A JP 30808593 A JP30808593 A JP 30808593A JP H07164219 A JPH07164219 A JP H07164219A
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一穂 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の多軸ヘッドをコンパクトに収容するとと
もに、任意の多軸ヘッドを加工位置に対し効率的に割出
すことを可能にする。 【構成】多軸ヘッド16を鉛直面に沿って循環搬送させ
るための環状搬送路40と、可動レール42a、42b
に保持された前記多軸ヘッド16を位置決め保持すると
ともに複数の工具14を回転駆動させる駆動ユニット4
4と、前記環状搬送路40に沿って周回走行可能な一対
のチェーン48a、48bと、前記チェーン48a、4
8bに設けられ前記多軸ヘッド16のフック部材50
a、50bに離脱可能に係合する搬送ローラ52a、5
2bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の工具を装着した
複数の多軸ヘッドを循環搬送するとともに、任意の多軸
ヘッドを加工位置に対応して割出すための多軸ヘッドの
割出し搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】単一の工具ヘッドに複数の工具を装着し
て構成された多軸ヘッドを用い、種々の加工作業を同時
に行う多軸ヘッド型工作機械が、従来より広く採用され
ている。この種の多軸ヘッド型工作機械では、種々の異
なる被加工物に対応すべく、複数の多軸ヘッドを備え、
任意の一の多軸ヘッドを加工位置に配設して加工作業を
行うように構成されたものが知られている。ところが、
通常、これらの多軸ヘッドは、水平面内で循環搬送され
るために、装置全体が相当に大型化するという不具合が
あった。
【0003】そこで、例えば、実公昭58−52003
号公報に開示されているように、水平方向から45°傾
斜した支持軸を介して回転可能なターレットヘッドを有
するとともに、このターレットヘッドに設けられた各工
具ヘッド載置台に多軸ヘッドが装着され、前記ターレッ
トヘッドを所定の角度だけ回転させて一の多軸ヘッドを
加工姿勢である水平姿勢に位置決めする一方、他の多軸
ヘッドを交換姿勢である鉛直姿勢に位置決めするように
構成された装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、ターレットヘッドに多くて4台の多軸ヘ
ッドしか装着することができず、多種類の異なる加工が
必要な際には工具ヘッド交換装置を用いてこのターレッ
トヘッドとマガジンとの間で多軸ヘッドを交換する作業
が行われている。このため、工具ヘッド交換装置を設置
するためのスペースを設けなければならず、工作機械全
体が大型化かつ複雑化するとともに、前記工具ヘッド交
換装置による多軸ヘッドの交換作業が煩雑なものとなっ
てしまい、加工作業全体の効率化が遂行されないという
問題が指摘されている。
【0005】本発明はこの種の問題を解決するためのも
のであり、複数の多軸ヘッドをコンパクトに収容するこ
とができるとともに、任意の多軸ヘッドを加工位置に対
し効率的に割出すことが可能な多軸ヘッドの割出し搬送
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、多数の工具を装着した複数の多軸ヘッ
ドを循環搬送するとともに、任意の多軸ヘッドを加工位
置に対応して割出すための割出し搬送装置であって、上
下に平行に配設されるそれぞれ一対の上側固定ガイド部
材および下側固定ガイド部材と、前記一対の上側固定ガ
イド部材および下側固定ガイド部材の加工位置側の端部
同士を連結して前記多軸ヘッドを循環搬送させるための
環状搬送路を形成するとともに、水平方向に進退可能な
一対の可動ガイド部材と、前記上側固定ガイド部材と前
記下側固定ガイド部材との間に配設され、前記可動ガイ
ド部材に保持された前記多軸ヘッドを位置決め保持する
とともに、該多軸ヘッドの複数の工具を回転駆動させる
駆動ユニットと、前記環状搬送路内に配設され、アクチ
ュエータの作用下に該環状搬送路に沿って周回走行可能
な移送手段と、前記移送手段に設けられ、前記多軸ヘッ
ドの係止部材に係合して該多軸ヘッドを循環搬送させる
とともに、前記係止部材から離脱可能な搬送部材と、を
備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の本発明に係る多軸ヘッドの割出し搬送装
置では、環状搬送路に複数の多軸ヘッドが配設されてお
り、アクチュエータを介して移送手段が周回走行される
と、この移送手段に設けられた搬送部材が各多軸ヘッド
の係止部材に係合し、前記多軸ヘッドが該環状搬送路に
沿って循環搬送される。ここで、多軸ヘッドは、鉛直面
に沿って循環搬送されるため、前記多軸ヘッド配置用の
スペースが横方向に広がることがなく、装置全体の省ス
ペース化が容易に遂行されるとともに、多数の多軸ヘッ
ドを収容することができ、多種類の異なる加工作業に有
効に対応することが可能になる。
【0008】さらに、任意の多軸ヘッドが可動レールに
対応して配置された後、駆動ユニットを介してこの多軸
ヘッドが加工位置で位置決め保持されるとともに、工具
が回転駆動されて加工作業が行われる。従って、任意の
多軸ヘッドを加工位置に迅速かつ容易に配置することが
でき、種々の加工作業が効率的に遂行される。
【0009】しかも、移送手段には、多軸ヘッドの係止
部材に離脱可能に係合してこの多軸ヘッドを循環搬送さ
せるための搬送部材が設けられており、前記多軸ヘッド
を該移送手段から容易に離脱させることが可能になる。
これにより、割出し搬送装置に装着されている多軸ヘッ
ドとストック装置等に収容されている多軸ヘッドとを容
易かつ自動的に交換することができる。
【0010】
【実施例】本発明に係る多軸ヘッドの割出し搬送装置に
ついて実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
【0011】図1乃至図3において、参照数字10は、
本実施例に係る割出し搬送装置を組み込む多軸ヘッド型
工作機械を示す。この工作機械10は、コラム12と、
多数の工具14を装着した複数の多軸ヘッド16を鉛直
面に沿って循環搬送するとともに、任意の多軸ヘッド1
6を加工位置に対応して割出すための本実施例に係る割
出し搬送装置18と、前記コラム12の側面12aに水
平方向(矢印A方向)に対して進退可能に配設される治
具テーブル22と、この治具テーブル22に設けられ被
加工物Wを取り付けるためのロータリ治具24とを備え
る。
【0012】コラム12は、基台26上に載置されてお
り(図1参照)、図4乃至図6に示すように、このコラ
ム12の側面12aの端部から水平方向に膨出部34が
突出形成され、この膨出部34に、割出し搬送装置18
が装着される。
【0013】割出し搬送装置18は、上下に平行に配設
されるそれぞれ一対の上側固定レール(上側固定ガイド
部材)36a、36bおよび下側固定レール(下側固定
ガイド部材)38a、38bと、この上側固定レール3
6a、36bおよび下側固定レール38a、38bの加
工位置側(矢印A1 側)の端部同士を連結して多軸ヘッ
ド16を循環搬送させるための環状搬送路40を形成す
るとともに、水平方向に進退可能な一対の円弧状の可動
レール(可動ガイド部材)42a、42bと、前記上側
固定レール36a、36bと下側固定レール38a、3
8bとの間に配設され前記可動レール42a、42bに
保持された前記多軸ヘッド16を位置決め保持するとと
もに、該多軸ヘッド16の複数の工具14を回転駆動さ
せる駆動ユニット44と、前記環状搬送路40内に配設
され、回転駆動源(アクチュエータ)46の作用下に該
環状搬送路40に沿って周回走行可能な一対のチェーン
(移送手段)48a、48bと、前記チェーン48a、
48bに設けられ、前記多軸ヘッド16のフック部材
(係止部材)50a、50bに係合して該多軸ヘッド1
6を循環搬送させるとともに、前記フック部材50a、
50bから離脱可能なそれぞれ複数の搬送ローラ(搬送
部材)52a、52bとを備える。
【0014】上側固定レール36a、36bと下側固定
レール38a、38bと可動レール42a、42bに
は、それぞれ対向する鉛直面にガイド溝54a、54b
とガイド溝56a、56bとガイド溝58a、58bが
形成される(図6参照)。上側固定レール36a、36
bの他端側には、所定の長さにわたって上部を切り欠い
て切欠部位60a、60bが設けられる(図4および図
5参照)。
【0015】図5に示すように、上側固定レール36b
および下側固定レール38bの矢印A2 側端縁部には、
回転駆動源46が装着され、この回転駆動源46に軸方
向を交差させて回転軸62が連結される。この回転軸6
2は、図4に示すように、取付部材64a、64bに回
転自在に支持されており、前記回転軸62にスプロケッ
ト66a、66bが固着される。スプロケット66a、
66bには、チェーン48a、48bが係合するととも
に、このチェーン48a、48bが、取付部材64a、
64bおよび膨出部34に設けられて上下方向に平行し
かつ加工位置側端部で円弧状に湾曲するチェーンガイド
70a、70bに保持される。チェーン48a、48b
は、連結板71を介して互いに連結されており、このチ
ェーン48a、48bには、それぞれ外方に突出しかつ
所定間隔ずつ離間して複数の搬送ローラ52a、52b
が装着される(図5参照)。
【0016】図6に示すように、膨出部34の先端面の
四隅に、位置決めクランプ手段74を構成する位置決め
用座76が設けられ、各座76にクランプ穴78が形成
される。クランプ穴78内には、多軸ヘッド16に設け
られた後述するプルスタッド104を保持する機構が設
けられており、その詳細な説明は省略する。
【0017】図7に示すように、駆動ユニット44は、
可動レール42a、42bを水平方向に進退変位させる
ためのシリンダ部82を備え、このシリンダ部82を構
成するリング状ピストン84が流体圧を介して矢印A方
向に進退自在に配設される。このピストン84の先端に
連結板86が固定され、この連結板86に可動レール4
2a、42bが固着されるとともに、前記連結板86に
は、膨出部34内に摺動可能なそれぞれ一対のガイドバ
ー88a、88bが設けられる(図8参照)。
【0018】膨出部34には、シリンダ部82と同軸的
に回転駆動源90が装着され、この回転駆動源90の回
転軸92に中間軸94が連結される。中間軸94にスプ
ラインクラッチ96がばね98を介して進退自在に設け
られる。膨出部34は、スプラインクラッチ96の両側
にかつチェーン48a、48bの搬送ローラ52a、5
2bに対応して仮位置決めピン100a、100bが固
着され、この仮位置決めピン100a、100bの先端
部は縮径している。
【0019】図6および図8に示すように、多軸ヘッド
16を構成するハウジング102の底部四隅には、膨出
部34の各クランプ穴78に挿入されるプルスタッド1
04が設けられ、この底部に、上側固定レール36a、
36b、下側固定レール38a、38bおよび可動レー
ル42a、42bのガイド溝54a、54b、56a、
56bおよび58a、58bに係合するそれぞれ一対の
ガイドローラ106a、106bが回転自在に装着され
る。
【0020】各ガイドローラ106a、106aの間お
よび各ガイドローラ106b、106bの間には、チェ
ーン48a、48bの搬送ローラ52a、52bを把持
するとともに仮位置決めピン100a、100bに係合
する一対の爪部材からなるフック部材50a、50bが
固着される。ハウジング102の底部略中心には、スプ
ライン付回転軸108が配設され、このスプライン付回
転軸108は、スプラインクラッチ96に噛合すること
により、複数の工具14を一体的に回転駆動する。
【0021】図1および図3に示すように、コラム12
の側面12aには、上下方向に所定間隔離間してガイド
レール110a、110bが配設され、下方のガイドレ
ール110bに近接して回転駆動源112が装着され
る。回転駆動源112には、矢印A方向に延びるボール
ねじ114が連結され、このボールねじ114が、治具
テーブル22に設けられたナット部材116に噛合す
る。
【0022】治具テーブル22は、鉛直姿勢に保持され
ており、コラム12側の面部には、ロータリ治具24を
回転させるための駆動モータ118が固着される。ロー
タリ治具24は、水平方向に突出する取付板部120を
備え、この取付板部120に被加工物Wが位置決め保持
される。
【0023】図2に示すように、基台26上には、割出
し搬送装置18と平行にストック装置130が配設され
る。このストック装置130は、複数の多軸ヘッド16
を循環搬送するものであり、その構成は割出し搬送装置
18と同様であってその詳細な説明は省略する。
【0024】ストック装置130の多軸ヘッド交換位置
132と、割出し搬送装置18を構成する上側固定レー
ル36a、36bの切欠部位60a、60bとの間に
は、多軸ヘッド交換装置140が配設され、この多軸ヘ
ッド交換装置140は、割出し搬送装置18の多軸ヘッ
ド16とストック装置130の多軸ヘッド16を自動的
に交換する機能を有する。
【0025】次に、このように構成される本実施例に係
る割出し搬送装置18の動作について、工作機械10と
の関連で説明する。
【0026】まず、ロータリ治具24の取付板部120
に被加工物Wが保持された後、治具テーブル22を介し
て前記被加工物Wが所望の加工位置かつ加工姿勢に調整
される。すなわち、回転駆動源112が駆動されてボー
ルねじ114が回転されると、治具テーブル22がガイ
ドレール110a、110bに沿って矢印A方向に移動
する。また、駆動モータ118が駆動されると、ロータ
リ治具24が回転し、取付板部120が所望の角度姿勢
に配置される。これにより、被加工物Wの位置調整が行
われる。
【0027】一方、図7に示すように、駆動ユニット4
4を構成する回転駆動源90の作用下に回転軸92を介
して中間軸94が回転されると、スプラインクラッチ9
6に噛合するスプライン付回転軸108が回転し、図示
しない歯車列を介して複数の工具14が一体的に回転す
る。従って、上記の動作を選択的に行うことにより、被
加工物Wに対して所望の加工作業が遂行されることにな
る。
【0028】次いで、上記加工作業に使用された多軸ヘ
ッド16と異なる多軸ヘッド16を使用する際には、回
転駆動源90の駆動が停止された状態で、位置決めクラ
ンプ手段74によるプルスタッド104の保持が解除さ
れるとともに、駆動ユニット44を構成するシリンダ部
82のピストン84が、流体圧を介して、図7中、矢印
1 方向に移動される。このため、ピストン84に連結
板86によって連結された可動レール42a、42b
が、ガイドバー88a、88bの案内作用下に矢印A1
方向に移動して上側固定レール36a、36bと下側固
定レール38a、38bの端部と一致する(図9参
照)。これにより、環状搬送路40が形成される一方、
加工姿勢にある多軸ヘッド16が位置決めクランプ手段
74から離脱するとともに、フック部材50a、50b
が仮位置決めピン100a、100bから離間する。
【0029】そこで、回転駆動源46の作用下に回転軸
62が回転されると、スプロケット66a、66bが、
図4中、矢印B方向に回転してこのスプロケット66
a、66bに係合するチェーン48a、48bが矢印B
方向に周回走行する。そして、所定の多軸ヘッド16が
加工位置、すなわち可動レール42a、42bに対応し
て配置された時、回転駆動源46の駆動が停止される。
【0030】所望の多軸ヘッド16が可動レール42
a、42bに配置された後、シリンダ部82のピストン
84が、流体圧を介して矢印A2 方向に移動される。こ
のため、可動レール42a、42bが矢印A2 方向に移
動し、この可動レール42a、42bのガイド溝58
a、58bにガイドローラ106a、106bが係合さ
れている多軸ヘッド16は、矢印A2 方向に移動して、
まずフック部材50a、50bに仮位置決めピン100
a、100bが挿入されて仮位置決めがなされる(図8
参照)。
【0031】多軸ヘッド16が、さらに矢印A2 方向に
移動すると、各プルスタッド104が位置決めクランプ
手段74を構成する各クランプ穴78に挿入され、この
位置決めクランプ手段74が駆動されて前記多軸ヘッド
16が座76に押圧保持されるとともに、該多軸ヘッド
16のスプライン付回転軸108がスプラインクラッチ
96に噛合する。従って、駆動ユニット44を構成する
回転駆動源90が駆動されると、新たな多軸ヘッド16
に設けられている複数の工具14により被加工物Wに新
たな加工作業が遂行される。
【0032】この場合、本実施例では、複数の多軸ヘッ
ド16が、割出し搬送装置18を構成する上下に平行な
上側固定レール36a、36bおよび下側固定レール3
8a、38bとこれらに連設される可動レール42a、
42bとを介し鉛直面に沿って循環搬送される。このた
め、多軸ヘッド16を水平面に沿って循環搬送する従来
の構成に比べ、この多軸ヘッド16配置用の横方向の占
有スペースが一挙に削減され、工作機械10全体の省ス
ペース化が容易に遂行されるとともに、多数の多軸ヘッ
ド16を収容して多種類の異なる加工作業に適用するこ
とが可能になるという効果が得られる。
【0033】さらに、本実施例では、任意の多軸ヘッド
16が可動レール42a、42bに対応して配置される
と、駆動ユニット44を構成するシリンダ部82を介し
てこの多軸ヘッド16が加工位置で位置決め保持され、
次いで、回転駆動源90を介して前記多軸ヘッド16の
複数の工具14が一体的に駆動されて加工作業が行われ
る。従って、任意の多軸ヘッド16を加工位置に対し迅
速かつ容易に配置することができ、種々の加工作業が効
率的に遂行される。
【0034】しかも、本実施例では、多軸ヘッド16
は、チェーン48a、48bに設けられた搬送ローラ5
2a、52bに離脱自在に係合するフック部材50a、
50bを備えている。このため、多軸ヘッド16を上側
固定レール36a、36bに設けられた切欠部位60
a、60bに対応して配置させた状態で、この多軸ヘッ
ド16を上昇させるだけで、前記多軸ヘッド16が割出
し搬送装置18から容易に取り出される。これによっ
て、割出し搬送装置18とストック装置130との間に
おける多軸ヘッド16の交換作業が、自動的かつ迅速に
遂行されるという効果がある。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る多軸ヘッドの割出し搬送装
置によれば、以下の効果乃至利点が得られる。
【0036】複数の多軸ヘッドが、上下に平行に配設さ
れた固定ガイド部材および可動ガイド部材を介して鉛直
面に沿って循環搬送されるため、前記多軸ヘッド配置用
のスペースが横方向に広がることがなく、装置全体の省
スペース化が容易に遂行されるとともに、多数の多軸ヘ
ッドを収容することが可能になり、多種類の異なる加工
作業に有効に対応することができる。
【0037】さらに、任意の多軸ヘッドが可動レールに
対応して配置された後、駆動ユニットを介してこの多軸
ヘッドが加工位置で位置決め保持されるとともに、工具
が駆動されて加工作業が行われる。従って、任意の多軸
ヘッドを加工位置に迅速かつ容易に配置することがで
き、種々の加工作業が効率的に遂行される。
【0038】しかも、移送手段には、多軸ヘッドの係止
部材に離脱可能に係合してこの多軸ヘッドを循環搬送さ
せるための搬送部材が設けられており、前記多軸ヘッド
を移送手段から容易に離脱させることが可能になる。こ
れにより、割出し搬送装置に装着されている多軸ヘッド
とストック装置等に収容されている多軸ヘッドとを容易
かつ自動的に交換することができ、該多軸ヘッドの交換
作業の効率化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る割出し搬送装置を組み込
む多軸ヘッド型工作機械の概略正面図である。
【図2】前記工作機械の概略平面図である。
【図3】前記工作機械の概略側面図である。
【図4】前記割出し搬送装置の正面説明図である。
【図5】前記割出し搬送装置の平面説明図である。
【図6】前記割出し搬送装置の側面説明図である。
【図7】前記割出し搬送装置を構成する駆動ユニットの
要部拡大横断面図である。
【図8】前記駆動ユニットの要部拡大縦断面図である。
【図9】前記駆動ユニットの動作説明図である。
【符号の説明】
10…工作機械 12…コラム 12a…側面 14…工具 16…多軸ヘッド 18…割出し搬
送装置 22…治具テーブル 34…膨出部 36a、36b…上側固定レール 38a、38b
…下側固定レール 40…環状搬送路 42a、42b
…可動レール 44…駆動ユニット 48a、48b
…チェーン 50a、50b…フック部材 52a、52b
…搬送ローラ 66a、66b…スプロケット 82…シリンダ
部 106a、106b…ガイドローラ 108…スプラ
イン付回転軸 130…ストック装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の工具を装着した複数の多軸ヘッドを
    循環搬送するとともに、任意の多軸ヘッドを加工位置に
    対応して割出すための割出し搬送装置であって、 上下に平行に配設されるそれぞれ一対の上側固定ガイド
    部材および下側固定ガイド部材と、 前記一対の上側固定ガイド部材および下側固定ガイド部
    材の加工位置側の端部同士を連結して前記多軸ヘッドを
    循環搬送させるための環状搬送路を形成するとともに、
    水平方向に進退可能な一対の可動ガイド部材と、 前記上側固定ガイド部材と前記下側固定ガイド部材との
    間に配設され、前記可動ガイド部材に保持された前記多
    軸ヘッドを位置決め保持するとともに、該多軸ヘッドの
    複数の工具を回転駆動させる駆動ユニットと、 前記環状搬送路内に配設され、アクチュエータの作用下
    に該環状搬送路に沿って周回走行可能な移送手段と、 前記移送手段に設けられ、前記多軸ヘッドの係止部材に
    係合して該多軸ヘッドを循環搬送させるとともに、前記
    係止部材から離脱可能な搬送部材と、 を備えることを特徴とする多軸ヘッドの割出し搬送装
    置。
JP30808593A 1993-12-08 1993-12-08 多軸ヘッドの割出し搬送装置 Expired - Fee Related JP2783502B2 (ja)

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