JPH0716315U - 照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランプ間の反射板の継ぎ目を容易に隠蔽する
ことができる。 【構成】 複数本の直管型ランプ１０が一直線状に配設
される照明装置において、上方に向けて突出するばね係
止片３２を備えたランプ間カバー３を、ランプ１０上方
に位置する反射板２０に形成した係止部２６へのばね係
止片３２の係止にてランプ間に配設する。反射板２０下
方からのランプ間カバー３の取り付けにて反射板２０の
継ぎ目を隠すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は複数本の直管型ランプが一直線状に配設される照明装置に関するもの である。

【０００２】

【従来の技術】

複数本の直管型ランプを一直線状に配設する場合、これらランプの各上方に位 置する反射板も一直線状に連続させるとデザイン的に好ましいものとなるが、ラ ンプ間における反射板の継ぎ目が目立ってしまう。継ぎ目の部分に隙間が生じる と、尚更である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このために、従来は反射板の上面側において、上記継ぎ目に補助部材を装着し て継ぎ目の隙間を隠していたのであるが、天井板を支持する支持部を備えた天井 バーで反射板を形成している場合、補助部材は天井裏に配置することになり、取 り付けが面倒となる。

【０００４】 本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的とするところはラ ンプ間の反射板の継ぎ目を容易に隠蔽することができる照明装置を提供するにあ る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

しかして本考案は、複数本の直管型ランプが一直線状に配設される照明装置に おいて、上方に向けて突出するばね係止片を備えたランプ間カバーが、ランプ上 方に位置する反射板に形成された係止部へのばね係止片の係止にてランプ間に配 設されていることに特徴を有している。

【０００６】

【作用】 本考案によれば、反射板下方からのランプ間カバーの取り付けにて反射板の継 ぎ目を隠すことができる。

【０００７】

【実施例】

以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すると、図１に示す実施例において は、直管型のランプ１０の上方及び側方を囲む反射板２０が、天井バー２によっ て形成されている。この天井バー２は、図２に示すように、その両側縁下部に天 井板を支持するための支持片２１，２１を備えるとともに、両側上部に被吊り下 げのための連結部２２，２２を備え、更に上面には照明器具１の取付のための取 付片２３，２３を備えたもので、取付片２３と連結部２２との間の溝２４は電源 線等の通線に使用される。

【０００８】 そしてこの反射板２０を構成している天井バー２には、その上面に設置される 照明器具１から下方に向けて突設されるランプソケット１１を通すためのソケッ ト挿通口２５が設けられているとともに、スリット状の係合孔２６が設けられて いる。天井バー２の上面に設置された照明器具１におけるソケット挿通口２５か ら天井バー１の下面側に突出するランプソケット１１にランプ１０が取り付けら れるわけであり、この時、天井バー２の下面側が反射板２０として機能するもの である。

【０００９】 天井バー２への取り付けによって複数本が一直線状に並ぶランプ１０，１０間 には、ランプ間カバー３が配設される。天井バー２の下面とほぼ面一となる水平 板部３０と、水平板部３０の両端から立ち上がる端板部３１，３１とからなるラ ンプ間カバー３は、その端板部３１の上端に、ねじりコイルばねの両端片である 一対のばね係止片３２，３２が夫々取り付けられている。そして、ランプ間カバ ー３は、ばね係止片３２，３２を上記天井バー２の係合孔２６に下方から挿通し て、係合孔２６の孔縁に係止させることにより、天井バー２に取り付けられて、 天井バー２の継ぎ目を隠す。

【００１０】 図３に示す例は、天井バー２に設けた開口部２７を通じて別途配設される各種 設備をランプ間カバー３によって隠すことができるようにしたものを示しており 、図４に示す例は、ランプ間カバー３の端板部３１から折り返す折り返し片３４ の長さを長くして、この折り返し片３４の先端にばね係止片３２，３２を配設す ることにより、並んでいる２つの天井バー２，２のうちの一方に、ランプ間カバ ー３の両端に夫々設けたばね係止片３２，３２を挿通係止するための２つの係合 孔２６，２６を共に設けた場合にも、天井バー２の継ぎ目をランプ間カバー３で 隠すことができるようにしたものを示している。

【００１１】 図５及び図６に示す実施例は、ランプ間カバー３をランプソケット１１も隠す 長さのものとするとともに、このランプ間カバー３の両端で、ランプ１０を覆う 乳白色の透光性のカバー５０の端部を受けるようにしたものを示している。カバ ー５０専用の取付部材が不要となっているわけである。カバー５０に代えて、図 ７に示すようなパンチング板５１や、図８に示すようなルーバー５２をランプ間 カバー３で受けてもよいのはもちろんである。

【００１２】

【考案の効果】

以上のように本考案においては、上方に向けて突出するばね係止片を備えたラ ンプ間カバーを、ランプ上方に位置する反射板に形成した係止部へのばね係止片 の係止にてランプ間に配設しているために、反射板下方からのランプ間カバーの 取り付けにて反射板の継ぎ目を隠すことができるものであって、反射板が天井バ ーにて構成されたものにおいても、ランプ間の反射板の継ぎ目を容易に隠蔽する ことができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例の分解斜視図である。

【図２】同上の反射板として機能する天井バーの断面図
である。

【図３】同上の他例を示すもので、(a)は天井バーの底
面図、(b)は断面図である。

【図４】更に他例を示すもので、(a)は天井バーの底面
図、(b)は断面図である。

【図５】別の実施例の分解斜視図である。

【図６】同上の斜視図である。

【図７】同上の他例の斜視図である。

【図８】同上の別の例の斜視図である。

【符号の説明】

３ ランプ間カバー １０ ランプ ２０ 反射板 ３２ ばね係止片

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数本の直管型ランプが一直線状に配設
   される照明装置において、上方に向けて突出するばね係
   止片を備えたランプ間カバーが、ランプ上方に位置する
   反射板に形成された係止部へのばね係止片の係止にてラ
   ンプ間に配設されている照明装置。
2. 【請求項２】 反射板は、両側縁に天井板を支持する支
   持部を備えた天井バーであることを特徴とする請求項１
   記載の照明装置。
3. 【請求項３】 ランプ間カバーは、ランプ下方またはラ
   ンプを囲んで配設されるルーバーや透光性カバーの端部
   を受ける受け部を備えていることを特徴とする請求項１
   記載の照明装置。