JPH07162967A - データ転送方法および電子機器制御装置 - Google Patents

データ転送方法および電子機器制御装置

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JPH07162967A
JPH07162967A JP5311380A JP31138093A JPH07162967A JP H07162967 A JPH07162967 A JP H07162967A JP 5311380 A JP5311380 A JP 5311380A JP 31138093 A JP31138093 A JP 31138093A JP H07162967 A JPH07162967 A JP H07162967A
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JP
Japan
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microcomputer
control
operation signal
remote controller
control information
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Withdrawn
Application number
JP5311380A
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English (en)
Inventor
Shigeo Tanaka
繁雄 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の動作速度を向上させる。 【構成】 コマンドテーブル13には、TV処理部4ま
たはD2Bマイコン6それぞれに専用のコマンド、並び
にTV処理部4およびD2Bマイコン6共用のコマンド
があらかじめ記憶されている。そして、リモコン1が操
作されることにより出力されたコマンドが、コマンドテ
ーブル13を参照して判定され、それが、TV処理部4
またはD2Bマイコン6専用のものであったときには、
TV処理部4またはD2Bマイコン6に、それぞれ転送
され、TV処理部4およびD2Bマイコン6共用のもの
であったときには、TV処理部4およびD2Bマイコン
6のうちの、直前にコマンドが転送された方に転送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばAVシステムに
おける、外部AV機器を制御するAVセンタなどに用い
て好適なデータ転送方法、並びに電子機器制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のAVシステムにおける
AVセンタとしてのテレビジョン受像機の構成例を示し
ている。このAVセンタにおいては、図示せぬAV機器
(例えば、VTRやLDPなど)のビデオ入力もしくは
出力端子、またはオーディオ入力もしくは出力端子が、
切換回路46の端子に接続されているとともに、各AV
機器の制御信号端子がD2Bマイコン44と、シリーズ
に接続されている。
【0003】D2Bマイコン44は、D2Bバスを介し
て供給される外部のAV機器からの制御信号や、TVマ
イコン41から供給される、後述するリモコン(リモー
トコントローラ)1の操作に対応する操作信号(制御情
報)(コマンド)に基づき、D2Bバスを介して、各A
V機器、D2B用OSD7、切換回路46を制御する。
即ち、D2Bマイコン44は、例えばあるAV機器の電
源がON状態にされたり、所定の操作キーが操作された
りすると、そのAV機器から出力されるビデオ信号とオ
ーディオ信号を、切換回路46を介して入力させ、ビデ
オ信号をディスプレイ8に表示させるとともに、オーデ
ィオ信号をスピーカ47から出力させたり、またあるA
V機器から出力されるビデオ信号とオーディオ信号を、
切換回路46を介して他のAV機器に入力させるように
なされている。
【0004】具体的には、AV機器として、例えばVT
RおよびLDPが接続されている場合には、LDPの再
生ボタンを操作するだけで、LDPから出力されるビデ
オ信号をディスプレイに表示し、そのオーディオ信号を
スピーカ47から出力するとともに、LDPからのビデ
オ信号とオーディオ信号を、切換回路46を介してVT
Rに供給して記録することができるようになされてい
る。
【0005】切換回路46は、D2Bマイコン44に制
御され、あるAV機器から入力されるビデオ信号または
オーディオ信号を、他のAV機器に出力したり、あるい
はディスプレイ8またはスピーカ47にそれぞれ出力す
るようになされている。
【0006】D2B用OSD(OSDマイコンまたはO
SD−IC)7は、D2Bマイコン44に制御され(D
2Bマイコン44より供給されるOSD表示コマンド受
信信号に対応して)、例えばAV機器の選択(リモコン
1で動作させるAV機器の選択)画面や、その接続状態
(切換回路46における切換状態)を示す画面、動作状
態(例えば、VTRが再生状態にあるなど)を示す画
面、AVセンタ(テレビジョン受像機)の動作状態を示
す画面、初期設定画面などを生成し、ディスプレイ8に
出力して表示させるようになされている。
【0007】ここで、D2Bマイコン44に、上述した
制御を行わせるためには、図11のテレビジョン受像機
に接続されたAV機器にアドレス設定を行ったり、さら
にはその接続状態(例えば、切換回路46のどの端子
に、どのAV機器が接続されているかなど)などを、D
2Bマイコン44に認識させる初期化処理を、あらかじ
め行っておく必要がある。
【0008】そこで、D2B用OSD7は、この初期化
処理時に、例えばAV機器の一覧や、AV機器の、いく
つかの接続状態図などの画面(初期設定画面)を、ディ
スプレイ8に出力して表示させるようになされており、
これによりその中から、テレビジョン受像機に接続した
AV機器や、その接続状態が、使用者によって選択され
る。
【0009】そして、使用者によって、ディスプレイ8
に表示された初期設定画面の中から、AV機器や接続状
態図が選択されると、その選択されたものが、D2Bマ
イコン44により認識され、これによりD2Bマイコン
44は、上述したようなAV機器の制御を行うことがで
きるようになる。なお、初期化処理は、D2Bマイコン
44において、システム設定フィーチャ処理で行われ
る。
【0010】リモコン1には、例えばテレビジョン受像
機の電源をON/OFFする電源キー、TV/VTR1
/VTR2/VTR3/LDP切換キー、上下左右方向
のカーソルキー、数字キー、再生キー、逆再生キー、早
送りキー、巻戻しキー、チャンネルまたは音量をそれぞ
れアップダウンさせるためのチャンネルキーまたは音量
キー、初期設定キー、実行キー、テレビジョン受像機に
接続されたすべてのAV機器の電源をOFF状態にする
オールオフキー、後述するTVブロック45や切換回路
46を介して入力されるAV機器からのビデオ信号、オ
ーディオ信号を、切換回路46に接続された図示せぬV
TRに記録させるワンタッチプレイキー、切換回路46
に接続された図示せぬ2台のVTR間でダビングを行わ
せるダビングキーなどの各種の操作キー(図示せず)が
設けられている。
【0011】リモコン1においては、その操作キーが操
作されると、その操作に対応した操作信号が出力される
ようになされており、この操作信号は、TVマイコン4
1を構成するリモコン処理部42によって受信されるよ
うになされている。なお、このリモコン1は、無線およ
び有線のうちのいずれの方式のものでも良い。
【0012】リモコン処理部42は、リモコン1からの
操作信号を受信すると、その操作信号を、TVマイコン
41を構成するTV処理部43またはD2Bマイコン4
4に出力するようになされている。TV処理部43は、
TVブロック45またはTV用OSD5に関する操作信
号を受信すると、その操作信号に対応して、TVブロッ
ク45またはTV用OSD5を、それぞれ制御する。
【0013】TVブロック45は、TV処理部43に制
御され、図示せぬアンテナで受信されたテレビジョン放
送信号を、検波、復調し、その結果得られるビデオ信号
またはオーディオ信号を、ディスプレイ8またはスピー
カ47にそれぞれ出力する。これにより、TVブロック
45から出力されるビデオ信号またはオーディオ信号
が、ディスプレイ8またはスピーカ47において、それ
ぞれ表示または出力される。なお、TVブロック45か
らのビデオ信号、オーディオ信号は、ディスプレイ8、
スピーカ47に出力される他、図示していないが、切換
回路46にも出力されるようになされている。
【0014】TV用OSD(OSDマイコンまたはOS
D−IC)5は、TV処理部43に制御され、例えばス
ピーカ47より出力されるオーディオ信号のレベル(音
量)を表す数字やバー、TVブロック45で復調されて
いるチャンネルなど(TVブロック45に関する表示)
や、ディスプレイ8にビデオ信号を表示させるときのシ
ャープネスや明るさなど(TVブロック45の設定)の
TVブロック45に関するOSD(On Screen Displa
y)用のビデオ信号(以下、TV用OSDビデオ信号と
いう)を生成し、ディスプレイ8に出力して表示させる
ようになされている。
【0015】ところで、リモコン1のTV/VTR1/
VTR2/VTR3/LDP切換キーが、TV,VTR
1,VTR2,VTR3、またはLDPに切り換えられ
ると、リモコン1に設けられた操作キーは、TVブロッ
ク45、テレビジョン受像機に接続された1乃至3台目
のVTR、またはLDPそれぞれの動作を制御するキー
として働くようになされている。
【0016】即ち、テレビジョン受像機に、例えば3台
のVTRと1台のLDPが接続されている場合、切換キ
ーがVTR1に切り換えられると、リモコン1の操作キ
ーを操作することにより、そこから出力される操作信号
は、TVマイコン41およびD2Bマイコン44を介し
て、1台目のVTRに供給され、これによりそのVTR
の動作が制御される。また、例えば切換キーがTVに切
り換えられると、リモコン1の操作キーを操作すること
により、そこから出力される操作信号は、TVマイコン
41のTV処理部43に供給され、これによりTV処理
部43によってTVブロック45の動作が制御される。
【0017】なお、リモコン1には、操作キーの他、例
えばLCD(図示せず)などが設けられており、このL
CDには、切換キーが選択しているものが表示されるよ
うになされている。
【0018】また、リモコン1が操作対象とするAV機
器の切り換えは、リモコン1の切り換えキーの操作だけ
ではなく、LCDに表示させるAV機器を、例えばカー
ソルキーの操作により切り換えることによっても行うこ
とができるようにすることができる。
【0019】さらに、リモコン1は、双方向通信を行う
リモコンとすることができる。即ち、TVマイコン1の
リモコン処理部42が、リモコン1からの操作信号を受
信した場合、受信したことを示すアクノリッジを、リモ
コン1に送信するように、リモコン処理部42を構成
し、リモコン1は、リモコン処理部42からのアクノリ
ッジを受信するように構成することができる。
【0020】次に、リモコン1の初期設定キーが操作さ
れると、テレビジョン受像機は、初期設定モードとな
り、リモコン1の操作キーの操作に対応する操作信号
は、TVマイコン41を介してD2Bマイコン44に供
給され、これによりD2Bマイコン44では、その後リ
モコン1が操作されることにより供給される操作信号に
対応した初期設定処理が行われる。
【0021】初期設定時においては、ディスプレイ8に
表示される初期設定画面上に、カーソルが表示される。
このカーソルは、リモコン1のカーソルキーを操作する
ことにより、初期設定画面上を移動することができるよ
うになされている。そして、初期設定画面のうちの、テ
レビジョン受像機に実際に接続したAV機器や、実際の
接続状態が表示されている位置に、カーソルを移動し、
リモコン1の実行キーを操作することにより、AV機器
やその接続状態が選択されるようになされている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のAV
センタとしてのテレビジョン受像機では、初期設定時の
初期設定画面の表示は、D2Bマイコン44が制御する
D2B用OSD7によって行われていたが、カーソルの
表示は、TV処理部43が制御するTV用OSD5によ
って行われていた。
【0023】このため、初期設定時において表示される
カーソルを、初期設定画面上において自由に、且つ滑ら
かに移動させることは困難であった。即ち、カーソル
は、初期設定画面上の、例えばメニュー番号の部分を、
いわばとびとびに指すようにしか移動させることができ
なかった。
【0024】また、D2Bマイコン44が制御するD2
B用OSD7によって表示された初期設定画面上におい
て、TV処理部43が制御するTV用OSD5によって
表示されたカーソルを、リモコン1のカーソルキーの操
作に対応して移動させているため、カーソルの移動速度
が遅く、使用者に違和感を感じさせる課題があった。
【0025】さらに、カーソルキーが操作されることに
より移動するカーソルがいま位置している座標(以下、
カーソル位置情報という)を、TV処理部43から、D
2Bマイコン44に転送しなければならず、このため、
装置の動作速度が遅くなる課題があった。
【0026】また、この場合、カーソル位置情報を、T
V処理部43で用いるのか、またはD2Bマイコン44
に転送するのかを判定する必要もあり、処理が煩雑にな
る課題があった。
【0027】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、装置の動作速度を向上させることができ
るようにするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ転送方法
は、内部動作の制御を行う第1の制御手段としてのTV
処理部4と、外部に接続された電子機器の制御を行う第
2の制御手段としてのD2Bマイコン6と、TV処理部
4およびD2Bマイコン6に、所定の制御を行わせる制
御情報を入力する入力手段としてのリモコン1とを含む
電子機器制御装置において、リモコン1から入力された
制御情報を、TV処理部4またはD2Bマイコン6に転
送するデータ転送方法であって、TV処理部4またはD
2Bマイコン6専用の制御情報をそれぞれ設定するとと
もに、TV処理部4およびD2Bマイコン6共用の制御
情報を設定しておき、リモコン1から入力された制御情
報が、TV処理部4またはD2Bマイコン6専用のもの
であるときには、その制御情報をTV処理部4またはD
2Bマイコン6に、それぞれ転送し、リモコン1から入
力された制御情報が、TV処理部4およびD2Bマイコ
ン6共用のものであるときには、その制御情報を、TV
処理部4およびD2Bマイコン6のうちの、直前に制御
情報を転送した方に転送することを特徴とする。
【0029】本発明の電子機器制御装置は、内部動作の
制御を行う第1の制御手段としてのTV処理部4と、外
部に接続された電子機器の制御を行う第2の制御手段と
してのD2Bマイコン6と、TV処理部4およびD2B
マイコン6に、所定の制御を行わせる制御情報を入力す
る入力手段としてのリモコン1と、TV処理部4または
D2Bマイコン6それぞれに専用の制御情報、並びにT
V処理部4およびD2Bマイコン6共用の制御情報を記
憶している記憶手段としてのコマンドテーブル13と、
コマンドテーブル13の記憶内容に基づいて、リモコン
1から入力された制御情報が、TV処理部4またはD2
Bマイコン6専用のものであるか、TV処理部4および
D2Bマイコン6共用のものであるかを判定する判定手
段としての受信制御部12とを備える電子機器制御装置
であって、受信制御部12により、リモコン1から入力
された制御情報が、TV処理部4またはD2Bマイコン
6専用のものであると判定されたときには、その制御情
報をTV処理部4またはD2Bマイコン6に、それぞれ
転送し、リモコン1から入力された制御情報が、TV処
理部4およびD2Bマイコン6共用のものであると判定
されたときには、その制御情報を、TV処理部4および
D2Bマイコン6のうちの、直前に制御情報を転送した
方に転送することを特徴とする。
【0030】
【作用】本発明においては、リモコン1から入力された
制御情報が、TV処理部4またはD2Bマイコン6専用
のものであったときには、その制御情報がTV処理部4
またはD2Bマイコン6に、それぞれ転送され、TV処
理部4およびD2Bマイコン6共用のものであったとき
には、その制御情報が、TV処理部4およびD2Bマイ
コン6のうちの、直前に制御情報を転送した方に転送さ
れる。従って、装置の動作速度を向上させることができ
る。
【0031】
【実施例】図1は、本発明を適用したAVセンタとして
のテレビジョン受像機の一実施例の構成を示すブロック
図である。なお、図中、図11における場合と対応する
部分については、同一の符号を付してある。即ち、図1
のテレビジョン受像機は、TVマイコン41、またはD
2Bマイコン44に代えて、リモコン処理部2およびT
V処理部4からなるTVマイコン2、またはD2Bマイ
コン6がそれぞれ設けられている他は、図11のテレビ
ジョン受像機と同様に構成されている。また、図1(後
述する図2、図7乃至図9も同様)においては、図11
のTVブロック45、切換回路46、およびスピーカ4
7の図示を省略してある。
【0032】TVマイコン2を構成するリモコン処理部
3およびTV処理部4の詳細を図2に示す。リモコン処
理部2は、受信部11、受信制御部12、およびコマン
ドテーブル13から構成される。コマンドテーブル13
には、リモコン1を操作することにより出力される操作
信号が、TV処理部4(CPU14)でのみ用いられる
もの、D2Bマイコン6でのみ用いられるもの、および
これらの両方で用いられる可能性のあるものに分類され
て記憶されている。
【0033】即ち、リモコン1の操作キーのうちの、例
えば音量キーやチャンネルキーなどに対応する操作信号
は、TV処理部4でのみ用いられるものに分類されて記
憶されており、また例えば初期設定キーやワンタッチプ
レイキー、オールオフキーなどに対応する操作信号は、
D2Bマイコン6でのみ用いられるものに分類されて記
憶されている。さらに、リモコン1の操作キーのうち
の、例えば数字キーやカーソルキー、実行キーなどに対
応する操作信号は、TV処理部4およびD2Bマイコン
6の両方で用いられるものに分類されて記憶されてい
る。以下、それぞれに分類された操作信号を、TV用リ
モコンコード、D2B用リモコンコード、共通リモコン
コードという。
【0034】リモコン1からの操作信号は、受信部11
で受信され、受信部11は、操作信号を受信すると、受
信制御部12に割り込み(以下、リモコン受信割り込み
という)を発生させるようになされている。受信制御部
12は、リモコン受信割り込みがかかると、コマンドテ
ーブル13を参照し、受信部11で受信された操作信号
(データ)が、TV用リモコンコード、D2B用リモコ
ンコード、および共通リモコンコードのうちのいずれで
あるかを判定し、その判定結果を、コード情報としてT
V処理部4のCPU14に出力するとともに、受信部1
1で受信された操作信号を、TV処理部4に送信させる
ようになされている。
【0035】TV処理部4は、CPU14、受信バッフ
ァ15、転送バッファ16、比較回路17、タイマレジ
スタ18、および処理モード記憶部19から構成されて
いる。
【0036】受信バッファ15は、CPU14に制御さ
れ、リモコン処理部3(受信部11)から送信されてく
る操作信号(データ)のうち、TV用OSD5またはT
Vブロック45(図11)を制御するための操作信号
(TV用リモコンコードまたは共通リモコンコード)を
受信し、一時記憶した後、CPU14に出力する。この
場合、CPU14は、後述する通常タイマ割り込みがか
かると、図11のTV処理部43と同様に、受信バッフ
ァ15から出力される操作信号に基づいて、TVブロッ
ク45またはTV用OSD5をそれぞれ制御する。
【0037】転送バッファ16は、CPU14に制御さ
れ、リモコン処理部3(受信部11)から送信されてく
る操作信号(データ)のうち、D2Bマイコン6に転送
すべき操作信号(D2B用リモコンコードまたは共通リ
モコンコード)を受信し、一時記憶する。さらに、転送
バッファ16は、操作信号を受信すると、CPU14に
割り込み(以下、受信割り込みという)を発生させるよ
うになされている。
【0038】この場合、CPU14は、受信割り込みが
かかると、タイマレジスタ18にセットされた値を変え
ることにより、比較回路17に、後述するタイマ割り込
みを、通常の場合より早く発生させる。タイマ割り込み
が発生すると、CPU14は、転送バッファ16に記憶
された操作信号を、D2Bマイコン6に転送させる。
【0039】比較回路17は、図示せぬクロック発生器
から供給されるクロックをカウントし、そのカウント値
と、タイマレジスタ18の記憶値とを比較する。そし
て、クロックのカウント値と、タイマレジスタ18の記
憶値とが等しくなると、CPU14にタイマ割り込みを
発生させる。なお、比較回路17におけるクロックのカ
ウント値は、CPU14にタイマ割り込みがかけられる
ごとに、リセットされるようになされている。
【0040】タイマレジスタ18には、所定の時間とし
ての、例えば2msなどに対応するクロック数が記憶さ
れている。従って、通常は、2msごとにタイマ割り込
み(以下、通常タイマ割り込みという)が、CPU14
にかけられることになる。
【0041】CPU14は、通常タイマ割り込みがかか
るごとに、通常行うべき所定の処理(受信バッファ15
に記憶された操作信号に対応する処理(例えば、チャン
ネルの選局処理や、音量調整処理、チャンネル表示、音
量表示など))を行うようになされている。そして、C
PU14は、受信割り込みがかけられた場合には、タイ
マレジスタ18の記憶値を、2msに対応するクロック
数より幾分小さな値に変更する。従って、この場合、通
常時より、幾分早いタイミングで、タイマ割り込み(以
下、特別タイマ割り込みという)がかかることになる。
【0042】このようにして、特別タイマ割り込みがか
かった場合には、CPU14は、通常行うべき所定の処
理に優先して、転送バッファ16に記憶されている操作
信号を、D2Bマイコン6に転送する制御を行うように
なされている。従って、リモコン処理部3で受信された
操作信号は、TV処理部4を介して、D2Bマイコンに
転送されるが、TV処理部4では、D2Bマイコン6に
転送すべき操作信号が、通常行うべき所定の処理に優先
して、D2Bマイコン6に転送されるので、D2Bマイ
コン6が制御すべき処理が、迅速に行われるようにな
る。即ち、リモコン1の操作に対応して、迅速に処理が
行われるようになり、その結果、装置の操作感を向上さ
せることができる。
【0043】なお、CPU14は、特別タイマ割り込み
がかかった後、タイマレジスタ18の記憶値を元の値に
セットし直すようになされている。従って、特別タイマ
割り込み発生後は、それから2msの時間が経過するご
とに、比較回路17によって、通常タイマ割り込みが発
生されるようになる。
【0044】CPU14は、以上の処理を行う他、リモ
コン処理部3の受信制御部12から供給されたコード情
報が、操作信号がTV用リモコンコードであることを示
すものである場合、受信部11より送信されてくる操作
信号、即ちTV用リモコンコードを、受信バッファ15
に受信させる。
【0045】さらに、CPU14は、リモコン処理部3
の受信制御部12から供給されたコード情報が、操作信
号がD2B用リモコンコードであることを示すものであ
る場合、受信部11より送信されてくる操作信号、即ち
D2B用リモコンコードを、転送バッファ16に受信さ
せる。
【0046】また、CPU14は、リモコン処理部3の
受信制御部12から供給されたコード情報が、操作信号
が共通リモコンコードであることを示すものである場
合、処理モード記憶部19に記憶されている処理モード
フラグを参照し、その処理モードフラグに対応して、受
信部11より送信されてくる操作信号、即ち共通リモコ
ンコードを、受信バッファ15または転送バッファ16
に受信させる。
【0047】処理モード記憶部19は、処理モードフラ
グを記憶しており、この処理モードフラグは、CPU1
4によって、0または1にセットされ、またD2Bマイ
コン6によって、0および1のうちの、例えば0にセッ
ト(クリア)されるようになされている。
【0048】ここで、リモコン処理部3の受信制御部1
2から、操作信号がTV用リモコンコードであることを
示すコード情報が送信されてきた直後、さらに受信制御
部12から、操作信号が共通リモコンコードであること
を示すコード情報が送信されてきた場合に、受信部11
から送信されてくる共通リモコンコードである操作信号
は、TV処理部4のCPU14で処理すべきもの(TV
ブロックまたはTV用OSD5を制御するための信号)
であると考えられる。
【0049】そこで、CPU14は、リモコン処理部3
の受信制御部12から、操作信号がTV用リモコンコー
ドであることを示すコード情報を受信した場合、処理モ
ードフラグを0にセットし、処理モードフラグが0であ
る間、受信部11より送信されてくる共通リモコンコー
ドを、受信バッファ15に受信させるようになされてい
る。これにより、処理モードフラグが0(以下、適宜、
処理モードがTV処理モードという)である間、受信部
11より送信されてくる共通リモコンコードは、すべて
受信バッファ15を介して、CPU14に出力され、そ
こで処理されることになる。
【0050】また、リモコン処理部3の受信制御部12
から、操作信号がD2B用リモコンコードであることを
示すコード情報が送信されてきた直後、さらに受信制御
部12から、操作信号が共通リモコンコードであること
を示すコード情報が送信されてきた場合に、受信部11
から送信されてくる共通リモコンコードである操作信号
は、D2Bマイコン6に転送すべきもの(D2B用OS
D7または図2のテレビジョン受像機に接続されたAV
機器(図示せず)を制御するためのもの)であると考え
られる。
【0051】そこで、CPU14は、リモコン処理部3
の受信制御部12から、操作信号がD2B用リモコンコ
ードであることを示すコード情報を受信した場合、処理
モードフラグを1にセットし、処理モードフラグが1で
ある間、受信部11より送信されてくる共通リモコンコ
ードを、転送バッファ16に受信させるようになされて
いる。これにより、処理モードフラグが1(以下、適
宜、処理モードがD2B処理モードという)である間、
受信部11より送信されてくる共通リモコンコードは、
すべて転送バッファ16を介して、D2Bマイコン6に
転送されることになる。
【0052】D2Bマイコン6は、図11のD2Bマイ
コン44と同様にして、TV処理部4の転送バッファ1
6より転送されてくる操作信号(D2B用リモコンコー
ドまたは共通リモコンコード)に対応して、D2B用O
SD7、切換回路46、テレビジョン受像機に接続され
たAV機器をそれぞれ制御する。
【0053】ここで、上述したように、TV処理部4の
処理モード記憶部19に記憶されている処理モードフラ
グが1である場合には、リモコン1の操作に対応する共
通リモコンコードの操作信号は、すべてD2Bマイコン
6に供給されるようになされている。
【0054】従って、D2Bマイコン6が、D2B用O
SD7、切換回路46、AV機器に対するある一連の制
御(例えば、初期設定処理など)を終了しても、処理モ
ードフラグが1である場合には、共通リモコンコードの
操作信号は、TV処理部4の転送バッファ16を介して
D2Bマイコン6に転送されてくることになる。
【0055】即ち、例えばリモコン1の初期設定キーが
操作され、その操作に対応する操作信号が、リモコン処
理部3で受信されると、この操作信号は、D2Bリモコ
ンコードであるから、上述したように、TV処理部4
(転送バッファ16)を介して、D2Bマイコン6に転
送されるとともに、処理モード記憶部19の処理モード
フラグは、1にセットされる。
【0056】D2Bマイコン6は、初期設定キーの操作
に対応する操作信号を受信すると、D2B用OSD7を
制御して、例えばディスプレイ8に初期設定画面を表示
させる。この場合、上述したように、処理モードフラグ
は1にセットされるので、数字キーやカーソルキーの操
作に対応する操作信号、即ち共通リモコンコードは、す
べてTV処理部4の転送バッファ16を介してD2Bマ
イコン6に転送されるようになる。これにより、D2B
マイコン6では、この共通リモコンコードに対応して、
D2B用OSD7を制御し、初期設定画面上に表示され
たカーソルを移動させたりすることができるようにな
る。
【0057】従って、この場合、例えばAV機器の接続
状態(切換回路46における切換状態)の設定/指定
や、ダビングフィーチャ実行時において信号源となるA
V機器の指定などを、ディスプレイ8に、例えばアイコ
ン形式などで表示されたAV機器を、カーソルを移動し
て指示することにより、迅速に行うことができるように
なり、これにより誤操作を削減することができるように
なる。
【0058】ところで、その後、初期設定を終了するよ
うにリモコン1が操作され(例えば、初期設定画面上
に、「初期設定終了」という選択メニューがあり、そこ
にカーソルが移動されて、リモコン1の実行キーが操作
され)、これによりD2Bマイコン6が、初期設定処理
を終了しても、処理モードフラグが1である場合には、
共通リモコンコードの操作信号は、TV処理部4の転送
バッファ16を介してD2Bマイコン6に転送されてく
ることになる。
【0059】そこで、D2Bマイコン6は、ある一連の
制御(処理)を終了すると、処理モード記憶部19に記
憶されている処理モードフラグを0にクリアするように
なされている。
【0060】次に、図3は、テレビ処理部4の動作を説
明するフローチャートである。テレビ処理部4では、ス
テップS1において、CPU14によって、例えば垂直
同期のカウントや、OSD表示の制御、各ブロック(各
ブロックが、例えばICで構成されている場合にはI
C)のリフレッシュなど、テレビジョン放送を受信、復
調して、ディスプレイ8またはスピーカ47から出力さ
せるのに必要な処理(以下、TV処理という)が行わ
れ、ステップS2に進み、リモコン処理部3(受信部1
1)から、リモコン1の操作による操作信号(リモコン
データ)が、送信されてきたか否かが判定される。ステ
ップS2において、操作信号が送信されてきていないと
判定された場合、ステップS1に戻り、ステップS2で
操作信号が送信されてきたと判定されるまで、ステップ
S1およびS2の処理を繰り返す。
【0061】一方、ステップS2において、操作信号が
送信されてきたと判定された場合、ステップS3に進
み、後述する図4に示すデータ受信処理が行われ、ステ
ップS1に戻る。
【0062】以上のように、リモコン処理部3の受信部
11から操作信号が送信されてくると、TV処理部4で
は、その操作信号を受信する処理が行われるが、この場
合、リモコン処理部3の受信制御部12からは、上述し
たように、コマンドテーブル13を参照し、操作信号
が、TV用リモコンコード、D2B用リモコンコード、
および共通リモコンコードのうちのいずれであるかを判
定した判定結果が、コード情報として送信されてくる。
【0063】そこで、TV処理部4のCPU14では、
まず図4に示すフローチャートのステップS11におい
て、コード情報が、操作信号が共通リモコンコードであ
ることを示すものであるか否かが判定される。ステップ
S11において、コード情報が、操作信号が共通リモコ
ンコードであることを示すものでないと判定された場
合、ステップS13に進み、コード情報が、操作信号が
TV用リモコンコードであることを示すものであるか否
かが判定される。
【0064】ステップS13において、コード情報が、
操作信号がTV用リモコンコードであることを示すもの
であると判定された場合、処理モード記憶部19に記憶
されている処理モードフラグが0にされて、ステップS
14に進む。ステップS14では、リモコン処理部3の
受信部11から送信されてきたTV用リモコンコードで
ある操作信号が、受信バッファ15によって、受信、記
憶され、処理を終了する。
【0065】この後、CPU14において、上述したよ
うに、受信バッファ15に記憶された操作信号にしたが
って、TV用OSD5やTVブロック45が制御される
ことになる。
【0066】また、ステップS13において、コード情
報が、操作信号がTV用リモコンコードであることを示
すものでないと判定された場合、ステップS15に進
み、コード情報が、操作信号がD2B用リモコンコード
であることを示すものであるか否かが判定される。ステ
ップS15において、コード情報が、操作信号がD2B
用リモコンコードであることを示すものでないと判定さ
れた場合、即ち操作信号がTV用リモコンコード、D2
B用リモコンコード、および共通リモコンコードのうち
のいずれでもない場合、ステップS18に進み、入力エ
ラーであるとして、エラー処理(例外処理)(例えば、
警告音を発するなどの処理)が行われて、処理を終了す
る。
【0067】一方、ステップS15において、コード情
報が、操作信号がD2B用リモコンコードであることを
示すものであると判定された場合、処理モード記憶部1
9に記憶されている処理モードフラグが1にされて、ス
テップS16に進む。ステップS16では、リモコン処
理部3の受信部11から送信されてきたD2B用リモコ
ンコードである操作信号が、転送バッファ16によっ
て、受信、記憶され、ステップS17に進み、特別タイ
マ割り込み発生処理(特別タイマ割り込みを発生するた
めの処理)が行われ、処理を終了する。
【0068】ここで、特別タイマ割り込み発生処理と
は、ステップS16で、転送バッファ16が、操作信号
を受信すると、上述したように、CPU14に対して、
受信割り込みがかけられ、タイマレジスタ18の記憶値
が、2msに対応するクロック数より幾分小さな値に変
更するされる処理である。
【0069】従って、この後、上述したように、比較回
路17によって、通常時より、幾分早いタイミングで、
タイマ割り込み、即ち特別タイマ割り込みがかけられ、
CPU14によって、通常行うべき所定の処理に優先し
て、転送バッファ16に記憶されている操作信号が、D
2Bマイコン6に転送される転送処理が行われる。
【0070】即ち、図5に示すように、受信割り込みが
かけられた場合、受信部11からの操作信号を転送バッ
ファ16で受信する受信処理の終了後、本来のタイマ割
り込みがかかるタイミングt1より、幾分早いタイミン
0でタイマ割り込み(特別タイマ割り込み)がかか
り、転送バッファ16に記憶されている操作信号が、D
2Bマイコン6に転送される。これにより、D2Bマイ
コン6には、TV処理部4(転送バッファ16)から、
迅速に、操作信号が転送されることになる。
【0071】CPU14は、特別タイマ割り込み後、上
述したように、タイマレジスタ18の記憶値を元の値に
セットし直すので、その後は、通常タイマ割り込みが発
生されることになる。即ち、特別タイマ割り込み後、次
のタイマ割り込みは、タイミングt1から2ms経過し
たタイミングt3ではなく、特別タイマ割り込みがかけ
られたタイミングt0から2ms経過したタイミングt2
で発生されることになる。
【0072】ここで、図6は、D2Bマイコン6に、転
送バッファ16から、操作信号が転送される場合のCP
U14の動作を説明するフローチャートである。まず最
初に、ステップS21において、処理モード記憶部19
に記憶された処理モードフラグが確認され、処理モード
フラグが1であるか否かが判定される。ステップS21
において、処理モードフラグが1でないと判定された場
合、即ち処理モードがTV処理モードの場合、処理を終
了する。
【0073】また、ステップS21において、処理モー
ドフラグが1であると判定された場合、即ち処理モード
がD2B処理モードの場合、ステップS22に進み、T
V処理部4からD2Bマイコン6への通信路が通信可能
状態か否かが判定される。ステップS22において、通
信路が通信可能状態でないと判定された場合、即ち、例
えば通信路が、図示せぬ他のブロックの通信処理のため
に使用されている場合、処理を終了する。
【0074】一方、ステップS22において、通信路が
通信可能状態であると判定された場合、ステップS23
に進み、転送バッファ16に記憶された操作信号が、D
2Bマイコン6に転送され、ステップS24に進む。ス
テップS24では、D2Bマイコン6へ転送すべき操作
信号が、まだ転送バッファ16に記憶されているか否か
が判定される。ステップS24において、D2Bマイコ
ン6へ転送すべき操作信号が、まだ転送バッファ16に
記憶されていると判定された場合、ステップS23に戻
る。また、ステップS24において、D2Bマイコン6
へ転送すべき操作信号が、既に転送バッファ16に記憶
されていないと判定された場合、処理を終了する。
【0075】図4に戻り、ステップS11において、コ
ード情報が、操作信号が共通リモコンコードであること
を示すものであると判定された場合、ステップS12に
進み、処理モード記憶部19に記憶された処理モードフ
ラグが0であるか、または1であるかが判定される。ス
テップS12において、処理モードフラグが0であると
判定された場合、即ち処理モードがTV処理モードの場
合、ステップS14に進み、上述した処理が行われる。
【0076】また、ステップS12において、処理モー
ドフラグが1であると判定された場合、即ち処理モード
がD2B処理モードの場合、ステップS16,S17に
順次進み、以下、上述した処理が行われ、処理を終了す
る。
【0077】以上のように、D2Bマイコン6が行うべ
き処理としてのAVシステム制御処理(例えば、D2B
用OSD7における表示処理や、初期化処理、AV機器
の選択処理など)を、その処理のうちの一部の処理(例
えば、カーソル表示など)をTV処理部4に行わせるの
ではなく、すべてD2Bマイコン6に行わせるようにし
たので、TV処理部4の負担(負荷)を軽減することが
できる。また、TV処理部4とD2Bマイコン6が行う
べき処理を明確に切り分けたので、D2Bマイコン6を
搭載したボードを抜き差しするだけで、AVシステム制
御処理機能を有するテレビジョン受像機と、有さないテ
レビジョン受像機とを製造することができるようにな
る。この結果、AVシステム制御処理機能を有さないテ
レビジョン受像機は、高コスト化せずに製造することが
できる。
【0078】以上、本発明をAVセンタとしてのテレビ
ジョン受像機に適用した場合について説明したが、本発
明は、テレビジョン受像機以外のAV機器をAVセンタ
とした場合や、またAVセンタ以外の電子機器にも適用
することができる。
【0079】なお、TVマイコン2とD2Bマイコン6
の通信は、内部バス(例えば、IOCなど)経由で行う
ようにすることもできるし、制御信号線(例えば、I2
Cバスや3線バスなど)経由で行うようすることもでき
る。
【0080】また、図7に示すように、TVマイコン2
の通信路を、例えばI2Cバスとし、D2Bマイコン6
の通信路を、TVマイコン2と異なる、例えば3線バス
とすることができる。この場合、同図に示すように、T
Vマイコン2とD2Bマイコン6との間に、I2Cバス
と3線バスの変換を行うI2C/3線変換器21を設け
る必要がある。
【0081】さらに、I2C/3線変換器21を設ける
場合においては、図8に示すように、I2C/3線変換
器21とD2B用OSC7とを一体に構成し、I/F
(インターフェイス)マイコン31とすることができ
る。この場合、D2Bマイコン6は、TVマイコン2と
通信を行う場合には、I2C/3線変換器21に対し、
D2Bマイコン6とTVマイコン2とを接続するように
指示する切換信号を出力する。また、D2B用OSD7
に制御信号(OSD表示コマンド受信信号)を出力する
場合には、I2C/3線変換器21に対し、D2Bマイ
コン6とD2B用OSD7とを接続するように指示する
切換信号を出力する。
【0082】また、図9(a)に示すように、TVマイ
コン2とD2Bマイコン6とが、例えばI2Cバスで接
続され、さらにこのI2Cバスと、例えばテレテキスト
マイコン32などの他のマイコン(IC)が接続されて
いる場合、TVマイコン2とテレテキストマイコン32
とが通信している間は、そこに割り込んで、TVマイコ
ン2からD2Bマイコン6へ操作信号(データ)を転送
することができず、このため、装置の処理速度が劣化す
ることになる。また、I2Cバスの最高クロックは、仕
様で、例えば100kHzとなされており、あまり速い
ものとはいえない。
【0083】そこで、図9(b)に示すように、例えば
TVマイコン2とD2Bマイコン6とは、例えば3線バ
スで接続し、TVマイコン2と、テレテキストマイコン
32などの他のマイコンとは、例えばI2Cバスで接続
するようにすることができる。この場合、TVマイコン
2からD2Bマイコン6に操作信号を、迅速に転送する
ことができる。
【0084】また、リモコン1には、カーソルキーに代
えて、ディスプレイ8に表示されたカーソルを左右また
は上下に移動制御可能な、例えばローラ(例えば、任意
の方向へ回転することによりカーソルを移動し、押し込
むことにより、カーソルが指示している部分を確定する
ことができるようになされているもの)などを設けるよ
うにすることができる(リモコン1をローラリモコンと
することができる)。
【0085】さらに、ディスプレイ8に表示されるカー
ソルの移動は、カーソルキーやローラだけでなく、例え
ば図10に示すような、ジョイスティック型リモコン
(図10(a)、可動部と固定部からなるおわん型リモ
コン(図10(b))、ボリューム型リモコン(図10
(c))などを、リモコン1に設けて行うようにするこ
とができる。
【0086】ジョイスティック型リモコンによれば、ジ
ョイスティックを、任意の方向へ倒すことによりカーソ
ルを移動し、押し込むことにより、カーソルが指示して
いる部分を確定するようにすることができる。おわん型
リモコンによれば、可動部を、任意の方向へ回転するこ
とによりカーソルを移動し、押し込むことにより、カー
ソルが指示している部分を確定するようにすることがで
きる。ボリューム型リモコンによれば、ボリュームを、
右または左に回転することによりカーソルを移動するよ
うにすることができる。
【0087】さらに、VTRのジョグダイヤルまたはシ
ャトルリング付きのリモコン(以下、ジョグシャトル付
きリモコンという)によって、ディスプレイ8に表示さ
れるカーソルを移動させるようにすることができる。こ
の場合、ジョグシャトル付きリモコンには、カーソル移
動制御とVTR制御との、例えば切換スイッチを設け
て、カーソル移動制御およびVTR制御の兼用とする必
要がある。
【0088】また、ディスプレイ8に表示されるカーソ
ルの移動は、AVセンタとしてのテレビジョン受像機に
設けられている、リモコン1と同様の操作キーを操作す
ることによって行うことができるようにすることができ
る。
【0089】さらに、カーソルの移動は、以上の他、例
えばマウスリモコンなどによっても行うようにすること
ができる。
【0090】また、本実施例では、D2Bマイコン6
に、処理モード記憶部19に記憶されている処理モード
フラグを0にクリアさせる処理だけを行わせるようにし
たが、このクリア処理に加えて、処理モードフラグを1
にセットさせる処理も行わせるようにすることができ
る。即ち、D2Bマイコン6は、TV処理部4からD2
Bリモコンコードを受信した場合、処理モードフラグを
1にセットするようにすることができる。
【0091】さらに、本実施例では、情報コードが、操
作信号がD2B用リモコンコードであることを示すもの
であった場合に、CPU14に、処理モードフラグを1
にさせるようにしたが、操作信号がD2B用リモコンコ
ードである場合の他、例えば所定のメインメニュー(T
Vメニュー)の中から、D2Bマイコン6に関するメニ
ュー(D2Bメニュー)が選択された場合に、処理モー
ドフラグを1にさせるようにすることができる。
【0092】この場合、TVマイコン2(TV処理部
4)からD2Bマイコン6へは、選択されたD2Bメニ
ューに関する情報(メニュー番号情報)が転送され、そ
の後は、D2Bマイコン6によって処理モードフラグが
0にされるまで、カーソルキーの操作に対応する操作信
号(リモコン1がカーソルリモコンである場合)や、ク
リックボタンの操作に対応する操作信号(リモコン1が
マウスリモコンである場合)などの共通リモコンコード
が転送されるようになる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、入力手段から入力され
た制御情報が、第1または第2の制御手段専用のもので
あったときには、その制御情報が第1または第2の制御
手段に、それぞれ転送され、第1および第2の制御手段
共用のものであったときには、その制御情報が、第1お
よび第2の制御手段のうちの、直前に制御情報を転送し
た方に転送される。従って、装置の動作速度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したAVセンタとしてのテレビジ
ョン受像機の第1実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例のより詳細なブロック図である。
【図3】図1の実施例におけるTV処理部4の動作を説
明するフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートにおけるステップS3の
処理のより詳細なフローチャートである。
【図5】割り込みのタイミングを説明する図である。
【図6】図2の転送バッファ16からD2Bマイコン6
へ操作信号が転送される場合のCPU14の動作を説明
するフローチャートである。
【図7】本発明を適用したAVセンタとしてのテレビジ
ョン受像機の第2実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明を適用したAVセンタとしてのテレビジ
ョン受像機の第3実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明を適用したAVセンタとしてのテレビジ
ョン受像機の第4実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】ジョイスティック型リモコン、おわん型リモ
コン、およびボリューム型リモコンを示す図である。
【図11】従来のAVセンタとしてのテレビジョン受像
機の一例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リモートコントローラ(リモコン) 2 TVマイコン 3 リモコン処理部 4 TV処理部 5 TV用OSD 6 D2Bマイコン 7 D2B用OSD 8 ディスプレイ 11 受信部 12 受信制御部 13 コマンドテーブル 14 CPU 15 受信バッファ 16 転送バッファ 17 比較回路 18 タイマレジスタ 19 処理モード記憶部 21 I2C/3線変換器 31 I/F(インターフェイス)マイコン 32 テレテキストマイコン 41 TVマイコン 42 リモコン処理部 43 TV処理部 44 D2Bマイコン 45 TVブロック 46 切換回路 47 スピーカ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部動作の制御を行う第1の制御手段
    と、 外部に接続された電子機器の制御を行う第2の制御手段
    と、 前記第1および第2の制御手段に、所定の制御を行わせ
    る制御情報を入力する入力手段とを含む電子機器制御装
    置において、 前記入力手段から入力された制御情報を、前記第1また
    は第2の制御手段に転送するデータ転送方法であって、 前記第1または第2の制御手段専用の前記制御情報をそ
    れぞれ設定するとともに、前記第1および第2の制御手
    段共用の前記制御情報を設定しておき、 前記入力手段から入力された制御情報が、前記第1また
    は第2の制御手段専用のものであるときには、その制御
    情報を前記第1または第2の制御手段に、それぞれ転送
    し、 前記入力手段から入力された制御情報が、前記第1およ
    び第2の制御手段共用のものであるときには、その制御
    情報を、前記第1および第2の制御手段のうちの、直前
    に制御情報を転送した方に転送することを特徴とするデ
    ータ転送方法。
  2. 【請求項2】 内部動作の制御を行う第1の制御手段
    と、 外部に接続された電子機器の制御を行う第2の制御手段
    と、 前記第1および第2の制御手段に、所定の制御を行わせ
    る制御情報を入力する入力手段と、 前記第1または第2の制御手段それぞれに専用の前記制
    御情報、並びに前記第1および第2の制御手段共用の前
    記制御情報を記憶している記憶手段と、 前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記入力手段から
    入力された制御情報が、前記第1または第2の制御手段
    専用のものであるか、前記第1および第2の制御手段共
    用のものであるかを判定する判定手段とを備える電子機
    器制御装置であって、 前記判定手段により、前記入力手段から入力された制御
    情報が、前記第1または第2の制御手段専用のものであ
    ると判定されたときには、その制御情報を前記第1また
    は第2の制御手段に、それぞれ転送し、前記入力手段か
    ら入力された制御情報が、前記第1および第2の制御手
    段共用のものであると判定されたときには、その制御情
    報を、前記第1および第2の制御手段のうちの、直前に
    制御情報を転送した方に転送することを特徴とする電子
    機器制御装置。
JP5311380A 1993-12-13 1993-12-13 データ転送方法および電子機器制御装置 Withdrawn JPH07162967A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000022817A1 (fr) * 1998-10-15 2000-04-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Commutateur pour signaux video composants
JP2006067063A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Fujitsu Ltd 切り換え装置、電子装置、データ転送方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム

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