JPH07162925A - 無線呼出のサービスエリアを切替える無線呼出交換局装置およびサービスエリア切替え可能な無線呼出受信機 - Google Patents

無線呼出のサービスエリアを切替える無線呼出交換局装置およびサービスエリア切替え可能な無線呼出受信機

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Publication number
JPH07162925A
JPH07162925A JP5341423A JP34142393A JPH07162925A JP H07162925 A JPH07162925 A JP H07162925A JP 5341423 A JP5341423 A JP 5341423A JP 34142393 A JP34142393 A JP 34142393A JP H07162925 A JPH07162925 A JP H07162925A
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JP
Japan
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area
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pager
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radio
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Application number
JP5341423A
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English (en)
Inventor
Masaki Yanagihara
正樹 柳原
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Motorola Solutions Japan Ltd
Original Assignee
Nippon Motorola Ltd
Motorola Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07162925A publication Critical patent/JPH07162925A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザーがサービスエリアを移動した時に任
意の無線呼出交換局に対して容易にエリア変更要求がで
きる無線呼出交換局装置および無線呼出受信機の提供。 【構成】 ゲストページャーのエリア変更要求の場合
は、ゲストページャーアドレス割当テーブルを参照して
ゲストページャーの一時アドレスとして割当てる。ゲス
トページャーテーブル内に一時アドレス情報を一時登録
し、この一時アドレス情報を含む無線呼出信号を送出す
る。レジデントページャーのエリア変更要求の場合は、
レジデントページャーテーブル内のアドレス情報を含む
無線呼出信号を送出する。自エリアでの呼出要求の場合
は、レジデントページャーテーブルのアドレス情報によ
り無線基地局より無線呼出受信機を呼出す。他エリアで
の呼出要求の場合は、交換局間通信手段を介して呼出要
求を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線呼出サービスに関
するもので、特に複数の無線呼出サービスエリア間を移
動する無線呼出受信機のサービスエリアを適時切り替え
て異なったエリアでの無線呼出サービスを実現し、広域
無線呼出サービスを可能にする無線呼出交換局装置およ
び無線呼出受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の広域無線呼出サービスの実現方法
としては、大ゾーン方式、日本電信電話株式会社(NT
T)の実施している事前登録方式、複数エリアでの同時
送信および受信機側での受信信号切替えによる方式(N
CC方式)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大ゾーン方式では、広
大なサービスエリアの全域で同一の電波を送出するため
の周波数の繰返し使用ができず電波の有効利用上極めて
不利であり、さらにユーザーの存在しないエリアでも電
波を送信するため電力の無駄使いとなる問題があり、時
代の要請に全く反するものである。
【0004】NTT方式では、前記大ゾーン方式の欠点
を解消するためにユーザーの移動予定に従って、事前に
その移動先エリア、移動期間等の符号化された情報をユ
ーザー自身が電話回線を介してホームエリアの無線呼出
交換局に対して手動による登録要求を入力をしているた
め、その入力処理に極めて不便があり、しかも移動予定
が変更になった場合には入力キャンセル処理または再登
録をしなければならないほか、移動先エリアに入った時
に受信機の受信周波数等を切替える操作をしなければな
らない等、ユーザーにとって極めて多大な不便を強いる
こととなっていた。従って、現実的にサービス可能な地
域にも自ずと限界があり、5地域程度のサービスエリア
に止まっていた。
【0005】NCC方式では、複数エリアでの同時送信
を行うため、大ゾーン方式のような電力の無駄使いにな
るほか、通常複数のエリアで使用する無線呼出受信機の
アドレス番地および呼出電話番号がサービスを行う複数
のエリア分必要となるため、全国的な広域サービスを実
現しようとしたとき膨大な数のアドレスおよび呼出電話
番号を必要とし、結果としてアドレス数および呼出電話
番号が不足してしまい、希望する数だけのユーザーに無
線呼出サービスを行えなくなることとなり、さらに呼出
者はどのエリアにいるか不明のユーザーを呼出す際に可
能性のあるエリアの呼出電話番号を順番に全てかけなけ
ればならない等の欠点があった。さらに、移動先エリア
に入った時に受信機の受信周波数等を切替える操作をし
なければならない等、ユーザーにとっても不便を強いる
こととなっていた。従って、前記NTT方式と同様に、
現実的にサービス可能な地域に限界があり、3〜5地域
程度のサービスエリアに止まっていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、前記の問題点を
解消し、全国的な広域無線呼出システムを実現すべく、
ユーザー(ページャー)がサービスエリアを移動した時
に任意の無線呼出交換局に対して、一般電話回線を介し
てエリア変更要求を極めて簡単な方法により発信するだ
けで、サービスエリアを切替える方式を可能にする無線
呼出交換局装置および無線呼出受信機を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の無線呼出交換局
装置は、自受信機に割当てられたアドレスを含む選択呼
出信号を受信した時に報知動作を発生する機能を有する
複数の無線呼出受信機と、一般電話回線または専用呼出
用端末を介して発呼される呼出者の呼出要求に応答し
て、対応するアドレスを選択し、このアドレス情報によ
り無線基地局より対応する無線呼出受信機を呼出す機能
を備えた無線呼出交換局とよりなる無線呼出システムに
おける無線呼出交換局装置において、受付テーブルと、
レジデントページャーテーブルと、ゲストページャーテ
ーブルと、レジデントページャーアドレス割当テーブル
と、ゲストページャーアドレス割当テーブルと、エリア
変更要求受付手段と、呼出要求受付手段と、交換局間通
信手段とを含み、前記エリア変更要求受付手段に入力さ
れた無線呼出受信機のエリア変更要求が、自エリアへの
登録を要する場合であって、(1)当該エリア変更要求
に対応する無線呼出受信機がゲストページャーである場
合は、前記ゲストページャーアドレス割当テーブルを参
照して、未割当のアドレスを検索しこれを当該ゲストペ
ージャーの一時アドレスとして割当て、前記ゲストペー
ジャーテーブル内に、当該ゲストページャーの個別識別
番号情報、ホームエリア情報および一時アドレス情報を
一時登録し、この一時登録した一時アドレス情報を一時
アドレス割当信号として含む無線呼出信号を送出し、
(2)前記エリア変更要求に対応する無線呼出受信機が
レジデントページャーである場合は、前記レジデントペ
ージャーテーブル内の当該レジデントページャーに対応
するアドレス情報を一時アドレス割当信号として含む無
線呼出信号を送出する制御手段を有することを特徴とす
る。
【0008】また、制御手段は、エリア変更要求受付手
段に入力された無線呼出受信機のエリア変更要求が他エ
リアへの登録を要する場合であって、当該エリア変更要
求に対応する無線呼出受信機がレジデントページャーで
ある場合は、レジデントページャーテーブル内の当該レ
ジデントページャーに対応する位置情報を当該他エリア
に書替え、交換局間通信手段により当該他エリアへの登
録を要求する登録要求を送出することを特徴とする。
【0009】また、制御手段は、エリア変更要求受付手
段に入力された無線呼出受信機のエリア変更要求が他エ
リアへの登録を要する場合であって、当該エリア変更要
求に対応する無線呼出受信機がゲストページャーである
場合、(1)ゲストページャーテーブル内に当該ゲスト
ページャーの一時登録がある時、その一時登録を抹消
し、かつゲストページャーアドレス割当テーブルを参照
して、当該割当の一時アドレス割当を未割当に戻し、交
換局間通信手段により他エリアへの登録を要求する登録
要求を送出し、(2)ゲストページャーテーブル内に当
該ゲストページャーの一時登録がない時、交換局通信手
段により当該他エリアへの登録を要求するエリア登録変
更要求を送出することを特徴とする。
【0010】また、制御手段は、エリア変更要求受付手
段に入力された無線呼出受信機のエリア変更要求が自エ
リアへの登録を要する場合であって、当該エリア変更要
求に対応する無線呼出受信機がゲストページャーである
場合、ゲストページャーテーブル内にすでにゲストペー
ジャーの一時登録がある時、一時アドレスの割当および
ゲストページャーテーブル内への新たな一時登録をせず
に、一時登録済みの一時アドレス情報を一時アドレス割
当信号として含む無線呼出信号を送出することを特徴と
する。
【0011】また、制御手段は、エリア変更要求受付手
段に入力された無線呼出受信機のエリア変更要求が自エ
リアへの登録を要する場合であって、(1)エリア変更
要求に対応する無線呼出受信機がゲストページャーであ
る場合は、交換局間通信手段によりゲストページャーの
ホームエリアへの登録抹消要求を送出し、(2)エリア
変更要求に対応する無線呼出受信機がレジデントページ
ャーである場合は、レジデントページャーテーブル内の
位置情報が他エリアである時は、当該位置情報を自エリ
アに書替え、かつ交換局間通信手段により当該他エリア
への登録抹消要求を送出することを特徴とする。
【0012】また、制御手段は、呼出要求受付手段への
入力が、無線呼出受信機への呼出発呼者からの呼出要求
である場合、受付テーブルの呼出電話番号情報を参照し
てその個別識別番号情報を検索し、さらにレジデントペ
ージャーテーブル内の当該個別識別番号情報を参照して
当該レジデントページャーの位置情報を検索し、(1)
自エリアである時には、当該レジデントページャーの対
応するアドレス情報を検索し、得られた当該アドレス情
報により無線基地局より無線呼出受信機を呼出し、
(2)当該位置情報が他エリアである時には、交換局間
通信手段を介して当該他エリアに対して当該個別識別番
号情報とともに呼出要求を送出することを特徴とする。
【0013】また、制御手段は、交換局間通信手段を介
して転送された情報が、(1)無線呼出受信機の自エリ
アへの登録要求である場合、当該登録処理を実行し、
(2)エリア登録変更要求である場合、当該登録変更処
理を実行し、(3)エリア登録抹消要求である場合、当
該登録抹消処理を実行し、(4)無線呼出受信機への呼
出要求である場合、ゲストページャーテーブルを参照し
当該ゲストページャーの個別識別番号情報に対応する一
時アドレス情報を検索し、当該一時アドレス情報により
無線基地局より無線呼出受信機を呼出することを特徴と
する。
【0014】また、制御手段は、交換局間通信手段を介
して入力された情報が、無線呼出受信機の自エリアへの
登録要求である場合、(1)当該エリア登録変更要求に
対応する当該無線呼出受信機がゲストページャーである
場合は、ゲストページャーアドレス割当テーブルを参照
して、未割当のアドレスを検索しこれを当該ゲストペー
ジャーの一時アドレスとして割当て、ゲストページャー
テーブル内に、当該ゲストページャーの個別識別番号情
報、ホームエリア情報および一時アドレス情報を一時登
録し、この一時登録した一時アドレス情報を一時アドレ
ス割当信号として含む無線呼出信号を送出し、(2)エ
リア登録変更要求に対応する無線呼出受信機がレジデン
トページャーである場合は、レジデントページャーテー
ブル内の当該レジデントページャーに対応する選択呼出
番号情報を一時アドレス割当信号として含む無線呼出信
号を送出することを特徴とする。
【0015】また、制御手段は、交換局間通信手段を介
して入力された情報が、レジデントページャーのエリア
登録変更要求である場合、(1)当該エリア登録変更要
求が、自エリアへの変更要求である場合、レジデントペ
ージャーテーブル内の当該レジデントページャーに対応
する選択呼出番号情報を一時アドレス割当信号として含
む無線呼出信号を送出し、(2)当該エリア登録変更要
求が、他エリアへの変更要求である場合、レジデントペ
ージャーテーブル内の当該レジデントページャーに対応
する位置情報を当該他エリアに書替え、交換局間通信手
段を介して当該他エリアに対して、当該他エリアへの登
録要求を送出することを特徴とする。
【0016】また、制御手段は、交換局間通信手段を介
して入力された情報が、無線呼出受信機の登録抹消要求
である場合、(1)当該登録抹消要求に対応する無線呼
出受信機がゲストページャーである場合、ゲストページ
ャーテーブル内に当該ゲストページャーの一時登録がす
でにある時、当該一時登録を抹消し、かつゲストページ
ャーアドレス割当テーブルを参照して、当該割当の一時
アドレス割当を未割当に戻し、(2)当該登録抹消要求
に対応する無線呼出受信機がレジデントページャーであ
る場合、レジデントページャーテーブル内の当該レジデ
ントページャーに対応する位置情報を当該登録抹消要求
元のエリアに書替えることを特徴とする。
【0017】また、制御手段は、交換局間通信手段を介
して入力された情報が、無線呼出受信機の自エリアへの
登録要求である場合、(1)当該エリア登録変更要求に
対応する無線呼出受信機がゲストページャーである場合
で、ゲストページャーテーブル内にすでに当該ゲストペ
ージャーの一時登録がある時、一時アドレスの割当およ
び前記ゲストページャーテーブル内への新たな一時登録
をせずに、一時登録済みの一時アドレス情報を一時アド
レス割当信号として含む無線呼出信号を送出し、およ
び、当該エリア登録変更要求に対応する当該無線呼出受
信機がゲストページャーである場合で、ゲストページャ
ーテーブル内の当該ゲストページャーに対応するホーム
エリア情報が当該登録要求元に一致しない時、当該ホー
ムエリア情報の示すエリアへの登録抹消要求を交換局間
通信手段を介して送出し、(2)当該エリア登録変更要
求に対応する無線呼出受信機がレジデントページャーで
ある場合で、レジデントページャーテーブル内の当該レ
ジデントページャーに対応する位置情報が自エリアでな
い場合、さらに当該位置情報が当該登録要求元でもない
時、当該位置情報の示すエリアへの登録抹消要求を交換
局間通信手段を介して送出し、当該位置情報を自エリア
に書替えることを特徴とする。
【0018】また、制御手段は、交換局間通信手段を介
して入力された情報が、レジデントページャーのエリア
登録変更要求である場合で、かつ自エリアへのエリア登
録変更要求である場合、レジデントページャーテーブル
内の当該レジデントページャーに対応する位置情報が、
自エリアでない場合、当該位置情報が当該エリア登録変
更要求元でもない時、当該位置情報の示す他エリアへの
登録抹消要求を交換局間通信手段を介して送出し、次に
当該位置情報を自エリアに書替えることを特徴とする。
【0019】また、交換局間通信手段を介して転送され
る情報は、登録要求は、当該情報が登録要求であること
を識別する要求識別情報、当該要求の対象となる無線呼
出受信機の個別識別番号情報、ホームエリア情報、当該
要求元のエリア識別情報を含む情報よりなり、エリア登
録変更要求は、当該情報がエリア登録変更要求であるこ
とを識別する要求識別情報、当該要求の対象となる無線
呼出受信機の個別識別番号情報、変更先エリア情報およ
び当該要求元のエリア識別情報を含む情報よりなり、登
録抹消要求は、当該情報が登録抹消要求であることを識
別する要求識別情報、当該要求の対象となる無線呼出受
信機の個別識別番号情報および当該要求元のエリア識別
情報を含む情報よりなることを特徴とする。
【0020】また、受付テーブルおよび/またはレジデ
ントページャーテーブルは、エリア情報または無線呼出
周波数情報を含み、同一エリアで異なった周波数のエリ
アは登録上別エリアとして扱うことを特徴とする。
【0021】本発明の無線呼出受信機は、自受信機に割
当てられた選択呼出番号を含む無線選択呼出信号を受信
した時に報知動作を発生する機能を有する複数の無線呼
出受信機と、一般電話回線または専用呼出用端末を介し
て発呼される呼出者の呼出要求に応答して対応するアド
レスを選択し、当該アドレス情報により無線基地局より
対応する無線呼出受信機を呼出す機能を備えた無線呼出
交換局とよりなる無線呼出システムにおける無線呼出受
信機において、現在エリア情報記憶手段と、新エリア情
報記憶手段と、エリア変更要求発信手段と、スイッチ手
段と、タイマー手段と有し、スイッチ手段によりエリア
変更要求発信手段が起動した後、タイマー手段がタイム
アウトする前に、現在エリア情報記憶手段中のアドレス
情報による無線呼出信号の待ち受けに代えて、新エリア
情報記憶手段中の変更後の受信周波数情報で指定される
受信周波数において一時アドレス割当情報用選択呼出番
号情報による無線選択呼出を待ち受け、当該一時アドレ
ス割当情報用選択呼出番号情報を受信した時、引き続き
一時アドレス割当情報を受信し複号し、自受信機への一
時アドレス割当情報を取込み、当該一時アドレス割当情
報を現在エリア情報記憶手段中のアドレス情報として書
替え、同時に新エリア情報記憶手段中に保持されている
変更後の受信周波数情報を現在エリア情報記憶手段中の
現在の受信周波数情報として転送し、タイマー手段がタ
イムアウトした時は、エリア変更要求発信手段を起動す
る前の状態に復帰する制御手段を有することを特徴とす
る。
【0022】また、タイマー手段がタイムアウトする前
にスイッチ手段の出力があった時は、エリア変更要求発
信手段が起動した後、タイマー手段がタイムアウトする
前に、現在エリア情報記憶手段中のアドレス情報による
無線呼出信号の待ち受けに代えて新エリア情報記憶手段
中の変更後の受信周波数情報で指定される受信周波数に
おいて一時アドレス割当情報用選択呼出番号情報による
無線選択呼出を待ち受け、当該一時アドレス割当情報用
選択呼出番号情報を受信した時引き続き一時アドレス割
当情報を受信し複号し、自受信機への一時アドレス割当
情報を取込み、当該一時アドレス割当情報を現在エリア
情報記憶手段中のアドレス情報として書替え、同時に新
エリア情報記憶手段中に保持されている変更後の受信周
波数情報を現在エリア情報記憶手段中の現在の受信周波
数情報として転送し、タイマー手段がタイムアウトした
時は、エリア変更要求発信手段を起動する前の状態に復
帰する制御手段を有することを特徴とする。
【0023】また、ホームエリアへのエリア変更要求時
において、スイッチ手段により前記エリア変更要求発信
手段が起動した後、一時アドレス割当情報の受信に失敗
したときは、タイマー手段のタイムアウトにより現在エ
リア情報記憶手段の受信周波数情報およびアドレス情報
をホームエリアの受信周波数情報およびアドレス情報に
置き代える制御手段を有することを特徴とする。
【0024】また、エリア変更要求発信手段は、少なく
とも、プリアンブル符号、フレーム同期符号、移動先エ
リア情報符号、移動先周波数情報符号、自無線呼出受信
機を他無線呼出受信機から識別するための固有の識別番
号情報符号、ホームエリア情報符号および前記各情報符
号より生成される誤り制御符号から構成される符号情報
を発信することを特徴とする。
【0025】また、エリア変更要求発信手段は、符号情
報を、音響信号、電気的信号または光信号により発信す
ることを特徴とする。
【0026】
【作用】(1)エリア変更要求が自エリアへの登録を要
する場合:(a)ゲストページャーである場合は、ゲス
トページャーアドレス割当テーブルに一時アドレスとし
て割当て、ゲストページャーテーブル内に個別識別番号
情報、ホームエリア情報および一時アドレス情報を一時
登録し、この一時アドレス情報を一時アドレス割当信号
として含む無線呼出信号を送出する。ゲストページャー
テーブル内にすでにゲストページャーの一時登録がある
時は、一時アドレスの割当およびゲストページャーテー
ブル内への新たな一時登録をせずに、一時登録済みの一
時アドレス情報を一時アドレス割当信号として含む無線
呼出信号を送出する。交換局間通信手段によりゲストペ
ージャーのホームエリアへの登録抹消要求を送出する。
(b)レジデントページャーである場合は、レジデント
ページャーテーブル内のアドレス情報を一時アドレス割
当信号として含む無線呼出信号を送出する。レジデント
ページャーテーブル内の位置情報が他エリアである時
は、当該位置情報を自エリアに書替え、かつ交換局間通
信手段により当該他エリアへの登録抹消要求を送出す
る。 (2)エリア変更要求が他エリアへの登録を要する場
合:(a)レジデントページャーである場合は、レジデ
ントページャーテーブル内の位置情報を当該他エリアに
書替え、交換局間通信手段により当該他エリアへの登録
を要求する登録要求を送出する。(b)ゲストページャ
ーである場合は、ゲストページャーテーブル内に当該ゲ
ストページャーの一時登録がある時は、その一時登録を
抹消し、かつゲストページャーアドレス割当テーブルを
参照して、当該割当の一時アドレス割当を未割当に戻
し、交換局間通信手段により他エリアへの登録を要求す
る登録要求を送出し、ゲストページャーの一時登録がな
い時は、交換局通信手段により当該他エリアへの登録を
要求するエリア登録変更要求を送出する。 (3)無線呼出受信機への呼出発呼者からの呼出要求:
受付テーブルの呼出電話番号情報を参照してその個別識
別番号情報を検索し、レジデントページャーテーブル内
の当該個別識別番号情報を参照して当該レジデントペー
ジャーの位置情報を検索し、自エリアである時は、当該
レジデントページャーの対応するアドレス情報を検索
し、当該アドレス情報により無線基地局より無線呼出受
信機を呼出す。当該位置情報が他エリアである時は、交
換局間通信手段を介して当該他エリアに対して当該個別
識別番号情報とともに呼出要求を送出する。 (4)交換局間通信手段からの転送情報が無線呼出受信
機の自エリアへの登録要求である場合:(a)ゲストペ
ージャーである場合は、ゲストページャーアドレス割当
テーブルを参照して、未割当のアドレスを検索しこれを
当該ゲストページャーの一時アドレスとして割当て、ゲ
ストページャーテーブル内に、当該ゲストページャーの
個別識別番号情報、ホームエリア情報および一時アドレ
ス情報を一時登録し、この一時登録した一時アドレス情
報を一時アドレス割当信号として含む無線呼出信号を送
出する。ゲストページャーテーブル内にすでに当該ゲス
トページャーの一時登録がある時、一時アドレスの割当
およびゲストページャーテーブル内への新たな一時登録
をせずに、一時登録済みの一時アドレス情報を一時アド
レス割当信号として含む無線呼出信号を送出する。ゲス
トページャーテーブル内の当該ゲストページャーに対応
するホームエリア情報が当該登録要求元に一致しない
時、当該位置情報の示すエリアへの登録抹消要求を交換
局間通信手段を介して送出する。(b)レジデントペー
ジャーである場合は、レジデントページャーテーブル内
の当該レジデントページャーに対応する選択呼出番号情
報を一時アドレス割当信号として含む無線呼出信号を送
出する。レジデントページャーテーブル内の当該レジデ
ントページャーに対応する位置情報が自エリアでない場
合、さらに当該位置情報が当該登録要求元でもない時、
当該位置情報の示すエリアへの登録抹消要求を交換局間
通信手段を介して送出し、当該位置情報を自エリアに書
替える。 (5)交換局間通信手段からの転送情報がエリア登録変
更要求で、レジデントページャーのエリア登録変更要求
である場合:(a)自エリアへの変更要求である場合
は、レジデントページャーテーブル内の当該レジデント
ページャーに対応する選択呼出番号情報を一時アドレス
割当信号として含む無線呼出信号を送出する。レジデン
トページャーテーブル内の当該レジデントページャーに
対応する位置情報が、自エリアでない場合、当該位置情
報が当該エリア登録変更要求元でもない時、当該位置情
報の示す他エリアへの登録抹消要求を交換局間通信手段
を介して送出し、次に当該位置情報を自エリアに書替え
る。(b)他エリアへの変更要求である場合は、レジデ
ントページャーテーブル内の当該レジデントページャー
に対応するホームエリア情報を当該他エリアに書替え、
交換局間通信手段を介して当該他エリアに対して、当該
他エリアへの登録要求を送出する。 (6)交換局間通信手段からの転送情報がエリア登録抹
消要求である場合:(a)ゲストページャーである場合
は、ゲストページャーテーブル内に当該ゲストページャ
ーの一時登録がすでにある時、当該一時登録を抹消し、
かつゲストページャーアドレス割当テーブルを参照し
て、当該割当の一時アドレス割当を未割当に戻す。
(b)レジデントページャーである場合は、レジデント
ページャーテーブル内の当該レジデントページャーに対
応する位置情報を当該登録抹消要求元のエリアに書替え
る。 (7)交換局間通信手段からの転送情報が無線呼出受信
機への呼出要求である場合は、ゲストページャーテーブ
ルを参照し当該ゲストページャーの個別識別番号情報に
対応する一時アドレス情報を検索し、当該一時アドレス
情報により無線基地局より無線呼出受信機を呼出する。 (8)無線呼出受信機では、通常は、現在エリア情報記
憶手段中のアドレス情報による無線呼出信号を待ち受け
る。スイッチ手段によりエリア変更要求発信手段が起動
した後はタイマー手段がタイムアウトする前に、イ.新
エリア情報記憶手段中の変更後の受信周波数情報で指定
される受信周波数において一時アドレス割当情報用選択
呼出番号情報による無線選択呼出を待ち受ける。ロ.当
該一時アドレス割当情報用選択呼出番号情報を受信した
時、引き続き一時アドレス割当情報を受信し複号する。
ハ.自受信機への一時アドレス割当情報を取込む。ニ.
当該一時アドレス割当情報を現在エリア情報記憶手段中
のアドレス情報として書替える。ホ.同時に新エリア情
報記憶手段中に保持されている変更後の受信周波数情報
を現在エリア情報記憶手段中の現在の受信周波数情報と
して転送する。一方、タイマー手段がタイムアウトした
時は、エリア変更要求発信手段を起動する前の状態に復
帰する。また、タイマー手段がタイムアウトする前にス
イッチ手段の出力があった時は、タイマー手段が初期状
態に復帰して上記動作が開始される。また、ホームエリ
アへのエリア変更要求時において、スイッチ手段により
エリア変更要求発信手段が起動した後、一時アドレス割
当情報の受信に失敗したときは、タイマー手段のタイム
アウトによりホームエリア情報の受信周波数およびペー
ジャーアドレスを現在エリア情報記憶手段中の受信周波
数情報およびアドレス情報にそれぞれ転送する。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1および図2は本発明の実施例に係る無線呼出交換局装
置のブロック構成図であり、図1は無線呼出受信機(ペ
ージャー)を、図2は無線呼出交換局を示す。図1の無
線呼出受信機は、自受信機に割当てられた選択呼出番号
(アドレス)を含む選択呼出信号を受信した時に報知動
作を発生する機能を有するものであり、その詳細は後述
する。図2の無線呼出交換局は、一般電話回線または専
用呼出用端末を介して発呼される呼出者の呼出要求に応
答して、対応するアドレスを選択し、このアドレス情報
により無線基地局より対応する無線呼出受信機を呼出す
機能を備えたものである。
【0028】まず、無線呼出交換局について説明する
と、データベースメモリ10には、受付テーブル11、
レジデントページャーテーブル12、ゲストページャー
テーブル13、レジデントページャーアドレス割当テー
ブル14、ゲストページャーアドレス割当テーブル15
が内蔵されている。
【0029】受付テーブル11は、レジデントページャ
ーの呼出電話番号情報、個別識別番号情報および選択呼
出番号(アドレス)情報を必須とし、さらに必要に応じ
て、無線呼出サービスエリア(エリア)情報または電波
の周波数情報を含む一組の情報を記憶し、この呼出電話
番号情報を基に他の情報をまたはこれらの情報間を相互
に参照することのできる記憶手段である。なお、無線呼
出サービスエリアが同一エリアであっても、異なった周
波数の電波を無線呼出サービスに使用する場合は、登録
上別エリアとみなして扱う。即ち、エリアとしては同一
でも周波数が異なる場合は情報記憶手段としては異なっ
たテーブルとして扱う。例えばAエリアに対してはF1
テーブルとF2テーブルとを別なものとして扱い、Bエ
リアに対してはF3テーブル、F4テーブルとを別なも
のとして扱う。
【0030】ここで、レジデントページャーとは、自エ
リアをホームエリアとする無線呼出受信機を意味する。
また、自エリアとは、無線呼出交換局が受け持つ無線呼
出サービスエリアを意味し、ホームエリアとは、無線呼
出サービスの加入者が当該サービスの契約を締結した地
域の無線呼出サービスエリアを意味する。また、呼出電
話番号情報とは、いわゆる電話番号を意味する。個別識
別番号情報とは、ページャーに割当てられたユニークな
番号で、例えば製造番号のようなものを意味し、選択呼
出番号とはまったく異なるものである。選択呼出番号
(アドレス)情報とは、無線信号でページャーを呼出す
場合の番号を意味し、いわゆる電話番号とは異なる。
【0031】レジデントページャーテーブル12は、レ
ジデントページャーの個別識別番号情報、選択呼出番号
(アドレス)情報および位置情報を必須とし、さらに必
要に応じて、同一エリアで異なった周波数の電波を無線
呼出サービスに使用する場合の周波数情報を含む一組の
情報を記憶し、この個別識別番号情報を基に他の情報を
またはこれらの情報間を相互に参照することのできる記
憶手段である。なお、受付テーブル11と同様に、無線
呼出サービスエリアが同一エリアであっても、異なった
周波数の電波を無線呼出サービスに使用する場合は、登
録上別エリアとみなして扱う。
【0032】ゲストページャーテーブル13は、自エリ
アをサブエリア(無線呼出サービスの加入者または無線
呼出受信機側からみて無線呼出サービスを受けることの
可能なエリアでホームエリア以外のエリア)とする無線
呼出受信機(ゲストページャー)の個別識別番号情報、
一時アドレス情報およびホームエリア情報を含む一組の
情報を記憶し、この個別識別番号情報を基に他の情報を
またはこれらの情報間を相互に参照することのできる記
憶手段である。
【0033】レジデントページャーアドレス割当テーブ
ル14は、選択呼出番号(アドレス)情報および個々の
選択呼出番号(アドレス)のレジデントページャーへの
割当情報を含む一組の情報を記憶し、選択呼出番号(ア
ドレス)情報を基に他の情報をまたはこれらの情報間を
相互に参照することのできる記憶手段である。即ち、当
該エリアにおける割当可能なすべてのアドレスに対する
現在の割当状況を保持するものである。
【0034】ゲストページャーアドレス割当テーブル1
5は、一時アドレス情報および個々のアドレスのゲスト
ページャーへの割当情報を含む一組の情報を記憶し、一
時アドレス情報を基に他の情報をまたはこれらの情報間
を相互に参照することのできる記憶手段である。一時ア
ドレスとは、ゲストページャーが使用するアドレスとし
て、アドレス割当テーブルを参照して一時的に割当てた
アドレスを意味する。なお、レジデントページャーに対
しても便宜的に一時アドレスと呼称することもある。
【0035】制御部20には、制御手段24が内蔵され
ている。この制御部20は、エリア変更要求受付手段2
1、呼出要求受付手段22からの情報を受け取り、また
交換局間通信手段23との間で情報のやり取りを行う。
エリア変更要求受付手段21は、無線呼出受信機の無線
呼出サービスエリア(エリア)のエリア変更要求を受付
けるものである。ここで、エリア変更要求とは、無線呼
出受信機の所有者が無線呼出交換局に対して行う無線呼
出サービスエリアの変更要求を意味する。呼出要求受付
手段22は、呼出者からの無線呼出受信機への呼出要求
を受付けるものである。交換局間通信手段23は、他の
無線呼出交換局との通信を行うためのものである。制御
手段24は、本発明の主要部をなすものであり、以下動
作フローチャートを参照しながら請求項に対応して説明
する。
【0036】請求項1の制御手段(ユーザー要求・自エ
リアへの登録):この制御手段は、エリア変更要求受付
手段21に入力された無線呼出受信機のエリア変更要求
が、自エリアへの登録を要する場合のものである。図3
は制御手段の動作フローチャートであり、ユーザー要求
がユーザー要求受付31に入力され、判断32で着信が
確認されると入力促進案内送出33で例えば音声により
案内される。次いで、判断34でエリア変更要求が確認
されると、判断35で入力エラーの有無が確認され、入
力エラーがなければ入力受付終了案内36に移行し、回
線切断37により回線が切断される。なお、判断34で
エリア変更要求でないことが確認された場合は、手段3
8の他のユーザー要求処理に移行する。また、判断35
で入力エラーがあれば手段39の再入力促進に移行した
後、再度判断35に戻される。次いで、エリア変更要求
が判断111において被エリア変更ページャーの変更後
のエリアは自エリアか否かが判断され、自エリアの場合
はさらに判断112において被エリア変更ページャーの
ホームエリアは自局か否かが判断される。
【0037】(1)判断112において自局でないとさ
れた場合、即ち、エリア変更要求に対応する無線呼出受
信機がゲストページャーである場合は、ゲストページャ
ーアドレス割当テーブル15を参照して、判断113に
おいて被エリア変更ページャーが一時アドレス割当メモ
リに存在するか否かが判断される。存在しない場合は、
手段114において一時アドレス割当リスト中の空アド
レス(未割当のアドレス)を検索し、これを当該ゲスト
ページャーの一時アドレスとして割当てる。即ち、割当
数の0であるアドレスを検索し、このアドレスを当該ゲ
ストページャーの一時アドレスとして割付け当該割当数
に1を加える。次いで、手段115において、ゲストペ
ージャーテーブル13内に、当該ゲストページャーの個
別識別番号情報、ホームエリア情報および一時アドレス
情報を一時登録する。そして、手段116においてこの
一時登録した一時アドレス情報を一時アドレス割当信号
として含む無線呼出信号を送出する。
【0038】(2)一方、判断112において自局であ
ると判断された場合、即ち、エリア変更要求に対応する
無線呼出受信機がレジデントページャーである場合は、
手段117においてホームエリアのレジデントページャ
ーテーブル12からアドレスを検索し、手段116にお
いてレジデントページャーテーブル12内の当該レジデ
ントページャーに対応するアドレス情報を一時アドレス
割当信号として含む無線呼出信号を送出する。
【0039】請求項2の制御手段(ユーザー要求・レジ
デントページャーの他エリアへの登録/外出):この制
御手段は、請求項1に記載の無線呼出交換局装置におい
て、エリア変更要求受付手段21に入力された無線呼出
受信機のエリア変更要求が他エリアへの登録を要する場
合のものである。ここで、他エリアとは、自エリア以外
の無線呼出サービスエリアを意味する。図3の動作フロ
ーチャートにおいて、判断111において被エリア変更
ページャーの変更後のエリアは他エリアか否かが判断さ
れ、他エリアの場合は、判断121において被エリア変
更ページャーのホームエリアは自局か否かが判断され
る。この判断121において自局であるとされた場合、
即ち、当該エリア変更要求に対応する無線呼出受信機が
レジデントページャーである場合は、手段122におい
て交換局間通信手段23により当該他エリアへの登録を
要求する登録要求を送出する。次いで、手段123にお
いてレジデントページャーテーブル12内の当該レジデ
ントページャーに対応する位置情報を当該他エリア(新
エリア)に書替える。なお、手段122と123による
処理の順番は逆でもよい。
【0040】請求項3の制御手段(ユーザー要求・ゲス
トページャーエリア登録変更要求転送):この制御手段
は、請求項1に記載の無線呼出交換局装置において、エ
リア変更要求受付手段21に入力された無線呼出受信機
のエリア変更要求が他エリアへの登録を要する場合であ
って、当該エリア変更要求に対応する無線呼出受信機が
ゲストページャーである場合のものである。また、登録
要求とは、交換局間通信手段23を介して情報伝送され
る特定無線呼出受信機のエリア登録変更要求で、当該特
定無線呼出受信機のホームエリアの無線呼出交換局に対
して行われるものである。図3の動作フローチャートに
おいて、判断111において被エリア変更ページャーの
変更後のエリアは他エリアか否かが判断され、他エリア
の場合は、判断121において被エリア変更ページャー
のホームエリアは自局か否かが判断される。この判断1
21において自局でないとされた場合は、手段131に
おいて当該ページャーのホームエリアの無線呼出交換局
へエリア変更要求を交換局間通信手段23により転送す
る。
【0041】(1)次いで、判断132においてゲスト
ページャーテーブル13内に当該ゲストページャーの一
時登録があるか否かが判断され、一時登録が存在する場
合は、手段133においてその一時登録を抹消する。か
つ、ゲストページャーアドレス割当テーブル15を参照
して、当該割当の一時アドレス割当を未割当に戻し、即
ち、例えば当該割当の一時アドレス割当数を1減ずる。
そして、手段134において交換局間通信手段23によ
り他エリアへの登録を要求する登録要求を送出する。
(2)一方、判断132においてゲストページャーテー
ブル13内に当該ゲストページャーの一時登録がないと
判断された時は、手段135において交換局通信手段2
3により当該他エリアへの登録を要求するエリア登録変
更要求を送出する。
【0042】請求項4の制御手段(ユーザー要求・重複
回避処理):この制御手段は、請求項1に記載の無線呼
出交換局装置において、エリア変更要求受付手段21に
入力された無線呼出受信機のエリア変更要求が自エリア
への登録を要する場合であって、当該エリア変更要求に
対応する無線呼出受信機がゲストページャーである場合
において、すでに一時登録がある時は一時登録の重複処
理を回避するためのものである。図3の動作フローチャ
ートの判断113において被エリア変更ページャーが一
時アドレス割当メモリに存在するか否かが判断され、ゲ
ストページャーテーブル13内にすでにゲストページャ
ーの一時登録がある時は、一時アドレスの割当およびゲ
ストページャーテーブル13内への新たな一時登録をせ
ずに、手段141において当該一時登録済みの一時アド
レス情報を検索し、手段116においてこの一時登録済
みの一時アドレス情報を一時アドレス割当信号として含
む無線呼出信号を送出する。
【0043】請求項5の制御手段(ユーザー要求・登録
抹消要求の転送):この制御手段は、請求項1に記載の
無線呼出交換局装置において、エリア変更要求受付手段
21に入力された無線呼出受信機のエリア変更要求が自
エリアへの登録を要する場合において、登録抹消要求を
転送するためのものである。ここで、登録抹消要求と
は、交換局間通信手段23を介して情報伝送される特定
無線呼出受信機の登録抹消要求で、交換局間通信手段2
3の相手方の無線呼出交換局のレジデントページャーテ
ーブル12内の位置情報を変更させ、またはゲストペー
ジャーテーブル13内に存在する当該特定無線呼出受信
機の登録抹消を行うことを要求するものである。
【0044】(1)図3の動作フローチャートの判断1
12において自局でないと判断された場合、即ち、エリ
ア変更要求に対応する無線呼出受信機がゲストページャ
ーである場合は、判断113を介して手段151におい
て交換局間通信手段23によりゲストページャーのホー
ムエリアへの登録抹消要求を送出する。また、手段14
1において一時アドレス割当メモリから当該ゲストペー
ジャーの一時アドレスを検索し、手段116において検
索した一時アドレス情報を一時アドレス割当信号として
含む無線呼出信号を送出する。(2)一方、判断112
において自局であると判断された場合、即ち、エリア変
更要求に対応する無線呼出受信機がレジデントページャ
ーである場合は、判断152においてレジデントページ
ャーテーブル12内の位置情報が他エリアであると判断
された時は、手段153において交換局間通信手段23
により当該他エリアへの登録抹消要求を送出する。次い
で、手段154において当該位置情報を自エリアに書替
える。なお、手段153と154による処理の順番は逆
でもよい。
【0045】請求項6の制御手段(ユーザー要求・呼出
動作):この制御手段は、請求項1から5のいずれか一
に記載の無線呼出交換局装置において、呼出要求受付手
段22への入力が、無線呼出受信機への呼出発呼者から
の呼出要求である場合のものである。図4はその動作フ
ローチャートであり、呼出要求受付61に入力された信
号が判断62において呼出要求であるか否が判断され、
呼出要求である場合は、手段63において受付テーブル
11の呼出電話番号情報を参照してその個別識別番号情
報を検索し、さらに手段64においてレジデントページ
ャーテーブル12内の当該個別識別番号情報を参照して
当該レジデントページャーの位置情報を検索する。
【0046】(1)次いで、判断65において自エリア
であるか否かが判断され、自エリアである時には、手段
66において当該レジデントページャーの対応するアド
レス情報を検索し、得られた当該アドレス情報により無
線呼出交換局より無線呼出受信機を呼出す。(2)判断
65において当該位置情報が他エリアであると判断され
た時には、手段67において交換局間通信手段23を介
して当該他エリアに対して当該個別識別番号情報ととも
に呼出要求を送出する。
【0047】請求項7の制御手段(交換局間通信・呼出
動作):この制御手段は、請求項1から6のいずれか一
に記載の無線呼出交換局装置において、交換局間通信手
段23を介して転送された情報の呼出動作についてのも
のである。図4はその動作フローチャートを示し、手段
67において送出された呼出要求が、手段701におい
て受付けられ、判断702において呼出要求の有無が判
断される。無線呼出受信機への呼出要求であると判断さ
れた場合は、手段703においてゲストページャーテー
ブル13を参照し当該ゲストページャーの個別識別番号
情報に対応する一時アドレス情報を検索し、手段704
において当該一時アドレス情報により無線呼出交換局よ
り無線呼出受信機を呼出す。一方、判断702において
呼出要求でないと判断された場合は、手段705におい
て他の交換局間通信処理が行われる。
【0048】図5は他の交換局間通信処理の動作フロー
チャートであり、手段706において交換局間通信を受
けると、判断707で呼出要求であるか否が判断され
る。呼出要求でない場合は、判断708において無線呼
出受信機の自エリアへの登録要求であるか否かが判断さ
れる。登録要求である場合は手段709で当該登録処理
を実行する。一方、登録要求でない場合は判断710に
おいてエリア登録変更要求であるか否かが判断される。
エリア登録変更要求である場合は手段711で当該登録
変更処理を実行する。一方、エリア登録変更要求でない
場合は判断712においてエリア登録抹消要求であるか
否かが判断される。エリア登録抹消要求である場合は手
段713で当該登録抹消処理を実行する。エリア登録抹
消要求でない場合は手段714でその他の処理を実行す
る。かかるその他の処理としては、ページャー登録エリ
ア問合せ、ページャー登録エリア回答、ページャー登録
済問合せ、ページャー登録済回答などがある。判断70
7において呼出要求である場合は、手段715で当該ペ
ージャーのアドレスを検索し、手段716で検索したペ
ージャーアドレスで通常の呼出を実行する。なお、手段
715と716による処理の順番は逆でもよい。
【0049】請求項8の制御手段(交換局間通信・ペー
ジャー登録処理):この制御手段は、請求項7に記載の
無線呼出交換局装置において、交換局間通信手段23を
介して入力された情報が無線呼出受信機の自エリアへの
登録要求である場合のものである。図6にその動作フロ
ーチャートを示す。手段801においてページャー登録
処理の信号を受けると、判断802においてレジデント
ページャーか否か、即ち、レジデントページャーかゲス
トページャーかが判断される。
【0050】(1)当該エリア登録変更要求に対応する
当該無線呼出受信機がゲストページャーである場合は、
判断803においてゲストページャーリストにゲストペ
ージャーの一時登録があるか否かが判断される。一時登
録がないと判断された場合は、手段804においてゲス
トページャーアドレス割当テーブル15を参照して未割
当(割当数が0)のアドレスを検索し、これを当該ゲス
トページャーの一時アドレスとして割当て、即ち、一時
アドレスとして割付け当該割当数に1を加え、ゲストペ
ージャーテーブル13内に、当該ゲストページャーの個
別識別番号情報、ホームエリア情報および一時アドレス
情報、さらに必要に応じて受信周波数情報を一時登録す
る。次に、判断805において当該ゲストページャーの
ホームエリアと登録要求元エリアが一致するか否かが判
断され、一致した場合は、手段806で当該ゲストペー
ジャーのアドレスを検索し、次いで手段807において
この一時登録した一時アドレス情報を一時アドレス割当
信号として含む無線呼出信号を送出する。
【0051】(2)一方、エリア登録変更要求に対応す
る無線呼出受信機がレジデントページャーである場合
は、判断808において現在エリアが自エリアか否かが
判断される。自エリアでない場合は、さらに判断809
において登録要求元エリアは現在エリアか否かが判断さ
れ、現在エリアであると判断された場合は、手段810
で現在エリアを自エリアに書替える。次いで、手段81
1においてレジデントページャーリストからアドレス情
報を検索し、即ち、レジデントページャーテーブル12
内の当該レジデントページャーに対応するアドレス情報
を検索し、手段807においてこのアドレス情報を一時
アドレス割当信号として含む無線呼出信号を送出する。
なお、判断808において自エリアと判断された場合
は、手段811に移行する。
【0052】請求項9の制御手段(交換局間通信・ペー
ジャーエリア登録変更処理):この制御手段は、請求項
7に記載の無線呼出交換局装置において、交換局間通信
手段23を介して入力された情報がレジデントページャ
ーのエリア登録変更要求である場合のものである。図7
にその動作フローチャートを示す。手段91においてエ
リア登録変更処理の信号を受けると、判断92において
変更後のエリアが自エリアか否かが判断される。
【0053】(1)当該エリア登録変更要求が、自エリ
アへの変更要求である場合は、判断93で現在エリアが
自エリアか否かが判断され、自エリアの場合は、手段9
4においてレジデントページャーリスト、即ちレジデン
トページャーテーブル12内の当該レジデントページャ
ーに対応するアドレス情報を検索し、手段95において
当該アドレス情報を一時アドレス割当信号として含む無
線呼出信号を送出する。なお、判断93において自エリ
アでないと判断された場合は、判断96において現在エ
リアは変更要求元であるか否かが判断され、変更要求元
であると判断された場合は、手段97で現在エリアを自
エリアに書替え、手段94に移行する。 (2)一方、当該エリア登録変更要求が他エリアへの変
更要求である場合は、手段98において交換局間通信手
段23を介して当該他エリアに対して、当該他エリアへ
の登録要求を送出する。次いで、手段99においてレジ
デントページャーテーブル12内の当該レジデントペー
ジャーに対応する位置情報を当該他エリアに書替える。
なお、手段98と99による処理の順番は逆でもよい。
【0054】請求項10の制御手段(交換局間通信・ペ
ージャー登録抹消処理):この制御手段は、請求項7に
記載の無線呼出交換局装置において、交換局間通信手段
23を介して入力された情報が無線呼出受信機の登録抹
消要求である場合のものである。図8にその動作フロー
チャートを示す。手段1001においてページャー登録
抹消処理の信号を受けると、判断1002においてレジ
デントページャーであるかゲストページャーであるかが
判断される。
【0055】(1)当該登録抹消要求に対応する無線呼
出受信機がゲストページャーである場合は、手段100
3においてゲストページャーテーブル13内に当該ゲス
トページャーの一時登録がすでにあるか否かが判断され
る。当該一時登録が存在する場合は、手段1004にお
いてゲストページャーの一時アドレスリストにおける当
該割当の一時アドレス割当を未割当に戻し、即ち、当該
割当の一時アドレス割当数を1減ずる。そして手段10
05においてゲストページャーリストから当該一時登録
を抹消する。なお、手段1004と1005による処理
の順番は逆でもよい。(2)一方、当該登録抹消要求に
対応する無線呼出受信機がレジデントページャーである
場合は、手段1006においてレジデントページャーの
リスト、即ち、レジデントページャーテーブル12内の
当該レジデントページャーに対応する位置情報を当該登
録抹消要求元のエリアに書替える。
【0056】請求項11の制御手段(交換局間通信・重
複登録回避処理):この制御手段は、請求項8に記載の
無線呼出交換局装置において、交換局間通信手段23を
介して入力された情報が無線呼出受信機の自エリアへの
登録要求である場合のものである。図6の動作フローチ
ャートを用いて説明する。
【0057】(1)図6の判断802において当該エリ
ア登録変更要求に対応する無線呼出受信機がゲストペー
ジャーであると判断された場合で、判断803において
ゲストページャーテーブル13内にすでに当該ゲストペ
ージャーの一時登録があると判断された時は、一時アド
レスの割当およびゲストページャーテーブル13内への
新たな一時登録をせずに、判断805、手段806を介
して、手段807において一時登録済みの一時アドレス
情報を一時アドレス割当信号として含む無線呼出信号を
送出する。または、図6の判断802において当該エリ
ア登録変更要求に対応する当該無線呼出受信機がゲスト
ページャーであると判断された場合で、判断805でゲ
ストページャーテーブル13内の当該ゲストページャー
に対応するホームエリア情報が当該登録要求元に一致し
ないと判断された時は、手段1101において当該ホー
ムエリア情報の示すエリアへの登録抹消要求を交換局間
通信手段23を介して送出する。
【0058】(2)一方、図6の判断802において当
該エリア登録変更要求に対応する無線呼出受信機がレジ
デントページャーであると判断された場合で、判断80
8においてレジデントページャーテーブル12内の当該
レジデントページャーに対応する位置情報が自エリアで
ないと判断され、さらに判断809において当該位置情
報が当該登録要求元でもないと判断された時は、手段1
102において当該位置情報の示すエリアへの登録抹消
要求を交換局間通信手段23を介して送出する。次い
で、手段810において当該位置情報を自エリアに書替
える。
【0059】請求項12の制御手段(交換局間通信・重
複回避処理):この制御手段は、請求項9に記載の無線
呼出交換局装置において、交換局間通信手段23を介し
て入力された情報がレジデントページャーのエリア登録
変更要求である場合で、かつ自エリアへのエリア登録変
更要求である場合のものである。図7の動作フローチャ
ートを用いて説明する。判断93においてレジデントペ
ージャーテーブル12内の当該レジデントページャーに
対応する位置情報が、自エリアでないと判断された場合
で、判断96において当該位置情報が当該エリア登録変
更要求元でもないと判断された時は、手段1201にお
いて当該位置情報の示す他エリアへの登録抹消要求を交
換局間通信手段23を介して送出する。次いで、手段9
7において当該位置情報を自エリアに書替える。
【0060】請求項13の無線呼出交換局装置(交換局
間通信情報):以上の請求項1から請求項12のいずれ
か一に記載の無線呼出交換局装置において、交換局間通
信手段を介して転送される情報としては、以下のものが
挙げられる。登録要求の場合は、当該情報が登録要求で
あることを識別する要求識別情報、当該要求の対象とな
る無線呼出受信機の個別識別番号情報、ホームエリア情
報、当該要求元のエリア識別情報が含まれる。エリア登
録変更要求の場合は、当該情報がエリア登録変更要求で
あることを識別する要求識別情報、当該要求の対象とな
る無線呼出受信機の個別識別番号情報、変更先エリア情
報および当該要求元のエリア識別情報が含まれる。登録
抹消要求の場合は、当該情報が登録抹消要求であること
を識別する要求識別情報、当該要求の対象となる無線呼
出受信機の個別識別番号情報および当該要求元のエリア
識別情報が含まれる。
【0061】請求項14の無線呼出交換局装置(無線呼
出周波数):以上の請求項1から請求項13のいずれか
一に記載の無線呼出交換局装置において、既に説明した
ように、受付テーブル11および/またはレジデントペ
ージャーテーブル12は、エリア情報または無線呼出周
波数情報を含むものであってもよく、この場合、同一エ
リアでも異なった周波数のエリアは登録上別エリアとし
て扱う。即ち、無線呼出サービスエリアが同一エリアで
あっても、異なった周波数の電波を無線呼出サービスに
使用する場合があるので、この場合は登録上別エリアと
みなして扱う。
【0062】次に、本発明の無線呼出受信機について説
明する。請求項15の無線呼出受信機は、自受信機に割
当てられた選択呼出番号(アドレス)を含む無線選択呼
出信号を受信した時に報知動作を発生する機能を有する
複数の無線呼出受信機と、一般電話回線または専用呼出
用端末を介して発呼される呼出者の呼出要求に応答して
対応するアドレスを選択し、当該アドレス情報により無
線基地局より対応する無線呼出受信機を呼出す機能を備
えた無線呼出交換局とよりなる無線呼出システムに使用
されるものである。
【0063】既述のように図1は本発明の実施例に係る
無線呼出受信機のブロック構成図であり、以下これを説
明する。無線呼出交換局装置から送信された選択呼出番
号(アドレス)や交換局情報等の無線信号が、受信アン
テナ41で高周波電気信号に変換され、受信部42によ
り増幅、復調等の処理を受けた後、デコーダ部43によ
り複号処理される。通常待受受信モードでは、受信部4
2の受信周波数は、後述する現在エリア情報記憶手段1
501内にある現在エリア受信周波数コードにより指定
される周波数に設定されている。この状態で選択呼出番
号(アドレス)を受信すると、データ照合部44が、こ
の受信アドレスと現在エリア情報記憶手段1501内の
現在エリアアドレスと比較する。両アドレスの一致を検
出したときに、このアドレス受信を自受信機への呼出と
判断し、制御部45が鳴音制御部46を制御し、発音体
によりこの無線呼出を報知する。さらに、受信アドレス
がメッセージ情報を伴う場合には、デコーダ部43が受
信メッセージ情報を複号し、得られたメッセージ情報を
メッセージメモリ47内に格納し、表示器48にこのメ
ッセージ情報を表示する。タイマー手段1505の時刻
が交換局情報送信時刻コードにより指定される時刻に一
致した時、現在エリアの交換局情報を受信し、デコーダ
部43での複号に成功すれば、データ照合部44がこの
複号データと現在エリア識別コードとを比較する。エリ
ア識別コードが一致する場合には通常待受受信モードを
継続し、不一致の場合にはサービスエリア切替要求モー
ドに移行する。また、デコーダ部43による複号が例え
ば連続して3回成功しない場合には、準エリアサーチモ
ードに移行する。
【0064】受信部42、デコーダ部43およびデコー
ダ照合部44は、制御部45に従って間欠的に動作して
いるが、デコーダ部43が例えば5分間程度のあらかじ
め定めた時間間隔の間、無線呼出交換局からの選択呼出
番号(アドレス)等の無線信号を受信できない場合に
は、これを現在サービスエリアの圏外と判断し、エリア
サーチモードに移行する。
【0065】不揮発情報メモリ49は、ホームエリア情
報50と、エリア情報対応表51とからなる。ホームエ
リア情報50は、エリア識別コード、ページャーアドレ
スコード、交換局情報送信時刻コード、ページャーID
コード、受信周波数コードを記録したメモリである。ま
た、エリア情報対応表51は、探索するサービスエリア
に対応するエリア識別コード、受信周波数コード、交換
局情報送信時刻コードおよびアドレスコードの4種の情
報コードを1組とする探索サービスエリア情報を、必要
なサービスエリアの組の数だけ記録したメモリである。
【0066】なお、エリアサービスモード、準エリアサ
ーチモード、サービスエリア切替要求モードの動作につ
いては説明を省略するが、例えば特願平5−22361
3号および特願平5−148257号の各明細書に記載
された動作と同様である。
【0067】現在エリア情報記憶手段1501には、自
無線呼出受信機に対する選択呼出を識別するための選択
呼出番号(アドレス)情報と、現在の受信周波数情報と
が少なくとも含まれている。また、必要に応じて、エリ
ア識別コード(現在のエリア情報)、交換局情報送信時
刻コードが含まれる。
【0068】新エリア情報記憶手段1502には、変更
後の受信周波数情報と、一時アドレス割当情報(DAA
I)を識別して受信するための一時アドレス割当情報用
選択呼出番号(一時アドレス割当用アドレス:DAAC
(ページャーアドレス))情報とが少なくとも含まれて
いる。また、必要に応じて、エリア識別コード(変更後
のエリア情報)、交換局情報送信時刻コード、交換局の
電話番号情報等を含むエリア情報メッセージが含まれ
る。
【0069】エリア変更要求発信手段1503は、無線
呼出サービスエリアのエリア変更要求を発信するための
ものである。スイッチ手段1504は、エリア変更要求
発信手段1503を起動するためのものである。タイマ
ー手段1505は、エリア変更要求発信手段1503の
起動後一定時間を計時するものである。
【0070】制御部45には、制御手段が内蔵されてい
る。図9は制御手段の動作フローチャートであり、以下
これについて説明する。判断1601においてスイッチ
手段1504の操作の有無が判断され、スイッチ手段1
504によるスイッチ操作があった場合は、手段160
2によりエリア変更要求発信手段1503が起動し、エ
リア変更登録信号が出力される。次いで手段1603に
よりタイマー手段1505のタイマーリセットのカウン
トが開始される。タイムアウト時間は例えば3分間程度
とされる。一方、手段1604により当該無線呼出受信
機(ページャー)の表示部48においてエリア変更登録
中の表示がなされる。
【0071】次いで、手段1605においてページャー
アドレス取込み動作を行う。即ち、タイマー手段150
5がタイムアウトする前に、手段1606において現在
エリア情報記憶手段1501中のアドレス情報による無
線呼出信号の待ち受けに代えて、新エリア情報記憶手段
1502中の一時アドレス割当情報用選択呼出番号情報
(DAAC)による無線選択呼出を待ち受ける。判断1
607において当該一時アドレス割当情報用選択呼出番
号情報(DAAC)を受信した時、手段1608におい
て引き続き一時アドレス割当情報(DAAI)を受信し
複号し、自受信機への一時アドレス割当情報を取込む。
判断1609において受信成功と判断されたときは、手
段1610において当該一時アドレス割当情報(DAA
I)を現在エリア情報記憶手段1501中のアドレス情
報として書替える。同時に新エリア情報記憶手段150
2中に保持されている変更後の受信周波数情報や変更後
のエリア情報を現在エリア情報記憶手段1501中の現
在の受信周波数情報や現在のエリア情報として転送す
る。そして、手段1611においてエリア変更完了を出
力し、通常待受動作に移行させる。一方、タイマー手段
1505がタイムアウトした時はエリア変更要求発信手
段1503を起動する前の状態に復帰する。
【0072】図10は、ユーザーの動作フローチャート
であり、以下これについて説明する。ページャーが通常
の待受け動作(71)にあるときに、ユーザーのエリア
の移動(72)があると、ページャーは圏外検出(7
3)を確認し、新エリアサーチ(74)モードに移行す
る。ページャーが新エリアを検出すると新エリア検出サ
ーチ停止(75)とされ、エリア変更要求出力(76)
を発生する。ユーザーがスイッチ操作(77)を行う
と、エリア変更連絡先電話番号表示(78)がなされ
る。ユーザーがサービスエリア変更登録要求発信(7
9)を行い、スイッチ操作(80)を行うと、ページャ
ーはエリア変更登録信号出力(81)を発生し、エリア
変更登録中表示(82)がなされる。エリア変更登録完
了信号受信(83)をすると、エリア変更完了表示(8
4)がなされ、ユーザーはサービスエリア変更完了確認
(85)をする。一方、ページャーは新エリアでの通常
サービス運用(86)に移行する。
【0073】請求項16の無線呼出受信機(再スイッチ
操作時の動作):この無線呼出受信機は、タイマー手段
1505によるタイムアウト時間が例えば3分間のとき
に、タイマー手段1505の動作開始時から例えば2分
経過した時点で再スイッチ操作を行うと、その時点から
さらに3分間のタイムアウト時間が確保されるようにし
たものである。即ち、請求項15に記載の無線呼出受信
機において、タイマー手段1505がタイムアウトする
前に図9の手段1612によりスイッチ手段1504の
出力があった時は、手段1602にまで戻り、エリア変
更要求発信手段1503が起動した後、タイマー手段1
505がタイムアウトする前に、手段1606において
現在エリア情報記憶手段1501中のアドレス情報によ
る無線呼出信号の待ち受けに代えて、新エリア情報記憶
手段1502中の一時アドレス割当情報用選択呼出番号
情報(DAAC)による無線選択呼出を待ち受ける。判
断1607において当該一時アドレス割当情報用選択呼
出番号情報(DAAC)を受信した時、手段1608に
おいて引き続き一時アドレス割当情報(DAAI)を受
信し複号し、自受信機への一時アドレス割当情報を取込
む。判断1609において受信成功と判断されたとき
は、手段1610において当該一時アドレス割当情報
(DAAI)を現在エリア情報記憶手段1501中のア
ドレス情報として書替える。同時に新エリア情報記憶手
段1502中に保持されている変更後の受信周波数情報
や変更後のエリア情報を現在エリア情報記憶手段150
1中の現在の受信周波数情報や現在のエリア情報として
転送する。そして、手段1611においてエリア変更完
了を出力し、通常待受動作に移行させる。一方、タイマ
ー手段1505がタイムアウトした時は、エリア変更要
求発信手段1503を起動する前の状態に復帰する。
【0074】なお、請求項15または16の無線呼出受
信機において、図9の判断1613を付加して、自ペー
ジャーの個別識別番号情報(ID)を受信したか否かを
判断し、受信しないと判断した場合は、手段1606に
戻り、現在エリア情報記憶手段1501中のアドレス情
報による無線呼出信号の待ち受けに代えて、新エリア情
報記憶手段1502中の一時アドレス割当情報用選択呼
出番号情報(DAAC)による無線選択呼出を待ち受け
るようにしてもよい。また、判断1609において受信
が成功しないと判断した場合は、判断1614において
受信の失敗回数が2回目か否かを判断し、2回目である
場合は手段1615によりエリア変更要求動作に戻すエ
ラー処理を付加してもよい。この場合は、再度エリア変
更要求動作を繰返して行うことになる。また、ページャ
ーにエリアサーチ機能を付加して、当該エリアサーチ機
能によりエリアが変更になったときにスイッチ手段15
04の受付けを可能にするようにしてもよい。この場合
は、さらに便利な使い勝手となる。
【0075】請求項17の無線呼出受信機(ホームエリ
アへのエリア変更要求時の特殊動作):請求項15に記
載の無線呼出受信機において、ホームエリアへのエリア
変更要求時において、スイッチ手段1504によりエリ
ア変更要求発信手段1503が起動した後、判断161
4において一時アドレス割当情報(DAAI)の受信に
失敗したときは、手段1615に移行せずにタイマー手
段1505のタイムアウトにより現在エリア情報記憶手
段1501の受信周波数情報およびアドレス情報をホー
ムエリアの受信周波数情報およびアドレス情報に置き代
える。
【0076】請求項18の無線呼出受信機(エリア変更
要求信号の構成):請求項15に記載の無線呼出受信機
において、エリア変更要求発信手段1503は、少なく
とも、プリアンブル符号、フレーム同期符号、移動先エ
リア情報符号、自無線呼出受信機を他無線呼出受信機か
ら識別するための固有の識別番号情報符号、ホームエリ
ア情報符号および前記各情報符号より生成される誤り制
御符号から構成される符号情報を発信するものであって
もよい。また、必要に応じて、移動元情報符号や移動先
周波数情報符号を含めるようにしてもよい。
【0077】請求項19の無線呼出受信機(エリア変更
要求信号の出力手段):請求項18に記載の無線呼出受
信機において、エリア変更要求発信手段1503は、当
該符号情報を、音響信号、電気的信号または光信号によ
り発信するものであってもよい。
【0078】その他の実施例としては、エリア変更要求
発信手段1503は、あらかじめ定められた電話番号情
報を有する符号情報を発信するものであってもよい。ま
た、タイマー手段1505の動作中に当該タイマー手段
1505がタイムアウトする前に、一時アドレスの取込
みに成功した時、これを報知する報知手段を付加しても
よい。また、タイマー手段1505の動作中に当該タイ
マー手段1505がタイムアウトした時、エリア変更失
敗を報知する報知手段を付加してもよい。
【0079】図11は、ページャーを携帯したユーザー
が一の無線呼出サービスエリアから他の無線呼出サービ
スエリアに移動する場合を模式的に示す説明図である。
この例では4つの無線呼出サービスエリアA、B、C、
Dがあり、3つのエリアA、B、Cをそれぞれホームエ
リアとするページャーa、b、cがある場合である。例
えばエリアAをホームエリアとするページャーaが自エ
リアAから他エリアBに移動した場合等において本発明
を適用することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザーが一のサービスエリアから他のサービスエリア
に移動した時に、任意の無線呼出交換局に対して、一般
電話回線を介したエリア変更要求を、無線呼出受信機の
スイッチ操作等のきわめて簡単な手段により発信するだ
けで、すべての手続きが完了するサービスエリアの切替
方式を可能にするものである。従って、エリア切替えに
伴うユーザーの不便さが大幅に改善され、複数の無線呼
出サービスエリア間を移動する無線呼出受信機のサービ
スエリアを適時きわめて容易に切替えて、異なったエリ
アでの無線呼出サービスを実現し、全国規模の広域無線
呼出サービスを可能にすることができる。また、サービ
スエリアを切替える方式のため、周波数の繰返し使用を
可能にし、電波の有効利用を図り、電力の無駄使いをな
くすことができる。
【0081】さらに、一時アドレス割当方式を採用する
ことにより、アドレス数が不足することを防止できる。
ユーザーからのエリア変更要求は当該無線呼出交換局装
置の制御手段によりおよび交換局間通信手段による情報
転送によって他方の無線呼出交換局装置の制御手段によ
り処理されるため、自動的にすべてのエリア変更に必要
な処理がなされる。呼出者からの呼出要求は通常どおり
の呼出処理がされ、または交換局間通信手段により転送
されてユーザーの移動先の無線呼出交換局から無線呼出
されるため、呼出電話番号は1つで済み、呼出電話番号
が不足することを防止できる。また当然に呼出者は居場
所の不明なユーザーを呼出す祭に、通常どおりに当該無
線呼出受信機の呼出電話番号に対して呼出を行うことで
用が足りる。
【0082】また、誤書込の可能性がきわめて低く、事
故による登録失敗等の場合にも容易にリカバリーが可能
であり、移動先情報の確認もでき、携帯電話等との組合
わせによるエリアの自動切替えも可能となる。また、現
行のNCCページングサービス会社の各社が提供してい
るPOCSAG信号による無線呼出サービスとの互換性
を保ったままの導入が可能であり、しかもその場合ユー
ザーは無線呼出受信機を本発明の無線呼出受信機に交換
することで直ちに前述した本発明の種々の効果を享受す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る無線呼出交換局装置にお
ける無線呼出受信機のブロック構成図である。
【図2】本発明の実施例に係る無線呼出交換局装置にお
ける無線呼出交換局のブロック構成図である。
【図3】本発明の実施例に係る制御手段の動作フローチ
ャートである。
【図4】本発明の実施例に係る制御手段の動作フローチ
ャートである。
【図5】本発明の実施例に係る交換局間通信処理の動作
フローチャートである。
【図6】本発明の実施例に係る制御手段の動作フローチ
ャートである。
【図7】本発明の実施例に係る制御手段の動作フローチ
ャートである。
【図8】本発明の実施例に係る制御手段の動作フローチ
ャートである。
【図9】本発明の実施例に係る制御手段の動作フローチ
ャートである。
【図10】本発明の実施例に係る制御手段の動作フロー
チャートである。
【図11】エリアの移動を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
11 受付テーブル 12 レジデントページャーテーブル 13 ゲストページャーテーブル 14 レジデントページャーアドレス割当テーブル 15 ゲストページャー割当テーブル 20 制御部 21 エリア変更要求受付手段 22 呼出要求受付手段 23 交換局間通信手段 24 制御手段 1501 現在エリア情報記憶手段 1502 新エリア情報記憶手段 1503 エリア変更要求発信手段 1504 スイッチ手段 1505 タイマー手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/34

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自受信機に割当てられた選択呼出番号
    (以下、適宜「アドレス」という。)を含む選択呼出信
    号を受信した時に報知動作を発生する機能を有する複数
    の無線呼出受信機と、一般電話回線または専用呼出用端
    末を介して発呼される呼出者の呼出要求に応答して、対
    応するアドレスを選択し、このアドレス情報により無線
    基地局より対応する無線呼出受信機を呼出す機能を備え
    た無線呼出交換局とよりなる無線呼出システムにおける
    無線呼出交換局装置において、 (1)呼出電話番号情報、個別識別番号情報およびアド
    レス情報を含む一組の情報を記憶し、この呼出電話番号
    情報を基に他の情報をまたはこれらの情報間を相互に参
    照することのできる記憶手段(以下「受付テーブル」と
    いう。)と、 (2)自エリア(無線呼出交換局が受け持つ無線呼出サ
    ービスエリア)をホームエリア(無線呼出サービスの加
    入者が当該サービスの契約を締結した地域の無線呼出サ
    ービスエリア)とする無線呼出受信機(以下「レジデン
    トページャー」という。)の個別識別番号情報、アドレ
    ス情報および位置情報を含む一組の情報を記憶し、この
    個別識別番号情報を基に他の情報をまたはこれらの情報
    間を相互に参照することのできる記憶手段(以下「レジ
    デントページャーテーブル」という。)と、 (3)自エリアをサブエリア(無線呼出サービスの加入
    者または無線呼出受信機側からみて無線呼出サービスを
    受けることの可能なエリアでホームエリア以外のエリ
    ア)とする無線呼出受信機(以下「ゲストページャー」
    という。)の個別識別番号情報、一時アドレス情報およ
    びホームエリア情報を含む一組の情報を記憶し、この個
    別識別番号情報を基に他の情報をまたはこれらの情報間
    を相互に参照することのできる記憶手段(以下「ゲスト
    ページャーテーブル」という。)と、 (4)アドレス情報および個々のアドレスのレジデント
    ページャーへの割当情報を含む一組の情報を記憶し、ア
    ドレス情報を基に他の情報をまたはこれらの情報間を相
    互に参照することのできる記憶手段(以下「レジデント
    ページャーアドレス割当テーブル」という。)と、 (5)一時アドレス情報および個々のアドレスのゲスト
    ページャーへの割当情報を含む一組の情報を記憶し、一
    時アドレス情報を基に他の情報をまたはこれらの情報間
    を相互に参照することのできる記憶手段(以下「ゲスト
    ページャーアドレス割当テーブル」という。)と、 (6)無線呼出受信機の無線呼出サービスエリア(以下
    「エリア」という。)のエリア変更要求を受付けるエリ
    ア変更要求受付手段と、 (7)呼出者からの無線呼出受信機への呼出要求を受付
    ける呼出要求受付手段と、 (8)他の無線呼出交換局との通信を行うための交換局
    間通信手段と、 を含み、 (9)前記エリア変更要求受付手段に入力された無線呼
    出受信機のエリア変更要求が、自エリアへの登録を要す
    る場合であって、 (a)当該エリア変更要求に対応する無線呼出受信機が
    ゲストページャーである場合は、前記ゲストページャー
    アドレス割当テーブルを参照して、未割当のアドレスを
    検索しこれを当該ゲストページャーの一時アドレスとし
    て割当て、前記ゲストページャーテーブル内に、当該ゲ
    ストページャーの個別識別番号情報、ホームエリア情報
    および一時アドレス情報を一時登録し、この一時登録し
    た一時アドレス情報を一時アドレス割当信号として含む
    無線呼出信号を送出し、 (b)前記エリア変更要求に対応する無線呼出受信機が
    レジデントページャーである場合は、前記レジデントペ
    ージャーテーブル内の当該レジデントページャーに対応
    するアドレス情報を一時アドレス割当信号として含む無
    線呼出信号を送出する、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線呼出交換局装置に
    おいて、 前記エリア変更要求受付手段に入力された無線呼出受信
    機のエリア変更要求が他エリア(自エリア以外の無線呼
    出サービスエリア)への登録を要する場合であって、 当該エリア変更要求に対応する前記無線呼出受信機がレ
    ジデントページャーである場合は、前記レジデントペー
    ジャーテーブル内の当該レジデントページャーに対応す
    る位置情報を当該他エリアに書替え、 前記交換局間通信手段により当該他エリアへの登録を要
    求する登録要求を送出する、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の無線呼出交換局装置に
    おいて、 前記エリア変更要求受付手段に入力された無線呼出受信
    機のエリア変更要求が他エリアへの登録を要する場合で
    あって、 当該エリア変更要求に対応する前記無線呼出受信機がゲ
    ストページャーである場合、 (1)前記ゲストページャーテーブル内に当該ゲストペ
    ージャーの一時登録がある時、その一時登録を抹消し、
    かつ前記ゲストページャーアドレス割当テーブルを参照
    して、当該割当の一時アドレス割当を未割当に戻し、前
    記交換局間通信手段により他エリアへの登録を要求する
    登録要求を送出し、 (2)前記ゲストページャーテーブル内に当該ゲストペ
    ージャーの一時登録がない時、前記交換局通信手段によ
    り当該他エリアへの登録を要求するエリア登録変更要求
    を送出する、 制御手段とを有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の無線呼出交換局装置に
    おいて、 前記エリア変更要求受付手段に入力された無線呼出受信
    機のエリア変更要求が自エリアへの登録を要する場合で
    あって、 当該エリア変更要求に対応する前記無線呼出受信機がゲ
    ストページャーである場合、 前記ゲストページャーテーブル内にすでにゲストページ
    ャーの一時登録がある時、前記一時アドレスの割当およ
    び前記ゲストページャーテーブル内への新たな一時登録
    をせずに、一時登録済みの一時アドレス情報を一時アド
    レス割当信号として含む無線呼出信号を送出する、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の無線呼出交換局装置に
    おいて、 前記エリア変更要求受付手段に入力された無線呼出受信
    機のエリア変更要求が自エリアへの登録を要する場合で
    あって、 (1)前記エリア変更要求に対応する無線呼出受信機が
    ゲストページャーである場合は、前記交換局間通信手段
    によりゲストページャーのホームエリアへの登録抹消要
    求を送出し、 (2)前記エリア変更要求に対応する無線呼出受信機が
    レジデントページャーである場合は、前記レジデントペ
    ージャーテーブル内の位置情報が他エリアである時は、
    当該位置情報を自エリアに書替え、かつ前記交換局間通
    信手段により当該他エリアへの登録抹消要求を送出す
    る、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか一に記
    載の無線呼出交換局装置において、 前記呼出要求受付手段への入力が、無線呼出受信機への
    呼出発呼者からの呼出要求である場合、 前記受付テーブルの呼出電話番号情報を参照してその個
    別識別番号情報を検索し、さらに前記レジデントページ
    ャーテーブル内の当該個別識別番号情報を参照して当該
    レジデントページャーの位置情報を検索し、 (1)自エリアである時には、当該レジデントページャ
    ーの対応するアドレス情報を検索し、得られた当該アド
    レス情報により無線基地局より無線呼出受信機を呼出
    し、 (2)当該位置情報が他エリアである時には、前記交換
    局間通信手段を介して当該他エリアに対して当該個別識
    別番号情報とともに呼出要求を送出する、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれか一に記
    載の無線呼出交換局装置において、 前記交換局間通信手段を介して転送された情報が、 (1)無線呼出受信機の自エリアへの登録要求である場
    合、当該登録処理を実行し、 (2)エリア登録変更要求である場合、当該登録変更処
    理を実行し、 (3)エリア登録抹消要求である場合、当該登録抹消処
    理を実行し、 (4)無線呼出受信機への呼出要求である場合、前記ゲ
    ストページャーテーブルを参照し当該ゲストページャー
    の個別識別番号情報に対応する一時アドレス情報を検索
    し、当該一時アドレス情報により無線基地局より無線呼
    出受信機を呼出する、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の無線呼出交換局装置に
    おいて、 前記交換局間通信手段を介して入力された情報が、無線
    呼出受信機の自エリアへの登録要求である場合、 (1)当該エリア登録変更要求に対応する当該無線呼出
    受信機がゲストページャーである場合は、前記ゲストペ
    ージャーアドレス割当テーブルを参照して、未割当のア
    ドレスを検索しこれを当該ゲストページャーの一時アド
    レスとして割当て、前記ゲストページャーテーブル内
    に、当該ゲストページャーの個別識別番号情報、ホーム
    エリア情報および一時アドレス情報を一時登録し、この
    一時登録した一時アドレス情報を一時アドレス割当信号
    として含む無線呼出信号を送出し、 (2)前記エリア登録変更要求に対応する前記無線呼出
    受信機がレジデントページャーである場合は、前記レジ
    デントページャーテーブル内の当該レジデントページャ
    ーに対応する選択呼出番号情報を一時アドレス割当信号
    として含む無線呼出信号を送出する、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の無線呼出交換局装置に
    おいて、 前記交換局間通信手段を介して入力された情報が、レジ
    デントページャーのエリア登録変更要求である場合、 (1)当該エリア登録変更要求が、自エリアへの変更要
    求である場合、前記レジデントページャーテーブル内の
    当該レジデントページャーに対応する選択呼出番号情報
    を一時アドレス割当信号として含む無線呼出信号を送出
    し、 (2)当該エリア登録変更要求が、他エリアへの変更要
    求である場合、前記レジデントページャーテーブル内の
    当該レジデントページャーに対応する位置情報を当該他
    エリアに書替え、前記交換局間通信手段を介して当該他
    エリアに対して、当該他エリアへの登録要求を送出す
    る、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の無線呼出交換局装置
    において、 前記交換局間通信手段を介して入力された情報が、無線
    呼出受信機の登録抹消要求である場合、 (1)当該登録抹消要求に対応する無線呼出受信機がゲ
    ストページャーである場合、前記ゲストページャーテー
    ブル内に当該ゲストページャーの一時登録がすでにある
    時、当該一時登録を抹消し、かつ前記ゲストページャー
    アドレス割当テーブルを参照して、当該割当の一時アド
    レス割当を未割当に戻し、 (2)当該登録抹消要求に対応する無線呼出受信機がレ
    ジデントページャーである場合、前記レジデントページ
    ャーテーブル内の当該レジデントページャーに対応する
    位置情報を当該登録抹消要求元のエリアに書替える、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の無線呼出交換局装置
    において、 前記交換局間通信手段を介して入力された情報が、無線
    呼出受信機の自エリアへの登録要求である場合、 (1)当該エリア登録変更要求に対応する無線呼出受信
    機がゲストページャーである場合で、前記ゲストページ
    ャーテーブル内にすでに当該ゲストページャーの一時登
    録がある時、前記一時アドレスの割当および前記ゲスト
    ページャーテーブル内への新たな一時登録をせずに、一
    時登録済みの一時アドレス情報を一時アドレス割当信号
    として含む無線呼出信号を送出し、 および、当該エリア登録変更要求に対応する当該無線呼
    出受信機がゲストページャーである場合で、前記ゲスト
    ページャーテーブル内の当該ゲストページャーに対応す
    るホームエリア情報が当該登録要求元に一致しない時、
    当該ホームエリア情報の示すエリアへの登録抹消要求を
    前記交換局間通信手段を介して送出し、 (2)当該エリア登録変更要求に対応する無線呼出受信
    機がレジデントページャーである場合で、前記レジデン
    トページャーテーブル内の当該レジデントページャーに
    対応する位置情報が自エリアでない場合、 さらに当該位置情報が当該登録要求元でもない時、当該
    位置情報の示すエリアへの登録抹消要求を前記交換局間
    通信手段を介して送出し、 当該位置情報を自エリアに書替える制御手段を有するこ
    とを特徴とする無線呼出交換局装置。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の無線呼出交換局装置
    において、 前記交換局間通信手段を介して入力された情報が、レジ
    デントページャーのエリア登録変更要求である場合で、
    かつ自エリアへのエリア登録変更要求である場合、 前記レジデントページャーテーブル内の当該レジデント
    ページャーに対応する位置情報が、自エリアでない場
    合、 当該位置情報が当該エリア登録変更要求元でもない時、
    当該位置情報の示す他エリアへの登録抹消要求を前記交
    換局間通信手段を介して送出し、次に当該位置情報を自
    エリアに書替える、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出交換局装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれか一
    に記載の無線呼出交換局装置において、 交換局間通信手段を介して転送される情報は、 登録要求は、当該情報が登録要求であることを識別する
    要求識別情報、当該要求の対象となる無線呼出受信機の
    個別識別番号情報、ホームエリア情報、当該要求元のエ
    リア識別情報を含む情報よりなり、 エリア登録変更要求は、当該情報がエリア登録変更要求
    であることを識別する要求識別情報、当該要求の対象と
    なる無線呼出受信機の個別識別番号情報、変更先エリア
    情報および当該要求元のエリア識別情報を含む情報より
    なり、 登録抹消要求は、当該情報が登録抹消要求であることを
    識別する要求識別情報、当該要求の対象となる無線呼出
    受信機の個別識別番号情報および当該要求元のエリア識
    別情報を含む情報よりなる、 ことを特徴とする無線呼出交換局装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13のいずれか一
    に記載の無線呼出交換局装置において、 前記受付テーブルおよび/またはレジデントページャー
    テーブルは、エリア情報または無線呼出周波数情報を含
    み、同一エリアで異なった周波数のエリアは登録上別エ
    リアとして扱うことを特徴とする無線呼出交換局装置。
  15. 【請求項15】 自受信機に割当てられた選択呼出番号
    を含む無線選択呼出信号を受信した時に報知動作を発生
    する機能を有する複数の無線呼出受信機と、一般電話回
    線または専用呼出用端末を介して発呼される呼出者の呼
    出要求に応答して対応するアドレスを選択し、当該アド
    レス情報により無線基地局より対応する無線呼出受信機
    を呼出す機能を備えた無線呼出交換局とよりなる無線呼
    出システムにおける無線呼出受信機において、 自無線呼出受信機に対する選択呼出を識別するための選
    択呼出番号(アドレス)情報、現在の受信周波数情報を
    少なくとも含む現在エリア情報記憶手段と、 変更後の受信周波数情報、一時アドレス割当情報を識別
    して受信するための一時アドレス割当情報用選択呼出番
    号情報を少なくとも含む新エリア情報記憶手段と、 無線呼出サービスエリアのエリア変更要求を発信するた
    めのエリア変更要求発信手段と、 前記エリア変更要求発信手段を起動するためのスイッチ
    手段と、 前記エリア変更要求発信手段の起動後一定時間を計時す
    るタイマー手段と、 有し、 前記スイッチ手段により前記エリア変更要求発信手段が
    起動した後、前記タイマー手段がタイムアウトする前
    に、前記現在エリア情報記憶手段中のアドレス情報によ
    る無線呼出信号の待ち受けに代えて、前記新エリア情報
    記憶手段中の変更後の受信周波数情報で指定される受信
    周波数において一時アドレス割当情報用選択呼出番号情
    報による無線選択呼出を待ち受け、当該一時アドレス割
    当情報用選択呼出番号情報を受信した時、引き続き一時
    アドレス割当情報を受信し複号し、自受信機への一時ア
    ドレス割当情報を取込み、当該一時アドレス割当情報を
    前記現在エリア情報記憶手段中のアドレス情報として書
    替え、同時に前記新エリア情報記憶手段中に保持されて
    いる変更後の受信周波数情報を前記現在エリア情報記憶
    手段中の現在の受信周波数情報として転送し、 前記タイマー手段がタイムアウトした時は、前記エリア
    変更要求発信手段を起動する前の状態に復帰する、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出受信機。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の無線呼出受信機に
    おいて、 前記タイマー手段がタイムアウトする前に前記スイッチ
    手段の出力があった時は、前記エリア変更要求発信手段
    が起動した後、 前記タイマー手段がタイムアウトする前に、前記現在エ
    リア情報記憶手段中のアドレス情報による無線呼出信号
    の待ち受けに代えて前記新エリア情報記憶手段中の変更
    後の受信周波数情報で指定される受信周波数において一
    時アドレス割当情報用選択呼出番号情報による無線選択
    呼出を待ち受け、当該一時アドレス割当情報用選択呼出
    番号情報を受信した時引き続き一時アドレス割当情報を
    受信し複号し、自受信機への一時アドレス割当情報を取
    込み、当該一時アドレス割当情報を前記現在エリア情報
    記憶手段中のアドレス情報として書替え、同時に前記新
    エリア情報記憶手段中に保持されている変更後の受信周
    波数情報を前記現在エリア情報記憶手段中の現在の受信
    周波数情報として転送し、 前記タイマー手段がタイムアウトした時は、前記エリア
    変更要求発信手段を起動する前の状態に復帰する、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出受信機。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の無線呼出受信機に
    おいて、 ホームエリアへのエリア変更要求時において、前記スイ
    ッチ手段により前記エリア変更要求発信手段が起動した
    後、一時アドレス割当情報の受信に失敗したときは、前
    記タイマー手段のタイムアウトにより前記現在エリア情
    報記憶手段の受信周波数情報およびアドレス情報をホー
    ムエリアの受信周波数情報およびアドレス情報に置き代
    える、 制御手段を有することを特徴とする無線呼出受信機。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の無線呼出受信機に
    おいて、 前記エリア変更要求発信手段は、少なくとも、プリアン
    ブル符号、フレーム同期符号、移動先エリア情報符号、
    移動先周波数情報符号、自無線呼出受信機を他無線呼出
    受信機から識別するための固有の識別番号情報符号、ホ
    ームエリア情報符号および前記各情報符号より生成され
    る誤り制御符号から構成される符号情報を発信すること
    を特徴とする無線呼出受信機。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の無線呼出受信機に
    おいて、 前記エリア変更要求発信手段は、前記符号情報を、音響
    信号、電気的信号または光信号により発信することを特
    徴とする無線呼出受信機。
JP5341423A 1993-12-10 1993-12-10 無線呼出のサービスエリアを切替える無線呼出交換局装置およびサービスエリア切替え可能な無線呼出受信機 Pending JPH07162925A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6462645B1 (en) 1998-11-27 2002-10-08 Nec Corporation Radio selective call receiver and a method of transferring the reception service area of a radio selective call receiver

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6462645B1 (en) 1998-11-27 2002-10-08 Nec Corporation Radio selective call receiver and a method of transferring the reception service area of a radio selective call receiver

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