JPH0716267Y2 - メンブレンスイッチ - Google Patents
メンブレンスイッチInfo
- Publication number
- JPH0716267Y2 JPH0716267Y2 JP11402191U JP11402191U JPH0716267Y2 JP H0716267 Y2 JPH0716267 Y2 JP H0716267Y2 JP 11402191 U JP11402191 U JP 11402191U JP 11402191 U JP11402191 U JP 11402191U JP H0716267 Y2 JPH0716267 Y2 JP H0716267Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- switch
- click
- click plate
- spacer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は主として制御盤の操作ス
イッチとして利用されるクリック板付メンブレンスイッ
チに関する。
イッチとして利用されるクリック板付メンブレンスイッ
チに関する。
【0002】
【従来の技術】クリック板付メンブレンスイッチは従来
より存在し、その一例としては図4に示すようなものが
ある。該図に於て1は、上下部シート4、5の対向箇所
に夫々れ導電インキで印刷された短絡すべき各接点2、
3を離間状に保持する一定肉厚のスペーサーであり、上
部シート4上には屈曲時に発音するようになされたクリ
ック板6を収納保持する別のスペーサー7が重設され、
且つ該スペーサー7の上面には被膜シート8が貼着され
てなる。尚、9及び10はスペーサー1及び7に穿設し
た透孔である。上記のメンブレンスイッチを操作するに
際しては、被膜シート8上面にあって接点2、3の上方
箇所を例えば指で軽く押圧するようになす。これにより
クリック板6が扁平化させられて「カチッ」という音を
発すると共に、各接点2、3は相互に短絡状態となって
スイッチはON状態となる。そして、押圧した指を被膜
シート8から離すと、クリック板6は再度復元変形し、
各接点2、3が初期状態に復帰してスイッチはOFF状
態となるのである。尚、スイッチ操作者はクリック板6
の「カチッ」という音をスイッチで作動を判断し得るも
のなる。
より存在し、その一例としては図4に示すようなものが
ある。該図に於て1は、上下部シート4、5の対向箇所
に夫々れ導電インキで印刷された短絡すべき各接点2、
3を離間状に保持する一定肉厚のスペーサーであり、上
部シート4上には屈曲時に発音するようになされたクリ
ック板6を収納保持する別のスペーサー7が重設され、
且つ該スペーサー7の上面には被膜シート8が貼着され
てなる。尚、9及び10はスペーサー1及び7に穿設し
た透孔である。上記のメンブレンスイッチを操作するに
際しては、被膜シート8上面にあって接点2、3の上方
箇所を例えば指で軽く押圧するようになす。これにより
クリック板6が扁平化させられて「カチッ」という音を
発すると共に、各接点2、3は相互に短絡状態となって
スイッチはON状態となる。そして、押圧した指を被膜
シート8から離すと、クリック板6は再度復元変形し、
各接点2、3が初期状態に復帰してスイッチはOFF状
態となるのである。尚、スイッチ操作者はクリック板6
の「カチッ」という音をスイッチで作動を判断し得るも
のなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のメンブレンスイ
ッチは構成が複雑で組立てが簡単でなく、又コスト高と
なる問題がある。
ッチは構成が複雑で組立てが簡単でなく、又コスト高と
なる問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決せんとするものであって、その特徴とするところは押
し板とクリック板とを同一金属板で一体的に型抜きし、
押し板はクリック板の側へ折り曲げしめるほか、押し板
の中央箇所にはクリック板に向けて突出する凸体を形成
し、一方クリック板は上方に向かって突出する円弧面に
形成した構成となす。他方、前記上部シートの上記メン
ブレンスイッチ用部材の円弧面が当接する箇所には上記
スペーサーの肉厚より小となる高さの印刷面を設けた構
成とする
決せんとするものであって、その特徴とするところは押
し板とクリック板とを同一金属板で一体的に型抜きし、
押し板はクリック板の側へ折り曲げしめるほか、押し板
の中央箇所にはクリック板に向けて突出する凸体を形成
し、一方クリック板は上方に向かって突出する円弧面に
形成した構成となす。他方、前記上部シートの上記メン
ブレンスイッチ用部材の円弧面が当接する箇所には上記
スペーサーの肉厚より小となる高さの印刷面を設けた構
成とする
【0005】
【作用】押し板をクリック板の側へ折り曲げしめた構成
となし、スイッチ操作で押し板中央の凸体が上方へ向か
って湾曲する状態の円弧面中心を下方へ押圧し、この際
上部シート上に付設した適当肉厚の印刷面を介してその
裏面部へ形成されているスイッチ接点が短絡されるもの
となる。
となし、スイッチ操作で押し板中央の凸体が上方へ向か
って湾曲する状態の円弧面中心を下方へ押圧し、この際
上部シート上に付設した適当肉厚の印刷面を介してその
裏面部へ形成されているスイッチ接点が短絡されるもの
となる。
【0006】
【実施例】図1は本考案で使用するメンブレンスイッチ
用部材10の展開平面図であって、押し板11とクリッ
ク板12とが同一金属板で型抜きされた状態を示す。こ
こに、押し板11の中央箇所には補強用のリブ11bが
型打ち形成されてなる。他方、クリック板12は上方へ
向けて湾曲する状態の円弧面12aに形成されてなる。
上記に於て、押し板11はクリック板12との境界部P
を境にしてクリック板12の側へ折り曲げ(折り重ね)
しめるのであり、図2は斯くして製造されたメンブレン
スイッチ用部材の斜視図である。
用部材10の展開平面図であって、押し板11とクリッ
ク板12とが同一金属板で型抜きされた状態を示す。こ
こに、押し板11の中央箇所には補強用のリブ11bが
型打ち形成されてなる。他方、クリック板12は上方へ
向けて湾曲する状態の円弧面12aに形成されてなる。
上記に於て、押し板11はクリック板12との境界部P
を境にしてクリック板12の側へ折り曲げ(折り重ね)
しめるのであり、図2は斯くして製造されたメンブレン
スイッチ用部材の斜視図である。
【0007】図3は上記構成のパネルスイッチの使用状
態図であり、即ち上記パネルスイッチがスペーサー13
内へ組込んである。この際2及び3は、上下部シート4
及び5に夫々れ導電インキで印刷された正負接点であ
り、9及び10はスペーサー1及び7へ穿設した透孔で
あって、これらは図4で示したものと変わりがないが、
上記パネルスイッチの装填された透孔10の上部シート
4上面には、上記パネルスイッチの円弧面が当接する箇
所に対しスペーサー1の肉圧tより小なる高さt’の印
刷面13が設けてある。
態図であり、即ち上記パネルスイッチがスペーサー13
内へ組込んである。この際2及び3は、上下部シート4
及び5に夫々れ導電インキで印刷された正負接点であ
り、9及び10はスペーサー1及び7へ穿設した透孔で
あって、これらは図4で示したものと変わりがないが、
上記パネルスイッチの装填された透孔10の上部シート
4上面には、上記パネルスイッチの円弧面が当接する箇
所に対しスペーサー1の肉圧tより小なる高さt’の印
刷面13が設けてある。
【0008】上記に於て、今被膜シート8の上面を指で
押圧すると、押し板11がクリック板12をその弾性に
抗して下方変位させ、その凸体11aがクリック板12
の円弧面12aの中央箇所を押圧するように作用するこ
とから、クリック板12は均衡のとれた形態で扁平化さ
せられる。
押圧すると、押し板11がクリック板12をその弾性に
抗して下方変位させ、その凸体11aがクリック板12
の円弧面12aの中央箇所を押圧するように作用するこ
とから、クリック板12は均衡のとれた形態で扁平化さ
せられる。
【0009】この場合、指の押圧力が必ずしもクリック
板12の中央箇所に作用しなくてもその凸体12aが先
行してクリック板12の中央箇所を押圧することから、
クリック板12は特別の事情のない限り常時その中央箇
所に押圧力を受けることになる。しかして、クリック板
12の円弧面12aが扁平化させられると該部分が印刷
面13を介して下方へ押し付けられ、裏面側で各接点2
及び3とが短絡状態となってスイッチはON状態とな
る。次に指を被膜シート8から離すと、円弧面12aの
弾性により各部が原状に復してスイッチはOFF状態と
なる。
板12の中央箇所に作用しなくてもその凸体12aが先
行してクリック板12の中央箇所を押圧することから、
クリック板12は特別の事情のない限り常時その中央箇
所に押圧力を受けることになる。しかして、クリック板
12の円弧面12aが扁平化させられると該部分が印刷
面13を介して下方へ押し付けられ、裏面側で各接点2
及び3とが短絡状態となってスイッチはON状態とな
る。次に指を被膜シート8から離すと、円弧面12aの
弾性により各部が原状に復してスイッチはOFF状態と
なる。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上の如き構成であって、押し
板11とクリック板12とを同一金属板で一体的に型抜
きし、押し板11をクリック板12の側へ折り曲げて製
作する構成のため、製造が簡単容易で且つ製作費が安価
となるのであり、又全体的なスイッチ板厚を低く且つ軽
量化出来るものとなる。押し板12の周囲に型抜きして
成形したリブ11bはスイッチ操作時の変形を阻止する
補強作用を呈するのであり、無いものに比べて3〜5倍
の耐久制の向上の図れるものである。尚、本考案で上部
シートに設けた一定高さの印刷面13はスイッチ操作時
に円弧面12aの弾性変形を比較的少ない状態で且つ効
果的に行わしめることが出来、耐久性の向上に寄与する
ものとなる。
板11とクリック板12とを同一金属板で一体的に型抜
きし、押し板11をクリック板12の側へ折り曲げて製
作する構成のため、製造が簡単容易で且つ製作費が安価
となるのであり、又全体的なスイッチ板厚を低く且つ軽
量化出来るものとなる。押し板12の周囲に型抜きして
成形したリブ11bはスイッチ操作時の変形を阻止する
補強作用を呈するのであり、無いものに比べて3〜5倍
の耐久制の向上の図れるものである。尚、本考案で上部
シートに設けた一定高さの印刷面13はスイッチ操作時
に円弧面12aの弾性変形を比較的少ない状態で且つ効
果的に行わしめることが出来、耐久性の向上に寄与する
ものとなる。
【図1】本考案で使用するメンブレンスイッチ用部材の
展開平面図である。
展開平面図である。
【図2】本考案で使用するメンブレンスイッチ用部材の
斜視図である。
斜視図である。
【図3】上記メンブレンスイッチ用部材をスペーサー内
へ組込んだ状態を示す断面説明図である。
へ組込んだ状態を示す断面説明図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
1 スペーサー 2、3 接点 7 スペーサー 10 メンブレンスイッチ用部材 11 押し板 12 クリック板 12a 円弧面 13 印刷面
Claims (1)
- 【請求項1】 押し板とクリック板とを同一金属板で一
体的に型抜きし、押し板はクリック板の側へ折り曲げし
めるほか、押し板の中央箇所にはクリック板に向けて突
出する凸体を形成し、他方クリック板は上方に向かって
湾曲する状態の円弧面に形成したメンブレンスイッチ用
部材を作成し、これを表裏面の対向箇所に接点を導電イ
ンキで印刷した上下部シートを一定肉厚のスペーサーを
介して重ね合わせたパネル上で操作するものに於て、上
記シートの上記メンブレンスイッチ用部材の円弧面が当
接する接点相当箇所の上部に、上記スペーサーの肉厚よ
り小となる高さの印刷面を設けた構成となしたことを特
徴とするメンブレンスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11402191U JPH0716267Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | メンブレンスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11402191U JPH0716267Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | メンブレンスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650196U JPH0650196U (ja) | 1994-07-08 |
JPH0716267Y2 true JPH0716267Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=14627062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11402191U Expired - Lifetime JPH0716267Y2 (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | メンブレンスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716267Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP11402191U patent/JPH0716267Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0650196U (ja) | 1994-07-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |