JPH0338742Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0338742Y2 JPH0338742Y2 JP11962786U JP11962786U JPH0338742Y2 JP H0338742 Y2 JPH0338742 Y2 JP H0338742Y2 JP 11962786 U JP11962786 U JP 11962786U JP 11962786 U JP11962786 U JP 11962786U JP H0338742 Y2 JPH0338742 Y2 JP H0338742Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- stem
- contact
- spring
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims description 28
- 230000006870 function Effects 0.000 claims description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 9
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、コンピユーターやワードプロセツサ
ー等の情報端末機器の入力部キーボードとして使
用される、ストロークの長い薄膜スイツチ(フル
ストローク・メンブレン・スイツチ)に関するも
のである。更に詳しく言えば、スイツチホルダー
と、このスイツチホルダー内を一定区間上下移動
できるステムと、このステムの頭部に取り付けら
れた指先タツチ用のスイツチボタンと、このステ
ムを常時押し上げるように作用するばねと、この
ステムの押し下げにより薄膜接点部を押圧接触せ
しめるばねと、薄膜接点部押圧時の触感(クリツ
ク触感と略称する)を得る手段とを備えた機械的
スイツチを複数個、対応する接点回路をもつ薄膜
シート上に接するごとく装着してなる薄膜スイツ
チにおいて、上記した2つの作用をするばねとク
リツク触感を得る手段の構造に関するものであ
る。
ー等の情報端末機器の入力部キーボードとして使
用される、ストロークの長い薄膜スイツチ(フル
ストローク・メンブレン・スイツチ)に関するも
のである。更に詳しく言えば、スイツチホルダー
と、このスイツチホルダー内を一定区間上下移動
できるステムと、このステムの頭部に取り付けら
れた指先タツチ用のスイツチボタンと、このステ
ムを常時押し上げるように作用するばねと、この
ステムの押し下げにより薄膜接点部を押圧接触せ
しめるばねと、薄膜接点部押圧時の触感(クリツ
ク触感と略称する)を得る手段とを備えた機械的
スイツチを複数個、対応する接点回路をもつ薄膜
シート上に接するごとく装着してなる薄膜スイツ
チにおいて、上記した2つの作用をするばねとク
リツク触感を得る手段の構造に関するものであ
る。
従来の薄膜スイツチの単体部分の縦断面図を第
4図に示す。図において、1は薄膜シート、1′
は薄膜シート1を固定する板であり、2は多数の
単体スイツチを装着するパネルである。3はスイ
ツチホルダーであり、4はホルダー3内を上下移
動できるステムであり、5は指先タツチ用のスイ
ツチボタンである。6はステム4を常時押し上げ
るように作用するコイルばねであり、7はステム
4の中軸と押圧片8の先端部ばね受け間に挿入さ
れた薄膜接点部押圧用のコイルばねである。押圧
片8は薄くて細長い小片で、ホルダー3と一体に
なつていて、ホルダー3の底部周端9を支点とし
て上下動できる。10は押圧片8の先端部下面に
設けられた突起で、薄膜接点部を押圧接触せしめ
るためのものである。
4図に示す。図において、1は薄膜シート、1′
は薄膜シート1を固定する板であり、2は多数の
単体スイツチを装着するパネルである。3はスイ
ツチホルダーであり、4はホルダー3内を上下移
動できるステムであり、5は指先タツチ用のスイ
ツチボタンである。6はステム4を常時押し上げ
るように作用するコイルばねであり、7はステム
4の中軸と押圧片8の先端部ばね受け間に挿入さ
れた薄膜接点部押圧用のコイルばねである。押圧
片8は薄くて細長い小片で、ホルダー3と一体に
なつていて、ホルダー3の底部周端9を支点とし
て上下動できる。10は押圧片8の先端部下面に
設けられた突起で、薄膜接点部を押圧接触せしめ
るためのものである。
また、クリツク触感を得る手段として従来よく
用いられる方法は、図示を省略しているが、ステ
ム4が下降して突起部10が薄膜接点部を押圧す
る時に、ステム4の下端部がホルダー3の内壁に
設けた突起に軽く接触して通過するようにしたも
のがある。この方法以外にも色々あるが、いずれ
の方法も何らかの構造を付加している。
用いられる方法は、図示を省略しているが、ステ
ム4が下降して突起部10が薄膜接点部を押圧す
る時に、ステム4の下端部がホルダー3の内壁に
設けた突起に軽く接触して通過するようにしたも
のがある。この方法以外にも色々あるが、いずれ
の方法も何らかの構造を付加している。
以上のように、従来のスイツチは、2つの作用
をするために2個のコイルばねを使用し、またク
リツク触感を得るために付加構造を設けているの
で、使用部品数が増え、構造が複雑になり、従つ
てコスト高になると共に小型軽量化がはばまれ
る。また、ステムを押し下げるときのステムにか
かる荷重は、2個のコイルばねの反発力の和とし
てステムの下降移動量に比例して増加して行く
が、突起部10が薄膜接点部に接触すると、その
抵抗力が加わるためステム荷重は急激に増加する
ので、不自然な触感を覚えると共に指先に力が入
いり、長時間使用すると指先が痛くなる。
をするために2個のコイルばねを使用し、またク
リツク触感を得るために付加構造を設けているの
で、使用部品数が増え、構造が複雑になり、従つ
てコスト高になると共に小型軽量化がはばまれ
る。また、ステムを押し下げるときのステムにか
かる荷重は、2個のコイルばねの反発力の和とし
てステムの下降移動量に比例して増加して行く
が、突起部10が薄膜接点部に接触すると、その
抵抗力が加わるためステム荷重は急激に増加する
ので、不自然な触感を覚えると共に指先に力が入
いり、長時間使用すると指先が痛くなる。
本考案は、上記した従来の薄膜スイツチの問題
点を解決するものであり、ばねの使用数を減らす
と共に構造を簡単にして、スイツチの小型軽量化
をはかり、かつコスト低減化をはかり、同時にス
テム荷重が薄膜接点部押圧時に急増せず、またク
リツク触感を得る手段として何らの構造付加を要
せずに実現し得る薄膜スイツチを提供することを
目的とするものである。
点を解決するものであり、ばねの使用数を減らす
と共に構造を簡単にして、スイツチの小型軽量化
をはかり、かつコスト低減化をはかり、同時にス
テム荷重が薄膜接点部押圧時に急増せず、またク
リツク触感を得る手段として何らの構造付加を要
せずに実現し得る薄膜スイツチを提供することを
目的とするものである。
本考案は、従来の薄膜スイツチで使用されてい
る2個のコイルばねの代りに、一枚のばね用金属
薄板からプレス加工により容易に作り得る、構造
簡単な1個の板ばねを用いるものである。そして
クリツク触感を得る手段を、この板ばねで兼用さ
せるように工夫したものである。
る2個のコイルばねの代りに、一枚のばね用金属
薄板からプレス加工により容易に作り得る、構造
簡単な1個の板ばねを用いるものである。そして
クリツク触感を得る手段を、この板ばねで兼用さ
せるように工夫したものである。
この板ばねは、第3図(aは平面図、bは正面
図、cは右側面図を示す)に一例を示すように、
外形が四角形枠状をなし、その一辺12の両端か
ら内方に向けて出された等長の2本のアーム13
に支えられたY字状の押圧片14があり、この押
圧片14の中間地点で下方へ突出した薄膜接点部
押圧用の突起部15が設けられており、この突起
部15の突出先端が四角形枠板の下面から接点ギ
ヤツプだけ高くなるように、辺12を上方へ湾曲
(又はアーム13を上り傾斜)してある。更に、
押圧片14の先端16がステム4の底面に接触し
てステム4を常時上方へ押し上げることができる
ように、突起部15の中心線17から斜め上方へ
折り曲げられている。
図、cは右側面図を示す)に一例を示すように、
外形が四角形枠状をなし、その一辺12の両端か
ら内方に向けて出された等長の2本のアーム13
に支えられたY字状の押圧片14があり、この押
圧片14の中間地点で下方へ突出した薄膜接点部
押圧用の突起部15が設けられており、この突起
部15の突出先端が四角形枠板の下面から接点ギ
ヤツプだけ高くなるように、辺12を上方へ湾曲
(又はアーム13を上り傾斜)してある。更に、
押圧片14の先端16がステム4の底面に接触し
てステム4を常時上方へ押し上げることができる
ように、突起部15の中心線17から斜め上方へ
折り曲げられている。
また、辺12の湾曲よりもその対辺である18
の湾曲をわずかに大きくすることにより、辺12
の両端間距離Aと対辺18の両端間距離Bとに差
を作り、辺12と対辺18に隣接する2つの側辺
19にわずかなネジレを形成させてある。このネ
ジレがクリツク現象を与えるのである。
の湾曲をわずかに大きくすることにより、辺12
の両端間距離Aと対辺18の両端間距離Bとに差
を作り、辺12と対辺18に隣接する2つの側辺
19にわずかなネジレを形成させてある。このネ
ジレがクリツク現象を与えるのである。
本考案による板ばねは次のように作用する。ス
テムの押し下げに伴い下降する押圧片14は、そ
の突起部15が薄膜接点部に接触するまでは、辺
12を支点として下降する。この突起部15が薄
膜接点部に接触して、その抵抗力によりステム荷
重が急増しようとすると、側辺19が対辺18を
支点として瞬時に反り返つて辺12を浮き上がら
せ、急増しようとする荷重増加分を逃がすように
作用する。従つて、ステム荷重は、突起部15の
接触時にも急増することなく、そのあとも接触前
とほぼ同様に比例的変化をする。2つの側辺19
が反り返る時、この側辺19にわずかなネジレが
あるため、反り返えり現象が顕著に行われるの
で、クリツク触感となつて指先に伝わつてくる。
テムの押し下げに伴い下降する押圧片14は、そ
の突起部15が薄膜接点部に接触するまでは、辺
12を支点として下降する。この突起部15が薄
膜接点部に接触して、その抵抗力によりステム荷
重が急増しようとすると、側辺19が対辺18を
支点として瞬時に反り返つて辺12を浮き上がら
せ、急増しようとする荷重増加分を逃がすように
作用する。従つて、ステム荷重は、突起部15の
接触時にも急増することなく、そのあとも接触前
とほぼ同様に比例的変化をする。2つの側辺19
が反り返る時、この側辺19にわずかなネジレが
あるため、反り返えり現象が顕著に行われるの
で、クリツク触感となつて指先に伝わつてくる。
次に、本考案の一実施例を図面により説明す
る。第1図は薄膜スイツチの単体の平面図を示
し、第2図は第1図のA−A断面図を示す。図に
おいて、1〜5は第4図の従来例のものと同様の
ものである。
る。第1図は薄膜スイツチの単体の平面図を示
し、第2図は第1図のA−A断面図を示す。図に
おいて、1〜5は第4図の従来例のものと同様の
ものである。
11は本考案の特徴とする板ばねであり、実線
はステム4が上昇端にあるとき、破線は下降端に
あるときの板ばね11の状態を示している。板ば
ね11は、図示のごとく、その四角形枠状の底板
は薄膜シート1上に接触し、押圧片14の先端は
ステム4の底面に接触するように、ホルダー3内
に組み込まれている。板ばね11の形状及び作用
については前述の通りである。
はステム4が上昇端にあるとき、破線は下降端に
あるときの板ばね11の状態を示している。板ば
ね11は、図示のごとく、その四角形枠状の底板
は薄膜シート1上に接触し、押圧片14の先端は
ステム4の底面に接触するように、ホルダー3内
に組み込まれている。板ばね11の形状及び作用
については前述の通りである。
以上説明したように、本考案によれば、従来必
要とされていた2個のコイルばねが、構造簡単な
1個の板ばねで済み、更にクリツク触感発生手段
をこの板ばねで兼用できるため、使用部品の節
減、スイツチ構造の簡単化により大幅なコスト低
減が可能となり、かつ小型軽量化ができる。ま
た、ステム荷重が薄膜接点部接触時に急増される
ことがないので、不自然な押圧触感から解放さ
れ、長時間使用しても疲労が少ない。
要とされていた2個のコイルばねが、構造簡単な
1個の板ばねで済み、更にクリツク触感発生手段
をこの板ばねで兼用できるため、使用部品の節
減、スイツチ構造の簡単化により大幅なコスト低
減が可能となり、かつ小型軽量化ができる。ま
た、ステム荷重が薄膜接点部接触時に急増される
ことがないので、不自然な押圧触感から解放さ
れ、長時間使用しても疲労が少ない。
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は本考案の特徴と
する板ばねの詳細図で、aは平面図、bは正面
図、cは右側面図であり、第4図は従来例を示す
縦断面図である。 1…薄膜シート、2…パネル、3…ホルダー、
4…ステム、5…スイツチボタン、11…板ば
ね、12…押圧片が出ている辺、14…押圧片、
15…突起部、16…押圧片の先端、17…突起
部の中心線、18…対辺、19…側辺。
第1図のA−A断面図、第3図は本考案の特徴と
する板ばねの詳細図で、aは平面図、bは正面
図、cは右側面図であり、第4図は従来例を示す
縦断面図である。 1…薄膜シート、2…パネル、3…ホルダー、
4…ステム、5…スイツチボタン、11…板ば
ね、12…押圧片が出ている辺、14…押圧片、
15…突起部、16…押圧片の先端、17…突起
部の中心線、18…対辺、19…側辺。
Claims (1)
- スイツチホルダーと、スイツチホルダー内を一
定区間上下移動できるステムと、ステムの頭部に
取り付けられた指先タツチ用のスイツチボタン
と、ステムを常時押し上げるように作用するばね
と、ステムの押し下げにより薄膜接点部を押圧接
触せしめるばねとを備えた機械的スイツチを複数
個、対応する接点回路をもつ薄膜シート上に接す
るごとく装着してなる薄膜スイツチにおいて;前
記2つの作用をするばねとして1つの板ばねが用
いられ;該板ばねはばね用金属薄板で作られ、外
形は四角形枠状をなし、その下面は薄膜シート上
に接するごとく設置され、該四角形枠板の一辺か
らその対辺に向けて押圧片が出ていて、該押圧片
の中間位置で、かつ該四角形枠板の下面から接点
ギヤツプだけ高い位置における下面に、薄膜接点
部押圧用の突起部が設けられており、また該押圧
片の先端がステムの底面に接触して上方へ押し上
げることができるように、該突起部の中心線から
斜め上方へ折り曲げられており、また前記一辺と
その対辺の各両端間距離が辺の撓ませにより異な
つていて、前記一辺とその対辺の間にある2つの
側辺に、クリツク触感用のネジレが形成されてい
ることを特徴とする薄膜スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11962786U JPH0338742Y2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11962786U JPH0338742Y2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6326929U JPS6326929U (ja) | 1988-02-22 |
JPH0338742Y2 true JPH0338742Y2 (ja) | 1991-08-15 |
Family
ID=31007173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11962786U Expired JPH0338742Y2 (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0338742Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-08-04 JP JP11962786U patent/JPH0338742Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6326929U (ja) | 1988-02-22 |
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