JPH0716244Y2 - 車両用前照灯装置 - Google Patents

車両用前照灯装置

Info

Publication number
JPH0716244Y2
JPH0716244Y2 JP2308189U JP2308189U JPH0716244Y2 JP H0716244 Y2 JPH0716244 Y2 JP H0716244Y2 JP 2308189 U JP2308189 U JP 2308189U JP 2308189 U JP2308189 U JP 2308189U JP H0716244 Y2 JPH0716244 Y2 JP H0716244Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid crystal
shielding
plate
shielding means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2308189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02115202U (ja
Inventor
友子 斉藤
晴彦 飯塚
恭俊 世古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2308189U priority Critical patent/JPH0716244Y2/ja
Publication of JPH02115202U publication Critical patent/JPH02115202U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0716244Y2 publication Critical patent/JPH0716244Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用前照灯装置に係り、特にリフレクタの第
1焦点に光源を設け、第2焦点の前方に集光レンズを設
けると共に、該集光レンズと前記光源との間にリフレク
タからの反射光の一部を隠す遮光手段を配置してなる車
両用前照灯装置に関するものである 〔従来の技術〕 一般に自動車の前照灯装置にあっては、前走車や対向車
のいない道路を走行する時に使用する上向きのハイビー
ム(走行ビーム)と、前走車や対向車がいる道路或市街
地を走行する時に使用する下向きのロービーム(すれ違
いビーム)とを備えており、手動または自動的にビーム
切替を行なえるようになっている。
従来、この種の車両用前照灯装置としては、例えば第8
図および第9図に示したものが知られている(実開昭54
−109856号公報参照)。この前照灯装置は、光軸上に配
設された半楕円形状のリフレクタ1の第1焦点f1位置に
すれ違いビームに用いるバルブ2を設け、リフレクタ1
の第2焦点f2の前方位置に集光レンズ3を設けると共
に、該集光レンズ3と前記バルブ2との間に上辺が傾斜
する遮光板4を配置した構造となっている。そして、す
れ違いビームを使用する時にはリフレクタ1からの反射
光の一部を遮光板4によって隠し、照射光の上部がカッ
トされた配光パターンを得ることで、対向車に眩惑を与
えないようにしている。
ところが、対向車が眩惑を感じない配光パターンは常に
一定のものではなく、例えば走行路のカーブの程度、対
向車との距離および車速等、走行状況によって異なる。
しかし、上記従来のように遮光板4が固定されていて、
常に一定の配光パターンしか得られない装置では、それ
ら走行状況に対応することができず、眩惑を防止する上
で必ずしも十分とはいえなかった。
そこで本件出願人は、上記従来の問題を解決するため
に、特願昭63−71906号に所載の技術を提案した。これ
は上記前照灯装置における遮光板を液晶板によって構成
し、この液晶板に透過率の異なる配光パターンを数種類
設定しておくことにより、走行状況に応じて配光パター
ンを選択し、最適な照射光が得られるようにしたもので
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のように遮光板として液晶板を用い
た場合、光源から発する強い熱線によって液晶板が悪影
響を受け易く、正常に作動しないおそれがあった。
そこで本考案の技術的課題は、仮に液晶板が正常に作動
しなくなった時でも、一定の範囲で遮光できるようにし
て、正常に近い照射光を得られるようにした点にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記技術的課題を解決するために、本考案に係る車両用
前照灯装置は、リフレクタの第1焦点に光源を設け、第
2焦点の前方に集光レンズを設けると共に、該集光レン
ズと前記光源との間にリフレクタからの反射光の一部を
隠す遮光手段を配置してなる車両用前照灯装置におい
て、上記遮光手段を、走行状況に応じて透過パターンが
制御される電子シャッタの集合体からなる第1の遮光手
段と、この第1の遮光手段とは独立して設けられ該第1
の遮光手段が正常に作動しない時に上記電子シャッタの
集合体に隣接して立設される補助遮光板を有する第2の
遮光手段とで構成したことを手段としている。
〔作用〕
上述の手段によれば、常時は第1の遮光手段が作動して
おり、液晶板等の電子シャッタが熱の影響等によって正
常に作動せず、所定の配光パターンが得られなくなった
時に、それを検知して第2の遮光手段が作動し、少なく
とも対向車への眩惑を防止する。
〔実施例〕
以下添付図面に基いて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図および第2図は、本考案に係る車両用前照灯装置
の第一実施例を示したものである。この前照灯装置はケ
ーシング6の後部に半楕円形状のリフレクタ1を有し、
その第1焦点f1位置にバルブ2の光源を設け、第2焦点
f2の近傍に遮光手段を配置すると共に、ケーシング6の
前端部に集光レンズ3を設けたものである。
上記遮光手段は、第1の遮光手段8と、これを補助する
第2の遮光手段9とで構成されており、ケーシング6の
下部にそれぞれ配置されている。第1の遮光手段8は従
来の遮光板に代わる電子シャッタの集合体である四角形
状の液晶板10と、この液晶板10の透過ターンを制御する
制御回路11とで構成され、特に液晶板10の構造は第2図
にも示すように、電気的に独立した微小素子の集合体か
らなる液晶マトリクス12と、この液晶マトリクス12を両
面から挟持する2枚の偏光板13a,13bとからなる。一
方、第2の遮光手段9は、上記液晶板10に隣接してその
後方に設けられた補助遮光板14と、第1の遮光手段8が
何らかの理由で故障し、正常に作動しない場合を検知し
て駆動モータ15に補助遮光板14を起き上がらせるための
信号を出力する補助制御回路16とで構成される。上記補
助遮光板14は、上辺が傾斜した従来例の遮光板と同様の
構成をしており、また第1の遮光手段8が故障して液晶
板10が正常に作動しない場合としては、液晶板10自体が
バルブ2から発する熱の影響を受けた場合や、制御回路
11のトラブル等がある。
第3図は、第2の遮光手段9の作動を示す補助制御回路
16のフローチャートである。
この図に示した例では、手動モードによる第2の遮光手
段9への切替えも可能となっており(ステップ100)、
運転者が非常用スイッチをオン作動することで補助遮光
板14を起き上がらせるための信号が出力される。(ステ
ップ101,102)。また、上記非常用スイッチがオフの時
は第1の遮光手段8に作動信号が入力し(ステップ10
3)、次のステップ104で液晶板10が正常に作動しない場
合を検知した時にも補助遮光板14への起上り信号が出力
される(ステップ102)。
第4図は本考案の第二実施例を示したものであり、水冷
ポンプ17及びリザーバタンク18を経路内に設けた水冷管
19中に液晶板10を封入し、液晶板10を常時水冷して熱に
よる悪影響を少なくする一方、液晶板10の前側に補助遮
光板14を配設し、液晶板10がが正常に作動しなかった場
合には、補助制御回路16からの命令信号によって駆動モ
ータ15を動かし、補助遮光板14を液晶板10の前面に起き
上がらせて遮光し、少なくともロービームと同程度の配
光パターンが確保できるようにしたものである。なお、
図中で符号11は液晶板10の配光パターンを決定する制御
回路である。
第5図及び第6図は本考案の第三実施例を示したもので
あり、前記実施例と同様液晶板10を水冷管19内に封入し
て常時水冷できるようにしたものであるが、第6図に示
したような小孔20が多数設けられた補助遮光板14′を液
晶板10の後側下方に配設し、液晶板10が所定温度以上に
上昇したときには補助制御回路16及び駆動モータ15によ
って補助遮光板14′を液晶板10の裏面側まで上昇させ、
バルブ2から発する熱をカットして液晶板10の温度上昇
を抑えると共に、補助遮光板14′の小孔20を通して前方
への照射を可能としたものである。なお、液晶板10が正
常に作動しなかった場合にも補助遮光板14′が同様に立
上って遮光することになる。
第7図は本考案の第四実施例を示したものであり、液晶
板10の冷却方法として空冷手段を用いた以外は上述の第
三実施例と同様の構成からなる。即ち、冷却チューブ21
の中に液晶板10を封入すると共に、冷却チューブ21の上
端部に冷却ファン22を設け、冷却チューブ21内に冷風を
送りこんで液晶板10の温度上昇を防ぐようにしたもので
あり、仮に液晶板10が正常に作動しなくなったような場
合には、上記実施例と同様に補助遮光板14が立上って遮
光することになる。
尚、前述の各実施例では電子シャッタとして液晶板を用
いたが、これに限らずエレクトロクロミックのようなも
のも利用することができる。
〔効果〕
以上説明したように、本考案に係る車両用前照灯装置に
よれば、車両の走行状況に応じて任意の配光パターンが
得られる電子シャッタの集合体からなる第1の遮光手段
と、一定の配光パターンが得られる補助遮光板を有する
第2の遮光手段とを設け、バルブからの熱の影響等によ
って第1の遮光手段が正常に作動しない場合には、第2
の遮光手段が非常用として作動するようにしたので、少
なくとも対向車などに対して眩惑を確実に防止できると
いった効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用前照灯装置の第一実施例を
示す断面図、第2図は液晶板の構造を示す斜視図、第3
図は補助制御回路の作動を示すフローチャート、第4図
は本考案の第二実施例を示す車両用前照灯装置の断面
図、第5図は本考案の第三実施例を示す車両用前照灯装
置の断面図、第6図は補助遮光板の斜視図、第7図は本
考案の第四実施例を示す車両用前照灯装置の断面図、第
8図は従来における車両用前照灯装置の一例を示す断面
図、第9図は遮光板の斜視図である。 1……リフレクタ 2……バルブ 3……集光レンズ 8……第1の遮光手段 9……第2の遮光手段 10……液晶板(電子シャッタ) 14……補助遮光板 f1……第1焦点 f2……第2焦点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リフレクタの第1焦点に光源を設け、第2
    焦点の前方に集光レンズを設けると共に、該集光レンズ
    と前記光源との間にリフレクタからの反射光の一部を隠
    す遮光手段を配置してなる車両用前照灯装置において、 上記遮光手段を、走行状況に応じて透過パターンが制御
    される電子シャッタの集合体からなる第1の遮光手段
    と、この第1の遮光手段とは独立して設けられ該第1の
    遮光手段が正常に作動しない時に上記電子シャッタの集
    合体に隣接して立設される補助遮光板を有する第2の遮
    光手段とで構成したことを特徴とする車両用前照灯装
    置。
JP2308189U 1989-03-02 1989-03-02 車両用前照灯装置 Expired - Lifetime JPH0716244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2308189U JPH0716244Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 車両用前照灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2308189U JPH0716244Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 車両用前照灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02115202U JPH02115202U (ja) 1990-09-14
JPH0716244Y2 true JPH0716244Y2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=31241776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2308189U Expired - Lifetime JPH0716244Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 車両用前照灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716244Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021104707A1 (de) 2021-02-26 2022-09-01 Marelli Automotive Lighting Reutlingen (Germany) GmbH Beleuchtungseinrichtung mit einem adaptiven Scheibenelement

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5390364B2 (ja) * 2009-12-11 2014-01-15 株式会社小糸製作所 車両用ヘッドランプ
JP6274891B2 (ja) * 2014-02-03 2018-02-07 株式会社小糸製作所 車両用灯具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021104707A1 (de) 2021-02-26 2022-09-01 Marelli Automotive Lighting Reutlingen (Germany) GmbH Beleuchtungseinrichtung mit einem adaptiven Scheibenelement

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02115202U (ja) 1990-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0273353B1 (en) Automotive headlight of projector type
CN104279485B (zh) 车辆用灯具
JPH01244934A (ja) 車両用前照灯装置
US8523417B2 (en) Vehicular headlamp
US6280067B1 (en) Motor vehicle lighting system with a signaling function for use in daylight
KR20080012161A (ko) 차량용 전조등
CN112539393B (zh) 一种远光照明装置、车灯和车辆
US6994454B2 (en) Vehicular cornering lamp
JP2011100583A (ja) 光学ユニット
JP2004207242A (ja) 少なくとも2つの機能を有する自動車のヘッドライト
JP2003100121A (ja) 横向きの旋回軸を有するマスクを備える楕円型のヘッドランプ
JP2001060403A (ja) 可視光カット遮光シェードを用いたヘッドランプおよび該ヘッドランプを照明源とする車両用暗視装置
JPH0716244Y2 (ja) 車両用前照灯装置
JP2000025518A (ja) 自動車の前照灯装置
US20230142677A1 (en) Vehicle headlight
JP2670369B2 (ja) 車両用のプロジェクタ式照明装置
CN212081115U (zh) 初级光学元件、远光照明装置、车灯及车辆
US8540407B2 (en) Head lamp for vehicle
JP2001093311A (ja) 暗視装置用ヘッドランプ
US3364385A (en) Automobile headlamp system with a continuously energized filament pair to provide illumination without visible jumping effect
US5331520A (en) Headlights for motor vehicles
JP7092516B2 (ja) 車両用前照灯ユニットの出射光色の調整方法
KR101095031B1 (ko) 적응형 헤드 램프 장치
JP5429862B2 (ja) 車輌用灯具
KR20190081824A (ko) 차량용 램프