JPH07162171A - プリント板実装装置 - Google Patents

プリント板実装装置

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Publication number
JPH07162171A
JPH07162171A JP30566793A JP30566793A JPH07162171A JP H07162171 A JPH07162171 A JP H07162171A JP 30566793 A JP30566793 A JP 30566793A JP 30566793 A JP30566793 A JP 30566793A JP H07162171 A JPH07162171 A JP H07162171A
Authority
JP
Japan
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housing
printed board
backboard
connector
printed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30566793A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuyo Ouchi
哲世 大内
Daiyu Irie
大雄 入江
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP30566793A priority Critical patent/JPH07162171A/ja
Publication of JPH07162171A publication Critical patent/JPH07162171A/ja
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  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体に多数のプリント板が並列して収容され
てなるプリント板実装装置に関し、外部接続用コネクタ
数が少なくて低コストで、またプリント板の保守点検作
業が容易で、且つ振動等によりバックボードとプリント
板間が接続不良になる恐れがないことを目的とする。 【構成】 前面が開口した箱形の筐体1と、先端側の側
縁部にバックボードコネクタ3にプラグインするコネク
タ6が搭載された、筐体1に搭載する複数のプリント板
5と、からなるプリント板実装装置において、筐体1 の
後面に装着するバックボード20は、筐体1の上・下何れ
か一方に延伸した延伸部20A を有するものであり、延伸
部20A は外部接続用コネクタ25が配列して搭載されるも
のであり、外部接続用コネクタ25は、選択したケーブル
コネクタ15がプラグインされる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筐体に多数のプリント
板が並列して収容されてなるプリント板実装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のプリント板実装装置の斜視
図である。図において、1は、筐体上板と筐体底板に、
ガイドレール1Aを対向して多数並列に設け、且つ後面側
にバックボード2を装着した、前面が開口した箱形の筐
体である。
【0003】このガイドレール1Aは筐体上板及び筐体底
板を絞り出し加工により設けたもので、ガイドレール1A
を設けたことにより、筐体上板及び筐体底板には通風孔
が配列して形成されている。
【0004】また、左右の筐体側板に筐体取付金具4を
それぞれ取付け、この筐体取付金具4を装置架の柱にね
じ止めすることで、筐体1を装置架に多段に積層するよ
うになっている。
【0005】バックボード2には、それぞれのガイドレ
ール1Aに対応して、バックボードコネクタを配設してあ
る。5は、筐体1に並列に実装するプリント板である。
【0006】プリント板5の先端側の側縁部に、バック
ボードコネクタ3にプラグインするコネクタ6を搭載し
てある。ぞれぞれのプリント板5の手前側の側縁部に
は、外部インターフェース信号ケーブル又は電源ケーブ
ルの端末に装着したケーブルコネクタ10を、プラグイン
接続する外部接続用コネクタ8を搭載している。
【0007】なお、プリント板5の前面に直交するよう
に、金属板よりなる個別正面板7を取り付け、個別正面
板7に外部接続用コネクタ8の接続面に対応して、短冊
形の孔を配設し、この孔からケーブルコネクタ10をプラ
グインするようにしている。
【0008】それぞれのプリント板5の上下の側縁を選
択したガイドレール1Aに挿入して、筐体1内に押し込
み、コネクタ6をバックボードコネクタ3にプラグイン
させて、プリント板5を筐体1に並列に実装する。
【0009】その後、ケーブルコネクタ10の先端部を個
別正面板7の孔に挿入して、ケーブルコネクタ10を外部
接続用コネクタ8にプラグインしている。なお、それぞ
れのプリント板5間の接続は、バックボード2に形成し
たパターンを介して行なわれる。
【0010】又、すべてのプリント板5を筐体1に収容
すると、それぞれの個別正面板7が並列して筐体1の開
口を塞ぐ。上述のように筐体1に多数のプリント板5が
並列に実装されて、プリント板実装装置が構成されてい
る。
【0011】さて、多数の接触子を有するバックボード
コネクタ3に、コネクタ6のピンを挿入したり,或いは
バックボードコネクタ3からコネクタ6を抜去する際に
は、接触圧に対抗して大きい挿抜力をプリント板に付与
しなければならない。
【0012】したがって、従来の筐体1は、開口側の上
側縁及び下側縁に、それぞれ凹溝形部材を設けるととも
に、それぞれのプリント板5の上下の角に揺動運動可能
に挿抜レバー9を搭載し、挿抜レバー9の先端の対向す
る一対の突起の何れか一方を、凹溝形部材の前側壁の後
面または前面に当接し、挿抜レバー9を引き起こす或い
は手前側に倒すことで、挿抜レバー9の梃子作用により
プリント板5を筐体1に挿抜している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリント板実装
装置は、すべてのプリント板の手前側の側縁部に、それ
ぞれケーブルコネクタ10が挿着されるものであるから、
プリント板実装装置の正面側に、多数の外部インターフ
ェース信号ケーブル及び電源ケーブルが配線されてい
る。
【0014】このために、選択したプリント板の保守・
点検時等に、そのプリント板に接続しているケーブルコ
ネクタを抜去しただけでは、対向した他のプリント板に
接続している外部インターフェース信号ケーブル或いは
電源ケーブルが邪魔になり、そのプリント板を挿抜する
ことができない。
【0015】よって、従来は選択したプリント板は勿論
のこと近傍のプリント板に接続した、外部インターフェ
ース信号ケーブル或いは電源ケーブルを取外している。
したがって、抜去したケーブルコネクタに印を付す等し
て、挿着するプリント板を間違えないようにしなければ
ならず、保守・点検作業が煩わしいという問題点があっ
た。
【0016】また、それぞれのプリント板に外部接続用
コネクタを搭載しているので、外部接続用コネクタ数が
増加してコスト高になる恐れがあった。一方、装置架が
振動すると、バックボードコネクタとプリント板搭載の
コネクタとの嵌合が弛み、プリント板が筐体から抜け出
て、バックボードとプリント板間が接続不良となる。
【0017】しかしながら、従来のプリント板実装装置
は、それぞれのプリント板の手前側の側縁部にケーブル
コネクタが挿着されているので、抜け防止用のバーを筐
体の前面に架橋するように取付けることができない。
【0018】即ち、従来のプリント板実装装置は、振動
等によりバックボードとプリント板間が接続不良になる
恐れがあった。本発明はこのような点に鑑みて創作され
たもので、外部接続用コネクタ数が少なくて低コストで
あり、またプリント板の保守点検作業が容易なプリント
板実装装置を提供することを目的としている。
【0019】また、他の目的は、振動等によりバックボ
ードとプリント板間が接続不良になる恐れがないことに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に例示したように、前面が開口した
箱形の筐体1と、筐体1内に並列に挿着する、それぞれ
の先端側の側縁部にコネクタ6が搭載されてなる複数の
プリント板5と、コネクタ6がプラグインするバックボ
ードコネクタ3が配設されてなり、筐体1の後面側に取
着するバックボードと、からなるプリント板実装装置に
おいて、バックボード20は、筐体1の上・下いずれか一
方に延伸した延伸部20A を有するものであり、延伸部20
A は外部接続用コネクタ25が配列して搭載されるもので
あり、外部接続用コネクタ25は、ケーブルコネクタ15を
プラグインするものである構成とする。
【0021】図2に例示したように、バックボードコネ
クタ用の窓31及び外部接続用コネクタ用の窓32を有する
バックボード取付板30が、筐体1とバックボード20との
間に介在して筐体1に取着され、バックボード20は、周
縁部がバックボード取付板30の裏面に密接に取着される
構成とする。
【0022】或いは、筐体1のそれぞれのガイドレール
1Aに対向して、筐体底板27の手前側の側縁部に配設され
る固定駒41と、ばね手段により固定駒41方向に付勢さ
れ、左右方向の往復移動可能にそれぞれの固定駒41に対
向して筐体底板27の手前側の側縁部に装着される可動駒
42と、からなる抜け防止装置40を備えており、可動駒42
は、固定駒41に対接する側に手前側が拡開する面42A を
有し、プリント板5を筐体1に挿着時に、プリント板5
の先端側の端面が滑合面42A に当接することで固定駒41
から離反する方向に移動し、プリント板5を筐体1に挿
着後は、固定駒41側に復帰して後端面がプリント板5の
手前側の端面に接するものである構成とする。
【0023】或いはまた、それぞれのガイドレール1Aに
対向してプリント板5の板厚よりも大きい幅の半月形溝
52が円周面に配列してなり、筐体底板27の手前側の側縁
部の前面に架橋するよう枢支される円柱状バー51と、円
柱状バー51を回動すべく円柱状バー51の一方の端部に固
着された操作レバー55と、からなる抜け防止装置50を備
えており、円柱状バー51は、プリント板5を筐体1に挿
着時に、半月形溝52の底面が筐体底板27の上面と同一平
面になるように回動され、プリント板5を筐体1に挿着
後は、回動されて円周面がプリント板5の手前側の端面
に接するものである構成とする。
【0024】
【作用】本発明によれば、バックボードの延伸部に外部
接続用コネクタを搭載し、その外部接続用コネクタにケ
ーブルコネクタを接続するようにしている。
【0025】したがって、プリント板の手前側の側縁部
に接続するケーブルコネクタを全く無くするか、あるい
はその数を大幅に節減することができる。このことによ
り、プリント板実装装置の前面側に配線される外部イン
ターフェース信号ケーブル及び電源ケーブルが無くなる
か、或いは非常に少なくなるので、プリント板の挿抜に
支障が無くなり、保守・点検作業が簡単となる。
【0026】また、バックボードの延伸部に外部接続用
コネクタを搭載することにより、一基の外部接続用コネ
クタの外部インターフェース信号,電源等をバックボー
ドのパターンを介して複数のプリント板に分配すること
ができる。
【0027】したがって、個々のプリント板の手前側の
側縁部に外部接続用コネクタを搭載した従来のものに比
較して、外部接続用コネクタ数を削減することができ、
それだけ低コストになる。
【0028】一方、抜け防止装置を筐体の手前側の側縁
部に取付けることで、一方の抜け防止装置の場合は可動
駒の後端面がプリント板の手前側の端面に接しており、
他の抜け防止装置の場合は円柱状バー円周面がプリント
板の手前側の端面に接している。
【0029】したがって、振動等によりプリント板が抜
け出ることが阻止されるので、バックボードとプリント
板間の接続不良が無くなる。
【0030】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0031】図1は本発明の実施例を分離した形で示す
斜視図、図2は本発明の他の実施例を分離した形で示す
斜視図、図3は本発明のさらに他の実施例の斜視図、図
4は抜け防止装置を示す図、図5は他の抜け防止装置を
示す図である。
【0032】図1に図示したように、1は、筐体上板と
筐体底板27にガイドレール1Aを対向して多数並列に設け
た前面が開口した箱形の筐体である。このガイドレール
1Aは筐体上板及び筐体底板27を絞り出し加工により設け
たものであるから、筐体上板及び筐体底板27にはそれぞ
れ通風孔が配列して形成されている。
【0033】また、筐体1の筐体側板28に筐体取付金具
4をそれぞれ取付け、この筐体取付金具4を装置架の柱
にねじ止めすることで、筐体1を装置架に多段に積層す
るようになっている。
【0034】20は、幅が筐体1の幅に等しく、縦方向の
長さが筐体1の高さよりも充分に大きくて、上部に延伸
部20A を有するバックボードであって、バックボード20
は底縁部分が筐体底板27の後側縁に一致するように、筐
体1の後面側にねじ止めされて固着されている。
【0035】バックボード20の内側面で筐体1の奥底に
対向する個所には、それぞれのガイドレール1Aに対応し
てバックボードコネクタ3が配設されている。また、バ
ックボード20の延伸部20A の裏面か、内面かの何れか一
方の面(図では内面) に、ケーブルコネクタ15をプラグ
イン接続する外部接続用コネクタ25を配設してある。
【0036】このケーブルコネクタ15は、外部インター
フェース信号ケーブル又は電源ケーブルの端末に装着さ
れたものである。ケーブルコネクタ15のハウジングの両
端部近傍に、小ねじを挿入する孔をそれぞれ設けてあ
る。
【0037】そして、ケーブルコネクタ15を外部接続用
コネクタ25にプラグインした後に、小ねじをケーブルコ
ネクタ15のハウジングの孔に差し込み、そのねじ部を外
部接続用コネクタ25のねじ孔に螺着している。したがっ
て、ケーブルの重みにより、ケーブルコネクタ15が外部
接続用コネクタ25から抜け出ることがない。
【0038】5は、筐体1に並列に実装するプリント板
であって、先端側の側縁部にバックボードコネクタ3に
プラグインするコネクタ6を搭載し、手前側の側縁部に
はプリント板に直交するように、金属板よりなる個別正
面板7を取り付けてある。
【0039】それぞれのプリント板5の上下の側縁を、
選択したガイドレール1Aに挿入して筐体1内に押し込
み、コネクタ6をバックボードコネクタ3にプラグイン
させてプリント板5を筐体1に並列に実装している。
【0040】なお、総てのプリント板5が筐体1内に並
列に挿着された状態で、それぞれの個別正面板7が並列
して筐体1の開口を塞ぐので、筐体底板27の通風孔から
冷却風が筐体1内に吸い込まれ、プリント板5を冷却
し、その後上昇して筐体上板の通風孔から排出される。
【0041】なお、外部接続用コネクタ25をバックボー
ド20の裏面側に搭載した場合は、外部インターフェース
信号ケーブル又は電源ケーブルは、装置架の裏面側に配
線される。
【0042】また、外部接続用コネクタ25をバックボー
ド20の内面側に搭載した場合は、ケーブルコネクタ15に
接続した外部インターフェース信号ケーブル又は電源ケ
ーブルを、筐体側板28方向に引き回して、筐体取付金具
4の切込を経て装置架の前面側に引出し配線するもので
ある。
【0043】したがって、プリント板実装装置には、プ
リント板5の手前側の側縁部に接続するケーブルコネク
タを全く無くすることができる。また、外部インターフ
ェース信号ケーブル用のケーブルコネクタ15のみをバッ
クボード20に搭載しても良い。このように外部インター
フェース信号ケーブル用のケーブルコネクタ15をバック
ボード20に接続すると、電源盤プリント板(通常は筐体
1の左右の両端側に挿着されている)に接続する電源ケ
ーブルだけがプリント板実装装置の前面に配線されるこ
とになる。
【0044】いずれにせよ、プリント板実装装置の前面
側に配線されるケーブル数が非常に少なくなるので、プ
リント板5の挿抜に支障が無くなり、保守・点検作業が
簡単となる。
【0045】また、バックボード20の延伸部20A に搭載
した外部接続用コネクタのピンを、バックボードのパタ
ーンを介して複数のプリント板5に接続することで、図
6に図示した従来のものに比較して、外部接続用コネク
タ25が削減される。
【0046】よって、それだけプリント板実装装置が低
コストになる。なお、個別正面板7に一対の孔を設け、
この孔にプリント板引出し工具の先端を係合し、プリン
ト板引出し工具を引っ張ることで、プリント板5を筐体
1から抜去するようにしている。
【0047】図において、30はバックボード20に相似形
でそれよりもわずかに大きい主板と、主板の4辺に形成
された縁枠とからなる浅い箱形の、金属板よりなるバッ
クボード取付板である。
【0048】バックボード取付板30は、配列したバック
ボードコネクタの外側ラインより大きい角形のバックボ
ードコネクタ用の窓31を設けるとともに、その延伸部20
A には、配列した外部接続用コネクタ25の外側ラインよ
り大きい角形の外部接続用コネクタ用の窓32を設けてあ
る。
【0049】35は、それぞれの外部接続用コネクタ25に
対応して、ケーブルコネクタ15の嵌合部が差し込まれる
矩形状孔が配列した、浅い箱形の補助取付板である。補
助取付板35は、窓32を覆うように溶接などしてバックボ
ード取付板30に固着してある。
【0050】バックボード取付板30を筐体1の裏面側に
ねじ止め等して固着し、バックボード取付板30の裏面
に、バックボード20の周縁部を密接させ、ねじを用いて
バックボード20をバックボード取付板30に固着してい
る。
【0051】そして、ケーブルコネクタ15を外部接続用
コネクタ25にプラグインした後に、小ねじをケーブルコ
ネクタ15のハウジングの孔に差し込み、そのねじ部を補
助取付板35のねじ孔に螺着している。このことによりケ
ーブルの重みにより、ケーブルコネクタ15が外部接続用
コネクタ25から抜け出ることが阻止される。
【0052】上述のようにバックボード20と筐体1の間
にバックボード取付板30を介在させ、バックボード20を
バックボード取付板30に密接して固着することで、バッ
クボード20が補強される。したがって、ケーブルコネク
タ15を外部接続用コネクタ25に挿抜しても、バックボー
ド20が破損することがない。
【0053】一方、上述のプリント板実装装置には、筐
体1の手前側の側縁部に固定駒41と可動駒42とを組み合
わせてなる抜け防止装置40を装着して、装置架が振動し
てもプリント板5が筐体1から抜け出ることがないよう
にしている。
【0054】以下図4を参照しながら抜け防止装置40に
ついて詳述する。図4において、41は筐体底板27の手前
側の側縁部の、それぞれのガイドレール1Aに対向する位
置に固着された直方体状の固定駒である。
【0055】42は、手前側が拡開する面42A が、固定駒
41の側面に対向するように固定駒41に対向して左右方向
に移動可能に、筐体底板27の手前側の側縁部に挿着され
る可動駒である。
【0056】可動駒42は、前後方向の長さが固定駒41の
前後方向の長さよりも大きい。面42A は平面形状が、手
前側がほぼ直線で、後方がプリント板5の板厚より大き
く固定駒41方向に円弧状に屈曲したものである。
【0057】また、可動駒42の手前側は下方に側面視で
Lの字形に突出しており、その突出部に左右方向に貫通
する孔を設けてある。45は、筐体底板27の手前側の側縁
部の前面に架橋するよう取付けたガイドバーである。
【0058】可動駒42の突出部の孔をガイドバー45に嵌
挿して、可動駒42を固定駒41に対向配設している。ま
た、ガイドバー45には、可動駒42の間、及び選択した一
方の端の可動駒42の外側に、それぞれコイルばね46を嵌
挿してある。
【0059】即ち、可動駒42は、コイルばね46により固
定駒41方向に付勢され、且つガイドバー45が案内となり
左右方向の往復移動可能に、それぞれの固定駒41に対向
して装着されるものである。
【0060】したがって、プリント板5の先端側の側縁
を固定駒41と可動駒42の間に差し込んでプリント板5を
押すと、プリント板5の端面が可動駒42の面42A に当接
して、可動駒42は固定駒41から離反する方向に移動し、
プリント板5の先端側の側縁部が固定駒41と可動駒42と
の間を通過してガイドレール1Aに達する。
【0061】そしてさらにプリント板5を押し込むこと
でコネクタ6がバックボードコネクタ3にプラグインす
る。この状態でプリント板5の手前側の側縁部が、可動
駒42の後端面を通過し終わるので、可動駒42は、コイル
ばね46のばね力により固定駒41側に押され移動し元の位
置にて復帰する。
【0062】即ち、可動駒42の後端面がプリント板5の
手前側の端面に接しているので、装置架が振動してもプ
リント板5が筐体1から抜け出ることがない。固定駒41
と可動駒42とからなる抜け防止装置40は、図4に図示し
たものとは異なり、図2に図示したように、可動駒42を
軸に等ピッチで固着し、この軸を筐体1の手前側の側縁
部に左右方向に摺動移動可能に装着し、その軸の一方の
端部にコイルばねを嵌挿して、コイルばね46により可動
駒42を固定駒41方向に付勢する構成としても良い。
【0063】図3に図示したプリント板実装装置が、図
2に図示したものと異なる点は、半月形溝52が並列した
円柱状バー51と、円柱状バー51を回動する操作レバー55
とからなる抜け防止装置50を、筐体1の手前側の側縁部
に装着した点である。
【0064】以下、図3に図示した抜け防止装置50につ
いて図5を参照しながら詳述する。図5において、28A
は、板の中心に左右方向に貫通する孔を有する枢支板部
である。枢支板部28A は、それぞれの筐体側板28の下部
に筐体の手前側に突出するよう固着されている。
【0065】51は、左右の端部が枢支板部28A の孔に嵌
入し、筐体底板27の手前側の側縁部の前面に架橋するよ
う枢支された円柱状バーである。円柱状バー51には、そ
れぞれのガイドレール1Aに対向して、プリント板5の板
厚よりも大きい幅の半月形溝52が円周面に配列してい
る。
【0066】また、枢支板部28A の外側に突出した円柱
状バー51の端末に、円柱状バー51を回動する操作レバー
55を固着している。プリント板5を筐体1に挿着するに
は、操作レバー55を操作して、半月形溝52の底面が筐体
底板27の上面と同一平面になるように円柱状バー51を回
転する。
【0067】そして、プリント板5の下側縁を半月形溝
52に位置合わせして、プリント板5を筐体1に押し込
み、プリント板5の先端側の側縁部に搭載したコネクタ
をバックボードコネクタにプラグインさせる。
【0068】この状態でプリント板5の手前側の側縁部
は、半月形溝52を通過し終わっている。次に操作レバー
55をバックボード側か筐体の手前側に倒して、円柱状バ
ー51を90度以上回転させる。このことにより、円柱状
バー51の円周面がプリント板5の手前側の端面に接す
る。したがって、装置架が振動してもプリント板5が筐
体1から抜け出ることがない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、バックボ
ードの延伸部に外部接続用コネクタを搭載し、その外部
接続用コネクタにケーブルコネクタを接続するようにし
て、プリント板の手前側の側縁部に接続するケーブルコ
ネクタを全く無くするか、又ははその数を大幅に節減し
たもので、プリント板の挿抜時に外部ケーブルが障害と
ならなくなり、プリント板の保守・点検作業が簡単とな
るという効果を有する。
【0070】また、バックボードの延伸部に外部接続用
コネクタを搭載したことにより、外部接続用コネクタ数
を削減することができ、プリント板実装装置がそれだけ
低コストになる。
【0071】一方、抜け防止装置を設けたことにより、
振動等によりプリント板が抜け出ることが阻止され、バ
ックボードとプリント板間の接続の信頼度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を分離した形で示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例を分離した形で示す斜視図
である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の斜視図である。
【図4】抜け防止装置を示す図である。
【図5】他の抜け防止装置を示す図である。
【図6】従来のプリント板実装装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 バックボ
ード 3 バックボードコネクタ 4 筐体取付
金具 5 プリント板 6 コネクタ 7 個別正面板 8,25 外部
接続用コネクタ 10,15 ケーブルコネクタ 20 バックボ
ード 20A 延伸部 27 筐体底板 28 筐体側板 30 バックボ
ード取付板 31,32 窓 35 補助取付
板 40,50 抜け防止装置 41 固定駒 42 可動駒 45 ガイドバ
ー 51 円柱状バー 52 半月形溝 55 操作レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口した箱形の筐体(1) と、該筐
    体(1) 内に並列に挿着する、それぞれの先端側の側縁部
    にコネクタ(6) が搭載されてなる複数のプリント板(5)
    と、該コネクタ(6) がプラグインするバックボードコネ
    クタ(3) が配設されてなり、該筐体(1) の後面側に取着
    するバックボード(20)と、からなるプリント板実装装置
    において、 該バックボード(20)は、該筐体(1) の上・下いずれか一
    方に延伸した延伸部(20A) を有するものであり、 該延伸部(20A) は外部接続用コネクタ(25)が配列して搭
    載されるものであり、該外部接続用コネクタ(25)は、選
    択したケーブルコネクタ(15)をプラグインするものであ
    ることを特徴とするプリント板実装装置。
  2. 【請求項2】 バックボードコネクタ用の窓(31)及び外
    部接続用コネクタ用の窓(32)を有するバックボード取付
    板(30)が、筐体(1) とバックボード(20)との間に介在し
    て該筐体(1) に取付けられ、 該バックボード(20)は、周縁部が該バックボード取付板
    (30)の裏面に密接に取着されるものであることを特徴と
    する請求項1記載のプリント板実装装置。
  3. 【請求項3】 筐体(1) のそれぞれのガイドレール(1A)
    に対向して、筐体底板(27)の手前側の側縁部に配設され
    る固定駒(41)と、 ばね手段により該固定駒(41)方向に付勢され、左右方向
    の往復移動可能にそれぞれの該固定駒(41)に対向して該
    筐体底板(27)の手前側の側縁部に装着される可動駒(42)
    と、からなる抜け防止装置(40)を備え、 該可動駒(42)は、該固定駒(41)に対接する側に手前側が
    拡開する面(42A) を有し、プリント板(5) を筐体(1) に
    挿着時に、該プリント板(5) の先端側の端面が該面(42
    A) に当接することで該固定駒(41)から離反する方向に
    移動し、該プリント板(5) を該筐体(1) に挿着後は、該
    ばね手段により該固定駒(41)側に復帰して、後端面が該
    プリント板(5) の手前側の端面に接するものであること
    を、特徴とする請求項1又は2記載のプリント板実装装
    置。
  4. 【請求項4】 筐体(1) のそれぞれのガイドレール(1A)
    に対向してプリント板(5) の板厚よりも大きい幅の半月
    形溝(52)が円周面に配列形成され、筐体底板(27)の手前
    側の側縁部の前面に架橋するよう枢支される円柱状バー
    (51)と、 該円柱状バー(51)を回動すべく、該円柱状バー(51)の一
    方の端部に固着した操作レバー(55)と、からなる抜け防
    止装置(50)を備え、 該円柱状バー(51)は、プリント板(5) を筐体(1) に挿着
    時に、該半月形溝(52)の底面が該筐体底板(27)の上面と
    同一平面になるように回動され、該プリント板(5) を該
    筐体(1) に挿着後は、回動されて円周面が該プリント板
    (5) の手前側の端面に接するものであることを、特徴と
    する請求項1又は2記載のプリント板実装装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915642A1 (en) * 1997-11-06 1999-05-12 Alcatel Interconnection unit
JP2019096690A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 ファナック株式会社 ロック機構
JP2020027909A (ja) * 2018-08-16 2020-02-20 沖電気工業株式会社 プリント基板保持構造

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