JPH0716216U - キーボード入力監視装置 - Google Patents

キーボード入力監視装置

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JPH0716216U
JPH0716216U JP4724493U JP4724493U JPH0716216U JP H0716216 U JPH0716216 U JP H0716216U JP 4724493 U JP4724493 U JP 4724493U JP 4724493 U JP4724493 U JP 4724493U JP H0716216 U JPH0716216 U JP H0716216U
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JP
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keyboard
key input
cpu
key
interrupt
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JP4724493U
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勉 小田原
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器の処理能力を低下させずに省電力化
を可能にする。 【構成】 キーボード入力待ち状態に入ったことを通知
する通知手段15と、この通知手段15からの情報によ
りタイマーのカウントアップを開始し、予め設定された
タイムアウト値とカウントアップしたタイマー値との比
較を行い、一致した場合に前記CPU1に通知し、クロ
ック周波数を低下させて省電力動作モードに切り替える
ためのキー入力監視部14とを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器においてキーボード入力待ちの状態が続いていることを検 出し、この状態が一定時間経過したら省電力動作モードに切り換えるようにする ためのキーボード入力監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、バッテリー駆動可能な電子機器においては、キーボード入力待ち状 態が長い時間続いているような場合は、これを自動的に検出し、操作者に処理速 度の低下を感じさせずに中央処理装置(以下、「CPU」と言う)のクロック周 波数を下げる等の省電力制御を行い、バッテリーの消耗を抑えるようにする方法 が採られている。
【0003】 図7は、従来のキーボード入力監視装置を適用した電子機器の制御構成ブロッ ク図である。 図7において、この電子機器では、この電子機器全体の制御を司るCPU1を 備え、このCPU1に、電子機器を予め決められた手順で動作させるためのプロ グラム・データが記憶されているメモリ3等とデータの授受を行うアドレス・デ ータバス2を介して、表示制御部4,クロック制御部5,キーボード制御部7, キー入力監視部10,割り込み制御部12等を各々接続した構成となっている。
【0004】 さらに詳述すると、クロック制御部5は、CPU1の動作タイミングの基本と なるクロック6を出力するもので、内部レジスタの設定によりクロック周波数を 制御することができ、この実施例の電子機器の場合ではクロック周波数をHig h(ハイ)とLow(ロー)の2種類に切換可能になっている。
【0005】 キーボード制御部7には、複数のキー(不図示)を有するキーボードユニット 8が接続されており、キーボードユニット8上の何れかのキーが押されたときに これを検出し、キーボード割り込み信号9をオン(ON)とすると共に、このと き押されたキーの種類(以下、これを「キーコード」と言う)を内部レジスタに 格納し、これをCPU1より読み出すことができる設定となっている。また、C PU1よりキーコードが読み出されると、キーボード制御部7からのキーボード 割り込み信号9をオフ(OFF)とするように設定されている。
【0006】 キー入力監視部10は、内部レジスタとしてタイマーレジスタ,タイムアウト レジスタ,ステータスレジスタ(タイムアウト割り込みビット、キー割り込みビ ット等が格納されている)を有している。 また、このキー入力監視部10では、キー入力の有無をキーボード制御部7へ のアクセスの有無によって検出でき、キーボード制御部7へのアクセスが発生す るとタイマーレジスタをクリアし、このタイマーレジスタのカウントアップを開 始するように設定されている。さらに、タイマーレジスタのカウントアップ時、 予め設定されているタイムアウトレジスタの値とタイマーレジスタの値を比較し 、一致しなければタイマーレジスタのカウントアップを続け、一致すればステー タスレジスタのタイムアウト割り込みビットを有効とし、監視部割り込み信号1 1をオンとするように設定されている。
【0007】 そして、CPU1では、キー入力監視部10内のステータスレジスタの内容を 読み出すことによって、タイムアウト割り込みであることを知ることができる状 態になっている。 一方、キー入力監視部10では、CPU1よりステータスレジスタが読み出さ れると、タイムアウト割り込みビットをクリアし、監視部割り込み信号11をオ フとする。また、タイムアウト発生後にキーボード制御部7へのアクセスが発生 すると、タイマーレジスタをクリアしてステータスレジスタのキー入力割り込み ビットを有効とし、監視部割り込み信号11をオンとする。 さらに、CPU1は、ステータスレジスタの内容を読み出すことにより、キー 入力割り込みであることを知ることができ、またCPU1よりステータスレジス タが読み出されると、キー入力監視部10ではキー入力割り込みビットをクリア し、監視部割り込み信号11をオフとする。
【0008】 図8は図7に示した電子機器におけるキー入力処理プログラムの一例を概念的 に示すフローチャート、図9はキー入力割り込み処理プログラムを示すフローチ ャート、図10はキー入力監視処理プログラムで実行される監視部割り込み処理 のフローチャート、図11は図10に示したキー入力監視処理プログラムで実行 されるタイムアウト認識処理サブルーチンのフローチャート、図12は図10の 処理に従うタイムチャートを示すものである。 そこで、次に図8乃至図12と共に、図7に示した電子機器におけるキー入力 待ち状態の検出動作と、その検出結果によってクロック周波数を切り替える動作 を説明する。
【0009】 まず、この電子機器を動作させるプログラムは、アプリケーションプログラム から入力キー情報の問い合わせを受けると、図8に示すキー入力処理フローを実 行する。 すなわち、このキー入力処理フローでは、アプリケーションプログラムからの 入力キー情報問い合わせが発生すると(ステップ101)、メモリ3の予め決め られたキーコードバッファ領域にデータ(キーコード)が有るか否かを判定する (ステップ102)。そして、無い場合にはその旨をアプリケーションプログラ ムへ通知し、キー入力処理フローを終了させて次の処理へ進む(ステップ103 )。これに対して、有る場合にはキーコードバッファ領域のデータをアプリケー ションプログラムへ通知し、キー入力処理フローを終了させて次の処理へ進む( ステップ104)。
【0010】 次に、所定時間内に操作者によりキーボードユニット8の何れのキーも押され なかった場合と、押されてキーボード割り込みが発生した場合について、上記所 定時間を認識する動作と共に説明する。 (1)所定時間を経過したか、すなわちタイムアウトになったか否かの認識処 理は次のようにして行われる。: このタイムアウト認識処理は図11に示すフローに従って処理され、まずキー 入力監視部10では、キー入力監視処理フローに入り、CPU1よりキーボード 制御部7へのアクセスがあるとタイマーレジスタをクリアし、このタイマーレジ スタのカウントアップを開始する(ステップ110)。これと同時に、予め設定 されているタイムアウトレジスタの値とタイマーレジスタの値を比較する(ステ ップ111)。そして、一致しなければタイマーレジスタのカウントアップを続 け、一致すればステータスレジスタのタイムアウト割り込みビットを有効とし、 監視部割り込み信号11をオンとする(ステップ112)。 一方、割り込み制御部12は、これを受けてCPU割り込み信号13をオンと する(ステップ113)。 CPU割り込み信号13がオンとなると、CPU1はキー入力監視部10より ステータスレジスタを読み込む(ステップ114)。ここではタイムアウト割り 込みビットが有効であるので、CPU1はタイムアウトが発生したことを知るこ とができる(ステップ115)。
【0011】 (2)操作者によりキーボードユニット8の何れのキーも押されなかった場合 (図10参照): キー入力監視処理フローに入り、キーが押されたか否かはステップ143で判 定される。ここで何れのキーも押されない場合は、ステップ144に移行されて タイムアウトが発生しているか否かが上記タイムアウト判断処理の結果より判定 される。 そして、タイムアウトが発生している場合は、ステップ145に移行してステ ータスレジスタのタイムアウト割り込みビットをクリアし、監視部割り込み信号 11をオフとする。次いで、CPU1はクロック制御部5に対して、クロック周 波数をHighからLowに切り替えるよう指示する。すると、クロック制御部 5はこれを受けてクロック6の周波数をLowとする(ステップ146)。 以上により、CPU1は低速動作モード(省電力動作モード)となり、消費電 力を低減することができる(ステップ147)。
【0012】 (3)操作者によりキーボードユニット8の何れかのキーが押されて割り込み 処理が行われた場合(図9,図10参照): キー入力処理フローに入り、何れかのキーが押されると(ステップ130)、 キーボード制御部7はこのキーコードを内部レジスタに格納し、キーボード割り 込み信号9をオンとする(ステップ131)。そして、キーボード割り込み信号 9がオンになると、割り込み制御部12はこれを受け、CPU割り込み信号13 をオンとする(ステップ132)。 CPU割り込み信号13がオンとなると、CPU1は所定の割り込み処理を行 い、キーボード制御部7よりキーコードを読み出す(ステップ133)。 そしてキーコードバッファ領域にキーコードを格納し(ステップ134)、キ ーボード割り込み信号9をオフにして(ステップ135)、CPU割り込み信号 をオフにし(ステップ136)、リターンキーを押す。
【0013】 a)ここでタイムアウトが発生していた場合は、CPU1がキーボード制御部 7よりキーコードを読み込むと、キー入力監視部10はキーボード制御部7への アクセスを検出してタイマーレジスタをクリアし、監視部割り込み信号11をオ ンとする(ステップ140)。 次いで、CPU1は、クロック制御部5に対して、クロック周波数をLowか らHighに切り替えるよう指示する。すると、クロック制御部5はこれを受け てクロック6の周波数をHighとする(ステップ150)。 以上によって、CPU1は高速動作モードに戻ることができる(ステップ15 1)。
【0014】 b)これに対してタイムアウトが発生していない場合には、キーボード制御部 7はキーボード割り込み信号9をオフとするとともに、キー入力監視部10はキ ーボード制御部7へのアクセスを検出してタイマーレジスタをクリアする(ステ ップ110)。 以上により、プログラムはキー入力処理フローを終了させ次の処理へ進むこと ができ、この場合もクロック6の周波数をHighとしたまま高速動作モードで 処理される。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のキーボード入力監視装置を適用した電子機器で は、キーボード入力が発生した時点からタイマーのカウントアップを開始するた め、CPU1がキーボード入力待ちではなく演算処理中であっても、タイムアウ トが発生し、CPU1のクロック周波数がLowになるので、電子機器の処理能 力が低下してしまう。そこで、この問題が発生する頻度を極力少なくするように するのに、一般にはタイムアウトの時間を数分から数十分に設定している。この ため、省電力化に対する効果が薄れてしまうと言う問題点があった。
【0016】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は電子機器の処 理能力を低下させずに省電力化を可能にするキーボード入力監視装置を提供する ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、キーボード入力待ち状態が続いて一定時間 経過すると省電力動作モードに切り替える機能を有したCPUを搭載してなる電 子機器のキーボード入力監視装置であって、キーボード入力待ち状態に入ったこ とを通知する通知手段と、予め設定されたタイムアウト値とカウントアップした タイマー値との比較を行い、一致した場合に前記CPUに通知し、クロック周波 数を低下させて省電力動作モードに切り替えるためのキー入力監視手段とを設け 、前記通知手段からの情報により前記キー入力監視手段の前記タイマーカウント を開始するように構成したものである。
【0018】
【作用】
この構成によれば、電子機器がキーボード入力待ち状態になった場合にのみ、 タイマーのカウントアップを開始し、一定時間経過後にクロック周波数を低下さ せて省電力動作モードに切り替えることができる。 また、電子機器がキーボード入力待ちの状態に入ると、タイマーのカウントア ップを開始し、一定時間経過後にはクロック周波数を低下させて省電力動作モー ドに切り替えることができる。
【0019】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1は、本考案に係るキー入力処理プログラムの一実施例を示すフローチャー トであり、図2は、同電子機器の制御構成ブロック図である。 図2において、図7と同じ符号を付したものは図7と同一のものを示している 。
【0020】 そして、本実施例の電子機器と従来の電子機器との間で大きく異なる点は、 (1)本実施例のキー入力監視部14内にカウント開始レジスタを設けるとと もに(図2参照)、メモリ3のキー入力処理プログラムにキーボード入力待ちの 状態に入ったことをキー入力監視部14内に通知するための通知手段15(図1 及び図2参照)を組み込んだ点と、 (2)上記通知手段15より通知を受けた場合にカウントアップ動作を開始す るタイマー機能と、予め設定されたタイムアウト値とカウントアップしたタイマ ー値との比較を行い、一致した場合にこの情報をCPU1に通知する機能を、キ ー入力監視部14に設けた点、 の2つの点にある。
【0021】 さらに詳述すると、図2に本実施例として示す電子機器では、この電子機器全 体の制御を司るCPU1を備え、このCPU1に、電子機器を予め決められた手 順で動作させるためのプログラム・データが記憶されているメモリ3等とデータ の授受を行うアドレス・データバス2を介して、表示制御部4,クロック制御部 5,キーボード制御部7,キー入力監視部14,割り込み制御部12等を各々接 続した構成となっている。
【0022】 また、各構成部品の機能についてさらに説明すると、クロック制御部5は、C PU1の動作タイミングの基本となるクロック6を出力するもので、内部レジス タの設定によりクロック周波数を制御することができ、この実施例の電子機器の 場合ではクロック周波数をHigh(ハイ)とLow(ロー)の2種類に切換可 能になっている。
【0023】 キーボード制御部7には、複数のキー(不図示)を有するキーボードユニット 8が接続されており、キーボードユニット8上の何れかのキーが押されたときに これを検出し、キーボード割り込み信号9をオン(ON)とすると共に、このと き押されたキーの種類(以下、これを「キーコード」と言う)を内部レジスタに 格納し、これをCPU1より読み出すことができる設定となっている。さらに、 CPU1よりキーコードが読み出されると、キーボード制御部7からのキーコー ド割り込み信号9をオフ(OFF)とするように設定されている。
【0024】 キー入力監視部14は、内部レジスタとしてカウント開始レジスタ,タイマー レジスタ,タイムアウトレジスタ,ステータスレジスタ(タイムアウト割り込み ビット、キー割り込みビット等が格納されている)を有している。 また、このキー入力監視部14では、カウント開始レジスタに対してタイマー レジスタのカウントアップ開始命令が指示されるとタイマーレジスタをクリアし 、このタイマーレジスタのカウントアップを開始するように設定されている。さ らに、タイマーレジスタのカウントアップ時、予め設定されているタイムアウト レジスタの値とタイマーレジスタの値を比較し、一致しなければタイマーレジス タのカウントアップを続け、一致すればステータスレジスタのタイムアウト割り 込みビットを有効とし、監視部割り込み信号11をオンとするように設定されて いる。
【0025】 そして、CPU1では、キー入力監視部14内のステータスレジスタの内容を 読み出すことによって、タイムアウト割り込みであることを知ることができる状 態になっている。 一方、キー入力監視部14では、CPU1よりステータスレジスタが読み出さ れると、タイムアウト割り込みビットをクリアし、監視部割り込み信号11をオ フとする。また、キー入力監視部14は、キーボード制御部7へのアクセスを監 視しており、タイムアウト発生後にキーボード制御部7へのアクセスが発生する と、タイマーレジスタのキー入力割り込みビットを有効とし、監視部割り込み信 号11をオンとする。 さらに、CPU1は、ステータスレジスタの内容を読み出すことにより、キー 入力割り込みであることを知ることができ、またCPU1よりステータスレジス タが読み出されると、キー入力監視部14ではキー入力割り込みビットをクリア し、監視部割り込み信号11をオフとする。
【0026】 図1は上述の如く図2に示した電子機器におけるキー入力処理プログラムの一 例を概念的に示すフローチャート、図3はキー入力割り込み処理プログラムのフ ローチャート、図4はキー入力監視処理プログラムで実行される監視部割り込み 処理のフローチャート、図5は図4に示したキー入力監視処理プログラムで実行 されるタイムアウト認識処理サブルーチンのフローチャート、図6は図4の処理 に従うタイムチャートを示すものである。 そこで、次に図1,図3乃至図6と共に、図2に示した電子機器におけるキー 入力待ち状態の検出動作と、その検出結果によってクロック周波数を切り替える 動作を説明する。
【0027】 まず、この電子機器を動作させるプログラムは、アプリケーションプログラム から入力キー情報の問い合わせを受けると、図1に示すキー入力処理フローを実 行する。 すなわち、このキー入力処理フローでは、アプリケーションプログラムからの 入力キー情報問い合わせが発生すると(ステップ1)、メモリ3の予め決められ たキーコードバッファ領域にデータ(キーコード)が有るか否かを判定する(ス テップ2)。 そして、無い場合には、その旨をキー入力監視部14へ通知する通知手段15 を動作させ(ステップ3)、アプリケーションプログラムへ通知し(ステップ4 )、キー入力処理フローを終了させて次の処理へ進む。 これに対して、有る場合には、キーコードバッファ領域のデータをアプリケー ションプログラムへ通知し、キー入力処理フローを終了させて次の処理へ進む( ステップ5)。
【0028】 次に、所定時間内に操作者によりキーボードユニット8の何れのキーも押され なかった場合と、押されてキーボード割り込みが発生した場合について、上記所 定時間を認識する動作と共に説明する。 (1)所定時間を経過したか、すなわちタイムアウトになったか否かの認識処 理は次のようにして行われる。: このタイムアウト認識処理は図5に示すフローに従って処理される。まず、ア プリケーションプログラムから入力キー情報の問い合わせを受けてメモリ3のキ ーコードバッファ領域内データの有無が判定される。そして、そこにデータが無 い場合には電子機器がキーボード入力待ち状態に入ったとされ、これがキー入力 監視部14に通知手段15より通知される(ステップ10)。すると、CPU1 はキー入力監視部14のカウント開始レジスタへタイマーレジスタのカウントア ップを指示する(ステップ11)。すなわち、この認識処理では、電子機器がキ ーボード入力待ち状態になり、これが通知手段15よりキー入力監視部14に通 知された場合にのみ、タイマーのカウントアップを開始する。 また、キー入力監視部14はこれを受けてタイマーレジスタをクリアし、この タイマーレジスタのカウントアップを開始する(ステップ12)。これと同時に 、予め設定されているタイムアウトレジスタの値とタイマーレジスタの値を比較 する(ステップ13)。そして、一致しなければタイマーレジスタのカウントア ップを続け、一致すればステータスレジスタのタイムアウト割り込みビットを有 効とし、監視部割り込み信号11をオンとする(ステップ14)。 一方、割り込み制御部12は、これを受けてCPU割り込み信号13をオンと する(ステップ15)。 CPU割り込み信号13がオンとなると、CPU1はキー入力監視部14より ステータスレジスタを読み込む(ステップ16)。ここではタイムアウト割り込 みビットが有効であるので、CPU1はタイムアウトが発生したことを知ること ができる(ステップ17)。
【0029】 (2)操作者によりキーボードユニット8の何れのキーも押されなかった場合 (図4参照): キー入力監視割り込み処理フローに入り、キーが押されたか否かはステップ3 3で判定される。ここで何れのキーも押されない場合は、ステップ34に移行さ れてタイムアウトが発生しているか否かが上記タイムアウト判断処理の結果より 判定される。 そして、タイムアウトが発生している場合は、ステップ34に移行してステー タスレジスタのタイムアウト割り込みビットをクリアし、監視部割り込み信号1 1をオフとする(ステップ35)。次いで、CPU1はクロック制御部5に対し て、クロック周波数をHighからLowに切り替えるよう指示する。すると、 クロック制御部5はこれを受けてクロック6の周波数をLowとする(ステップ 36)。 以上により、CPU1は低速動作モード(省電力動作モード)となり、消費電 力を低減することができる。
【0030】 (3)操作者によりキーボードユニット8の何れかのキーが押されて割り込み 処理が行われた場合(図3,図4参照): キー入力割り込み処理フローに入り、何れかのキーが押されると、キーボード 制御部7はこのキーコードを内部レジスタに格納し、キーボード割り込み信号9 をオンとする(ステップ20,ステップ21)。そして、キーボード割り込み信 号9がオンになると、割り込み制御部12はこれを受け、CPU割り込み信号1 3をオンとする(ステップ22)。 CPU割り込み信号13がオンとなると、CPU1は所定の割り込み処理を行 い、キーボード制御部7よりキーコードを読み出す(ステップ23)。
【0031】 a)ここでタイムアウトが発生していた場合は、CPU1がキーボード制御部 7よりキーコードを読み込むと、キー入力監視部14はキーボード制御部7への アクセスを検出してタイマーレジスタをクリアし、監視部割り込み信号11をオ ンとする(ステップ30)。 次いで、CPU1は、クロック制御部5に対して、クロック周波数をLowか らHighに切り替えるよう指示する。すると、クロック制御部5はこれを受け てクロック6の周波数をHighとする(ステップ40)。 以上により、CPU1は高速動作モードに戻ることができる(ステップ41) 。
【0032】 b)これに対してタイムアウトが発生していない場合には、キーボード制御部 7はキーボード割り込み信号9をオフとするとともに、キー入力監視部14はキ ーボード制御部7へのアクセスを検出してタイマーレジスタをクリアする(ステ ップ12)。 以上により、プログラムはキー入力処理フローを終了させて次の処理へ進むこ とができ、この場合もクロック6の周波数をHighとしたまま高速動作モード で処理される。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係るキーボード入力監視装置によれば、電子機 器がキーボード入力待ち状態になった場合にのみ、タイマーのカウントアップを 開始し、一定時間経過後にクロック周波数を低下させて省電力動作モードに切り 替えることができるため、電子機器の処理速度を低下させずに省電力化が図れる 。 また、電子機器がキーボード入力待ちの状態に入ると、タイマーのカウントア ップを開始し、一定時間経過後にはクロック周波数を低下させて省電力動作モー ドに切り替えることができるため、その省電力効果を最大限に利用できる等の効 果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるキー入力処理プログラムの一
例を示すフローチャートである。
【図2】本実施例として示すキーボード入力監視装置の
構成ブロック図である。
【図3】本実施例におけるキー入力割り込み処理のフロ
ーチャートである。
【図4】本実施例におけるキー入力監視部割り込み処理
のフローチャートである。
【図5】本実施例においてタイムアウトを認識処理する
サブルーチンのフローチャートである。
【図6】本実施例におけるタイムチャートである。
【図7】従来装置の制御構成ブロック図である。
【図8】従来装置におけるキー入力処理プログラムの一
例を示すフローチャートである。
【図9】従来装置におけるキー入力割り込み処理のフロ
ーチャートである。
【図10】従来装置におけるキー入力監視部割り込み処
理サブルーチンのフローチャートである。
【図11】従来装置においてタイムアウトを認識処理す
るサブルーチンのフローチャートである。
【図12】従来装置におけるタイムチャートである。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 3 メモリ 4 表示制御部 5 クロック制御部 6 クロック 7 キーボード制御部 8 キーボードユニット 9 キーボード割り込み信号 11 監視部割り込み信号 12 割り込み制御部 13 CPU割り込み信号 14 キー入力監視部(キー入力監視手段) 15 通知手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボード入力待ち状態が続いて一定時
    間経過すると省電力動作モードに切り替える機能を有し
    たCPUを搭載してなる電子機器のキーボード入力監視
    装置において、 キーボード入力待ち状態に入ったことを通知する通知手
    段と、 予め設定されたタイムアウト値とカウントアップしたタ
    イマー値との比較を行い、一致した場合に前記CPUに
    通知し、クロック周波数を低下させて省電力動作モード
    に切り替えるためのキー入力監視手段とを設け、 前記通知手段からの情報により前記キー入力監視手段の
    前記タイマーカウントを開始するようにしたことを特徴
    とするキーボード入力監視装置。
JP4724493U 1993-08-05 1993-08-05 キーボード入力監視装置 Pending JPH0716216U (ja)

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JP4724493U JPH0716216U (ja) 1993-08-05 1993-08-05 キーボード入力監視装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4861355U (ja) * 1971-11-13 1973-08-04
JP2011128763A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Nec Corp クロック制御装置、携帯電話端末、クロック制御方法、及びプログラム

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