JP2011128763A - クロック制御装置、携帯電話端末、クロック制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クロック制御装置1は、頻度算出時間内におけるキーの押下の頻度が高いほど、CPU13のクロック数を向上させる。これにより、キー操作に対する習熟度が高いユーザが携帯電話端末1を操作する場合、高いクロック数でCPU13が動作するため、操作レスポンスを高くすることができる。他方、キー操作に対する習熟度が低く、操作レスポンスに対する要求が大きくないユーザが携帯電話端末1を操作する場合、低いクロック数でCPU13が動作するため、消費電力量を抑えることができる。
【選択図】図1
Description
一方、CPUクロック数を向上させると、携帯電話端末の消費電力量を増加させ、電池の持ちが悪くなるという問題がある。
そのため、携帯電話端末を設計する際には、「電池の持ちの良さ」と「操作レスポンスの高さ」とのバランスを考慮したハードウェア/ソフトウェアの制御が必要とされている。
このような場合、上述した、特定のアプリケーションソフトの起動状態や装置状態に応じてCPUクロック数を制御する方法では、実際のユーザの要求に合わせたCPUクロック数の制御を行うことができないという問題がある。
したがって、本発明によれば、ユーザの操作習熟度に適したCPUクロック数でコンピュータを動作させることができる。
図1は、本発明の一実施形態によるクロック制御装置を備える携帯電話端末の構成を示す概略ブロック図である。
携帯電話端末1は、クロック制御装置11、入力部12、CPU13を備える。
クロック制御装置11は、入力部12からキーの押下を示す押下信号を入力し、当該押下信号に基づいて、CPU13に対してクロック数(CPUクロック数)を変化させるクロック制御信号を出力する。
入力部12は、ユーザからの操作を受け付けるキーを有し、キーの押下によりクロック制御装置11及びCPU13に押下信号を出力する。
CPU13は、入力部12から入力した押下信号に基づいてキーに対応した処理を実行する。また、CPU13は、クロック制御装置11からクロック制御信号を入力し、当該クロック制御信号が示すクロック数で駆動する。
解析部111は、入力部12から押下信号を入力して、当該押下信号に基づいてキーの押下間隔を算出し、算出した押下間隔を示す押下間隔信号をクロック制御部112に出力する。また、解析部111は、入力部12から入力した押下信号をタイマ制御部113に出力する。
クロック制御部112は、解析部111からキーの押下間隔信号を入力して当該押下間隔情報が示す押下間隔に基づいてクロック制御信号を生成し、生成したクロック制御信号をCPU13に出力する。
タイマ制御部113は、解析部111から押下信号を入力した時刻に、内部に備えるタイマを起動する。また、タイマ制御部113は、タイマの満了時に、タイマの満了を示す満了信号をクロック制御部112に出力する。
図2は、携帯電話端末の動作を示すフローチャートである。
携帯電話端末1が起動すると、解析部111は、入力部12からの押下信号の有無を判定することで、入力部12のキーが押下されたか否かを判定する(ステップS1)。解析部111は、入力部12から押下信号を入力しなかったと判定した場合(ステップS1:NO)、ステップS1に戻り、入力部12からの押下信号の有無の判定を継続する。
タイマ制御部113が、復帰タイマによる高速化継続時間の計時が満了したと判定した場合(ステップS8:YES)、タイマ制御部113は、復帰タイマの満了を示す満了信号をクロック制御部112に出力する。次に、クロック制御部112は、CPU13を標準状態のクロック数で動作させるクロック制御信号を生成し、CPU13に出力する(ステップS9)。これにより、CPU13は低クロック数での動作を開始する。また、クロック制御部112は、内部メモリに記憶するCPU動作状態情報を「標準動作中」に書き換える。
そして、CPU13は、ユーザの操作により、携帯電話端末1の動作を終了することが指示されたか否かを判定する(ステップS11)。CPU13が、携帯電話端末1の動作を終了することが指示されていないと判定した場合(ステップS11:NO)、ステップS1に戻り、解析部111による入力部12からの押下信号の有無の判定を行う。
一方、CPU13が、携帯電話端末1の動作を終了することが指示されたと判定した場合(ステップS11:YES)、携帯電話端末1は、処理を終了する。
図3は、キー押下の有無とCPUの動作状態とを示すタイムチャートである。
まず、ユーザが時刻C1に入力部12のキーを押下すると、解析部111は、ステップS2により、キー押下間隔を算出する。なお、時刻C1における動作は、初期状態での動作であるため、このとき解析部111の内部メモリに記憶されているキー押下時刻は、携帯電話端末1の起動時刻を示している。ここでは、解析部111によって算出されたキー押下間隔が一定時間より長いため、解析部111は、時刻C1をキー押下時刻として内部メモリに記録し、次のキー押下を待機する。
また、時刻C2から一定時間以上経過した時刻である時刻C3に、ユーザが入力部12のキーを押下すると、時刻C1、C2における動作と同様に、解析部111は、時刻C3をキー押下時刻として内部メモリに記録し、次のキー押下を待機する。
そして、ステップS7により、タイマ制御部113は、内部に備える復帰タイマを起動させ、次のキー押下を待機する。
そして、時刻C5から時刻C7までの間、ユーザは一定時間以内にキーを押下すると、クロック制御装置11は、時刻C4における動作と同様の動作を実行する。
次に、時刻C10で復帰タイマが満了した後の時刻である時刻C9に、ユーザが入力部12のキーを押下すると、キー押下間隔は一定時間より長くなる。また、CPU13の動作状態は標準状態である。そのため、解析部111は、時刻C1〜C3における動作と同様に、時刻C9をキー押下時刻として内部メモリに記録し、次のキー押下を待機する。
したがって、本発明によれば、ユーザの操作習熟度に適したクロック数で携帯電話端末1のCPU13を動作させることができる。
例えば、本実施形態では、一定時間内にキーが複数回押下された場合に、クロック制御部112がCPU13のクロック数を高速動作状態のクロック数に設定する場合を説明したが、これに限られず、一定時間内におけるキーの押下の頻度が高いほど、CPU13のクロック数を高い値に設定する動作であれば良い。
解析部111は、一定時間内に入力部12から入力した押下信号の入力回数を内部メモリに記録する。そして、解析部111は、一定時間の経過後、内部メモリに記憶された入力回数をクロック制御部112に出力する。次に、クロック制御部112は、解析部111から入力した入力回数が所定の値以上である場合に、CPU13のクロック数を高速動作状態のクロック数に設定する。
これにより、クロック制御装置11は、一定時間内におけるキーの押下の頻度が高いほど、CPU13のクロック数を高い値に設定することができる。
例えば、クロック制御装置11は、一定時間内におけるキーの押下の頻度とクロック数とを関連付けて記憶する記憶部を備え、クロック制御部112が、現在のキーの押下の頻度に関連付けられたクロック数を記憶部から読み出し、CPU13を当該クロック数で動作させるようにしても良い。
Claims (6)
- ユーザからの操作を受け付けるキーを備えるコンピュータの、CPUクロック数の制御を行うクロック制御装置であって、
所定の頻度算出時間内における前記キーの押下の頻度が高いほど、前記CPUクロック数を高い値に設定するクロック制御部
を備えることを特徴とするクロック制御装置。 - 前記クロック制御部は、
前記頻度算出時間内に前記キーが複数回押下された場合に、前記CPUクロック数を所定の第1のクロック数に設定し、
前記CPUクロック数を前記第1のクロック数に設定した後、最後に前記キーが押下された時刻から、所定の高速化継続時間が経過する前に前記キーの押下が無い場合に、前記CPUクロック数を前記第1のクロック数より低い第2のクロック数に設定する
ことを特徴とする請求項1に記載のクロック制御装置。 - 前記高速化継続時間は、前記頻度算出時間より長いことを特徴とする請求項2に記載のクロック制御装置。
- 請求項1から請求項3の何れか1項に記載のクロック制御装置を備えることを特徴とする携帯電話端末。
- ユーザからの操作を受け付けるキーを備えるコンピュータの、CPUクロック数の制御を行うクロック制御装置を用いたクロック制御方法であって、
クロック制御部は、所定の頻度算出時間内における前記キーの押下の頻度が高いほど、前記CPUクロック数を高い値に設定する
ことを特徴とするクロック制御方法。 - ユーザからの操作を受け付けるキーを備えるコンピュータの、CPUクロック数の制御を行うクロック制御装置を、
所定の頻度算出時間内における前記キーの押下の頻度が高いほど、前記CPUクロック数を高い値に設定するクロック制御部
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009285023A JP2011128763A (ja) | 2009-12-16 | 2009-12-16 | クロック制御装置、携帯電話端末、クロック制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009285023A JP2011128763A (ja) | 2009-12-16 | 2009-12-16 | クロック制御装置、携帯電話端末、クロック制御方法、及びプログラム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014098539A Division JP2014149871A (ja) | 2014-05-12 | 2014-05-12 | クロック制御装置、携帯電話端末、クロック制御方法、及びプログラム |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009285023A Pending JP2011128763A (ja) | 2009-12-16 | 2009-12-16 | クロック制御装置、携帯電話端末、クロック制御方法、及びプログラム |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-12-16 JP JP2009285023A patent/JP2011128763A/ja active Pending
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