JPH07161648A - サセプタ - Google Patents

サセプタ

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JPH07161648A
JPH07161648A JP34034493A JP34034493A JPH07161648A JP H07161648 A JPH07161648 A JP H07161648A JP 34034493 A JP34034493 A JP 34034493A JP 34034493 A JP34034493 A JP 34034493A JP H07161648 A JPH07161648 A JP H07161648A
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JP
Japan
Prior art keywords
susceptor
wafer
spot facing
showing
void
Prior art date
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Pending
Application number
JP34034493A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Miyazaki
晃 宮崎
Tateo Hayashi
健郎 林
Taira Shin
平 辛
Masayuki Okawa
雅行 大川
Shinichiro Aonuma
伸一朗 青沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 載置した半導体ウエハの面内温度をほぼ均一
に保つことができるサセプタを提供する。 【構成】 気相成長装置内で半導体基板を支持するため
のサセプタにおいて、基材(11)にSiC層(14、
16)をコーティングして全体的に円環状のウエハ支持
凸部(18)を形成し、ウエハ支持凸部(18)の下方
に空隙(19)を形成したことを特徴とするサセプタ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気相成長装置内で半導
体基板を支持するためのサセプタに関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン基板のエピタキシャル成長は、
気相成長装置を用いて行うことができる。サセプタは、
気相成長装置内で多数のウエハを支持する。サセプタの
下方には高周波コイルが設けられ、サセプタは高周波誘
導加熱によって加熱される。サセプタ上の基板は、サセ
プタからの輻射及び伝導によって加熱される。
【0003】図8は、エピタキシャル装置を模式的に示
す断面図である。サセプタは、グラファイト質基材とそ
の表面のSiCコーティング層から構成され、サセプタ
上面にはウエハ載置部のための、多数の座ぐり部が設け
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、気相成長を良好
に行うためには、ウエハ加熱時に面内温度を均一に保つ
ことが重要である。従来、ウエハ面内温度の均一化のた
めに、様々な形状の座ぐり部が提案されている。例え
ば、座ぐり部の形状をウエハの弾性変形たわみに合せた
サセプタが実用化されている。
【0005】しかしながら、前記座ぐり部においてもウ
ェーハが外周部でサセプタと接触して支持されているた
め、ウエハが局所的に高温になることがあった。その場
合には、ウエハ中央部の温度は比較的均一になるが、サ
セプタと接触するウエハ外周部は熱伝導による加熱を受
けるため、他の部分より高温になってしまう。このよう
な温度分布の偏りが、スリップ発生の一因になってい
た。
【0006】前述した従来技術の問題点に鑑み、本発明
は、載置したウエハの面内温度がほぼ均一に保たれるサ
セプタを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、気相成長装
置内で半導体基板を支持するためのサセプタにおいて、
基材(11)にSiC層(14、16)をコーティング
して全体的に円環状のウエハ支持凸部(18)を形成
し、ウエハ支持凸部(18)の下方に空隙(19)を形
成したことを特徴とするサセプタを要旨としている。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図8は本発明のサセプタを備えた気相成長装置を
模式的に示す概念図である。気相成長装置1内には、複
数の半導体ウエハを支持するためのサセプタ10が設け
られている。サセプタ10は、中央に貫通穴を有する薄
肉円板形状をしている。サセプタ10の下方には、加熱
用の高周波コイル2が配置されている。矢印A,Bは、
装置内に導入される原料ガスの流れ及び排気ガスの流れ
を示している。
【0009】図6,7は本発明のサセプタ10の座ぐり
部12を示す部分断面図及び上面図である。サセプタ1
0は、グラファイト質の基板11に第1,2SiC層1
4及び16をコーティングしたものである。サセプタ1
0の表面には20個の座ぐり部12が形成されており、
そこに同数のウエハを載置できる。座ぐり部12の断面
は全体的に湾曲した形状になっている。
【0010】座ぐり部12の最外周から少し内側の部分
には、全体的に環状のウエハ支持突起18が形成されて
いる。突起18は4つの切欠き17で不連続になってい
る。突起18は厚さが30μm〜1000μmの第2S
iC層16で形成され、その下方には深さが1.0μm
〜7000μmの空隙19が形成されている。空隙19
は突起18の下側に沿って配置されている。この実施例
では、空隙19の幅は突起18の幅と大体同じである
が、それより多少広くても又は狭くてもよい。突起18
の座ぐり面からの高さ(突起内側の根元からの高さ)は
10μm〜600μmになっている。突起18は、ウエ
ハの中心からその半径の0.7倍〜0.98倍だけ離れ
たウエハ外周部を支持するように配置されている。
【0011】図1〜7を参照して、本発明のサセプタ1
0の望ましい形成方法を説明する。図1〜4はサセプタ
10の座ぐり部の一部分を拡大して示した断面図、図
5,7は座ぐり部全体の上面図である。
【0012】まず、図2に示すように、グラファイト質
の基板11の表面に、座ぐり部12と環状溝13を所定
の数だけ形成する。座ぐり部12と環状溝13は同心で
ある。座ぐり部12及び環状溝13の径は、ウエハの径
に合せて決める。環状溝13の深さは15μm〜700
0μm、また、環状溝13の幅は100μm〜5000
μmに設定するのが望ましい。
【0013】次に、図3に示すように基板11の表面に
第1SiC層14をコーティングする。第1SiC層1
4の厚みは、5μm〜500μmにする。そして、図4
に示すように、環状溝13とほぼ同径でやや背の高いカ
ーボンリング15を環状溝13に嵌め込む。カーボンリ
ング15の頭部は環状溝13の外側に露出している。
【0014】その状態で、図4に示すように第1SiC
層14及びカーボンリング15の露出面に、第2SiC
層16をコーティングする。第2SiC層16の厚みは
30μm以上にするのが好ましい。厚みが30μm未満
の場合には、次の工程で中空にするウエハ支持凸部16
の強度が不足してしまう。
【0015】次に、座ぐり部内のウエハ支持凸部16を
研磨し、さらに図5に示すように、カーボンリング15
の一部及びその表面の第2SiC層を取り除いて切欠き
17を形成する。図5では、1個の切欠き17を円周上
で均等に配置しているが、切欠き17は複数個設けても
よい。切り欠きは、カーボンリング15を焼き抜く際の
酸素取り入れ口という役割を持っている。また、切り欠
きは、熱処理するウエハの均熱伝導性のために、1個の
小さな幅を持つ切り欠きであるか、もしくは、均等間隔
で設けられることが好ましい。
【0016】最後に、カーボンリング15を焼き抜くこ
とによって図6に示す空隙19を形成する。空隙の深さ
はカーボンリング15の高さとほぼ同じになるが、これ
は前述したように10μm〜7000μmに設定するの
が好ましい。このようにして、下側に空隙19を有する
ウエハ支持凸部18を形成することができる。
【0017】実施例1〜10及び比較例1〜10 中心軸上に直径100mmのガス導入用ノズル穴を有す
る直径700mm、厚さ20mmのカーボン基材を用い
て、サセプタを形成した。カーボン基材には直径127
mmの座ぐりを20個形成し、厚さ20μmの第1Si
C層と厚さ100μmの第2SiC層をコーティングし
た。その際、10個の座ぐり部には下側に空隙をもつ前
記ウエハ支持突起を形成した。一方、他の10個の座ぐ
り部は、従来の形状として空隙を設けなかった。
【0018】このサセプタを図8のエピタキシャル装置
にセットし、それぞれの座ぐり部に直径125mmのシ
リコン基板を載置し、シリコンエピタキシャル成長を行
った。エピタキシャル条件は、原料のSiHCl3 ガス
を20g/min.で供給し、キャリアガスの流量は2
00l/min.とした。エピタキシャル温度は112
0℃とし、成長時間は100分とした。その結果、エピ
タキシャル膜厚が100μmとなった。
【0019】得られたシリコンエピタキシャルウエハを
目視しによって検査し、スリップ発生状況を調べた。そ
の結果を表1及び図10、図11に示す。
【0020】
【表1】 これらの結果を見ると、本発明のウエハ支持凸部によっ
て支持されていたウエハは従来の座ぐり部に支持されて
いたウエハと較べて、スリップの発生割合が著しく低い
ことが分かる。なお、図10,11で符号20,30は
ウエハを示し、ウエハに生じたスリップは符号21,3
1で表示した。
【0021】
【発明の効果】本発明のサセプタによれば、下方に空隙
19を有するウエハ支持凸部18によってウエハを支持
する構成になっている。従って、ウエハ全体の温度分布
をほぼ均一に保つことができる。なぜなら、ウエハ支持
凸部18の下方に空隙19を設けることによって、ウエ
ハ支持凸部18自体の熱容量を低減し、ウエハの接触部
に伝導熱で直接伝わる熱を低減できるからである。この
ため、ウエハに生じるスリップを大幅に減少させること
が可能である。
【0022】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば、ウエハ支持凸部18は断面上部が湾曲した
形状のみならず、上部を平面状とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサセプタの製造過程における座ぐ
り部を部分的に示す断面図で、グラファイト質の基板を
示している。
【図2】本発明によるサセプタの製造過程における座ぐ
り部を部分的に示す断面図で、第1SiC層をコーティ
ングした状態を示している。
【図3】本発明によるサセプタの製造過程における座ぐ
り部を部分的に示す断面図で、カーボンリングを設定し
た状態を示している。
【図4】本発明によるサセプタの製造過程における座ぐ
り部を部分的に示す図5のC−C断面図で、第2SiC
層をコーティングした状態を示している。
【図5】図4における座ぐり部全体を示す上面図。
【図6】本発明のサセプタにおける座ぐり部を部分的に
示す図7のD−D断面図。
【図7】図6の座ぐり部全体を示す上面図。
【図8】本発明のサセプタを有する気相成長装置を模式
的に示す概念図。
【図9】従来のサセプタの座ぐり部を示す断面図。
【図10】本発明のサセプタを用いて製造したウエハの
スリップを示す図。
【図11】従来のサセプタを用いて製造したウエハのス
リップを示す図。
【符号の説明】
10 サセプタ 11 基板 12 座ぐり部 13 環状溝 14 第1SiC層 15 カーボンリング 16 第2SiC層 17 切欠き 18 ウエハ支持凸部 19 空隙 20,30 ウエハ 21,31 スリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 雅行 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 (72)発明者 青沼 伸一朗 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気相成長装置内で半導体基板を支持する
    ためのサセプタにおいて、基材(11)にSiC層(1
    4、16)をコーティングして全体的に円環状のウエハ
    支持凸部(18)を形成し、ウエハ支持凸部(18)の
    下方に空隙(19)を形成したことを特徴とするサセプ
    タ。
JP34034493A 1993-12-09 1993-12-09 サセプタ Pending JPH07161648A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34034493A JPH07161648A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 サセプタ

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JP34034493A JPH07161648A (ja) 1993-12-09 1993-12-09 サセプタ

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ID=18336042

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19606226A1 (de) * 1995-07-21 1997-01-23 Mitsubishi Electric Corp Dampfphasen-Wachstumsvorrichtung und Verbindungshalbleitervorrichtung, die durch diese hergestellt wird
JP2003289045A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Shin Etsu Handotai Co Ltd サセプタ、エピタキシャルウェーハの製造装置および製造方法

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