JPH0716140B2 - 自動音質制御回路 - Google Patents

自動音質制御回路

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JPH0716140B2
JPH0716140B2 JP5015886A JP5015886A JPH0716140B2 JP H0716140 B2 JPH0716140 B2 JP H0716140B2 JP 5015886 A JP5015886 A JP 5015886A JP 5015886 A JP5015886 A JP 5015886A JP H0716140 B2 JPH0716140 B2 JP H0716140B2
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辰男 伊藤
和行 法田
博 竹内
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デジタル信号処理プロセッサを用いた自動音
質制御回路に関する。
〔従来の技術〕
FM放送をステレオで受信時に、電界強度が弱くなると高
域ノイズを発生する。またモノラルの場合でもアンテナ
入力で20dBμ以下になるとS/Nが40dB以下となり、相当
に耳ざわりなノイズを出力する。この場合、電界低下時
に7KHz以上の高域のレベルを低下させると聴感上のS/N
を改善できる。これが自動音質制御(ATC:Auto Tone Co
ntrol)の原理である。
第6図はFM受信機の概略ブロック図である。受信電界は
中間周波段IFのシグナルレベルで検知し、これをATC回
路に与える。ATC回路は一種のローパスフィルタで、そ
のカットオフ周波数がシグナルレベルで変化する。第7
図(a)が従来のアナログ回路によるATC回路の構成例
で、R=5KΩとして容量Cをシグナルレベルに応じて変
化させると10KHzの減衰量は次の様に変化する。
同図(b)はこのATC回路によるハイカット率で、シグ
ナルレベルが低下する弱電界時ほどハイカット率は上昇
する。このATC回路の伝達関数は同図(c)の入出力
ei,eoを用いると であり、これをZ変換すると となる。ここでfsはサンプリング周波数であり、 KT=e-CR/fs と置くと同図(d)のようなシグナルフローで表現でき
る。このシグナルフローのローパルスフィルタ係数K
(本例ではKT)は同図(e)のようにシグナルレベルに
応じて変化する。従って、このATC回路はアナログ方式
のみならずデジタル処理方式でも実現できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来はアナログ方式が主流であり、デジ
タル処理によるATC回路の実例は少ない。本発明は各種
の信号処理が可能なデジタル信号処理プロセッサ(DS
P)の1機能として、簡単な構成(10ステップ程度のプ
ログラム)によりATC回路を実現しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の自動音質制御回路は、FM受信機で復調された主
副のステレオ音声信号(L+R),(L−R)をデジタ
ル信号処理プロセッサに入力してそのステレオ復調マト
リクス処理で左右の信号L,Rに分離し、分離された左右
の信号に対しKA/(1−KT・Z-1)である伝達関数、こ
こでZ-1は1サンプル遅れ、KA,KTは係数でKA+KT
1、で表される自動音質制御を行わせ、また該FM受信機
から得られるシグナルレベルを制御用マイクロコンピュ
ータに入力して該マイクロコンピュータに、該シグナル
レベルに対応して前記係数を求めさせ、該係数を前記プ
ロセッサに与えて自動音質制御の信号処理をさせるよう
にしてなることを特徴とするものである。
〔作用〕
デジタル信号処理プロセッサ(DSP)は入力信号に対す
る各種の信号処理をプログラムで行うことができるが、
各処理で使用するフィルタ係数等は制御用マイクロコン
ピュータから与えられる。そこで、FM受信機のシグナル
レベルを該マイクロコンピュータに入力し、該シグナル
レベルから推測される受信電界によって最適なフィルタ
係数をDSPに与えれば、DSPによる自動音質制御(ATC)
の信号処理(ローパスフィルタ処理)は10ステップ程度
の簡単なプログラムで実現することができる。
〔実施例〕
第1図はFMチューナ1、AMチューナ2、カセットデッキ
アンプ3を音源とするオーディオシステムのブロック図
で、チューナ1,2はいずれもスーパーヘテロダイン方式
のPLLシンセサイザ型である。ANTはアンテナ、RFは高周
波段、MIXは周波数ミキサ段、LOは局部発振器、IFは中
間周波段、DETは検波段で、局部発振器LOの発振周波数
は制御用マイクロコンピュータ(CPU)4からの分周比
N値によって変更される。つまり、局部発振器LOの出力
AMLO/FMLOは位相同期部PLL内の可変分周器で1/Nに分周
された後に位相比較器で基準周波数frと比較され、その
誤差分がローパルスフィルタLPFを通過してチューニン
グバイアスTBとなる。LO,PLL,LPFは閉ループを構成する
ので、分周比N値を変更するとLOの周波数はLPFの出力T
Bを0にするように変化する。
カセットデッキアンプ3は磁気ヘッドHD、イコライザア
ンプWQ AMP、フラットアンプFLAT AMP、ノイズリダクシ
ョン・システムDOLBY(商標)からなり、カセットデッ
キ(デッキドライバを含む)5が対となる。CPU4に対し
てはキーパッド・マトリクス6から音源選択、音量調節
等の各種指示を入力できる。7は各音源の動作状態を表
示するディスプレイ、8はCPU4からの指示で音源切換え
を行う切換機能と、選択された音声信号をデジタル信号
に量子化する機能を有する16ビットのA/D変換器、9は
チューナ1,2の各シグナルレベル(電界強度を示す)を
デジタル信号に量子化してCPU4に入力する6ビットのA/
D変換器、10はA/D変換器8の出力を信号処理するデジタ
ル信号処理プロセッサ、11は量子化されているDSP10の
出力をアナログ信号に復元する16ブットのD/A変換器、P
OW AMPはパワーアンプ、SPはスピーカである。
第2図はDSP10のアーキテクチャを示す概略構成図で、
プログラムバス20にはプログラムメモリ(ROM)21、プ
ログラムカウンタ22、I/Oインターフェイス23、クロッ
ク発振器24は接続され、インターフェイス23は更に制御
用マイクロコンピュータ4やA/D,D/A変換器8,11に接続
される。一方、データバス31にはデータメモリ(RAM)2
5やアドレスカウンタ26、或いは乗算器27、加算器28、
アキュムレータ29、演算器30が接続される。
DSP10で扱う数は10進数で0.998046875〜−1.0、バイナ
リ数で表示すると0111111111〜1000000000(符号付2の
補数)、ヘキサ数では1FF〜200である。このDSP10とCPU
4の間の通信はアドレス8ビット、データ10ビットのシ
リアルクロック同期式で、アドレスはDSPプログラム上
に定義付けられたDSP内RAMアドレスである。データ(係
数値)はDSP内RAMアドレスで指示されたアドレスに格納
され、DSPプログラムに従って各種フィルタの係数値と
して使用される。
第3図はDSP10の処理を示すシグナルフローで、ステレ
オ入力L−R,L+Rを対象としている。図中、×印は乗
算器、は加算器、Z-1は1サンプル遅れを示す。入力
段はステレオ復調マトリスクで、その後段に19KHzのパ
イロットフィルタ、ディエンファシス回路、ATC(自動
音質制御)回路が順次配列される。後3者は傾斜の異な
るローパスフィルタで、更にトーンントロール回路、ボ
リュームコントロール回路を通して左右の音声信号L,R
が出力される。ステレオ復調マトリクスでは4つの係数
が用いられ、KS0=0.5,KS1=0.5,KS2=−0.5,KS3=0.5
に設定するとL,Rが完全に分離される。
第4図は本発明のATC回路の説明図で、(a)はシグナ
ルフローである。このATC回路の伝達関数は で、係数KA,KTは次の関係に設定してある。
このATC回路の10KHzにおける減衰量は同図(b)に示す
ようにシグナルレベルSVによって変化する。但し、領域
Aは強電界域なので減衰させない。また領域Cは弱電界
域なので減衰量を−24dB一定にする。これらの中間の領
域Bがリニアな変化領域になる。
上述した10KHzでの減衰量を実現する係数KA,KTは下表
の通りである。
上表の主な係数KAをパラメータとした0〜20KHzの周波
数特性を第4図(c)に示す。
第5図は制御用マイクロコンピュータのフローチャート
で、ここではFM処理の一部としてシグナルレベルSVの判
別および係数KA,KTの設定、DSPへの転送が行われる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、デジタル信号処理プ
ロセッサ内の簡単なプログラムでATC機能を実現でき、
安価に且つ精度良く実施できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したオーディオシステムのブロッ
ク図、第2図および第3図はデジタル信号処理プロセッ
サの概略構成図およびシグナルフローの説明図、第4図
は本発明のATC回路の説明図、第5図は制御用マイクロ
コンピュータのフローチャート、第6図はFM受信機のブ
ロック図、第7図は従来のATC回路の説明図である。 図中、1はFMチューナ、4は制御用マイクロコンピュー
タ、8,9はA/D変換器、10はデジタル信号処理プロセッサ
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】FM受信機で復調された主副のステレオ音声
    信号(L+R),(L−R)をデジタル信号処理プロセ
    ッサに入力してそのステレオ復調マトリクス処理で左右
    の信号L,Rに分離し、分離された左右の信号に対しKA
    (1−KT・Z-1)である伝達関数、ここでZ-1は1サンプ
    ル遅れ、KA,KTは係数でKA+KT=1、で表される自動音
    質制御を行わせ、また該FM受信機から得られるシグナル
    レベルを制御用マイクロコンピュータに入力して該マイ
    クロコンピュータに、該シグナルレベルに対応して前記
    係数を求めさせ、該係数を前記プロセッサに与えて自動
    音質制御の信号処理をさせるようにしてなることを特徴
    とする自動音質制御回路。
JP5015886A 1986-03-07 1986-03-07 自動音質制御回路 Expired - Fee Related JPH0716140B2 (ja)

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JP2792857B2 (ja) * 1988-01-20 1998-09-03 三洋電機株式会社 ステレオ復調回路
US6473605B1 (en) * 1999-11-16 2002-10-29 Motorola, Inc. Noise reduction and range control radio system
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