JPH07161308A - カラー陰極線管用電子銃 - Google Patents
カラー陰極線管用電子銃Info
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- JPH07161308A JPH07161308A JP5306255A JP30625593A JPH07161308A JP H07161308 A JPH07161308 A JP H07161308A JP 5306255 A JP5306255 A JP 5306255A JP 30625593 A JP30625593 A JP 30625593A JP H07161308 A JPH07161308 A JP H07161308A
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- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/56—Arrangements for controlling cross-section of ray or beam; Arrangements for correcting aberration of beam, e.g. due to lenses
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- H01J29/50—Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
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- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/488—Schematic arrangements of the electrodes for beam forming; Place and form of the elecrodes
Abstract
(57)【要約】
【目的】ダイナミックフォーカス電圧のみを供給するフ
ライバックトランスを用いることにより、電源回路を簡
素化し、かつコストを低減する。 【構成】３本の電子ビ−ムを出射する３個の陰極Ｋと、
制御電極１，加速電極２，集束電極および陽極５とを管
軸方向に有し、集束電極を管軸に沿って第１集束電極部
材３と第２集束電極部材４に分割し、陽極５側に位置す
る第２集束電極部材４にダイナミックフォーカス電圧Ｖ
ｆ2を印加すると共に、陰極側に位置する第１集束電極
部材３に、陽極と接地間に接続した電圧可変回路を介し
て一定値のフォーカス電圧を印加してなり、電圧可変回
路が第１集束電極部材３への給電端子を有する固定抵抗
体６と、この固定抵抗体と接地との間に挿入した可変抵
抗素子８と直流電源９の直列回路を備えた。
ライバックトランスを用いることにより、電源回路を簡
素化し、かつコストを低減する。 【構成】３本の電子ビ−ムを出射する３個の陰極Ｋと、
制御電極１，加速電極２，集束電極および陽極５とを管
軸方向に有し、集束電極を管軸に沿って第１集束電極部
材３と第２集束電極部材４に分割し、陽極５側に位置す
る第２集束電極部材４にダイナミックフォーカス電圧Ｖ
ｆ2を印加すると共に、陰極側に位置する第１集束電極
部材３に、陽極と接地間に接続した電圧可変回路を介し
て一定値のフォーカス電圧を印加してなり、電圧可変回
路が第１集束電極部材３への給電端子を有する固定抵抗
体６と、この固定抵抗体と接地との間に挿入した可変抵
抗素子８と直流電源９の直列回路を備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー陰極線管用電子
銃に係り、特に蛍光体スクリーン全面で解像度を向上さ
せたカラー陰極線管用電子銃に関する。
銃に係り、特に蛍光体スクリーン全面で解像度を向上さ
せたカラー陰極線管用電子銃に関する。
【０００２】
【従来の技術】テレビジョン受像機、情報端末機のモニ
ターに使用されるカラー陰極線管の画質は、その解像度
とコンバーゼンス特性に大きく依存する。良好な解像度
特性を得るためには、蛍光体スクリーンの中央部のみな
らず周辺部においても径小かつ真円に近い電子ビームス
ポツトが生成されるようにその電子銃を構成する必要が
ある。
ターに使用されるカラー陰極線管の画質は、その解像度
とコンバーゼンス特性に大きく依存する。良好な解像度
特性を得るためには、蛍光体スクリーンの中央部のみな
らず周辺部においても径小かつ真円に近い電子ビームス
ポツトが生成されるようにその電子銃を構成する必要が
ある。
【０００３】図４はこの種のカラー陰極線管の構造を説
明するためのシャドウマスク型カラー陰極線管の断面図
であって、３１はパネル部、３２はネック部、３３はフ
ァンネル部、３４は蛍光体スクリーン、３５はシャドウ
マスク、３６はマスクフレーム、３７は磁気シールド、
３８は懸架スプリング、３９は電子銃、４０は偏向ヨー
ク、４１は補正磁気装置、４２は内部導電膜、４３は高
圧端子である。
明するためのシャドウマスク型カラー陰極線管の断面図
であって、３１はパネル部、３２はネック部、３３はフ
ァンネル部、３４は蛍光体スクリーン、３５はシャドウ
マスク、３６はマスクフレーム、３７は磁気シールド、
３８は懸架スプリング、３９は電子銃、４０は偏向ヨー
ク、４１は補正磁気装置、４２は内部導電膜、４３は高
圧端子である。
【０００４】同図において、このカラー陰極線管は、蛍
光体スクリーン３４を内面にもつパネル部３１と、パネ
ル部３１の側壁スカート部にファンネル３３を介して連
接されたネック部３２とから真空外囲器を構成し、ネッ
ク部３２に電子銃３９が内装される。また、シャドウマ
スク３５はマスクフレーム３６に固定支持されてパネル
部３１の蛍光体スクリーン３４に近接して当該パネル部
３１の内部に懸架スプリング３８で装架される。なお、
マスクフレーム３６には外部磁気を遮蔽する磁気シール
ド３７が取付けされている。
光体スクリーン３４を内面にもつパネル部３１と、パネ
ル部３１の側壁スカート部にファンネル３３を介して連
接されたネック部３２とから真空外囲器を構成し、ネッ
ク部３２に電子銃３９が内装される。また、シャドウマ
スク３５はマスクフレーム３６に固定支持されてパネル
部３１の蛍光体スクリーン３４に近接して当該パネル部
３１の内部に懸架スプリング３８で装架される。なお、
マスクフレーム３６には外部磁気を遮蔽する磁気シール
ド３７が取付けされている。
【０００５】そして、ファンネル部３３とネック部３２
の遷移領域には、偏向ヨーク４０が外装され、電子銃３
９から発射された３本の電子ビームＢｃ（センター電子
ビーム），Ｂｓ（２本のサイド電子ビーム）は偏向ヨー
ク４０によって水平と垂直の２方向に偏向されてシャド
ウマスク３５を通して蛍光体スクリーン３４にランディ
ングする。
の遷移領域には、偏向ヨーク４０が外装され、電子銃３
９から発射された３本の電子ビームＢｃ（センター電子
ビーム），Ｂｓ（２本のサイド電子ビーム）は偏向ヨー
ク４０によって水平と垂直の２方向に偏向されてシャド
ウマスク３５を通して蛍光体スクリーン３４にランディ
ングする。
【０００６】蛍光体スクリーン３４は、赤色，緑色，青
色の各蛍光体がストライプ状、またはドット状に塗布さ
れた蛍光体モザイクからなる。シャドウマスク３５は多
数のアパーチャを有し、３本の電子ビームＢｃ，Ｂｓの
それぞれが蛍光体スクリーン３４を構成する３色の各蛍
光体モザイクに正しく射突するように，所謂色選別を行
う電極である。
色の各蛍光体がストライプ状、またはドット状に塗布さ
れた蛍光体モザイクからなる。シャドウマスク３５は多
数のアパーチャを有し、３本の電子ビームＢｃ，Ｂｓの
それぞれが蛍光体スクリーン３４を構成する３色の各蛍
光体モザイクに正しく射突するように，所謂色選別を行
う電極である。
【０００７】なお、ファンネル３３の内壁にはネック部
３２の内壁の一部まで一様に塗布された内部導電膜４２
を有し、ファンネル部の壁面を貫通して設けた高圧端子
４３から高電圧が印加される。なお、ファンネル部３３
の外壁にも導電膜が塗布されている。電子銃３９は、横
一列（インライン）に配列された３本の平行な電子ビー
ムを発生し、加速、制御するための電子ビーム発生部の
カソードと、この電子ビームを制御するプリフォーカス
レンズ部、および蛍光体スクリーン３４上に電子ビーム
集束させる主レンズ部とからなる。
３２の内壁の一部まで一様に塗布された内部導電膜４２
を有し、ファンネル部の壁面を貫通して設けた高圧端子
４３から高電圧が印加される。なお、ファンネル部３３
の外壁にも導電膜が塗布されている。電子銃３９は、横
一列（インライン）に配列された３本の平行な電子ビー
ムを発生し、加速、制御するための電子ビーム発生部の
カソードと、この電子ビームを制御するプリフォーカス
レンズ部、および蛍光体スクリーン３４上に電子ビーム
集束させる主レンズ部とからなる。
【０００８】図５は偏向ヨークで形成される偏向磁界分
布パターンの説明図であって、同図に示すように水平偏
向磁界６０はピンクッション状の、垂直偏向磁界６１は
バレル状の歪をもって形成される。図６は偏向磁界が電
子ビームに与える作用の説明図であって、蛍光体スクリ
ーン３４の周辺に偏向走査した電子ビーム６２は、同図
（ａ）に示すように電子ビームを移動させる作用に加
え、同図（ｂ）に示すように、水平方向に発散する力６
４と垂直方向に集束する力６５を受けて、蛍光体スクリ
ーン３４上で歪んだ形状のスポットを形成する。
布パターンの説明図であって、同図に示すように水平偏
向磁界６０はピンクッション状の、垂直偏向磁界６１は
バレル状の歪をもって形成される。図６は偏向磁界が電
子ビームに与える作用の説明図であって、蛍光体スクリ
ーン３４の周辺に偏向走査した電子ビーム６２は、同図
（ａ）に示すように電子ビームを移動させる作用に加
え、同図（ｂ）に示すように、水平方向に発散する力６
４と垂直方向に集束する力６５を受けて、蛍光体スクリ
ーン３４上で歪んだ形状のスポットを形成する。
【０００９】図７は蛍光体スクリーン上にランディング
した電子ビームスポツト形状の説明図であって、蛍光体
スクリーン３４の中央部の電子ビーム６２’が円形状と
なるのに対し、周辺部に生成される電子ビームスポット
６２”は高輝度のコア部６２”Ｈと低輝度のハロー部６
２”Ｌとからなる非円形に歪んだものとなり、特にハロ
ー部６２”Ｌの垂直方向への大きな伸びがフォーカス特
性に悪影響を及ぼす。
した電子ビームスポツト形状の説明図であって、蛍光体
スクリーン３４の中央部の電子ビーム６２’が円形状と
なるのに対し、周辺部に生成される電子ビームスポット
６２”は高輝度のコア部６２”Ｈと低輝度のハロー部６
２”Ｌとからなる非円形に歪んだものとなり、特にハロ
ー部６２”Ｌの垂直方向への大きな伸びがフォーカス特
性に悪影響を及ぼす。
【００１０】このフォーカス特性の劣化を低減するため
の電子銃の従来構成として、例えば特開昭６２−５８５
４９号公報に開示の静電４重極レンズを用いたものが知
られている。図８は上記従来の電子銃の要部構成を説明
する断面図であって、Ｋ1 、Ｋ2 、Ｋ3 は陰極、１は制
御電極、２は加速電極、３は第一集束電極部材、４は第
２集束電極部材、５は陽極、１−１〜１−３は制御電極
１の電子ビーム通過孔、２−１〜２−３は加速電極２の
電子ビーム通過孔、３−１ａ〜３−３ａは第１集束電極
部材３の制御電極２側電子ビーム通過孔、３−１ｂ〜３
−３ｂは第１集束電極部材２の第２集束電極部材４側電
子ビーム通過孔、４−１ａ〜４−３ａは第２集束電極部
材４の第１集束電極部材３側電子ビーム通過孔、４−１
ｂ〜４−３ｂは第２集束電極部材４の陽極５側電子ビー
ム通過孔、５−１〜５−３は陽極５の電子ビーム通過
孔、３ａ1 ，３ａ2 ，３ａ3 ３ａ4 は第１集束電極部材
３の第２集束電極部材４側電子ビーム通過孔３−１ｂ〜
３−３ｂのそれぞれをインライン配列方向から挟むごと
く管軸方向に植立した垂直平板電極、４ａ，４ｂは第２
集束電極部材４の第１集束電極部材３側電子ビーム通過
孔４−１ｂ〜４−３ｂをインライン方向と直角な方向か
ら挟む如く管軸方向に植立された水平平板電極である。
の電子銃の従来構成として、例えば特開昭６２−５８５
４９号公報に開示の静電４重極レンズを用いたものが知
られている。図８は上記従来の電子銃の要部構成を説明
する断面図であって、Ｋ1 、Ｋ2 、Ｋ3 は陰極、１は制
御電極、２は加速電極、３は第一集束電極部材、４は第
２集束電極部材、５は陽極、１−１〜１−３は制御電極
１の電子ビーム通過孔、２−１〜２−３は加速電極２の
電子ビーム通過孔、３−１ａ〜３−３ａは第１集束電極
部材３の制御電極２側電子ビーム通過孔、３−１ｂ〜３
−３ｂは第１集束電極部材２の第２集束電極部材４側電
子ビーム通過孔、４−１ａ〜４−３ａは第２集束電極部
材４の第１集束電極部材３側電子ビーム通過孔、４−１
ｂ〜４−３ｂは第２集束電極部材４の陽極５側電子ビー
ム通過孔、５−１〜５−３は陽極５の電子ビーム通過
孔、３ａ1 ，３ａ2 ，３ａ3 ３ａ4 は第１集束電極部材
３の第２集束電極部材４側電子ビーム通過孔３−１ｂ〜
３−３ｂのそれぞれをインライン配列方向から挟むごと
く管軸方向に植立した垂直平板電極、４ａ，４ｂは第２
集束電極部材４の第１集束電極部材３側電子ビーム通過
孔４−１ｂ〜４−３ｂをインライン方向と直角な方向か
ら挟む如く管軸方向に植立された水平平板電極である。
【００１１】また、Ｓ1 はセンター電子ビームＢｃとサ
イド電子ビームＢｓとの離軸距離、Ｓ2 は陽極５のサイ
ド電子ビーム通過孔５−１，５−３とセンター電子ビー
ム通過孔５−２との離軸距離である。そして、陽極５に
高電圧（Ｅｂ）を、加速電極２に低電圧を、第１集束電
極部材３に一定値のフォーカス電圧Ｖｆ1（スタティッ
クフォーカス電圧）を、第２集束電極部材４には、電子
ビームの偏向角度の量に伴って第１集束電極部材３より
も高い値に変化するダイナミックフォーカス電圧Ｖｆ2
をそれぞれ印加して動作させる。
イド電子ビームＢｓとの離軸距離、Ｓ2 は陽極５のサイ
ド電子ビーム通過孔５−１，５−３とセンター電子ビー
ム通過孔５−２との離軸距離である。そして、陽極５に
高電圧（Ｅｂ）を、加速電極２に低電圧を、第１集束電
極部材３に一定値のフォーカス電圧Ｖｆ1（スタティッ
クフォーカス電圧）を、第２集束電極部材４には、電子
ビームの偏向角度の量に伴って第１集束電極部材３より
も高い値に変化するダイナミックフォーカス電圧Ｖｆ2
をそれぞれ印加して動作させる。
【００１２】上記一定値のフォーカス電圧Ｖｆ1とダイ
ナミックフォーカス電圧Ｖｆ2は、フライバックトラン
スにそれぞれの給電系統を設けて供給するようにしてい
る。このように構成することにより、水平偏向磁界が０
と成る時点、つまり第１集束電極部材３と第２集束電極
部材４が共に同一電位となる時点では、第１集束電極部
材３と第２集束電極部材４との間に設置した垂直平板電
極３ａ1 ，３ａ2 ，３ａ3 ，３ａ4 と水平平板電極４
ａ，４ｂとの間に静電レンズは形成されず、第２集束電
極部材４と陽極５との間に形成される主レンズにより蛍
光体スクリーンの中央部で３本の電子ビームＢｃ，Ｂｓ
は最適フォーカスされる。
ナミックフォーカス電圧Ｖｆ2は、フライバックトラン
スにそれぞれの給電系統を設けて供給するようにしてい
る。このように構成することにより、水平偏向磁界が０
と成る時点、つまり第１集束電極部材３と第２集束電極
部材４が共に同一電位となる時点では、第１集束電極部
材３と第２集束電極部材４との間に設置した垂直平板電
極３ａ1 ，３ａ2 ，３ａ3 ，３ａ4 と水平平板電極４
ａ，４ｂとの間に静電レンズは形成されず、第２集束電
極部材４と陽極５との間に形成される主レンズにより蛍
光体スクリーンの中央部で３本の電子ビームＢｃ，Ｂｓ
は最適フォーカスされる。
【００１３】水平偏向角度が増すと第２集束電極部材４
の電位が第１集束電極部材３の電位より高くなり、第１
集束電極部材３の垂直平板電極３ａ1 ，３ａ2 ，３
ａ3 ，３ａ4 と第２集束電極部材４の水平平板電極４
ａ，４ｂとの間に電子ビームを縦長にする静電四重極レ
ンズが形成される。また、第２集束電極部材４と陽極５
との電位差は小さくなって主レンズ作用は弱くなる。
の電位が第１集束電極部材３の電位より高くなり、第１
集束電極部材３の垂直平板電極３ａ1 ，３ａ2 ，３
ａ3 ，３ａ4 と第２集束電極部材４の水平平板電極４
ａ，４ｂとの間に電子ビームを縦長にする静電四重極レ
ンズが形成される。また、第２集束電極部材４と陽極５
との電位差は小さくなって主レンズ作用は弱くなる。
【００１４】図９は図８の矢印Ａ方向より見た静電４重
極レンズの作用説明図、図１０は図８の矢印Ｂ方向から
見た静電４重極レンズの作用説明図である。図９と図１
０により、第１集束電極部材３と第２集束電極部材４と
の間で電子ビームを縦長にする静電四重極レンズが形成
される作用を説明する。図９において、センター電子ビ
ーム通過孔３−２ｂを挟む垂直平板電極３ａ2，３ａ3
にＶ1 の電位を、また、センター電子ビーム通過孔４−
２ａを挟む水平平板電極部材４ａ、４ｂにＶ2 の電位を
Ｖ1 ＜Ｖ2 の関係で与えた場合、静電四重極レンズの等
電位線並びに電子ビームへ作用力は、電子ビーム通過孔
３−２ｂを通過する電子ビームに対して水平方向に密、
垂直方向に粗の集束作用となることから、電子ビームへ
作用する力を垂直方向でＦｖ、水平方向でＦｈとすると
Ｆｖ＜Ｆｈの関係になり電子ビームは縦長となる。
極レンズの作用説明図、図１０は図８の矢印Ｂ方向から
見た静電４重極レンズの作用説明図である。図９と図１
０により、第１集束電極部材３と第２集束電極部材４と
の間で電子ビームを縦長にする静電四重極レンズが形成
される作用を説明する。図９において、センター電子ビ
ーム通過孔３−２ｂを挟む垂直平板電極３ａ2，３ａ3
にＶ1 の電位を、また、センター電子ビーム通過孔４−
２ａを挟む水平平板電極部材４ａ、４ｂにＶ2 の電位を
Ｖ1 ＜Ｖ2 の関係で与えた場合、静電四重極レンズの等
電位線並びに電子ビームへ作用力は、電子ビーム通過孔
３−２ｂを通過する電子ビームに対して水平方向に密、
垂直方向に粗の集束作用となることから、電子ビームへ
作用する力を垂直方向でＦｖ、水平方向でＦｈとすると
Ｆｖ＜Ｆｈの関係になり電子ビームは縦長となる。
【００１５】第２集束電極部材４に植立した水平平板電
極４ａ，４ｂによる電子ビーム形状は、垂直方向に密の
静電四重極レンズは発散作用となることから、電子ビー
ムへ作用する力を垂直方向でＦｖ’のみとなり、電子ビ
ームは縦長となる。これら２つの平板電極間で生じる電
子ビームへの作用は、垂直方向で発散し、水平方向で集
束するものとなり、上記で説明した偏向磁界による電子
ビームの横長偏平化を防止することができる。
極４ａ，４ｂによる電子ビーム形状は、垂直方向に密の
静電四重極レンズは発散作用となることから、電子ビー
ムへ作用する力を垂直方向でＦｖ’のみとなり、電子ビ
ームは縦長となる。これら２つの平板電極間で生じる電
子ビームへの作用は、垂直方向で発散し、水平方向で集
束するものとなり、上記で説明した偏向磁界による電子
ビームの横長偏平化を防止することができる。
【００１６】また、偏向角度の増大にともなって第２集
束電極部材４と陽極５との間に形成される主レンズ電極
の集束作用が弱くなるので電子ビームの偏向によるオー
バーフォーカスも同時に解決することができる。
束電極部材４と陽極５との間に形成される主レンズ電極
の集束作用が弱くなるので電子ビームの偏向によるオー
バーフォーカスも同時に解決することができる。
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、フライバックトランスに一定値のフォーカ
ス電圧用系統と偏向角度の量に応じて変化するダイナミ
ックフォーカス電圧用系統の２系統の給電構造を設ける
必要があり、カラー陰極線管を利用する機器の電源回路
構成が複雑になると共に、コスト高であるという問題が
あった。
においては、フライバックトランスに一定値のフォーカ
ス電圧用系統と偏向角度の量に応じて変化するダイナミ
ックフォーカス電圧用系統の２系統の給電構造を設ける
必要があり、カラー陰極線管を利用する機器の電源回路
構成が複雑になると共に、コスト高であるという問題が
あった。
【００１８】本発明の目的は、上記従来技術の問題を解
消し、ダイナミックフォーカス電圧のみを供給するフラ
イバックトランスを用いることにより、電源回路を簡素
化し、かつコストを低減したカラー陰極線管用電子銃を
提供することにある。
消し、ダイナミックフォーカス電圧のみを供給するフラ
イバックトランスを用いることにより、電源回路を簡素
化し、かつコストを低減したカラー陰極線管用電子銃を
提供することにある。
【００１９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、横一列に複数の電子ビ−ムを出射する３
個の陰極と、この陰極に対向して少なくても横一列に３
つの開口部をもつ制御電極，加速電極，集束電極および
陽極とを管軸方向に有し、前記各電極間に電子ビ−ムを
蛍光面に集中させるための複数の電子レンズを形成して
なるカラー陰極線管用電子銃において、前記集束電極を
前記管軸に沿って第１集束電極部材と第２集束電極部材
に分割し、前記陽極側に位置する第２集束電極部材に電
子ビームの偏向量に応じて変化するダイナミックフォー
カス電圧を印加すると共に、前記陰極側に位置する第１
集束電極部材に、前記陽極電極と接地間に接続した電圧
可変回路を介して一定値のフォーカス電圧を印加してな
り、前記電圧可変回路が前記第１集束電極部材への給電
端子を有する固定抵抗体と、この固定抵抗体と接地との
間に挿入した可変抵抗素子と直流電源の直列回路から構
成したことを特徴とする。
に、本発明は、横一列に複数の電子ビ−ムを出射する３
個の陰極と、この陰極に対向して少なくても横一列に３
つの開口部をもつ制御電極，加速電極，集束電極および
陽極とを管軸方向に有し、前記各電極間に電子ビ−ムを
蛍光面に集中させるための複数の電子レンズを形成して
なるカラー陰極線管用電子銃において、前記集束電極を
前記管軸に沿って第１集束電極部材と第２集束電極部材
に分割し、前記陽極側に位置する第２集束電極部材に電
子ビームの偏向量に応じて変化するダイナミックフォー
カス電圧を印加すると共に、前記陰極側に位置する第１
集束電極部材に、前記陽極電極と接地間に接続した電圧
可変回路を介して一定値のフォーカス電圧を印加してな
り、前記電圧可変回路が前記第１集束電極部材への給電
端子を有する固定抵抗体と、この固定抵抗体と接地との
間に挿入した可変抵抗素子と直流電源の直列回路から構
成したことを特徴とする。
【００２０】
【作用】第１集束電極部材に供給する一定値のフォーカ
ス電圧（スタティックフォーカス電圧）を陽極より抵抗
を介して分圧することにより印加することが可能とな
り、フライバックトランスからはダイナミックフォーカ
ス電圧のみを供給するため、フライバックトランスの給
電系統は１つのみとなる。
ス電圧（スタティックフォーカス電圧）を陽極より抵抗
を介して分圧することにより印加することが可能とな
り、フライバックトランスからはダイナミックフォーカ
ス電圧のみを供給するため、フライバックトランスの給
電系統は１つのみとなる。
【００２１】ダイナミックフォーカス電圧は、フライバ
ックトランスからコンデンサを介して数百Ｖの電圧を印
加することにより、フライバックトランスの２系統のも
のと同等な機能を得ることができる。
ックトランスからコンデンサを介して数百Ｖの電圧を印
加することにより、フライバックトランスの２系統のも
のと同等な機能を得ることができる。
【００２２】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図１は本発明による陰極線管用電子
銃の１実施例を説明するインライン方向側面からみた要
部模式断面図であって、Ｋは熱陰極（以下、陰極とい
う）、１は制御電極、２は加速電極、３は第１集束電極
部材、４は第２集束電極部材、５は陽極、６は固定抵抗
体、６−１は陽極給電端子、６−２はフォーカス電源端
子、７は高圧電源（Ｅｂ）、８は可変抵抗素子、９は直
流電源、１０はダイナミックフォーカス電源、１１はバ
イアス電源、Ｖｆ1 は一定電圧のフォーカス電圧、Ｖｆ
2 はダイナミックフォーカス電圧である。
て詳細に説明する。図１は本発明による陰極線管用電子
銃の１実施例を説明するインライン方向側面からみた要
部模式断面図であって、Ｋは熱陰極（以下、陰極とい
う）、１は制御電極、２は加速電極、３は第１集束電極
部材、４は第２集束電極部材、５は陽極、６は固定抵抗
体、６−１は陽極給電端子、６−２はフォーカス電源端
子、７は高圧電源（Ｅｂ）、８は可変抵抗素子、９は直
流電源、１０はダイナミックフォーカス電源、１１はバ
イアス電源、Ｖｆ1 は一定電圧のフォーカス電圧、Ｖｆ
2 はダイナミックフォーカス電圧である。
【００２３】また、３ａは第１集束電極部材３の第２集
束電極部材４側に植立した垂直平板電極、４ａ，４ｂは
第２集束電極部材４の第１集束電極部材３側に植立した
水平平板電極を示す。図１において、陰極Ｋ、制御電極
１、および加速電極２で三極部を形成し、第１集束電極
部材３と第２集束電極部材４で静電四重極レンズを形成
し、第２集束電極部材３と陽極５の対向部に主レンズが
形成される。
束電極部材４側に植立した垂直平板電極、４ａ，４ｂは
第２集束電極部材４の第１集束電極部材３側に植立した
水平平板電極を示す。図１において、陰極Ｋ、制御電極
１、および加速電極２で三極部を形成し、第１集束電極
部材３と第２集束電極部材４で静電四重極レンズを形成
し、第２集束電極部材３と陽極５の対向部に主レンズが
形成される。
【００２４】図２は図１のＡ−Ａ線からみた第１集束電
極部材の正面図、図３は図１の矢印Ｂ方向からみた第２
集束電極部材の正面図であって、３−１，３−２，３−
３は第１集束電極部材３の電子ビーム通過孔、３ａ，３
ｂ，３ｃ，３ｄは垂直平板電極、４−１，４−２，４−
３は第２集束電極部材４の電子ビーム通過孔である。図
２と図３の示した第１集束電極部材３と第２集束電極部
材４の各正面側を対向させ、図１に示したように配置す
ることにより、第１集束電極部材３と第２集束電極部材
４との間で電子ビームを縦長にする静電四重極レンズが
形成される。
極部材の正面図、図３は図１の矢印Ｂ方向からみた第２
集束電極部材の正面図であって、３−１，３−２，３−
３は第１集束電極部材３の電子ビーム通過孔、３ａ，３
ｂ，３ｃ，３ｄは垂直平板電極、４−１，４−２，４−
３は第２集束電極部材４の電子ビーム通過孔である。図
２と図３の示した第１集束電極部材３と第２集束電極部
材４の各正面側を対向させ、図１に示したように配置す
ることにより、第１集束電極部材３と第２集束電極部材
４との間で電子ビームを縦長にする静電四重極レンズが
形成される。
【００２５】さて、図１において、陰極Ｋには、例えば
１００Ｖ程度の電圧と画像に応じた変調信号が印加され
る。制御電極１は接地し、加速電極２には４００〜６０
０Ｖ程度の低電圧が印加される。第２集束電極部材４に
は直流電源１１からＶｃ＝４〜７ｋＶ程度の中間電位
（スタティックフォーカス電位）が印加され、かつ、偏
向に同期して０Ｖから２００〜５００Ｖ程度のダイナミ
ックフォーカス電圧Ｖｆ2が重畳される。
１００Ｖ程度の電圧と画像に応じた変調信号が印加され
る。制御電極１は接地し、加速電極２には４００〜６０
０Ｖ程度の低電圧が印加される。第２集束電極部材４に
は直流電源１１からＶｃ＝４〜７ｋＶ程度の中間電位
（スタティックフォーカス電位）が印加され、かつ、偏
向に同期して０Ｖから２００〜５００Ｖ程度のダイナミ
ックフォーカス電圧Ｖｆ2が重畳される。
【００２６】また、陽極５には高電圧電源７から陽極給
電端子６−１を介して２５〜３０ｋＶ程度の最終加速電
圧が印加される。第１集束電極３には陽極４に一端を接
続し、他端に可変抵抗素子８および数Ｖ程度の直流電源
９の直列回路を接続した固定抵抗体６の中間位置に設け
たフォーカス電源端子６−２から所定の中間電圧値に低
減された一定値のフォーカス電圧Ｖｆ1が印加される。
この一定値のフォーカス電圧Ｖｆ1は可変抵抗素子８に
より調整できる。
電端子６−１を介して２５〜３０ｋＶ程度の最終加速電
圧が印加される。第１集束電極３には陽極４に一端を接
続し、他端に可変抵抗素子８および数Ｖ程度の直流電源
９の直列回路を接続した固定抵抗体６の中間位置に設け
たフォーカス電源端子６−２から所定の中間電圧値に低
減された一定値のフォーカス電圧Ｖｆ1が印加される。
この一定値のフォーカス電圧Ｖｆ1は可変抵抗素子８に
より調整できる。
【００２７】本実施例によれば、電子銃に供給する一定
値のフォーカス電圧を陽極５に給電する系統から得るた
め、フライバックトランスはダイナミックフォーカス電
圧のみを供給する１系統のみとすることができ、フライ
バックトランスからの給電系統を簡素化して低コスト化
が可能である。
値のフォーカス電圧を陽極５に給電する系統から得るた
め、フライバックトランスはダイナミックフォーカス電
圧のみを供給する１系統のみとすることができ、フライ
バックトランスからの給電系統を簡素化して低コスト化
が可能である。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フライバックトランスからのフォーカス電圧（ダイナミ
ック）は１つのものですみ、フライバックトランスから
の２系統のフォーカス電圧を供給したものと同等に蛍光
体スクリーン面の全面に渡って良好な解像度を得ること
ができる優れた機能の陰極線管用電子銃を提供すること
ができる。
フライバックトランスからのフォーカス電圧（ダイナミ
ック）は１つのものですみ、フライバックトランスから
の２系統のフォーカス電圧を供給したものと同等に蛍光
体スクリーン面の全面に渡って良好な解像度を得ること
ができる優れた機能の陰極線管用電子銃を提供すること
ができる。
【図１】本発明による陰極線管用電子銃の１実施例を説
明するインライン方向側面からみた要部模式断面図であ
る。
明するインライン方向側面からみた要部模式断面図であ
る。
【図２】図１のＡ−Ａ線からみた第１集束電極部材の正
面図である。
面図である。
【図３】図１の矢印Ｂ方向からみた第２集束電極部材の
正面図である。
正面図である。
【図４】カラー陰極線管の構造を説明するためのシャド
ウマスク型カラー陰極線管の断面図である。
ウマスク型カラー陰極線管の断面図である。
【図５】偏向ヨークで形成される偏向磁界分布パターン
の説明図である。
の説明図である。
【図６】偏向磁界が電子ビームに与える作用の説明図で
ある。
ある。
【図７】蛍光体スクリーン上にランディングした電子ビ
ームスポツト形状の説明図である。
ームスポツト形状の説明図である。
【図８】従来の電子銃の要部構成を説明する断面図であ
る。
る。
【図９】図８の矢印Ａ方向より見た静電４重極レンズの
作用説明図である。
作用説明図である。
【図１０】図８の矢印Ｂ方向から見た静電４重極レンズ
の作用説明図である。
の作用説明図である。
Ｋ 陰極 １ 制御電極 ２ 加速電極 ３ 第１集束電極部材 ４ 第２集束電極部材 ５ 陽極 ６ 固定抵抗体 ６−１ 陽極給電端子 ６−２ フォーカス電源端子 ７ 高圧電源（Ｅｂ） ８ 可変抵抗素子 ９ 直流電源 １０ ダイナミックフォーカス電源 １１ バイアス電源 Ｖｆ1 一定電圧のフォーカス電圧 Ｖｆ2 ダイナミックフォーカス電圧。 ３ａ 垂直平板電極 ４ａ，４ｂ 水平平板電極。
Claims (1)
- 【請求項１】横一列に複数の電子ビ−ムを出射する３個
の陰極と、この陰極に対向して少なくても横一列に３つ
の開口部をもつ制御電極，加速電極，集束電極および陽
極とを管軸方向に有し、前記各電極間に電子ビ−ムを蛍
光面に集中させるための複数の電子レンズを形成してな
るカラー陰極線管用電子銃において、 前記集束電極を前記管軸に沿って第１集束電極部材と第
２集束電極部材に分割し、前記陽極側に位置する第２集
束電極部材に電子ビームの偏向量に応じて変化するダイ
ナミックフォーカス電圧を印加すると共に、前記陰極側
に位置する第１集束電極部材に、前記陽極電極と接地間
に接続した電圧可変回路を介して一定値のフォーカス電
圧を印加してなり、前記電圧可変回路が前記第１集束電
極部材への給電端子を有する固定抵抗体と、この固定抵
抗体と接地との間に挿入した可変抵抗素子と直流電源の
直列回路から構成したことを特徴とするカラー陰極線管
用電子銃。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306255A JPH07161308A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | カラー陰極線管用電子銃 |
| KR1019940032641A KR100320490B1 (ko) | 1993-12-07 | 1994-12-03 | 컬러음극선관 |
| US08/341,194 US5539278A (en) | 1993-12-07 | 1994-12-05 | Color cathode ray tube |
| CN94112870A CN1071487C (zh) | 1993-12-07 | 1994-12-07 | 彩色阴极射线管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306255A JPH07161308A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | カラー陰極線管用電子銃 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07161308A true JPH07161308A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=17954877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5306255A Pending JPH07161308A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | カラー陰極線管用電子銃 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5539278A (ja) |
| JP (1) | JPH07161308A (ja) |
| KR (1) | KR100320490B1 (ja) |
| CN (1) | CN1071487C (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6051920A (en) * | 1997-02-28 | 2000-04-18 | Lg Electronics Inc. | Focusing electrode in electron gun for color cathode ray tube |
| KR100399510B1 (ko) * | 1995-10-18 | 2004-03-20 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 디스플레이시스템 |
| KR100596230B1 (ko) * | 1998-10-22 | 2006-10-24 | 엘지전자 주식회사 | 칼라브라운관용 전자총 |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0831332A (ja) * | 1994-07-13 | 1996-02-02 | Hitachi Ltd | カラー陰極線管 |
| EP0837487B1 (en) * | 1996-10-21 | 2002-11-13 | Lg Electronics Inc. | Focusing electrode in electron gun for color cathode ray tube |
| US6400105B2 (en) | 1997-09-05 | 2002-06-04 | Hitachi, Ltd. | Color cathode-ray tube having electrostatic quadrupole lens exhibiting different intensities for electron beams |
| JP2000048738A (ja) * | 1998-07-27 | 2000-02-18 | Toshiba Corp | カラー陰極線管 |
| JP3019102B1 (ja) * | 1999-06-15 | 2000-03-13 | ソニー株式会社 | 陰極線管における信号取出し電極の取り付け方法および陰極線管における信号取り出し方法並びに陰極線管 |
| JP2001084922A (ja) * | 1999-07-12 | 2001-03-30 | Toshiba Corp | 陰極線管装置 |
| JP2001093448A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-04-06 | Matsushita Electronics Industry Corp | 陰極線管 |
| JP2002008557A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-11 | Toshiba Corp | 陰極線管装置 |
| TW526514B (en) * | 2000-12-22 | 2003-04-01 | Koninkl Philips Electronics Nv | Display device and cathode ray tube |
| JP3975764B2 (ja) * | 2002-02-01 | 2007-09-12 | 松下電器産業株式会社 | 電子銃及びカラー受像管装置 |
| US6703783B2 (en) * | 2002-04-19 | 2004-03-09 | Thomson Licensing S.A. | Focus voltage control arrangement |
| JP2005322520A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Matsushita Toshiba Picture Display Co Ltd | 陰極線管 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5514627A (en) * | 1978-07-15 | 1980-02-01 | Sony Corp | Voltage dividing resistor for electron gun structure |
| JPH0719541B2 (ja) * | 1985-04-30 | 1995-03-06 | 株式会社日立製作所 | インライン型カラー受像管 |
| EP0241218B1 (en) * | 1986-04-03 | 1991-12-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Cathode ray tube apparatus |
| US4877998A (en) * | 1988-10-27 | 1989-10-31 | Rca Licensing Corp. | Color display system having an electron gun with dual electrode modulation |
| JP2905224B2 (ja) * | 1988-11-02 | 1999-06-14 | 株式会社東芝 | 陰極線管 |
| KR910003744A (ko) * | 1989-07-31 | 1991-02-28 | 이헌조 | 칼라음극선관용 전자총 |
| KR950002693Y1 (ko) * | 1989-12-31 | 1995-04-13 | 삼성전관 주식회사 | 다이나믹 포커스 전자총 |
| JP3053845B2 (ja) * | 1990-06-07 | 2000-06-19 | 株式会社日立製作所 | 陰極線管 |
| JPH04147544A (ja) * | 1990-10-08 | 1992-05-21 | Nec Corp | 電子銃 |
| JPH04245145A (ja) * | 1991-01-31 | 1992-09-01 | Nec Corp | 電子銃 |
| KR940008156Y1 (ko) * | 1992-05-19 | 1994-11-23 | 박경팔 | 칼라 음극선관용 전자총 |
| JPH05325825A (ja) * | 1992-05-21 | 1993-12-10 | Hitachi Ltd | カラー陰極線管用電子銃 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP5306255A patent/JPH07161308A/ja active Pending
-
1994
- 1994-12-03 KR KR1019940032641A patent/KR100320490B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1994-12-05 US US08/341,194 patent/US5539278A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-07 CN CN94112870A patent/CN1071487C/zh not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100399510B1 (ko) * | 1995-10-18 | 2004-03-20 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 디스플레이시스템 |
| US6051920A (en) * | 1997-02-28 | 2000-04-18 | Lg Electronics Inc. | Focusing electrode in electron gun for color cathode ray tube |
| KR100596230B1 (ko) * | 1998-10-22 | 2006-10-24 | 엘지전자 주식회사 | 칼라브라운관용 전자총 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR950020935A (ko) | 1995-07-26 |
| KR100320490B1 (ko) | 2002-08-21 |
| CN1071487C (zh) | 2001-09-19 |
| US5539278A (en) | 1996-07-23 |
| CN1111812A (zh) | 1995-11-15 |
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