JPH0716120Y2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH0716120Y2
JPH0716120Y2 JP1988071197U JP7119788U JPH0716120Y2 JP H0716120 Y2 JPH0716120 Y2 JP H0716120Y2 JP 1988071197 U JP1988071197 U JP 1988071197U JP 7119788 U JP7119788 U JP 7119788U JP H0716120 Y2 JPH0716120 Y2 JP H0716120Y2
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JP
Japan
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receiving member
load
load receiving
rubber seal
coil spring
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Application number
JP1988071197U
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JPH01173540U (ja
Inventor
一弥 清水
寛明 石沢
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、コイルばねを有する防振装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の防振装置として、コイルばねの振動を減
衰するためにシリコーンオイル等の減衰液を付加してな
るものがあるが、製品運搬時の減衰液の漏れを防止する
ために液面上方にゴムシールを設けることが行われてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の防振装置は次のような
難点があった。すなわち、減衰液の漏れを防止するゴム
シールが圧縮空気をシールする機能も有するため、防振
装置に荷重が作用してコイルばねが10〜50mmたわんだと
きにゴムシール下の減衰液を収容したケース内部の空気
が圧縮され、ゴムシールが過度に膨脹する現象が生じ
る。
このゴムシールの膨脹によりゴムシールがその周りの部
材に接触してコイルばねの動きを阻害しばね作用を変化
(増加)させるという不都合をきたしていた。
そこで、本考案はこのような従来の不都合を解消すべく
なされたもので、コイルばねのばね作用をスムースに行
う防振装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の防振装置は、減衰液が収容された液槽と、該液
槽内に配置されたコイルばねと、該コイルばねにより上
下動自在に同軸的に支持され、垂下された下端部が前記
減衰液に埋入された下方開放筒形の荷重受け部材と、前
記液槽と荷重受け部材との間の間隙をシールするように
配設され、中間部に、前記荷重受け部材に荷重が作用し
ていない状態ではゴム弾性により閉塞状態となり荷重受
け部材に荷重が作用した状態では開口するきり孔が設け
られたゴムシールとを備えたことを特徴とするものであ
る。
(実施例) 以下、本考案の防振装置を実施例に従い説明する。第1
図および第2図は本考案の一実施例を示す図である。
第1図において、基板1上に円筒体2を固設して液槽3
が構成されている。この液槽3内にはシリコーンオイル
等の減衰液4が収容され、さらに中央部にコイルばね5
が同軸的に配置されている。
コイルばね5の上に荷重受け部材6が載置されている。
荷重受け部材6は上面が閉塞し、底面が開口し、中間部
に空気抜き孔6aを有する円筒体であり、垂下された下端
部6bが減衰液4内に埋入されている。
円筒体2と荷重受け部材6との隙間にはこの隙間をシー
ルする円環状のゴムシール7が設けられている。ゴムシ
ール7はその外周縁が円筒体2の上部に押え部材8を介
してねじ止めされている。ゴムシール7の内周部は厚肉
構造とされ、荷重受け部材6の外周面に設けられた周溝
6c内に嵌合接着されている。またゴムシール7の中間部
にきり孔7aが設けられている。
きり孔7aは、荷重受け部材6上に荷重が作用していない
とき、すなわち第1図に示すようにゴムシール7が直線
状態のときはそのゴム弾性により閉じており減衰液4を
ほとんど通さない。またきり孔7aは、荷重受け部材6上
に荷重が作用した場合にはゴムシール7の厚肉部が荷重
受け部材6の下端部6aの下降と共に下がりゴムシール7
の中間部が第2図のように湾曲状態になることから開口
して空気を通しうるようになっている。
符号9は液槽3に対する荷重受け部材6の過度の動きを
押える保持部材であり必要に応じて設けられている。な
お符号10は定盤、11は例えば精密光学機器等の機器をそ
れぞれ示している。
上記のように構成された本考案の防振装置においては、
荷重受け部材6上に定盤10、機器11等による荷重が作用
していないとき、ゴムシール7のきり孔7aが閉じている
ため運搬時などにおいて液槽3内の減衰液4の漏洩が防
止される。また上記荷重が作用した場合はきり孔7aが開
くことからゴムシール7下の液槽3内の圧縮空気がきり
孔7aから大気に解放され、ゴムシール7の過度の膨脹を
防止できることとなる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、運搬時などの不使
用状態では減衰液の漏洩が防止され、また荷重作用状態
ではゴムシール下の液槽内の圧縮空気がきり孔から大気
に解放されるためゴムシールの過度の膨脹を防止できコ
イルばねのばね作用をスムースに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防振装置の一実施例を示す縦断面図、
第2図は同実施例の要部を拡大して示す断面図である。 1……基板 2……円筒体 3……液槽 4……減衰液 5……コイルばね 6……荷重受け部材 7……ゴムシール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】減衰液が収容された液槽と、該液槽内に配
    置されたコイルばねと、該コイルばねにより上下動自在
    に同軸的に支持され、垂下された下端部が前記減衰液に
    埋入された下方開放筒形の荷重受け部材と、前記液槽と
    荷重受け部材との間の間隙をシールするように配設さ
    れ、中間部に、前記荷重受け部材に荷重が作用していな
    い状態ではゴム弾性により閉塞状態となり荷重受け部材
    に荷重が作用した状態では開口するきり孔が設けられた
    ゴムシールとを備えたことを特徴とする防振装置。
JP1988071197U 1988-05-30 1988-05-30 防振装置 Expired - Lifetime JPH0716120Y2 (ja)

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JP1988071197U JPH0716120Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 防振装置

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Publication Number Publication Date
JPH01173540U JPH01173540U (ja) 1989-12-08
JPH0716120Y2 true JPH0716120Y2 (ja) 1995-04-12

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JP1988071197U Expired - Lifetime JPH0716120Y2 (ja) 1988-05-30 1988-05-30 防振装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61144480A (ja) * 1984-12-18 1986-07-02 日揮株式会社 配管の防振支持装置
JPS6320562U (ja) * 1986-07-25 1988-02-10

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Publication number Publication date
JPH01173540U (ja) 1989-12-08

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