JPH07160Y2 - 暖房便座 - Google Patents

暖房便座

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JPH07160Y2
JPH07160Y2 JP1988114655U JP11465588U JPH07160Y2 JP H07160 Y2 JPH07160 Y2 JP H07160Y2 JP 1988114655 U JP1988114655 U JP 1988114655U JP 11465588 U JP11465588 U JP 11465588U JP H07160 Y2 JPH07160 Y2 JP H07160Y2
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JP
Japan
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toilet seat
lead wire
signal lead
heating
wire
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JP1988114655U
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JPH0236396U (ja
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俊夫 小林
三幸 田尻
満 百富
勇作 西里
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、加熱ヒータ線の近傍に温度検知素子を内蔵し
て成る衛生洗浄装置の暖房便座に係り、詳しくは該温度
検知素子の信号リード線の配線方法を改良した暖房便座
に関するものである。
〔従来の技術〕
衛生洗浄装置における快適な使用感覚を提供する暖房便
座は、加熱ヒータ線の近傍に温度検知素子を内蔵して成
り、該温度検知素子の出力信号を検知し、該出力信号に
基づいて加熱ヒータ線への供給電流を制御して暖房便座
を適温に維持できるように構成されている。この温度検
知素子としては、サーミスタや熱電対が用いられている
が、前者は温度により電気抵抗値が変化する特性を、ま
た後者は温度により起電力が変化する特性を利用するも
のである。しかし、何れの温度検知素子においても、該
温度検知素子近傍における加熱ヒータ線の放熱を感知す
ることにより温度を検知するものであり、加熱ヒータ線
への供給電流は、上記のような温度検知素子の出力信号
を基準信号と比較し、自動的に、又は手動的に制御され
る構造と成っている。
また一方、暖房便座自体は、使用者が着座する上面板の
外面側へ均一な便座温を伝播させるべく、その内面側に
金属箔等の導熱膜を貼設し、側導熱膜上に加熱ヒータ線
を這設する構造に成っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の暖房便座において、加熱ヒータ線への供給電流を
自動,又は手動の何れの方法で制御する場合でも、温度
検知素子の温度検知出力信号は安定であることが必須で
ある。温度検知素子の信号リード線の温度条件が一定
で、この信号リード線により導びかれる温度検知出力信
号が安定していれば、加熱ヒータ線への供給電流を正確
かつ安定に制御することができる。従って、暖房便座内
に配線された温度検知素子の信号リード線と加熱ヒータ
線との距離が一定であれば、その距離の長短に関係な
く、この加熱ヒータ線の熱が信号リード線に与える熱の
影響も一定である。
しかし、出力信号を導く信号リード線が便座の開閉時の
振動や衝撃により、この信号リード線と加熱ヒータ線と
の距離が変化すると、該信号リード線から安定した出力
信号が得られなくなることがあった。即ち、温度検知素
子近傍の温度は同じであっても、信号リード線が加熱ヒ
ータ線に対して近接したり、遠ざかったりすると、この
信号リード線自体の加熱温度が変化し、その熱が温度検
知素子に伝導するために、出力信号が変化して異なった
温度として検知されることになり、便座を所望の温度に
正確かつ安定に制御することができないという問題を有
していた。
また、上記信号リード線は、有限の抵抗値を有する導電
体であるから、この信号リード線の周囲の温度変化によ
ってその抵抗値が変化することがあり、温度の検知に誤
差を生じるという問題も併有していた。
更に、上記のような便座の開閉の繰り返しによる信号リ
ード線の変動は、温度検知素子からの信号取り出し口近
傍における材料疲労を招き、長期間の使用において断線
事故等の原因になるという問題も有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、衛
生洗浄装置の暖房便座における加熱ヒータ線と温度検知
素子の信号リード線との相対位置を固定して、便座の開
閉時の振動や衝撃又は長期にわたる開閉の繰り返しを受
けても、加熱ヒータ線によって加熱される信号リード線
が温度検知素子に及ぼす熱影響を一定にすると共に、加
熱された信号リード線自体の抵抗値の変化を抑制するこ
とにより、便座温度を安定に検知して便座温度を正確か
つ安定に制御することができる暖房便座を提供すること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る暖房便座は、
暖房便座を構成する上面板の内面に這設した加熱ヒータ
線の近傍に温度検知素子を配置し、該温度検知素子の近
傍に穿設した支持構造に該温度検知素子から引き出され
る信号リード線を持ち上げるように支持すると共に、該
支持構造の端面に沿って引き出した該信号リード線を上
記加熱ヒータ線を横断するように配線し、かつ該信号リ
ード線を前記加熱ヒータ線の配線面上において固定した
ことを要旨とするものである。
上記加熱ヒータ線の配線面上に対するリード線の固定手
段は、上記リード線を加熱ヒータ線の配線面上に接着テ
ープ又は接着剤等により接触するように固定すること、
又は上記リード線を支持構造の端面及び上記加熱ヒータ
線の這設部を越えた位置に突設した取出部との間に張設
することにより、該信号リード線を加熱ヒータ線の配線
面との間に所定間隔をおいて固定することにより行うこ
とができる。
〔作用〕
上記構造によれば、加熱ヒータ線からの熱放射に基づく
信号リード線の周囲温度条件は一定に保たれるので、該
温度検知素子に与える熱影響を一定に保つと共に、信号
リード線の抵抗値の変化を抑制することができるため、
便座温を正確かつ安定に制御することができる。
また、暖房便座内において信号リード線が変動しないの
で、信号リード線の取出口近傍における接触又は材料疲
労も発生しない。
〔実施例〕
以下、本考案に係る暖房便座の実施例を図面に従って説
明する。
図面において、1は人体臀部を座位において支持すべ
く、略ドーナッツ形状に形成して成る暖房便座本体であ
り、上面板2と下面板3の組み合わせにより適宜容積の
内腔を形成したものである。
暖房便座としての加熱手段を構成する加熱ヒータ線4
は、上記上面板2の内面に這設して該上面板2の外面
側、即ち使用者の着座面側へ便座温として伝導させる構
造に成り、該加熱ヒータ線4の這設部には、その放熱を
上面板全体に伝播させるための金属箔その他の導熱膜5
を介在被着させてある。また、この加熱ヒータ線4の加
熱による便座温の制御をするために該加熱ヒータ線4の
這設部適宜位置に、温度検知素子6を配置してあり、一
般的には、図示例の如く上面板2の内面における被検知
部位を上記導熱膜5を含めて穿設した固定孔7を形成
し、該固定孔7内に温度検知素子6を収容し、その上部
に押さえ板8を被せ、該押さえ板8と上面板2の間に温
度検知素子6を挟持する構造に成る。
上記固定孔7は、その内部に収容した温度検知素子6の
位置ずれを防止するためのものであり、特に、本考案を
構成するために必須のものではない。したがって、押さ
え板8側に上記と同様作用効果を奏する構造、例えば上
面板2の内面側に突出する鍔又は縁その他の係止構造
(図示していない)を構成することも可能であるが、何
れの場合でも、上面板2からの突出量を上記内腔部との
関係で、できるだけ小さく押さえるように構成すること
が望ましい。
9は、上記押さえ板8の上面側に立設したリブ等の支持
構造であり、該押さえ板8と一体又は一体的に形成した
ものである。この支持構造9は、押さえ板8の下面側に
収容した温度検知素子6から引き出される信号リード線
10を押さえ板8上方に持ち上げ支持するためのものであ
り、必ずしもリブ形状である必要はなく、押さえ板8自
体が必要高さを具備し、又は所望により台形状に形成さ
れるものであってもよい。しかし、望ましくは押さえ板
8の下面側にある固定孔7からの信号リード線10の取出
部側7aにおいて、支持構造9の上部に構成する凹溝等の
信号リード線保持部11が位置する部位に形設する。この
ように構成することにより、信号リード線10を固定孔7
の取出部7aから支持構造9の端面に沿って引き出し、反
対側(矢印A方向)へ張引して固定することが可能と成
り、信号リード線10の端部を固定孔7の縁部7bや導熱膜
5の縁部5aへの接触を避けることができ、便座温検知の
正確性を確保することができる。
上記支持構造9自体の突出高さBは、第4図及び第5図
に示すように、信号リード線10が加熱ヒータ線4に接触
する構造に成る場合には、信号リード線10がその伸張方
向A側において、固定孔7の縁部7cや導熱膜5の縁部5b
等に接触することがないように係止して加熱ヒータ線4
に届かせるために必要な高さに構成してあり、該信号リ
ード線10は、第2図に示すように加熱ヒータ線10を横断
するように配線し、かつ該加熱ヒータ線4の配線面上に
耐熱性の接着テープ12、又は接着剤等を用いて貼着する
構造に成る。支持構造9をこのような高さに形成するこ
とにより、信号リード線10の配線作業性を向上させるこ
とができる。
また、第6図に示すように、信号リード線10が加熱ヒー
タ線4の上部において所定間隔Cを形成して張設される
場合には、加熱ヒータ線4の這設部を越えた上面板2内
面の側部に該信号リード線4を固定するリブ等の取出部
(図示していない)を構成する。
尚、上記押さえ板8は、その一例として、上面板2の内
面に突出させた雄部13を該押さえ板8端面に穿設した孔
14に挿通させた後、突出部を熱変形せさて頭部13aを形
成して抜止固定し、又はビス、耐熱性接着剤等を用いて
適宜固定することができる。
上記各実施例において、支持構造9は、押さえ板8の上
面に一体又は一体的に構成したものによりを説明してい
るが、該支持構造9を暖房便座本体1の上面板2内面に
直接構成することも可能である。
〔考案の効果〕
本考案に係る暖房便座は、以上のように構成したから、
便座の開閉時における振動や衝撃又はその長期にわたる
繰り返しを受けても、温度検知素子の信号リード線を加
熱ヒータ線の配線面上において固定して、温度検知素子
に与える熱影響を一定に保ち得ると共に、信号リード線
の抵抗値の変化を制御してあるため、安定な温度検知を
可能とするものであり、温度設定が正確かつ安定で便座
温制御の信頼性が高くなる。
また、信号リード線の便座内部での変動を防止してある
ため、これらの材料疲労に基づく断線等の発生を防止す
ることができる等、本考案実施後の実用的効果は極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る暖房便座本体の下面板の一部を切
り欠いて示した底面図、 第2図は温度検知素子の取り付け部近傍の拡大平面図、 第3図は第2図III-III線断面図、 第4図同じく第2図IV-IV線断面図、 第5図は同じ第2図V-V線断面図、 第6図は信号リード線の固定方法に関する側断面図であ
る。 1……暖房便座本体、2……上面板 3……下面板、4……加熱ヒータ線 5……導熱膜、6……温度検知素子 9……支持構造、10……信号リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 百富 満 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1番 1号 東陶機器株式会社小倉第二工場内 (72)考案者 西里 勇作 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1番 1号 東陶機器株式会社小倉第二工場内 (56)参考文献 実開 昭57−7400(JP,U) 実開 昭61−93200(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】暖房便座を構成する上面板の内面に這設し
    た加熱ヒータ線の近傍に温度検知素子を配置し、該温度
    検知素子の近傍に突設した支持構造に該温度検知素子か
    ら引き出される信号リード線を持ち上げるように支持す
    ると共に、 該支持構造の端面に沿って引き出した該信号リード線を
    上記加熱ヒータ線を横断するように配線し、かつ該信号
    リード線を前記加熱ヒータ線の配線面上において固定し
    たことを特徴とする暖房便座。
  2. 【請求項2】上記温度検知素子のリード線を、上記加熱
    ヒータ線の配線面上に接着テープ又は接着剤等により接
    触するように固定したことを特徴とする請求項1の暖房
    便座。
  3. 【請求項3】上記温度検知素子の信号リード線を、上記
    支持構造の端面及び上記加熱ヒータ線の這設部を越えた
    位置に突設した取出部との間に張設することにより、該
    信号リード線を加熱ヒータ線の配線面との間に所定間隔
    をおいて固定したことを特徴とする請求項1の暖房便
    座。
JP1988114655U 1988-08-31 1988-08-31 暖房便座 Expired - Lifetime JPH07160Y2 (ja)

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