JPH07160698A - 文字処理方法およびその装置 - Google Patents

文字処理方法およびその装置

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JPH07160698A
JPH07160698A JP5304135A JP30413593A JPH07160698A JP H07160698 A JPH07160698 A JP H07160698A JP 5304135 A JP5304135 A JP 5304135A JP 30413593 A JP30413593 A JP 30413593A JP H07160698 A JPH07160698 A JP H07160698A
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幸恵 庄田
Junichi Kubota
淳市 久保田
Yoshimoto Yamamoto
喜大 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読み文字列を読み替えて仮名漢字変換を行っ
た場合に、読み替えが間違いの場合に、迅速に正しい漢
字仮名交じり文字列に置き換える。更に読み替えた部分
の存在を知らせ、補正候補を表示して操作性を向上す
る。 【構成】 単語辞書3を参照して文節列として入力読み
文字列を所定の読みに解釈し、仮名漢字変換する補正変
換部4と、制御指示入力部12からの指示により、元の
入力読み文字列を仮名漢字変換する通常変換部10と、
補正変換された文字列を通常変換された文字列に置換す
る表示制御部8と、正しい漢字仮名交じり文字列を表示
する表示装置6とを備える。更に読み替えがあったこと
を知らせる表示属性更新部7と、警告出力部9と、補正
候補を作成する補正候補制御部15と、一の補正候補を
選択する補正候補選択部16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワープロ、パソコン等
のデジタルコンピュータ制御の文書処理システムに使用
され、日本語入力文書の誤入力補正機能を有する文字処
理方法及び文字処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】日本語の入力方式として、近年仮名漢字
変換方式が主流となっているが、この方式では、文章表
記を指定するのにその読みを使う。日本語入力の実態を
みると、実はこの読みを指示する際、タイプミス、仮名
遣いの間違いなどに起因する読みの指示間違いが多く発
生している。
【0003】従来、このような間違いのうち、仮名遣い
の間違いに対しても所望の漢字仮名交じり列を得るため
の仮名漢字変換方式が考案されている。図14は、従来
の文字処理装置の構成である。図14において、21
は、読み入力部で、キーボード上で打鍵指示された文字
に対応するコードを発生する。22は、入力読み文字列
一時記憶部で、読み入力部21から入力された読み文字
列を一時記憶する。23は、単語辞書で、単語の見出
し、表記、品詞情報を格納する。見出しは、仮名の読み
である。24は、補正変換部で、あらかじめ定めた規則
に基づき入力読み文字列一時記憶部22中の読み文字列
の部分読み列を別の読みに解釈して単語辞書23の見出
しと比較してかな漢字変換を行う。あらかじめ、「ぢ」
と「じ」、「づ」と「ず」、「とお」と「とう」などの
誤りやすい仮名遣いの組を記憶しておき、入力読み文字
列一時記憶部22中の読み文字列にこれらの文字と一致
するものがあれば、対応する文字に読み替える。この読
み替えた文字列を入力読みとして仮名漢字変換を行う。
25は、変換文字列一時記憶部で、補正変換部24で仮
名漢字変換した漢字仮名交じり文字列を一時記憶する。
26は、表示部で、変換文字列一時記憶部25内の漢字
仮名交じり文字列を表記する。実際には、これら以外に
も、構成要素が存在するが、本発明との対比のためには
必要がないので省略する。以上の構成要素を用いて、例
えば、入力読み列「ぢしん」に対して「ぢ」を「じ」に
読み替えると、「じしん」になり、これを仮名漢字変換
すると「地震」が得られる。このように「地震(じし
ん)」を入力するのにかな遣いを間違って「ぢしん」と
入力しても所望の表記を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成では、正しい読みを入力しても別の読みに解釈
し、読み替えて仮名漢字変換してしまう場合があり、こ
のような場合は、入力した読みに対して通常の仮名漢字
変換をするには、いったん入力状態に戻る必要があっ
た。
【0005】本発明は上記課題に鑑み、読み文字列を読
み替えて仮名漢字変換を行った場合に、正しい読みを入
力しても別の読みに解釈し、読み替えて間違って仮名漢
字変換してしまっても、簡単に正しい漢字仮名交じり文
字列が得られる操作性の向上した文字処理方法およびそ
の装置を提供することを第1の目的とする。また、本発
明の第2の目的は、読み文字列を読み替えてかな漢字変
換を行った場合に、その部分を通常のかな漢字変換を行
った部分と区別して表示して操作性の向上を図ることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明においては、読み文字列を入力して
漢字仮名交じり文を作成する文字処理方法であって、読
み文字列を入力する読み入力ステップと、入力された読
み文字列の部分読み文字列を所定の読みに解釈し、仮名
漢字変換する補正変換ステップと、変換された漢字仮名
交じり文を表示する表示ステップと、変換された漢字仮
名交じり文が入力された読み文字列と異なったとき、オ
ペレータからの指示を受け付ける制御指示入力ステップ
と、指示に基づき入力ステップにおいて入力された読み
文字列を仮名漢字変換する通常変換ステップと、表示ス
テップで表示された補正変換ステップにおいて変換され
た漢字仮名交じり文を通常変換ステップにおいて変換さ
れた漢字仮名交じり文に置換する表示置換ステップとを
有して実行することを特徴とする文字処理方法としてい
る。
【0007】請求項2の発明においては、補正変換ステ
ップは、部分読み列が所定の読みに読み替えられた部分
を含んでいるか否かを判定するサブステップを含み、補
正変換ステップと表示ステップとの間に、読み替えられ
た部分を含んでいると判定されたとき、補正変換ステッ
プで読み替えられて仮名漢字変換された部分の表示属性
を更新する表示属性更新ステップと、読み替えられて仮
名漢字変換された部分を含む漢字仮名交じり文の表示に
付加して警告を発生する警告発生ステップとを有し、表
示置換ステップの後に表示ステップにおいて表示された
読み替えられて仮名漢字変換された部分が変更を要する
とき、オペレータからの変更指示を受け付ける変更指示
入力ステップと、補正変換ステップにおいて仮名漢字変
換が行われた部分が複数存在するとき、変更指示に従
い、他の読み替えられて仮名漢字変換された部分を表示
する候補表示制御ステップと、表示された他の仮名漢字
変換された部分から一の仮名漢字変換された部分を選択
する選択ステップとを有していることを特徴とする請求
項1記載の文字処理方法としている。
【0008】請求項3の発明においては、読み文字列を
入力して漢字仮名交じり文を作成する文字処理装置であ
って、読み文字列を入力する読み入力手段と、読み入力
手段から入力された読み文字列を一時記憶する文字列一
時記憶手段と、一時記憶手段に記憶された読み文字列の
部分読み列を所定の読みに解釈し、仮名漢字変換する補
正変換手段と、補正変換手段において変換された漢字仮
名交じり文を表示する表示手段と、表示手段に表示され
た漢字仮名交じり文が入力された読み文字列と異なった
とき、オペレータからの指示を受け付ける制御指示入力
手段と、指示に基づき一時記憶手段に一時記憶された読
み文字列を仮名漢字変換する通常変換手段と、表示手段
に表示された補正変換手段において変換された漢字仮名
交じり文を前記通常変換手段において変換された漢字仮
名交じり文に置換する表示置換手段とを備えることを特
徴とする文字処理装置としている。
【0009】請求項4の発明においては、補正変換手段
において部分読み列を所定の読みに読み替えられた部分
を含んでいるか否かを判定する判定手段と、判定手段に
おいて読み替えられた部分を含んでいると判定されたと
き、補正変換手段で読み替えられて仮名漢字変換された
部分の表示属性を更新する表示属性更新手段と、表示手
段において表示属性の変更に従い読み替えられて仮名漢
字変換された部分を表示する変更表示手段と、読み替え
られた仮名漢字変換された部分を含む漢字仮名交じり文
の表示に付加して警告を発生する警告発生手段と、表示
制御手段において表示された、読み替えられて仮名漢字
変換された部分に変更を要するとき、オペレータからの
変更指示を受け付ける変更指示入力手段と、補正変換手
段において仮名漢字変換が行われた部分に複数の仮名漢
字変換が存在するとき、変更指示に従い、他の読み替え
られて仮名漢字変換された部分を表示する候補表示制御
手段と、表示された他の仮名漢字変換された部分から一
の仮名漢字変換された部分を選択する選択手段とを備え
ることを特徴とする請求項3記載の文字処理装置として
いる。
【0010】
【作用】請求項1、3に係る発明は上記した構成によっ
て、読み入力手段から入力された読み文字列の部分読み
文字列が補正変換手段によって所定の読みに解釈され、
仮名漢字変換が行われ、漢字仮名交じり文が表示装置に
表示される。オペレータは入力した読み文字列とこの表
示された漢字仮名交じり文のうち読み替えて仮名漢字変
換されている部分との間違いに気付いたとき、制御指示
入力手段から特定のキー操作をする。これによって通常
変換手段は元の入力読み文字列の部分読み文字列を仮名
漢字変換し、表示置換手段によって正しい漢字仮名交じ
り文が表示装置に表示される。
【0011】請求項2、4に係る発明は上記した構成に
よって、補正変換手段で入力読み文字列の部分読み文字
列が読み替えられた部分を含んでいるか否かを判定し
て、読み替えられた部分を含んでいる場合に、表示属性
更新手段でその仮名漢字変換された部分の表示属性を読
み替えられずに仮名漢字変換された部分と区別できるよ
うにして、漢字仮名交じり文を表示装置に表示する。更
に、その漢字仮名交じり文に読み替えて仮名漢字変換し
た部分があることをオペレータに知らせるため警告発生
手段によって警告が発生される。
【0012】オペレータは、読み替えて仮名漢字変換し
た部分が変更を要するとき、その部分を変更するため変
更指示入力手段に指示を与える。これによって読み替え
て仮名漢字変換した部分が複数存在するとき、指示入力
手段からの通知より候補表示制御手段が他の読み替えて
仮名漢字変換された部分を表示するようにする。オペレ
ータが選択手段で一の仮名漢字変換された部分を選択す
ることにより読み替え部分を正しい仮名漢字変換にする
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例の文字処理装置につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施例の文字処理装置の構成図である。文字処理装置1
00は、読み文字列を入力する読み入力部1と、入力読
み文字列一時記憶部2と、単語の見出し等を格納する単
語辞書3と、別の読みに読み替えた文字列を単語辞書3
を参照して補正変換する補正変換部4と、補正変換文字
列一時記憶部5と、表示装置6と、読み替えられて仮名
漢字変換された部分に「下線つき」の表示を行う表示属
性更新部7と、表示属性に従い表示装置6の制御を行う
表示制御部8と、読み替えた部分文字列が仮名漢字交じ
り文に存在すれば警告を発生する警告出力部9と、入力
読み文字列の部分読み文字列をそのまま仮名漢字変換す
る通常変換部10と、通常変換文字列一時記憶部11
と、通常変換部10による仮名漢字変換するための指示
を受け付ける制御指示入力部12と、その指示を通常変
換部10に実行させる制御部13と、カーソル位置を検
出するカーソル位置検出部14と、補正候補表示データ
を作成して表示装置6に表示する補正候補制御部15
と、補正候補選択部16とを含む。
【0014】読み入力部1は、キーボード上の「読みキ
ー」により構成され、オペレータによりJIS配列のキ
ーボード上の「読みキー」が打鍵されると対応するコー
ドを発生し、読み文字列が入力される。キーボード上に
は、「読みキー」のほか「変換キー」、「確定キー」、
「番号キー」、「次候補キー」、「カーソル移動キー」
などの各種制御キーも備えている。
【0015】入力読み文字列一時記憶部2は、読み入力
部1の「読みキー」が押下されると、入力された読み文
字を順次読み文字列として一時記憶する。 単語辞書3
は、ROMで構成され、図2に示すように単語の見出
し、表記、品詞情報を格納している。単語の見出しは仮
名の読みである。補正変換部4はメモリ部と読み出し部
と変換部とを備えている。メモリ部は部分読み列を所定
の読みに読み替えるための規則を図3に示すよう記憶し
ている。図中「元の読み」とは、入力読み文字列中の各
読み文字をいう。「読み替える文字」とは、入力読み文
字列中の各読み文字に対応して置き換える文字をいう。
読み出し部は、入力文字列中に例えば読み文字「り」が
あれば、「り」に置き換える「の」、「ま」、「も」を
メモリ部から読み出して入力読み文字列を読み替える。
この読み替える規則はキーボード上の「読みキー」に隣
接する「読みキー」が選ばれる。変換部は読み出し部で
読み替えられた文字列を単語辞書3を参照して文節列と
して解釈し、仮名漢字変換を行う。補正変換部4は、キ
ーボード上の「変換キー」が押下されると起動され、入
力読み文字列一時記憶部2に記憶された読み文字列およ
びその部分文字列を上記変換部で仮名漢字変換を行い、
漢字仮名交じり文を作成する。
【0016】また、補正変換部4は、判定部を有してい
る。判定部では、入力一時記憶部2に記憶された読み文
字列と、仮名漢字変換された漢字仮名交じり文とを比較
して読み替えられた部分読み文字列が存在するか否かを
判定する。補正変換文字列一時記憶部5は、補正変換部
4で仮名漢字変換した漢字仮名交じり文字列の「解釈読
み」、「表記」、「読み替えの有無」、「表示属性」を
図4に示すように通常の(読み替えずに)仮名漢字変換
を行った文節(部分文字列)と、読み文字列を別の読み
に解釈して(読み替えて)仮名漢字変換を行った文節と
を区別して一時記憶する。
【0017】表示装置6は、例えば液晶パネルやCRT
により実現され、補正変換文字列一時記憶部5に一時記
憶されている文字列、通常変換文字列一時記憶部11に
一時記憶されている文字列および補正候補制御部15で
作成された補正候補表示データを表示制御部8の制御に
従い表示する。表示属性更新部7は、補正変換一時記憶
部5中の補正変換文字列のうち読み文字列を別の読みに
解釈した読み替えが「有」の場合に仮名漢字変換された
文節に「下線つき」の表示属性をつける。
【0018】表示制御部8は、補正変換文字列一時記憶
部5内の漢字仮名交じり文を表示属性に従うよう制御し
て表示装置6に表示し、通常変換部10で仮名漢字変換
が行われたとき、補正変換文字列一時記憶部5内に記憶
された文節(仮名漢字変換部分)を通常変換文字列一時
記憶部11に記憶された対応する文節(仮名漢字変換部
分)に置換して表示装置6に表示するよう制御する。
【0019】警告出力部9は、補正変換一時記憶部5中
の補正変換文字列のうち読み文字列を別の読みに解釈し
て仮名漢字変換を行った文節が存在するか否かの判定を
補正変換部4から受け、存在すれば表示装置6に「補正
変換した文節があります」と表示してオペレータに補正
変換が行われた部分があることを知らせる。通常変換部
10は、制御部13からの通知を受け、入力読み文字列
一時記憶部2中の読み文字列の部分読み文字列(文節)
を単語辞書3を参照してそのまま仮名漢字変換を行う。
【0020】通常変換文字列一時記憶部11は、通常変
換部10で仮名漢字変換された文節を一時記憶する。制
御指示入力部12は、補正変換部4によって読み替えて
仮名漢字変換された文節に対し、元の入力読み文字列に
戻して通常の仮名漢字変換を行うことを指示する。オペ
レータから例えばキーボード上の「変換キー」が押下さ
れると制御指示入力部12は、制御部13を起動する。
【0021】制御部13は、制御指示入力部12からの
入力を検知して、補正変換文字列一時記憶部5を検索
し、読み替えられた文節を見つけ、入力読み文字列一時
記憶部2から元の読み文字列を通常変換部10に通知す
る。カーソル位置検出部14は、カーソル位置が読み文
字列を別の読みに解釈して仮名漢字変換を行った文節に
あるか否かを判定し、あるときは補正候補制御部15を
起動する。
【0022】補正候補制御部15は、カーソル位置検出
部14が読み文字列を別の読みに解釈して仮名漢字変換
を行った文節にカーソルがあると判定した場合に、対応
する文節の他の補正変換結果たる補正候補表示データを
作成し、表示装置6に表示する。補正候補選択部16
は、表示装置6に表示された補正候補表示データのうち
から、例えば「番号キー」で候補に付与された番号を押
下することにより選んだり、「次候補キー」を押下する
ことにより選んだりして、所望の文字列を1つ選択す
る。
【0023】次に、本発明の第1実施例における文字処
理装置100の動作を図5に示すフローチャートを参照
して説明する。以下、入力文字列「こうりでかねをかす
(高利で金を貸す)」と入力された場合について説明す
る。この場合、入力の間違いはない。読み入力部1は、
キーボード上の「読みキー」が押下され読み文字の入力
されるのを待つ(S501)。オペレータのキーボード
上の「読みキー」操作により「こうりでかねをかす」と
順に読み文字が入力される。
【0024】読み文字の入力があれば、入力読み文字列
一時記憶部2に「変換キー」が押下されるまで読み文字
列が順次格納される(S502)。入力読み文字列一時
記憶部2には「こうりでかねをかす」が一時記憶され
る。「変換キー」が押下されると(S503)、補正変
換部4で入力読み文字列一時記憶部2に格納された読み
文字列の部分文字列を予め定めた規則に従って読み替
え、単語辞書3を参照して仮名漢字変換処理を行う(S
504)。この結果、入力文字列「こうりでかねをか
す」は、「氷で金を貸す」に仮名漢字変換される。
【0025】S505では、読み文字列を読み替えた部
分を含む文節と読み替えずに仮名漢字変換を行った文節
とに区別して、補正変換文字列一時記憶部5に一時記憶
される。さらに補正変換部4において、読み替えた文節
を含むか否かが判定され(S506)、読み替えた文節
を含むときはS507に、含まないときはS509に分
枝する。本実施例では、部分文字列「こうり」を「こお
り」に読み替えているのでS507に進む。
【0026】一時記憶された部分文字列に読み替えた部
分を含むので表示属性更新部7で読み替えた部分(文
節)は、「下線つき」の表示属性に更新される(S50
7)。補正変換文字列一時記憶部5に一時記憶された表
示データの内容を図6に示す。次にS508では、警告
出力部9によって「補正変換した文節があります」の表
示を付加し、補正変換を行ったときの警告を発生する。
【0027】表示装置6には、表示データに基づいて表
示制御部8の制御により図7に示すように表示される
(S509)。なお、S506から分枝した読み替えた
部分を含まずに仮名漢字変換されたときも、表示装置6
にその内容が表示され(S509)。オペレータが、
「こうりでかねをかす」と正しく入力したのに間違って
仮名漢字変換されたことを「下線つき」の表示属性と
「補正変換した文節があります」の警告文とによって気
付き、制御指示入力部12から例えば「変換キー」を押
下して制御指示を入力すると(S511)、制御部13
は通常変換部10を起動し、通常変換部10が単語辞書
3を参照して元の入力読み文字列について仮名漢字変換
を行い(S512)、S513に進む。制御指示入力が
なければS514に分枝する。
【0028】表示制御部8では、読み替えられて仮名漢
字変換された文節を通常変換部10で読み替えずに仮名
漢字変換した文節に置き変え(S513)、図8に示す
ように表示装置6に表示する(S509)。次に「読み
キー」の入力を待ち(S510)、S501に戻る。以
下、本発明の第2実施例における文字処理装置100の
動作を入力文字列「きりうをもつ」について前記実施例
と同様に図5を参照して説明する。
【0029】オペレータが、「きのうをもつ(機能を持
つ)」と入力したかったが、間違えて「きりうをもつ」
と入力してしまった場合である。S501でオペレータ
からの入力があると、入力読み文字列一時記憶部2に
「きりうをもつ」と順次格納される(S502)。「変
換キー」が押下されると(S503)、補正変換部4
で、図3で示す読み替えの規則に従って、図9に示す解
釈読みが行われ、単語辞書3を参照して図4に示すよう
に漢字仮名交じり文字列「機能を持つ」に変換され(S
504)、一時記憶される(S505)。
【0030】次に読み替えた文節を含むか否かが判定さ
れ(S506)、読み替えた文節を含むので表示属性が
更新され(S507)、警告が発生され(S508)、
表示装置6に図10に示すように漢字仮名交じり文字列
「機能を持つ」と正しく表示される。「読みキー」の入
力があれば(S510)、S501に戻る。本発明の第
3実施例における文字処理装置100の動作を入力文字
列「よいかいりがする」について図5を参照して説明す
る。この場合、正しくは「よいかおりがする(よい香り
がする)」と入力すべきであったものである。
【0031】S501でオペレータからの入力がある
と、入力読み文字列一時記憶部2に「よいかいりがす
る」と順次格納される(S502)。「変換キー」が押
下されると(S503)、補正変換部4で、図3に示す
読み替えの規則に従って、メモリ部と読み出し部とによ
って「解釈読み」が行われ、「かいりが」を「かくり
が」、「かんりが」、「かおりが」に読み替えられ、単
語辞書3を参照して、変換部によってそれぞれ仮名漢字
変換された「表記」が得られる(S504)。
【0032】仮名漢字変換処理された結果が補正変換文
字列一時記憶部5に一時記憶される(S505)。補正
変換部4の判定部によって読み替えた文節を含むか否か
が判定され(S506)、読み替えた部分を含むので、
表示属性更新部7で補正変換文字列一時記憶部5に一時
記憶された読み替えて仮名漢字変換された文節の表示属
性が更新される(S507)。
【0033】S508では、警告出力部9から警告が発
生され、表示装置6には、図11に示すように、読み替
えて仮名漢字変換された文節「隔離が」の表示属性を
「下線つき」にし、「補正変換した文節があります」の
警告文が漢字仮名交じり文字列「よい隔離がする」と共
に表示される(S509)。オペレータは間違って補正
変換されたことを表示装置6の画面を見て知るので、
「読みキー」の入力は行われず(S510)、制御指示
入力が行われないので(S511)、S514に進む。
【0034】S514では、「カーソル移動キー」が押
下されているか否かが判断され、「カーソル移動キー」
が入力されていればS515に進み、入力されていなけ
れば処理を終わる。S515では、カーソル位置検出部
14によってカーソル位置が読み替えを行った文節にあ
るか否かが判定され、あるときはS516に、ないとき
はS509に分枝する。本実施例では、読み替えて補正
変換された文節が間違っているので、オペレータは「カ
ーソル移動キー」を操作して図11に示すようにカーソ
ル17を読み替えを行った文節に移動する。
【0035】S516では、カーソル位置にある文節の
別の読み替えをして仮名漢字変換を行った候補を表示す
る表示データが補正候補制御部15によって作成され
る。本実施例では補正変換文字列一時記憶部5に一時記
憶された内容を図12に示すように、読み替えられて仮
名漢字変換が行われた部分が「隔離が」の他に「管理
が」と「香りが」と複数存在する。そこで補正候補制御
部15は、図12中の「表示属性」に示される「第2候
補」「第3候補」を抽出し、表示装置6に図13に示す
ように表示する(S517)。
【0036】補正候補選択部16からオペレータによっ
て補正候補が選択されたか否かが判定され(S51
8)、選択されたときにはS519に、選択されなかっ
たときにはS514に分枝する。S519では、選択さ
れた補正候補に変更され、表示装置6に表示される(S
509)。即ち、オペレータは表示装置6の画面を見
て、図13に示す「香りが」を選ぶため「次候補キー」
を2度押下すると(S518)、図13に網掛け表示さ
れた「隔離が」が「香りが」に変更され(S519)、
漢字仮名交じり文字列が表示され(S509)、S51
0に進む。
【0037】なお、上記実施例で警告メッセージを表示
装置6に表示するとしたけれども、画面をフラッシュし
てもよいし、警告音を鳴らしてもよい。表示属性を「下
線つき」としたけれども、「反転表示」、「点滅表示」
など通常の変換部分と区別できるようにすればよい。文
節単位で表示属性を変えるとしたけれども、単語単位と
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、3に係
る発明によれば、読み替えて仮名漢字変換された場合に
元の入力読み文字列が正しいときに、制御指示入力手段
から特定のキー操作をすることによって、補正変換した
文字列を通常の仮名漢字変換を行った文字列に容易に変
えることができ、操作性の向上した文字処理方法および
装置を得ることができるので、オペレータの労力を軽減
することができる。
【0039】また、請求項2、4に係る発明によれば、
読み替えて補正変換を行った部分が存在することを容易
に知ることができ、かつ補正変換の他の候補を容易に選
択することができる文字処理方法および装置を得ること
ができるのでオペレータの操作性は格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における文字処理装置の構成図
である。
【図2】本発明の実施例における単語辞書の内容の一例
の説明図である。
【図3】本発明の実施例における読み替え規則の説明図
である。
【図4】本発明の実施例における補正変換文字列一時記
憶部の記憶内容の一例の説明図である。
【図5】本発明の実施例における文字処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例における補正変換文字列一
時記憶部の記憶内容の一例の説明図である。
【図7】本発明の第1実施例における表示装置の説明図
である。
【図8】本発明の第1実施例における表示装置の説明図
である。
【図9】本発明の第2実施例の読み替え例の説明図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例における表示装置の説明
図である。
【図11】本発明の第3実施例における表示装置の説明
図である。
【図12】本発明の第3実施例における補正変換文字列
一時記憶部の記憶内容の一例の説明図である。
【図13】本発明の第3実施例における表示装置の説明
図である。
【図14】従来の文字処理装置の構成図である。
【符号の説明】
1 読み入力部 2 入力読み文字列一時記憶部 3 単語辞書 4 補正変換部 5 補正変換文字列一時記憶部 6 表示装置 7 表示属性更新部 8 表示制御部 9 警告出力部 10 通常変換部 11 通常変換文字列一時記憶部 12 制御指示入力部 13 制御部 14 カーソル位置検出部 15 補正候補制御部 16 補正候補選択部 17 カーソル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワープロ、パソコン等
のデジタルコンピュータ制御の文書処理システムに使用
され、日本語入力文書の誤入力補正機能を有する文字処
理方法及び文字処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】日本語の入力方式として、近年仮名漢字
変換方式が主流となっているが、この方式では、文章表
記を指定するのにその読みを使う。日本語入力の実態を
みると、実はこの読みを指示する際、タイプミス、仮名
遣いの間違いなどに起因する読みの指示間違いが多く発
生している。
【0003】従来、このような間違いのうち、仮名遣い
の間違いに対しても所望の漢字仮名交じり列を得るため
の仮名漢字変換方式が考案されている。図14は、従来
の文字処理装置の構成である。図14において、21
は、読み入力部で、キーボード上で打鍵指示された文字
に対応するコードを発生する。22は、入力読み文字列
一時記憶部で、読み入力部21から入力された読み文字
列を一時記憶する。23は、単語辞書で、単語の見出
し、表記、品詞情報を格納する。見出しは、仮名の読み
である。24は、補正変換部で、あらかじめ定めた規則
に基づき入力読み文字列一時記憶部22中の読み文字列
の部分読み列を別の読みに解釈して単語辞書23の見出
しと比較してかな漢字変換を行う。あらかじめ、「ぢ」
と「じ」、「づ」と「ず」、「とお」と「とう」などの
誤りやすい仮名遣いの組を記憶しておき、入力読み文字
列一時記憶部22中の読み文字列にこれらの文字と一致
するものがあれば、対応する文字に読み替える。この読
み替えた文字列を入力読みとして仮名漢字変換を行う。
25は、変換文字列一時記憶部で、補正変換部24で仮
名漢字変換した漢字仮名交じり文字列を一時記憶する。
26は、表示部で、変換文字列一時記憶部25内の漢字
仮名交じり文字列を表記する。実際には、これら以外に
も、構成要素が存在するが、本発明との対比のためには
必要がないので省略する。以上の構成要素を用いて、例
えば、入力読み列「ぢしん」に対して「ぢ」を「じ」に
読み替えると、「じしん」になり、これを仮名漢字変換
すると「地震」が得られる。このように「地震(じし
ん)」を入力するのにかな遣いを間違って「ぢしん」と
入力しても所望の表記を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成では、正しい読みを入力しても別の読みに解釈
し、読み替えて仮名漢字変換してしまう場合があり、こ
のような場合は、入力した読みに対して通常の仮名漢字
変換をするには、いったん入力状態に戻る必要があっ
た。
【0005】本発明は上記課題に鑑み、読み文字列を読
み替えて仮名漢字変換を行った場合に、正しい読みを入
力しても別の読みに解釈し、読み替えて間違って仮名漢
字変換してしまっても、簡単に正しい漢字仮名交じり文
字列が得られる操作性の向上した文字処理方法およびそ
の装置を提供することを第1の目的とする。また、本発
明の第2の目的は、読み文字列を読み替えてかな漢字変
換を行った場合に、その部分を通常のかな漢字変換を行
った部分と区別して表示して操作性の向上を図ることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明においては、読み文字列を入力して
漢字仮名交じり文を作成する文字処理方法であって、読
み文字列を入力する読み入力ステップと、入力された読
み文字列の部分読み文字列を所定の読みに解釈し、仮名
漢字変換する補正変換ステップと、変換された漢字仮名
交じり文を表示する表示ステップと、変換された漢字仮
名交じり文が入力された読み文字列と異なったとき、オ
ペレータからの指示を受け付ける制御指示入力ステップ
と、指示に基づき入力ステップにおいて入力された読み
文字列を仮名漢字変換する通常変換ステップと、表示ス
テップで表示された補正変換ステップにおいて変換され
た漢字仮名交じり文を通常変換ステップにおいて変換さ
れた漢字仮名交じり文に置換する表示置換ステップとを
有して実行することを特徴とする文字処理方法としてい
る。
【0007】請求項2の発明においては、補正変換ステ
ップは、部分読み列が所定の読みに読み替えられた部分
を含んでいるか否かを判定するサブステップを含み、補
正変換ステップと表示ステップとの間に、読み替えられ
た部分を含んでいると判定されたとき、補正変換ステッ
プで読み替えられて仮名漢字変換された部分の表示属性
を更新する表示属性更新ステップと、読み替えられて仮
名漢字変換された部分を含む漢字仮名交じり文の表示に
付加して警告を発生する警告発生ステップとを有し、表
示置換ステップの後に表示ステップにおいて表示された
読み替えられて仮名漢字変換された部分が変更を要する
とき、オペレータからの変更指示を受け付ける変更指示
入力ステップと、補正変換ステップにおいて仮名漢字変
換が行われた部分が複数存在するとき、変更指示に従
い、他の読み替えられて仮名漢字変換された部分を表示
する候補表示制御ステップと、表示された他の仮名漢字
変換された部分から一の仮名漢字変換された部分を選択
する選択ステップとを有していることを特徴とする請求
項1記載の文字処理方法としている。
【0008】請求項3の発明においては、読み文字列を
入力して漢字仮名交じり文を作成する文字処理装置であ
って、読み文字列を入力する読み入力手段と、読み入力
手段から入力された読み文字列を一時記憶する文字列一
時記憶手段と、一時記憶手段に記憶された読み文字列の
部分読み列を所定の読みに解釈し、仮名漢字変換する補
正変換手段と、補正変換手段において変換された漢字仮
名交じり文を表示する表示手段と、表示手段に表示され
た漢字仮名交じり文が入力された読み文字列と異なった
とき、オペレータからの指示を受け付ける制御指示入力
手段と、指示に基づき一時記憶手段に一時記憶された読
み文字列を仮名漢字変換する通常変換手段と、表示手段
に表示された補正変換手段において変換された漢字仮名
交じり文を前記通常変換手段において変換された漢字仮
名交じり文に置換する表示置換手段とを備えることを特
徴とする文字処理装置としている。
【0009】請求項4の発明においては、補正変換手段
において部分読み列を所定の読みに読み替えられた部分
を含んでいるか否かを判定する判定手段と、判定手段に
おいて読み替えられた部分を含んでいると判定されたと
き、補正変換手段で読み替えられて仮名漢字変換された
部分の表示属性を更新する表示属性更新手段と、表示手
段において表示属性の変更に従い読み替えられて仮名漢
字変換された部分を表示する変更表示手段と、読み替え
られた仮名漢字変換された部分を含む漢字仮名交じり文
の表示に付加して警告を発生する警告発生手段と、表示
制御手段において表示された、読み替えられて仮名漢字
変換された部分に変更を要するとき、オペレータからの
変更指示を受け付ける変更指示入力手段と、補正変換手
段において仮名漢字変換が行われた部分に複数の仮名漢
字変換が存在するとき、変更指示に従い、他の読み替え
られて仮名漢字変換された部分を表示する候補表示制御
手段と、表示された他の仮名漢字変換された部分から一
の仮名漢字変換された部分を選択する選択手段とを備え
ることを特徴とする請求項3記載の文字処理装置として
いる。請求項5の発明においては、読み文字列を入力し
た漢字仮名交じり文を作成する文字処理方法であって、
読み文字列を入力する読み入力ステップと、入力された
読み文字列の部分読み文字列を所定の読みに解釈し、仮
名漢字変換する補正変換ステップと、変換された漢字仮
名交じり文を表示する表示ステップと、オペレータによ
って移動されたカーソル位置が読み替えられて仮名漢字
変換された部分読み文字列にあることを検知するカーソ
ル位置検知ステップと、カーソル位置検知ステップで読
み替えられて仮名漢字変換された部分読み文字列にある
ことを検知し、前記補正変換ステップにおいて仮名漢字
変換が行われた部分が複数存在するとき、前記読み替え
られて仮名漢字変換された部分の他の候補を表示する他
候補表示制御ステップと、表示された他の候補から一の
候補を選択する候補選択ステップとを有して実行するこ
とを特徴とする文字処理方法としている。請求項6の発
明においては、読み文字列を入力して漢字仮名交じり文
を作成する文字処理装置であって、読み文字列を入力す
る読み入力手段と、読み入力手段から入力された読み文
字列を一時記憶する文字列一時記憶手段と、一時記憶手
段に記憶された読み文字列の部分読み列を所定の読みに
解釈し、仮名漢字変換する補正変換手段と、補正変換手
段において変換された漢字仮名交じり文を表示する表示
手段と、オペレータによって移動されたカーソル位置が
読み替えられて仮名漢字変換された部分読み文字列にあ
ることを検知するカーソル位置検知手段と、カーソル位
置検知手段が読み替えられて仮名漢字変換された部分読
み文字列にあることを検知し、前記補正変換手段におい
て仮名漢字変換が行われた部分が複数存在するとき、前
記読み替えられて仮名漢字変換された部分の他の候補を
表示する他候補表示制御手段と、表示された他の候補か
ら一の候補を選択する候補選択手段とを備えることを特
徴とする文字処理装置としている。
【0010】
【作用】請求項1、3に係る発明は上記した構成によっ
て、読み入力手段から入力された読み文字列の部分読み
文字列が補正変換手段によって所定の読みに解釈され、
仮名漢字変換が行われ、漢字仮名交じり文が表示装置に
表示される。オペレータは入力した読み文字列とこの表
示された漢字仮名交じり文のうち読み替えて仮名漢字変
換されている部分との間違いに気付いたとき、制御指示
入力手段から特定のキー操作をする。これによって通常
変換手段は元の入力読み文字列の部分読み文字列を仮名
漢字変換し、表示置換手段によって正しい漢字仮名交じ
り文が表示装置に表示される。
【0011】請求項2、4に係る発明は上記した構成に
よって、補正変換手段で入力読み文字列の部分読み文字
列が読み替えられた部分を含んでいるか否かを判定し
て、読み替えられた部分を含んでいる場合に、表示属性
更新手段でその仮名漢字変換された部分の表示属性を読
み替えられずに仮名漢字変換された部分と区別できるよ
うにして、漢字仮名交じり文を表示装置に表示する。更
に、その漢字仮名交じり文に読み替えて仮名漢字変換し
た部分があることをオペレータに知らせるため警告発生
手段によって警告が発生される。
【0012】オペレータは、読み替えて仮名漢字変換し
た部分が変更を要するとき、その部分を変更するため変
更指示入力手段に指示を与える。これによって読み替え
て仮名漢字変換した部分が複数存在するとき、指示入力
手段からの通知より候補表示制御手段が他の読み替えて
仮名漢字変換された部分を表示するようにする。オペレ
ータが選択手段で一の仮名漢字変換された部分を選択す
ることにより読み替え部分を正しい仮名漢字変換にする
ことができる。請求項5、6に係る発明は上記した構成
によって、読み入力手段から入力された読み文字列の部
分読み文字列が補正変換手段によって所定の読みに解釈
され、仮名漢字変換が行われ、漢字仮名交じり文が表示
装置に表示される。オペレータは、仮名漢字変換された
部分読み文字列(文節)が間違っていると気付いたと
き、「カーソル移動キー」をその文節に移動する。カー
ソル位置検知手段は、カーソル位置が仮名漢字変換され
た部分読み文字列にあることを検知すると、補正変換手
段において仮名漢字変換が行われた部分に複数の別読み
に解釈された仮名漢字変換(候補)が存在するとき、他
候補表示制御手段によって読み替えられて仮名漢字変換
された部分の他の候補が表示される。候補選択手段にお
いて、オペレータは表示された他の候補から一の候補を
選択することにより、読み替え部分を正しい仮名漢字変
換にすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例の文字処理装置につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施例の文字処理装置の構成図である。文字処理装置1
00は、読み文字列を入力する読み入力部1と、入力読
み文字列一時記憶部2と、単語の見出し等を格納する単
語辞書3と、別の読みに読み替えた文字列を単語辞書3
を参照して補正変換する補正変換部4と、補正変換文字
列一時記憶部5と、表示装置6と、読み替えられて仮名
漢字変換された部分に「下線つき」の表示を行う表示属
性更新部7と、表示属性に従い表示装置6の制御を行う
表示制御部8と、読み替えた部分文字列が仮名漢字交じ
り文に存在すれば警告を発生する警告出力部9と、入力
読み文字列の部分読み文字列をそのまま仮名漢字変換す
る通常変換部10と、通常変換文字列一時記憶部11
と、通常変換部10による仮名漢字変換するための指示
を受け付ける制御指示入力部12と、その指示を通常変
換部10に実行させる制御部13と、カーソル位置を検
出するカーソル位置検出部14と、補正候補表示データ
を作成して表示装置6に表示する補正候補制御部15
と、補正候補選択部16とを含む。
【0014】読み入力部1は、キーボード上の「読みキ
ー」により構成され、オペレータによりJIS配列のキ
ーボード上の「読みキー」が打鍵されると対応するコー
ドを発生し、読み文字列が入力される。キーボード上に
は、「読みキー」のほか「変換キー」、「確定キー」、
「番号キー」、「次候補キー」、「カーソル移動キー」
などの各種制御キーも備えている。
【0015】入力読み文字列一時記憶部2は、読み入力
部1の「読みキー」が押下されると、入力された読み文
字を順次読み文字列として一時記憶する。 単語辞書3
は、ROMで構成され、図2に示すように単語の見出
し、表記、品詞情報を格納している。単語の見出しは仮
名の読みである。補正変換部4はメモリ部と読み出し部
と変換部とを備えている。メモリ部は部分読み列を所定
の読みに読み替えるための規則を図3に示すよう記憶し
ている。図中「元の読み」とは、入力読み文字列中の各
読み文字をいう。「読み替える文字」とは、入力読み文
字列中の各読み文字に対応して置き換える文字をいう。
読み出し部は、入力文字列中に例えば読み文字「り」が
あれば、「り」に置き換える「の」、「ま」、「も」を
メモリ部から読み出して入力読み文字列を読み替える。
この読み替える規則はキーボード上の「読みキー」に隣
接する「読みキー」が選ばれる。変換部は読み出し部で
読み替えられた文字列を単語辞書3を参照して文節列と
して解釈し、仮名漢字変換を行う。補正変換部4は、キ
ーボード上の「変換キー」が押下されると起動され、入
力読み文字列一時記憶部2に記憶された読み文字列およ
びその部分文字列を上記変換部で仮名漢字変換を行い、
漢字仮名交じり文を作成する。
【0016】また、補正変換部4は、判定部を有してい
る。判定部では、入力一時記憶部2に記憶された読み文
字列と、仮名漢字変換された漢字仮名交じり文とを比較
して読み替えられた部分読み文字列が存在するか否かを
判定する。補正変換文字列一時記憶部5は、補正変換部
4で仮名漢字変換した漢字仮名交じり文字列の「解釈読
み」、「表記」、「読み替えの有無」、「表示属性」を
図4に示すように通常の(読み替えずに)仮名漢字変換
を行った文節(部分文字列)と、読み文字列を別の読み
に解釈して(読み替えて)仮名漢字変換を行った文節と
を区別して一時記憶する。
【0017】表示装置6は、例えば液晶パネルやCRT
により実現され、補正変換文字列一時記憶部5に一時記
憶されている文字列、通常変換文字列一時記憶部11に
一時記憶されている文字列および補正候補制御部15で
作成された補正候補表示データを表示制御部8の制御に
従い表示する。表示属性更新部7は、補正変換一時記憶
部5中の補正変換文字列のうち読み文字列を別の読みに
解釈した読み替えが「有」の場合に仮名漢字変換された
文節に「下線つき」の表示属性をつける。
【0018】表示制御部8は、補正変換文字列一時記憶
部5内の漢字仮名交じり文を表示属性に従うよう制御し
て表示装置6に表示し、通常変換部10で仮名漢字変換
が行われたとき、補正変換文字列一時記憶部5内に記憶
された文節(仮名漢字変換部分)を通常変換文字列一時
記憶部11に記憶された対応する文節(仮名漢字変換部
分)に置換して表示装置6に表示するよう制御する。
【0019】警告出力部9は、補正変換一時記憶部5中
の補正変換文字列のうち読み文字列を別の読みに解釈し
て仮名漢字変換を行った文節が存在するか否かの判定を
補正変換部4から受け、存在すれば表示装置6に「補正
変換した文節があります」と表示してオペレータに補正
変換が行われた部分があることを知らせる。通常変換部
10は、制御部13からの通知を受け、入力読み文字列
一時記憶部2中の読み文字列の部分読み文字列(文節)
を単語辞書3を参照してそのまま仮名漢字変換を行う。
【0020】通常変換文字列一時記憶部11は、通常変
換部10で仮名漢字変換された文節を一時記憶する。制
御指示入力部12は、補正変換部4によって読み替えて
仮名漢字変換された文節に対し、元の入力読み文字列に
戻して通常の仮名漢字変換を行うことを指示する。オペ
レータから例えばキーボード上の「変換キー」が押下さ
れると制御指示入力部12は、制御部13を起動する。
【0021】制御部13は、制御指示入力部12からの
入力を検知して、補正変換文字列一時記憶部5を検索
し、読み替えられた文節を見つけ、入力読み文字列一時
記憶部2から元の読み文字列を通常変換部10に通知す
る。カーソル位置検出部14は、カーソル位置が読み文
字列を別の読みに解釈して仮名漢字変換を行った文節に
あるか否かを判定し、あるときは補正候補制御部15を
起動する。
【0022】補正候補制御部15は、カーソル位置検出
部14が読み文字列を別の読みに解釈して仮名漢字変換
を行った文節にカーソルがあると判定した場合に、対応
する文節の他の補正変換結果たる補正候補表示データを
作成し、表示装置6に表示する。補正候補選択部16
は、表示装置6に表示された補正候補表示データのうち
から、例えば「番号キー」で候補に付与された番号を押
下することにより選んだり、「次候補キー」を押下する
ことにより選んだりして、所望の文字列を1つ選択す
る。
【0023】次に、本発明の第1実施例における文字処
理装置100の動作を図5に示すフローチャートを参照
して説明する。以下、入力文字列「こうりでかねをかす
(高利で金を貸す)」と入力された場合について説明す
る。この場合、入力の間違いはない。読み入力部1は、
キーボード上の「読みキー」が押下され読み文字の入力
されるのを待つ(S501)。オペレータのキーボード
上の「読みキー」操作により「こうりでかねをかす」と
順に読み文字が入力される。
【0024】読み文字の入力があれば、入力読み文字列
一時記憶部2に「変換キー」が押下されるまで読み文字
列が順次格納される(S502)。入力読み文字列一時
記憶部2には「こうりでかねをかす」が一時記憶され
る。「変換キー」が押下されると(S503)、補正変
換部4で入力読み文字列一時記憶部2に格納された読み
文字列の部分文字列を予め定めた規則に従って読み替
え、単語辞書3を参照して仮名漢字変換処理を行う(S
504)。この結果、入力文字列「こうりでかねをか
す」は、「氷で金を貸す」に仮名漢字変換される。
【0025】S505では、読み文字列を読み替えた部
分を含む文節と読み替えずに仮名漢字変換を行った文節
とに区別して、補正変換文字列一時記憶部5に一時記憶
される。さらに補正変換部4において、読み替えた文節
を含むか否かが判定され(S506)、読み替えた文節
を含むときはS507に、含まないときはS509に分
枝する。本実施例では、部分文字列「こうり」を「こお
り」に読み替えているのでS507に進む。
【0026】一時記憶された部分文字列に読み替えた部
分を含むので表示属性更新部7で読み替えた部分(文
節)は、「下線つき」の表示属性に更新される(S50
7)。補正変換文字列一時記憶部5に一時記憶された表
示データの内容を図6に示す。次にS508では、警告
出力部9によって「補正変換した文節があります」の表
示を付加し、補正変換を行ったときの警告を発生する。
【0027】表示装置6には、表示データに基づいて表
示制御部8の制御により図7に示すように表示される
(S509)。なお、S506から分枝した読み替えた
部分を含まずに仮名漢字変換されたときも、表示装置6
にその内容が表示され(S509)。オペレータが、
「こうりでかねをかす」と正しく入力したのに間違って
仮名漢字変換されたことを「下線つき」の表示属性と
「補正変換した文節があります」の警告文とによって気
付き、制御指示入力部12から例えば「変換キー」を押
下して制御指示を入力すると(S511)、制御部13
は通常変換部10を起動し、通常変換部10が単語辞書
3を参照して元の入力読み文字列について仮名漢字変換
を行い(S512)、S513に進む。制御指示入力が
なければS514に分枝する。
【0028】表示制御部8では、読み替えられて仮名漢
字変換された文節を通常変換部10で読み替えずに仮名
漢字変換した文節に置き変え(S513)、図8に示す
ように表示装置6に表示する(S509)。次に「読み
キー」の入力を待ち(S510)、S501に戻る。以
下、本発明の第2実施例における文字処理装置100の
動作を入力文字列「きりうをもつ」について前記実施例
と同様に図5を参照して説明する。
【0029】オペレータが、「きのうをもつ(機能を持
つ)」と入力したかったが、間違えて「きりうをもつ」
と入力してしまった場合である。S501でオペレータ
からの入力があると、入力読み文字列一時記憶部2に
「きりうをもつ」と順次格納される(S502)。「変
換キー」が押下されると(S503)、補正変換部4
で、図3で示す読み替えの規則に従って、図9に示す解
釈読みが行われ、単語辞書3を参照して図4に示すよう
に漢字仮名交じり文字列「機能を持つ」に変換され(S
504)、一時記憶される(S505)。
【0030】次に読み替えた文節を含むか否かが判定さ
れ(S506)、読み替えた文節を含むので表示属性が
更新され(S507)、警告が発生され(S508)、
表示装置6に図10に示すように漢字仮名交じり文字列
「機能を持つ」と正しく表示される。「読みキー」の入
力があれば(S510)、S501に戻る。本発明の第
3実施例における文字処理装置100の動作を入力文字
列「よいかいりがする」について図5を参照して説明す
る。この場合、正しくは「よいかおりがする(よい香り
がする)」と入力すべきであったものである。
【0031】S501でオペレータからの入力がある
と、入力読み文字列一時記憶部2に「よいかいりがす
る」と順次格納される(S502)。「変換キー」が押
下されると(S503)、補正変換部4で、図3に示す
読み替えの規則に従って、メモリ部と読み出し部とによ
って「解釈読み」が行われ、「かいりが」を「かくり
が」、「かんりが」、「かおりが」に読み替えられ、単
語辞書3を参照して、変換部によってそれぞれ仮名漢字
変換された「表記」が得られる(S504)。
【0032】仮名漢字変換処理された結果が補正変換文
字列一時記憶部5に一時記憶される(S505)。補正
変換部4の判定部によって読み替えた文節を含むか否か
が判定され(S506)、読み替えた部分を含むので、
表示属性更新部7で補正変換文字列一時記憶部5に一時
記憶された読み替えて仮名漢字変換された文節の表示属
性が更新される(S507)。
【0033】S508では、警告出力部9から警告が発
生され、表示装置6には、図11に示すように、読み替
えて仮名漢字変換された文節「隔離が」の表示属性を
「下線つき」にし、「補正変換した文節があります」の
警告文が漢字仮名交じり文字列「よい隔離がする」と共
に表示される(S509)。オペレータは間違って補正
変換されたことを表示装置6の画面を見て知るので、
「読みキー」の入力は行われず(S510)、制御指示
入力が行われないので(S511)、S514に進む。
【0034】S514では、「カーソル移動キー」が押
下されているか否かが判断され、「カーソル移動キー」
が入力されていればS515に進み、入力されていなけ
れば処理を終わる。S515では、カーソル位置検出部
14によってカーソル位置が読み替えを行った文節にあ
るか否かが判定され、あるときはS516に、ないとき
はS509に分枝する。本実施例では、読み替えて補正
変換された文節が間違っているので、オペレータは「カ
ーソル移動キー」を操作してカーソル17を読み替えを
行った文節に移動する。
【0035】S516では、カーソル位置にある文節の
別の読み替えをして仮名漢字変換を行った候補を表示す
る表示データが補正候補制御部15によって作成され
る。本実施例では補正変換文字列一時記憶部5に一時記
憶された内容を図12に示すように、読み替えられて仮
名漢字変換が行われた部分が「隔離が」の他に「管理
が」と「香りが」と複数存在する。そこで補正候補制御
部15は、図12中の「表示属性」に示される「第2候
補」「第3候補」を抽出し、表示装置6に図13に示す
ように表示する(S517)。
【0036】補正候補選択部16からオペレータによっ
て補正候補が選択されたか否かが判定され(S51
8)、選択されたときにはS519に、選択されなかっ
たときにはS514に分枝する。S519では、選択さ
れた補正候補に変更され、表示装置6に表示される(S
509)。即ち、オペレータは表示装置6の画面を見
て、図13に示す「香りが」を選ぶため「次候補キー」
を2度押下すると(S518)、図13に網掛け表示さ
れた「隔離が」が「香りが」に変更され(S519)、
漢字仮名交じり文字列が表示され(S509)、S51
0に進む。
【0037】なお、上記実施例で警告メッセージを表示
装置6に表示するとしたけれども、画面をフラッシュし
てもよいし、警告音を鳴らしてもよい。表示属性を「下
線つき」としたけれども、「反転表示」、「点滅表示」
など通常の変換部分と区別できるようにすればよい。文
節単位で表示属性を変えるとしたけれども、単語単位と
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、3に係
る発明によれば、読み替えて仮名漢字変換された場合に
元の入力読み文字列が正しいときに、制御指示入力手段
から特定のキー操作をすることによって、補正変換した
文字列を通常の仮名漢字変換を行った文字列に容易に変
えることができ、操作性の向上した文字処理方法および
装置を得ることができるので、オペレータの労力を軽減
することができる。
【0039】また、請求項2、4に係る発明によれば、
読み替えて補正変換を行った部分が存在することを容易
に知ることができ、かつ補正変換の他の候補を容易に選
択することができる文字処理方法および装置を得ること
ができるのでオペレータの操作性は格段に向上する。
た、請求項5、6に係る発明によれば、補正変換の他の
候補を容易に選択することができる文字処理方法および
装置を得ることができるのでオペレータの操作性は格段
に向上する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み文字列を入力して漢字仮名交じり文
    を作成する文字処理方法であって、 読み文字列を入力する読み入力ステップと、 入力された読み文字列の部分読み文字列を所定の読みに
    解釈し、仮名漢字変換する補正変換ステップと、 変換された漢字仮名交じり文を表示する表示ステップ
    と、 変換された漢字仮名交じり文が入力された読み文字列と
    異なったとき、オペレータからの指示を受け付ける制御
    指示入力ステップと、 前記指示に基づき前記入力ステップにおいて入力された
    読み文字列を仮名漢字変換する通常変換ステップと、 前記表示ステップで表示された補正変換ステップにおい
    て変換された漢字仮名交じり文を前記通常変換ステップ
    において変換された漢字仮名交じり文に置換する表示置
    換ステップとを有して実行することを特徴とする文字処
    理方法。
  2. 【請求項2】 前記補正変換ステップは、 部分読み列が所定の読みに読み替えられた部分を含んで
    いるか否かを判定するサブステップを含み、 前記補正変換ステップと表示ステップとの間に、 読み替えられた部分を含んでいると判定されたとき、前
    記補正変換ステップで読み替えられて仮名漢字変換され
    た部分の表示属性を更新する表示属性更新ステップと、 前記読み替えられて仮名漢字変換された部分を含む漢字
    仮名交じり文の表示に付加して警告を発生する警告発生
    ステップとを有し、 前記表示置換ステップの後に前記表示ステップにおいて
    表示された読み替えられて仮名漢字変換された部分が変
    更を要するとき、オペレータからの変更指示を受け付け
    る変更指示入力ステップと、 前記補正変換ステップにおいて仮名漢字変換が行われた
    部分が複数存在するとき、前記変更指示に従い、他の読
    み替えられて仮名漢字変換された部分を表示する候補表
    示制御ステップと、 表示された他の仮名漢字変換された部分から一の仮名漢
    字変換された部分を選択する選択ステップとを有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の文字処理方法。
  3. 【請求項3】 読み文字列を入力して漢字仮名交じり文
    を作成する文字処理装置であって、 読み文字列を入力する読み入力手段と、 読み入力手段から入力された読み文字列を一時記憶する
    文字列一時記憶手段と、 一時記憶手段に記憶された読み文字列の部分読み列を所
    定の読みに解釈し、仮名漢字変換する補正変換手段と、 補正変換手段において変換された漢字仮名交じり文を表
    示する表示手段と、 表示手段に表示された漢字仮名交じり文が入力された読
    み文字列と異なったとき、オペレータからの指示を受け
    付ける制御指示入力手段と、 前記指示に基づき前記一時記憶手段に一時記憶された読
    み文字列を仮名漢字変換する通常変換手段と、 前記表示手段に表示された補正変換手段において変換さ
    れた漢字仮名交じり文を前記通常変換手段において変換
    された漢字仮名交じり文に置換する表示置換手段とを備
    えることを特徴とする文字処理装置。
  4. 【請求項4】 前記補正変換手段において部分読み列を
    所定の読みに読み替えられた部分を含んでいるか否かを
    判定する判定手段と、 前記判定手段において読み替えられた部分を含んでいる
    と判定されたとき、前記補正変換手段で読み替えられて
    仮名漢字変換された部分の表示属性を更新する表示属性
    更新手段と、 前記表示手段において前記表示属性の変更に従い読み替
    えられて仮名漢字変換された部分を表示する変更表示手
    段と、 前記読み替えられた仮名漢字変換された部分を含む漢字
    仮名交じり文の表示に付加して警告を発生する警告発生
    手段と、 前記表示制御手段において表示された、読み替えられて
    仮名漢字変換された部分に変更を要するとき、オペレー
    タからの変更指示を受け付ける変更指示入力手段と、 前記補正変換手段において仮名漢字変換が行われた部分
    に複数の仮名漢字変換が存在するとき、前記変更指示に
    従い、他の読み替えられて仮名漢字変換された部分を表
    示する候補表示制御手段と、 表示された他の仮名漢字変換された部分から一の仮名漢
    字変換された部分を選択する選択手段とを備えることを
    特徴とする請求項4記載の文字処理装置。
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