JPH07160051A - 二成分系現像剤 - Google Patents

二成分系現像剤

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JPH07160051A
JPH07160051A JP5303683A JP30368393A JPH07160051A JP H07160051 A JPH07160051 A JP H07160051A JP 5303683 A JP5303683 A JP 5303683A JP 30368393 A JP30368393 A JP 30368393A JP H07160051 A JPH07160051 A JP H07160051A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質の現像ができ、画像担体表面の残留ト
ナー回収が完全であり、装置全体の小型化ができる二成
分系現像剤を提供する。 【構成】 平均粒径5〜100μm、好ましくは5〜5
0μmの非球形状に形成した磁性粒子からなるキャリア
と、平均粒径10μm以下であり、σs 50emu/g
以下に形成した磁性トナーとを混合する。また磁性トナ
ーの保磁力iHcを50Oe以下に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プリンタ、フ
ァクシミリ等において使用される静電荷像を現像する現
像剤に関するものであり、特に小粒径の磁性粒子からな
るキャリアと、磁性トナーとを混合してなる二成分系現
像剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来電子写真法を応用したプリンタ、フ
ァクシミリ等においては、例えば円筒状に形成した感光
体ドラム上に情報に対応した静電荷像を形成し、感光体
ドラムと対向して設けた永久磁石部材を内蔵する現像ロ
ールにより、磁性現像剤を吸着搬送し、現像領域におい
て磁気ブラシを形成すると共に、この磁気ブラシによっ
て前記感光体ドラム上の静電荷像形成面を摺擦し、トナ
ー像として顕像化する。そしてこの顕像化したトナー像
を記録紙に転写した後、熱定着するのが最も一般的な手
段である。
【0003】この場合トナー像を記録紙に転写した後に
おいても、画像担体である感光体ドラム上にはトナーが
若干残留しているため、この残留トナーを除去するため
のクリーニング装置を設けているのが通常である。この
ため感光体ドラムの周辺に上記クリーニング装置のため
のスペースを確保しなければならず、画像形成装置全体
のコンパクト化を阻害するという問題点がある。
【0004】一方装置全体の小型化を図る手段の例とし
て、上記クリーニング装置を省略し、感光体ドラムと現
像ロールとが対向する領域において、感光体ドラム上に
残留するトナーの回収と静電荷像の顕像化とを併せて行
なう、所謂現像清掃器を設けたものがある(例えば特開
平4−86878号公報参照)。このようにクリーニン
グ装置を省略した画像形成装置においては、トナーと球
形状に形成した磁性キャリアとを混合してなる磁性現像
剤を使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに球形状に形成した磁性キャリアを使用した場合に
は、磁性キャリアの比表面積が小であるため、トナーと
の接触面積が必然的に小となる結果、トナーの摩擦帯電
量が小となり、画像濃度が低く、鮮明な画像を形成する
ことができないという問題点がある。
【0006】また精細な画像を形成するために、磁性キ
ャリアを小粒径化すると、薄い現像剤層が形成され、解
像度の高い、高品質の画像を得ることができるが、現像
手段による磁性キャリアに対する磁気的保持力が不足す
る結果、キャリア飛散が増加し、現像手段近傍の汚染、
キャリア付着による画質の低下等を惹起するという問題
点がある。
【0007】なお上記のような二成分系現像剤を構成す
る磁性トナーは磁性粉を含有しているため、現像ロール
の回転により、感光体ドラム上に形成された画像上の磁
性トナーが転動し易く、尾引き等の原因となり、画質を
低下させるという問題点もある。
【0008】更に上記のようにトナーの回収と静電荷像
の顕像化とを併せて行う現像清掃器を使用して、感光体
ドラム1回転につき1回現像を行なった場合、記録紙に
トナー像を転写した後の残留トナーが感光体ドラムに存
在した際に、現像清掃部で残留トナーが完全に回収され
ず、現像後においても前の静電荷像形成部に付着残留し
ていることがある。
【0009】上記のような残留トナーの回収不良がある
と、得られた画像の品質を著しく低下させるという問題
点がある。一方このような問題点を解決するために、感
光体ドラム2回転につき1回現像を行なう手段を使用
し、前記残留トナーの完全回収を行なう方式もあるが、
このような方式においては、必然的に画像形成速度が低
下し、情報伝達の迅速化の要請に応えられない場合があ
るという問題点がある。
【0010】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
を解決し、高画質の現像が可能であると共に、画像担体
表面の残留トナー回収が完全であり、かつ装置全体の小
型化が可能である静電荷像現像用の二成分系現像剤を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、平均粒径5〜100μm、好ま
しくは5〜50μmの非球形状に形成した磁性粒子から
なるキャリアと、平均粒径10μm以下であり、σs 5
0emu/g以下に形成した磁性トナーとを混合する、
という技術的手段を採用した。
【0012】上記磁性トナーは、保磁力iHcを50O
e以下に形成することが好ましい。本発明において、磁
性粒子の平均粒径が小であると、所謂キャリア飛散が発
生して画像担体の表面に付着し、画質を低下させること
となり好ましくない。一方粒径が大であると画像が荒れ
易くなるため不都合である。従って磁性粒子の平均粒径
は5〜100μm、好ましくは5〜50μmとするのが
よい。
【0013】上記のような磁性粒子は、ソフトフェライ
ト粉末(Ni−Zn系,Mn−Zn系,Mg−Zn系,
Cu−Zn系等)あるいは粉砕鉄粉、還元鉄粉等の鉄
粉、マグネタイトまたは磁性体を樹脂中に分散した粒子
の何れでもよく、形状としては、多面体形、多面形状、
鱗状、偏平状、不定形状等の非球形状に形成し、比表面
積を大にすることが好ましい。但し、キャリア付着防止
の点から、磁性粒子としては飽和磁化(σs )が60e
mu/g以上のものが望ましい。
【0014】また本発明の現像剤用キャリアは、上記の
磁性粒子の表面を樹脂材料によって被覆して形成しても
よい。このような樹脂材料としては、P−クロルスチレ
ン、メチルスチレン等のスチレン類:塩化ビニル、臭化
ビニル、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル類:酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル、酢酸ビ
ニル等のビニルエステル類:アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ルーブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸3−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α
−クロルアクリル酸メチル、メタアクリル酸ブチル等の
α−メチレン脂肪族モノカルボン酸のエステル類:アク
リルニトリル、メタアクリロニトリル、アクリルアミ
ド、ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル類:ビニ
ルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプ
ロペニルケトン等のビニルケトン類などの単量体を重合
させたホモポリマー又はコポリマー、あるいはこの他の
樹脂としてエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ロジン変性
フェノールホルマリン樹脂、セルローズ樹脂、ポリエー
テル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹
脂、スチレン−ブタジエン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、4フッ化エチレン等のフッ素樹脂
などを単独で若しくはブレンドして使用することができ
る。
【0015】このうち、スチレン−アクリル系樹脂、シ
リコーン樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン樹
脂、セルローズ樹脂等が特に有用である。上記のような
被覆キャリアは、例えば次のようにして作製することが
できる。まず樹脂を適当に溶解するが溶剤として、例え
ばベンゼン、トルエン、キシレン、メチルエチルケト
ン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ヘキサン等を
使用することができる。また樹脂をエマルジエンとして
使用することもできる。樹脂溶液又はエマルジョンは磁
性粒子の表面を均一に被覆するようにスプレーする。均
一な表面被覆を得るために、磁性粒子を流動状態に維持
するのが好ましい。この目的にはスプレードライヤー又
は流動床等を使用することが望ましい。樹脂溶液のスプ
レーは約200℃以下、好ましくは約100〜150℃
の雰囲気で行ない、溶剤を迅速に除去する。この工程で
樹脂被覆の乾燥まで行なう。また樹脂エマルジョンの場
合、スプレーは、常温〜100℃で行ない、樹脂を磁性
粒子表面に融着させる。
【0016】次に磁性トナーの平均粒径が10μmを超
えると、解像度が低下し、近年要請されている400D.
P.I.以上の高画質の現像に対応できないため好ましくな
い。但し、平均粒径が小さすぎると、トナーの飛散が生
じ易くなるため、平均粒径は3μm以上とすることが好
ましい。
【0017】また磁性トナーの保磁力iHcが50Oe
を超え、若しくは飽和磁化σs が50emu/gを超え
ると、現像ロールの回転により、画像担体上に形成され
た画像上の磁性トナーが転動し易くなり、尾引き等の原
因となり、画質を低下させるため好ましくない。
【0018】上記のような磁性トナーを形成するために
含有させる磁性粉としては、例えばマグネタイト、ヘマ
タイト等の酸化鉄を使用することができる。また磁性ト
ナーに所定の磁気特性を付与するために、磁性粉の含有
量は10〜70重量%の範囲が適当である。
【0019】本発明における磁性トナーは、上記の磁性
粉と定着用樹脂を必須成分として含有し、任意成分とし
て流動性改質剤(疏水性シリカ、アルミナ等の無機質微
粒子など)、荷電制御剤(ニグロシン系染料、含Crア
ゾ系染料など)、離型剤(ポリアルキレンなど)、着色
剤(カーボンブラックなど)等の公知の添加剤を含有し
てもよい。定着用樹脂は、定着方式に応じて適宜選定す
ればよく、例えば熱ロール定着方式の場合は、スチレン
系樹脂またはポリエステル樹脂を使用することが望まし
い。なお上記の磁性トナーは、粉砕法や噴霧乾燥法ある
いは懸濁重合法などの公知の手法によって製造すること
ができる。
【0020】
【作用】上記の構成により、現像清掃領域における磁気
ブラシの残留トナーに対する剥離回収作用を向上させる
ことができ、静電荷像形成前における画像担体の表面の
清掃工程を省略した画像形成手段においても、静電荷像
形成部の残留トナーを完全に回収することができ、鮮明
かつ高品質の画像を得ることができる。なお本発明の二
成分系現像剤は、静電荷像形成前において画像担体の表
面の清掃を行なう画像形成方法に対しても、当然に使用
可能である。
【0021】
【実施例】まず軟鋼屑を一次粉砕した後、油焼、選鉱等
の工程を経た後、窒化処理して脆い一次粒子を形成す
る。この一次粒子を粉砕処理した後、分級して平均粒径
が夫々5μm、10μm、30μm、50μm、100
μm、120μmの鉄粉粒子を得た。これらの鉄粉粒子
は多面形状、偏平状を呈する非球形であり、体積固有抵
抗は4×105 Ω・cmであり、これらを現像剤用キャリ
アとした。
【0022】一方比較例として球形状の鉄粉粒子からな
る現像剤用キャリアを次の要領で作製した。すなわち上
記一次粒子の粉砕処理後、脱窒処理し、表面を酸化、還
元処理して分級後、平均粒径30μmの球形状の現像剤
用キャリアを得た。この現像剤用キャリアの体積固有抵
抗は8×105 Ω・cmであった。
【0023】次に下記の原材料配合により、荷電型磁性
トナーを作製した。 スチレン−nブチルメタクリレート 50重量部 (Mw=21×104 ,Mn=1.6×104 ) マグネタイト(iHc=30Oe) 45重量部 ポリプロピレン(三洋化成製 ビスコール550P) 3重量部 荷電制御剤(オリエント化学製 ボントロンE−81) 2重量部 上記配合の原料を、加熱ローラを有するニーダで30分
間混練を行ない、冷却、固化後、粉砕、分級を行なっ
て、体積平均粒径9μmの磁性トナーとした。この磁性
トナーの体積固有抵抗は3×1014Ω・cm、保磁力iH
cは30Oe、飽和磁化σs は36emu/gであっ
た。
【0024】なお上記体積固有抵抗は、測定すべきサン
プルを数十mg採取し、ダイヤルゲージを改良した3.05
mmφ(断面積0.073cm2 )のテフロン(商品名)製絶
縁シリンダ中に充填し、0.1kgf の圧力を印加した状態
で、D.C.4000V/cmの電場で荷電型磁性トナーに対
するものを、またD.C.200V/cmの電場で現像剤用キ
ャリアに対するものを測定して算出した。測定には横河
ヒューレッドパッカード製絶縁抵抗計(4329A型)
を使用した。またキャリアおよび磁性トナーの磁気特性
は、振動試料型磁力計(東英工業(株)製 VSM−3
型)により、最大10kOeの磁場を印加して測定し
た。
【0025】上記現像剤用キャリアと磁性トナーとを混
合してトナー濃度30重量%の現像剤を作製し、次に記
述する画像形成手段により画像評価した。次に図1は本
発明の実施例における画像形成手段の例を示す要部構成
説明図である。図1において、1は画像形成ユニットで
あり、後述する構成部材を収容すると共に、コントロー
ルユニット2上に一体に設けられている。3は感光体ド
ラムであり、円筒状に形成され、外周面に酸化亜鉛若し
くは有機半導体からなる感光層(図示せず)を備え、画
像形成ユニット1内に矢印方向に回転可能に設けられ
る。4は帯電器、5は後述するように形成した現像清掃
器、6は転写器であり、夫々感光体ドラム3の外周近傍
に設けられる。8はマグネットロールであり、現像清掃
器5に回転可能に設けられると共に感光体ドラム3に臨
むように形成されている。
【0026】次に9は定着器であり、画像形成ユニット
1の記録紙経路10の下流側に設けられ、加熱ロール1
9および加圧ロール20を圧接回転可能に形成して構成
される。なお加熱ロール19および加圧ロール20は各
々外径を20mmに形成し、線圧0.5kg/cmで圧接させて
構成する。加熱ロール19は例えばアルミニウムからな
る芯材の外周に電気抵抗材料からなる発熱体を設けると
共に、その外周に例えばPTFEからなる離型性層を1
0μm程度被着させて構成する。一方加圧ロール20は
前記加熱ロール19と同様な材料からなる芯材の外周
に、例えばシリコンゴムからなる外層を被着させて構成
する。
【0027】上記の構成により、コントロールユニット
2を介して画像形成ユニット1内の夫々の構成部材を駆
動状態若しくは作動状態とし、レーザスキャナ16に情
報若しくは画像に対応する電気信号を入力させる。次に
感光体ドラム3は帯電器4により表面を一様に帯電さ
れ、この帯電された表面に前記電気信号によるレーザビ
ームが照射されて静電荷像が形成される。そしてこの静
電荷像は、現像清掃器5においてマグネットロール8に
よって吸着搬送される磁性現像剤により、トナー像とし
て顕像化され、転写器6により記録紙経路10を移動す
る記録紙(図示せず)上に転写される。なお転写後に感
光体ドラム3上に残留する磁性トナーは、上記現像清掃
器5における静電荷像の顕像化(現像)時において、感
光体ドラム3上から同時に除去される。
【0028】次にトナー像を担持する記録紙は定着器9
に給送され、加熱ロール19の熱が記録紙上のトナー像
に伝播され、磁性トナーを構成する結着樹脂が溶融し、
定着が行なわれるのである。
【0029】図2は図1におけるマグネットロール8を
示す要部拡大横断面図である。図2において、マグネッ
トロール8は例えばハードフェライトのような焼結粉末
磁石材料により円柱状に一体成形し、若しくは強磁性磁
石材料粉末とバインダーとの混合物により円柱状に一体
成形してなる永久磁石部材21と、例えばアルミニウム
合金若しくはステンレス鋼等の非磁性材料によって中空
円筒状に形成したスリーブ22とを同軸的に設けて形成
する。
【0030】永久磁石部材21の外周面には軸方向に延
びる複数個の磁極を設け、特定の磁極(例えばN極)を
感光体ドラム3と対向させて固定する。なおスリーブ2
2は永久磁石部材21の回りを反時計方向に回転するこ
とにより、磁性現像剤(図示せず)を吸着して、感光体
ドラム3に搬送するように形成する。
【0031】上記の構成により、マグネットロール8と
感光体ドラム3とが対向する領域においては、磁極Nに
より磁性現像剤による磁気ブラシ23が形成され、感光
体ドラム3の表面を摺擦する。従って前記図1に示す転
写器6を通過後においても感光体ドラム3上に残留する
磁性トナーは、磁気ブラシ23によって除去回収される
と共に、感光体ドラム3上に形成された静電荷像が現像
される。すなわち磁性現像剤中の磁性トナーが前記静電
荷像に付着して顕像化したトナー像となるのである。
【0032】次に前記鉄粉キャリアと荷電型磁性トナー
とを混合してなる現像剤を使用し、図1に示す画像形成
ユニット1により、画像形成を行なった結果について記
述する。まず感光体ドラム3を帯電器4によって−55
0Vに一様帯電させ、表面速度60mm/秒で矢印方向に
回転させる。
【0033】現像清掃器5を構成するマグネットロール
8は、SUS304からなるスリーブの外径を20mmと
し、矢印方向に150r.p.m.で回転させる。なお図2に
示す永久磁石部材21は6極着磁とし、スリーブ22上
の表面磁束密度を750Gとした。なおスリーブ22に
は−450Vのバイアス電圧を印加し、ドクターギャッ
プおよび現像ギャップを各々0.2mmおよび0.3mmとし
た。また転写後の熱ロール定着は、温度180℃、線圧
1kgf/cmで行なった。
【0034】表1は前記のようにして作製した現像剤を
使用して画像形成した結果を示す表である。
【0035】
【表1】
【0036】表1から明らかなように、比較例(No.7)
に示す球形キャリアを使用した場合は、画像濃度がやや
低く、また地カブリやキャリア付着が発生する。これに
対して実施例(No.1〜6)に示す非球形キャリアを使用
した場合は、画像濃度および解像度が高く、しかも尾引
き、地カブリ、キャリア付着のない高画質の画像が得ら
れる。但し、非球形キャリアを使用したものにおいて
も、平均粒径が100μmより大であると(No.6)ドラ
ム傷が発生する。従ってキャリアの平均粒径は100μ
m以下がよく、更に解像度の点からキャリアの平均粒径
は50μm以下とするのが望ましい。
【0037】次に磁性トナー中に含有させる磁性粉の種
類およびその含有量を変更して、磁性トナーとして表2
に示すものを作製し、前記と同様の条件で画像形成した
結果を併記する。なお使用したキャリアは、前記表1に
示すNo.3のもの(平均粒径30μm)である。
【0038】
【表2】
【0039】表2から明らかなように、磁性トナーの保
磁力および飽和磁化が大であると(No.10,No.11)尾
引きが発生するが、保磁力が50Oe以下でかつ飽和磁
化が50emu/g以下であると(No.8,No.9)、尾引
き、地カブリ、キャリア付着がなく、しかも画像濃度お
よび解像度が高い高品質の画像が得られる。
【0040】上記の実施例においては、現像剤用キャリ
アと磁性トナーとを混合し、トナー濃度30重量%とし
たものについて記述したが、この場合トナー濃度は10
〜90重量%、好ましくは10〜40重量%の範囲とす
るのがよい。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから、小粒径かつ非球形状のキャリアを使用す
ることにより、画質を向上させ得ると共に、キャリア飛
散を防止することができる。また現像清掃領域における
磁気ブラシの残留トナーに対する剥離回収作用を向上さ
せることができ、画像担体の表面の清掃手段若しくは清
掃工程を省略した画像形成の場合においても、残留トナ
ーを完全に回収することができる。
【0042】また比較的低磁力の磁性トナーを使用する
ことにより、画像担体上に形成された画像上における磁
性トナーの転動に起因する尾引き等の発生を防止でき
る。従って鮮明かつ高品質の画像を得ることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における画像形成手段の例を示
す要部構成説明図である。
【図2】図1におけるマグネットロール8を示す要部拡
大横断面図である。
【符号の説明】
3 感光体ドラム 5 現像清掃器 8 マグネットロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径5〜100μm、好ましくは5
    〜50μmの非球形状に形成した磁性粒子からなるキャ
    リアと、平均粒径10μm以下であり、σs50emu
    /g以下に形成した磁性トナーとを混合したことを特徴
    とする二成分系現像剤。
  2. 【請求項2】 磁性トナーの保磁力iHcを50Oe以
    下に形成したことを特徴とする請求項1記載の二成分系
    現像剤。
JP5303683A 1993-12-03 1993-12-03 二成分系現像剤およびそれを使用した画像形成方法 Expired - Fee Related JP3009576B2 (ja)

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