JPH07160012A - バインダー樹脂及びこれを含有する電子写真感光体 - Google Patents

バインダー樹脂及びこれを含有する電子写真感光体

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JPH07160012A
JPH07160012A JP30194093A JP30194093A JPH07160012A JP H07160012 A JPH07160012 A JP H07160012A JP 30194093 A JP30194093 A JP 30194093A JP 30194093 A JP30194093 A JP 30194093A JP H07160012 A JPH07160012 A JP H07160012A
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明彦 伊丹
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリア輸送物質と良好な相溶性を有すると
ともに電気特性及び摩耗やキズといった機械的強度にも
優れたバインダー樹脂を提供し、それらを用いた電子写
真感光体を提供する。 【構成】 下記一般式(1)〜(3)で表される繰り返
し単位を有するバインダー樹脂において、全繰り返し単
位の1%以上が一般式(1′)〜(3′)で表される繰
り返し単位によって置換されているバインダー樹脂また
はこれらの樹脂を硬化してなる層を有する電子写真感光
体。 【化21】 【化22】 【化23】 式中、R1〜6は水素原子、アルキル基等を表し、Xは
水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基等を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体用バイン
ダー樹脂及びこれを用いた電子写真感光体に関し、良好
な電気特性を有し、またキャリア輸送物質との相溶性に
優れ、かつ機械的な耐久性に優れた電子写真感光体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、可視光に光感度を有する電子写真
感光体は複写機、プリンター等に広く使用されている。
このような電子写真感光体としてはセレン、酸化亜鉛、
硫化カドミウム等の無機光導電物質を主成分とする感光
層を設けた無機感光体が広く使用されている。しかしな
がら、このような無機感光体は複写機等の電子写真感光
体として要求される光感度、熱安定性、耐湿性、耐久性
等の特性において必ずしも満足できるものではない。例
えば、セレンは熱や手で触ったときの指紋の汚れ等によ
り結晶化するため、電子写真感光体としての上記特性が
劣化しやすい。また硫化カドミウムを用いた電子写真感
光体は耐湿度性、耐久性に劣り、また酸化亜鉛を用いた
電子写真感光体は製造上、取扱い上の制約が大きいとい
う欠点もある。
【0003】このような無機光導電性物質を改善するた
めに、種々の有機光導電物質を電子写真感光体の感光層
に使用することが試みられ、近年活発に研究開発が行わ
れている。例えば、特公昭50-10496号公報にはポリ-N-
ビニルカルバゾールと2,4,7-トリニトロ-9-フルオレノ
ンを含有した感光層を有する有機感光体が記載されてい
る。しかし、この感光体も感度及び耐久性において十分
でない。そのため、感光層を二層に分けてキャリア発生
層とキャリア輸送層を別々に構成し、それぞれにキャリ
ア発生物質、キャリア輸送物質を含有させた機能分離型
の電子写真感光体が開発された。これはキャリア発生機
能とキャリア輸送機能を異なる物質に個別に分担させる
ことができるため、各機能を発揮する物質を広い範囲の
ものから選択することができる。そのため任意の特性を
有する電子写真感光体を比較的容易に得ることが期待さ
れている。
【0004】このような機能分離型の電子写真感光体の
感光層は通常バインダー樹脂中にキャリア発生物質ある
いはキャリア輸送物質を分散して形成される。このバイ
ンダー樹脂には感度、機械的強度などの点から従来ポリ
エステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート
樹脂などが用いられてきたが、これらの樹脂の有機溶剤
に対する溶解度は低く、そのため感光体の製造過程にお
いて、溶解性の高い樹脂が望まれていた。また前記樹脂
を用いる場合は、環境への有害性が強く指摘されている
ハロゲン系溶剤の使用を余儀なくされてきたが、近年地
球環境保護の観点から有害なハロゲン系溶剤を使用せず
製造が可能な地球環境に優しい感光体の開発が望まれて
いる。
【0005】また、従来の樹脂を用いた感光層はクリー
ニングブレードや付着トナー或いは転写紙との接触によ
って生ずる摩耗やキズといったいわゆる機械的強度が不
十分であった。
【0006】この問題点を解決するためにこれまでにポ
リウレタン樹脂などの硬化性樹脂中にキャリア発生物質
を分散する方法(特開昭51-23738号)、キャリア輸送層
に硬化性樹脂を用いる方法(特開昭56-51747号)、感光
層の上層に保護層を設ける方法(特開昭56-48637号)な
どが提案されてきた。しかしながらこれらの方法ではキ
ャリア輸送物質とバインダーの相溶性が悪いためキャリ
ア輸送物質の析出がおこるなどの問題が生じ、そのため
感度や残留電位などの電気的特性に悪影響を及ぼすなど
の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は良好な
電気特性を有する電子写真感光体を製造できるバインダ
ー樹脂の提供、及びこのバインダー樹脂を用いて感度、
帯電性、電位安定性等の優れた電気特性を得るととも
に、さらにキャリア輸送物質との相溶性に優れ、かつ機
械的な耐久性に優れた電子写真感光体を提供することに
ある。
【0008】また環境に有害なハロゲン系溶剤を使用す
る事なく電子写真感光体を製造できるバインダー樹脂を
提供することにある。
【0009】ハロゲン系溶剤の代替としては一般的には
ケトン系、エステル系、アルコール系溶剤等が考えられ
る。しかしながら現在広く使用されているポリエステル
樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ
メチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂など
は溶解性に問題があるため使用が制限される。一方、こ
れらの溶剤に可溶な樹脂としてはポリアミド樹脂、ホル
マール樹脂、ブチラール樹脂、フェノキシ樹脂などが挙
げられる。しかしながらこれらの樹脂はキャリア輸送物
質が共存する系ではキャリア輸送物質との相溶性が悪い
ため感光層の不透明化が起こり、その結果不透明部の光
透過量ムラによるカブリ発生の原因となる。更に、これ
らの樹脂は電気的特性に問題があった。即ち、本発明の
目的はこれらの問題点を克服し、かつキャリア輸送物質
との相溶性、電気的特性に優れたバインダー樹脂を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は下記一般式
(1)〜(3)で表される繰り返し単位を有するバイン
ダー樹脂において、全繰り返し単位の1%以上が一般式
(1′)〜(3′)で表される繰り返し単位によって置
換されていることを特徴とする電子写真感光体用バイン
ダー樹脂及び前記バインダー樹脂を用いた感光層を有す
る電子写真感光体、さらに前記バインダー樹脂を硬化し
てなる感光層を有する電子写真感光体に係るものであ
る。
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R1,R2は水素原子或いは置換
若しくは未置換のアルキル基、アリール基、フェニル基
を表し、R1とR2は結合して環を形成していてもよ
い。R3,R4は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基を表す。Xは水素原子、酸素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、
アリールオキシ基、あるいは複素環基を表す。)
【0013】
【化5】
【0014】(式中、R5は水素原子或いはアルキル基
を表し、m,nは0以上の整数を表す。Xは水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、あるいは複素環基を表す。)
【0015】
【化6】
【0016】(式中、R6は水素原子或いはアルキル基
を表し、Xは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
リール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、あるいは
複素環基を表す。) 本発明のバインダー樹脂は繰り返し単位中に存在するO
H基を部分的に他の官能基で置換することによって得る
ことができる。これは樹脂中のOH基が多く存在してい
ると極性が高すぎて、通常のキャリア輸送物質との相溶
性が悪くなるのを改善したものである。一方、置換され
た樹脂には適度な極性基や残存OH基が存在しているた
め、ハロゲン系溶剤は勿論上記の脱ハロゲン系溶媒にも
可溶となる。すなわち本発明の樹脂はキャリア輸送物質
との相溶性と脱ハロゲン化溶媒への溶解性の両立を可能
にしたものである。OH基が他の官能基に置換されてい
る割合は1%以上であるが、望ましくは10%以上90%以
下、更に25%以上75%以下が最も好ましい。
【0017】本発明のバインダー樹脂は一般式(1)〜
(3)の繰り返し単位を有する樹脂中のOH基を他の官
能基で置換することによって得ることができる。例えば
ジメチル硫酸によるメチル化反応、酸性条件下でのオレ
フィンとの反応、ハロゲン化反応、アシル化反応、ヒド
ロピラン類との反応などが挙げられるが、本発明の樹脂
の製造法はこれらの方法に限定されるものではない。
【0018】また一般式(1)で表される繰り返し単位
を有する樹脂はビスフェノール化合物とエピクロロヒド
リンから得ることができる。式中のR1,R2の置換基
は用いるビスフェノール化合物によって種々考えられる
が、メチル基、エチル基、プロピル基、シクロヘキシル
などのアルキル基やフェニル基、ベンジル基、トリフル
オロメチル基などが望ましい。また一般式(2)で表さ
れる繰り返し単位を有する樹脂はアルコール性水酸基を
有するビニルモノマーから得ることができるが、具体例
としては2-ヒドロキシエチルメタクリレート、3-ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、3-ヒドロキシブチルメタ
クリレート、2,2-ビス(ヒドロキシメチル)エチルメタ
クリレート、2,2-ビス(ヒドロキシメチル)ブチルメタ
クリレート、3,3-ビス(ヒドロキシシメチル)ブチルメ
タクリレートなどが挙げられる。またこれらのモノマー
はアクリルやスチレンなど他のモノマーと共重合させて
もかまわない。一般式(3)で表される繰り返し単位を
有する樹脂はスチレンモノマーを重合させることにより
得ることができるが、重合の際、他のモノマーと共重合
してもかまわない。
【0019】本発明のバインダー樹脂は電子写真感光体
を形成する上でいずれの層にも用いられるがキャリア輸
送物質と良好な相溶性を示すことから感光層に用いるの
が望ましい。特に機能分離型感光体の場合にはキャリア
輸送層に用いるのが効果的である。
【0020】更に本発明の樹脂は種々の硬化剤で硬化す
ることにより高い機械的強度を得ることができ、キャリ
ア輸送物質との相溶性、電気的特性、耐久性のいずれに
も優れている。
【0021】本発明に用いられる樹脂を硬化する方法と
しては熱硬化、光硬化のいずれの方法も可能であるが、
一般的には硬化剤を用いて硬化される。硬化剤の種類と
してはポリイソシアネート化合物,イソシアネート基と
反応しうる基を有する化合物との部分反応によるブロッ
クイソシアネートなどのイソシアネート化合物、ユリア
樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等
が挙げられるが硬化剤はこれらに限定されるものではな
い。
【0022】イソシアネート化合物の具体的化合物例を
以下に示す。
【0023】
【化7】
【0024】
【化8】
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】
【0027】
【化11】
【0028】
【化12】
【0029】本発明の樹脂に対する硬化剤の割合は残存
OH基の数によって決定される。一般的には残存OH基
1個に対して硬化剤の反応点1個が対応するため樹脂に
対して10%〜200%であることが望ましい。硬化剤が少
なすぎると十分な機械的強度が得られず、また過剰の硬
化剤が存在すると電気的特性が悪くなる。
【0030】また本発明の樹脂を硬化した層は電子写真
感光体のいずれの層にも用いることができるが、良好な
機械的強度を有するため最表層であることが望ましい。
またキャリア輸送物質と良好な相溶性を示すことから感
光層、特に機能分離型感光体の場合には最表層に設けた
キャリア輸送層に用いるのが効果的である。
【0031】本発明の電子写真感光体に用いられるキャ
リア発生物質としてはフタロシアニン化合物、具体的に
はA型、B型、Y型などの結晶型のチタニルフタロシア
ニンをはじめチタニルフタロシアニンと他のフタロシア
ニンの混晶、更にはX型、τ型などの無金属フタロシア
ニン、銅フタロシアニン等に代表される各種の金属フタ
ロシアニン、ナフタロシアニン。その他ポルフィリン誘
導体、アゾ化合物、イミダゾールペリレン、ビスイミド
ペリレンなどのペリレン色素、アンサンスロン、アント
ラキノンなどの多環キノン色素、ペリノン色素、ピリリ
ウム化合物及びピリリウム化合物の共晶錯体、アズレニ
ウム化合物、スクエアリウム化合物などが挙げられる。
【0032】次に、本発明の電子写真感光体に用いられ
るキャリア輸送物質としては種々のものが使用できる
が、代表的なものとして例えばオキサゾール、オキサジ
アゾール、チアゾール、チアジアゾール、イミダゾール
等に代表される含窒素複素環核、及びその縮合環核を有
する化合物、ポリアリールアルカン系の化合物、ピラゾ
リン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリアリールアミ
ン系化合物、スチリル系化合物、ポリス(ビス)スチリ
ル系化合物、スチリルトリフェニルアミン系化合物、β
-フェニルスチリルトリフェニルアミン系化合物、ブタ
ジエン系化合物、ヘキサトリエン系化合物、カルバゾー
ル系化合物、縮合多環系化合物等が挙げられる。このキ
ャリア輸送物質の具体例としては例えば特開昭61-10735
6に記載のキャリア輸送物質を挙げることができるが、
特に代表的なものの構造を次に示す。
【0033】
【化13】
【0034】
【化14】
【0035】
【化15】
【0036】
【化16】
【0037】
【化17】
【0038】
【化18】
【0039】感光体の構成は種々の形態が知られてい
る。本発明の感光体は分散型或いは積層型の機能分離型
感光体のいずれの型もとることができる。通常は図1の
(1)〜(6)に示すような構成となる。(1)に示す
層構成は、導電性支持体1上にキャリア発生層2を形成
し、これにキャリア輸送層3を積層して感光層4を形成
したものであり、(2)はキャリア発生層2とキャリア
輸送層3を逆にした感光層4′を形成したものである。
(3)は(1)の層構成の感光層4と導電性支持体1の
間に中間層5を設けたものであり、(4)は(2)の層
構成の感光層4′と導電性支持体1との間に中間層5を
設け、それぞれ導電性支持体1のフリーエレクトロンの
注入を防止したものであり、(5)はキャリア発生物質
6とこれと組み合わされるキャリア輸送物質7を含有す
る感光層4″を形成したものであり、(6)はこの感光
層4″と導電性支持体1との間に上記の中間層5を設け
たものである。
【0040】さらに本発明の感光体の最表層には保護層
を設けることができる。
【0041】感光層の形成においてはキャリア発生物質
或はキャリア輸送物質を単独でもしくはバインダーや添
加剤とともに溶解させた溶液を塗布する方法が有効であ
る。しかし、一般にキャリア発生物質の溶解度は低いた
め、そのような場合キャリア発生物質を超音波分散機、
ボールミル、サンドミル、ホモミキサー等の分散装置を
用いて適当な分散媒中に微粒子分散させた液を塗布する
方法が有効となる。この場合、バインダーや添加剤は分
散液中に添加して用いられるのが通常である。
【0042】感光層の形成に使用される脱ハロゲン溶剤
或は分散媒としては広く任意のものを用いることができ
る。例えば、n-ブチルアミン、エチレンジアミン、N,N-
ジメチルホルムアミド、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン、4-メトキシ-4-メチル-2-ペンタ
ノン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチル、
酢酸n-ブチル、酢酸t-ブチル、メチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エチレングリコール
ジメチルエーテル、トルエン、キシレン、アセトフェノ
ン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル等が挙げられる。
【0043】キャリア発生層もしくはキャリア輸送層の
形成に際して、脱ハロゲン溶剤に可溶な範囲で他のバイ
ンダーを併用してもかまわない。併用バインダーとして
任意のものを選ぶことができるが、フィルム形成能を有
する高分子重合体が望ましい。このような重合体として
は例えば次のものをあげることができるが、これらに限
定されるものではない。
【0044】ポリカーボネート ポリカーボ
ネートZ樹脂 アクリル樹脂 メタクリル樹脂 ポリ塩化ビニル ポリ塩化ビニリデン ポリスチレン スチレン-ブタジエン共
重合体 ポリ酢酸ビニル ポリビニルホルマール ポリビニルブチラール ポリビニルアセタール ポリビニルカルバゾール スチレン-アルキッド樹
脂 シリコン樹脂 シリコン-アルキッド樹
脂 シリコン-ブチラール樹脂 ポリエステル ポリウレタン ポリアミド エポキシ樹脂 フェノール樹脂 塩化ビニリデン-アクリロニトリル共重合体 塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体 塩化ビニル-酢酸ビニル-無水マレイン酸共重合体 バインダーに対するキャリア発生物質の割合は10〜600
重量%が望ましく、さらには50〜400重量%とするのが
望ましい。バインダーに対するキャリア輸送物質の割合
は10〜500重量%とするのが望ましい。また、バインダ
ーに対する赤外吸収色素の割合は0.0001〜10重量%であ
り、特に望ましくは0.001%〜1重量%である。キャリ
ア発生層の厚さは0.01〜20μmとされるが、さらには0.0
5〜5μmが好ましい。キャリア輸送層の厚みは1〜100
μmであるが、さらには5〜30μmが好ましい。
【0045】上記感光層には感度の向上や残留電位の減
少、或は反復使用時の疲労の低減を目的として電子受容
性物質を含有させることができる。このような電子受容
性物質としては例えば、無水コハク酸、無水マレイン
酸、ジブロモ無水コハク酸、無水フタル酸、テトラクロ
ロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、3-ニトロ
無水フタル酸、4-ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリッ
ト酸、無水メリット酸、テトラシアノエチレン、テトラ
シアノキノジメタン、o-ジニトロベンゼン、m-ジニトロ
ベンゼン、1,3,5-トリニトロベンゼン、p-ニトロベンゾ
ニトリル、ピクリルクロライド、キノンクロルイミド、
クロラニル、ブロマニル、ジクロロジシアノ-p-ベンゾ
キノン、アントラキノン、ジニトロアントラキノン、9-
フルオレニリデンマロノニトリル、ポリニトロ-9-フル
オレニリデンマロノニトリル、ピクリン酸、o-ニトロ安
息香酸、p-ニトロ安息香酸、3,5-ジニトロ安息香酸、ペ
ンタフルオロ安息香酸、5-ニトロサリチル酸、3,5-ジニ
トロサリチル酸、フタル酸、メリット酸、その他の電子
親和力の大きい化合物を挙げることができる。電子受容
性物質の添加割合はキャリア発生物質の重量100に対し
て0.01〜200が望ましく、さらには0.1〜100が好まし
い。
【0046】また、上記感光層中には保存性、耐久性、
耐環境依存性を向上させる目的で酸化防止剤や光安定剤
等の劣化防止剤を含有させることができる。そのような
目的に用いられる化合物としては例えばトコフェロール
等のクロマノール誘導体及びそのエーテル化化合物もし
くはエステル化化合物、ポリアリールアルカン化合物、
ハイドロキノン誘導体及びそのモノ及びジエーテル化化
合物、ベンゾフェノン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導
体、チオエーテル化合物、ホスホン酸エステル、亜リン
酸エステル、フェニレンジアミン誘導体、フェノール化
合物、ヒンダードフェノール化合物、直鎖アミン化合
物、環状アミン化合物、ヒンダードアミン化合物などが
有効である。特に有効な化合物の具体例としては「IR
GANOX1010」、「IRGANOX 565」
(チバ・ガイギー社製)、「スミライザー BHT」
「スミライザー MDP」(住友化学工業社製)等のヒ
ンダードフェノール化合物「サノール LS−262
6」、「サノール LS−622LD」(三共社製)等
のヒンダードアミン化合物が挙げられる。
【0047】中間層、保護層等に用いられるバインダー
としては、上記のキャリア発生層及びキャリア輸送層用
に挙げたものを用いることができるが、そのほかにナイ
ロン樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-酢
酸ビニル-無水マレイン酸共重合体、エチレン-酢酸ビニ
ル-メタクリル酸共重合体等のエチレン系樹脂、ポリビ
ニルアルコール、セルロース誘導体等が有効である。ま
た、メラミン、エポキシ、イソシアネート等の熱硬化或
は化学的硬化を利用した硬化型のバインダーを用いるこ
とができる。
【0048】導電性支持体としては金属板、金属ドラム
が用いられる他、導電性ポリマーや酸化インジウム等の
導電性化合物、もしくはアルミニウム、パラジウム等の
金属の薄層を塗布、蒸着、ラミネート等の手段により紙
やプラスチックフィルムなどの基体の上に設けてなるも
のを用いることができる。
【0049】上記のようにして本発明のバインダー樹脂
およびこれを用いた電子写真感光体を得ることができる
が、その特長は本発明の樹脂はハロゲン系溶剤以外の溶
剤に対しても良好な溶解性を示すとともにキャリア輸送
物質との相溶性にも優れているので従来、ハロゲン系溶
剤の使用を余儀なくされてきた感光層の製造において脱
ハロゲン化溶剤を可能にすることができる。また、この
バインダー樹脂を含有する感光層は感度、帯電能、電位
安定性などの電気特性にも優れるという特性を有する。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0051】(合成例1)一般式(1)で示される繰り
返し単位を有するフェノキシ樹脂(PKHH:UCC社
製)10部をテトラヒドロフラン100部に溶解した溶液中
に2,3-ジヒドロピラン3部と濃塩酸0.1部を加えて3時
間反応させた。反応後、多量のメタノール中で反応物を
析出させ、更にメタノールで洗浄した後、乾燥して樹脂
約10部を得た。得られた樹脂を解析したところ反応前の
樹脂の約50%のOH基が残存していた。
【0052】(合成例2)合成例1において2,3-ジヒド
ロピランを30部、濃塩酸を0.5部用いた他は合成例1と
同様にして樹脂を得た。この樹脂には約20%のOH基が
残存していた。
【0053】(合成例3)合成例1において2,3-ジヒド
ロピランを1.5部用いた他は合成例1と同様にして樹脂
を得た。この樹脂には約80%のOH基が残存していた。
【0054】(合成例4)合成例1においてフェノキシ
樹脂の代わりにポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリレー
ト)を用いた他は合成例1と同様にして約50%の残存O
H基を有するメタクリル樹脂を得た。
【0055】(合成例5)ポリ(4-ヒドロキシスチレ
ン)12部、水酸化ナトリウム8部を水400部に溶解した
溶液中にジメチル硫酸19部を滴下し、そのまま室温で1
時間反応させた。反応後、析出した樹脂を水更にメタノ
ールで洗浄して乾燥し、11部の樹脂を得た。得られた樹
脂の残存OH基は20%以下であった。
【0056】(実施例1)ブラッグ角2θの9.5°、24.
1°、27.2°にピークを有するY型チタニルフタロシア
ニン1重量部にメチルエチルケトン100重量部、ポリビ
ニルブチラール樹脂1重量部を加え、ボールミルを用い
て分散した。
【0057】一方、アルミニウムを蒸着したポリエステ
ルベース上にワイヤーバー塗布法によってポリアミド樹
脂「CM8000」(東レ社製)からなる厚さ0.3μmの下引
き層を設けた後、得られた分散液をワイヤーバー塗布し
て厚さ0.2μmのキャリア発生層とした。ついでキャリア
輸送物質(21)1重量部と合成例1で得られた樹脂1.33
重量部及び微量のシリコーンオイル「KF−54」(信越
化学社製)をメチルエチルケトン/シクロヘキサノン=
4/1の混合溶媒8重量部に溶解させた液をブレード塗
布して厚さ20ミクロンのキャリア輸送層を形成させた。
【0058】(実施例2)実施例1において合成例1で
得られた樹脂を用いる代わりに合成例2で得られた樹脂
を用いた他は実施例1と同様にして感光体を作成した。
【0059】(実施例3)実施例1において合成例1で
得られた樹脂を用いる代わりに合成例3で得られた樹脂
を用いた他は実施例1と同様にして感光体を作成した。
【0060】(実施例4)実施例1においてキャリア発
生物質としてY型チタニルフタロシアニンの代わりに下
記構造式で示される色素の混合物を用いた他は実施例1
と同様にして感光体を作成した。
【0061】
【化19】
【0062】(実施例5)実施例1においてキャリア発
生物質としてY型チタニルフタロシアニンの代わりにジ
ブロモアンサンスロンを用いた他は実施例1と同様にし
て感光体を作成した。
【0063】(実施例6)実施例1においてキャリア発
生物質としてY型チタニルフタロシアニンの代わりに下
記構造式で示されるアゾ化合物を用いた他は実施例1と
同様にして感光体を作成した。
【0064】
【化20】
【0065】(実施例7)実施例1においてキャリア輸
送層に用いた合成例1のバインダー樹脂の代わりに合成
例4で得られたバインダー樹脂を用いた他は実施例1と
同様にして感光体を作成した。
【0066】(実施例8)実施例1においてキャリア輸
送層に用いた合成例1のバインダー樹脂の代わりに合成
例5で得られたバインダー樹脂を用いた他は実施例1と
同様にして感光体を作成した。
【0067】(実施例9)実施例1においてキャリア発
生層のバインダー樹脂としてブチラール樹脂を用いる代
わりに合成例1で得られた樹脂を用いた他は実施例1と
同様にして感光体を作成した。
【0068】(比較例1)実施例1において合成例1で
得られた樹脂の代わりに未処理のフェノキシ樹脂(PK
HH:UCC社製)を用いたところ、溶剤に対する溶解
性が悪く、溶液中に一部キャリア輸送物質の析出が見ら
れたが、この液を使って感光体を作成した。
【0069】(比較例2)実施例7において合成例4で
得られた樹脂の代わりに未処理のポリ(2-ヒドロキシエ
チルメタクリレート)を用いたが、溶解性が悪く感光体
は作成できなかった。
【0070】(比較例3)実施例8において合成例5で
得られた樹脂の代わりに未処理のポリ(4-ヒドロキシス
チレン)を用いたが、溶解性が悪く感光体を作成するこ
とができなかった。
【0071】(比較例4〜6)実施例4〜6において、
合成例1で得られたバインダー樹脂の代わりに未処理の
フェノキシ樹脂(PKHH:UCC社製)を用いたほか
は全く同様にして感光体を作成した。
【0072】(評価1)以上のようにして得られたサン
プルは、ペーパーアナライザーEPA−8100(川口電機
社製)を用いて以下のような評価を行った。まず−6kV
の条件で5秒間のコロナ帯電を行い、帯電直後の表面電
位Va及び5秒間放置後の表面電位Viを求め、続いて
表面照度が2(lux)となるような露光を行い、表面電
位を1/2にするのに必要な露光量E1/2、表面電位
を−600Vから−100Vまで低下させるのに必要な露光量
E600/100を求めた。またD=100(Va−vi)/Va
(%)の式より暗減衰率Dを求めた。結果を表1に示し
た。
【0073】
【表1】
【0074】以上の例から明らかなように、本発明の樹
脂を用いることによって、有害なハロゲン系溶媒を使用
することなく良好な特性の感光体を得ることができた。
【0075】(実施例10)実施例1において、キャリア
輸送層としてキャリア輸送物質(21)1重量部と合成例
1で得られた樹脂1.33重量部及びイソシアネート(7)
0.2重量部を1,2-ジクロロエタン溶媒8重量部に溶解さ
せた液をブレード塗布して厚さ20ミクロンのキャリア輸
送層を形成させた以外は実施例1と同様にして得られた
キャリア輸送層を100℃〜130℃で2時間硬化させた。
【0076】(実施例11)実施例10において合成例1
で得られた樹脂を用いる代わりに合成例2で得られた樹
脂を用い、イソシアネートを0.08重量部用いた他は実施
例10と同様にして感光体を作成した。
【0077】(実施例12)実施例10において合成例1で
得られた樹脂を用いる代わりに合成例3で得られた樹脂
を用い、イソシアネートを0.32重量部用いた他は実施例
10と同様にして感光体を作成した。
【0078】(実施例13)実施例10においてイソシアネ
ート(7)を用いる代わりにイソシアネート(1)を用
いた他は実施例10と同様にして感光体を作成した。
【0079】(実施例14)実施例10においてイソシアネ
ート(7)を用いる代わりにブロックイソシアネート
(コロネート2507:日本ポリウレタン社製)を用いた他
は実施例10と同様にして感光体を作成した。
【0080】(実施例15)実施例10おいてキャリア発生
物質としてY型チタニルフタロシアニンの代わりに実施
例4で用いた色素の混合物を用いた他は実施例10と同様
にして感光体を作成した。
【0081】(実施例16)実施例10おいてキャリア発生
物質としてY型チタニルフタロシアニンの代わりにジブ
ロモアンサンスロンを用いた他は実施例10と同様にして
感光体を作成した。
【0082】(実施例17)実施例10においてキャリア発
生物質としてY型チタニルフタロシアニンの代わりに実
施例6で用いたアゾ化合物を用いた他は実施例10と同様
にして感光体を作成した。
【0083】(実施例18)実施例10においてキャリア輸
送層に用いた合成例1のバインダー樹脂の代わりに合成
例4で得られたバインダー樹脂を用い、イソシアネート
を0.1重量部用いた他は実施例10と同様にして感光体を
作成した。
【0084】(実施例19)実施例10においてキャリア輸
送層に用いた合成例1のバインダー樹脂の代わりに合成
例5で得られたバインダー樹脂を用い、イソシアネート
を0.1重量部用いた他は実施例10と同様にして感光体を
作成した。
【0085】(比較例1)実施例10において合成例1で
得られた樹脂の代わりに未処理のフェノキシ樹脂(PK
HH:UCC社製)を用いた他は実施例1と同様にして
感光体を作成したところキャリア輸送物質の析出が見ら
れた。
【0086】(比較例2)実施例16において合成例4で
得られた樹脂の代わりに未処理のポリ(2-ヒドロキシエ
チルメタクリレート)を用いた他は実施例16と同様にし
て感光体を作成したところキャリア輸送物質の析出が見
られた。
【0087】(比較例3)実施例17において合成例5で
得られた樹脂の代わりに未処理のポリ(4-ヒドロキシス
チレン)を用いた他は実施例17と同様にして感光体を作
成したところキャリア輸送物質の析出が見られた。
【0088】(比較例4)実施例10において、イソシア
ネートを用いない他は実施例10と同様にして感光体を作
成した。
【0089】(評価2)以上のようにして得られたサン
プルは、実施例1〜9と同様の評価を行った。またサン
プルにおけるキャリア輸送物質のバインダー樹脂との相
溶性を目視で評価し、均一で透明な膜を形成する場合を
○、一部キャリア輸送物質の析出が見られる場合を△、
膜がキャリア輸送物質の析出により不透明な場合を×と
した。これらの結果を表2に示した。
【0090】
【表2】
【0091】(評価3)得られたサンプルを「KONI
CA 9028」(コニカ社製、半導体レーザ光源使用)改
造機に搭載し、グリッド電圧VGを600Vに調節し、未
露光部電位VH及び0.7mWの光照射時の露光部の電位V
Lを測定した。次に1万プリントの繰り返し使用を行っ
た後、VH、VLを測定し、更に感光体表面のキズにつ
いて評価した。但し、キズの評価は次の基準に従った。
【0092】○ 0個/cm2 △ 3個/cm2以下 × 4個/cm2以上 結果を表3に示した。
【0093】
【表3】
【0094】以上の例から明らかなように、本発明の樹
脂硬化してなる層を含有する感光体は感度や電位安定性
にすぐれ、かつ繰り返し使用時の電位特性や耐久性に優
れていることがわかる。
【0095】
【発明の効果】本発明の樹脂により環境に有害なハロゲ
ン系溶媒を使用することなく良好な特性を有する電子写
真感光体を得ることができ、さらに本発明の樹脂を硬化
してなる層を有することによって、さらに良好な電気特
性、及び耐久性を有する電子写真感光体を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真感光体の層構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 キャリア発生層 3 キャリア輸送層 4、4′、4″ 感光層 5 中間層 6 キャリア発生物質 7 キャリア輸送物質

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される繰り返し単
    位を有するバインダー樹脂において、全繰り返し単位の
    1%以上が一般式(1′)で表される繰り返し単位によ
    って置換されていることを特徴とするバインダー樹脂。 【化1】 (式中、R1,R2は水素原子或いは置換若しくは未置
    換のアルキル基、アリール基、フェニル基を表し、R1
    とR2は結合して環を形成していてもよい。R3,R4
    は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基
    を表す。Xは水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、アル
    キル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ
    基、あるいは複素環基を表す。)
  2. 【請求項2】 請求項1で示されるバインダー樹脂を含
    有することを特徴とする電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 請求項1で示されるバインダー樹脂を硬
    化してなる層を有することを特徴とする電子写真感光
    体。
  4. 【請求項4】 下記一般式(2)で表される繰り返し単
    位を有するバインダー樹脂において、全繰り返し単位の
    1%以上が一般式(2′)で表される繰り返し単位によ
    って置換されていることを特徴とするバインダー樹脂。 【化2】 (式中、R5は水素原子或いはアルキル基を表し、m,
    nは0以上の整数を表す。Xは水素原子、ハロゲン原
    子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリール
    オキシ基、あるいは複素環基を表す。)
  5. 【請求項5】 請求項4で示されるバインダー樹脂を含
    有することを特徴とする電子写真感光体
  6. 【請求項6】 請求項4で示されるバインダー樹脂を硬
    化してなる層を有することを特徴とする電子写真感光
    体。
  7. 【請求項7】 下記一般式(3)で表される繰り返し単
    位を有するバインダー樹脂において、全繰り返し単位の
    1%以上が一般式(3′)で表される繰り返し単位によ
    って置換されていることを特徴とするバインダー樹脂。 【化3】 (式中、R6は水素原子或いはアルキル基を表し、Xは
    水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ア
    ルコキシ基、アリールオキシ基、あるいは複素環基を表
    す。)
  8. 【請求項8】 請求項7で示されるバインダー樹脂を含
    有することを特徴とする電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 請求項7で示されるバインダー樹脂を硬
    化してなる層を有することを特徴とする電子写真感光
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5772418A (en) * 1995-04-07 1998-06-30 Tochigi Fuji Sangyo Kabushiki Kaisha Screw type compressor rotor, rotor casting core and method of manufacturing the rotor

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