JPH07159419A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JPH07159419A
JPH07159419A JP30367293A JP30367293A JPH07159419A JP H07159419 A JPH07159419 A JP H07159419A JP 30367293 A JP30367293 A JP 30367293A JP 30367293 A JP30367293 A JP 30367293A JP H07159419 A JPH07159419 A JP H07159419A
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JP
Japan
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control
probe
scanning
circuit
control circuit
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Withdrawn
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JP30367293A
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English (en)
Inventor
Mitsumori Hayashida
光盛 林田
Mitsugi Sakai
貢 酒井
Yasushi Miyamoto
裕史 宮本
Nobuaki Sakai
信明 酒井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】制御偏差を所望の許容偏差値以下に保持させる
ことによって、高精度な測定値を得ることが可能な走査
型プローブ顕微鏡を提供する。 【構成】試料2の表面に沿って走査される探針4と、こ
の探針の変位又は探針と試料との間を流れるトンネル電
流を検出する検出器6と、この検出器から出力された検
出信号に基づいて探針の変位を制御する制御回路8と、
この制御回路から出力された制御信号に基づいて探針を
動作させる駆動素子10と、探針を試料表面の沿って相
対的に走査させるスキャナ12と、このスキャナを制御
する走査制御回路14と、制御回路から出力された制御
信号を時系列的に記憶するデータ取込み回路16と、制
御回路から出力された制御偏差信号S1に基づいて、走
査制御回路及びデータ取込み回路を作動制御する制御偏
差判定回路18と、データ取込み回路に記憶されたデー
タを表示する表示器20とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料の表面情報を測定
する走査型プローブ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、探針と試料との間の距離を制御す
る手段としては、例えば、走査型原子間力顕微鏡では、
通常の比例積分制御に基づいた手段が適用されており、
また、特開平2−265155号公報に示すような走査
型トンネル顕微鏡では、隣接する走査線は互いに類似し
たものとなることを利用した一種の予測制御に基づいた
手段が適用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、制御偏差を所望の許容偏差値以下に制御でき
る保証はなく、測定値に誤差が含まれてしまうという問
題がある。本発明は、このような問題点を解決するため
になされており、その目的は、制御偏差を所望の許容偏
差値以下に収束維持させることによって、高精度な測定
値を得ることが可能な走査型プローブ顕微鏡を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の走査型プローブ顕微鏡は、試料の表
面に沿って走査される探針と、この探針の変位又は前記
探針と前記試料との間を流れるトンネル電流を検出する
検出器と、この検出器から出力された検出信号に基づい
て前記探針の変位を制御する制御回路と、この制御回路
から出力された制御信号に基づいて前記探針を動作させ
る駆動素子と、前記探針を前記試料の表面の沿って相対
的に走査させるスキャナと、このスキャナを制御する走
査制御回路と、前記制御回路から出力された制御信号を
時系列的に記憶するデータ取込み回路と、前記制御回路
から出力された制御偏差信号の値が所定の許容偏差値以
下に収束維持されるまで走査を停止させておくように、
走査制御回路及びデータ取込み回路に対する作動制御可
能な制御偏差判定回路とを備える。
【0005】また、本発明には、走査開始前に上記制御
偏差信号の値が許容偏差値以下に収束維持されるよう
に、上記制御回路の制御系パラメータを予め設定するこ
とによって、走査時間を短縮化させる手段が設けられて
いる。
【0006】
【作用】本発明によれば、制御偏差判定回路を介して走
査制御回路及びデータ取込み回路に対する作動制御を行
うことによって、制御回路から出力された制御偏差信号
の値が所定の許容偏差値以下に収束維持されるまで走査
が停止される。
【0007】また、走査開始前に上記制御偏差信号の値
が許容偏差値以下に収束維持されるように、上記制御回
路の制御系パラメータを予め設定することによって、走
査時間が短縮化される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の原理について説明した後、こ
の原理を適用した各実施例について説明する。図1に
は、本発明の原理に係る走査型プローブ顕微鏡の構成が
概略的に示されている。
【0009】図1に示すように、本原理の走査型プロー
ブ顕微鏡は、試料2の表面に沿って走査される探針4
と、探針4の変位又は探針4と試料2との間を流れるト
ンネル電流を検出する検出器6と、この検出器6から出
力された検出信号に基づいて探針4の変位を制御する制
御回路8と、この制御回路8から出力された制御信号に
基づいて探針4を動作させる駆動素子10と、探針4を
試料2表面の沿って相対的に走査させるスキャナ12
と、このスキャナ12を制御する走査制御回路14と、
制御回路8から出力された制御信号を時系列的に記憶す
るデータ取込み回路16と、制御回路8から出力された
制御偏差信号S1に基づいて、走査制御回路14及びデ
ータ取込み回路16を作動制御する制御偏差判定回路1
8と、データ取込み回路16に記憶されたデータを表示
する表示器20とを備えている。
【0010】このような構成によれば、走査制御回路1
4を介してスキャナ12を制御することによって、探針
4を試料2表面に対して相対的に走査させた場合、検出
器6は、探針4の変位又は探針4と試料2との間に流れ
るトンネル電流を検出して、その検出信号を制御回路8
へ出力する。
【0011】制御回路8は、入力した検出信号に基づい
て、所定の制御信号を駆動素子10に出力し、探針4の
変位又は探針4と試料2との間を流れるトンネル電流を
一定の値に維持させるように駆動素子10を制御する。
【0012】このとき、制御回路8からは制御偏差信号
S1が出力されるが、制御偏差判定回路18は、制御偏
差信号S1に基づいて、走査停止信号S2及びデータ取
込み開始信号S3を出力する。
【0013】具体的には、走査停止信号S2は、制御偏
差信号S1の値が所望の測定結果を得ることが可能な許
容偏差値以下に収束維持したことが判定されるまでの
間、制御偏差判定回路18から走査制御回路14へ出力
され続ける。従って、この間スキャナ12の作動は停止
制御される。
【0014】また、データ取込み開始信号S3は、制御
偏差信号S1の値が所望の測定結果を得ることができ得
る許容偏差値以下に収束維持したことが判定されるまで
の間、制御偏差判定回路18からデータ取込み回路16
へ出力されない。従って、この間データ取込み回路16
の作動は停止制御される。
【0015】いま、制御偏差信号S1の値が上記許容偏
差値以下に収束維持されたとき、制御偏差判定回路18
は、データ取込み回路16へデータ取込み開始信号S3
を出力した後、走査制御回路14に対する走査停止信号
S2の出力状態を停止する。
【0016】この結果、データ取込み回路16が作動
し、このとき制御回路8から出力された制御信号は、デ
ータ取込み回路16へ時系列的に記憶される。そして、
走査停止信号S2の出力停止によって、スキャナ12を
介して探針4の試料2表面に対する走査が開始される。
【0017】なお、データ取込み回路16に記憶された
データは、表示器20上に表示されることになる。この
ように、本原理によれば、制御偏差が所定の許容偏差値
以下に収束維持するまで走査を停止させておくことがで
きるため、従来の方法では含まれてしまうような測定誤
差を最小限に抑えることが可能となる。
【0018】また、走査時間は、基本的に各測定点にお
いて制御偏差信号S1の値が上記許容偏差値以下に収束
するまでの時間に依存しているため、短時間で走査を行
う必要がある場合には、許容偏差値を大きく設定すれば
よく、また、高精度な測定を行う必要がある場合には、
許容偏差値を小さく設定すればよい。このように本原理
によれば、走査時間と測定制度との間のトレードオフ制
御を極めて簡単に行うことが可能となる。従って、単調
な表面形状と複雑な表面形状が混在する試料を測定する
場合、例えば許容偏差値を複雑な表面形状部分に対応し
て設定することによって、表面形状が単調な測定領域で
は制御偏差が短時間で収束して速い走査が可能となり、
且つ、表面形状が複雑な測定領域では走査速度が低下し
て高精度な測定が可能となる。
【0019】次に、上記原理を適用した本発明の第1の
実施例に係る走査型プローブ顕微鏡について、図2を参
照して説明する。なお、本実施例の説明に際し、上記原
理と同一の構成には同一符号を付して、その説明を省略
する。
【0020】図2に示すように、本実施例の走査型プロ
ーブ顕微鏡は、試料2の表面に沿って走査される探針4
と、探針4の変位を検出する変位検出器22と、この検
出器22から出力された検出信号に基づいて探針4の変
位を制御する制御回路8と、この制御回路8から出力さ
れた制御信号に基づいて探針4を動作させる駆動素子1
0と、探針4を試料2表面の沿って相対的に走査させる
スキャナ12と、このスキャナ12を制御する走査制御
回路14と、制御回路8から出力された制御信号を時系
列的に記憶するデータ取込み回路16と、制御回路8か
ら出力された制御偏差信号S1に基づいて、走査制御回
路14及びデータ取込み回路16を作動制御する制御偏
差判定回路18と、データ取込み回路16に記憶された
データを表示する表示器20とを備えている。
【0021】制御回路8は、所望の目標値を設定可能な
目標値設定器24と、変位検出器22から出力され増幅
器26によって増幅された検出信号の値と上記目標値と
を差演算する引算器28と、この引算器28から出力さ
れた引算信号(即ち、絶対値信号)を積分する積分器3
0と、引算器28から出力された引算信号を比例増幅す
る比例増幅器32と、積分器30及び比例増幅器32か
ら出力された積分信号及び比例増幅信号に対して加演算
を施す加算器34とを備えている。
【0022】データ取込み回路16は、加算器34から
出力された加算信号即ち制御信号をA/D変換するA/
D変換器36と、このA/D変換器36から出力された
デジタル信号を時系列的に記憶するメモリ38とを備え
ている。
【0023】なお、メモリ38に記憶されるデータは、
走査領域に対応した3次元データである。表示器20
は、メモリ38に記憶された3次元データに対して画像
処理を施す画像化回路40と、この画像化回路40から
出力された画像信号に基づいて、メモリ38に記憶され
たデータを視覚的に3次元表示するディスプレイ(CR
T)42とを備えている。
【0024】また、制御偏差判定回路18は、制御回路
8から出力される制御偏差信号S1(具体的には、引算
器28から出力される引算信号即ち絶対値信号)の値に
基づいて、走査停止信号S2及びデータ取込み開始信号
S3を出力するように構成されている。
【0025】具体的には、引算器28から出力される絶
対値信号S1の値が、所望の許容偏差値を設定可能な許
容偏差設定器46によって設定された許容偏差値以下に
収束維持されるまでの間、制御偏差判定回路18から走
査制御回路14へ走査停止信号S2が出力され続ける。
従って、この間スキャナ12の作動は、走査駆動回路4
4を介して停止制御される。
【0026】また、上記絶対値信号S1の値が許容偏差
値以下に収束維持されるまでの間、制御偏差判定回路1
8からデータ取込み回路16へデータ取込み開始信号S
3は出力されない。より詳細には、上記データ取込み開
始信号S3は、A/D変換開始信号であって、このA/
D変換開始信号S3が出力されない間は、A/D変換器
36は停止状態にあり、結果、この間データ取込み回路
16の作動は停止制御されることになる。
【0027】なお、上記絶対値信号S1の値が許容偏差
値以下に収束維持される時間は、収束時間設定器48に
よって適宜設定することが可能である。このような構成
によれば、走査開始スイッチ50を入れると、走査制御
回路14は、走査駆動回路44を介してスキャナ12を
2次元制御する。この結果、探針4が、試料2表面に沿
って相対的に2次元走査される。
【0028】走査開始前の静止状態では、探針4の位置
は、目標値設定器24で設定された目標位置に位置付け
られているため、制御偏差判定回路18は、走査制御回
路14へ走査停止信号S2を出力していない。
【0029】走査が開始されて探針4が新たな測定点に
移動されると、探針4は、その測定点において試料2と
の間で原子間力を受けて変位する。この変位の変化は変
位検出器22によって検出され、その検出信号は、増幅
器26によって増幅された後、引算器28に入力され
る。
【0030】引算器28は、上記検出信号の値と上記目
標値との間で差演算を施す。引算器28から出力された
引算信号は、積分器30及び比例増幅器32を介して加
算器34に入力され、ここで加演算が施される。
【0031】このような制御回路8(実際には、加算器
34)から出力された制御信号即ち加算信号は、駆動回
路52へ出力される。そして、この駆動回路52は、加
算信号に基づいて、探針4と試料2表面との間の距離が
一定に維持されるように、駆動素子10を制御する。従
って、制御回路8から出力される加算信号は、試料2の
凹凸高さに比例している。
【0032】このとき、制御偏差判定回路18は、引算
器28から出力される絶対値信号即ち制御偏差信号S1
の値を許容偏差値に対して判定し続けており、制御偏差
信号S1の値が許容偏差値以下に収束維持されるまでの
間、走査停止信号S2を走査制御回路14へ出力し続け
ると共に、A/D変換開始信号S3をA/D変換器36
へ出力しない。従って、この間走査は停止状態に維持さ
れると共に、制御回路8から出力された加算信号即ち制
御信号に対する記憶処理は行われない。
【0033】いま、収束時間設定器48によって設定さ
れた収束時間に対応するように、引算器28から出力さ
れた絶対値信号即ち制御偏差信号S1の値が許容偏差値
以下に収束維持されたとき、制御偏差判定回路18から
A/D変換器36へA/D変換開始信号S3が出力され
る。
【0034】この結果、制御回路8から出力された加算
信号即ち制御信号は、A/D変換器36を介してデジタ
ル信号に変換された後、メモリ38に時系列的に記憶さ
れる。メモリ38に記憶された3次元データは、画像化
回路40を介して画像処理が施された後、CRT42上
に3次元表示される。
【0035】続いて、制御偏差判定回路18は、上記A
/D変換が終了するのを待って、次に、走査制御回路1
4に対する走査停止信号S2の出力状態を解除する。こ
の結果、再び、スキャナ12が作動して、探針4を次に
測定すべき測定点に移動させ、新たな走査を開始する。
【0036】本実施例において、制御偏差信号S1の値
が許容偏差値以下に収束維持されることを制御偏差収束
の条件としているのは、制御偏差のオーバーシュートや
ハンチングが収束されるのを待つためである。また、制
御偏差判定回路18の時間設定は、測定に使用する探針
4の特性、試料2の特性、駆動素子10の特性等によっ
て規定される。
【0037】以上は、測定点1点当りの動作説明である
が、実際には、上記の動作を測定領域内の各測定点で繰
り返し行って試料の微細3次元形状を測定する。なお、
本実施例の効果は、上述した原理の効果と同様であるた
め、その説明は省略する。
【0038】次に、上記原理を適用した本発明の第2の
実施例に係る走査型プローブ顕微鏡について、図3を参
照して説明する。なお、本実施例の説明に際し、第1の
実施例と同一の構成には同一符号を付して、その説明を
省略する。
【0039】図3に示すように、本実施例の走査型プロ
ーブ顕微鏡は、走査開始前に、上記制御偏差信号S1の
値が許容偏差値以下に収束維持されるように制御回路8
の制御系パラメータを予め設定することによって、走査
時間を短縮化させることを目的として構成されており、
この目的を達成するために、インパルス発生器54と偏
差収束時間測定器56とを備えている。
【0040】このような構成によれば、まず、インパル
ス発生器54を作動させて、所定のパルスを加算器34
へ出力する。加算器34は、積分器30及び比例増幅器
32から出力された積分信号及び比例増幅信号と上記パ
ルスとを加演算する。
【0041】走査停止状態では、上記積分信号及び比例
増幅信号は、安定状態にあるが、加算器34から出力さ
れた加算信号が入力された駆動回路52は、パルス成分
に基づいて、駆動素子10にパルス状の振動を与える。
これは制御回路8の制御系にインパルス応答を生じさせ
るためである。
【0042】このとき、探針4は、駆動素子10のパル
ス状振動に対応して変位する。探針4の変位は、変位検
出器22によって検出された後、その検出信号は、増幅
器26を介して引算器28に入力される。
【0043】このとき、引算器28から出力される引算
信号即ち制御偏差信号S1の値は、許容偏差値よりも大
きくなるため、制御偏差判定回路18から走査制御回路
14へ走査停止信号S2が出力される。なお、走査制御
回路14は、停止状態にあるため、走査停止信号S2が
入力されても動作上の変化は生じない。
【0044】引算器28を介して制御回路8に入力され
た検出信号に基づいて、制御回路8は、発生している制
御偏差を除去するように動作を開始する。このとき、偏
差収束時間測定器56は、走査停止信号S2が出力され
ている時間を測定し表示する。
【0045】即ち、例えば積分器30の時定数及び比例
増幅器32のゲイン等の制御系パラメータの設定が不適
切な場合には、偏差収束時間測定器56に表示される表
示値は大きくなる。
【0046】従って、偏差収束時間測定器56に表示さ
れる表示値が小さくなるように、制御回路8の制御系パ
ラメータの設定制御が行われる。そして、最適な制御系
パラメータの設定が完了したとき、制御偏差判定回路1
8は、走査制御回路14への走査停止信号S2の出力状
態を解除する。
【0047】このように、本実施例によれば、走査開始
前に、制御偏差を除去できるような最適な制御系パラメ
ータを初期設定させることができるため、走査時におけ
る走査時間を短縮化させることが可能となる。なお、他
の効果は、上記原理と同様であるため、その説明は省略
する。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、制御偏差が所定の許容
偏差値以下に収束維持するまで走査を停止させておくこ
とができるため、従来の方法では含まれてしまうような
測定誤差を最小限に抑えることができる走査型プローブ
顕微鏡を提供することが可能となる。
【0049】また、本発明の走査型プローブ顕微鏡によ
れば、走査開始前に制御偏差信号の値が許容偏差値以下
に収束維持されるように、制御回路の制御系パラメータ
を予め設定することができるため、走査時間を短縮化さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に係る走査型プローブ顕微鏡の構
成を概略的に示す図。
【図2】本発明の第1の実施例に係る走査型プローブ顕
微鏡の構成を概略的に示す図。
【図3】本発明の第2の実施例に係る走査型プローブ顕
微鏡の構成を概略的に示す図。
【符号の説明】
2…試料、4…探針、6…検出器、8…制御回路、10
…駆動素子、12…スキャナ、14…走査制御回路、1
6…データ取込み回路、18…制御偏差判定回路、20
…表示器、S1…制御偏差信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 信明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の表面に沿って走査される探針と、 この探針の変位又は前記探針と前記試料との間を流れる
    トンネル電流を検出する検出器と、 この検出器から出力された検出信号に基づいて前記探針
    の変位を制御する制御回路と、 この制御回路から出力された制御信号に基づいて前記探
    針を動作させる駆動素子と、 前記探針を前記試料の表面の沿って相対的に走査させる
    スキャナと、 このスキャナを制御する走査制御回路と、 前記制御回路から出力された制御信号を時系列的に記憶
    するデータ取込み回路と、 前記制御回路から出力された制御偏差信号の値が所定の
    許容偏差値以下に収束維持されるまで走査を停止させて
    おくように、走査制御回路及びデータ取込み回路に対す
    る作動制御可能な制御偏差判定回路とを備えていること
    を特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 走査開始前に上記制御偏差信号の値が許
    容偏差値以下に収束維持されるように、上記制御回路の
    制御系パラメータを予め設定することによって、走査時
    間を短縮化させる手段を備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 【請求項3】 上記許容偏差値を所望の値に設定可能な
    許容偏差設定器を備えていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の走査型プローブ顕微鏡。
JP30367293A 1993-12-03 1993-12-03 走査型プローブ顕微鏡 Withdrawn JPH07159419A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010013288A1 (ja) * 2008-07-31 2010-02-04 株式会社島津製作所 走査装置

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WO2010013288A1 (ja) * 2008-07-31 2010-02-04 株式会社島津製作所 走査装置
JP5024452B2 (ja) * 2008-07-31 2012-09-12 株式会社島津製作所 走査装置
US8796654B2 (en) 2008-07-31 2014-08-05 Shimadzu Coporation Scan device for microscope measurement instrument

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