JPH071592U - コロナ発生器 - Google Patents

コロナ発生器

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JPH071592U
JPH071592U JP3084793U JP3084793U JPH071592U JP H071592 U JPH071592 U JP H071592U JP 3084793 U JP3084793 U JP 3084793U JP 3084793 U JP3084793 U JP 3084793U JP H071592 U JPH071592 U JP H071592U
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metal foil
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corona
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JP3084793U
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啓平 李
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啓平 李
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気の流通経路に極めて一様に分布するコロ
ナ効果を生じさせ、長時間使用しても局部加熱を生じな
い絶縁効果良好な、電極板の破損を軽減し得る使用寿命
が長いコロナ発生器を提供することが目的である。 【構成】 複数セットの硬度の高い厚さ均一な一対のセ
ラミック板(31,32)の一方のセラミック板(3
1)に厚膜印刷により厚さ均一な金属箔を印刷し、他方
のセラミック板(32)に被覆接合して、上記金属箔に
接続した導電片(34)の一端を上記両セラミック板
(31,32)間より伸出して形成された複数の電極板
(3)を、それぞれ両端面に空気を流通させる開口部
(22)を備えたハウジング(2)の中空内部に等間隔
に設けられた複数の嵌着溝(21)に嵌入固定するよう
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコロナ発生装置に関し、特に局部加熱を生じない、放電が安定なオゾ ン製造のためのコロナ発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように電場に導いた空気中の酸素に対してイオン化作用を与えるとオゾ ンが生じる。このオゾンは空気を浄化し廃水処理に優れた効果を発揮するが、そ の製造方式にはバイポーラ電極板を使ってコロナ(即ち高圧電極が低圧電極に対 して面対面で生じる放電現象)ゾーンを発生させ、さらに空気をそのコロナゾー ンに流通させて酸素をイオン化し、オゾンを生じさせるものがある。即ち、オゾ ン製造の略示図である図4に示すように、その高圧電極板11に高電圧を、低圧 電極板12に低電圧をそれぞれ印加して、該高圧電極板11と該低圧電極板12 の間にコロナ効果を発生させ、そこへ乾燥した空気を流通させて空気中の酸素を イオン化してオゾンを生成する。しかし、このようにコロナを発生させる場合、 特に細心の注意を払わなければならないことは、上記高圧電極板11と上記低圧 電極板12の表面が平滑で両電極坂間の距離が均一であるように設置することを 要件としており、言い換えれば、両電極板ともそれぞれ全体の厚さが均一であり 、微細な撓みも許されない剛性を有することが必要であり、こうして初めて、上 記高圧電極板11と上記低圧電極板12の間に局部放電現象を発生させずに均一 に分布したコロナ効果が得られる。もしも局部放電現象が発生すると、その際に もたらされる高温により酸素のイオン化を妨げる窒素酸化物が生成され、かつ放 電が集中することによって局部的な加熱が発生し、その結果電極板に穴をあける 事態を招く。しかしながら現在に至るまで、一般に金属電極板を極めて平滑でか つ剛度の高いものに造り上げるのが難しく、したがって、上記使用上の問題が発 生するのを免れないと共に、金属電極板自体が直接空気に触れて酸化腐食されや すく、板面がますます平滑さを失う恐れがある。
【0003】 図5に示すのは、すでに台湾で専利権化された従来のコロナ発生器(出願番号 78212629)であり、図示のように、接地ハウジング13内に適当な間隔 で格子状にアース極板14および高圧極板15を交互に配置して、該接地ハウジ ング13内を多数の空気通路16に仕切り、使用時は、アース極板14と接地ハ ウジング13に低電圧を印加し、高圧極板15に高電圧を印加して、それぞれ空 気通路16にコロナ現象を発生させるものであるが、なおも、構造上次のような 問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
1.図6に示すように、アース極板14は金属板によって一体成形された薄い 盒体で、その両端縁底面に固定片141を延設して接地ハウジング13内に取り 付けるようにしているが、その金属盒体表面が平滑でなく、またその接地ハウジ ング13表面も平滑ではないため、放電が均一に分布できない。 2.そして、図7に示すように、上記高圧極板15は両絶縁性セラミック板1 51,152により金属板153を挟持し、さらに該両セラミック板151,1 52周縁を密封して形成されたものであって、その平滑度はアース極板14より 良好ではあるが、満足できるまでには至らず、かつ金属板153は容易に酸化す ると共に、その4隅に先端放電現象が発生しやすく、したがって、放電もまた均 一でない。 3.上記アース極板14の表面が平滑でないことと、高圧極板15の先端放電 現象が起こることから、局部放電現象が発生してコロナ効果の分布が均一でない ので、使用時、局部高温が発生することによって窒素酸化物が生成されオゾン生 成に対して不利になると共に、窒素酸化物が人体の健康を害し、さらにその放電 の局部集中により容易に電極板が穿孔される。 4.アース極板14と高圧極板15の組み立ては、ボルトによって螺接される ので手間がかかり、かつ全体の体積を大きくする。
【0005】 上記従来のコロナ発生装置における問題点に鑑み、本考案は、空気の流通経路 に極めて均一に分布するコロナ効果を発生させ、長時間使用しても局部加熱を生 じない絶縁効果良好な、電極板の破損を軽減できる、使用寿命が長いコロナ発生 器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、複数セットの硬度の高い厚さ均一な一対 のセラミック板の一方のセラミック板に厚膜印刷により厚さ均一な金属箔を印刷 し、他方のセラミック板をそれに被覆接合して、上記金属箔に一体接続した導電 片の一端を上記両セラミック板間より伸出させて接続端子となるように形成した 複数の電極板を、それぞれ両端面に空気を流通させる開口部を備えたハウジング の中空内部に等間隔に設けられた複数の嵌着溝に嵌入固定するようにして構成さ れる。 そして、上記金属箔を展延性に富む耐酸化性の金または白金等で形成するよう にして、上記両セラミック板間を真空状態に脱気させ、さらにシリカゲルにより 該両セラミック板周縁を密封するようにして、上記金属箔のすべての角隅部に円 みを持たせるように形成すると更によい。
【0007】
【作用】
本考案は、上記のように構成されているので、使用するときに、上から奇数層 の電極板に低電圧を印加し、偶数層の電極板に高電圧を印加すると、上記ハウジ ング内の複数の電極板によって仕切られた各層状の空気流通経路にコロナ効果が 発生し、この際、該各層状の空気流通経路に空気を流すと、空気内の酸素がイオ ン化してオゾンが生成される。また、各電極板は表面を絶縁性の、平滑で硬度の 高いセラミック板で形成していることから、点或いは局部放電の現象が生じ難い と共に、各層状の空気流通経路内で発生したコロナ効果は極めて均一に分布する ようになる。 そして、上記金属箔を展延性に富む耐酸化性の金または白金等で形成するよう にして、上記両セラミック板間を真空状態に脱気させ、さらにシリカゲルにより 該両セラミック板周縁を密封すると共に、上記金属箔のすべての角隅部に円みを 持たせるように形成すると、導電性や耐酸化性が一層向上し、容易に点或いは局 部放電の現象が生じなくなる。 この考案の上記またはその他の目的、特徴および利点は、図面を参照しての以 下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】
図1、図2、図3に示すように、本考案のコロナ発生器は、ハウジング2およ び5枚の電極板3からなり、 該ハウジング2は、中空状の絶縁座体であり、上視コの字形状の両座体半部を 接合してなるもので、その内部周壁に上から下へ等間隔に5つの嵌着溝21を設 けて、両端面に空気を進出させるための開口部22を形成する。 上記電極板3は、厚さ均一な硬度の高い両セラミック板31,32、および金 箔33(本実施例では金を用いたが、白金を使用しても極めてよい効果が得られ る。尚、白銀は比較的低廉であるが、耐酸化性の点でやや難点がある。)からな り、厚膜印刷により金をセラミック板31に印刷して厚さが極めて均一な金箔3 3を形成し、該金箔33の4つの角隅部に円み331をつけて先端放電を防止し て、該金箔33に導電片34を一体接続し、次にもう1つのセラミック板32を それに被覆させて重畳接合すると共に、上記導電片34の一端を該両セラミック 板31,32間より伸出させ、かつ該両セラミック板31,32間を脱気させて 真空にした後、該両セラミック板31,32周縁をシリカゲルにより密封し、上 記導電片34は錫材にメッキを施して酸化するのを防止するように形成される。
【0009】 上記各電極板3を組み立てるときは、それぞれの導電片34が交互に上記ハウ ジング2の両端にあるそれぞれの開口部22から伸出するように、該電極板3を それぞれ適宜に該両座体半部の一方の嵌着溝21内に嵌入させた後、一方の座体 半部にある空虚の嵌着溝21に対応嵌合させて、各電極板3をハウジング2の嵌 着溝21内に不動に緊着固定する。このように該ハウジング2内の空間を5つの 電極板3により数層の空気流通経路25に仕切り(図3に示すように)、各電極 板3が丁度各嵌着溝21に緊密に嵌着するように設けると共に、電極板3の幅を 上記開口部22の幅より大きくしていることから、本考案を如何なる角度に配置 しても電極板3は脱落しない。 このような構成の本考案を使用するときは、上から奇数層の電極板3に低電圧 を印加し、偶数層の電極板3に高電圧を印加すると、上記ハウジング2内の各層 空気流通経路25にコロナ効果が生じ、空気を該各層空気流通経路25に流通さ せると、空気内の酸素をイオン化してオゾンを生成する。
【0010】
【考案の効果】
上記のように構成された本考案は、電極板表面を絶縁性の、平滑で硬度の高い セラミック板で形成し、その内部に挟着された金属箔を均一な厚さに展延して、 かつ該金属箔を挟持した両セラミック板の挟持隙間を脱気して真空状態にし、周 縁をシリカゲルにより密封しているので、極めて良好な平滑性を保ち、導電性に 優れて硬度が高く、耐酸化性に非常に優れている。そして、使用上、点或いは局 部放電の現象が生じないと共に、ハウジング内の各電極板間の空気流通経路で発 生するコロナ効果は非常に均一に分布し、かつ長時間放電しても局部加熱を生じ ない。一方、金属箔の耐酸化性およびコロナ効果の均一性から、電極板の破損率 が小さく、かつ全体構造が簡単になることにより組立作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のコロナ発生器の立体分解図。
【図2】 本考案のコロナ発生器の組み立て完了した立
体斜視図。
【図3】 本考案のコロナ発生器の組み立て完了した断
面図。
【図4】 コロナ発生の表示図。
【図5】 従来のコロナ発生器の立体斜視図。
【図6】 従来のコロナ発生器におけるアース極板の構
造表示図。
【図7】 従来のコロナ発生器における高圧極板の構造
表示図。
【符号の説明】
2 ハウジング 21 嵌着溝 22 開口部 3 電極板 31,32 セラミック板 34 導電片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数セットの高硬度で厚さ均一な一対の
    セラミック板(31,32)の一方のセラミック板(3
    1)に厚膜印刷により厚さ均一な金属箔を印刷し、他方
    のセラミック板(32)をそれに被覆接合して、上記金
    属箔に一体接続した導電片(34)の一端を上記両セラ
    ミック板(31,32)間より伸出して接続端子となる
    ように形成された複数の電極板(3)を、それぞれ両端
    面に空気を流通させる開口部(22)を備えたハウジン
    グ(2)の中空内部に等間隔に設けられた複数の嵌着溝
    (21)に嵌入固定するようにしてなるコロナ発生器。
  2. 【請求項2】 上記金属箔を展延性に富む耐酸化性の金
    または白金で形成するようにしてなる請求項1に記載の
    コロナ発生器。
  3. 【請求項3】 上記両セラミック板(31,32)間を
    真空状態に脱気させ、さらにシリカゲルにより該両セラ
    ミック板(31,32)周縁を密封するようにしてなる
    請求項1または2に記載のコロナ発生器。
  4. 【請求項4】 上記金属箔のすべての角隅部に円みを持
    たせるように形成してなる請求項1から3の何れか1項
    に記載のコロナ発生器。
JP3084793U 1993-06-10 1993-06-10 コロナ発生器 Pending JPH071592U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024057424A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 東芝三菱電機産業システム株式会社 活性ガス生成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS557564A (en) * 1978-06-30 1980-01-19 Sumitomo Precision Prod Co Ltd Ozonizer
JPH04240104A (ja) * 1991-01-25 1992-08-27 Daikin Ind Ltd オゾン発生装置

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961105