JP3502797B2 - オゾン発生器 - Google Patents

オゾン発生器

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修治 田辺
勇二 山田
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株式会社日本アルミ
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷却機構を備えた
沿面放電式のオゾン発生器に関するものである。 【0002】 【従来技術及びその課題】オゾン発生器には、無声放電
式のものと沿面放電式のものとがある。沿面放電式オゾ
ン発生器は、金属部材と絶縁部材との当接部に構成され
る隅部に酸素を流しながら該隅部にて起こる沿面放電に
よってオゾンを発生するようになっている。ところで、
いずれのオゾン発生器においても、発熱は避けられない
問題であり、入力電圧の殆どが熱として消費されるため
に入力電圧に対するオゾン発生効率がかなり低いのが実
情である。しかも、発熱がひどい場合には、発生したオ
ゾンが熱により分解してしまうので、この点からも、オ
ゾン発生効率が悪化する。従って、オゾン発生器の発熱
を如何に抑えるかが従来から検討されているが、未だ十
分な対応は見出されていない。 【0003】本発明は、オゾン発生器の発熱を効果的に
抑制して、オゾン発生効率を向上できる、オゾン発生器
を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
間隔を置いて並設された多数の金属板と、この多数の金
属板を共に嵌通した、任意の本数の、冷媒管及び放電管
とからなり、冷媒管は、金属製であり、内部を冷媒が通
るようになっており、放電管は、絶縁体からなるととも
に内部に金属部材を有しており、冷媒管を通る冷媒によ
り金属板を冷却するとともに、金属板と放電管との交差
部に構成される隅部に酸素を流しながら、冷媒管と放電
管内部の金属部材との間に電圧を印加して上記隅部にて
沿面放電を起こさせることによりオゾンを発生するよう
になっていることを特徴とするオゾン発生器である。 【0005】 【発明の実施の形態】図1は本発明のオゾン発生器の斜
視図、図2は図1のII−II断面図、図3は図2のIII−I
II断面図である。このオゾン発生器1は、多数の金属板
2と、1本の冷媒管3と、1本の放電管4とからなって
いる。金属板2は、アルミニウム、銅、又はステンレス
などでできており、間隔P(図1)を置いて平行に且つ
1列に揃えて配置されている。冷媒管3及び放電管4
は、相互に平行な状態で多数の金属板2の全てを嵌通し
ている。例えば、放電管4は、図4に示すように、金属
板2に形成された孔21に圧入して設けられる。ここ
で、孔21の直径R1は、放電管4の直径R2より小さ
く設定されているので、放電管4の外周面は金属板2に
当接している。冷媒管3も同様である。 【0006】冷媒管3は、アルミニウム、銅、又はステ
ンレスなどの金属でできており、冷媒供給源(図示せ
ず)に接続されており、内部を冷媒が通るようになって
いる。放電管4は、ガラス、又はセラミックなどの絶縁
体でできており、内面に金属めっき41が形成されてい
る。金属めっき41の金属としては、クロム、ニッケ
ル、又は銅などが用いられる。そして、冷媒管3と放電
管4の金属めっき41とが交流電源5に接続されてい
る。 【0007】次に、上記構成のオゾン発生器1の作動に
ついて説明する。酸素を、金属板2と放電管4との交差
部に構成される隅部20(図3)を通るように、金属板
2の間に、例えば矢印A方向(図1)に供給するととも
に、交流電源5により冷媒管3と金属めっき41との間
に電圧を印加して隅部20にて沿面放電を起こさせる
と、隅部20にて酸素がオゾンに変化して、矢印B方向
に放出される。即ち、オゾン発生器1においては、隅部
20における沿面放電によってオゾンが発生する。な
お、隅部20は、金属板2の両面に、且つ放電管4の全
周囲に、構成されている。 【0008】一方、隅部20を構成する金属板2及び放
電管4は交流電源5による電圧の印加によって発熱する
が、冷媒管3を通る冷媒によって、金属板2が直接に冷
却され、ひいては放電管4も冷却される。従って、上記
構成のオゾン発生器1においては、オゾン発生器1の発
熱が抑制され、次の効果を奏する。(1) 入力電圧におい
て熱として消費される割合が低下するので、入力電圧の
オゾン発生に対する寄与率が向上し、入力電圧に対する
オゾン発生効率が向上する。(2) 発生したオゾンの熱分
解が抑制されので、この点からも、オゾン発生効率が向
上する。 【0009】しかも、冷媒管3と、沿面放電を起こす隅
部20とは、金属板2を介して間接的に接続しているだ
けであるので、冷媒管3から冷媒が漏れたとしても、冷
媒が隅部20に至ることは殆ど無い。従って、上記構成
のオゾン発生器1においては、冷媒漏れに起因する爆発
事故が防止される。 【0010】また、上記構成のオゾン発生器1によれ
ば、オゾン発生量の設定・変更が容易である。即ち、オ
ゾン発生量は、酸素供給量及び印加電圧が一定の場合に
は、沿面放電の放電面積に依存する。放電面積は隅部2
0の領域の広さであり、この広さは、金属板2の間隔P
を変えて金属板2の枚数を変えたり、放電管4の直径R
2を変えたりすることによって、容易に変更可能であ
る。 【0011】なお、上記構成のオゾン発生器1において
は、次のような変形構成を採用できる。 (1)図1のオゾン発生器1では金属板2を1列に並べ
ているが、図1のV矢視図に相当する図である図5に示
すように、冷媒管3及び放電管4を蛇行させて金属板2
を複数列に並べてもよい。なお、列の数は任意に設定で
きる。この構成によれば、多量のオゾンを発生するオゾ
ン発生器をコンパクトに構成できる。 【0012】(2)図1のオゾン発生器1では各1本の
冷媒管3及び放電管4を用いているが、図2に相当する
図である図6に示すように、各3本の冷媒管3及び放電
管4を用いてもよい。この構成によれば、放電管4の数
だけ隅部20を増大でき、冷却も十分に行うことができ
る。なお、冷媒管3及び放電管4の各本数は任意に設定
でき、必ずしも同数でなくてもよい。また、冷媒管3及
び放電管4の配置も、例えば千鳥状とするなど、任意に
設定できる。例えば、図2に相当する図である図7に示
すように、1本の冷媒管3の周囲に4本の放電管4を配
置する構成としてもよく、更には放電管4の本数を5本
以上としてもよい。図7に示す構成によれば、最低限必
要な冷却能力を確保しながら、隅部20を任意に増大で
きる。 【0013】(3)金属めっき41の代わりに、図3に
相当する図である図8に示すように、放電管4内に鉄粉
などの金属粉42を充填し、これを交流電源5に接続し
てもよい。この構成によれば、放電管4に係る材料費及
び作業費が安価となり、生産コストが低減される。 【0014】(4)金属めっき41の代わりに、図3に
相当する図である図9及び図9のX−X断面図である図
10に示すように、放電管4内にブラシ状金属部材43
を設けてもよい。ブラシ状金属部材43は、金属棒43
1から放射状に金属細線432が延びた構造を有してい
る。そして、放電管4内においては、金属細線432の
先端が放電管4の内面に当接している。この構成によれ
ば、放電管4に係る組立作業が容易となる。 【0015】(5)放電管4としては、アルミニウムな
どの金属の棒やパイプの外面にホーロー処理を施してな
るものを用いてもよい。 【0016】 【発明の効果】本発明のオゾン発生器によれば、冷媒管
を通る冷媒によって、金属板が直接に冷却され、ひいて
は放電管も冷却されるので、オゾン発生器の発熱を効果
的に抑制でき、オゾン発生効率を向上できる。また、金
属板のピッチ、放電管の本数、放電管の直径などを変え
ることによって、オゾン発生量を容易に設定・変更でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明のオゾン発生器の斜視図である。 【図2】 図1のII−II断面図である。 【図3】 図2のIII−III断面図である。 【図4】 図1のオゾン発生器の一製造工程を示す断面
部分図である。 【図5】 本発明のオゾン発生器の変形構成の第1例を
示す、図1のV矢視図に相当する図である。 【図6】 本発明のオゾン発生器の変形構成の第2例を
示す、図2に相当する図である。 【図7】 本発明のオゾン発生器の変形構成の第3例を
示す、図2に相当する図である。 【図8】 本発明のオゾン発生器の変形構成の第4例を
示す、図3に相当する図である。 【図9】 本発明のオゾン発生器の変形構成の第5例を
示す、図3に相当する図である。 【図10】 図9のX−X断面図である。 【符号の説明】 1 オゾン発生器 2 金属板 20 隅部 3 冷媒管 4 放電管 41 金属めっき 42 金属粉 43 ブラシ状金属部材 5 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 13/11 H01T 23/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 間隔を置いて並設された多数の金属板
    と、この多数の金属板を共に嵌通した、任意の本数の、
    冷媒管及び放電管とからなり、 冷媒管は、金属製であり、内部を冷媒が通るようになっ
    ており、 放電管は、絶縁体からなるとともに内部に金属部材を有
    しており、 冷媒管を通る冷媒により金属板を冷却するとともに、金
    属板と放電管との交差部に構成される隅部に酸素を流し
    ながら、冷媒管と放電管内部の金属部材との間に電圧を
    印加して上記隅部にて沿面放電を起こさせることにより
    オゾンを発生するようになっていることを特徴とするオ
    ゾン発生器。
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