JP3392647B2 - 電解イオン水生成装置 - Google Patents

電解イオン水生成装置

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和也 大杉
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を電気分解して
アルカリイオン水と酸性イオン水に分離する電解イオン
水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在一般に使用されている電解イオン水
生成装置に用いられている電解槽は、直流電圧を印加す
る陽極板と陰極板との間に隔膜を配置した所謂隔膜式
と、例えば特開平6−339688号公報等で示される
無隔膜式の2種類に大別される。
【0003】又、上記隔膜式電解槽は、隔膜によりアル
カリイオン水と酸性イオン水が混合せず、高いpH性能
が得られるという長所があるものの、隔膜部分にカビ等
の細菌や微生物が発生したり、隔膜を電極間に配置する
ために電極間の間隔が大きくなり、消費電力が多かった
り、電極と隔膜の積層配置が構造を複雑化するという問
題がある。
【0004】これに対し、無隔膜式の電解槽は隔膜がな
いため細菌や微生物の発生がなく、かつ電極間の間隔を
狭くできるので消費電力が少なくなる等の特徴がある。
【0005】一方、無隔膜式の電解槽では、上記特開平
6−339688号の図8に示されている様に陽極板1
6,20をアルカリ性水回収通路38迄延設する場合
と、同じく図11に示される様に酸性水回収通路44,
46に対向した部分でカットする場合があり、前者の場
合には、通水路34,36を流れる水が層流となり、電
解性能を向上できるという特徴があるが、陽極板の下流
側端部よりもやや上流部分に酸性水の回収口を設けてい
る為、回収口よりも下流側部分で水の電気分解が行わ
れ、そこで生成された酸性水がアルカリイオン水に混入
するという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、電極
板の生成水回収口よりも下流部分での電気分解を防止す
ることで、アルカリイオン水への酸性水の混入等による
電解性能の低下等を防止するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
対の電極板を電解室として作用する間隙を置いて相対向
して配設し、この間隙に水道水等を連続的に通水しなが
ら電極板間に直流電圧を印加して電解を行うと共に、電
極板の一方の下流端より上流側に生成水回収口を設けた
ものにおいて、電極板の少なくともどちらか一方の生成
水回収口よりも下流側の表面に不導体処理を施して成る
ものである。
【0008】又本発明は、上記不導体処理を、不導体塗
料によるマスキング処理として成るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を先ず図1と図2
に基づき説明すると、1は電解槽で、一側面に開口2を
設けた薄型直方体状の電解ケース3と、この電解ケース
内に所定の間隔を置いて積層配置される一対の陽極板
4,4と、これら陽極板間に電解室5,5として作用す
る間隙を置いて配置される陰極板6と、上記開口2を閉
塞するカバー7とから主に構成している。
【0010】尚上記陽極板4,4と陰極板6間の両端部
には、上記電解室5,5として作用する間隙を形成する
ためのスペーサ8・・を介在している。
【0011】又上記陽極板4,4や陰極板6は例えばス
テンレス金属や、チタン金属に白金電極をコーティング
し、図示しない直流電源により所定の直流電圧を印加す
る。
【0012】一方上記電解ケース3とカバー7には、上
記陽極板及び陰極板4,4,6の一端部に位置して水道
水等を給水する給水通路9を一体形成していると共に、
上記陰極板6の他端10よりも下流側にアルカリ水通路11
を一体形成し、かつ上記陽極板4,4の下流端より少し
上流にスリット状の生成水回収口12,12を各々穿孔して
いる。
【0013】尚上記陽極板4,4の一端部には、互いに
離間方向に拡開状に折り曲げたテーパ部13,13を形成
し、給水通路9より電解室5,5内に流入する水流が層
流として乱れない様に構成している。
【0014】又、上記陽極板4,4の生成水回収口12,
12よりも少し上流部分から下流の陽極板4,4、又は陰
極板6の少なくともどちらか一方の表面には不導体処理
14・・を行い、上記生成水回収口12,12よりも下流部分
で電気分解が行われない様に構成している。
【0015】上記不導体処理14・・は、例えば極板4,
4,6をチタン金属で構成して表面への白金メッキを行
わなかったり、白金メッキの上や陰極板6の表面に無鉛
塗料等の不導体塗料をコーティングし、該部での電気分
解が全く行われないか、ほとんど行われない様にするも
ので、例えば図3に示す様に陽極板4,4の生成水回収
口12,12よりも少し上流部分から白金メッキ15,15を行
わないで、かつこの白金メッキと略同じ厚さの不導体塗
料16,16を塗布すれば、水流の層流化を計る事が出来
る。
【0016】又上記電解ケース3とカバー7には、上記
生成水回収口12,12の外側に対応位置して生成水回収通
路17,17を一体形成している。
【0017】而して、給水通路9より水道水等の原水を
連続的に給水しながら陽極板4,4と陰極板6間に所定
の直流電圧を印加すると、給水通路9に給水された原水
は、テーパ部13,13によって水流の乱れがほとんどない
層流となって電解室5,5を通過し、この通過する間に
陽極板4,4の表面に酸性水の層18,18が生成され、陰
極板6の表面にアルカリイオン水の層19,19が生成され
る。
【0018】そして生成された酸性水18,18は、生成水
回収口12,12を通過して生成水回収通路17,17より流出
し、陰極板6の表面に生成されたアルカリイオン水19,
19は、アルカリ水通路11より流出する。
【0019】一方、上記陽極板4,4の生成水回収口1
2,12付近より下流部分では、不導体処理14,14により
上記生成水回収口12,12より下流の陽極板4,4と陰極
板6間で電気分解が行われず、これにより生成水回収口
12,12より下流部分のアルカリイオン水に酸性水が混入
することがなく、電解性能を向上出来るものである。
【0020】尚上記実施例では陽極板4,4を一対用い
ているが、これに限定されることなく、陽極板と陰極板
を1枚とした2枚電極としても良く、又、上記実施例で
は、陽極板4,4の生成水回収口12,12よりも少し上流
部分より不導体処理を施しているが、生成水回収口より
下流部分のみでも良い。
【0021】
【発明の効果】本発明の構成により、生成水回収口より
も下流側での電気分解を防止し、生成水回収口より下流
でのアルカリイオン水と酸性水の混合を防止すること
で、電解性能を向上し、効率的にイオン水を生成出来る
ものである。
【0022】又本発明は、塗料により不導体処理を施す
ことで、比較的簡単かつ安価な構成にて電解性能を向上
する事が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同じく側面縦断面図である。
【図3】同じく要部の拡大による側面縦断面図である。
【符号の説明】
4 陽極板 5 電解室 6 陰極板 12 生成水回収口 14 不導体処理 15 不導体塗料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大杉 和也 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−246272(JP,A) 特開 平6−339688(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対の電極板を電解室として
    作用する間隙を置いて相対向して配設し、この間隙に水
    道水等を連続的に通水しながら上記電極板間に直流電圧
    を印加して電解を行うと共に、上記電極板の一方の下流
    端より上流側に生成水回収口を設けたものにおいて、上
    記電極板の少なくともどちらか一方の生成水回収口より
    も下流側の表面に不導体処理を施した事を特徴とする電
    解イオン水生成装置。
  2. 【請求項2】 上記不導体処理を、不導体塗料によるマ
    スキング処理とした事を特徴とする、上記請求項1に記
    載の電解イオン水生成装置。
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