JPH0715908U - 壁パネルの取付構造 - Google Patents

壁パネルの取付構造

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JPH0715908U
JPH0715908U JP5140893U JP5140893U JPH0715908U JP H0715908 U JPH0715908 U JP H0715908U JP 5140893 U JP5140893 U JP 5140893U JP 5140893 U JP5140893 U JP 5140893U JP H0715908 U JPH0715908 U JP H0715908U
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JP
Japan
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wall panel
piece
fixing frame
fitting
floor
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JP5140893U
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Inventor
義親 田中
武志 織田
力 成田
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所要部品点数が少なくて済み且つ壁パネルの高
さ調節操作が容易で、しかも最も効果的なパネル幅方向
両端部において高さ調節を行い得る壁パネルの床への取
付構造を提供する。 【構成】床固定フレーム10を上向き開口形状の断面一
様なL字形状となすとともに、壁パネル20の両端部下
面に下向きに開口する断面逆L字形状の嵌合部材28を
固定するとともに、これら嵌合部材28と28との間に
おいて壁パネル20下端面に角パイプ38を固設する。
そして壁パネル20両端部の嵌合部材28と床固定フレ
ーム10との間に高さ調節部材46を内嵌させるように
してセットしてこれに設けたアジャストボルト52を前
面開放部を通じて回転操作し、壁パネル20の左右両端
位置においてその高さ調節を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はトイレ,浴室その他の壁を構成する壁パネルの床面への取付構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
トイレ,浴室等の壁を構成する壁パネルの床への取付構造として、従来図8に 示すような構造が採用されている。この取付構造は、断面が一様なコ字形状を成 すフレーム(床固定フレーム)100を、開口を上向きにして床に固定し、その 内部にアジャストボルト102を備えた第一高さ調節部材104を嵌入させると ともに、その上側から下向きに開口する断面コ字形状の中間フレーム106を被 せる一方、壁パネル108の最下段のパネル構成横フレーム110に対して断面 コ字形状のパネル固定用のフレーム112を開口を下向きにして固定し、このフ レーム112を、中間フレーム106に対して上側から被せるように成したもの である。
【0003】 この取付構造においては、高さ調節部材104の第一アジャストボルト102 及びフレーム112に設けた第二アジャストボルト114の調節操作によって、 壁パネル108の高さ調節を行う。 しかしながらこの取付構造の場合、調節操作が2段階に及び、また所要部品点 数が多く、施工に際して作業が煩雑になるといった問題があった。
【0004】 そこで本出願人は、先の実用新案登録願(実願平4−5055)において所要 部品点数が少なくて済む壁パネルの取付構造を提案した。図9の(A)はその一 例を示している。図に示しているようにこの取付構造では、断面コ字形状を成し 、上端に曲げ片115を有するフレーム(床固定フレーム)116に切欠118 を形成してそこにアジャストボルト120を有する高さ調節部材122をセット し、その上側から壁パネル108の下端面に固定した下向きに開口する断面コ字 形状のフレーム124を被せ、そして切欠118における隙間を通じてアジャス トボルト120を回転操作し、以てアジャストボルト120による壁パネル10 8の支持位置の高さを調節するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この取付構造においては、壁パネル108の幅が変化した場合においても確実 にアジャストボルト120の上端を壁パネル108側に当接させてその支持及び 高さ調節を行えるように、床固定フレーム116に所定ピッチ(例えば200m mピッチ)で切欠118を形成してそこに高さ調節部材122を装着することと なる。
【0006】 しかしながらこの場合、壁パネル108の幅寸法によっては高さ調節部材12 2が壁パネル108の左右両端位置に来るとは限らず((B)におけるイの部分 )、従って壁パネル108を最も効果的な両端位置において支持し且つ高さ調節 することができない場合がある問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の取付構造はこのような課題を解決するために案出されたものであり、 その要旨は、(イ)左右一対の脚片と該脚片によって支持される台片とを有し、 該台片にアジャストボルトが上下向きに保持された高さ調節部材と、(ロ)壁パ ネルの床への固定部に沿って連続的に延びる長尺状の部材であって、その長手方 向に連続的に延びる後面側の第一立上り片及び前面側の第二立上り片とこれらを 下端で連結する床への固定片とを有し、前記高さ調節部材を内嵌させるための長 手方向に連続した溝を内側に有する床固定フレームと、(ハ)前記壁パネルの下 端面の左右各端部に固定されるパネル幅方向に所定の長さを有する部材であって 、前記第一立上り片に外嵌される後面側の第一垂下片と前面側の第二垂下片及び それらを上端で連結する連結片を有し、該第一立上り片を介してそれら垂下片間 に前記高さ調節部材を内嵌させる嵌合部材と、(ニ)前記壁パネルの各端部の嵌 合部材間において該壁パネルの下端面に固定され、前記床固定フレームの第一立 上り片に内嵌されるパネル固定フレームと、(ホ)前記第二立上り片及び/又は 第二垂下片若しくはそれらの間に形成された前記アジャストボルトを回転操作す るための前面開放部とを含み、該アジャストボルトの上端において前記壁パネル を支持し且つ高さ調節するようになされていることにある。
【0008】
【作用及び考案の効果】
以上のように本考案は床固定フレームの形態を、高さ調節部材を内嵌させる長 手方向に連続した溝を有する形態と成す一方、壁パネルの左右各端部に嵌合部材 を設け、これら嵌合部材の配設部位において高さ調節部材をセットし、以て壁パ ネルの支持及び高さ調節をなすようにしたものである。
【0009】 即ち本考案は、床固定フレームの側において高さ調節部材のセット位置を規定 するのではなく、壁パネルの側において高さ調節部材のセット位置を規定するよ うにしたものである。具体的には壁パネルの両端部に高さ調節部材をセットする ようになしたものである。
【0010】 本考案によれば、壁パネルの幅寸法の如何に拘らず確実に高さ調節部材を壁パ ネル両端部に位置させることができ、従って最も効果的なパネル両端位置におい て壁パネルの支持及び高さ調節を行うことが出来る。
【0011】 また本考案によれば、床固定フレームと嵌合部材との間に直接高さ調節部材を セットして、その高さ調節部材のアジャストボルトにて壁パネルの支持及び高さ 調節を行うので、必要部品点数が少なくて済み、また施工作業も簡単化する。
【0012】 本考案においては、上記床固定フレームを上向きに開口する断面L字形状に、 また嵌合部材を下向きに開口する断面逆L字形状とするのが好適で(請求項2) 、この場合床固定フレーム,嵌合部材の形状を単純な形状とすることができると ともに、それらL字形状部材の前面側の第二立上り片と第二垂下片の上下長さを 短くしておくことで、第一立上り片の上端と第二垂下片の下端との間にアジャス トボルト操作のための前面開放部を形成することができる。
【0013】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1において10は上向きに開口する断面L字形状の床固定フレームで、後面 側の背の高い第一立上り片12と、前面側の背の低い第二立上り片14と、それ らを下端で連結する床54(図3参照)への固定片16とを備え、また後述の高 さ調節部材46を内嵌させる長手方向に連続した溝18を内側に備えている。
【0014】 20は壁パネルであって、下地ボード22の表面にタイル24が貼着されてお り、また裏面側には補強フレーム(パネル構成フレーム)26が縦横に設けられ ている。
【0015】 これら壁パネル20の下端面の左右各端部には、下向きに開口する断面逆L字 形状の嵌合金具28が固設されている。嵌合金具28は、後面側の垂下長の長い 第一垂下片30と、前面側の垂下長の短い第二垂下片32と、それらを上端で連 結する連結片34とを有し、床固定フレーム10における上記第一立上り片12 を介して高さ調節部材46を内嵌させる溝36を内側に有している。
【0016】 壁パネル20下端面のそれら嵌合金具28と28との間の部分には、金属製の 角パイプ(パネル固定フレーム)38が固設されている。この角パイプ38には 、前面側に後述の固定ビスを通すための口径の大きな貫通穴40が形成され、ま た図4に示しているように後面側には固定ビスをねじ込むための、対応する口径 の下穴42が形成されている。
【0017】 46はコ字形状を成す高さ調節部材であって、図5にも示しているように一対 の脚片48と、これら脚片48によって支持される台片50とを有している。こ れら高さ調節部材46は前面と後面とが開放形状とされており、また台片50に は中央部にアジャストボルト52が上向きに螺合されている。 尚この例では互いに隣接して配置される一対の高さ調節部材46が予め溶接に より固定されている。
【0018】 図2は壁パネル20の取付状態を示している。図に示しているように本例では 床固定フレーム10が固定片16においてピン56により床54に固定される一 方、壁パネル20に固定した嵌合金具28の第一垂下片30が床固定フレーム1 0の第一立上り片12に外嵌され、また床固定フレーム10と嵌合金具28の内 側の溝18,36に高さ調節部材46が内嵌され、そして高さ調節部材46の台 片50に螺合されたアジャストボルト52の上端が嵌合金具28の連結片34を 介して壁パネル20下端に当接させられ、支持を行っている。
【0019】 尚高さ調節部材46は、嵌合金具28に対しては床固定フレーム10の第一立 上り片12を介して内嵌されている。
【0020】 一方壁パネル20の下端面に固設された上記角パイプ38は、第一立上り片1 2の内面に対して嵌合されている。即ちこの例では、角パイプ38と嵌合金具2 8の第一垂下片30とが、床固定フレーム10の第一立上り片12を内外両側か ら挟み込む形となっている。
【0021】 本例の取付構造の場合、床固定フレーム10を床54に固定した状態で壁パネ ル20及び高さ調節部材46をセットし、そして嵌合金具28の第二垂下片32 の下端と床固定フレーム10の第二立上り片14の上端との間に形成された前面 開放部57を通じてアジャストボルト52を回転操作し、壁パネル20に対する 支持高さを調節する。
【0022】 しかる後角パイプ38の貫通穴40より固定ビスを挿入して角パイプ38後面 側の下穴42及び床固定フレーム10の第一立上り片12にこれをねじ込み、壁 パネル20と床固定フレーム10とを互いに締結する。
【0023】 そしてその後において床仕上げシート58の床54への貼着又は図3に示して いるようにタイル62の貼着施工を行なうとともに、前面開放部57への幅木6 0の貼着施工を行ない、同部を閉鎖する。
【0024】 尚タイル仕上げを行う場合には、タイル仕上面の位置が床54に対してある程 度高くなることから、床固定フレーム10,嵌合金具28,高さ調節部材46と してこれに対応した形状,大きさのものを用いる。
【0025】 図6は入隅,出隅等のコーナー部への高さ調節部材46の配置例を示したもの で、図示のように本例では脚片64,台片66を有する結合部材68にて一対の 高さ調節部材46を直角に一体に結合する。
【0026】 そしてこれら高さ調節部材46を、結合部材68で連結した状態で入隅,出隅 等のコーナー部にセットし、これらによって壁パネル70のコーナー部を支持し 且つ高さ調節する。尚ここではコーナー部の壁パネル70として、直角に屈曲し た一体のコーナーパネル70を用いている。即ち図7において、結合部材68に て結合された高さ調節部材46は壁パネル70の両端部ではなく中間部に配置さ れ、そこにおいてコーナーパネル70の支持,高さ調節を行なっている。
【0027】 而してこの屈曲形状の壁パネル70の幅方向両端部には別途の高さ調節部材4 6がセットされ、それらによって各端部の支持及び高さ調節が行われる。
【0028】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案はその 他様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である壁パネルの取付構造の
分解斜視図である。
【図2】床仕上材として長尺シートを用いた場合の壁パ
ネルの取付構造の図である。
【図3】タイル床仕上げの場合の壁パネルの取付構造の
図である。
【図4】図1における壁パネルの下端部周辺の図であ
る。
【図5】図1における高さ調節部材の図である。
【図6】コーナー部に配置される高さ調節部材の図であ
る。
【図7】コーナー部における壁パネルの取付構造の平面
図である。
【図8】壁パネルの従来の取付構造の一例を示す説明図
である。
【図9】本願の先願に係る壁パネルの取付構造の例を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 床固定フレーム 12 第一立上り片 14 第二立上り片 16 固定片 18 溝 20 壁パネル 28 嵌合金具 30 第一垂下片 32 第二垂下片 34 連結片 38 角パイプ 46 高さ調節部材 48 脚片 50 台片 52 アジャストボルト 54 床 57 前面開放部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)左右一対の脚片と該脚片によって支
    持される台片とを有し、該台片にアジャストボルトが上
    下向きに保持された高さ調節部材と (ロ)壁パネルの床への固定部に沿って連続的に延びる
    長尺状の部材であって、その長手方向に連続的に延びる
    後面側の第一立上り片及び前面側の第二立上り片とこれ
    らを下端で連結する床への固定片とを有し、前記高さ調
    節部材を内嵌させるための長手方向に連続した溝を内側
    に有する床固定フレームと (ハ)前記壁パネルの下端面の左右各端部に固定される
    パネル幅方向に所定の長さを有する部材であって、前記
    第一立上り片に外嵌される後面側の第一垂下片と前面側
    の第二垂下片及びそれらを上端で連結する連結片を有
    し、該第一立上り片を介してそれら垂下片間に前記高さ
    調節部材を内嵌させる嵌合部材と (ニ)前記壁パネルの各端部の嵌合部材間において該壁
    パネルの下端面に固定され、前記床固定フレームの第一
    立上り片に内嵌されるパネル固定フレームと (ホ)前記第二立上り片及び/又は第二垂下片若しくは
    それらの間に形成された前記アジャストボルトを回転操
    作するための前面開放部と を含み、該アジャストボルトの上端において前記壁パネ
    ルを支持し且つ高さ調節するようになされていることを
    特徴とする壁パネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記床固定フレームが上向きに開口する
    断面L字形状、前記嵌合部材が下向きに開口する断面逆
    L字形状をそれぞれ成しており、前記前面開放部が該床
    固定フレームにおける前記第二立上り片の上端と、該嵌
    合部材の前記第二垂下片の下端との間に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の壁パネルの取付構
    造。
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