JPH0715845A - 分岐接続部の構造 - Google Patents

分岐接続部の構造

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Publication number
JPH0715845A
JPH0715845A JP5178563A JP17856393A JPH0715845A JP H0715845 A JPH0715845 A JP H0715845A JP 5178563 A JP5178563 A JP 5178563A JP 17856393 A JP17856393 A JP 17856393A JP H0715845 A JPH0715845 A JP H0715845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
branch
insulating
power cable
insulating layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP5178563A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsugi Saito
貢 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Electric Works Ltd
Original Assignee
Asahi Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Electric Works Ltd filed Critical Asahi Electric Works Ltd
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Publication of JPH0715845A publication Critical patent/JPH0715845A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絶縁母線10の接続部導体12を絶縁被覆す
る絶縁層16にトラッキングが生じないようにし、また
電力ケーブル24の脱着作業が容易であるようにした分
岐接続部の構造を得る。 【構成】 接続部導体12より絶縁層16を貫通させて
露出導電部40を突出させ、この露出導電部40を支持
碍子44を介してキャビネット20に接続して、絶縁母
線10をキャビネット20内に配置固定する。そして、
接続部導体12から分岐された分岐導体14にチューリ
ップコンタクト22を介して電力ケーブル24の端部を
接続する。さらに、電力ケーブル24に接触せずに遊嵌
する絶縁保護カバー46を、その一端で分岐導体14の
絶縁層16に嵌合させて設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧が印加される絶
縁母線に、複数の電力ケーブルを接続して分岐させるた
めの分岐接続部の構造に係わり、特に絶縁母線の絶縁層
にトラッキングが生じないようにした分岐接続部の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分岐接続部の構造の一例を図3に
示す。図3において、絶縁母線10は、接続部導体12
に分岐導体14,14,14が突設され、接続部導体1
2と分岐導体14,14,14がゴムまたはプラスチッ
ク等からなる絶縁層16で絶縁被覆され、この絶縁層1
6を把持する固定金具18,18により取付基台として
の鉄製のキャビネット20に配置固定される。そして、
分岐導体14,14,14の端部に、それぞれチューリ
ップコンタクト22,22,22を介して電力ケーブル
24,24,24の端部がそれぞれ接続固定される。さ
らに、電力ケーブル24,24,24にはストレスコー
ン26,26,26が配居され、その外周からチューリ
ップコンタクト22,22,22および分岐導体14,
14,14の絶縁層16にかけて絶縁テープ28,2
8,28が巻回され、導電部が露出しない構造とされて
いた。
【0003】なお、チューリップコンタクト22は、一
例として以下のごとき構造からなる。まず、中間部にフ
ランジ部を有するオス接子30の一端部に電力ケーブル
24の端部が挿入されてカシメられ、このオス接子30
の他端がチューリップコンタクト本体32に挿入弾接さ
れる。このチューリップコンタクト本体32が、ビス等
により分岐導体14の端部に固定される。さらに、オス
接子30が挟搾部を有する締付金具34に挿入されてフ
ランジ部で抜け止めされ、この締付金具34が分岐導体
14に螺合して固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき従来の構
造にあっては、固定金具18,18がキャビネット20
を介して接地されるため、絶縁母線10に印加された高
電圧により絶縁層16の表面を経て固定金具18,18
に微弱な漏洩電流が流れる。そして、絶縁層16の表面
が汚損されまた結露が生じて表面抵抗が低下すると、漏
洩電流の値が大きくなってトラッキングを生じ易い。さ
らに、このトラッキングを放置するならば、絶縁層16
の燃焼を誘発するという極めて重大な問題が生じる。
【0005】また、分岐導体14,14,14と電力ケ
ーブル24,24,24とは、チューリップコンタクト
22,22,22により、それ自体は比較的に脱着が容
易であるが、絶縁のために外周に絶縁テープ28,2
8,28が巻回されており、電力ケーブル24,24,
24の脱着には、この絶縁テープ28,28,28の取
り外しおよび巻き付けが必要であり、それだけ脱着作業
が煩雑であった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、絶縁母線の絶縁層にトラッキングが生じないよう
にし、また電力ケーブルの脱着作業が容易であるように
した分岐接続部の構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の分岐接続部の構造は、絶縁母線の接続部
導体から分岐させた分岐導体に電力ケーブルの端部を接
続する分岐接続部であって、前記接続部導体よりこの接
続部導体を絶縁被覆する絶縁層を貫通して突出する露出
導電部を設け、この露出導電部を支持碍子を介して取付
基台に接続して、前記絶縁母線を前記取付基台に固定し
て構成されている。
【0008】そして、絶縁母線の接続導体部から分岐さ
せた分岐導体に電力ケーブルの端部を接続する分岐接続
部であって、絶縁保護カバーを、導電部が露出した接続
部に接触せずに遊嵌するとともに、その一端で前記分岐
導体を絶縁被覆する絶縁層に取り付けて固定して構成し
ても良い。
【0009】さらに、前記分岐導体と前記電力ケーブル
の端部を、チューリップコンタクトを介して接続して構
成することもできる。
【0010】
【作 用】絶縁母線の接続部導体より、絶縁層を貫通し
て露出導電部を設け、支持碍子を介して固定するので、
絶縁母線に印加された高電圧による電位差は支持碍子に
加わり、絶縁層の表面は絶縁母線とほぼ同電位となり、
表面を漏洩電流が流れることがない。
【0011】そして、絶縁保護カバーを、導体部が露出
する接続部に接触せずに遊嵌し、その一端で分岐導体の
絶縁層に取り付けたので、露出部から絶縁母線の絶縁層
に至る径路は、絶縁保護カバーの内周面と外周面を経な
ければならない。そこで、露出部から絶縁母線までの表
面抵抗が大きなものとなり、表面を漏洩電流が流れにく
い。しかも、絶縁保護カバーにより、接続部が囲まれて
感電防止し得るとともに、接続が塵芥等で汚損されるこ
とがない。
【0012】さらに、分岐導体と電力ケーブルの端子が
チューリップコンタクトを介して接続され、しかも絶縁
保護カバーが遊嵌されるならば、この絶縁保護カバーを
取り外すことで、容易に分岐導体と電力ケーブルを脱着
し得る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1および図2
を参照して説明する。図1は、本発明の分岐接続部の構
造の一部を切り欠いた図であり、図2は、図1のA−A
矢視断面図である。図1および図2において、図3と同
一または均等な部材には同一符号を付けて重複する説明
を省略する。
【0014】図1および図2において、接続部導体12
から絶縁層16を貫通して露出導電部40,40が突出
され、この露出導電部40,40が支持金具42,42
と支持碍子44,44と支持金具42,42を順次に介
して取付基台としての鉄製のキャビネット20に固定さ
れる。
【0015】また、分岐導体14,14,14と電力ケ
ーブル24,24,24の端子は、チューリップコンタ
クト22,22,22を介して脱着が容易に接続され、
この接続部にゴムまたはプラスチック等からなり適宜な
弾性を有する絶縁保護カバー46,46,46が遊嵌さ
れ、その一端が分岐導体14,14,14の絶縁層1
6,16,16に嵌合して取り付けられる。この絶縁保
護カバー46,46,46は、電力ケーブル24,2
4,24への遊嵌部分がスカート状に広げられていて、
電力ケーブル24,24,24と接触しないように形成
される。なお、絶縁テープ28,28,28は、ストレ
スコーン26,26,26からオス接子30,30,3
0の中間部にまで巻回され、締付金具34,34,34
には巻回されない。
【0016】かかる構成において、電力ケーブル24の
接続にあっては、絶縁保護カバー46を電力ケーブル2
4に遊嵌させるとともに電力ケーブル24の端部を絶縁
保護カバー46から突出させた状態で、締付金具34を
分岐導体14の端部に螺合させて、分岐導体14と電力
ケーブル24の接続を行なう。そして、絶縁保護カバー
46をずらして、その一端を分岐導体14の絶縁層16
に嵌合させて固定し、絶縁保護カバー46で接続部を覆
う。
【0017】電力ケーブル24を分離するには、上述の
手順と逆に、絶縁保護カバー46をずらして接続部を露
出させ、締付金具34を取り外せば良い。
【0018】なお、絶縁保護カバー46は、一例として
適宜な弾性を備えていて、それ自体の弾力によって分岐
導体14の絶縁層16を把持するものであるが、締付バ
ンド等を用いて絶縁保護カバー46が絶縁層16に固定
されるような構造であっても良い。
【0019】上述のごとき本発明の分岐接続部の構造
は、絶縁層16を貫通して露出導電部40が突設される
ので、絶縁層16の表面は接続部導体12とほぼ同電位
となり、絶縁層16の表面を漏洩電流が流れることがな
くてトラッキングを生ずることがない。なお、接続部導
体12に印加される高電圧は、無機質素材からなる支持
碍子44に加わり、耐久性に優れた絶縁が得られる。ま
た、露出導電部40は、絶縁母線10に対して作業員と
反対側となる位置、すなわちキャビネット20の壁面近
くに設けることで、露出していても感電等の危険はな
い。
【0020】そして、絶縁保護カバー46により、導電
部が露出する接続部から絶縁母線10の絶縁層16に至
る径路は、絶縁保護カバー46の内周面と外周面を経な
ければならず、それだけ経路が長いものとなる。そこ
で、接続部の露出部から絶縁母線までの表面抵抗が大き
なものとなり、表面を漏洩電流が流れにくく、トラッキ
ングを生ずることがない。しかも、絶縁保護カバー46
により、接続部が囲まれており、接続部を絶縁テープ2
8で巻回することなしに、感電を防止できるとともに塵
芥等で汚損されることがない。
【0021】さらに、分岐導体14と電力ケーブル24
の端部の接続部を、チューリップコンタクト22を介し
て容易に脱着できるように形成し、しかもこの接続部を
絶縁保護カバー46で覆うならば、絶縁保護カバー46
を取り外してチューリップコンタクト22を組み立てま
たは分解することで、容易に電力ケーブル24の脱着が
できる。なお、接続部の外周に絶縁テープ28が巻回さ
れ、さらに絶縁保護カバー46で覆われていても良い。
また、分岐導体14と電力ケーブル24の接続は、チュ
ーリップコンタクト22による接続構造に限られず、敷
設後に切り離しおよび再接続可能な構造であれば良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分岐接続
部の構造は構成されているので、以下のごとき格別な効
果を奏する。
【0023】請求項1記載の分岐接続部の構造にあって
は、絶縁層を貫通して露出導電部が突出しているので、
絶縁層の表面は絶縁母線の接続部導体とほぼ同電位とな
り、絶縁層の表面を漏洩電流が流れることがなく、トラ
ッキングを生ずることがない。また、接続部導体に印加
された高電圧が、無機質素材からなる支持碍子に加わ
り、耐久性に優れている。
【0024】そして、請求項2記載の分岐接続部の構造
にあっては、分岐導体と電力ケーブルの接続部を、電力
ケーブルに接触せずに遊嵌する絶縁保護カバーで覆うの
で、接続部から絶縁母線に至る径路が長くて表面抵抗が
大きなものとなり、漏洩電流が流れにくく、トラッキン
グを生ずることがない。しかも、絶縁保護カバーで接続
部を囲うので、感電防止できるとともに、接続部が塵芥
等で汚損されることがない。
【0025】さらに、請求項3記載の分岐接続部の構造
にあっては、チューリップコンタクトの分解および組み
立てによって、敷設後にあっても、電力ケーブルの切り
離しおよび再接続が容易に行ない得る。特に、接続部を
絶縁保護カバーで覆い、絶縁テープ等を巻回しないなら
ば、絶縁保護カバーを取り外すことで、電力ケーブルの
切り離しおよび再接続が極めて容易にでき、保守管理の
点で優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分岐接続部の構造の一部を切り欠いた
図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】従来の分岐接続部の構造の一例の一部切り欠い
た図である。
【符号の説明】
10 絶縁母線 12 接続部導体 14 分岐導体 16 絶縁層 20 キャビネット 22 チューリップコンタクト 24 電力ケーブル 40 露出導電部 44 支持碍子 46 絶縁保護カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁母線の接続部導体から分岐させた分
    岐導体に電力ケーブルの端部を接続する分岐接続部であ
    って、前記接続部導体よりこの接続部導体を絶縁被覆す
    る絶縁層を貫通して突出する露出導電部を設け、この露
    出導電部を支持碍子を介して取付基台に接続して、前記
    絶縁母線を前記取付基台に固定したことを特徴とする分
    岐接続部の構造。
  2. 【請求項2】 絶縁母線の接続導体部から分岐させた分
    岐導体に電力ケーブルの端部を接続する分岐接続部であ
    って、絶縁保護カバーを、導電部が露出した接続部に接
    触せずに遊嵌するとともに、その一端で前記分岐導体を
    絶縁被覆する絶縁層に取り付けて固定したことを特徴と
    する分岐接続部の構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の分岐接続部の構
    造において、前記分岐導体と前記電力ケーブルの端部
    を、チューリップコンタクトを介して接続したことを特
    徴とする分岐接続部の構造。
JP5178563A 1993-06-28 1993-06-28 分岐接続部の構造 Pending JPH0715845A (ja)

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JP5178563A JPH0715845A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 分岐接続部の構造

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JPH0715845A true JPH0715845A (ja) 1995-01-17

Family

ID=16050676

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JP5178563A Pending JPH0715845A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 分岐接続部の構造

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JP (1) JPH0715845A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105071335A (zh) * 2015-08-13 2015-11-18 江苏省电力公司常州供电公司 快速插拔电缆分支箱

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105071335A (zh) * 2015-08-13 2015-11-18 江苏省电力公司常州供电公司 快速插拔电缆分支箱

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