JPH07158365A - ブラインド用スラット及びその製造方法 - Google Patents

ブラインド用スラット及びその製造方法

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JPH07158365A
JPH07158365A JP34018393A JP34018393A JPH07158365A JP H07158365 A JPH07158365 A JP H07158365A JP 34018393 A JP34018393 A JP 34018393A JP 34018393 A JP34018393 A JP 34018393A JP H07158365 A JPH07158365 A JP H07158365A
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JP
Japan
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resin
slat
paper
heat
blind
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Pending
Application number
JP34018393A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuya Sawamura
温也 澤村
Yoshikazu Kato
芳和 加藤
Mitsunori Kanemura
満徳 兼村
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MORUZA KK
Original Assignee
MORUZA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】容易でかつ安価に製造でき、通風性に優れ、微
妙な調光が可能でかつ柔らかな光を採り入れることがで
きる。 【構成】溶融温度110℃前後の低溶融ポリエステル繊
維等の熱溶融繊維を30%〜100%含む紙6(60g
/m2 )を抄造し、同紙6をブラインドのスラットの幅
より若干狭いスリット加工されたロールにした。押し出
し機1によりポリカーボネイト樹脂8を同機1の口金具
2より平板形状に押し出し、その直後で温度が200℃
前後の同樹脂8の片面に紙6をローラー4により圧着し
た。この際、同樹脂8の熱により紙6の低溶融ポリエス
テル繊維が溶融し同樹脂8に接着した。温度が150℃
程度以上の同樹脂8を一対の金型5により断面略S字状
に湾曲成形し所定の長さに切断しスラットとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラインド用スラット
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、和室で遮光及び遮音したりする際
には障子が利用されている。この障子に使用される障子
紙は障子紙の持つ独特の風合いにより直射日光を遮ると
ともに外からの目隠しの役割りをすることができる。と
ころが、障子紙においては通風性及び微妙な調光が難し
いという問題がある。そこで、アルミ合金等の金属、ま
たは、塩化ビニール等の樹脂からなるスラットを用いた
横型ブラインドを和室に使用することが考えられる。と
ころが、アルミ合金等の金属、または、塩化ビニール等
の樹脂からなるスラットを用いた横型ブラインドではそ
の材質感からくる冷たさのため和室にフィットしないと
いう問題がある。そのため、特開昭53−117238
号、特公昭58−22628号、特開平3−18388
8号では不織布、織布、編布等を使用した布製、また
は、布の風合いを持ったスラットが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭53
−117238号、特公昭58−22628号、特開平
3−183888号にて布製、または、布の風合いを持
ったスラットが開示されているが、同スラットに樹脂を
含浸させスラットとしての強度を出すためには布を厚く
する必要があった。また、熱溶融性繊維からなるスラッ
トも同様に厚くする必要があり、更に、障子紙のような
柔らかい雰囲気を持つ光を採り入れる迄にはいたらなか
った。また、前記公報により開示されたスラットの製造
方法には特別な製造ラインを必要とし、製造コストが高
くなるという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は容易でかつ安価に
製造でき、通風性に優れ、微妙な調光が可能で柔らかな
光を採り入れることができるブラインド用スラット及び
その製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに第一の発明では紙、または、布に熱溶融性部材が具
備され、この熱溶融性部材にて片面、或いは、両面に
紙、または、布が樹脂性スラットに対して熱融着されて
いることを要旨とする。ここでの布とは不織布、織布、
編布を含むものである。
【0006】第二の発明では樹脂性スラットを押し出し
成形し、同スラットの片面、或いは、両面に熱溶融性部
材を含む紙、または、布を載置して、前記成形時の樹脂
の熱により、スラットに熱融着させることを要旨とす
る。
【0007】第三の発明では樹脂性スラットを平板状に
押し出し成形し、同スラットの片面、或いは、両面に熱
溶融性部材を含む紙、または、布を載置して、前記成形
時の熱により、スラットに熱融着させ、その後断面所定
形状に形成することを要旨とする。
【0008】
【作用】このように構成された第一の発明のブラインド
用スラットによれば樹脂性スラットに対して紙、また
は、布が熱融着されているので、スラットの表面は紙、
または、布の特性を生かしたブラインドとなる。また、
合成樹脂性のスラットの表面に紙、布が貼着されている
ため、保形性に優れている。
【0009】第二の発明のブラインド用スラットの製造
方法によれば片面、或いは、両面に熱溶融性部材を含む
紙、または、布が樹脂性スラットに熱融着されたブライ
ンド用スラットを特別な装置を使用せずに製造する。
【0010】第三の発明のブラインド用スラットの製造
方法によれば平板状の樹脂性スラットの片面、或いは、
両面に熱溶融性部材を含む紙、または、布が熱融着され
たブラインド用スラットを特別な装置を使用せず所望す
る形状に製造する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1、
2に従って説明する。溶融温度110℃前後の低溶融ポ
リエステル繊維等の熱溶融繊維を40%含む紙6(60
g/m2 )を抄造し、この紙6をブラインド用スラット
の幅より若干(2〜5mm)狭いスリット加工されたロ
ールにする。
【0012】公知の樹脂押し出し機1によりポリカーボ
ネイト樹脂8を同機1の口金具2より平板状に押し出
す。押し出された直後で温度が200℃前後のポリカー
ボネイト樹脂8の片面に前記ロールに形成した紙6を一
対の押圧ローラー4により圧着する。この際、図2に示
すようにポリカーボネイト樹脂8の200℃の熱により
紙6の低溶融ポリエステル繊維が溶融し平板形状のポリ
カーボネイト樹脂8に接着する。次に、樹脂8の温度が
150℃程度以上の成形可能な状態の間に同樹脂8を断
面略S字状に湾曲成形する。すなわち、断面略S字状の
一対の金型5を備えた成形機3に同樹脂8を通過させる
ことにより成形する。その後、紙6が熱融着した樹脂8
の温度が常温まで下がった後、所定の長さに順次切断し
スラットとする。そして、これらスラットに通常の横型
ブラインドに必要な孔あけ加工を施し必要な部材とを組
み合わせて横型ブラインドとする。
【0013】従って、本実施例の製造方法によれば通常
の樹脂押し出し機1をそのまま利用して製造できるので
容易、かつ、安価に製造することができる。また、本実
施例のブラインド用スラットを一般的な横型ブラインド
に組み込むことにより横型ブラインドの長所である通風
性及び微妙な調光が可能となるという優れた効果があ
る。また、紙6の特性を生かした柔らかい雰囲気を持つ
光を採り入れることができ、更に、和風建築の一般家庭
にフィットするという優れた効果がある。また、従来と
は異なり本実施例ではポリカーボネイト樹脂8が固まっ
た後はスラットとして充分な強度を有するので同樹脂8
を厚くする必要はない。また、保形性にも優れている。
【0014】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではない。例えば、本実施例では成形機3とローラ
ー4を別々にしたが、これらを一つにしてもよい。すな
わち、図3に示すように、軸心を含む面で断面を切った
場合端面が略S字状となる一対のローラー7にてポリカ
ーボネイト樹脂8とスリット加工された紙6を同時に熱
圧着及び湾曲形成させてもよい。また、前記実施例では
熱溶融繊維を含有する紙6を用いたが、その他、例え
ば、熱溶融繊維を含有しない紙、または、ポリエステル
繊維等の織布の片面に熱溶融性の糊膜(ポリエチレン、
または、エチレン酢酸ビニル共重合体等)をラミネート
加工したものを用いてもよい。また、本実施例ではポリ
カーボネイト樹脂8の片面に紙6を熱融着したが、両面
に紙6を熱融着してもよい。また、本実施例において紙
6(60g/m2 )には溶融温度110℃前後の低溶融
ポリエステル繊維等の熱溶融繊維を40%含ませたが、
同熱溶融繊維は30%〜100%の範囲で任意に含ませ
てもよい。
【0015】その他、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のブライン
ド用スラットの製造方法によれば通常の樹脂押し出し機
をそのまま利用して製造できるので容易、かつ、安価に
製造することができる。また、本発明のブラインド用ス
ラットを一般的な横型ブラインドに組み込むことにより
紙または布の透過光による柔らかな採光とブラインドの
長所である通風性及び微妙な調光が可能となるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の概略図である。
【図2】同じく、スラットの断面図である。
【図3】別例のローラの断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙、または、布に熱溶融性部材が具備さ
    れ、この熱溶融性部材にて片面、或いは、両面に紙、ま
    たは、布が樹脂性スラットに対して熱融着されているこ
    とを特徴とするブラインド用スラット。
  2. 【請求項2】 樹脂性スラットを押し出し成形し、同ス
    ラットの片面、或いは、両面に熱溶融性部材を含む紙、
    または、布を載置して、前記成形時の樹脂の熱により、
    スラットに熱融着させることを特徴とするブラインド用
    スラットの製造方法。
  3. 【請求項3】 樹脂性スラットを平板状に押し出し成形
    し、同スラットの片面、或いは、両面に熱溶融性部材を
    含む紙、または、布を載置して、前記成形時の熱によ
    り、スラットに熱融着させ、その後断面所定形状に形成
    することを特徴とするブラインド用スラットの製造方
    法。
JP34018393A 1993-12-06 1993-12-06 ブラインド用スラット及びその製造方法 Pending JPH07158365A (ja)

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JP34018393A JPH07158365A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 ブラインド用スラット及びその製造方法

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JPH07158365A true JPH07158365A (ja) 1995-06-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115672A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Kawashima Selkon Textiles Co Ltd バーチカルブラインド、スラットおよびスラットの製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115672A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Kawashima Selkon Textiles Co Ltd バーチカルブラインド、スラットおよびスラットの製造法

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