JPH08309899A - 処理シートおよび該処理シートの製造方法 - Google Patents

処理シートおよび該処理シートの製造方法

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JPH08309899A
JPH08309899A JP14552395A JP14552395A JPH08309899A JP H08309899 A JPH08309899 A JP H08309899A JP 14552395 A JP14552395 A JP 14552395A JP 14552395 A JP14552395 A JP 14552395A JP H08309899 A JPH08309899 A JP H08309899A
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JP
Japan
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melting point
agent powder
woven fabric
sheet
powder layer
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Withdrawn
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JP14552395A
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English (en)
Inventor
Morihiko Ono
守彦 大野
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Sun Chemical Corp
Original Assignee
Sun Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は吸臭、吸湿等の処理に使用する
処理シートを提供することにある。 【構成】処理剤粉末層12の両側に不織布13,13を
被着するが、該不織布13にはホットメルトシート14
を裏打ちしておき、両側の不織布13,13を該処理剤
粉末層12を介してニードルパンチ加工によって結合
し、かつ加熱して該ホットメルトシート14を溶融して
該処理剤粉末層12と該不織布13,13とを接着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸湿、吸臭等の処理を行
なう処理シートおよび該処理シートの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように吸湿剤、吸臭剤
等の処理剤粉末層(2) の両側に低融点繊維を混合した不
織布(3) を被着した処理シート(1) が提供されている。
上記処理シート(1) は一方の不織布(3) 上に処理剤粉末
を散布し、スキーズロールやスキーズナイフ等で上面を
平坦にして処理剤粉末層(2) を形成し、該処理剤粉末層
(2) の上に更に不織布(3) を重ねてニードルパンチ加工
を行なった後加熱押圧し、該不織布(3) に混合されてい
る低融点繊維を溶融して該処理剤粉末層(2) に移行せし
め、該不織布(3) と該処理剤粉末層(2) とを接着するこ
とにより製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の処理シート
(1) では処理剤粉末が不織布(3) から目洩れしないよう
に不織布(3) の厚さを大とし、また低融点繊維の混合量
を多くして該低融点繊維の溶融物を該処理剤粉末層(2)
側へ充分に移行させる必要がある。しかし該不織布(3)
の厚みを大とすると該不織布(3) 上に散布した処理剤粉
末をスキーズして上面を平坦にする時、該不織布(3) が
押圧されて厚みが大巾に圧縮され、該処理剤粉末層(2)
の厚みが均一にならず、処理シート(1) の表面が凹凸に
なるし、全体が厚くなり取扱かいにくゝなると云う問題
点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、処理剤粉末層(12)と、該処理剤
粉末層(12)の両側に被着される不織布(13)と、該両側の
不織布(13)に裏打ちされているホットメルトシート(14)
とからなり、該両側の不織布(13)はニードルパンチ加工
によって該処理剤粉末層(12)を介して相互結合されてお
り、更に該処理剤粉末層(12)は該ホットメルトシート(1
4)を介して該不織布(13)に接着されている処理シート(1
1)を提供するものである。
【0005】
【作用】処理剤粉末層(12)はニードルパンチ加工によっ
て処理剤粉末層(12)を介して結合されている両側の不織
布(13,13) 間にかけ渡されている繊維によって固定され
かつホットメルトシート(14)によって接着されるが、該
ホットメルトシート(14)は加熱溶融される際に該処理剤
粉末層(12)に充分移行して不織布(13)と処理剤粉末層(1
2)との接着が行われる。したがって該不織布(13)が薄手
のものであっても処理剤粉末が目洩れしない。そして薄
手の不織布(13)を使用すれば処理剤粉末層(12)をスキー
ズする時厚みの大巾な圧縮がなく処理剤粉末層(12)の厚
みを均一にすることが出来る。
【0006】
【実施例】本発明を図1〜図3に示す一実施例によって
説明すれば、不織布(13)はポリプロピレン繊維、低融点
ポリエステル繊維、低融点ポリアミド繊維等の融点25
0℃以下の低融点繊維を材料とするか、あるいは上記低
融点繊維と融点250℃以上の高融点ポリエステル繊
維、高融点ポリアミド繊維、アクリル繊維、アセテート
繊維、塩化ビニル繊維、塩化ビニリデン繊維、木綿等の
通常繊維とを混合し、上記低融点繊維または低融点繊維
と通常繊維との混合繊維のウェブまたは該ウェブをニー
ドルパンチ加工したものを加熱して該低融点繊維を溶融
結着せしめたいわゆるスパンボンド、上記ポリプロピレ
ン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル
繊維、塩化ビニル繊維、塩化ビニリデン繊維、木綿等の
繊維のウェブをニードルパンチ加工によって結着したい
わゆるニードル不織布、上記繊維を合成樹脂をバインダ
ーとして結着したいわゆるレジン不織布である。
【0007】上記不織布(13)は通常目付10〜100g
/m2 の薄手のものが使用され、該不織布(13)にはポリ
エチレン、ポリアミド等のホットメルトシート(14)が裏
打ちされている。該ホットメルトシート(14)の厚みは通
常20〜60μ程度である。
【0008】不織布(13)がスパンボンドの場合は、該不
織布(13)の低融点繊維の融点よりも該ホットメルトシー
ト(14)の融点を低く設定する。例えば不織布(13)の低融
点繊維がポリプロピレン繊維(融点130℃)あるいは
低融点ポリエステル繊維(融点150℃)である場合に
は融点110℃のポリエチレンシートやポリアミドシー
トを使用する。上記不織布(13)上には図1に示すように
震動篩(15)から処理剤粉末(12A) を散布し、スキーズロ
ール(16)によって上面をスキーズして厚みを均一にして
処理剤粉末層(12)を形成する。
【0009】本発明において使用される処理剤粉末とし
ては、例えば活性炭、ゼオライト、ケイ藻土、葉緑素、
シクロデキストリン、セラミック粉末、シリカゲル粉末
等の脱臭性、脱湿性、あるいは遠赤外線放射性等を有す
る粉末がある。上記処理剤粉末は二種以上混合されても
よい。該処理剤粉末層(12)の厚さは通常1〜10mmとす
る。上記処理剤粉末層(12)を形成したらその上に同様な
不織布(13)を重ね、図2に示すようなニードルパンチン
グマシン(17)によりニードルパンチ加工を施こす。該ニ
ードルパンチ加工は図2矢印に示すように両側から行わ
れるが、片側のみから行われてもよい。このようにして
両側の不織布(13)間には繊維がかけ渡され、該不織布(1
3)は該処理剤粉末層(12)を介して結合され、そして該該
処理剤粉末層(12)は該不織布(13)間にかけ渡された繊維
によって固定される。
【0010】上記ニードルパンチ加工の後、図3に示す
ように加工物を加熱してホットメルトシート(14)を溶融
させ、そしてプレスロール(18)によってプレスすると、
該ホットメルトシート(14)の溶融物は該処理剤粉末層(1
2)に移行して該処理剤粉末層(12)は両側の不織布(13,1
3) に接着される。このようにして処理シート(11)が製
造される。該不織布(13)がスパンボンドの場合には、上
記加熱工程における加熱温度は該不織布(13)の低融点繊
維の融点よりも低く、該ホットメルトシート(14)の融点
と同じかまたはそれより高く設定する。該低融点繊維が
融点130℃のポリプロピレン繊維であり、該ホットメ
ルトシートが融点110℃のポリエチレンシートである
場合には加熱温度は例えば120℃とする。
【0011】本発明の処理シートは吸臭シート、吸湿シ
ート、鮮度保持シート、物理療法シート、フィルター材
等として使用される。
【0012】
【発明の効果】したがって本発明においては、凹凸のな
い薄手でかつ内部の処理剤粉末の目洩れがない処理シー
トが得られる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】処理剤粉末散布スキーズ状態説明図
【図2】ニードルパンチ加工説明図
【図3】加熱プレス状態説明図
【図4】従来例の断面図
【符号の説明】
11 処理シート 12 処理剤粉末層 13 不織布 14 ホットメルトシート 15 震動篩 16 スキーズロール 17 ニードルパンチングマシン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理剤粉末層と、該処理剤粉末層の両側に
    被着される不織布と、該両側の不織布に裏打ちされてい
    るホットメルトシートとからなり、該両側の不織布はニ
    ードルパンチ加工によって該処理剤粉末層を介して相互
    結合されており、更に該処理剤粉末層は該ホットメルト
    シートを介して該不織布に接着されていることを特徴と
    する処理シート
  2. 【請求項2】該不織布は低融点繊維を材料とするかまた
    は低融点繊維を混合したスパンボンドであり、該ホット
    メルトシートの融点は該低融点繊維の融点よりも低く設
    定されている請求項1に記載の処理シート
  3. 【請求項3】不織布上に処理剤粉末を散布しスキーズし
    て上面を平坦にして処理剤粉末層を形成し、その上から
    不織布を重ねて片側または両側からニードルパンチ加工
    を行なって両側の不織布を該処理剤粉末層を介して結合
    し、その後加熱して該ホットメルトシートを溶融せしめ
    て該不織布と該処理剤粉末層とを接着することを特徴と
    する処理シートの製造方法
  4. 【請求項4】該不織布は低融点繊維を材料とするかまた
    は低融点繊維を混合したスパンボンドであり、該ホット
    メルトシートの融点は該低融点繊維の融点よりも低く設
    定されており、該加熱は該不織布の低融点繊維の融点以
    下かつ該ホットメルトシートの融点以上の温度で行われ
    る請求項3に記載の処理シートの製造方法
JP14552395A 1995-05-19 1995-05-19 処理シートおよび該処理シートの製造方法 Withdrawn JPH08309899A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2383053A (en) * 2001-12-11 2003-06-18 Snecma Propulsion Solide Method of forming a fibre reinforced composite material
KR100491145B1 (ko) * 2001-04-10 2005-05-24 삼성에스디아이 주식회사 입자 유지 시트, 입자 유지 시트 제조 방법 및 입자 유지시트를 갖는 유기 전기발광 디스플레이

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