JPH07157784A - 電気粘性流体 - Google Patents
電気粘性流体Info
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- JPH07157784A JPH07157784A JP30829293A JP30829293A JPH07157784A JP H07157784 A JPH07157784 A JP H07157784A JP 30829293 A JP30829293 A JP 30829293A JP 30829293 A JP30829293 A JP 30829293A JP H07157784 A JPH07157784 A JP H07157784A
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- particles
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の電気粘性流体に比べて同じ電界強度で
より大きな誘起せん断応力を得ることができ、より大き
な電界強度を印加することができて著しく大きな誘起せ
ん断応力を得ることが可能であって、粘性の変化幅が大
きく、実用的な電気粘性流体を提供する。 【構成】 電気絶縁性の媒質中に分散粒子として分極性
微粒子を分散させた電気粘性流体において、分極性微粒
子にアルミナまたはアルミナ水和物を用いた。
より大きな誘起せん断応力を得ることができ、より大き
な電界強度を印加することができて著しく大きな誘起せ
ん断応力を得ることが可能であって、粘性の変化幅が大
きく、実用的な電気粘性流体を提供する。 【構成】 電気絶縁性の媒質中に分散粒子として分極性
微粒子を分散させた電気粘性流体において、分極性微粒
子にアルミナまたはアルミナ水和物を用いた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧の印加により粘性
を制御できる電気粘性流体に関し、印加電圧に応じた粘
性変化を利用して、電圧の印加により粘性を制御するこ
とによって、伝達トルクを制御できるクラッチ、伝達特
性を制御できる防振部品あるいは油圧回路素子、などへ
の適用をなしうる電気粘性流体に関するものである。
を制御できる電気粘性流体に関し、印加電圧に応じた粘
性変化を利用して、電圧の印加により粘性を制御するこ
とによって、伝達トルクを制御できるクラッチ、伝達特
性を制御できる防振部品あるいは油圧回路素子、などへ
の適用をなしうる電気粘性流体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気粘性流体(ERF)は、電気絶縁性
の油状媒質中に分極性の微粒子を分散させた懸濁液であ
り、電圧を印加すると、媒質中の分散粒子が分極を生ず
ることによって微粒子間に引力が働き、この結果とし
て、印加する電圧の大きさに応じて液体の粘性が変化す
る懸濁液である。そして、このような印加電圧に応じた
粘性変化を利用して、電圧の印加により粘性を制御する
ことによって、伝達トルクを制御できるクラッチ、伝達
特性を制御できる防振部品あるいは油圧回路素子、など
への適用をなしうるものとなる。
の油状媒質中に分極性の微粒子を分散させた懸濁液であ
り、電圧を印加すると、媒質中の分散粒子が分極を生ず
ることによって微粒子間に引力が働き、この結果とし
て、印加する電圧の大きさに応じて液体の粘性が変化す
る懸濁液である。そして、このような印加電圧に応じた
粘性変化を利用して、電圧の印加により粘性を制御する
ことによって、伝達トルクを制御できるクラッチ、伝達
特性を制御できる防振部品あるいは油圧回路素子、など
への適用をなしうるものとなる。
【0003】従来、電気粘性流体の媒質としては、シリ
コーン系オイル,塩化パラフィンなどのハロゲン化パラ
フィン,鉱油,塩化ジフェニル,セバチン酸ブチル,ト
ランスオイルなどが用いられている。
コーン系オイル,塩化パラフィンなどのハロゲン化パラ
フィン,鉱油,塩化ジフェニル,セバチン酸ブチル,ト
ランスオイルなどが用いられている。
【0004】また、電気粘性流体の分散粒子としては、
少なくとも表面に水分を含む含水系の微粒子と、実質的
に水分を含まない非水系の微粒子が用いられている。
少なくとも表面に水分を含む含水系の微粒子と、実質的
に水分を含まない非水系の微粒子が用いられている。
【0005】このうち、含水系の微粒子としては、シリ
カなどの無機微粒子あるいはイオン交換樹脂(例えば、
特開昭50−92278号)などの有機微粒子が用いら
れている。このような含水系の微粒子は、表面に吸着し
た水分が電圧の印加により分極する現象を利用する電気
粘性流体である。
カなどの無機微粒子あるいはイオン交換樹脂(例えば、
特開昭50−92278号)などの有機微粒子が用いら
れている。このような含水系の微粒子は、表面に吸着し
た水分が電圧の印加により分極する現象を利用する電気
粘性流体である。
【0006】また、非水系の微粒子としては、ポリアニ
リン,ポリ(アセン−キノン)などの有機半導体微粒子
(特開昭61−216202号)、金属などの導電性微
粒子の表面を電気絶縁性膜で被覆した複合体微粒子(特
開平1−164823号)が知られているが、これらは
微粒子そのものの分極を利用する電気粘性流体である。
リン,ポリ(アセン−キノン)などの有機半導体微粒子
(特開昭61−216202号)、金属などの導電性微
粒子の表面を電気絶縁性膜で被覆した複合体微粒子(特
開平1−164823号)が知られているが、これらは
微粒子そのものの分極を利用する電気粘性流体である。
【0007】そして、シリカを用いた電気粘性流体に代
表される含水系の電気粘性流体は、高価な有機半導体を
利用する電気粘性流体に比べて安価に得られ、また、導
電性微粒子の表面を絶縁膜で被覆する複合型電気粘性流
体に比べても、複合粒子の製造工程が複雑なために高価
なものとなる複合型電気粘性流体よりも含水系の電気粘
性流体の方が安価に得られる。
表される含水系の電気粘性流体は、高価な有機半導体を
利用する電気粘性流体に比べて安価に得られ、また、導
電性微粒子の表面を絶縁膜で被覆する複合型電気粘性流
体に比べても、複合粒子の製造工程が複雑なために高価
なものとなる複合型電気粘性流体よりも含水系の電気粘
性流体の方が安価に得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表面に水分を吸着させた分散粒子を利用する含水系電気
粘性流体においては、次のような問題点があった。
表面に水分を吸着させた分散粒子を利用する含水系電気
粘性流体においては、次のような問題点があった。
【0009】含水系電気粘性流体は、高温において水分
のイオン化傾向の増大により電流が急増すること、高電
圧印加時に電流が急激に増大すること、水分が気化する
と電気粘性効果を示さなくなること、などの問題点があ
る。これに対し、吸着させる水分量を減じることによっ
て、電流を抑制することは可能であるが、粘性の変化の
度合いも小さくなるため、すなわち粘性の変化幅が小さ
くなるため、実用的ではない。
のイオン化傾向の増大により電流が急増すること、高電
圧印加時に電流が急激に増大すること、水分が気化する
と電気粘性効果を示さなくなること、などの問題点があ
る。これに対し、吸着させる水分量を減じることによっ
て、電流を抑制することは可能であるが、粘性の変化の
度合いも小さくなるため、すなわち粘性の変化幅が小さ
くなるため、実用的ではない。
【0010】また、シリカ等を分散粒子とする含水系電
気粘性流体は、クラッチ,ダンパーなどの装置に利用す
るには、粘性の変化幅が不足しているという問題点があ
ることから、このような問題点を解消することが課題で
あった。
気粘性流体は、クラッチ,ダンパーなどの装置に利用す
るには、粘性の変化幅が不足しているという問題点があ
ることから、このような問題点を解消することが課題で
あった。
【0011】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題にかんが
みてなされたものであって、従来の電気粘性流体に比べ
て同じ電界強度でより大きな誘起せん断応力を得ること
ができ、より大きな電界強度を印加することができるた
め著しく大きな誘起せん断応力を得ることが可能であっ
て、粘性の変化の度合すなわち粘性の変化幅が大きく、
実用に際して十分な粘性を得ることができる実用的な電
気粘性流体を提供することを目的としている。
みてなされたものであって、従来の電気粘性流体に比べ
て同じ電界強度でより大きな誘起せん断応力を得ること
ができ、より大きな電界強度を印加することができるた
め著しく大きな誘起せん断応力を得ることが可能であっ
て、粘性の変化の度合すなわち粘性の変化幅が大きく、
実用に際して十分な粘性を得ることができる実用的な電
気粘性流体を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、電気絶縁性の媒質中に分散粒子として
分極性微粒子が分散している電気粘性流体において、分
極性微粒子がアルミナまたはアルミナ水和物であるよう
にしたことを特徴としており、実施態様においては、分
極性微粒子が遷移−アルミナ粒子、例えばγ−アルミナ
粒子であるようにし、同じく、実施態様において、γ−
アルミナ粒子の分極性微粒子の表面に0.1〜20重量
%の水分が吸着しているようにすることを特徴としてい
る。
め、本発明では、電気絶縁性の媒質中に分散粒子として
分極性微粒子が分散している電気粘性流体において、分
極性微粒子がアルミナまたはアルミナ水和物であるよう
にしたことを特徴としており、実施態様においては、分
極性微粒子が遷移−アルミナ粒子、例えばγ−アルミナ
粒子であるようにし、同じく、実施態様において、γ−
アルミナ粒子の分極性微粒子の表面に0.1〜20重量
%の水分が吸着しているようにすることを特徴としてい
る。
【0013】さらに、別の実施態様においては、分極性
粒子がアルミナ水和物であるベーマイトを用いるように
したことを特徴としている。
粒子がアルミナ水和物であるベーマイトを用いるように
したことを特徴としている。
【0014】本発明に係わる電気粘性流体では、分極性
微粒子として、アルミナまたはアルミナ水和物を用いる
ようにしているが、このうち、アルミナとして用いるこ
とができる遷移−アルミナのなかで、例えば、γ−アル
ミナは、アルミナ水和物が過熱脱水により安定なα−ア
ルミナに変化する過程で生じる準安定種であり、アルミ
ナ水和物を空気中において500℃に過熱して得られ
る。このγ−アルミナは、その粉末X線回折図がスピネ
ル(MgAl2O4)に似ていることから、スピネル類
似構造と考えられている。
微粒子として、アルミナまたはアルミナ水和物を用いる
ようにしているが、このうち、アルミナとして用いるこ
とができる遷移−アルミナのなかで、例えば、γ−アル
ミナは、アルミナ水和物が過熱脱水により安定なα−ア
ルミナに変化する過程で生じる準安定種であり、アルミ
ナ水和物を空気中において500℃に過熱して得られ
る。このγ−アルミナは、その粉末X線回折図がスピネ
ル(MgAl2O4)に似ていることから、スピネル類
似構造と考えられている。
【0015】このγ−アルミナは、価格の低い原料を熱
処理するのみで得られるため、安価であり、そしてま
た、高温安定性に優れ、高い比表面積を有することか
ら、自動車用触媒や化学工業,石油精製工業の触媒担体
として広く利用されている。
処理するのみで得られるため、安価であり、そしてま
た、高温安定性に優れ、高い比表面積を有することか
ら、自動車用触媒や化学工業,石油精製工業の触媒担体
として広く利用されている。
【0016】また、本発明の分極性微粒子として用いる
ことができるアルミナ水和物であるベーマイトは、ボー
キサイト中に広く分布するアルミナの一水和物であり、
これも同様に過熱脱水によりγ−アルミナを経て安定な
α−アルミナを生成する。このベーマイトは結晶性がよ
く、結晶型は斜方晶であることが明らかにされており、
AlO6の八面体が陵共有してジグザグに連なった巨大
平面を有しており、この平面同士が水素結合で連なった
構造となっている。
ことができるアルミナ水和物であるベーマイトは、ボー
キサイト中に広く分布するアルミナの一水和物であり、
これも同様に過熱脱水によりγ−アルミナを経て安定な
α−アルミナを生成する。このベーマイトは結晶性がよ
く、結晶型は斜方晶であることが明らかにされており、
AlO6の八面体が陵共有してジグザグに連なった巨大
平面を有しており、この平面同士が水素結合で連なった
構造となっている。
【0017】ベーマイトはアルミナを得るための工業的
な原料として利用されているため、安価な材料である。
な原料として利用されているため、安価な材料である。
【0018】発明者は、上記γ−アルミナを含めた遷移
−アルミナの表面に水酸基が多く存在し、この水酸基に
より水分子が水素結合して粒子表面に維持されること、
および上記アルミナ水和物であるベーマイトが水素結合
により結晶が成り立っていること、結晶に含まれる水が
100℃程度の温度では容易に脱水しないこと、に着目
し、遷移−アルミナおよびベーマイトの物性について鋭
意検討を進めた結果、本発明に至ったものである。
−アルミナの表面に水酸基が多く存在し、この水酸基に
より水分子が水素結合して粒子表面に維持されること、
および上記アルミナ水和物であるベーマイトが水素結合
により結晶が成り立っていること、結晶に含まれる水が
100℃程度の温度では容易に脱水しないこと、に着目
し、遷移−アルミナおよびベーマイトの物性について鋭
意検討を進めた結果、本発明に至ったものである。
【0019】電気粘性流体の分散粒子に利用するための
アルミナまたはアルミナ水和物としては、サブミクロン
から数十ミクロンまでの粒径を持つ粉末が利用できる
が、分散性を考慮すると数ミクロンの粒径を有するアル
ミナまたはアルミナ水和物の粉末が好ましい。そして遷
移−アルミナを用いる場合には、この遷移−アルミナ微
粒子の表面に水素結合により吸着させる水分量は、数重
量%から数十重量%の範囲で可能であるが、電流を増加
させないためには0.1〜20重量%、とくに10重量
%未満とすることが好ましい。
アルミナまたはアルミナ水和物としては、サブミクロン
から数十ミクロンまでの粒径を持つ粉末が利用できる
が、分散性を考慮すると数ミクロンの粒径を有するアル
ミナまたはアルミナ水和物の粉末が好ましい。そして遷
移−アルミナを用いる場合には、この遷移−アルミナ微
粒子の表面に水素結合により吸着させる水分量は、数重
量%から数十重量%の範囲で可能であるが、電流を増加
させないためには0.1〜20重量%、とくに10重量
%未満とすることが好ましい。
【0020】また、アルミナまたはベーマイト微粒子の
濃度としては、通常の電気粘性流体と同様に、数体積%
から60体積%程度の濃度まで、適用部品に要求される
粘性特性に合わせて利用することができる。
濃度としては、通常の電気粘性流体と同様に、数体積%
から60体積%程度の濃度まで、適用部品に要求される
粘性特性に合わせて利用することができる。
【0021】電気絶縁性の分散媒としては、シリコーン
系オイル,塩化パラフィンなどのハロゲン化パラフィ
ン,鉱油,塩化ジフェニル,セバチン酸ブチル,トラン
スオイルなどの種々の流体を使用することができるが、
安定性や安全性を考えると、シリコーン油を使用するの
が好ましい。また、ハロゲン化パラフィンなどの比重の
比較的大きな流体を用いると分散性が改善される。しか
しながら、今後の検討から、さらに優れた分散媒が開発
された場合には、それらが利用できるのはやぶさかでは
ない。
系オイル,塩化パラフィンなどのハロゲン化パラフィ
ン,鉱油,塩化ジフェニル,セバチン酸ブチル,トラン
スオイルなどの種々の流体を使用することができるが、
安定性や安全性を考えると、シリコーン油を使用するの
が好ましい。また、ハロゲン化パラフィンなどの比重の
比較的大きな流体を用いると分散性が改善される。しか
しながら、今後の検討から、さらに優れた分散媒が開発
された場合には、それらが利用できるのはやぶさかでは
ない。
【0022】このようにして、表面に水素結合により吸
着した水分を有する遷移−アルミナ微粒子またはベーマ
イト微粒子を分散質とする電気粘性流体の構成とするこ
とにより、安価でかつ低電流で、しかも高温特性に優れ
る安定な電気粘性流体を得ることができる。
着した水分を有する遷移−アルミナ微粒子またはベーマ
イト微粒子を分散質とする電気粘性流体の構成とするこ
とにより、安価でかつ低電流で、しかも高温特性に優れ
る安定な電気粘性流体を得ることができる。
【0023】このため、今世紀半ばに電気粘性流体が発
見されて以来、40年以上が経過しているにもかかわら
ず実用化されていなかった電気粘性流体において、実際
に実用的な電気粘性流体を提供することができ、したが
って、クラッチ,油圧回路,防振装置などの適用範囲が
広く、工業的にも大きなメリットをもたらすものであ
る。
見されて以来、40年以上が経過しているにもかかわら
ず実用化されていなかった電気粘性流体において、実際
に実用的な電気粘性流体を提供することができ、したが
って、クラッチ,油圧回路,防振装置などの適用範囲が
広く、工業的にも大きなメリットをもたらすものであ
る。
【0024】
【発明の作用】本発明に係わる電気粘性流体は、上述し
た構成としたものであるから、従来の電気粘性流体に比
べて同じ電界強度であってもより大きな誘起せん断応力
が得られることとなり、また、従来の電気粘性流体に比
べて電流が著しく小さいため、従来の電気粘性流体では
印加することができなかった高電圧領域まで電圧を印加
することができるので、従来よりもさらに大きな誘起せ
ん断応力が得られることとなり、粘性の変化幅が大きい
と共に、その際に必要な電力も少なくてすむ電気粘性流
体となる。
た構成としたものであるから、従来の電気粘性流体に比
べて同じ電界強度であってもより大きな誘起せん断応力
が得られることとなり、また、従来の電気粘性流体に比
べて電流が著しく小さいため、従来の電気粘性流体では
印加することができなかった高電圧領域まで電圧を印加
することができるので、従来よりもさらに大きな誘起せ
ん断応力が得られることとなり、粘性の変化幅が大きい
と共に、その際に必要な電力も少なくてすむ電気粘性流
体となる。
【0025】
【実施例】実施例1 分極性微粒子として遷移−アルミナ微粒子のうちγ−ア
ルミナ微粒子を用い、このγ−アルミナ微粒子にはCO
NDEA社製のSBa−200を使用した。そして、こ
のγ−アルミナ微粒子を減圧下において80℃で24時
間乾燥した後、3重量%の水分を微粒子表面に均一に吸
着させ、その後、十分に乾燥したシリコーン油(動粘
度;10センチストークス)に33重量%分散させて、
電気粘性流体を調製した。
ルミナ微粒子を用い、このγ−アルミナ微粒子にはCO
NDEA社製のSBa−200を使用した。そして、こ
のγ−アルミナ微粒子を減圧下において80℃で24時
間乾燥した後、3重量%の水分を微粒子表面に均一に吸
着させ、その後、十分に乾燥したシリコーン油(動粘
度;10センチストークス)に33重量%分散させて、
電気粘性流体を調製した。
【0026】次いで、この電気粘性流体に対し電圧を印
加できるように改良した回転粘度計を用いて、この電気
粘性流体に電圧を印加した場合の25℃と80℃とにお
ける誘起せん断応力の電界強度依存性および電流密度の
電界強度依存性について測定した。
加できるように改良した回転粘度計を用いて、この電気
粘性流体に電圧を印加した場合の25℃と80℃とにお
ける誘起せん断応力の電界強度依存性および電流密度の
電界強度依存性について測定した。
【0027】実施例2 実施例1と同様にして得たγ−アルミナをダイキン工業
製のフッ素系オイル『デムナム』に22重量%分散させ
て、電気粘性流体を調製した。次いで、この電気粘性流
体について実施例1と同様にして25℃と80℃とにお
ける誘起せん断応力の電界強度依存性を測定した。
製のフッ素系オイル『デムナム』に22重量%分散させ
て、電気粘性流体を調製した。次いで、この電気粘性流
体について実施例1と同様にして25℃と80℃とにお
ける誘起せん断応力の電界強度依存性を測定した。
【0028】実施例3 実施例1と同様にして得たγ−アルミナをダイキン工業
製のフッ素系オイル『ダイフロイル』に20重量%分散
させて、電気粘性流体を調製した。次いで、この電気粘
性流体について実施例1と同様にして25℃と80℃と
における誘起せん断応力の電界強度依存性を測定した。
製のフッ素系オイル『ダイフロイル』に20重量%分散
させて、電気粘性流体を調製した。次いで、この電気粘
性流体について実施例1と同様にして25℃と80℃と
における誘起せん断応力の電界強度依存性を測定した。
【0029】実施例4 分極性微粒子としてベーマイト微粒子を用い、120℃
で24時間乾燥した後、十分に乾燥したシリコーン油
(動粘度;10センチストークス)に50重量%分散さ
せて、電気粘性流体を調製した。
で24時間乾燥した後、十分に乾燥したシリコーン油
(動粘度;10センチストークス)に50重量%分散さ
せて、電気粘性流体を調製した。
【0030】次いでこの電気粘性流体に対し、電圧を印
加できるように改良した回転粘度計を用いて、この電気
粘性流体に電圧を印加した場合の25℃と80℃とにお
ける誘起せん断応力の電界強度依存性および電流密度の
電界強度依存性について測定した。
加できるように改良した回転粘度計を用いて、この電気
粘性流体に電圧を印加した場合の25℃と80℃とにお
ける誘起せん断応力の電界強度依存性および電流密度の
電界強度依存性について測定した。
【0031】比較例1 分極性微粒子として水沢化学製シリカ微粒子を用い、こ
の微粒子を減圧下において80℃で24時間乾燥した
後、6重量%の水分を微粒子表面に均一に吸着させ、そ
の後、十分に乾燥したシリコーン油(動粘度;10セン
チストークス)に20重量%分散させて、電気粘性流体
を調製した。次いで、この電気粘性流体について実施例
1と同様にして25℃と80℃とにおける誘起せん断応
力の電界強度依存性および電流密度の電界強度依存性に
ついて測定した。
の微粒子を減圧下において80℃で24時間乾燥した
後、6重量%の水分を微粒子表面に均一に吸着させ、そ
の後、十分に乾燥したシリコーン油(動粘度;10セン
チストークス)に20重量%分散させて、電気粘性流体
を調製した。次いで、この電気粘性流体について実施例
1と同様にして25℃と80℃とにおける誘起せん断応
力の電界強度依存性および電流密度の電界強度依存性に
ついて測定した。
【0032】比較例2 分極性微粒子としてアルコア製α−アルミナ微粒子(1
200℃で焼成済みのもの)を用い、この微粒子を減圧
下において80℃で24時間乾燥した後、0.6重量%
の水分を微粒子表面に均一に吸着させ、その後、十分に
乾燥したシリコーン油(動粘度;10センチストーク
ス)に33重量%分散させて、電気粘性流体を調製し
た。次いで、この電気粘性流体について実施例1と同様
にして25℃と80℃とにおける誘起せん断応力の電界
強度依存性および電流密度の電界強度依存性を測定し
た。
200℃で焼成済みのもの)を用い、この微粒子を減圧
下において80℃で24時間乾燥した後、0.6重量%
の水分を微粒子表面に均一に吸着させ、その後、十分に
乾燥したシリコーン油(動粘度;10センチストーク
ス)に33重量%分散させて、電気粘性流体を調製し
た。次いで、この電気粘性流体について実施例1と同様
にして25℃と80℃とにおける誘起せん断応力の電界
強度依存性および電流密度の電界強度依存性を測定し
た。
【0033】測定結果1 図1は実施例1,2,3と比較例1,2の電気粘性流体
について25℃における粘性特性である発生した誘起せ
ん断応力(縦軸)の印加した電界強度(横軸)依存性を
示すグラフである。いずれの電気粘性流体においても電
界強度を大きくしていくにしたがって誘起せん断応力は
大きくなるが、実施例1,2,3はいずれも比較例1,
2を大きく上回る誘起せん断応力の増加した値を示して
いる。なお、比較例2は電流が大きく4kV/mm以上
の電界強度を印加することができなかった。
について25℃における粘性特性である発生した誘起せ
ん断応力(縦軸)の印加した電界強度(横軸)依存性を
示すグラフである。いずれの電気粘性流体においても電
界強度を大きくしていくにしたがって誘起せん断応力は
大きくなるが、実施例1,2,3はいずれも比較例1,
2を大きく上回る誘起せん断応力の増加した値を示して
いる。なお、比較例2は電流が大きく4kV/mm以上
の電界強度を印加することができなかった。
【0034】測定結果2 図2は実施例1,2,3と比較例1,2の電気粘性流体
について80℃における粘性特性である発生した誘起せ
ん断応力(縦軸)の印加した電界強度(横軸)依存性を
示すグラフである。80℃においても実施例1,2,3
は比較例1,2を大きく上回る誘起せん断応力の増加し
た値が得られる。なお、比較例1では、2kV/mm以
上の電界強度において電流が大きく、電圧を印加するこ
とができなかった。同様に、比較例2でも、4kV/m
m以上の電界強度において電流が大きく、電圧を印加す
ることができなかった。
について80℃における粘性特性である発生した誘起せ
ん断応力(縦軸)の印加した電界強度(横軸)依存性を
示すグラフである。80℃においても実施例1,2,3
は比較例1,2を大きく上回る誘起せん断応力の増加し
た値が得られる。なお、比較例1では、2kV/mm以
上の電界強度において電流が大きく、電圧を印加するこ
とができなかった。同様に、比較例2でも、4kV/m
m以上の電界強度において電流が大きく、電圧を印加す
ることができなかった。
【0035】測定結果3 図3は実施例1と比較例1,2の電気粘性流体について
電流密度(縦軸)の電界強度(横軸)依存性を示したグ
ラフである。実施例1では、25℃と80℃のいずれの
温度でも電流密度が急激に上昇することはなく、電界強
度6kV/mmにおいても電流密度5μA/cm2程度
とごく小さな値を示している。
電流密度(縦軸)の電界強度(横軸)依存性を示したグ
ラフである。実施例1では、25℃と80℃のいずれの
温度でも電流密度が急激に上昇することはなく、電界強
度6kV/mmにおいても電流密度5μA/cm2程度
とごく小さな値を示している。
【0036】一方、比較例1では25℃においても電界
強度が大きくなるにしたがい急激な電流密度の増大がみ
られる。また、80℃では、この傾向がさらに顕著にな
り、高い電界強度は印加できず、したがって、大きな誘
起せん断応力の変化は得られない。ただし、比較例2で
は、比較例1とは反対に、25℃の方が80℃より電流
が大きくなっていた。これは、比較例2ではα−アルミ
ナを分散粒子として用いているため、表面に吸着してい
る水分の結合力が弱く、80℃でもこの水分が系の外へ
出てしまうために電流が小さくなるものと思われた。
強度が大きくなるにしたがい急激な電流密度の増大がみ
られる。また、80℃では、この傾向がさらに顕著にな
り、高い電界強度は印加できず、したがって、大きな誘
起せん断応力の変化は得られない。ただし、比較例2で
は、比較例1とは反対に、25℃の方が80℃より電流
が大きくなっていた。これは、比較例2ではα−アルミ
ナを分散粒子として用いているため、表面に吸着してい
る水分の結合力が弱く、80℃でもこの水分が系の外へ
出てしまうために電流が小さくなるものと思われた。
【0037】測定結果4 図4は、実施例4と比較例1の電気粘性流体について2
5℃における粘性特性である発生した誘起せん断応力
(縦軸)の印加した電界強度(横軸)依存性を示すグラ
フである。
5℃における粘性特性である発生した誘起せん断応力
(縦軸)の印加した電界強度(横軸)依存性を示すグラ
フである。
【0038】いずれの電気粘性流体においても、電界強
度を大きくしていくにしたがって誘起せん断応力は大き
くなるが、実施例4は比較例1を大きく上回る誘起せん
断応力の増加した値を示している。
度を大きくしていくにしたがって誘起せん断応力は大き
くなるが、実施例4は比較例1を大きく上回る誘起せん
断応力の増加した値を示している。
【0039】測定結果5 図5は、実施例4と比較例1の電気粘性流体について8
0℃における粘性特性である発生した誘起せん断応力
(縦軸)の印加した電界強度(横軸)依存性を示すグラ
フである。
0℃における粘性特性である発生した誘起せん断応力
(縦軸)の印加した電界強度(横軸)依存性を示すグラ
フである。
【0040】80℃においても、実施例4は比較例1を
大きく上回る誘起せん断応力の増加した値が得られる。
大きく上回る誘起せん断応力の増加した値が得られる。
【0041】なお、比較例1では2kV/mm以上の電
界強度において電流が大きく、電圧を印加することがで
きなかった。
界強度において電流が大きく、電圧を印加することがで
きなかった。
【0042】測定結果6 図6は、実施例4と比較例1の電気粘性流体について電
流密度(縦軸)の電界強度(横軸)依存性を示すグラフ
である。
流密度(縦軸)の電界強度(横軸)依存性を示すグラフ
である。
【0043】実施例4では、25℃での電流密度は電界
強度5kV/mmにおいて5μA/cm2程度とごく小
さな値を示している。また、80℃においても電流密度
の増加はそれほど大きくない。そして、25℃および8
0℃とも電界強度の増加に対する電流密度の上昇は緩や
かなカーブを描いている。一方、比較例1では25℃に
おいても電界強度が大きくなるに従って急激な電流密度
の増大が見られる。また、80℃ではこの傾向がさらに
顕著になり、高い電界強度は印加できず、したがって大
きなせん断応力の変化は得られない。
強度5kV/mmにおいて5μA/cm2程度とごく小
さな値を示している。また、80℃においても電流密度
の増加はそれほど大きくない。そして、25℃および8
0℃とも電界強度の増加に対する電流密度の上昇は緩や
かなカーブを描いている。一方、比較例1では25℃に
おいても電界強度が大きくなるに従って急激な電流密度
の増大が見られる。また、80℃ではこの傾向がさらに
顕著になり、高い電界強度は印加できず、したがって大
きなせん断応力の変化は得られない。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係わ
る電気粘性流体においては、電気粘性流体の分散質とし
てアルミナまたはアルミナ水和物を用いることとしてい
ることにより、従来の電気粘性流体に比べて同じ電界強
度でより大きな誘起せん断応力を得ることができる。ま
た、従来の電気粘性流体に比べて電流が著しく小さいた
め、従来の電気粘性流体では印加することができなかっ
た高電圧領域まで電圧を印加することができるため、極
めて大きな誘起せん断応力を得ることも可能であり、そ
の際に必要な電力も少なくてすむという特長を有してお
り、したがって、粘性の変化の度合すなわち粘性の変化
幅がかなり大きなものとなり、クラッチ,油圧回路,防
振装置など、より大きなせん断応力が必要とされる装置
に対しても適用範囲が広がるので、工業的に大きなメリ
ットをもたらすものであるという著しく優れた効果が得
られる。
る電気粘性流体においては、電気粘性流体の分散質とし
てアルミナまたはアルミナ水和物を用いることとしてい
ることにより、従来の電気粘性流体に比べて同じ電界強
度でより大きな誘起せん断応力を得ることができる。ま
た、従来の電気粘性流体に比べて電流が著しく小さいた
め、従来の電気粘性流体では印加することができなかっ
た高電圧領域まで電圧を印加することができるため、極
めて大きな誘起せん断応力を得ることも可能であり、そ
の際に必要な電力も少なくてすむという特長を有してお
り、したがって、粘性の変化の度合すなわち粘性の変化
幅がかなり大きなものとなり、クラッチ,油圧回路,防
振装置など、より大きなせん断応力が必要とされる装置
に対しても適用範囲が広がるので、工業的に大きなメリ
ットをもたらすものであるという著しく優れた効果が得
られる。
【図1】本発明の実施例1,2,3および比較例1,2
の電気粘性流体について、25℃における誘起せん断応
力の電界強度依存性を調べた結果を示すグラフである。
の電気粘性流体について、25℃における誘起せん断応
力の電界強度依存性を調べた結果を示すグラフである。
【図2】本発明の実施例1,2,3および比較例1,2
の電気粘性流体について、80℃における誘起せん断応
力の電界強度依存性を調べた結果を示すグラフである。
の電気粘性流体について、80℃における誘起せん断応
力の電界強度依存性を調べた結果を示すグラフである。
【図3】本発明の実施例1および比較例1,2の電気粘
性流体について、電流密度の電界強度依存性を調べた結
果を示すグラフである。
性流体について、電流密度の電界強度依存性を調べた結
果を示すグラフである。
【図4】本発明の実施例4および比較例1の電気粘性流
体について、25℃における誘起せん断応力の電界強度
依存性を調べた結果を示すグラフである。
体について、25℃における誘起せん断応力の電界強度
依存性を調べた結果を示すグラフである。
【図5】本発明の実施例4および比較例1の電気粘性流
体について、80℃における誘起せん断応力の電界強度
依存性を調べた結果を示すグラフである。
体について、80℃における誘起せん断応力の電界強度
依存性を調べた結果を示すグラフである。
【図6】本発明の実施例4および比較例1の電気粘性流
体について、電流密度の電界強度依存性を調べた結果を
示すグラフである。
体について、電流密度の電界強度依存性を調べた結果を
示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉 山 龍 男 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 電気絶縁性の媒質中に分散粒子として分
極性微粒子が分散している電気粘性流体において、分極
性微粒子がアルミナまたはアルミナ水和物であることを
特徴とする電気粘性流体。 - 【請求項2】 分極性微粒子が遷移−アルミナ粒子であ
ることを特徴とする請求項1に記載の電気粘性流体。 - 【請求項3】 分極性微粒子がγ−アルミナ粒子である
ことを特徴とする請求項2に記載の電気粘性流体。 - 【請求項4】 分極性微粒子の表面に0.1〜20重量
%の水分が吸着していることを特徴とする請求項2また
は3に記載の電気粘性流体。 - 【請求項5】 分極性微粒子がベーマイトであることを
特徴とする請求項1に記載の電気粘性流体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30829293A JPH07157784A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 電気粘性流体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30829293A JPH07157784A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 電気粘性流体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07157784A true JPH07157784A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17979288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30829293A Pending JPH07157784A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 電気粘性流体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07157784A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1316601A1 (en) * | 2001-11-29 | 2003-06-04 | Ykk Corporation | Electro-rheological composition |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30829293A patent/JPH07157784A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1316601A1 (en) * | 2001-11-29 | 2003-06-04 | Ykk Corporation | Electro-rheological composition |
US7001532B2 (en) | 2001-11-29 | 2006-02-21 | Kinsei Matec Co. Ltd. | Electro-rheological composition |
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