JPH07156851A - スクータ型車両 - Google Patents
スクータ型車両Info
- Publication number
- JPH07156851A JPH07156851A JP30426193A JP30426193A JPH07156851A JP H07156851 A JPH07156851 A JP H07156851A JP 30426193 A JP30426193 A JP 30426193A JP 30426193 A JP30426193 A JP 30426193A JP H07156851 A JPH07156851 A JP H07156851A
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- Japan
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- rear frame
- type vehicle
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Abstract
ームを備えたスクータ型車両を提供するにある。 【構成】前部フレーム13と後部フレーム14とから構
成される車体フレーム12を有し、上記後部フレーム1
4に物品収納室37を備えてこの物品収納室37を開閉
自在の運転シート35で塞ぐようにする一方、上記後部
フレーム14にリヤフェンダ30、リヤショックアブソ
ーバ29等の付属機器の取付ブラケット47を備えたス
クータ型車両11において、上記物品収納室37と上記
付属機器の取付ブラケット47とを長繊維補強部材で強
化した樹脂材料で一体に成型して後部フレーム14を構
成したものである。
Description
特に車体フレームに特徴のあるスクータ型車両に関す
る。
装置、サスペンション、操舵装置などの各装置が取付ら
れる車体フレームを有する。また、車体フレームは、上
記各装置および乗員や積み荷の荷重を支え、かつ走行中
路面の凹凸から起こる激しい振動と衝撃に耐える充分な
機械的、物理的強度が求められる。
トの下方にヘルメット等が収納可能な物品収納室を備え
ることが常識となりつつある。
えば図8(a)に示すように、ヘッドパイプ2aから下
方に湾曲して延びる鋼管製のダウンチューブ3aの後端
に、鋼板をプレス成形したモノコック構造の後部フレー
ム4aを設け、その内部をヘルメット等の物品収納室5
aとしたものがある。
アブソーバ取付用のブラケット6aや、その他の付属機
器取付用のブラケットを兼ねた鋼製の補強部材7aが設
けられている。
て、例えば図8(b)に示すように、ヘッドパイプ2b
から下方に湾曲して延びる鋼管製のダウンチューブ3b
の後端に、左右一対の鋼管製後部フレーム4bの先端部
を固着して後上方に延ばしたものもある。
アブソーバ取付用のブラケット6bや、その他の付属機
器取付用のブラケットを兼ねた鋼製の補強部材7bが設
けられている。また、樹脂等で成型した物品収納室5b
を後部フレーム4b上に設けている。
鋼板などの鋼製部材を組み合わせて構成する車体フレー
ムは必然的に重くなってしまい、スクータなどの小型車
両にとって不利である。
接作業が必要とされるが、ブラケット類や補強部材が数
多くあるため溶接箇所が多くなる。溶接箇所が多いと生
産性が低下したり、寸法精度の低下が起こる虞がある。
設けられているため、部品数が多くなりコストの上昇や
生産性の低下が起こる。
成形とする場合、絞り深さの制限から形状の自由度が少
ない。
もので、軽量かつ高剛性であり、生産性の高い車体フレ
ームを備えたスクータ型車両を提供することを目的とす
る。
車両は、上述した課題を解決するために、請求項1に記
載したように、前部フレームと後部フレームとから構成
される車体フレームを有し、上記後部フレームに物品収
納室を備えてこの物品収納室を開閉自在の運転シートで
塞ぐようにする一方、上記後部フレームにリヤフェン
ダ、リヤショックアブソーバ等の付属機器の取付ブラケ
ットを備えたスクータ型車両において、上記物品収納室
と上記付属機器の取付ブラケットとを長繊維補強部材で
強化した樹脂材料で一体に成型して後部フレームを構成
したものである。
求項2に記載したように、上記後部フレームをプレス成
形し、強度部材としたものである。
請求項3に記載したように、上記長繊維補強部材をガラ
ス長繊維またはカーボン長繊維とし、上記樹脂材料を熱
可塑性樹脂としたものである。
請求項4に記載したように、上記長繊維補強部材をマッ
ト状またはマトリクス状に組合わせて上記樹脂部材に重
ねプレス成形して上記後部フレームを構成したものであ
る。
レームと後部フレームとから構成される車体フレームを
有し、上記後部フレームに物品収納室を備えてこの物品
収納室を開閉自在の運転シートで塞ぐようにする一方、
上記後部フレームにリヤフェンダ、リヤショックアブソ
ーバ等の付属機器の取付ブラケットを備えたスクータ型
車両において、上記物品収納室と上記付属機器の取付ブ
ラケットとを長繊維補強部材で強化した樹脂材料で一体
に成型して後部フレームを構成し、さらに、上記後部フ
レームをプレス成形し、強度部材としたたため、軽量か
つ高剛性であり、生産性の高い車体フレームを備えたス
クータ型車両を提供できる。
またはカーボン長繊維とし、上記樹脂材料を熱可塑性樹
脂とすると共に上記長繊維補強部材をマット状またはマ
トリクス状に組合わせて上記樹脂部材に重ねプレス成形
して上記後部フレームを構成したため、より一層高剛性
な車体フレームを備えたスクータ型車両を提供できる。
する。
両の一例を示す左側面図である。
車体フレーム12を有し、この車体フレーム12は前部
フレーム13と後部フレーム14とから構成される。
15が設けられ、このヘッドパイプ15から例えば鋼管
製のダウンチューブ16が下方に延設され、途中で折曲
され後方に延びる。また、ヘッドパイプ15には前輪1
7を回動自在に支持するフロントフォーク18やハンド
ルバー19等が設けられ、ハンドルバー19により前輪
17が左右に回動自在に操舵される。
に延びるピボット軸20が架設され、このピボット軸2
0にリンク21を介してパワーユニット22がスイング
自在に設けられる。このパワーユニット22はエンジン
23と、このエンジン23の一側から後方に延びる伝導
ケース24とを一体あるいは一体的に備える。エンジン
23にはエンジン吸気系を構成するキャブレタ25およ
びエアクリーナ29、そしてエンジン排気系を構成する
マフラ27が接続される。
輪28が保持される。伝導ケース24はスイングアーム
を兼ねており、リヤショックアブソーバ29により後部
フレーム14に弾性的に支持される。また、後輪上方の
後部フレーム14にはリヤフェンダ30が取付けられ
る。
の一部を構成する左右一体あるいは別体に形成されたア
ッパーフレームカバー31が後部フレーム14の上部を
囲むように設けられており、このアッパーフレームカバ
ー31下部にはロアサイドカバー32が例えば左右に分
割されて設けられる。
イドカバー32との接合部後端にはリアコンビネーショ
ンランプ33が設けられており、リヤコンビネーション
ランプ33の上方、アッパーフレームカバー31の後端
部にはリヤキャリア34が設けられる。
転シート35が例えば前方向に開閉自在に設けられ、こ
の運転シート35の下方にはヘルメット36等が収納で
きる物品収納室37が設けられる。また、運転シート3
5後方のアッパーフレームカバー31内にはシートロッ
ク装置38が設けられる。
図3は前部フレーム13の左側面図である。
16の後端部の両側には例えば圧壊により平坦部39が
形成され、この平坦部39の両側には対をなす例えばV
字状あるいはU字状に拡開して後上方に延びるように湾
曲成形された鋼管製のサイドパイプ40の前方下端部が
溶接等により固着される。
ば鋼板製の後部フレーム取付ブラケット41が溶接等に
より架設される。また、左右のサイドパイプ40の中央
部には例えば鋼管製のブリッジパイプ42が溶接等によ
り架設される。ブリッジパイプ42は略C字状に湾曲形
成され、その内周面に内接して例えば鋼板製の後部フレ
ーム取付ブラケット43が溶接等により固着される。そ
して、それぞれの後部フレーム取付ブラケット41,4
3にはボルト穴43が複数箇所穿設される。
端部への取付部には補強プレート45が設けられる。補
強プレート45の前部はダウンチューブ16の平坦部3
9に、補強プレート45の後部はサイドパイプ40の前
方下部にそれぞれ固着され一体化される。また、ブリッ
ジパイプ42のサイドパイプ40への取付部にも補強プ
レート46が設けられる。
図5は後部フレーム14の左側面図である。
4は物品収納室37と、この物品収納室37の後方に延
設された付属機器取付ブラケット47とから構成され
る。また、付属機器取付ブラケット47はリヤキャリア
取付部48と、リヤフェンダ取付部49と、シートロッ
ク装置取付部50と、リヤショックアブソーバ取付部5
1とから構成される。
ラケット47の後端部に設けられ、リヤキャリア34取
付用のねじ穴48aが複数個穿設される。
リア取付部48の下方に延設され、リヤフェンダ30取
付用のねじ穴49aが複数個穿設される。なお、物品収
納室37の後方両側面にもリヤフェンダ30取付用のね
じ穴49bが穿設される。
付部48との間にはシートロック装置取付部50が設け
られ、シートロック装置38取付用のねじ穴50aが複
数個穿設される。
ロック装置取付部50の下方にはリヤショックアブソー
バ取付部51が設けられ、リヤショックアブソーバ29
上端部取付用のボルト穴51aが穿設される。なお、こ
れらの付属機器取付部48,49,50,51以外に、
図示しない例えば燃料タンクやオイルタンクの取付部等
を設けてもよい。
13の後部フレーム取付ブラケット41,43に穿設さ
れたボルト穴43に対応する部位にはボルト穴52が穿
設される。また、物品収納室37の先端部には図示しな
い運転シート35開閉用ヒンジの取付用ねじ穴53が穿
設される。
47とは長繊維補強部材である例えばガラス長繊維また
はカーボン長繊維で強化した樹脂材料である熱可塑性樹
脂で一体にプレス成形される。具体的には、熱により軟
化されたブロック状の樹脂材料にマット状またはマトリ
クス状に組合わされた長繊維補強部材が重ねられた後に
プレス成形される。代表的な熱可塑性樹脂としてはポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニー
ル樹脂、ABS樹脂等があげられる。
すように、例えばボルト54aとナット54bとにより
前部フレーム13に形成された後部フレーム取付ブラケ
ット41,43に固着される。なお、図6は車体フレー
ム12全体の平面図、そして図7は車体フレーム12全
体の左側面図であり、付属機器29,30,34,38
が取り付けられた状態を示す。
材料で成形したため、車体フレーム12の重量が全体を
鋼製部材で構成した従来の車体フレームに比べて軽減さ
れ、スクータなどの小型車両にとって有利になる。
ケット47とが樹脂材料でプレス成形により一体に形成
されて後部フレーム14を構成するため、溶接箇所が無
くなると共に部品数が減る。その結果、コストが削減で
きると共に生産性が向上し、また、寸法精度も向上す
る。
はマトリクス状に組合わされたガラス長繊維やカーボン
長繊維で強化した熱可塑性樹脂で一体にプレス成形によ
り成型することで剛性が高まり、また、鋼板のプレス成
形より形状の自由度が多くなる。
ータ型車両によれば、前部フレームと後部フレームとか
ら構成される車体フレームを有し、上記後部フレームに
物品収納室を備えてこの物品収納室を開閉自在の運転シ
ートで塞ぐようにする一方、上記後部フレームにリヤフ
ェンダ、リヤショックアブソーバ等の付属機器の取付ブ
ラケットを備えたスクータ型車両において、上記物品収
納室と上記付属機器の取付ブラケットとを長繊維補強部
材で強化した樹脂材料で一体に成型して後部フレームを
構成し、さらに、上記後部フレームをプレス成形し、強
度部材としたたため、軽量かつ高剛性であり、生産性の
高い車体フレームを備えたスクータ型車両を提供でき
る。
またはカーボン長繊維とし、上記樹脂材料を熱可塑性樹
脂とすると共に上記長繊維補強部材をマット状またはマ
トリクス状に組合わせて上記樹脂部材に重ねプレス成形
して上記後部フレームを構成したため、より一層高剛性
な車体フレームを備えたスクータ型車両を提供できる。
左側面図。
構造を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】 前部フレームと後部フレームとから構成
される車体フレームを有し、上記後部フレームに物品収
納室を備えてこの物品収納室を開閉自在の運転シートで
塞ぐようにする一方、上記後部フレームにリヤフェン
ダ、リヤショックアブソーバ等の付属機器の取付ブラケ
ットを備えたスクータ型車両において、上記物品収納室
と上記付属機器の取付ブラケットとを長繊維補強部材で
強化した樹脂材料で一体に成型して後部フレームを構成
したことを特徴とするスクータ型車両。 - 【請求項2】 上記後部フレームをプレス成形し、強度
部材とした請求項1記載のスクータ型車両。 - 【請求項3】 上記長繊維補強部材をガラス長繊維また
はカーボン長繊維とし、上記樹脂材料を熱可塑性樹脂と
した請求項1または2記載のスクータ型車両。 - 【請求項4】 上記長繊維補強部材をマット状またはマ
トリクス状に組合わせて上記樹脂部材に重ねプレス成形
して上記後部フレームを構成した請求項1、2または3
記載のスクータ型車両。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP30426193A JP3201108B2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | スクータ型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP30426193A JP3201108B2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | スクータ型車両 |
Related Child Applications (1)
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---|---|---|---|
JP31523899A Division JP3147118B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | スクータ型車両 |
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JPH07156851A true JPH07156851A (ja) | 1995-06-20 |
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---|---|---|---|
JP30426193A Expired - Fee Related JP3201108B2 (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | スクータ型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3201108B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1064909C (zh) * | 1996-03-27 | 2001-04-25 | 本田技研工业株式会社 | 小型摩托车 |
CN1297436C (zh) * | 2001-10-01 | 2007-01-31 | 雅马哈发动机株式会社 | 踏板型两轮摩托车 |
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---|---|---|---|---|
IT201700061220A1 (it) * | 2017-06-05 | 2018-12-05 | Vins S R L | Telaio per una motocicletta e provvisto di un elemento monoscocca in materiale composito |
-
1993
- 1993-12-03 JP JP30426193A patent/JP3201108B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN1064909C (zh) * | 1996-03-27 | 2001-04-25 | 本田技研工业株式会社 | 小型摩托车 |
CN1297436C (zh) * | 2001-10-01 | 2007-01-31 | 雅马哈发动机株式会社 | 踏板型两轮摩托车 |
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JP3201108B2 (ja) | 2001-08-20 |
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