JPH0715673Y2 - プレスのクラッチ・ブレーキ作動空気制御装置 - Google Patents

プレスのクラッチ・ブレーキ作動空気制御装置

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JPH0715673Y2
JPH0715673Y2 JP1631591U JP1631591U JPH0715673Y2 JP H0715673 Y2 JPH0715673 Y2 JP H0715673Y2 JP 1631591 U JP1631591 U JP 1631591U JP 1631591 U JP1631591 U JP 1631591U JP H0715673 Y2 JPH0715673 Y2 JP H0715673Y2
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JP
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clutch
pressure
bypass pipe
brake
throttle
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JP1631591U
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JPH04113199U (ja
Inventor
傅栄 羽田
Original Assignee
福井機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、プレスのクラッチ・
ブレーキ作動空気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、図5に示すよう
に、クラッチ作動空気パイプ41に電磁弁42および絞り43
が直列に設けられているものが知られている。また、ブ
レーキ作動空気パイプ44にも電磁弁45が設けられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この種の装置では、つ
ぎのような条件が満たされることが必要である。ブレー
キが解放される前にクラッチがつながつてしまうと、ブ
レーキがかかった状態で駆動源の駆動力がクランク軸に
伝えられるため、エネルギーロスが生じるし、クラッチ
の摩擦片が異状に摩耗する。したがって、クラッチとブ
レーキがオバーラップして作動することは、避けなけれ
ばならない。また、クラッチが連結された後は作動空気
圧を急速に上昇させ、クラッチの伝達トルク能力を10
0%にもっていく必要がある。そのためには、伝達トル
クが速やかに立ち上がるようにしなければならない。
【0004】そこで、従来の装置では、上記条件を満足
させるために、絞りの流量を調整することにより、クラ
ッチとブレーキの作動タイミングをとっていたが、絞り
の流量は、安全サイド側に偏りがちで絞り過ぎるという
嫌いがあった。そのため、作動空気圧の上昇が緩慢とな
り、半クラッチの状態が長く続いて、著しい場合、スラ
イドが加工工程に入っても半クラッチの状態が続き、加
工停止やクラッチの摩擦片の摩耗が極めて急速に進行す
る。
【0005】この考案の目的は、上記問題点を解決し、
クラッチを滑らかに接続することができ、かつ半クラッ
チの状態を短縮することのできるプレスのクラッチ・ブ
レーキ作動空気制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案によるプレスの
クラッチ・ブレーキ作動空気制御装置は、クラッチ作動
空気パイプに緩速給気用絞りおよびこれの上流側と下流
側を連絡するバイパスパイプが設けられ、バイパスパイ
プに、2次側のクラッチ作動空気圧が所定圧力以下であ
るとバイパスパイプを閉鎖しかつ所定圧力を超えるとバ
イパスパイプを開放するように作動する急速給気用弁が
設けられているものである。
【0007】
【作用】この考案によるプレスのクラッチ・ブレーキ作
動空気制御装置では、急速給気用弁の2次側のクラッチ
作動空気圧が所定圧力以下であると、急速給気用弁がパ
イパスパイプを閉鎖しているため絞りを通じてクラッチ
作動用給気が緩速で供給され、同クラッチ作動空気圧が
所定圧力を超えると、急速給気用弁がパイパスパイプを
開放するためバイパスパイプを通じてクラッチ作動用給
気が急速で供給されるから、クラッチ作動初期は給気圧
が除々に上昇し、その後は給気圧が急激に上昇する。
【0008】
【実施例】この考案の実施例を、図1〜図4を参照して
つぎに説明する。
【0009】クラッチ11とタンク12がクラッチ作動空気
パイプ13で接続されている。クラッチ作動空気パイプ13
にはクラッチ作動用電磁弁14および緩速給気用絞り15が
直列に設けられるとともに、絞り15の上流側と下流側を
それぞれ連絡する2つの第1および第2パイパスパイプ
16,17が設けられている。電磁弁14の排気ポートは、消
音器18を介して大気に開放されている。第1バイパスパ
イプ16には切換弁19が設けられている。切換弁19は、第
1バイパスパイプ16より上流の圧力をパイロット圧と
し、パイロット圧が所定圧力以下であると第1バイパス
パイプ16を閉鎖し、パイロット圧が所定圧力を超えると
第1バイパスパイプ16を開放するように作動する2位置
パイロット式のものである。第2バイパスパイプ17には
排気用逆止弁21が設けられている。
【0010】ブレーキ22とタンク23がブレーキ作動空気
パイプ24で接続されている。ブレーキ作動空気パイプ24
にはブレーキ作動用電磁弁25および緩速排気用絞り26が
直列に設けられるとともに、絞り26の上流側と下流側を
それぞれ連絡する2つの第1および第2パイパスパイプ
27,28けられている。電磁弁25の排気ポートは、消音器
29を介して大気に開放されている。第1バイパスパイプ
27には給気用逆止弁31が設けられている。第2バイパス
パイプ29には急速排気用逆止弁32が設けられている。
【0011】図2に、クラッチ作動空気圧の給気過程
が、従来例と比較の下に示されている。クラッチ作動用
電磁弁14が開となると、この電磁弁14を通じて、タンク
12から絞り15および切換弁19に作動空気が供給される。
このクラッチ作動初期では、切換弁19に作用するパイロ
ット圧は所定圧力p1以下であり、切換弁19が第1バイパ
スパイプ16を閉鎖しているため、作動空気は絞り15を通
じてのみ、クラッチ11に供給される。したがって、絞り
15の流量を冒頭で説明した従来の場合よりも小さくして
おくことにより、クラッチ作動空気圧Pは緩慢に上昇し
ていく(図2t0ーt1)。このことは、クラッチ11が急激
でなく、緩慢に接続されることを意味する。やがて、ク
ラッチ作動空気圧Pが所定圧力p1に達すると、切換弁19
が第1バイパスパイプ16を開放するように切換わり、今
度は、第1バイパスパイプ16を通じてもクラッチ11に作
動空気が送られる。そうすると、クラッチ作動空気圧P
は急激に上昇し(図2t1ーt2)、クラッチ作動空気圧P
が定常圧p2まで上昇すると、ホールド状態となって、そ
のままクラッチ作動空気圧Pが定常圧p2に保持される。
このクラッチ作動空気圧Pが定常圧p2に達するまでの時
間t0ーt2は、図2に鎖線で示す従来例の場合の時間t0ー
t3と比較して、短時間である。このことは、クラッチ11
の伝達トルクが短時間で速やかに立ち上がることを意味
する。
【0012】図3に、ブレーキ作動空気圧の排気過程
が、従来例と比較の下に示されている。クラッチ作動電
磁弁14が閉となってクラッチ11からの排気が開始されて
から、所定時間(t0ーt1)経過後、ブレーキ作動用電磁
弁25が閉となると、この電磁弁25を通じて、ブレーキ22
からの作動空気が絞り26および急速排気用逆止弁32を通
じて排気されるが、ブレーキ作動空気の定常圧p2は、逆
止弁32のクラッキング圧p1以上であるため、排気初期で
はブレーキ22からの作動空気は主として、逆止弁32を通
じて急速に排気され、作動空気圧Pが急速に下降する
(図3t1ーt2)。作動空気圧Pがクラッキング圧p1未満
となると、逆止弁32が閉じられ、今度は絞り26を通じて
のみ、ブレーキ22からの作動空気が排出される。絞り26
を通じてのブレーキ22からの排気は緩慢であり、この場
合の作動空気圧Pは緩慢に降下する(t2ーt3)。このこ
とは、図3中に鎖線で示す従来の場合と比較して、ブレ
ーキトルクの変化が小さいことを意味する。
【0013】図4に、上記実施例の変形例が示されてい
る。この変形例では、ブレーキ作動空気パイプ33には電
磁弁34のみが設けられている。電磁弁34の排気ポートと
消音器35は排気パイプ36で接続されている。排気パイプ
36には緩速排気用絞り37およびこれの上流側と下流側を
連絡するバイパスパイプ38が設けられるとともに、バイ
パスパイプに急速排気用逆止弁39が設けられている。こ
の変形例によるブレーキからの排気過程は、図3に示す
ものと同じである。
【0014】
【考案の効果】この考案によれば、クラッチ作動初期は
給気圧が除々に上昇し、その後は給気圧が急激に上昇す
るから、クラッチを滑らかに接続することができ、かつ
半クラッチの状態を短縮することのでき、したがって、
スムースで確実なクラッチ操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案装置の構成を示すプレスの空圧回路図
である。
【図2】クラッチ作動空気圧の給気過程を示すグラフで
ある。
【図3】ブレーキ作動空気圧の排気過程を示すグラフで
ある。
【図4】この考案装置の変形例を示す図1相当の空圧回
路図である。
【図5】従来例を示す図1相当の空圧回路図である。
【符号の説明】
13 クラッチ作動空気パイプ 15 絞り 16 バイパスパイプ 19 切換弁 P クラッチ作動空気圧 p1 所定圧力

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ作動空気パイプ13に緩速給気用
    絞り15およびこれの上流側と下流側を連絡するバイパス
    パイプ16が設けられ、バイパスパイプ16に、2次側のク
    ラッチ作動空気圧Pが所定圧力p1以下であるとバイパス
    パイプ16を閉鎖しかつ所定圧力p1を超えるとバイパスパ
    イプ16を開放するように作動する急速給気用弁19が設け
    られている、プレスのクラッチ・ブレーキ作動空気制御
    装置。
JP1631591U 1991-03-19 1991-03-19 プレスのクラッチ・ブレーキ作動空気制御装置 Expired - Lifetime JPH0715673Y2 (ja)

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JP1631591U JPH0715673Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 プレスのクラッチ・ブレーキ作動空気制御装置

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JP1631591U JPH0715673Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 プレスのクラッチ・ブレーキ作動空気制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH04113199U JPH04113199U (ja) 1992-10-02
JPH0715673Y2 true JPH0715673Y2 (ja) 1995-04-12

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ID=31903342

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Effective date: 19951003