JPH07156736A - 後席乗員用のエアバッグ装置 - Google Patents

後席乗員用のエアバッグ装置

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JPH07156736A
JPH07156736A JP5340184A JP34018493A JPH07156736A JP H07156736 A JPH07156736 A JP H07156736A JP 5340184 A JP5340184 A JP 5340184A JP 34018493 A JP34018493 A JP 34018493A JP H07156736 A JPH07156736 A JP H07156736A
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airbag
occupant
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    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、衝突事故が発生した時に、後席乗
員用のエアバッグ装置によって、後席乗員の体格や座っ
ている体勢に左右されることなく、後席乗員の体全体を
確実に拘束することを目的とする。 【構成】 衝撃力を検出する衝撃検知センサと、乗員が
着座しているかどうかを検出する着座センサと、助手席
を移動可能に装着するシート移動装置と、助手席を移動
させる作動装置と、後席乗員を拘束するエアバッグ機構
と、これらを制御する制御装置からなる。 【効果】 助手席と後席に乗員が着座しているかいない
かの異なった車両内の状況を判断し、その状況に合わせ
て助手席を移動させ、エアバッグを展開するため、衝突
時の状況下で最も効率良く後席乗員Pを拘束することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車の後席乗員のエアバッグに
ついては、助手席のシートバックと後席乗員との間隔が
狭いため、後席乗員の体を確実に拘束することが難しか
ったが、本発明は助手席のシートバックと後席乗員との
間隔を広く確保し、後席乗員を確実に拘束する後席乗員
用のエアバック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の後席乗員用のエアバッグとし
て、例えば、米国特許第3,779,577号明細書及
び図面に記載されているように、左右の前席のシートバ
ックの背面にエアバッグユニットを設け、後席乗員の頭
部及び胸部を拘束するものが知られている。また、特開
平4−358944の明細書及び図面に記載されている
ように、衝突時に膝が上方に移動するいわゆるサブマリ
ン現象を防ぐために、膝部のみを拘束する補助エアバッ
グユニットを通常のエアバッグと別に設けた物も知られ
ている。しかし、これらでは後席乗員の体格や座った時
の姿勢の違い等により、効果的に後席乗員の体を拘束す
ることが難しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、後席乗員の
体格や座った時の姿勢の違いに左右されず、後席乗員の
体全体を確実に拘束することができるエアバッグ装置を
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車に設け
られ、自動車の衝突により所定以上の衝撃力が加わった
ことを検出する衝撃検知センサと、少なくとも助手席の
後方に設けられた後席と、少なくとも助手席に乗員が着
座しているかどうかを検出する着座センサと、上記助手
席を車両前後方向に移動可能に装着するシート移動装置
と、上記衝撃検知センサと上記着座センサからの非着座
信号に応じて出力信号を発生する制御装置と、上記制御
装置の出力信号を受けてシート移動装置を作動させ上記
助手席を車体前後方向に移動させる作動装置と、上記助
手席に設けられ、上記出力信号を受けて作動しエアバッ
グを展開させ後席乗員の車両前方への移動を抑制するエ
アバッグ機構からなることを特徴とする後席乗員用のエ
アバッグ装置である。
【0005】
【作用】自動車に衝突事故が発生し、その衝突力が所定
値以上であると、衝撃検知センサは信号を発生する。ま
た、着座センサは少なくとも助手席に乗員が着座してい
るかどうかを検出し信号を発生する。衝撃検知センサと
着座センサからの信号は制御装置に入力され、制御装置
は衝撃検知センサからの所定以上の衝突力の信号と着座
センサからの非着座信号に応じて出力信号を発生する。
そして、制御装置からの出力信号を受けて、作動装置は
シート移動装置を作動させて、助手席を車体前後方向に
移動させる。作動装置と同時に制御装置からの出力信号
を受けて、エアバッグ機構はエアバッグを展開させ、後
席乗員の車両前方への移動を抑制する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0007】本発明の第1実施例について第1図〜第3
0図を用いて説明する。第3図及び、第1図において、
1は自動車で、2は自動車に設けられた助手席、助手席
2のシートバック2a、2aの上端部にはヘッドレスト
2cが着脱自在に配設されている。ヘッドレスト2c内
には第1エアバッグユニット4が、助手席のシートバッ
ク2a内には第2エアバッグユニット14が装備されて
いる。そして、助手席2のシートクッション2bの下に
は助手席2を車両前後方向にスライドさせるウォークイ
ン機構10、及び火薬式パイロンシステム12が、また
助手席2のシートクッション2bとシートバック2aと
の間にはリクライニング機構23がそれぞれ取付けられ
ている。
【0008】助手席2のシートクッション2b及び同助
手席2の後席5のシートクッション5aの略中央部に
は、乗員がある場合にON作動するシートセンサ9及び
6が埋設されている。また、インストゥルメントパネル
8には加速度感応型の衝撃検知センサ8aと、助手席2
の乗員用の図示しないエアバッグ装置が配設されてい
る。
【0009】第5図はリクライニング機構23の分解斜
視図で、同機構を下方側より見たもの、第4図は中心軸
74の拡大図である。この第5図、第4図において11
aはシートクッション側固定フランジである。シートク
ッション側固定フランジ11aは円盤状で、円周の1/
4の部分に幅が一定の壁53aがある。また、その中央
部には軸穴74a、円周寄りの部分に軸穴44a、42
a、軸穴74aを中心とした正三角形の頂点程の位置に
ボルト孔52a〜52cが配設されている。シートクッ
ション側固定フランジ11aは図示しないシートクッシ
ョン2b内のシートフレーム36にボルト孔52a〜5
2cを通じて、ボルトで固定される。中心軸74は大径
部74b、リング部74e、小径部74d、角柱部74
eよりなり、大径部74bがシートクッション側固定フ
ランジ11aの軸穴74aを通って、図示しないシート
フレーム36に回転可能に軸着される。40は一端が円
弧の矩形状のシートバック側回動ブラケットである。シ
ートバック側回動ブラケット40は、その中央部から長
手方向に伸びボルト孔を有する溝54、溝54の脇に突
出したスプリングストッパ40a、円弧状になっている
一端のほぼ中央部が開いた図示しない軸穴を有する。ま
た、該ブラケット40は図示しない軸穴を通して中心軸
74の小径部74dに軸止される。41はいちょう型の
セクタプレートである。セクタプレート41の基端部に
は中心軸74を挿通する軸穴48、面上には軸穴48を
中心とする同心円上に突出した第1係合部材41a、第
2係合部材41bが配設されている。また、セクタプレ
ート41の軸穴48を中心とした1/4円弧の部分は歯
形上でセクタギア41cを形成している。セクタプレー
ト41は、シートバック側回動ブラケット40の図示し
ない軸穴と軸穴48が重なり、かつ、セクタギア41c
がロックギア43aと噛み合うことができるよう、シー
トバック側回動ブラケット40の面上に固定する。ロッ
クプレート43は、その先端の側面側に、歯形状でセク
タギア41cに噛み合うロックギア43aを形成し、ま
た、先端の面上には、メモリ保持板43bが形成され、
この係合板43cは、メモリプレート47に設けられた
係合面47dに当接できるように形成されている。ロッ
クプレート43は図示しないバネによって反時計回りの
方向に付勢され、その基部には軸穴55を有し、該軸穴
55を通して、シートクッション側回動フランジ11a
の軸穴42aに取り付けられた軸42に支持される。略
矩形状のメモリプレート47は、その先端の側面側に、
その一部を下方へL字状に折り曲げて係合体47aが形
成されている。該係合体47aの前縁47cが第1係合
部材41aに当接可能で、係合体47aの後縁47bが
第2係合部材41bに当接できるように、また、1段下
方に折れ曲がって伸びる基部の軸穴49が中心軸74に
回転自在に軸支されるように、メモリプレート47はセ
クタプレート41の面上に配設されている。メモリプレ
ート47の先端には係合面47dが形成され、この係合
面47bは、ロックプレート43に設けたメモリ保持板
43bの係合板43cが当接できるように形成され、両
者が当接すると、ロックギア43aとセクタギア41c
は係合しない(アンロック状態)。メモリプレート47
の上面には中心軸74を中心とした、円弧状の、上部は
開放しているが下部は中途までの嵌合溝47eが形成さ
れている。
【0010】45はだるま形のカムで、基部には軸穴4
5bを有し、先端部には突起45aが突出している。カ
ム45は、軸穴45bを通じて、シートクッション側固
定フランジ11aの軸穴44aに取り付けられた軸44
により軸支し、また、カム上の突起45aは、リクライ
ニングレバー25の係合孔25aに係合するように取り
付ける。25はリクライニングレバーである。リクライ
ニングレバー25は、握り手のついたクの字形の平板
で、基部には軸穴25c、カム45の突起45aの係合
孔25a、及び、ばね孔25bを有し、また、基部の側
面側には円柱状のワイア通し24が溶接されている。リ
クライニングレバー25は、カム45の軸穴45bに軸
穴25cが重なり、かつ、カム45上の突起45aに係
合孔25aが係合するように取り付けられている。ま
た、リクライニングレバー25の係合孔25aはカム上
の突起45aに係合しているので、リクライニングレバ
ー25とカム45は軸44を中心に一体的に回転する。
45はだるま形のカムで、基部には軸穴45bを有し、
先端部には突起45aが突出している。カム45は、リ
クライニングレバー25の軸穴25cに軸穴45bが重
なり、かつ、係合孔25cに突起45aが係合するよう
に取付けられる。46はバネで、リクライニングレバー
25のバネ孔25bにその一端を係止し、もう一端をシ
ートクッション側回動フレンジ11aの軸56に係止す
ることにより、リクライニングレバー25を常時紙面手
前に付勢してカム45を回動させ、ロックプレート43
のロックギア43aをセクタープレート41のセクタギ
ア41cに常時係合するように付勢している。
【0011】50は三角形の弾性を有するメモリカバー
プレートであり、基部には中心軸74に係合する係合穴
50aを、先端には軸42と軸44を係合する係合穴5
0b、50cを、そして、メモリプレート47側には、
突出した嵌合突起50dを有している。メモリカバープ
レート50は、メモリプレート47の上方に、係合穴5
0a、50b、50cを通じて、中心軸74、軸42、
軸44によって軸支される。26は胃袋形のウォークイ
ンプレートである。ウォークインプレート26は、その
上端の側面部には円柱形のワイア通し24が溶接され、
中心部には軸穴26aを有している。下端部は上面方向
に折れ曲がっており、その折れ曲がった面の中心部に
は、ロッド33を軸着する軸穴26bを有している。ウ
ォークインプレート26は、その中心部の軸穴26aを
通じて中心軸74に回転可能に軸支され、メモリカバー
プレート50の上方に取り付けられている。51はつる
巻きバネにより形成されたリクライニング用スプリング
である。リクライニング用スプリング51は、その中心
部の一端51bが中心軸74に固着され、もう一端の5
1aがシートバック側回動ブラケット40上に突出した
スプリングストッパ40aに、シートバック側回動ブラ
ケット40を常時前方へ押動するように形着されてい
る。リクライニング用スプリング51は、ウォークイン
プレート26の上方に、ウォークインプレート26の軸
穴26aを通りぬけた中心軸74にその一端51bを固
着することにより取り付けられている。11bはシート
バック側回動フランジである。シートバック側回動フラ
ンジ11bは、シートクッション側固定フランジ11a
と同じ大きさの円盤で、円周の1/4の部分にシートク
ッション側固定フランジ11a上の壁53aと同じ、一
定の幅の壁53bを有する。該フランジ11bの壁53
bとシートクッション側固定フランジ11aの壁53a
は、助手席2のシートバック2aを前倒しにした時、各
々の壁の一端11b及び11cが互いに当接するように
形成されている。また、シートバック側回動フランジ1
1bの中央部には、中心軸74の角柱部74eが嵌合す
る嵌合孔11eを有する。シートバック側回動フランジ
11bはリクライニング用スプリング51の上方に取り
付けられ、その中央部の嵌合孔11eに中心軸74の角
柱部74eが嵌合し、中心軸74と一体的に回転する。
【0012】第6図〜第8図は、ウォークイン機構10
を示す図である。この第6図〜第8図において、29は
ロアレールである。ロアレール29はアッパレール28
と嵌合するためのフランジ29a、29bを有するハッ
ト型断面を有し、長手方向に伸びる溝であり、フロアに
固定されている。28はアッパーレールである。アッパ
ーレール28はロアレール29はロアレール29のフラ
ンジ29a、29bと嵌合するフランジ28a、28b
を有するC字形のレールで、助手席2のシートクッショ
ン2bのシートフレーム36に一体的に固定されてい
る。ロアレール29とアッパーレール28は各々のフラ
ンジが当接して、車両前後方向にスライドするようにな
っている。30はU字形の断面を有し、長手方向に伸び
るロックプレートであり、ロアレール29の側面部に固
定されている。また、ロックプレート30のロアレール
29に固定されていない方の側面部には、その前後方向
に多数の歯30aが形成されている。ロックプレート3
0において、歯30aが形成されている側面部の先端と
基端には、ブラケット63、63が取り付けられ、そこ
に、キャンセルプレート62を係止する矩形断面のガイ
ドロッド63aが掛け渡してある。
【0013】31aはスライドロック31をピン32で
軸支するための、コの字形のブラケットで、アッパーレ
ール28の側面部28c上に固定されている。31は略
矩形状のスライドロックで、先端部が3枚の歯を有する
鉤爪になっており、基部にはピン32を介在するための
軸穴とロッド37を係止するための突起が形成されてい
る。スライドロック31は、ブラケット31aにピン3
2を介して、誘動自在に取り付けられている。34はF
字形のレバープレートである。レバープレート34の先
端部には、ヒンジピン35に対応する孔34bと、ロッ
ド33を係止する係止孔34aが設けられ、中端部に
は、リンク57上の係合孔と係合する係合突起34cが
形成されている。基端部は、上方へL字状に折れ曲がっ
ており、折れ曲がり上方へ立ち上がった面にはロッド3
7を係止する軸穴が設けられている。レバープレート3
4は、アッパーレール28の上面28d上に、孔34b
を通してヒンジピン35によって回転可能に軸支され
る。ロッド37は、スライドロック31の基部の突起
と、レバープレート34の基端部34dの軸穴にその両
端を係止して取り付けられる。33は棒状のロッドで、
一端がレバープレート34の先端部の係止孔34aに係
止され、もう一端がウォークインプレート26の下端部
の軸穴26bに軸着されている。57は両端が円弧で、
矩形状のリンクである。先端部には、レバープレート3
4の中端部の係合突起34cと係合する係合孔が設けら
れ、基端部には、メモリーレバー58上の係合突起と係
合する係合孔と、バネ59を係止する係止孔が設けられ
ている。リンク57は、レバープレート34の係合突起
34cとメモリーレバー58上の係合突起とに、両端の
係合孔を係合させて、アッパーレール28の上面28d
上に取り付ける。59はバネで、一端をアッパーレール
28の上面28d上の係止孔に係止し、もう一端をリン
ク57に係止して、スライドロック31がロックプレー
ト30の方向へ常時付勢されるように取り付けられてい
る。58はメモリーレバーで、アッパーレール28の上
面28d上に、アッパーレール28の形に沿って一段折
れ曲がって固定されている。61はメモリプレートでメ
モリレバー58の一段折れ曲がった部分に固定される。
60はメモリプレート61と係合するブラケットであ
る。
【0014】火薬式パイロンシステム12を示す、第7
図及び第9図において、12aはユニットで、作動装置
と図示しない発火装置を内蔵している。16は下方が幅
広に形成された凸形のケーシングで、広幅に形成された
下方の両端部には、それぞれシリンダ17を嵌合するた
めの嵌合孔と、ワイア20を移動可能に挿入するための
挿入孔が設けられている。ケーシング16は、推薬1
9、シリンダ17の一部、ワイア20をシリンダ17へ
誘導するカラー20aを内蔵し、その突出した上方部が
ユニット12aの下部に融接されている。19は発火装
置により火をつけられると、多量のガスを発生させる推
薬である。推薬19は、ケーシング16内に、その一端
をユニット12a内の図示しない発火装置に接続させ、
もう一端をワイア20をシリンダ17へ誘導するカラー
20aに係合させている。20aは、ワイア20をシリ
ンダ17へ誘導する矩形状のカラーで、先端部と後端部
にはワイア20を移動可能に挿入する挿入孔が設けられ
ており、先端部はシリンダ17の後端部に挿着され、後
端部は、ケーシング16の挿入孔にカラー20aの挿入
孔対応するように固着されている。また、上方の中心部
には推薬19と係合する係合孔が設けられており、推薬
19と係合している。17は長手方向に伸びる筒状のシ
リンダで、先端のシリンダヘッド13は開口しており、
後端部には、カラー20aを挿着するための孔が設けら
れている。シリンダ17は、シリンダ固定クランプ21
a、21bによって、助手席2のシートクッション2b
の内部のシートフレーム36にボルトで固定されてい
る。18はシリンダ17内の直径と同じ径の円柱の円柱
状のピストンで、その後端部の中心にはワイア20の一
端が固着されている。また、ピストン18はシリンダ1
7内に内蔵されており、推薬19の膨張力により変位す
る。
【0015】21a、21bはシリンダ固定クランプ
で、シリンダ17を挿入する筒部と、助手席2のシート
クッション2b内部のシートフレーム36にシリンダ固
定クランプを固定する平板部とからなる。筒部はシリン
ダ17が挿入されると、シリンダ17が筒部を移動でき
ないほど密着する径を有し、平板部の中心には、シート
フレーム36に固定するためのボルト孔が設けられてい
る。シリンダ固定クランプ21a、21bは筒部にシリ
ンダ17を挿入し、平板部に設けられたボルト孔を通じ
て、助手席2のシートクッション2b内部のシートフレ
ーム36にボルトで固定される。22は、ワイア20を
リクライニングレバー25及びウォクインプレート26
の方向へ誘導するワイア誘導クランプで、筒部にワイア
20を通し、平板部に設けられたボルト孔を通じて、助
手席2のシートクッション2b内部のシートフレーム3
6にボルトで固定される。第7図〜第9図及び、第10
図〜第12図において、24a及び24bはワイア通し
である。ワイア通し24a及び24bの先端部にはワイ
ア20だけが通る幅の穴が設けられている。ワイア通し
24aは、リクライニングレバー25の基部の側面側
に、ワイア通し24bはウォークインプレート26の上
端の側面部に、その側面部が固着されている。尚、ワイ
ア通し24a及び24bにおいては、ワイア20は移動
可能な状態にあり、ワイア通し24a、24b及びワイ
ア誘導クランプ22の間隔は、乗員Pがリクライニング
レバー25を操作しても接触しない間隔が保たれてい
る。ワイア20の先端はピストン18の後端部に固着さ
れている。そして、ワイア20は、筒状のワイア誘導ク
ランプ22の内部を通り、リクライニングレバー25及
びウォークインプレート26の方向に延びている。リク
ライニングレバー25及びウォークインプレート26の
方向に延びたワイア20は、リクライニングレバー25
に装着されたワイア通し24a及び、ウォークインプレ
ート26に装着されたワイア通し24bの内部を通り、
後端は、グロメット27bに固着されている。また、ワ
イア通し24aとワイア通し24bの間のワイア20上
には、グロメット27aが固着されている。ワイア20
は、通常、乗員Pがリクライニングレバー25及びウォ
ークインプレート26を操作できるほどの弛みを持ち、
かつ、火薬式パイロンシステム12が作動した時に、リ
クライニングレバー25及びウォークインプレート26
を適切に引張り、回転させることができるほどの長さで
ある。27a及び27bはグロメットである。グロメッ
ト27a、27bは円柱状で、その長手方向に中心軸に
沿って伸びる溝を有する。グロメット27aは、ワイア
通し24aと24bの間のワイア20上に、グロメット
27bはワイア20の後端部に、グロメット27a、2
7bの溝をワイア20に圧着することにより固定され
る。尚、グロメット27aの取付位置は、リクライニン
グレバー25とウォークインプレート26の間でも、火
薬式パイロンシステム12が作動した時に、リクライニ
ングレバー25を十分に回転させることができる位置で
ある。
【0016】第13図〜第24図は、第1エアバッグユ
ニット4及び第2エアバッグユニット14を示す図であ
る。このうち、第13図、第15図は第1エアバッグユ
ニット4及び第2エアバッグユニット14の側面図、第
20図、第21図はブラケット67、67の側面図であ
る。これら第13図〜第24図において、66はケーシ
ングで、外側ケーシング部材64と内側ケーシング部材
65から成り、内部には、インフレータ4aと折りたた
まれた第1エアバッグ4b又は第2エアバッグ14bが
設けられている。外側ケーシング部材64は、背面視長
方形の開口部64aを有する逆コ字形のケーシングで、
金属製である。外側ケーシング部材64は、その開口部
64aの左右又は上下の側端部に夫々ボルト孔を有する
矩形状のブラケット67、67が設けられている。ま
た、該ブラケット67、67は、第18図〜第21図に
示すブラケット68のようなものでもよい。ブラケット
68は、傾斜部73を有し、傾斜面部には矩形状の開口
部73a、傾斜面部の上下又は左右の側辺部にはブラケ
ット67、67に対応したボルト孔を有する。ブラケッ
ト68は、その上端部と下端部に、横部材72a及びク
ロスメンバ72b〜72dに設けられたボルト孔と対応
するボルト孔を有し、係る上端部と下端部のボルト孔を
通じて、横部材72aやクロスメンバ72b〜72dに
ボルトで固定されている。ブラケット68に第2エアバ
ッグユニット14を取り付ける場合には、ブラケット6
8の傾斜面部の上下又は左右の側辺部のボルト孔に、ブ
ラケット67、67のボルト孔を対応させ、ボルトで固
定して取り付ける。内側ケーシング部材65は、側面視
コ字形のケーシングで、合成樹脂製である。内側ケーシ
ング部材65は、その縦壁部65a上の長手方向に1点
点鎖線で示すようなミシン目65bを形成している。ま
た、内側ケーシング部材65は、外側ケーシング部材6
4の開口部64aを縦壁部65aで閉塞するように外側
ケーシング部材64に外嵌固定され、その上壁部と下壁
部を複数のビスで外側ケーシング部材に固定されてい
る。尚、内側ケーシング部材65のミシン目65bに対
応して、助手席2のシートバック2a背面及びヘッドレ
ストカバー67には、1点点鎖線で示したように、ミシ
ン目67aが形成されている。4aは、瞬時に多量のガ
スを発生させるインフレータで、インフレータ4a内に
は、コントロールユニット15からの出力信号により作
動する図示しない作動装置が内装されている。また、イ
ンフレータ4aは、外側ケーシング部材64の左右の側
壁部に固定される。4bは第1エアバッグで、14bは
第2エアバッグである。第1エアバッグ4b又は第2エ
アバッグ14bは、ケーシング66内に折りたたんで収
容され、その上下左右の端縁がビスで気密状に外側ケー
シング部材64に固着されている。第1エアバッグ4b
の形は、後席乗員Pの頭部及び胸部を拘束できるもので
あればよい。また、第2エアバッグ14bの形は、衝突
時に助手席2のシートバック2aの背面ほどの広さに広
がり、後席乗員Pの体を全体的に拘束できる大きさのも
のであればよく、例えば、特開平4−358944号の
明細書及び図面に記載されているように、エアバッグの
一部を紐で結び上下方向に膨張展開するようなものや、
特開平2−212239号の明細書及び図面に示されて
いるように、後席乗員Pの体の凹凸にそった形で膨張展
開するような構造でもよい。
【0017】69、69は筒状のヘッドレストポール
で、その上端部には、夫々ボルト孔を有する矩形状のブ
ラケット70、70が固着してあり、下端部は助手席2
のシートバック2aの上端部の嵌合孔に嵌合している。
第1エアバッグユニット4又は第2エアバッグユニット
14をヘッドレスト部2cに取り付ける場合、図23に
示すように、ヘッドレスト部2cの装着用の左右一対の
ヘッドレストポール69、69の上端に固着されたブラ
ケット70、70に、第1エアバッグユニット4又は第
2エアバッグユニット14の左右のブラケット67、6
7をボルトで固定し、その後にヘッドレストカバー71
を装着して取り付ける。36は筒状部材で形成された助
手席2のシートフレームで、助手席2のシートバック2
aにあたる部分には、横方向に等間隔に筒状の棒である
クロスメンバ1〜クロスメンバ3が助手席2のシートフ
レーム36に横架され、固定してある。また、該クロス
メンバ1〜クロスメンバ3上には、第2エアバッグユニ
ット13の上下ブラケット67、67のボルト孔に対応
したボルト孔が設けられている。第2エアバッグユニッ
ト14を助手席2のシートバック2aの上部に取り付け
る場合には、シートフレーム36の横部材71及びクロ
スメンバ1の中央部に、第2エアバッグユニット14の
上下ブラケット67、67をボルトで固定して取り付け
る。第2エアバッグユニット14を助手席2のシートバ
ック2aの中部に取り付ける場合は、クロスメンバ1及
びクロスメンバ2に、下部に取り付ける場合はクロスメ
ンバ2及びクロスメンバ3に同様に取り付ける。
【0018】以下、第1実施例の作動について説明す
る。第3図に示すような2ドアの自動車において、乗員
Pが助手席2側のドアから助手席2の後席5へ乗りこむ
場合は、第25図、第5図に示すように、乗員Pがリク
ライニングレバー25をバネ46に抗して時計回りに回
動させる。すると、カム45の突起45aがリクライニ
ングレバー25の係合孔25aに係合しているので、カ
ム45はリクライニングレバー25と一体的に右回転
し、カム45はロックプレート43の左縁との係合を解
除する。そのため、ロックプレート43は図示しないス
プリングにより反時計回りに回動し、セクタープレート
41との係合を解除しシートバック側回動ブラケット4
0は、中心軸74を中心に前後に回動することができ
る。常時シートバック側回動ブラケット40を車両前方
(第12図左方)へ押動するように係着されているリク
ライニング用スプリング51は、バネ力を、スプリング
ストッパ40aを介して、回動が可能となったシートバ
ック側回動ブラケット40に伝えて、所定位置より左回
りに回動させ、シートバック2aを前倒しにする。シー
トバック側回動フランジ11bは、シートバック側回動
ブラケット40に固定されているため、シートバック側
回動ブラケット40が前方へ回動すると、共に前方へ回
動する。そして、シートクッション2bには互いに当接
するように壁を有するシートクッション側固定フランジ
11aが固定されているため、シートバック側回動フラ
ンジ11bの一端11dがシートクッション側固定フラ
ンジ11aの一端11cと当接する位置まで回動する
と、当接することによりそれより前方へ回動しなくな
り、シートバック側回動ブラケット40に固定したシー
トバック2aがシートクッション側固定フランジ11a
に対して固定される。また、前後に回動が可能となった
シートバック側回動ブラケット40を、スプリングスト
ッパ40aを介して、リクライニング用スプリング51
がバネ力で所定位置より前方へ回動させるとき、スプリ
ングストッパ40aはウォークインプレート26の上部
の側面に当接する。そして、さらにシートバック側回動
ブラケット40が車両前方へ回動すると、第26図に示
すように、ウォークインプレート26はスプリングスト
ッパ40aに押されて中心軸74を中心に矢印1の方向
に回転する。ウォークインプレート26が回転すると、
第6図に示すように、ウォークインプレート26の下端
26bに連結したロッド33が矢印2の方向に引かれ、
これと連結するレバープレート34がヒンジピン35を
中心に反時計回りに回転する。スライドロック31とレ
バープレート34は、ロッド37により連結されている
ので、レバープレート34が回転するとスライドロック
31の突部がアッパーレール28方向に引っ張られ、ス
ライドロック31はピン32を中心に回転して、ロック
プレート30との嵌合が外れる。その結果、リターンス
プリング38のバネ力により、助手席2のシートクッシ
ョン2bは、ロアレール29の最前部の位置までスライ
ドする。
【0019】尚、助手席2のシートバック2aを前倒し
にすると、第25図に示すように、セクタープレート4
1が回動し、第1係合部材41aがメモリープレート4
7の係合面47bに当接して、メモリプレート47をセ
クタプレート41と共に下方へ回動させる。そして、メ
モリプレート47の係合面47bは、ロックプレート4
3の係合板43cに当接して押して、ロックギア43a
をセクタギア41cから離脱させ、ロックプレート43
を外す方向に回動させて、アンロック状態にする。この
場合、メモリプレート47の下縁には、メモリカバープ
レート50の嵌合突起50dが当接して下方回動を規制
しているが、嵌合突起50dはメモリプレート47の回
動によりメモリプレート47を乗り越えメモリプレート
47の嵌合溝47eに嵌合するから、嵌合突起50d
は、メモリプレート47を、係合面47dが係合板43
cに当接した状態で上方回動させない。
【0020】第25図において、助手席2のシートバッ
ク2aを第27図の矢印方向に回動させ、同図の状態ま
で起立させると、第2係合部材41bはメモリプレート
47の係合面47cに当接してメモリプレート47を上
方に回動させる。この時、嵌合突起50dはメモリプレ
ート47を乗り越えて嵌合溝47eから外れ、メモリプ
レート47の下縁より下方になる。そのため、係合面4
7dと係合板43cとの係合は外れ、それと同時に、リ
クライニングレバー25とリクライニングレバー25と
一体的に回動するカム45は、バネ46により、ロック
プレート43をセクタプレート41側に回動するように
付勢しているから、ロックギア43aはセクタギア41
cに係合し、シートバック側回動ブラケット40をシー
トクッション側固定フレンジ11aに対して固定する。
そして、嵌合突起50dの先端は、メモリプレート47
の下縁に当接しているから、メモリプレート47は自重
下降しない。
【0021】通常の背凭れ角度の調節はリクライニング
レバー25をバネ46に抗して持ち上げることにより可
能であり、所望の位置でリクライニングレバー25から
手を放すとリクライニングレバー25はバネ46により
元の位置に復帰し、カム45によりロックプレート43
を押し、ロックギア43aはセクタギア41cに係合
し、シートバック側回動ブラケット40をシートクッシ
ョン側固定フランジ11aに対して固定し、背凭れの角
度を調節する。この場合、セクタプレート41にはメモ
リプレート47が設けられているが、メモリプレート4
7の下縁にはメモリカバープレート50の嵌合突起50
dが当接しているから、メモリプレート47は嵌合突起
50dよりも下方に回動せず、ニュートラルな状態を保
持しているので、背凭れの角度の調節には影響しない
(第27図)。
【0022】次に、第3図に示すような2ドアの自動車
において、助手席2には乗員がおらず、助手席2の後席
5に乗員Pが座っている。係る状態で通常の走行を行っ
ている場合には、衝撃検知センサ8aはON信号を発生
しないので、第28図、第29図に示すように、コント
ロールユニット15は衝撃検知センサ8aがON信号を
発進しているか否かの判断(ステップS1)を繰り返
す。係る状態で走行中の自動車に正面衝突事故が発生し
た場合、第28図、第29図にしめすように、その衝突
力が所定値以上であると、衝撃検知センサ8aはON信
号(ステップS1)を発生し、助手席2の後席5のシー
トセンサ6からの着座(ON)信号(ステップS2)、
助手席2のシートセンサ9からの非着座(OFF)信号
(ステップS3)と共にコントロールユニット15に入
力される。すると、信号を受けたコントロールユニット
15は、火薬式パイロンシステム12の作動装置にON
信号を送り(ステップS4)、作動装置から発火命令を
受けた発火装置は、推薬19を発火させる。第7図、第
30図において、推薬19を発火させると、瞬時に多量
のガスが発生し、その圧力によりシリンダヘッド13の
方向(第9図左方)へピストン18は押され、ピストン
18に連結されているワイヤ20もシリンダヘッド13
の方向へ牽引される。
【0023】ピストン18によりワイヤ20が牽引され
るため、第10図〜第12図においてワイヤ20上に固
着してあるグロメット27a、27bがそれぞれリクラ
イニングレバー25及びウォークインプレート26に取
り付けられているワイヤ通し24a、24bに引っ掛か
り、さらに、シリンダヘッド13の方向にワイヤ20が
牽引されることにより、リクライニングレバー25及び
ウォークインプレート26は、その回転軸を中心に左回
りに回転する(第9図)。リクライニングレバー25が
回転することにより、助手席2のシートバック2aは前
倒しになり、ウォークインプレート26が回転すること
により、上述した、いわゆるウォークイン機構10が作
動し、助手席2はそのシートバックを前傾させながらロ
アレール29の最前部の位置までスライドする。
【0024】コントロールユニット15は、火薬パイロ
ンシステム12の作動装置にON信号を送ると直ちに、
第2エアバッグユニット14にON信号を送り(ステッ
プS5)、インフレータ4a内の発火装置を作動させ
る。発火装置が作動すると、インフレータ4aから瞬時
に多量のガスが発生し、そのガスの圧力により内側ケー
シング部材65のミシン目65bを突き破って、第1図
に示すように、第2エアバッグ14bは膨張展開し、後
席乗員Pの体全体を拘束する。尚、衝突事故が発生して
も、その衝突力が所定値以下の場合には、コントロール
ユニット15は、衝撃検知センサ8aからの信号がON
かOFFかという判断を繰り返す。
【0025】また、第3図に示すような2ドアの自動車
において、助手席2に乗員がおり、助手席2の後席5に
乗員Pが座っている。係る状態で通常の走行を行ってい
る場合には、衝撃検知センサ8aはON信号を発生しな
いので、第28図、第29図に示すように、コントロー
ルユニット15は衝撃検知センサ8aがON信号を発進
しているか否かの判断(ステップS1)を繰り返す。係
る状態で走行中の自動車に正面衝突事故が発生した場
合、その衝突力が所定値以上であるときには、衝撃検知
センサ8aからのON信号(ステップS1)、助手席2
の後席5のシートセンサ6からのON信号(ステップS
2)、助手席2のシートセンサ9からのON信号(ステ
ップS3)がコントロールユニット15に入力される。
すると、コントロールユニット15は、第1エアバッグ
ユニット4のみにON信号を送り(ステップS6)、第
1エアバッグ4bのみが図2に示すように膨張展開す
る。
【0026】以上のように実施例装置は作動するため、
助手席2に乗員がいない場合には、ウォークイン機構1
2が解除され、助手席2のシートクッション2bがロア
レール29の最前部の位置までスライドすることから、
助手席2のシートバック2aと後席乗員Pとの間には十
分な空間が、確保される。そして、その空間に後席乗員
Pの体全体を拘束することができる第2エアバッグ14
bを膨張展開させるため、該エアバッグ14bの展開時
の体積を大きくすることができ、席乗員Pの座っている
姿勢に左右されることなく、確実に後席乗員Pを拘束す
ることができる。また、助手席2に乗員がいる場合に
は、助手席2のヘッドレスト部2cから後席乗員Pの頭
部から膝部までを拘束する第1エアバッグ4bが膨張展
開してPを拘束し、傷害を防止することができる。助手
席2に乗員がいる場合には、限られた空間で第1エアバ
ッグが後席乗員Pの頭部から膝部までを拘束し、助手席
2に乗員がいない場合には助手席の乗員分の空間を有効
に利用して第2エアバッグが後席乗員Pの体全体を拘束
するというように、助手席に乗員がいる・いないの異な
った車室内の状況を判断し、その状況に合わせて2種類
のエアバッグを使いわけるため、衝突時の状況下で最も
効率よく後席乗員Pを拘束することができる。
【0027】第1実施例において、第2エアバッグをヘ
ッドレッスト部2cに設けた場合には、後席乗員Pの頭
部から胸部をめがけて第2エアバッグ14bは展開し、
衝突時に一番移動の激しい頭胸部の移動を最小限に留め
ることができる。
【0028】さらに、第1実施例において、第2エアバ
ッグをシートクッション2bに設けた場合には、後席乗
員Pの脚部をめがけてエアバッグ14bが展開し、衝突
時に後席乗員Pの膝が上方に移動するいわゆるサブマリ
ン現象を防止することができる。
【0029】次に第2実施例について説明する。尚、第
1実施例と共通するものは第1実施例を援用する。第3
1図に示すように、助手席2のシートバック2bの下部
又は中部に、衝突時に後席乗員Pの脚部P2に向かって
膨張展開する第2エアバッグ14bを装備した第2エア
バッグユニット14が、ヘッドレスト部2cに取り付け
た通常の第1エアバッグユニット4とは別に配設されて
いる。
【0030】ヘッドレスト部2cに装備されている第1
エアバッグ4は通常の乗員Pの頭部P3を拘束するエア
バッグでなくとも、大型のエアバッグや例えば、特開平
4ー358944のようにエアバッグの一部を紐で結
び、素早く上下方向に膨張展開するような構造のもので
もよい。第1エアバッグユニット4、第2エアバッグユ
ニット14を取り付ける場合において、第1エアバッグ
ユニット4をシートバックに、第2エアバッグユニット
14をヘッドレスト部2cに取り付けても、第1エアバ
ッグユニット4をヘッドレスト部2cに、第2エアバッ
グユニット14をシートクッション2bの背面部に取り
付けてもよい。また、第1エアバッグユニット4、第2
エアバッグユニット14とも助手席2のシートバック2
bの背面に取り付けてもよい。さらに、ブラケットを第
1実施例の第18図〜第21図のように、後席乗員Pの
脚部P2に対向する傾斜部を有するような形にしてもよ
い。
【0031】第3図に示すような2ドアの自動車におい
て、助手席2には乗員がおらず、助手席2の後席5に乗
員Pが座っている。係る状態で通常の走行を行っている
場合には、衝撃検知センサ8aはON信号を発生しない
ので、第32図に示すように、コントロールユニット1
5は衝撃検知センサ8aがON信号を発進しているか否
かの判断(ステップS1)を繰り返す。係る状態で走行
中の自動車に、衝突事故が発生した場合、第32図に示
すように、衝突力が所定値以上であるときには、衝撃検
知センサ8aからのON信号(ステップS1)、助手席
2の後席5のシートセンサ6からのON信号(ステップ
S2)がコントロールユニット15に入力される。する
と、コントロールユニット15は第1エアバッグユニッ
ト4にON信号を送り(ステップS3)、第1エアバッ
グ4bが第31図に示すように膨張展開し,後席乗員P
の胸部P1,頭部P3を拘束する。次に、コントロール
ユニット15に助手席2のシートセンサ9からのOFF
信号が入力される(ステップS4)と、コントロールユ
ニット15は火薬式パイロンシステム12の作動装置の
ON信号を送り(ステップS5)、第30図に示すよう
に火薬式パイロンシステム12を作動させる。火薬式パ
イロンシステム12が作動することにより、ウォークイ
ン機構10も作動する(第30図)。コントロールユニ
ット15は、火薬式パイロンシステム12の作動装置に
ON信号を送ると直ちに第2エアバッグユニット14に
ON信号を送り(ステップS6)、第2エアバッグ14
bが第31図に示すように膨張展開し、後席乗員Pの脚
部P2を拘束する。コントロールユニット15は、第2
エアバッグユニット14にON信号を送ると、再び衝撃
検知センサ8aからの信号がONかOFFかの判断(ス
テップS1)に戻る。
【0032】次に、第2実施例に特有の効果を説明す
る。衝突時に助手席2に乗員がいない場合には、ウォー
クイン機構10が解除され助手席2のシートクッション
2bがロアレール29の最前部の位置までスライドする
ことから、助手席2のシートバック2bと後席乗員Pの
脚部P2の間には、第1エアバッグ4bと第2エアバッ
グ14bが十分に膨張展開できる空間が確保される。そ
して、その空間に、頭部・胸部拘束専用の第1エアバッ
グ4bと脚部拘束専用の第2エアバッグ14bという体
の各部の拘束に適したそれぞれエアバッグを膨張展開さ
せるため、従来のエアバッグのように後席乗員Pの座っ
ている体勢に左右されるということはなく、後席乗員P
の体の各部を確実に拘束することができる。
【発明の効果】助手席と後席に乗員が着座しているか・
いないかの異なった車室内の状況を判断し、その状況に
合わせて助手席を移動させ、エアバッグを展開するた
め、衝突時の状況下で最も効率よく後席乗員を拘束する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部側面図である。
【図2】本発明の第1実施例において、助手席に乗員が
いる時の作動状態を示す作動状態図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す要部破断平面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例のリクライニング機構のの
中心軸を示す斜視図である。。
【図5】本発明の第1実施例のリクライニング機構の分
解斜視図である。
【図6】本発明の第1実施例のウォークイン機構の要部
平面図である。
【図7】本発明の第1実施例のウォークイン機構と火薬
式パイロンシステムを示す側面図である。
【図8】本発明の第1実施例のウォークイン機構の要部
斜視図である。
【図9】本発明の第1実施例のウォークイン機構の要部
側面図である。
【図10】本発明の第1実施例のウォークインプレート
のワイア通し部分とグロメットの斜視図である。
【図11】本発明の第1実施例のグロメットを示す斜視
図である。
【図12】本発明の第1実施例のウォークインプレート
のワイア通しの部分にグロメットが引き込まれた状態を
示す説明図である。
【図13】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トの断面図である。
【図14】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トの正面図である。
【図15】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トの他の例を示す断面図である。
【図16】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トの変形例を示す正面図である。
【図17】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トのブラケット部分を、助手席のシートフレームに取り
つけた状態を示す斜視図である。
【図18】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トのブラケット部分を、助手席のシートフレーム上部に
取りつけた状態を示す斜視図である。
【図19】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トのブラケット部分を、手席のシートフレーム下部に取
りつけた状態を示す斜視図である。
【図20】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トのブラケット部分を助手席のシートフレーム上部に取
りつけた状態を示す要部側面図である。
【図21】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トのブラケットを助手席のシートフレーム下部に取りつ
けた状態を示す要部側面図である。
【図22】本発明の第1実施例の第2エアバッグが展開
した状態を示す斜視図である。
【図23】本発明の第1実施例の第1エアバッグユニッ
トを助手席のヘッドレスト部に取りつけた状態を示す斜
視図である。
【図24】第2エアバッグユニットを助手席のシートフ
レーム中部に取りつけた本考案の第1実施例の第2エア
バッグが展開した状態を示す側面図である。
【図25】本発明の第1実施例のリクライニング機構の
作動図である。
【図26】本発明の第1実施例のウォークイン機構の作
動図である。
【図27】本発明の第1実施例のリクライニング機構の
作動図である。
【図28】本発明の第1実施例のコントロールユニット
15の概念図である。
【図29】本発明の第1実施例において、衝撃検知セン
サが衝撃を検知してからエアバッグが展開するまでを示
すフローチャートである。
【図30】本発明の第1実施例の火薬式パイロンシステ
ムとウォークインプレートとリクライニングレバーの作
動図である。
【図31】本発明の第2実施例の要部側面図である。
【図32】本発明の第2実施例において、衝撃検知セン
サが衝撃を検知してからエアバッグが展開するまでを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動車 2 助手席 2a 助手席2のシートバック 2b 助手席2のシートクッション 2c ヘッドレスト部 4 第1エアバッグユニット 4b 第1エアバッグ 5 助手席2の後席 6 シートセンサ 8a 衝撃検知センサ 9 シートセンサ 10 ウォークイン機構 11 フランジ部 12 火薬式パイロンシステム 14 第2エアバッグユニット 14b 第2エアバッグ 15 コントロールユニット 17 シリンダ 18 ピストン 19 推薬 23 リクライニング機構 25 リクライニングレバー 26 ウォークインプレート 28 アッパーレール 29 ロアレール 36 助手席2のシートバックフレーム 40 シートバック側回動ブラケット 66 ケーシング 67 ブラケット 69 ヘッドレストポール 72a 横部材 b クロスメンバ c クロスメンバ d クロスメンバ 74 中心軸

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に設けられ、自動車の衝突により
    所定値以上の衝撃力が加わったことを検出する衝撃検知
    センサと、少なくとも助手席の後方に設けられた後席
    と、少なくとも助手席に乗員が着座しているかどうかを
    検出する着座センサと、上記助手席を車両前後方向に移
    動可能に装着するシート移動装置と、上記衝撃検知セン
    サと上記着座センサからの非着座信号に応じて出力信号
    を発生する制御装置と、上記制御装置の出力信号を受け
    てシート移動装置を作動させ、上記助手席を車両前後方
    向に移動させる作動装置と、上記助手席に設けられ、上
    記出力信号を受けて作動しエアバッグを展開させ後席乗
    員の車両前方への移動を抑制するエアバッグ機構からな
    ることを特徴とする後席乗員用のエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】上記着座センサは上記後席に乗員が着座し
    ているのを検出する第1着座センサと上記助手席に乗員
    が着座しているのを検出する第2着座センサとからな
    り、上記制御装置は上記衝撃検知センサの出力と上記第
    1第2着座センサの出力とを受けて第1出力信号を発生
    させ、また、上記衝撃検知センサの出力と上記第1着座
    センサの出力とを受けて第2の出力信号を発生させ、上
    記エアバッグ機構は上記第1の出力信号を受けた時に第
    1エアバッグを展開させて後席乗員の頭部から膝部まで
    を拘束する第1エアバッグ機構と、上記第2の出力信号
    を受けた時に第2エアバッグを展開させて後席乗員の体
    全体を拘束する第2エアバッグ機構からなることを特徴
    とする請求項1に記載された後席乗員用のエアバッグ装
    置。
  3. 【請求項3】上記着座センサは上記後席に乗員が着座し
    ているのを検出する第1着座センサと上記助手席に乗員
    が着座しているのを検出する第2着座センサとからな
    り、上記制御装置は上記衝撃検知センサの出力と上記第
    1第2着座センサの出力とを受けて第1出力信号を発生
    させまた上記衝撃検知センサの出力と上記第1着座セン
    サの出力とを受けて第2の出力信号を発生させ、上記エ
    アバッグ機構は上記第1第2の出力信号を受けた時に第
    1エアバッグを展開させて後席乗員の上半身を拘束する
    第1エアバッグ機構と上記第1出力信号を受けた時に第
    2エアバッグを展開させて後席乗員の下半身を拘束する
    第2エアバッグ機構からなることを特徴とする請求項1
    に記載された後席乗員用のエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】上記助手席はシートクッションとシートバ
    ックを有し、上記シート移動装置は上記シートクッショ
    ンとシートバックとの間に設けられ、上記シートバック
    を前方へ傾けることができる前倒し機構からなり、上記
    作動装置は上記第1第2の出力信号を受けて上記前倒し
    機構を作動させ、上記シートバックを前方へ傾けること
    を特徴とする請求項2又は3に記載された後席乗員用の
    エアバッグ装置。
  5. 【請求項5】上記助手席はシートクッションとシートバ
    ックを有し、上記シート移動装置は上記シートクッショ
    ンとシートバックとの間に設けられ、上記シートバック
    を前方へ傾けることができる前倒し機構と、上記シート
    クッションがスライドすることで上記シートクッション
    が車両前後方向へ移動するスライドアジャスタ装置から
    成り、上記作動装置は上記第1第2の出力信号を受けて
    上記前倒し機構を作動させ、上記シートバックを前方へ
    傾けるとともに上記シートクッションを車両前方へ移動
    させることを特徴とする請求項2又は3に記載された後
    席乗員用のエアバッグ装置。
  6. 【請求項6】上記前倒し機構はシートバックの傾斜角度
    を変化させることができる角度調節機構からなり、上記
    作動装置は上記第1第2の出力信号を受けて上記角度調
    節機構を作動させ、上記シートバックを前方へ傾けるこ
    とを特徴とする請求項4又は5に記載された後席乗員用
    のエアバッグ装置。
  7. 【請求項7】上記作動装置は、上記制御装置からの上記
    第2出力信号を受けて作動するアクチュエータと、同ア
    クチュエータと上記シート移動装置を連動させる連動手
    段からなることを特徴とする請求項2又は3に記載され
    た後席乗員用のエアバッグ装置。
  8. 【請求項8】上記アクチュエータは、上記制御装置から
    の上記第2出力信号を受けて移動するピストンからな
    り、上記連動手段は上記ピストンに連結され移動するこ
    とにより上記シート移動装置を作動させるワイアからな
    ることを特徴とする請求項7に記載された後席乗員用の
    エアバッグ装置。
  9. 【請求項9】上記アクチュエータは上記制御装置からの
    上記第2の出力信号を受けて爆発しガスを発生させるガ
    ス発生手段と、上記ガスの圧力により上記連動手段を移
    動させる移動部材からなることを特徴とする請求項7に
    記載された後席乗員用のエアバッグ装置。
  10. 【請求項10】上記アクチュエータは上記制御装置から
    の上記第2の出力信号を受けて爆発しガスを発生させる
    推薬と上記ガスにより付勢されてシリンダ内を移動する
    ピストンとから成ることを特徴とする請求項9に記載さ
    れた後席乗員用のエアバッグ装置。
  11. 【請求項11】上記助手席はシートバックとヘッドレス
    トとシートクッションからなり、上記第1エアバック機
    構を上記ヘッドレストに、上記第2エアバッグを上記シ
    ートバックに設けることを特徴とする請求項2又は請求
    項3に記載された後席乗員用のエアバッグ装置。
  12. 【請求項12】上記助手席はシートバックとシートクッ
    ションからなり、上記第1エアバック機構と第2エアバ
    ッグ機構とを上記シートバックに設けることを特徴とす
    る請求項2又は請求項3に記載された後席乗員用のエア
    バッグ装置。
  13. 【請求項13】上記助手席はシートバックとヘッドレス
    トとシートクッションからなり、上記第1エアバック機
    構を上記シートバックに、上記第2エアバッグ機構を上
    記ヘッドレストに設けることを特徴とする請求項2又は
    請求項3に記載された後席乗員用のエアバッグ装置。
  14. 【請求項14】上記助手席はシートバックとヘッドレス
    トとシートクッションからなり、上記第1エアバッグ機
    構を上記ヘッドレストに、上記第2エアバッグ機構を上
    記シートクッションに設けることを特徴とする請求項2
    に記載された後席乗員用のエアバッグ装置。
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