JPH07156679A - トランスミッションのシフト機構 - Google Patents

トランスミッションのシフト機構

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JPH07156679A
JPH07156679A JP34046393A JP34046393A JPH07156679A JP H07156679 A JPH07156679 A JP H07156679A JP 34046393 A JP34046393 A JP 34046393A JP 34046393 A JP34046393 A JP 34046393A JP H07156679 A JPH07156679 A JP H07156679A
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JP
Japan
Prior art keywords
lock
coil spring
shift mechanism
diameter
fork shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP34046393A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Nakane
満 中根
Takeomi Yamamoto
武臣 山本
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OTIX KK
Original Assignee
OTIX KK
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Publication date
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Publication of JPH07156679A publication Critical patent/JPH07156679A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車等の操作レバーにおけるシフトフィー
リングに優れた,トランスミッションのシフト機構を提
供すること。 【構成】 操作レバーによって移動されるフォークシャ
フト2と,該フォークシャフト2に設けた複数のロック
溝20,21,22と,該ロック溝20,21,22に
係合するロックボール11を有するロック手段10とよ
りなり,上記ロック手段10は,ハウジング14と,該
ハウジング14に設けた収納穴140と,該収納穴14
0の下端部より順次上方へ収納したロックボール11,
コイルスプリング12,圧力調整部材13とよりなる。
上記コイルスプリング12は上記ロックボール11と接
触する接触部121と,本体部122とよりなり,か
つ,上記接触部121の直径は本体部122の直径より
も小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車等の車両におけ
る操作レバーのシフトフィーリングに優れた,トランス
ミッションのシフト機構に関する。
【0002】
【従来技術】自動車等の車両においては,走行速度に応
じて駆動源から車輪への動力伝達を円滑に行うため,ト
ランスミッション(変速機)が装着されている。図3,
図4に示すごとく,上記トランスミッションには,運転
者が操作レバー80のグリップ81を握り,フォークシ
ャフト連結穴24内に嵌合した先端連結部82を介して
上記フォークシャフト2を前後動させ,これにより変速
を行うシフト機構9が配置されている。
【0003】上記シフト機構9は,操作レバー80によ
り移動させるフォークシャフト2と,その先端部23の
近傍に配設された複数のロック溝20〜22と,これら
に係合するロック手段としてのロックボール91とより
なる。上記ロック溝20〜22は,中間(ニュートラ
ル)のロック溝20と,第1(ファースト)のロック溝
21,第2(セカンド)のロック溝22とよりなる。
【0004】上記シフト機構9は,図3,図4に示すご
とく,上記ロックボール91が上記ロック溝20〜22
内に係合するよう,コイルスプリング92により押圧さ
れている。上記コイルスプリング92は,ハウジング9
4に設けられた収納穴90に配置され,圧力調整部材9
3により押圧されている。又,上記フォークシャフト2
は,上記ハウジング94と支持部材95によって形成さ
れたシャフト穴950内に前後動可能に配置されてい
る。
【0005】そこで,上記シフト機構9によりトランス
ミッション(図示略)を作動させるに当たっては,まず
操作レバー80を前後動させる。これにより,上記フォ
ークシャフト2が前後動する。そのため,上記ロックボ
ール91は,例えば中間のロック溝20より離れて,第
1のロック溝21に係合してフォークシャフト2をその
位置にロックする。あるいは第2のロック溝22に係合
する。
【0006】これにより,上記フォークシャフト2は,
図3,図4に示すごとく,前方F又は後方Bへ移動し,
ロックされる。そして,このフォークシャフト2の前後
動は,トランスミッション内のシフトフォークを介して
それに適合するギヤを接続することにより,インプット
シャフトよりアウトプットシャフトに動力を伝達する。
そのため,車両は,ニュートラルからファースト,ファ
ーストからセカンドなどに,低速,加速,高速など自在
に変速される。
【0007】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来技術
には,次の問題がある。即ち,上記従来のシフト機構9
において,ロックボール91の上部はコイルスプリング
92によって,強く押圧されている。このため,上記ロ
ックボール91は,ロック溝間を移動する場合において
も,回動せずに,滑ってしまう。
【0008】よって,上記フォークシャフト2とロック
ボール91との接触部の摩擦は大きく,円滑にフォーク
シャフトが操作できない。その結果,シフトフィーリン
グが悪い。本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,自動
車等の操作レバーにおけるシフトフィーリングに優れ
た,トランスミッションのシフト機構を提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題の解決手段】本発明は,操作レバーによって移動
されるフォークシャフトと,該フォークシャフトに設け
た複数のロック溝と,該ロック溝に係合するロックボー
ルを有するロック手段とよりなるトランスミッションの
シフト機構において,上記ロック手段は,ハウジング
と,該ハウジングに設けた収納穴と,該収納穴の下端部
より順次上方へ収納したロックボール,コイルスプリン
グ,圧力調整部材とよりなり,かつ,上記コイルスプリ
ングは上記ロックボールと接触する接触部と,本体部と
よりなり,かつ,上記接触部の直径は本体部の直径より
も小さいことを特徴とするトランスミッションのシフト
機構にある。
【0010】本発明において,最も重要なことは,コイ
ルスプリングにおけるロックボールとの接触部の直径
が,本体部の直径よりも小さいことである。上記フォー
クシャフトは前方向及び後方向に自由に動かすことがで
きる。次に,上記コイルスプリングの本体部及びロック
ボールの直径は収納穴とほぼ同一の大きさである。そし
て,上記コイルスプリング及びロックボールは収納穴に
内設される。又,上記ロックボールはロック溝に回動可
能に係合する。なお,上記ロックボールは,下部がロッ
ク溝に,残りの部分が収納穴の内部に配置される。
【0011】次に,上記接触部の直径は本体部の直径の
30%〜95%であることが好ましい。上記直径が30
%より小さい場合には,コイルスプリングとロックボー
ルとの接触面積が小さすぎる。このため,ロックボール
をロック溝に対して安定に係合させることができない。
又,上記直径が95%より大きい場合には,ロックボー
ルがロック溝間を移動する際に回動せず,滑ってしまう
おそれがある。更に望ましくは,上記接触部の直径が本
体部の70%未満である。
【0012】次に,上記コイルスプリングは,圧力調整
部材と接触する上端部の直径が,本体部よりも小さいこ
とが好ましい。より好ましくは,コイルスプリングの形
状を上下対称にする。これによって,部品組付けの際に
コイルスプリングの上下方向について確認をする必要が
なくなる。また,上下方向について誤った組付けを防止
できる。
【0013】次に,上記ロック溝は,山部が曲面形状を
有することが好ましい。上記山部とは,ロック溝間にあ
る凸部のことである(図1)。そして,上記山部はロッ
クボールのロック溝間の移動経路である。そして,上記
山部は,例えば,その頂点に弧状部を設けることによ
り,曲面を形成する。この構成により,ロックボールの
移動が円滑になり,シフトフィーリングが一層向上す
る。なお,上記ロック溝は,上記フォークシャフト上
に,例えば2〜5個配設してある。
【0014】
【作用及び効果】本発明のトランスミッションのシフト
機構においては,コイルスプリングにおけるロックボー
ルとの接触部が,本体部の直径よりも小さい。このた
め,上記コイルスプリングとロックボールの接触面積は
小さい。よって従来のシフト機構のごとく,上記ロック
ボールは全体を押圧されるのではなく,コイルスプリン
グとの接触部分を中心として支えられている。従って,
上記ロックボールは,ロック溝に対して回動可能に係合
された状態となる。
【0015】そのため,上記フォークシャフトが移動す
る時には,ロックボールが円滑に回動する。このため,
シフトフィーリングが向上する。従って,本発明によれ
ば,自動車等の車両における操作レバーのシフトフィー
リングに優れた,トランスミッションのシフト機構を提
供することができる。
【0016】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかるトランスミッションのシフト機
構につき,図1を用いて説明する。本例のトランスミッ
ションのシフト機構1は,図示されていない操作レバー
によって移動されるフォークシャフト2と,該フォーク
シャフト2に設けた3箇所のロック溝20,21,22
と,該ロック溝20,21,22に係合するロックボー
ル11を有するロック手段10とよりなる。
【0017】そして,上記ロック手段10は,ハウジン
グ14と,該ハウジング14に設けた収納穴140と,
該収納穴14の下端部より順次上方へ収納したロックボ
ール11,コイルスプリング12,圧力調整部材13と
よりなる。更に,上記コイルスプリング12は上記ロッ
クボール11と接触する接触部121と,本体部122
とよりなる。なお,上記接触部121の直径は本体部1
22の直径の40%である。
【0018】そして,上記コイルスプリング12は,圧
力調整部材13と接触する上端部123の直径が接触部
121の直径と等しい。即ち,上記コイルスプリング1
2は上下対称の形状である。又,上記ロックボール11
及びコイルスプリング12は共にその直径が収納穴14
0より若干小さい。そして,上記ロックボール11及び
コイルスプリング12は,収納穴140に内接するよう
配置される。
【0019】なお,圧力調整部材13はボルト形状を有
し,収納穴140に対し,上方より螺合される。圧力調
整部材13は,その螺合深さを調整することにより,コ
イルスプリング12によるロックボール11の押圧状態
を調整する。次に,上記ロック溝20は山部201が曲
面形状を有する。即ち,上記山部201の頂点には弧状
部を設ける。
【0020】次に,作用効果につき説明する。本例のト
ランスミッションのシフト機構1を作動させるに当たっ
ては,まず操作レバーによりフォークシャフト2をF又
はBの方向へ前後動させる。これにより,ロック溝20
に係合しているロックボール11は他のロック溝21,
22に移動し,そちらに係合する。これにより,フォー
クシャフト2は前後動させた位置で固定される。
【0021】そして,コイルスプリング12の上記接触
部121は本体部122に比べて直径が小さい。すなわ
ち,コイルスプリング12と上記ロックボール11との
接触面積は小さい。このため,上記ロックボール11は
移動の際に自由に回動する。そのため,シフトフィーリ
ングが良好である。又,上記ロック溝20の山部201
は弧状部を設けることにより曲面形状を形成している。
よって,一層上記ロックボール11の移動が円滑にな
る。
【0022】更に,本例のシフト機構1に用いられてい
るコイルスプリング12は上下対称の形状を有する。こ
のため,部品組付けの際に上下方向について確認をする
必要がなくなる。また,上下方向について誤った組付け
を防止できる。従って,本例によれば,操作レバーのシ
フトフィーリングに優れた,トランスミッションのシフ
ト機構を提供することができる。
【0023】実施例2 本例は,図2に示すごとく,実施例1とは異なった形状
のコイルスプリング15を用いたものである。上記コイ
ルスプリング15は,ロックボール11と接触する接触
部151と圧力調整部材13の下端と接触する上端部1
53と本体部152とを有する。そして,上記コイルス
プリング15の接触部151は実施例1と同様である。
しかし,上記コイルスプリング15の上端部153の直
径は,本体部152と等しい。その他は,実施例1と同
様の構成である。
【0024】上記に示すコイルスプリング15は,直径
部分の絞り加工を片端のみに施せばよい。このため,実
施例1のコイルスプリングより簡単に製作することがで
きる。このため,コストが低い。その他は,実施例1と
同様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる,トランスミッションのシフ
ト機構の断面図。
【図2】実施例2にかかる,トランスミッションのシフ
ト機構の断面図。
【図3】従来のトランスミッションのシフト機構の要部
断面図。
【図4】従来のトランスミッションのシフト機構の展開
図。
【符号の説明】
1...シフト機構, 10...ロック手段, 11...ロックボール, 12...コイルスプリング, 121...接触部, 122...本体部, 123...上端部, 13...圧力調整部材, 14...ハウジング, 140...収納穴, 2...フォークシャフト, 20,21,22...ロック溝, 201...山部,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーによって移動されるフォーク
    シャフトと,該フォークシャフトに設けた複数のロック
    溝と,該ロック溝に係合するロックボールを有するロッ
    ク手段とよりなるトランスミッションのシフト機構にお
    いて,上記ロック手段は,ハウジングと,該ハウジング
    に設けた収納穴と,該収納穴の下端部より順次上方へ収
    納したロックボール,コイルスプリング,圧力調整部材
    とよりなり,かつ,上記コイルスプリングは上記ロック
    ボールと接触する接触部と,本体部とよりなり,上記接
    触部の直径は本体部の直径よりも小さいことを特徴とす
    るトランスミッションのシフト機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記接触部の直径は
    本体部の直径の30%〜95%であることを特徴とする
    とするトランスミッションのシフト機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記コイルス
    プリングは,圧力調整部材と接触する上端部の直径が,
    本体部よりも小さいことを特徴とするとするトランスミ
    ッションのシフト機構。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において,上記ロッ
    ク溝は山部が曲面形状を有することを特徴とするトラン
    スミッションのシフト機構。
JP34046393A 1993-12-07 1993-12-07 トランスミッションのシフト機構 Pending JPH07156679A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456878B1 (ko) * 2002-03-25 2004-11-10 현대자동차주식회사 자동변속기의 조작감 가변장치
KR100489399B1 (ko) * 2002-11-20 2005-05-16 현대자동차주식회사 변속조작기구의 포핏 어셈블리
CN102092286A (zh) * 2010-12-18 2011-06-15 襄樊宇清电动汽车有限公司 电驱动机械式变速动力传动系统及其控制系统
KR20160108729A (ko) * 2015-03-06 2016-09-20 현대자동차주식회사 변속레버의 오조작 방지구조
JP2020197639A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 本田技研工業株式会社 車両用運転訓練装置

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