JPH0715641Y2 - プレス機械のスクラップシュート蓋装置 - Google Patents

プレス機械のスクラップシュート蓋装置

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JPH0715641Y2
JPH0715641Y2 JP1989027475U JP2747589U JPH0715641Y2 JP H0715641 Y2 JPH0715641 Y2 JP H0715641Y2 JP 1989027475 U JP1989027475 U JP 1989027475U JP 2747589 U JP2747589 U JP 2747589U JP H0715641 Y2 JPH0715641 Y2 JP H0715641Y2
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JP
Japan
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lid
press machine
scrap
scrap chute
opening
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JP1989027475U
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明 松井
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Aida Engineering Ltd
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Aida Engineering Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プレス機械に設けられるスクラップシュート
の蓋装置に関する。
〔背景技術〕 プレス機械には、プレス加工時に生じる材料の切断片を
プレス機械外部に除去するためのスクラップ処理手段が
設けられる。切断片が孔開け加工等のため金型の外縁部
より内側で生ずる場合には、従来、実開昭55-103031に
示されるように、プレス機械のベッド内にスクラップシ
ュートを配置し、金型から落下した切断片をこのスクラ
ップシュートによりプレス機械外部に排出するように
し、あるいは金型内にコンベアを配置し、このコンベア
により切断片をプレス機械近くの床に置いたバケットま
で搬送し、収納するようにしていた。また、切断片がト
リミング加工等のため金型の外縁部より外側で生ずる場
合には、金型の外部にシュートを設け、この金型シュー
トにより切断片をプレス機械近くの床に置いた前記バケ
ットまで案内し、収納するようにしていた。
以上のバケット方式によると、バケットが切断片でいっ
ぱいになるたびに作業者はバケットの運び出し、交換作
業を行わなければならないため、作業性の点で問題があ
った。
そこで、従来、プレス機械近くの床内に上下に延びるス
クラップシュートを設け、このスクラップシュートに金
型から落下した切断片を落とし込んで除去することが行
われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このようにプレス機械近くの床内に上下に延びるスクラ
ップシュートを設けた場合、このスクラップシュートの
上部の床面部分には蓋が設けられ、この蓋はプレス機械
に向かって開閉し、開くことによりスクラップシュート
への切断片の落とし込みができる状態となる。
切断片をスクラップシュートに確実に落とし込むことが
できるようにするためには、蓋がプレス機械に向かって
開いたときの開き角度を大きくすることが必要であり、
床に対して直角となる90度を越える開き角度にすること
が求められる。
しかし、このように蓋の大きな開き角度を得ようとする
と蓋の開閉ストロークも大きくしなければならないが、
蓋の開閉をシリンダ等の駆動源により自動的に行うよう
にした場合には、他の部材との干渉等との問題から駆動
源の駆動ストロークを大きくできない場合があり、従っ
て蓋の開閉ストロークが大きくなることは好ましくな
く、また、蓋の開閉を作業者が手作業で行うように構成
した場合にも、作業量を軽減する立場から、蓋の開閉ス
トロークが大きくなることは好ましくない。
本考案の目的は、蓋の開閉ストロークが小さいにもかか
わらず、プレス機械に向かって開いた蓋の開き角度を見
掛け上大きくできるプレス機械のスクラップシュート蓋
装置を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るプレス機械のスクラップシュート蓋装置
は、プレス機械近くの床に配置され、プレス機械に向か
って開閉する蓋を有するスクラップシュート蓋装置であ
って、前記蓋は、閉じると水平になる天部材と、この天
部材の裏面にプレス機械側から斜め下方に延びて設けら
れた傾斜部材とを含んで構成されたことを特徴とするも
のである。
蓋の開閉機構はシリンダ等の駆動源を使用した自動方式
でもよく、作業者による手動方式でもよい。
〔作用〕
蓋が閉じているときには天部材は水平となり、傾斜部材
は天部材の裏に隠れているが、蓋がプレス機械に向かっ
て開くとこの傾斜部材は外部に露出する。傾斜部材は天
部材に斜めに取り付けられているため、蓋は外観上、実
際の開き角度に傾斜部材の傾き角度を加えた角度分だけ
開いたようになり、小さな開閉ストロークにより大きな
見掛け上の開き角度を得られる。
〔実施例〕 第1図は本考案の一実施例に係る装置が適用されたプレ
ス機械1の平面図で、第2図は側面図である。プレス機
械1のベッド2の上面にはボルスタ3が配置され、ベッ
ド2は床4内のピットに納められているとともに、床4
内には上下方向に延びるスクラップシュート5がプレス
機械1の前後に設けられている。それぞれのスクラップ
シュート5の上端には蓋6が開閉自在に設けられ、この
蓋6は第1図の通りプレス機械1に接近して左右方向に
複数個、図示例ではプレス機械1の前側には3個、後側
には2個並設されている。
第2図の通りスクラップシュート5は上から順に入口部
5A、連絡部5B、ストレート部5C、出口部5Dとなってお
り、入口部5Aは蓋6毎に設けられ、それぞれの入口部5A
は下方に向かって先細り形状となっている連絡部5Bを介
して1本のストレート部5Cに共通して接続され、出口部
5Dの下方にはスクラップコンベア7が配置されている。
それぞれの蓋6の開閉機構は同じとなっており、この開
閉機構は第3図で示され、また、それぞれの蓋6は左右
寸法を除き同じ形状、構造となっており、これは第4図
で示されている。蓋6は、蓋6が閉じたときに水平とな
る天部材8と、この天部材8の裏面にプレス機械1側か
ら斜め下方に延びて設けられた傾斜部材9と、天部材8
の裏面の左右両側に設けられた側部材10とからなり、こ
れらの部材8,9,10はそれぞれ金属板で形成され、蓋6は
天部材8と傾斜部材9とにより側断面三角形となってい
る。
第3図の通り天部材8はスクラップシュート5の入口部
5Aを構成している前後板11,12の間隔よりも長い寸法を
有し、傾斜部材9、側部材10は前後板11,12の間に収ま
るように天部材8の裏面に取り付けられているととも
に、後板12から後方に延びる天部材8の後部の裏面には
ブラケット13が取り付けられ、このブラケット13には後
板12の軸受14で支承された水平な回動中心軸15が挿通さ
れ、この軸15を中心に蓋6はプレス機械1に向かって開
閉自在となっており、閉じたときには天部材8は前記床
4と同一水平面となり、床4の一部となるようになって
いる。
後板12の背後にはシリンダ16が上向きに配置され、この
シリンダ16は下端がピン17で揺動自在に取り付けられて
いるとともに、ピストンロッド16Aの先端はピン18でブ
ラケット13に連結されている。従って、シリンダ16の伸
縮作動により蓋6は軸15を中心に開閉する。
シリンダ16によるそれぞれの蓋6の開閉は、プレス機械
1に使用される金型に応じて図示しない制御装置により
選択的に行われる。すなわち、金型交換すると材料から
生ずる切断片の場所が異なることになるため、金型交換
した場合には切断片が生ずる場所と対応している蓋6が
制御装置によって自動的に開くようになっている。
次に作用について説明する。
金型交換すると、前述の通り切断片が生ずる場所と対応
している蓋6がシリンダ16により第3図中二点鎖線で示
す通りプレス機械1に向かって開き、その他の蓋6は閉
じ、従って閉じている蓋6の天部材8を踏んで作業者は
プレス加工中に必要な作業を行うためプレス機械1に近
づくことができる。第2図で示すスライド19の上下動に
より上型20と下型21とで材料はプレス加工され、このプ
レス加工で型20,21の外縁部より外側で生じた切断片は
金型シュート22に案内されながら蓋6が開いているスク
ラップシュート5の入口部5A内に落下し、以後、切断片
はスクラップシュート5の各部分5B,5C,5Dを通ってスク
ラップコンベア7上に達し、このコンベア7により所定
位置まで運ばれる。
以上において、第3図の実線で示す通り蓋6が閉じてい
る場合には前記傾斜部材9は天部材8の裏側に隠れてい
るが、蓋6が開いた場合には傾斜部材9は外部に露出す
る。シリンダ16による蓋6の開き角度がθ1であって
も、天部材8に対して傾斜部材9はθ2の傾き角度をも
っているため、傾斜部材9が外部に露出することによ
り、蓋6は外観上θ1+θ2で開いたようになり、θ1が9
0度、θ2が30度の場合には、蓋6は120度の見掛け開き
角度を有するようになる。
従って、蓋6の開閉ストロークが小さく、シリンダ16の
伸縮ストロークが短くても、蓋6は大きく開いたように
なり、プレス機械1の型20,21から落下してくる切断片
がスクラップシュート5の入口部5Aから外れるのを蓋6
によって防止でき、切断片を確実に入口部5Aに導き、落
とし込むことができるようになる。
また、蓋6が開いたときには蓋6は蓋開閉駆動源である
シリンダ16の上方を覆うようになるため、落下してくる
切断片からシリンダ16を保護できるようになる。また、
シリンダ16は蓋6の下部後側に配置され、蓋6の側部に
配置されていないため、第1図で示す通り複数の蓋6を
プレス機械1の左右方向に隙間なく連続して並べること
ができるようになり、この結果、前述した通り金型交換
した場合に切断片が生ずる場所と対応する蓋6だけを選
択的に開く構成とすることができる。さらに、蓋6が開
いたときに外部に露出する蓋6の裏面には傾斜部材9、
側部材10だけが設けられ、この裏面を凹凸のない平滑面
にできるため、切断片を滑らかに案内してスクラップシ
ュート5の入口部5Aに導くことができる。
以上説明した本実施例では蓋6はシリンダ16により自動
開閉するものとなっていたが、蓋を作業者が手作業で開
閉するように構成した場合にも本考案に係る装置は適用
できる。また、本考案に係る装置は前記実施例のように
蓋がプレス機械の左右方向に複数並設されている場合だ
けではなく、1個の蓋だけが設けられている場合にも適
用でき、さらに、蓋を自動開閉するようにした場合に
は、蓋の開閉駆動源の配置位置は前記実施例のものに限
定されない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、蓋の開閉ストロークが小さいにもかか
わらず、プレス機械に向かって開いた蓋の開き角度を見
掛け上大きくできるようになり、プレス機械の金型から
落下してくる切断片をスクラップシュートに確実に落と
し込むことができるようになる。即ち、換言すると、傾
斜部材9があるから、軸15の上方に来たスクラップをス
クラップシュート5に導くことが出来るから、広い範囲
でスクラップを集めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る装置が適用されたプレ
ス機械の平面図、第2図は側面図、第3図は蓋の開閉機
構を示す第2図の要部拡大断面図、第4図は蓋を示す斜
視図、第5図は第3図のV−V線断面図である。 1……プレス機械、2……ベッド、3……ボルスタ、4
……床、5……スクラップシュート、6……蓋、7……
スクラップコンベア、8……天部材、9……傾斜部材、
10……側部材、15……回動中心軸、16……シリンダ、19
……スライド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクラップシュートの入口部(5A)に揺動
    自在に設けられたスクラップシュートの蓋(6)であっ
    て、前記入口部(5A)のスクラップの通る通路の外側に
    揺動用の支点を有すると共に、入口部(5A)の開口部を
    開閉する天部材(8)を有し、蓋(6)が揺動して前記
    開口部が開かれた状態で、前記支点の上部に位置してス
    クラップを入口部分に導く角度の傾斜部材(9)を天部
    材(8)に固設したことを特徴としたプレス機械のスク
    ラップシュート蓋装置。
JP1989027475U 1989-03-10 1989-03-10 プレス機械のスクラップシュート蓋装置 Expired - Lifetime JPH0715641Y2 (ja)

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JPH02118622U JPH02118622U (ja) 1990-09-25
JPH0715641Y2 true JPH0715641Y2 (ja) 1995-04-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5971861B2 (ja) * 2013-03-21 2016-08-17 株式会社エイチアンドエフ スクラップ排出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152333U (ja) * 1982-04-01 1983-10-12 アイダエンジニアリング株式会社 スクラツプの案内装置
JPS59157735U (ja) * 1983-03-14 1984-10-23 マツダ株式会社 プレススクラツプの排出装置
JPS63189443U (ja) * 1987-05-29 1988-12-06

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JPH02118622U (ja) 1990-09-25

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