JPH0715546Y2 - 医療用治療台における支脚装置 - Google Patents

医療用治療台における支脚装置

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JPH0715546Y2
JPH0715546Y2 JP1991114116U JP11411691U JPH0715546Y2 JP H0715546 Y2 JPH0715546 Y2 JP H0715546Y2 JP 1991114116 U JP1991114116 U JP 1991114116U JP 11411691 U JP11411691 U JP 11411691U JP H0715546 Y2 JPH0715546 Y2 JP H0715546Y2
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crotch
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弘二 山根
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Takara Belmont Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、医療用治療台、特に産
科用検診台及び分娩台において、治療の際の被施術者の
脚を支持するための医療用治療台における支脚装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の手術台、産科用検診台及び分娩台
などの医療用治療台における支脚装置は、図6に示す如
く、治療台等のシート(図示されていないが)に取り付
けられた支持杆22にブラケット21が前後方向に摺動
可能に、又回動部21aの部分で床面に対して水平に回
動するように取り付けられており、該ブラケット上端に
は、股受け19が、ピン20で前後方向に回転可能にな
っている。又前記した股受け19の支板19aの前下方
には、踵を支持するための支持ブラケット23が取り付
けられ、踵受け用の支持棒24が固定されている。
【0003】さらには、図7及び図8に示すように、股
受け19の形状は、前後方向に向かって、中心線よりほ
ぼ対称となるように形状を成しているものがほとんどで
ある。このように従来の支脚装置は、手術中における被
施術者の体形に合わせた又被施術者の力みなどにより、
股受けは前後方向又は左右方向に揺動又は回動自在にな
っているものの、施術時には締着レバーなどで固定して
施術するために、長時間にわたる施術時などは、股部及
び膝裏部などに無理な負荷が加わり、被施術者に対して
苦痛感を与えるものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述したように従来の
この種の手術台、産科用検診台及び分娩台などの医療用
治療台における支脚装置は、長時間にわたる施術時など
の際に、被施術者に対して股部及び膝裏部などに無理な
負荷が加わるために、股部及び膝裏部などへの負荷を少
しでも解消し、膝部を上げた状態で本来ある自然体での
施術を行ってもらおうというものである。
【0005】従って、被施術者の体形に合った、又被施
術者自身が左右揺動、前後回動など微動作させることに
より、自由に位置決定行えるように、被施術者に対して
あまり苦痛を与えずに施術できるような支脚装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の目的を
達成するための手術台、産科用検診台及び分娩台などの
医療用治療台における支脚装置に関し、傾動可能な背凭
れ6及びシート8が設けられた治療台において、シート
8の両側部に設けられた側板部3に背凭れ6の動作に追
従するように第1アーム9が取り付けられ、該第1アー
ム9の前方先端部にはホルダー11aが一体的に形成さ
れた第2アーム11が回動自在に取り付けられている。
【0007】さらにはホルダー11aには上方部に、股
受け12を保持する支持杆12aが自由方向に回動する
ように支持されている。他方、該ホルダー11aの下方
向には、踵受け17を支持するための支持杆15が回動
自在に嵌挿されている。又、前記した股受け12は、被
施術者側から外側方向に大きく膨らませる形状を成し、
膝部を上げた状態での自然体すなわちO脚状態を維持す
るように工夫されている。
【0008】以上のように、第2アーム11の回動によ
る左右方向への微動、股受け12の自由自在な方向への
回動及び股受け12の外側を凸部にした人間工学的検地
からの股受け形状、さらには股受け12位置状態での踵
受け17の回動など、被施術者の適正治療位置が決定で
き、その状態での施術が可能となるものである。
【0009】
【作用】以上のような構成であるため、治療を行う際、
シート8が下降位の状態、かつ背凭れ6が起きた状態で
被施術者を導入させ、この時に被施術者は股受け12に
足を載せ、踵を踵受け17に載せる。
【0010】この状態で、第2アーム11は左右に回動
するため、開脚状態の確認、又股受け12が自由に回動
するようになっているために、被施術者の体形に合わせ
て適正位置に、又これとは別に踵受け17も左右方向に
回動するようになっているため、被施術者が自由に足の
位置を決定することができ、適正位置の状態で、固定レ
バー13で固定することにより最適正位置での治療状態
が得られるものである。次に、施術者の施術しやすい位
置まで上昇させ、その後背凭れ6を傾倒させると、第1
アーム9は背凭れ6の傾動に追従するように動作するよ
うになっている。
【0011】
【考案の実施例】次に、本考案の実施例を図1〜図5を
もとに以下に説明する。1は基台で、その上部には昇降
部2があり、3は側板で、4はシリンダー、6は背凭れ
で、ブラケット5で連結された前記シリンダー4によ
り、傾倒可能になっている。
【0012】7は背凭れ6の側方部に装着された脇部支
持板、8はシート、9は第1アームで側板3に回動自在
に軸支され、図示していないが、背凭れ6の傾動に追従
して傾動するようになっている。前記第1アーム9上に
は手摺り9aが一体的に構成されており、11は第2ア
ームで、一方が第1アーム9に軸ピン10により水平方
向に回動自在に軸支されており、他方はホルダー11a
が一体的に形成されている。又軸ピン10は、第1アー
ム9に螺合され、ツマミ10aにより固定、解除できる
ようになっている。
【0013】12は股受けで、支板12aに固定されて
おり、支板12aには先端部が球形状を有する転子12
bが固定されており、ホルダー11a内で2部材で構成
された締着杆14に回動自在に支持されている。前記締
着杆14は、軸ピン13aが螺嵌されており、固定レバ
ー13の回動により軸ピン13aを回動させ、締着杆1
4を締着するようになっている。15は踵受け17を支
持するための支持杆で、該支持杆15の上方部は、前記
締着杆14に回動自在に支持されている。
【0014】従って、支板12の転子12b及び支持杆
15の係合部15aは、固定レバー13及び軸13aを
介して、締着杆14によりそれぞれ締着できるようにな
っている。18は治療時に必要な機器、トレイなどを置
く補助台である。さらには股受け12の平面形状を外側
方向に膨らんだ形状に成しており、膝を曲げた状態での
自然体であるO脚状態を維持できるようにしている。
【0015】以上のように、治療の際にシート8が下降
位の状態でかつ背凭れ6が起きた状態で被施術者を座ら
せ、この際に被施術者の足を股受け12に載せ、踵を踵
受け17に載せることにより、被施術者の着座状態とな
る。この位置で被施術者が自由に足の位置を決定するこ
とができ、この時点で固定レバー13により固定させ
る。次に、背凭れ6を傾倒させることにより、施術者の
治療部位まで上昇させ治療に入る。さらには股受け12
は、外側方向に膨らんだ形状を成しており、膝を曲状態
での自然体であるO脚状態を維持することができ、この
ようにすれば、被施術者の体形に合った自然体での安楽
な状態での治療が可能となる。本考案では、第1アーム
9が背凭れ6に連結され追従するように説明されている
が、シート8の傾動に連動又は固定させることもでき
る。
【0016】
【考案の効果】本考案は前記したように、2部材からな
る締着杆に股受けと踵受けを取付けた支持杆を挿入した
ので、締着杆に螺合された固定レバーを緩めることによ
り、股受けと踵受けを変位させることができ、従って、
被施術者自身が左右揺動、前後回動など微動作すること
により、被施術者の体形に合った位置決めができ、その
結果、股部および踵部への負荷を解消して長時間の被施
でも自然体で疲れることがないものである。
【0017】また、股受けの被施術者の膝外側に当たる
部分を、人間工学的検地より外側に膨らませたことによ
り、膝部を曲げた状態での自然体、すなわち、O脚状態
を維持することができるので、脚部に無理な負担をかけ
ることがない等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の支脚装置が取り付けられた治療
台の全体の側面図である。
【図2】図2は本考案の支脚装置が取り付けられた治療
台の全体の平面図である。
【図3】図3は本考案の股受けの一部断面図である。
【図4】図4は本考案の股受けの平面図である。
【図5】図5は本考案の股受けのA−A断面図である。
【図6】図6は従来の股受けの一部断面図である。
【図7】図7は従来の股受けの平面図である。
【図8】図8は従来の股受けのB−B断面図である。
【符号の説明】
1 基台 3 側板 4 シリンダー 6 背凭れ 7 腕部支持板 8 シート 9 第1アーム 9a 手摺り 10 軸ピン 11 第2アーム 11a ホルダー 12 股受け 12b 転子 13 固定レバー 14 締着杆 15 支持杆 17 踵受け

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在なシート8および傾動自在な背
    凭れ6を有する治療台において、前記シートの昇降部側
    に取付けた第1アーム9と、該第1アームの前方先端に
    水平方向に回動、かつ、固定自在に取付けた第2アーム
    11と、該第2アームの先端に形成した筒状のホルダー
    11a内に収納した2部材で構成した締着杆14と、該
    締着杆に軸ピン13aが螺合され、回転することにより
    2部材の間隔を調整する固定レバー13と、平面形状に
    おいて外側に膨らんだ形状の側壁を有し、下端の球状転
    子12bを前記締着杆の上部に全方向に回動可能に挿入
    した股受け12と、下方部に踵受け17を有し、上部の
    係合部15aを前記締着杆の下部に水平方向に回動可能
    に挿入した支持杆15とを具備し、前記固定レバーによ
    る前記締着杆の締めつけにより前記股受けと前記支持杆
    を固定できるようにしたことを特徴とする医療用治療台
    における支脚装置。
  2. 【請求項2】 前記股受け12の平面形状が外測方向に
    膨らんだ形状を成したことを特徴とする請求項1の医療
    用治療台における支脚装置。
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JPS5933531A (ja) * 1982-08-18 1984-02-23 Alps Electric Co Ltd 漢字入力装置
JPS6061008A (ja) * 1983-09-13 1985-04-08 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 気液分離装置

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